JP6609502B2 - 車両のサイクリスト保護装置 - Google Patents

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本発明は、車両のサイクリスト保護装置に関する。
自動車といった車両では、車外を移動する歩行者と衝突する可能性がある。
特許文献1、2では、フード上で複数のエアバッグを平らに並べて展開する。
これにより、車両の前面に衝突した歩行者の上体とフードとの間にエアバッグを平らに展開させて、当たりを弱めることができる。
特開2010−012966号公報 特開平09−030368号公報
ところで、自動車といった車両では、歩行者以外にも、たとえば自転車に乗車したサイクリストと衝突する可能性もある。
そして、サイクリストと自動車とが衝突した場合、サイクリストの腰位置が高いため、上記特許文献1、2の保護装置では、好適にサイクリストを保護することができない可能性がある。
サイクリストは、衝突後に自動車のフードに乗り上げ、腰部がフードに引っ掛かり、その後撓んだフードにより跳ね上げられることがある。このような衝突形態に対して、上記特許文献1、2の保護装置は十分に機能し得ない可能性がある。
このように、車両では、衝突したサイクリストの保護性能を向上させることが求められている。
本発明に係る車両のサイクリスト保護装置は、車両の乗車部より前へ突出する前部の上面を形成するフードと、前記フードの前側に位置してサイクリストの衝突により後側へ押し込まれるように変形可能な先端部と、前記先端部から後側へ向かって前記フードの下側まで延在するロッド部材と、前記フードにおいて前記ロッド部材の後側に離間して設けられるフード側係合部材と、を有し、前記先端部が変形して前記ロッド部材が後方へ移動することにより、前記ロッド部材の後端と前記フード側係合部材とが係合する。
好適には、前記ロッド部材の後端には、ロッド側係合部材が設けられ、前記ロッド側係合部材は、前記フード側係合部材を上下から挟み込んで係合する、とよい。
好適には、前記ロッド部材は、前記車両の前後方向に沿って設けられる、とよい。
好適には、前記ロッド部材は、前記車両の車幅方向中央から左右へオフセットした前端の位置から、前記車両の車幅方向中央へ向かうように、前記車両の前後方向に対して斜めに設けられる、とよい。
本発明では、フードの前側に位置する先端部が、サイクリストの衝突により後側へ押し込まれるように変形できる。そして、ロッド部材は、先端部から後側へ向かってフードの下側まで延在し、フード側係合部材が、フードにおいてロッド部材の後側に離間して設けられる。このため、先端部が変形してロッド部材が後方へ移動すると、ロッド部材の後端とフード側係合部材とが係合する。よって、先端部に衝突したサイクリストが、その後に後側へ移動してフードに乗ったとしても、フードが上下に撓み難くなる。荷重で撓んだフードによりサイクリストが跳ね上げられてしまうことが起き難くなる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の側面透視図である。 図2は、サイクリストとの衝突形態の一例の説明図である。 図3は、歩行者との衝突形態の一例の説明図である。 図4は、本実施形態でのサイクリスト保護装置の説明図である。 図5は、本実施形態でのサイクリストとの衝突形態の一例の説明図である。 図6は、本実施形態のサイクリスト保護装置の変形例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の側面透視図である。図1には、自動車1の側面が、その前を横切るサイクリストとともに図示されている。
自動車1は、車両の一例である。
図1の自動車1の車体は、前部2、乗車部3、および後部4を有する。
前部2は、乗車部3より前へ突出する部分である。前部2には、エンジン、電気モータ等の動力ユニットが配置される。前部2の上面には、フード5が開閉可能に設けられる。また、フード5の前側には、バンパーを含むノーズコーン6が設けられる。前部2の上面は、フード5とノーズコーン6の上面とにより構成される。
乗車部3には、乗車した乗員が着座するシートなどが設けられる。乗車部3の前面には、前部2の上面の上側となる位置にフロントガラス7が設けられる。
後部4は、乗車部3より後へ突出する部分である。後部4には、ラッゲージスペースが設けられる。
図2は、サイクリストとの衝突形態の一例の説明図である。
サイクリストが自動車1の前に衝突すると、サイクリストの腰位置が高いため、図2(A)に示すように、サイクリストは衝突後に自動車1のフード5に乗り上げる。
そして、乗り上げたサイクリストの荷重により図2(B)に示すようにフード5か窪み変形し、その後に図2(C)に示すようにフード5がサイクリストを押し上げる。
このようにフード5で押し上げられたサイクリストは、自動車1とサイクリストの相対速度および相対移動方向に従って、図2(D)に示すようにたとえば後方へ移動する。この際、サイクリストの頭部がフロントガラス7に当たる可能性もある。
図3は、歩行者との衝突形態の一例の説明図である。
図3に示すように、歩行者が自動車1の前に衝突すると、歩行者の上体が腰位置を支点として自動車1のフード5へ向かって下へ回転する。このように、歩行者は、衝突後にフード5に乗り上げにくい。また、フード5の上を後方へ向かって移動することも起き難い。
このように、歩行者との衝突形態と、サイクリストとの衝突形態とは異なる。よって、歩行者の保護のために、フード5の上に平らにエアバッグを展開させたとしても、サイクリストを好適に保護することは難しい。
本実施形態では、衝突したサイクリストの保護性能を向上させる。
図4は、本実施形態でのサイクリスト保護装置11の説明図である。図4(A)は、車両の前部2の部分側面図である。図4(B)は、車両の前部2の上面図である。
図4のサイクリスト保護装置11は、先端部12、ロッド部材13、ロッド側係合部材14、フード側係合部材15、を有する。
先端部12は、フード5の前側に位置するノーズコーン6の上部中央に形成される。ノーズコーン6は、先端部12を含めて樹脂材料で可撓可能に形成される。これにより、先端部12は、サイクリストが前から衝突した場合、後側へ押し込まれるように変形することができる。
ロッド部材13は、長尺の棒状部材である。ロッド部材13の前端は、先端部12に連結される。ロッド部材13は、先端部12から後側へ向かってフード5の下側まで延在する。ロッド部材13の後端は、フード5の前後方向中央部の下側に位置する。
ロッド側係合部材14は、ロッド部材13の後端に連結される。ロッド側係合部材14は、一対の突出片が上下に離間して並ぶように略コ字形状に形成される。
フード側係合部材15は、フード5の前後方向中央部において下に突出して設けられる。詳しくは、ロッド側係合部材14から少し後側へ離間した位置に設けられる。また、フード側係合部材15は、たとえば球体である。球状のフード側係合部材15は、ロッド側係合部材14の一対の突出片の間に入るサイズに形成される。
そして、これらロッド部材13、ロッド側係合部材14、およびフード側係合部材15は、車両の車幅方向のセンターにおいて、前後方向に並んで設けられる。
図5は、本実施形態でのサイクリストとの衝突形態の一例の説明図である。
図5(A)に示すように、自動車1と衝突したサイクリストは、前から車両の前部2に当たる。これにより、図5(B)に示すように、先端部12は、後側へ押し込まれるように変形する。また、先端部12が後側へ押し込まれると、ロッド部材13も後側へ移動し、ロッド側係合部材14がフード側係合部材15と係合する。ロッド側係合部材14の一対の突出片の間に、球状のフード側係合部材15が挟まる。これにより、フード5の前後方向中央部は、上下に撓み難くなる。
その後、図5(C)に示すように、先端部12に当たったサイクリストが後方へ移動すると、フード5の上に乗る。フード5には、サイクリストの荷重が作用する。しかしながら、フード5は、上下に撓み難くなっているので、フード5がサイクリストを押し上げるように変形し難い。
以上のように、本実施形態では、フード5の前側に位置する先端部12が、サイクリストの衝突により後側へ押し込まれるように変形できる。そして、ロッド部材13は、先端部12から後側へ向かってフード5の下側まで延在し、フード側係合部材15が、フード5においてロッド部材13の後側に離間して設けられる。このため、先端部12が変形してロッド部材13が後方へ移動すると、ロッド部材13の後端とフード側係合部材15とが係合する。よって、先端部12に衝突したサイクリストが、その後に後側へ移動してフード5に乗ったとしても、フード5が上下に撓み難くなる。荷重で撓んだフード5によりサイクリストが跳ね上げられてしまうことが起き難くなる。
また、本実施形態では、ロッド部材13の後端にはロッド側係合部材14が設けられ、このロッド側係合部材14がフード側係合部材15を上下から挟み込んで係合する。よって、サイクリストの荷重が作用したフード5は、上下に撓み難くなる。
また、本実施形態では、ロッド部材13は、車両の前後方向に沿って設けられる。よって、車両の前に衝突したサイクリストがそのまま後側へ移動してフード5に当たる箇所を、上下に撓み難くすることができる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
図6は、本実施形態のサイクリスト保護装置11の変形例の説明図である。
図6では、ロッド部材13、ロッド側係合部材14、およびフード側係合部材15は、左右それぞれに設けられる。
各組において、ロッド部材13は、車両の車幅方向中央から左右へオフセットした前端の位置から、車両の車幅方向中央へ向かうように、車両の前後方向に対して斜めに設けられる。そして、その後端に、ロッド側係合部材14が設けられ、その延長上の離間した位置に、フード側係合部材15が設けられる。
この場合にも、車両の前部2の先端部12の左右にサイクリストが衝突することにより、各組においてロッド側係合部材14とフード側係合部材15とが係合し、これによりフード5の中央部分が上下に撓みにくくなる。よって、衝突後に斜め後ろへサイクリストが移動してフード5に乗ったとしても、フード5がサイクリストを押し上げるように変形し難くなる。車両の前に衝突したサイクリストが斜めに後側へ移動してフード5に当たる箇所を、上下に撓み難くすることができる。
1…自動車(車両)
2…前部
3…乗車部
4…後部
5…フード
6…ノーズコーン
7…フロントガラス
11…サイクリスト保護装置
12…先端部
13…ロッド部材
14…ロッド側係合部材
15…フード側係合部材

Claims (4)

  1. 車両の乗車部より前へ突出する前部の上面を形成するフードと、
    前記フードの前側に位置してサイクリストの衝突により後側へ押し込まれるように変形可能な先端部と、
    前記先端部から後側へ向かって前記フードの下側まで延在するロッド部材と、
    前記フードにおいて前記ロッド部材の後側に離間して設けられるフード側係合部材と、
    を有し、
    前記先端部が変形して前記ロッド部材が後方へ移動することにより、前記ロッド部材の後端と前記フード側係合部材とが係合する、
    車両のサイクリスト保護装置。
  2. 前記ロッド部材の後端には、ロッド側係合部材が設けられ、
    前記ロッド側係合部材は、前記フード側係合部材を上下から挟み込んで係合する、
    請求項1記載の車両のサイクリスト保護装置。
  3. 前記ロッド部材は、前記車両の前後方向に沿って設けられる、
    請求項1または2記載の車両のサイクリスト保護装置。
  4. 前記ロッド部材は、前記車両の車幅方向中央から左右へオフセットした前端の位置から、前記車両の車幅方向中央へ向かうように、前記車両の前後方向に対して斜めに設けられる、
    請求項1または2記載の車両のサイクリスト保護装置。
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