JP6606857B2 - ネクタイ - Google Patents

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本発明は、ネクタイに関し、更に詳述すると、ネクタイを結ぶ作業を省略して首周りに簡易に着脱容易なネクタイに関するものである。
ネクタイは、通常、両端部が大剣先と小剣先の形状を有する一本の細長の布製品である。ネクタイを結ぶ作業を省略して簡易にネクタイを着用できる従来の技術がいくつか提案されている。例えば、実用新案登録第3071860号公報には、図12(a)(b)に示されるように、逆三角形の袋状の結び目aを設け、該結び目の下端には大剣部bを吊り下げると共に、首掛部dを有する首掛帯eと小剣部fとを一体的に結合したネクタイXであり、小剣部fを引き下げることにより、首掛部dの長さを短縮できるようにしたものである。
しかしながら、上記のネクタイでは、首掛部の長さを調整することは可能ではあるが、ネクタイの長さ、即ち、逆三角形の袋状の結び目の下端に配設された大剣の長さは一定長さに固定されるものであり、着用時において体格に合わせて適宜ネクタイの全長調整ができないものであった。
また、実用新案登録第3159274号公報には、図13に示されるように、結び目とネクタイ部とからなり、該結び目pがC字を呈し、内、外面に面ファスナーq,q’を具備し、外面のファスナーq’には布片rを貼着することにより、自由自在の長さの布片rを貼着可能なネクタイYが提案されている。しかしながら、このネクタイYでは、ネクタイの大剣側に相当する布片rが面ファスナーqにより貼着されるものであるので、面ファスナーの貼着力が弱くなり、或いは不意な衝撃や動作により、上記布片rが脱落してしまうという欠点がある。
実用新案登録第3071860号公報 実用新案登録第3159274号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ネクタイを結ぶ作業を省略して首周りに簡易に着脱容易であると共に、着用時において体格に合わせて適宜ネクタイの全長調整可能なネクタイを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ネクタイを結ぶ作業を省略するために結び目について着目し、できるだけネクタイ本体と同じ生地にて結び目が形成し得るようにすること、及びネクタイ本体の大剣部や小剣部の長さを調整可能なものとすべく、ネクタイ本体を挿通可能な略環状の布片を設けること、及び、通常のネクタイの首周り部分であって、ネクタイの結び目と連なった所定長さの部分においては上記略環状の布片と同生地の布により形成されることとし、該布の自由端側(一端側)に首周りの紐又は伸縮可能な素材を取り付けることにより、ネクタイを結ぶ作業を省略して首周りに簡易に着脱容易であると共に、着用時において体格に合わせて適宜ネクタイの全長調整可能なネクタイを提供することができ、特に、プラスチック等の補助具や部材を別途設ける必要もなく、比較的簡易に効率良く製造することができ、ネクタイ使用者にも首周りにおける違和感がなく、取り扱いや首周りのフィーリングも良好なネクタイを提供し得ることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、下記のネクタイを提供する。
〔1〕大剣部及び小剣部を有するネクタイ本体と、
両端部が首周りに締めるための紐状又は帯状部材が取り付けられる布製のコネクト部材と、
上記コネクト部材の中央部全体を覆うように該コネクト部材に縫合されており、上記ネクタイ本体をその長さ方向に挿通可能な布製の略環状部材と
上記略環状部材の両端下側部同士が縫合されることにより形成される小孔と
を具備してなり、ネクタイを着用する際には、上記略環状部材の表面及び裏面に形成された孔にそれぞれネクタイ本体をその長さ方向に挿通させることにより、上記コネクト部材の中央部及びその付近においてネクタイの擬似的な結び目を形成することを特徴とするネクタイ。
〔2〕上記コネクト部材と上記略環状部材とは、同種及び同柄の布地又は生地により形成される〔1〕記載のネクタイ。
本発明のネクタイは、大剣部及び小剣部を有するネクタイ本体と、該ネクタイ本体をその長さ方向に挿通可能な布製の略環状部材と、中央部が上記略環状部材と縫合され、両端部が首周りに締めるための紐状又は帯状部材が取り付けられる布製のコネクト部材とを具備してなり、ネクタイを着用する際には、上記ネクタイ本体をその長さ方向に略環状部材に挿通させることにより、上記コネクト部材の中央部及びその付近においてネクタイの擬似的な結び目を形成するものであり、ネクタイを結ぶ作業を省略して首周りに簡易に着脱容易であり、ネクタイの象徴である結び目を擬似的に綺麗に呈示することができ、且つ、着用時において体格に合わせてネクタイの長さを適宜調整することができる。
また、本発明の好適な実施態様としては、上記コネクト部材と上記略環状部材とは、同種及び同柄の布地又は生地により形成されることができ、これにより、違和感のなく、通常のネクタイと同様、一体感のある美的外観を有する擬似的な結び目を呈示することができる。更に、上記略環状部材については、上記コネクト部材の中央部下端側に連結されていると共に、その孔径の大きさが、上記コネクト部材の中央部の幅よりも小さいことが好適である。或いは、上記略環状部材は、上記コネクト部材の中央部全体を覆うように連結されていることより、ネクタイの着用の際には、上記略環状部材の布地がネクタイの擬似的な結び目の主要部分を示すようにすることが好適である。この実施態様のネクタイによれば、ネクタイの着用の際には、略環状部材の布地がネクタイの擬似的な結び目の主要部分を示すこととなり、擬似的な結び目の絵柄等が予め特定されることになり、ネクタイの長さによって変化する結び目の大きさや絵柄等の調整を行うことがなく、結び目の外観・美観や利便性に高くなる。また更には、上記コネクト部材の中央部には、上記略環状部材と連結するための支持片が埋設されてなることが好適である。
本発明のネクタイによれば、ネクタイを結ぶ作業を省略して首周りに簡易に着脱容易であり、ネクタイの象徴である結び目を擬似的に綺麗に呈示することができ、また、着用時において体格に合わせてネクタイの長さを適宜調整することができる。
本発明の第1実施例を示したネクタイの概略平面図である。 上記実施例におけるコネクト部材及び略環状部材を示す平面図(A)及び正面図(B)である。 上記実施例における略環状部材及びそれを支持するための支持片を示した斜視図であり、(A)はコネクト部材に取り付ける前の状態、(B)はコネクト部材に取り付けた後、背面においてリングを形成する状態を示したものである。 略環状部材の別の形状を示す正面図である。 第1実施例におけるネクタイの着用(使用)状態を説明する説明図である。 本発明の第2実施例におけるコネクト部材及び略環状部材を示す平面図である。 上記実施例における略環状部材を示す斜視図(A)及び正面図(B)である。 (A)は上記実施例におけるコネクト部材及び略環状部材を背面から見た斜視図であり、(B)はコネクト部材に取り付けた後、背面においてリングを形成する状態を示す斜視図である。 第2実施例におけるネクタイの着用(使用)状態を説明する説明図である。 上記実施例とは別の紐状部材を示す概略斜視図である。 コネクト部材の両端部にシワやたるみが発生する様子を説明するための説明図である。 従来のネクタイを示す概略平面図である。 従来の他のネクタイを示す概略平面図である。
発明を実施するための形態及び実施例
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施例〕
図1は、本発明のネクタイの一例を示すものであり、ネクタイ本体10と略環状部材20とコネクト部材30とを具備するネクタイ1である。
上記ネクタイ本体10は、一般的なネクタイとは異なる。即ち、一般のネクタイの長さは145〜150cmが標準サイズではあるが、本発明のネクタイ本体は、大凡70〜100cm、好ましくは80〜90cmである。また、本発明のネクタイ本体は、通常のネクタイと同様、大剣部10a及び小剣部10bを有するものである。但し、本発明のネクタイ本体では、大剣部10aと小剣部10bとの間に位置する首周りの部分(中間部分)は幅が、好ましくは5cm以上、より好ましくは6cm以上と幅広であり、通常のネクタイの幅の3cm程度よりも幅広である。その理由は、本発明のネクタイ本体は首周りに沿って着用されるものではないからである。
次に、略環状部材20について説明すると、この略環状部材は布製のものであり、ネクタイ本体10を、その長さ方向に挿通可能にするための部材である。略環状部材20は、後述するコネクト部材30の中央部下端に沿って縫合等により一体的に取り付けられている。
略環状部材20の大きさについては、特に制限はないが、上記コネクト部材30の中央部の幅よりも小さく、且つ、ネクタイ本体10を挿通可能な程度の孔径であればよい。略環状部材20の横幅(孔を形成する大きさ)Lについては、そのネクタイの形状・大きさ又は生地等により適宜選定されるものである。
略環状部材20の個数については、通常、1個または2個であるが、これに制限されるものではない。図1,図2(A)では、略環状部材20は1個であるが、最終的な使用状態においては、図2(B)に示されるように、コネクト部材30の表側と裏側に跨って形成されるものである。
上記の略環状部材20について説明すると、この略環状部材20は、図3(A)に示されるように、1個の略環状部材20のリングに支持片32が巻回されており、この支持片32をコネクト部材30の中央部に埋設および縫着することにより、略環状部材20をコネクト部材30に取り付けるものである。そして、略環状部材20をコネクト部材30に取り付けた後、図3(B)に示されるように、略環状部材20のリングを摘んで両端20a,20aを形成した後、該両端部をコネクト部材の背面(裏面)に移動させて両端部同士を縫合することより、背面においても孔を新たに形成することができる。そして、略環状部材20の表面及び裏面に形成された孔にそれぞれネクタイ本体を挿通させて使用することができる。
なお、上記支持片32は、紙又はプラスチック、或いは繊維から形成されることが好適であり、上述したように、コネクト部材の中央部に埋設されるものである。従って、上記支持片32は、略環状部材20とコネクト部材30とを連結固定するための支持部材としてのみならず、コネクト部材30の中央部の生地(布地)の強度を補う補強片としての役割を果たすことも可能である。
上記の略環状部材20に代えて、略環状部材を2個又はそれ以上設けることも可能である。例えば、図4に示すように、略環状部材21をコネクト部材30の表側に膨出するように1個設けると共に、該コネクト部材の裏側に膨出するように1個設けて略環状部材22とする合計2個の略環状部材を構成することができる。
次に、コネクト部材30について説明する。コネクト部材30は、図2に示すように、全体的な平面形状としては、幅広の中央部の両側に飛行機の翼の如く略羽状の両端部分を有するものである。通常、コネクト部材30は、上記形状となるように、所定形状の布(生地)を折り返して上端部分30aを形成すると共に、下端部分30bに沿って布を内側で縫合し、これによって表側の布片と裏側の布片との二重の布からなるコネクト部材30を作製することができる。
上記コネクト部材30の中央部30aは、上述したように、略環状部材20と縫合されている。また、上記コネクト部材30の両端部30b,30bは、首周りに締めるための紐状又は帯状部材31と連結してなるものである。なお、図中の符号31a及び31bは、紐状又は帯状部材31の紐又は帯体の長さを調整するためのアジャスターである。
また、特に絵柄等を図示してはいないが、上記コネクト部材30と上記略環状部材20とは、同種及び同柄の布地又は生地により形成されるほか、異なる柄・色彩の生地等により形成したコネクト部材と略環状部材とを組み合わせることもできる。
上記のネクタイを着用する場合は、上記ネクタイ本体10の大剣先10aまたは小剣先10bを略環状部材20によって形成された表面のリング及び裏面のリングに挿通させ、ネクタイ本体を着用する者の体格に合わせて所定長さに調整する。その結果、図5に示されるように、コネクト部材30の中央部及びその付近においては、ネクタイの擬似的な結び目Gが形成されることとなる。そして、ワイシャツ等の襟に沿って首周りに紐状又は帯状部材31の紐を掛けてアジャスター31a,31bで紐等を調整すると同時に、上記結び目Gがワイシャツ等の襟元に位置されるように手で固定し、上記ネクタイを着用するものである。
このように、上記実施例のネクタイによれば、ネクタイの着用作業が上記の如くものであるので、ネクタイを結ぶ作業がなく、首周りに簡易且つスムーズに着脱容易であり、ネクタイの象徴である結び目Gが図5に示されるように擬似的に綺麗に呈示することができる。また、上記のネクタイは、予め着用前において体格に合わせてネクタイの長さを調整することが可能である。更には、着用後においてもネクタイ本体の長さを自由自在に適宜調整することが可能であり、ネクタイ使用者にとって取り扱い性、利便性が良い。
〔第2実施例〕
本発明のネクタイにおいて、上記第1実施例とは別の態様を以下に示す。
図6は、本発明のネクタイの第2実施例を示すものであり、略環状部材60とコネクト部材70とを具備するネクタイ50である。ネクタイ本体については上記の第1実施例と構成及び形状等は同一であるので、その図示および説明を省略する。同様に、コネクト部材70は上記の第1実施例と形状等は同一であるので、その説明を省略する。本実施例においては、略環状部材60が第1実施例の略環状部材20とは異なるので以下に説明する。
本実施例の略環状部材60においては、図7(A),(B)に示すように、コネクト部材70の中央部を全体的に覆うように縫合されている。この縫合箇所は60a,60bで示される部分であり、略環状部材60の背面の上端付近60a及び下端付近60bにおいてコネクト部材70と縫合するものであり、図中の点線部分に相当する。
上記略環状部材60の大きさについては、特に制限はないが、上記のとおり、上記コネクト部材70の中央部全体を覆うように形成されるものであり、比較的幅広いものである。上記略環状部材60の横幅(孔を形成する大きさ)については、そのネクタイの形状・大きさ又は生地等により適宜選定されるものである。
図8(A)は上記実施例におけるコネクト部材及び略環状部材を背面から見た斜視図である。上記略環状部材60の両端下側部60c,60cを摘んで後方に移動させ、図8(B)に示すように、該両端下側部同士を縫合し、背面において新たにリングを形成することができる。これにより、上記コネクト部材70の表面側は、略環状部材60による幅広の孔が形成されると共に、背面側には、上記略環状部材60の両端下側部60c,60c同士の縫合による小孔が形成されるものである。そして、略環状部材60の表面及び裏面に形成された孔にそれぞれネクタイ本体を挿通させて使用することができる。
上記実施例においては、特に絵柄等を図示してはいないが、上記コネクト部材70と上記略環状部材60とは、同種及び同柄の布地又は生地により形成されるほか、異なる柄・色彩の生地等により形成したコネクト部材と略環状部材とを組み合わせることもできる。また、後述するように、本実施例においては、ネクタイの着用の際には、上記略環状部材の布地がネクタイの擬似的な結び目の主要部分を示すこととなる。従って、ネクタイの擬似的な結び目の絵柄等が特定されることになるので、それに相応しい絵柄または大きさ・形状を有する略環状部材を布地により作製することが望ましい。
上記のネクタイを着用する場合は、上記ネクタイ本体10の小剣先または大剣先を略環状部材60に挿通させ、該ネクタイ本体を着用する者の体格に合わせて所定長さに調整する。その結果、図9に示されるように、上記略環状部材の布地がネクタイの擬似的な結び目Hの主要部分を示すものとなる。このようにネクタイの擬似的な結び目Hの形成については、上記第1実施例とは異なるものである。
上記のネクタイを着用するに際、ワイシャツ等の襟に沿って首周りに紐状又は帯状部材31の紐を掛けてアジャスターで紐等を調整すると同時に、上記結び目Hがワイシャツ等の襟元に位置されるように手で固定し、上記ネクタイを着用する点は上記第1実施例と同様である。
このように、上記実施例のネクタイにおいても、図9に示されるように、ネクタイの着用作業が上記の如くのものであるので、上記第1実施例と同等の効果を有する。即ち、ネクタイを結ぶ作業がなく、首周りに簡易且つスムーズに着脱容易であり、第1実施例の結び目Gとは異なる結び目Hを擬似的に綺麗に呈示することができる。この第2実施例では、上記コネクト部材の中央部全体を覆うように縫合されていることより、ネクタイの着用の際には、上記略環状部材の布地がネクタイの擬似的な結び目の主要部分を示すこととなり、結び目の絵柄等が予め特定・固定されるものであるから、ネクタイの長さによって変化する結び目の大きさや絵柄等の調整を行うことがなく、結び目の外観・美観や利便性に高いものである。
また、上記第1実施例と同様、上記第2実施例のネクタイは、予め着用前において体格に合わせてネクタイの長さを調整し得る。更には、着用後においても、ネクタイ本体が長さ方向に沿って略環状部材のリング内を摺動可能であることから、ネクタイ本体の長さを自由自在に適宜調整することができ、ネクタイ使用者にとって取り扱い性、利便性が良い。
なお、上記の第1実施例及び第2実施例では、コネクト部材の両端部が首周りに締めるための紐状又は帯状部材が取り付けられるものであるが、その具体的態様については、上記実施例の紐状及びアジャスターのものに限定されるものではなく、自由に選定または変更することができる。例えば、図10に示したような二重構造の紐33をコネクト部材に組み込んで使用することもできる。即ち、紐33がネクタイ本体の着脱の際に円滑容易に稼動するように部分的にステッチにて表裏の生地の接着を(ミシン等による縫い目)を施し、紐の通路を固定する。そして、図10に示すような紐33の仕組みにより、着脱時の緩める場合ではGの位置を下方向へ押すことでDの紐とコネクト部材30’の引作用によりEの位置で交差反転している方向の紐33を引き込む作用が発生する。この現象により「着用者の首」を周回する紐の輪は大きく広がりネクタイを外すことが容易になる。着用時の締める場合では紐のHを下方向へ引くことで「着用者の首」を周回する紐の輪は「緩める場合とは逆の仕組み」で小さくなる、その際にDの位置のコネクト部材30’はEの方向へ紐に引かれ、図11(B)に示すような、不都合「シワやたるみ」を防ぐことができ、図11(A)な態様を示すことができる。図10のDではコネクト部材30’と紐33とは縫合わせている接着の状態であり、Fでは紐33は連結されていないので稼動できる。着脱の際、Hの部分において、締めるときは下へ移動、緩めるときでは上へ移動するが、締めるときのみH付近を着用者は手で掴み下方向へ直接稼動させる、緩めるときはGの位置を押下げるのでHは自動的に上へ移動する。このような紐付きのコネクト部材30’を構成することにより、着脱の紐がスムーズに動くので強い力も必要なくなり、ネクタイの着脱作業がより一層円滑かつ容易なものとなる。
また、コネクト部材も、図2や図6の形状に制限されるものではなく、図10に示したように、中央に向かって漸次膨出乃至突出した略逆三角形の形状を有するものにすることもできる。
以上、本発明のネクタイの具体例を示したが、本発明は上記例に限定されるものではなく、各部の構成や組み合わせは、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々変更して差し支えない。例えば、コネクト部材と略環状部材とを連結させる際の固定手段や縫合箇所については本発明の作用効果を奏する限り、適宜選定することが可能である。また、ネクタイの結び目の形状や大きさ、絵柄等の制限はなく、本発明の要旨である限り適宜選定することができる。
1 ネクタイ
10 ネクタイ本体
20 略環状部材
30 コネクト部材
31 紐状又は帯状部材
G 結び目
50 ネクタイ
60 略環状部材
70 コネクト部材
H 結び目

Claims (2)

  1. 大剣部及び小剣部を有するネクタイ本体と、
    両端部が首周りに締めるための紐状又は帯状部材が取り付けられる布製のコネクト部材と、
    上記コネクト部材の中央部全体を覆うように該コネクト部材に縫合されており、上記ネクタイ本体をその長さ方向に挿通可能な布製の略環状部材と
    上記略環状部材の両端下側部同士が縫合されることにより形成される小孔と
    を具備してなり、ネクタイを着用する際には、上記略環状部材の表面及び裏面に形成された孔にそれぞれネクタイ本体をその長さ方向に挿通させることにより、上記コネクト部材の中央部及びその付近においてネクタイの擬似的な結び目を形成することを特徴とするネクタイ。
  2. 上記コネクト部材と上記略環状部材とは、同種及び同柄の布地又は生地により形成される請求項1記載のネクタイ。
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