JP6607119B2 - 運転者緊急対応システム及び車両側対応装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転者が意識を失ったような場合に適切な対応をすることができる運転者緊急対応システム及び車両側対応装置に関する。
運転者の状況及び車両の周囲の状況を監視し、それら状況に応じて事故抑止のために、車両を自動的に停止させたり、周囲に通知したり、救急センターに通報したりするシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。このシステムによれば、運転者が意識を失ったような場合に、車両を自動的に停止させることができるので、車両の事故を防止することができる。
特開2000−301963号公報
上記従来構成においては、車両の事故を防止することができるが、運転者が車両を運転操作できなくなるような緊急事態が発生したことを救急センターへ通報するだけである。このため、救急センターでは、運転者の異常状態に関する情報がほとんどないため、運転者に対する救護方法については、ほとんど検討することができないという問題がある。
本発明の目的は、運転者が車両を運転操作できなくなるような緊急事態が発生したときに、運転者の救護を十分行なうことができる運転者緊急対応システム及び車両側対応装置を提供することにある。
請求項1の発明は、車両に搭載された車両側対応装置(2)と、この車両側対応装置(2)と通信可能に設けられ救急センタに配置されたセンタ側対応装置(3)とを備えた運転者緊急対応システム(1)であって、前記車両側対応装置(2)は、運転者の状態を検出する運転者状態検出部(10)と、検出された運転者の状態に基づいて運転者が車両を運転できるか否かを判断する運転判断部(10)と、運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させると共に、運転者の生体情報と車両情報をセンタ側対応装置(3)へ送信する停止送信部(10)と、車両を目的地まで自動運転する自動運転部(17)とを備え、前記センタ側対応装置(3)は、前記車両側対応装置(2)からの運転者の生体情報と車両情報を受信する受信部(22)と、受信した運転者の生体情報と車両情報に基づいて、救急車を手配する、または、医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを前記車両側対応装置(2)へ送信する手配送信部(23)と、受信した車両情報に基づいて前記医療機関を目的地として自動運転を実行することにより前記医療機関に到着するまでに要する第1の時間を算出する第1の時間算出部(23)と、受信した車両情報に基づいて救急車を手配し、前記救急車によって運転者を前記医療機関まで搬送するのに要する第2の時間を算出する第2の時間算出部(23)とを備え、前記センタ側対応装置(3)は、第1の時間と第2の時間を比較することにより、運転者を医療機関へ搬送するのに要する時間が短くなる対策を選択して実施するように構成され、また、搬送先の医療機関が、車両の自動走行条件に適合する医療機関であるときには、医療機関を目的地として自動運転を実行する対策を積極的に選択するように構成されており、前記車両側対応装置(2)は、前記センタ側対応装置(3)から医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを受信したときには、医療機関の位置を目的地として自動運転を実行するように構成されたものである。
第1実施形態を示す運転者緊急対応システムのブロック図 車両側対応装置の運転者管理ECUの制御のフローチャート センタ側対応装置の制御装置の制御のフローチャート 運転可否判断処理のフローチャート 緊急停止のメッセージの一例を示す図 緊急患者搬送中のメッセージの一例を示す図 運転者の生体情報の一例を示す図 車両情報の一例を示す図 センタ側対応装置における運転者の情報及び車両情報の表示態様の一例を示す図 医療機関の位置情報の一例を示す図 運転者の脳波の検出情報の一例を示す図 異常脳波パターンの例を示す図 運転者画像の一例を示す図
以下、第1実施形態について、図1ないし図13を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の運転者緊急対応システム1は、車両に搭載された車両側対応装置2と、救急センタに配設されたセンタ側対応装置3とから構成されている。車両側対応装置2とセンタ側対応装置3との間は、公衆回線網である無線通信網例えば携帯電話網4を介して通信可能に接続されている。
車両側対応装置2は、カメラ5と、生体センサ類6と、マイク7と、スピーカ8と、通信部9と、運転者管理ECU10と、GPS受信機11と、レーダ12と、走行状態センサ類13と、地図データ記憶部14と、スピーカ15と、表示装置16と、自動走行ECU17とを備えている。
カメラ5は、運転者の運転姿勢や顔等を撮影し、撮影した運転者画像を運転者管理ECU10へ出力する。生体センサ類6は、運転者の脳波、心電図、血圧等の生体情報を検出する各種のセンサで構成されており、検出した運転者の生体情報を運転者管理ECU10へ出力する。マイク7は、運転者の音声を入力して音声信号に変換し、変換した音声信号を運転者管理ECU10へ出力する。スピーカ8は、運転者管理ECU10から出力された音声や楽曲等の音信号を入力し、音声や楽曲等の音を出力する。
通信部9は、公衆回線網例えば携帯電話網4へ接続する広域通信を行う機能を有し、携帯電話網4を介して救急センタのセンタ側対応装置3と通信して通話やデータの送受信などを行う。
運転者管理ECU10は、カメラ5からの運転者画像と、生体センサ類6からの運転者の生体情報とを入力し、これら入力した情報に基づいて運転者の状態を判断し、運転者の状態の判断結果に基づいて車両の運転が困難になったか否かを判定する機能を有する。そして、運転者管理ECU10は、車両の運転が困難になったと判定したときに、車両の運転が困難になったことを示す情報と、運転者の状態の判断結果の情報と、運転者の生体情報と、後述する車両情報等とを、通信部9を介してセンタ側対応装置3へ送信する。
更に、運転者管理ECU10は、車両を停止させる必要があると判断したときには、車両停止信号を自動走行ECU17へ送信して車両を停止させる。また、運転者管理ECU10は、車両を自動運転させるときには、自動運転信号と目的地の情報を自動走行ECU17へ送信して車両を自動運転させる。また、運転者管理ECU10は、運転者がマイク7とスピーカ8を用いることにより、通信部9及び携帯電話網4を介して救急センタのセンタ側対応装置3のオペレータと通話することが可能なように構成されている。運転者管理ECU10は、運転者状態検出部、運転判断部、停止送信部としての各機能を有する。
GPS受信機11は、受信したGPS信号に基づいて車両の現在位置(例えば緯度・経度情報)を検出し、検出した現在位置の情報を自動走行ECU17へ送信する。レーダ12は、車両の前方の障害物等を検出し、検出した障害物情報(例えば距離情報等)を自動走行ECU17へ送信する。走行状態センサ類13は、車両の現在の状態を示す車両情報(例えば現在位置、走行可能距離、エンジンの状態、車両の各種のセンサの状態、タイヤの状態、自動運転可能の状態、車速、アクセルの開度、制動操作量、加速度、ステアリング操作量、各種ライトの点灯状態、警告灯の点灯状態等の情報)を検出する種々のセンサやECU等で構成され、検出した情報を自動走行ECU17へ送信する。
地図データ記憶部14は、例えば半導体メモリやハードディスクやDVD等で構成され、ナビゲーション機能や自動運転機能に用いる地図データ(例えば日本全国の道路地図データ及び制限速度のデータ、地形データ、施設データ、マップマッチング用のデータ、経路案内用の音声データ等)が記憶されている。自動走行ECU17は、地図データ記憶部14内の地図データを読み込むことが可能になっている。そして、自動走行ECU17は、各種のメッセージの音声や警告音等をスピーカ15から出力すると共に、地図、案内経路、車両の現在位置、各種のメッセージ等を表示装置16に表示する。尚、表示装置16は、インストルメントパネルに設けられた表示装置、車両の後部ガラス(即ち、後部ウインドシールドガラス)の内面上部に設けられた表示装置(図5、6参照)等で構成されている。表示装置16は、表示部としての機能を有する。
また、自動走行ECU17は、運転者管理ECU10から目的地の情報と自動運転信号を受けると、現在位置から目的地までの案内経路を算出し、算出した案内経路を走行するように自動運転を実行する機能を有する。自動走行ECU17は、自動運転を実行するに際して、GPS受信機11、レーダ12、走行状態センサ類13、地図データ記憶部14から受信した現在位置の情報、障害物情報、車両情報、地図データ等に基づいて、車両のアクセル、ブレーキ、ステアリング等を自動的に操作するように構成されている。尚、自動走行ECU17は、GPS受信機11、レーダ12、走行状態センサ類13、地図データ記憶部14から受信した現在位置の情報、障害物情報、車両情報、地図データ等を運転者管理ECU10へ送信するように構成されている。自動走行ECU17は、自動運転部としての機能を有する。
また、救急センタのセンタ側対応装置3は、表示装置18と、入力装置19と、マイク20と、スピーカ21と、通信部22と、制御装置23とを備えている。表示装置18は、例えばカラー表示可能な液晶表示器や有機EL表示器などにより構成されている。入力装置19は、キーボードやマウス等により構成されている。マイク20及びスピーカ21は、救急センタのオペレータの通話時の発話音声の入力および受話音声の出力を行う。
通信部22は、公衆回線網例えば携帯電話網4へ接続する広域通信を行う機能を有し、携帯電話網4を介して車両側対応装置2や他の情報端末等と通信して通話やデータの送受信などを行う。
制御装置23は、車両側対応装置2から車両の運転が困難になったことを示す情報と運転者の状態の判断結果の情報と運転者の生体情報と車両の現在位置の情報と車両情報等とを受信し、運転者の救護の方法を検討し、検討結果に応じて、消防署24に通報して救急車の出動を手配したり、医療機関25に通報したり、医療機関25の位置の情報と医療機関25を目的地として車両を自動運転させる指示信号を車両側対応装置2へ送信したりする。そして、制御装置23は、受信した車両情報に基づいて医療機関25を目的地として自動運転を実行することにより医療機関25に到着するまでに要する第1の時間を算出する。また、制御装置23は、受信した車両情報に基づいて救急車を手配し、救急車によって運転者を医療機関25まで搬送するのに要する第2の時間を算出する。制御装置23は、手配送信部、第1の時間算出部、第2の時間算出部としての各機能を有する。
次に、車両側対応装置2の運転者管理ECU10の動作について、図2を参照して説明する。図2のフローチャートは、運転者管理ECU10の制御の内容を示す。まず、図2のステップS10においては、運転者の情報(例えばカメラ5からの運転者画像や生体センサ類6からの運転者の脳波、心電図、血圧等の生体情報等)及び車両情報(例えばGPS受信機11からの車両の現在位置の情報や走行状態センサ類13からの車両情報等)を取得する。
続いて、ステップS20へ進み、運転者管理ECU10は、上記取得した情報に基づいて車両の運転が可能であるか否かを判断する。この判断処理は、図4に示す制御によって実行されるものであり、後述する。
そして、ステップS30へ進み、運転者管理ECU10は、上記ステップS20の判断結果に基づいて運転者が車両の運転が可能であるか否かを判断する。ここで、車両の運転が可能であるときには(YES)、ステップS10へ戻る。
また、上記ステップS30において、車両の運転が可能でないときには(NO)、ステップS40へ進み、運転者管理ECU10は、車両の後部ガラス(即ち、後部ウインドシールドガラス)に設けられた表示装置16に緊急停止のメッセージを表示すると共に、図示しないサイレンを鳴動させる表示鳴動指示信号を自動走行ECU17へ送信する。これにより、自動走行ECU17は、図5に示すように、後部ガラス26の表示装置16に「救急患者停止中」のメッセージを表示すると共に、スピーカ15から緊急停止用のサイレンの音を出力する。
続いて、ステップS50へ進み、運転者管理ECU10は、車両を緊急停止させる停止指示信号を自動走行ECU17へ送信する。これにより、自動走行ECU17は、車両を緊急停止させる。そして、ステップS60へ進み、運転者管理ECU10は、運転者の情報(例えばカメラ5からの運転者画像や生体センサ類6からの運転者の脳波、心電図、血圧等の生体情報等)と、車両の現在位置の情報を含む車両情報(例えばGPS受信機11からの車両の現在位置の情報や走行状態センサ類13からの車両情報等)と、車両を運転できなくなったことを示す情報とを、救急センタのセンタ側対応装置3へ送信(即ち、通報)する。尚、救急センタへ送信する運転者の脳波や心電図等の生体情報の一例を、図7に示す。また、救急センタへ送信する車両情報の一例を、図8の表に示す。
この後、ステップS70へ進み、運転者管理ECU10は、救急センタからの応答を受信したか否かを判断する。ここで、救急センタからの応答がないときには(NO)、ステップS70の判断を繰り返す。
上記ステップS70において、救急センタからの応答があったときには(YES)、ステップS80へ進み、運転者管理ECU10は、受信した救急センタからの応答の中に、自動運転の指示があるか否かを判断する。ここで、自動運転の指示があるときには(YES)、ステップS90へ進み、運転者管理ECU10は、車両の後部ガラスの表示装置16に緊急搬送のメッセージを表示すると共に、サイレンを緊急搬送用の鳴動態様で鳴動させる表示鳴動指示信号を自動走行ECU17へ送信する。これにより、自動走行ECU17は、図6に示すように、後部ガラス26の表示装置16に「救急患者搬送中」のメッセージを表示すると共に、スピーカ15から緊急搬送用のサイレンの音を出力する。
続いて、ステップS100へ進み、運転者管理ECU10は、救急センタからの応答の中にある医療機関の位置の情報と自動運転を指示する自動運転指示信号を自動走行ECU17へ送信する。これにより、自動走行ECU17は、医療機関の位置を目的地として誘導経路を計算し、計算した誘導経路を車両が走行して上記医療機関に到着するように自動運転を実行する。これにより、図2の制御を終了する。
また、上記ステップS80において、自動運転の指示がないときには(NO)、ステップS110へ進み、運転者管理ECU10は、救急センタから運転者と通話する要求があるか否かを判断する。ここで、運転者と通話する要求があるときには(YES)、ステップS120へ進み、運転者管理ECU10は、マイク7とスピーカ8を用いることにより運転者と救急センタのオペレータとの間で通話を実行できるようにする。この後は、ステップS70へ戻り、救急センタからの次の応答を待つ。
次に、救急センタのセンタ側対応装置3の制御装置23の動作について、図3を参照して説明する。図3のフローチャートは、制御装置23の制御の内容を示す。この図3のステップS210においては、制御装置23は、車両側対応装置2から送信された情報を受信する。続いて、ステップS220へ進み、制御装置23は、受信した情報があるか否かを判断する。ここで、情報がなければ(NO)、ステップS210へ戻り、情報の受信を続ける。
また、上記ステップS220において、受信した情報があるときには(YES)、ステップS230へ進み、制御装置23は、車両側対応装置2から受信した情報の中から、運転者の情報(例えばカメラ5からの運転者画像や生体センサ類6からの運転者の脳波、心電図、血圧等の生体情報等)と、車両情報(例えばGPS受信機11からの車両の現在位置の情報や走行状態センサ類13からの車両情報等)と、車両を運転できなくなったことを示す情報とを取得し、内部のメモリに記憶する。続いて、ステップS240へ進み、制御装置23は、上記取得した運転者の情報及び車両情報を、表示装置18に表示する。図9は、運転者の情報及び車両情報の表示態様の一例を示す。この図9に示すように、運転者の脳波や心電図を表示すると共に、運転者画像を表示し、また、車両の位置、走行可能距離、エンジンの状態、車両センサの状態、タイヤの状態、自動走行可能の状態の各情報を表示する。更に、搬送先の医療機関の1つを表示すると共に、救急車使用時の上記医療機関到着予想時刻と、自動運転実行時の上記医療機関到着予想時刻とを計算し、これら計算結果を表示する。更にまた、表示装置18には、通話ボタン27、自動運転開始ボタン28、救急車確認手配ボタン29が表示されるように構成されている。
次いで、ステップS250へ進み、救急センタのオペレータは、表示装置18に表示された医療機関の確認及び医療機関へ通報を行なうと共に、救急車の確認を行ない、更に、必要に応じて運転者と通話したりして、運転者の搬送方法を判断する。尚、運転者と通話する場合には、通話ボタン27を操作することにより、マイク20及びスピーカ21を使用して通話する。
そして、ステップS260へ進み、制御装置23は、救急センタのオペレータによる搬送方法の判断結果が、自動運転であるか否かを判断する。ここで、判断結果が自動運転であるときには(YES)、ステップS270へ進み、制御装置23は、自動運転指示の制御信号と、医療機関の位置の情報(例えば図10に示す情報、緯度経度情報と医療機関の名称の情報)とを車両側対応装置2へ送信する。これにより、車両側対応装置2によって、前述したようにして自動運転が実行される。これにより、図3の制御を終了する。
また、上記ステップS260において、判断結果が自動運転でないときには(NO)、ステップS280へ進み、救急センタのオペレータが、医療機関への通報と、救急車の手配等とを実行する。これにより、図3の制御を終了する。
次に、運転者管理ECU10のステップS20の処理、即ち、運転者による車両の運転が可能であるか否かを判断する処理について、図4を参照して説明する。図4のフローチャートは、運転者管理ECU10の制御(即ち、運転可否判断処理)の内容を示す。
まず、図4のステップS310においては、運転者管理ECU10は、運転者の生体情報(生体センサ類6からの運転者の脳波、心電図、血圧等の生体情報等)を取得する。続いて、ステップS320へ進み、運転者管理ECU10は、取得した運転者の生体情報の各情報と、運転困難判定パターンまたは運転困難判定閾値等とを比較することにより、運転者による車両の運転が困難となったかどうかを判断する処理を行ない、判断結果を内部のメモリに記憶する。
この判断処理において、生体情報の中の例えば脳波情報を判断する場合について説明する。運転者に例えば癲癇の発作が起こった場合、運転者の脳波の波形には、図11に示すように、癲癇の発作によって棘のようにとがった波や、やや幅の広い大きなとがった波などが発生する。この運転者の脳波の波形と、予め内部のメモリに記憶している癲癇発作時の脳波パターン(例えば図12(e)参照)と比較することにより、運転者に癲癇が起こり運転が困難になったと判断する。尚、図12(a)〜図12(d)は、他の異常脳波パターンを示す。これら異常脳波パターンと、取得した運転者の脳波の波形とが、波形の特徴がほぼ一致すると判定されたときには、運転者の脳に異常が発生して運転が困難になったと判断する。
また、運転者の心電図についても、上記した脳波パターンの場合と同様にして、運転が困難になるおそれがある異常心電図パターンを内部のメモリに予め記憶しておき、それら異常心電図パターンと、取得した運転者の心電図の波形とが、波形の特徴がほぼ一致すると判定されたときに、運転者の心臓に異常が発生して運転が困難になったと判断する。また、運転者の血圧や脈拍等のデータについては、運転が困難になるおそれがある異常を判定するための閾値を内部のメモリに予め記憶しておき、それら閾値と、取得した運転者の血圧や脈拍等のデータとを比較して、閾値に達したと判定されたときには、運転者の血圧や脈拍等に異常(例えば昏睡や意識不明や心肺停止等)が発生して運転が困難になったと判断する。尚、運転者管理ECU10は、上記ステップS320の処理において判断した判断結果を内部のメモリに記憶するように構成されている。
この後は、ステップS330へ進み、運転者管理ECU10は、上記ステップS320における判断結果が問題(即ち、運転者の脳や心臓等の異常)であるか否かを判断する。ここで、判断結果が問題であるときには(YES)、ステップS400へ進み、運転者が車両を運転できないというフラグをオンし、この制御を終了する。
また、上記ステップS330において、判断結果が問題でない(即ち、運転者の脳や心臓等が異常なし)ときには(NO)、ステップS340へ進み、運転者管理ECU10は、カメラ5からの運転者画像を取得する。続いて、ステップS350へ進み、運転者管理ECU10は、取得した運転者画像に基づいて車両の運転が困難な状況であるか否かを判断する。この場合、運転者画像を画像認識処理することにより、例えば、運転者の顔の位置が横を向いたままであったり、運転者が目を閉じたままであったり、運転者画像が通常の運転時の姿勢と異なる姿勢、例えば意識を失ったような状態や苦しそうな状態等の姿勢の画像(例えば図13参照)であったりしたときに、運転が困難になったと判断する。そして、運転者管理ECU10は、上記ステップS350の処理において判断した判断結果を内部のメモリに記憶する。
次いで、ステップS360へ進み、運転者管理ECU10は、上記ステップS350における判断結果が問題(即ち、運転者画像が異常)であるか否かを判断する。ここで、判断結果が問題であるときには(YES)、ステップS400へ進み、運転者が車両を運転できないというフラグをオンし、この制御を終了する。
また、上記ステップS360において、判断結果が問題でないときには(NO)、ステップS370へ進み、運転者管理ECU10は、GPS受信機11、レーダ12及び走行状態センサ類13からの車両情報を取得する。続いて、ステップS380へ進み、運転者管理ECU10は、取得した車両情報に基づいて車両の運転が困難な状況であるか否かを判断する。この場合、取得した車両情報から、例えば、先行車に接近してもブレーキ操作が実行されなかったり、車両がカーブに差し掛かってもハンドル操作が行われなかったり、または、走行状況に応じた必要な運転操作が行われなかったりしたときに、運転が困難になったと判断する。そして、運転者管理ECU10は、上記ステップS380の処理において判断した判断結果を内部のメモリに記憶する。
次いで、ステップS390へ進み、運転者管理ECU10は、上記ステップS380における判断結果が問題(即ち、運転者の車両操作が異常)であるか否かを判断する。ここで、判断結果が問題であるときには(YES)、ステップS400へ進み、運転者が車両を運転できないというフラグをオンし、この制御を終了する。
また、上記ステップS390において、判断結果が問題でないときには(NO)、ステップS410へ進み、運転者管理ECU10は、運転者が車両を運転できないというフラグをオフし、この制御を終了する。
このような構成の本実施形態においては、車両側対応装置2の運転者管理ECU10によって、運転者の状態を検出し、検出した運転者の状態に基づいて運転者が車両を運転できるか否かを判断し、運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させると共に、運転者の生体情報と車両情報をセンタ側対応装置3へ送信するように構成した。この構成によれば、運転者に癲癇、心臓病、脳卒中等の発作が起きたり、心肺停止したりして車両を運転できなくなったときに、車両を停止させることができるので、事故の発生を防止することができる。そして、運転者が車両を運転できないときに、運転者の生体情報と車両情報をセンタ側対応装置3へ送信したので、センタ側対応装置3側において、運転者の病状等の状態を詳細に把握することが可能となるから、運転者の状態に対応する救護処置を検討して実行可能となるので、運転者の救護を十分行なうことができる。
また、本実施形態では、車両側対応装置2に、車両を目的地まで自動運転する自動走行ECU17を設け、センタ側対応装置3側では、受信した運転者の生体情報と車両情報に基づいて、救急車を手配する、または、医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを車両側対応装置2へ送信するように構成した。この構成によれば、救急車が迅速に到着する都会等で運転者が発病して車両を運転できなくなったときには、救急車を手配することにより、運転者を医療機関に速やかに搬送することができる。また、救急車が到着するまでに時間がかなり要する田舎や山間部等で運転者が発病して車両を運転できなくなったときには、センタ側対応装置3から医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを車両側対応装置2へ送信し、車両側対応装置2側においては、自動走行ECU17によって医療機関の位置を目的地として自動運転を実行するように構成したので、運転者を医療機関に速やかに搬送することができる。
また、本実施形態では、センタ側対応装置3の制御装置23によって、受信した車両情報に基づいて医療機関を目的地として自動運転を実行することにより医療機関に到着するまでに要する第1の時間を算出すると共に、受信した車両情報に基づいて救急車を手配し、手配した救急車によって運転者を医療機関まで搬送するのに要する第2の時間を算出するように構成した。この構成によれば、第1の時間と第2の時間を比較することにより、運転者を医療機関へ搬送するのに要する時間が短くなる対策を選択して実施することができる。尚、搬送先の医療機関が、車両の自動走行条件に適合する医療機関であるときには、医療機関を目的地として自動運転を実行する対策を積極的に選択するように構成しても良い。
更に、本実施形態では、車両側対応装置2において、運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させた場合に、車両が緊急停止していることを示すメッセージ(図5参照)を表示装置16に表示するように構成したので、車両の周囲にいる人々は、車両が緊急停止していることや、救急患者が車内にいることを明確に認識することができる。
また、本実施形態では、車両側対応装置2において、運転者が車両を運転できないときに、医療機関を目的地として自動運転を実行する場合に、車両が救急患者を搬送していることを示すメッセージ(図6参照)を表示装置16に表示するように構成したので、車両の周囲にいる人々は、車両が救急患者を搬送していることや、救急患者が車内にいることを明確に認識することができる。
尚、上記実施形態では、センタ側対応装置3側において、救急車を手配するか、自動運転を指示するかを2者択一としたが、これに限られるものではなく、これらを組み合わせるように構成しても良い。例えば、運転者が運転できなくなった地点から救急車が迅速に到着することができる地点までは車両を自動運転させ、その後は、救急車を手配して運転者(即ち、救急患者)を救急車で搬送するように構成しても良い。
また、車両の自動運転中において、車両の周囲をカメラで撮影した画像の情報や車両情報等をセンタ側対応装置3へ送信し、センタ側対応装置3側で、受信した車両周囲画像の情報や車両情報等に基づいて車両の自動運転を監視し、必要に応じて自動運転を中止して車両を停止させるように構成しても良い。このように構成した場合、車両を停止させた後は、救急車を手配して運転者(即ち、救急患者)を救急車で搬送するように構成することが好ましい。
図面中、1は運転者緊急対応システム、2は車両側対応装置、3はセンタ側対応装置、4は携帯電話網、5はカメラ、6は生体センサ類、9は通信部、10は運転者管理ECU(運転者状態検出部、運転判断部、停止送信部)、11はGPS受信機、12はレーダ、13は走行状態センサ類、16は表示装置(表示部)、17は自動走行ECU(自動運転部)、22は通信部、23は制御装置(手配送信部、第1の時間算出部、第2の時間算出部)、24は消防署、25は医療機関である。

Claims (4)

  1. 車両に搭載された車両側対応装置(2)と、この車両側対応装置(2)と通信可能に設けられ救急センタに配置されたセンタ側対応装置(3)とを備えた運転者緊急対応システム(1)であって、
    前記車両側対応装置(2)は、運転者の状態を検出する運転者状態検出部(10)と、
    検出された運転者の状態に基づいて運転者が車両を運転できるか否かを判断する運転判断部(10)と、
    運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させると共に、運転者の生体情報と車両情報をセンタ側対応装置(3)へ送信する停止送信部(10)と、
    車両を目的地まで自動運転する自動運転部(17)とを備え、
    前記センタ側対応装置(3)は、前記車両側対応装置(2)からの運転者の生体情報と車両情報を受信する受信部(22)と、
    受信した運転者の生体情報と車両情報に基づいて、救急車を手配する、または、医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを前記車両側対応装置(2)へ送信する手配送信部(23)と、
    受信した車両情報に基づいて前記医療機関を目的地として自動運転を実行することにより前記医療機関に到着するまでに要する第1の時間を算出する第1の時間算出部(23)と、
    受信した車両情報に基づいて救急車を手配し、前記救急車によって運転者を前記医療機関まで搬送するのに要する第2の時間を算出する第2の時間算出部(23)とを備え、
    前記センタ側対応装置(3)は、第1の時間と第2の時間を比較することにより、運転者を医療機関へ搬送するのに要する時間が短くなる対策を選択して実施するように構成され、また、搬送先の医療機関が、車両の自動走行条件に適合する医療機関であるときには、医療機関を目的地として自動運転を実行する対策を積極的に選択するように構成されており、
    前記車両側対応装置(2)は、前記センタ側対応装置(3)から医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを受信したときには、医療機関の位置を目的地として自動運転を実行するように構成された運転者緊急対応システム。
  2. 前記車両側対応装置(2)は、運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させた場合に、車両が緊急停止していることを示すメッセージを表示する表示部(16)を備えた請求項1記載の運転者緊急対応システム。
  3. 前記車両側対応装置(2)は、運転者が車両を運転できないときに、前記医療機関を目的地として自動運転を実行する場合に、車両が救急患者を搬送していることを示すメッセージを表示する表示部(16)を備えた請求項1または2記載の運転者緊急対応システム。
  4. 請求項1記載の運転者緊急対応システムに使用される車両側対応装置(2)であって、
    運転者の状態を検出する運転者状態検出部(10)と、
    検出された運転者の状態に基づいて運転者が車両を運転できるか否かを判断する運転判断部(10)と、
    運転者が車両を運転できないときに、車両を停止させると共に、運転者の生体情報と車両情報をセンタ側対応装置(3)へ送信する停止送信部(10)と、
    車両を目的地まで自動運転する自動運転部(17)とを備え、
    前記自動運転部(17)は、センタ側対応装置(3)から送信された医療機関の位置の情報と自動運転を指示する情報とを入力したときに、前記医療機関の位置を目的地として自動運転を実行するように構成された車両側対応装置。
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