JP6603042B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
洗濯機、例えばいわゆる縦軸型の全自動洗濯機においては、スタートキーがオン操作された際に、洗濯運転(給水行程)を開始するに先立ち、回転槽(洗い槽)内に収容されている洗濯物の布量検知動作が行われる。そして、検知した布量に応じて、水位(給水水量)を決定すると共に、洗濯に使用する目安となる洗剤量を表示部に表示することが行われている(例えば特許文献1、2参照)。
この場合、特許文献1には、次のような技術が開示されている。即ち、布量検知動作後に、洗剤量を表示すると共に、洗濯物の出し入れ口を開閉する蓋の開閉状態を検知し、蓋が閉状態であったときには、第2の所定時間(30秒)待った後に再び開閉状態を検知し、蓋の閉状態を検知した場合に、蓋を閉状態にロックして洗濯運転(給水工程)を開始する。一方、第2の所定時間経過後に蓋が開状態であった場合には異常表示を行う。また、洗剤量を表示した時点で蓋が開状態であったときには、第1の所定時間(2分)内に蓋が閉状態に切替わった場合には、やはり蓋を閉状態にロックして洗濯運転を開始し、蓋の開状態が第1の所定時間以上続いた場合には、異常表示を行うようになっている。
ところが、この特許文献1の構成では、ユーザによっては、第2の所定時間が短すぎて、表示された洗剤量に合わせた洗剤を、洗い槽内に投入するための時間が足りない場合があり、洗剤を入れようとしいているにもかかわらず異常表示がなされたり、洗剤を入れる前に蓋がロックされて洗濯運転が開始されたりしてしまうことが起こる。そうかといって、第2の所定時間を長くし過ぎると、洗濯運転の開始(洗い行程の開始)がその分遅れて運転時間が長くなったり、ユーザが故障したのではないかと感じたりする虞がある。
そこで、特許文献2では、ユーザに応じた洗剤の投入時間を設定するために、洗剤量の表示が行われてから、蓋開閉検知手段の検知に基づき、蓋の開状態から閉状態への変化の時間を計測し、その時間を不揮発性メモリに記憶して、次回の運転時には、記憶されている時間を洗剤量表示の時間とする技術が開示されている。しかし、ユーザは、毎回同じ洗剤投入の動作をするとは限らないので、洗剤投入がスムーズにいかずに洗剤を入れる前に異常報知がなされる等、使い勝手の悪い状況が発生することは避けられない。
特開第4844590号公報 特開2013−22106号公報
ところで、上記のように目安となる洗剤量を表示部に表示する際には、一般の代表的な粉末洗剤を用いる場合を想定して、例えば「カップ0.7杯」等と表示される。これに対し、近年では、洗濯に使用される洗剤として、一般的な粉末洗剤に加えて、液体洗剤、ジェルボール洗剤といった新規なタイプの洗剤が市販されてきている。また、適切な使用量についても、濃縮タイプ、更には超濃縮タイプなどもあって、様々である。
そして、そのような洗剤の種類ひいては投入方法の多様化に伴い、ユーザが洗剤を投入するタイミングについても、洗剤量の表示を見た上で洗剤を計量し投入する場合に限らず、自分の判断で好きなタイミングで洗剤投入を行う等、多様化している。例えば、洗剤量が表示される前の段階、即ち、ユーザがスタート操作を行う前に既に洗剤投入を完了していたり、布量検知動作中に洗剤を投入したりする場合もある。従って、目安としての洗剤量の表示を行う方が好ましいことは勿論であるが、ユーザによっては、上記従来技術を厳密に適用すると、洗剤量の表示の時間が必ずしも適切なものとはならず、上記のように不要な異常表示が行われたり、洗濯運転の開始が遅れたりする事情が発生する。
そこで、洗濯に使用する目安としての洗剤量の表示を適切な時間で行うことができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、洗濯機本体内に設けられ洗濯物が収容されて洗濯運転が実行される洗い槽と、前記洗い槽に対する前記洗濯物の出し入れが行われると共に洗剤の投入が行われる出入口と、前記出入口を開閉可能に閉塞する蓋と、前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段と、各種の設定・指示を行うための操作部と、必要な表示を行う表示部と、洗濯運転を実行する制御装置とを備え、前記洗い槽内への洗剤の投入は前記蓋の開状態で行われ、前記制御装置は、洗濯運転を開始する前に、洗濯に使用する目安となる洗剤量を前記表示部に表示させる洗剤量表示制御手段を含んで構成され、前記洗剤量表示制御手段は、通常時においては、前記洗剤量の表示を予め設定された第1の時間について行うと共に、前記洗濯機本体の電源オンから前記洗剤量の表示を開始するまでの間に、前記蓋開閉検知手段により前記蓋が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、前記洗剤量の表示を前記第1の時間よりも短縮した第2の時間だけ実行するところに特徴を有する。
第1の実施形態を示すもので、洗濯機本体の全体構成を概略的に示す縦断右側面図 蓋を開放させた状態の洗濯機本体の上方からの斜視図 操作パネルの平面図 電気的構成を概略的に示すブロック図 電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート 布量検出の結果と、水位、洗剤量との関係を示す図 第2の実施形態を示すもので、電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート 設定された水位と洗剤量との関係を示す図 第3の実施形態を示すもので、電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート 第4の実施形態を示すもので、電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート 第5の実施形態を示すもので、電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート 第6の実施形態を示すもので、電源オンから給水行程開始までに制御装置が実行する処理手順を示すフローチャート
(1)第1の実施形態
以下、縦軸形の全自動洗濯機に適用した第1の実施形態について、図1から図6を参照しながら説明する。まず、図1、図2は、本実施形態に係る洗濯機(全自動洗濯機)の本体1の構成を概略的に示している。ここで、洗濯機本体1は、例えば鋼板から全体として矩形箱状に構成された外箱2を備えている。図1に示すように、この外箱2の底部には、4個の脚部3を有する台板4が設けられている。
図1に示すように、前記外箱2内には、洗濯水を溜める水槽6が、弾性吊持機構7により弾性的に支持(吊り下げ支持)されて設けられている。一部を示すように、前記弾性吊持機構7は、例えば前記外箱2の四隅部に設けられた4本の吊り棒7a、各吊り棒7aの下端部に配置されたスプリング7b等を有した周知構成を備えている。前記水槽6の底部には、排水口8が形成されており、この排水口8には、電子制御式の排水弁9を備えた排水路10が接続されている。尚、詳しく図示はしないが、水槽6の底部にはエアトラップが設けられ、このエアトラップに接続されたエアチューブを介して、水槽6内の水位を検出する水位センサ28(図4参照)が設けられている。
前記水槽6内には、ほぼ有底円筒状をなす洗い槽としての縦軸型の回転槽11が回転可能に設けられている。この回転槽11の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ12が取付けられている。また、この回転槽11の周壁部には、脱水孔11aが形成されている。この回転槽11の内底部には、撹拌体(パルセータ)13が配設されている。回転槽11内には、図示しない洗濯物が収容されるようになっており、その洗濯物の洗い、すすぎ、脱水の行程からなる洗濯運転が行われる。
前記水槽6の上部には、水槽カバー14が装着されている。この水槽カバー14には、ほぼ中央部に洗濯物出し入れ用の開口部14aが設けられていると共に、その開口部14aを開閉する内蓋15が取付けられている。水槽カバー14の上面における後部には、給水用の給水口16等が設けられている。
また、前記水槽6の下部(外底部)には、駆動機構部17が配設されている。詳しい図示及び説明は省略するが、この駆動機構部17は、アウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ48(図4参照)、中空の槽軸18、該槽軸18を貫通する撹拌軸19、前記洗濯機モータ48の回転駆動力をそれら軸18,19に選択的に伝達するクラッチ機構等を備えている。前記槽軸18の上端には、前記回転槽11が連結されており、前記撹拌軸19の上端には、前記撹拌体13が連結されている。
前記クラッチ機構は、前記排水弁9に連動して動作し、洗い時及びすすぎ時(洗い行程)には回転槽11の固定(停止)状態で、洗濯機モータ48の駆動力を撹拌軸19を介して撹拌体13に伝達して撹拌体13を低速で直接正逆回転駆動する。また、脱水時(脱水行程)には、槽軸18と撹拌軸19との連結状態で、洗濯機モータ48の駆動力を槽軸18を介して回転槽11に伝達し、回転槽11(及び撹拌体13)を一方向に高速で直接回転駆動するようになっている。
図4に示すように、前記洗濯機モータ48には、ロータの回転位置を検出する回転センサ49が設けられている。周知のように、この回転センサ49は、洗濯機モータ48の回転軸に取付けられた例えば8極の永久磁石と、その磁束の変化を検出するホールICとを備えて構成されている。これにより、回転センサ49は、例えば洗濯機モータ48の1回転により、4個のパルス信号を出力するように構成されている。後述するように、この回転センサ49は布量検知手段の一部としても機能する。
一方、図1、図2に示すように、前記外箱2の上部には薄形の中空箱状をなす合成樹脂製のトップカバー20が装着されている。このトップカバー20の上面中央には、前記回転槽11の上方に位置して、ほぼ円形の洗濯物出入口20aが形成され、その洗濯物出入口20aを開閉するための二つ折りタイプの蓋21が設けられている。このとき、図4にのみ示すように、トップカバー20には、この蓋21の開閉状態を検出するための蓋開閉検知手段としての蓋スイッチ29が設けられている。これと共に、トップカバー20には、蓋21を閉塞状態にロック(及びロック解除)するための蓋ロック機構30が設けられている。
そして、このトップカバー20の上面の前辺部には、図3にも示すように、横長形状の操作パネル22が設けられている。詳しくは後述するが、この操作パネル22は、ユーザが洗濯機本体1に対する電源の入り切りや各種の設定・指示等を行うための操作部や、必要な表示を行う表示部等を備えて構成されている。図1に示すように、操作パネル22の裏面側には、後述する制御装置31(図4参照)等を備える電子ユニット23が設けられている。
このトップカバー20の後部には、水槽6内への給水を行うための給水機構24が設けられている。給水機構24は、給水弁25、注水ケース26と、可撓性を有する給水ホース27を備えており、給水ホース27の先端部が前記給水口16に接続されている。給水弁25は給水受け口25aを備えていて、その給水受け口25aには、図示しない水道の蛇口に接続された接続ホースの先端部が接続される。給水弁25が開放されると、水道から供給される水が、注水ケース26及び給水ホース27を介して給水口16から回転槽11内及び水槽6内に供給される。
ここで、図3を参照しながら、前記操作パネル22について述べる。この操作パネル22には、電源入りキー32、電源切りキー33が設けられていると共に、洗濯運転(各行程)を開始させるスタートキー34が設けられている。また、洗濯運転を自動で実行させるコースのいずれかを選択するためのコース選択キー35、選択(設定)されたコースを表示するコース表示部40が設けられている。尚、コースのうち「標準コース」が、デフォルト設定とされ、ユーザの操作がない場合には、標準コースが自動的に設定される。
更に、操作パネル22には、洗濯運転の各行程のマニュアル設定を行うための洗いキー36、すすぎキー37、脱水キー38が設けられると共に、設定された時間や回数、並びに洗濯運転時における残り時間や回数等の必要な表示を夫々行う、洗い時間表示部41、すすぎ回数表示部42、脱水時間表示部43が設けられている。水位をマニュアル設定するための水位キー39や、水位を表示する水位表示部44も設けられている。この場合、水位(水量)は例えば6段階で設定されるようになっている。以上により、各キー32〜39から操作部が構成され、各表示部40〜46から表示部が構成される。
本実施形態では、前記洗い時間表示部41は、洗濯に使用する目安となる洗剤量(一般粉末洗剤で何カップか)を表示する洗剤量表示部、及び、洗濯運転の実行中における残り時間の目安を表示する残り時間表示部、更にはエラー発生時の報知を行うエラー表示部を兼用している。このとき、洗い時間表示部41に洗剤量を表示する場合には、洗い時間表示部41の近傍(図で上部)に設けられた「洗剤」表示部45のランプが点灯し、洗い時間表示部41に洗濯運転の残り時間の目安を表示する場合には、「残り」表示部46のランプが点灯するようになっている。マニュアル設定時における洗い時間を表示する場合には、「洗剤」表示部45及び「残り」表示部46のいずれも消灯される。エラー報知時においては、洗い時間表示部41には「C23」といったエラー番号が表示される。
図4は、上記した制御装置31を中心とした、洗濯機本体1の電気的構成を概略的に示している。制御装置31は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主体として構成され、洗濯機本体1全体を制御して洗濯運転の各行程を実行する。この制御装置31には、前記操作パネル22の操作部(各操作キー)32〜39からの操作信号が入力されると共に、前記蓋スイッチ29、水位センサ28、回転センサ49からの検知信号が入力される。
また、制御装置31は、前記操作パネル22の各表示部40〜46の表示を制御すると共に、報知用のブザー50を制御する。また、制御装置31は、モータ駆動回路51を介して前記洗濯機モータ48を駆動制御すると共に、駆動回路52、53、54を介して、前記給水弁25、排水弁9、蓋ロック機構30を夫々制御する。以上の構成により、制御装置31は、操作パネル22にてユーザにより設定される運転コースに応じて、各センサからの入力信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯機本体1の各機構を制御し、周知の洗い、すすぎ、脱水の各行程からなる洗濯運転を自動で実行するようになっている。
このとき、制御装置31はそのソフトウエア構成(制御プログラムの実行)により、自動運転のいずれかのコースが設定された状態で、スタートキー34が操作された場合に、布量検知動作を実行させ、布量に基づいて、洗濯水位を自動設定すると共に、「洗剤」表示部45を点灯させて洗い時間表示部41に使用の目安となる洗剤量(カップ数)を表示する。従って、制御装置31は、洗濯運転(洗い行程)を開始する前、つまり撹拌(或いは槽回転)の開始前に、洗濯に使用する目安となる洗剤量を洗い時間表示部41に表示させる洗剤量表示制御手段としての機能も備えている。
周知のように、上記布量検知動作は、布量に応じて撹拌体13の回転負荷が変化することを利用するもので、給水前の状態で、撹拌体13を所定の短時間だけ回転させ、その際の洗濯機モータ48の回転数(回転センサ49の出力パルス数)を検出することにより行われる。このとき、図6に示すように、布量(洗濯物重量W)に対する、適切な給水水量及び目安となる必要洗剤量(標準的な粉末洗剤の場合)のデータが予めテーブル化されて記憶されている。この場合、布量に対する給水水量及び洗剤量は、例えば6段階に設定されるようになっている。
さて、制御装置31は、上記のように、自動運転のいずれかのコースが設定された状態でスタートキー34が操作された際に、布量検知動作を実行させ、洗い時間表示部41に洗剤量(カップ数)の表示を所定の時間について実行し、所定時間の表示が終了するとそのまま洗濯運転(給水行程)に移行する。このとき、本実施形態では、制御装置31は、洗濯機本体1が電源オン(電源入りキー32がオン操作)されてから、洗い時間表示部41に洗剤量の表示を開始するまでの間に、前記蓋スイッチ29の信号を常に監視する。洗濯機本体1の電源オンから洗剤量の表示を開始するまでの区間を初期区間と称する。
そして、後の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、制御装置31は、前記初期区間内に、蓋スイッチ29により、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、前記洗剤量の表示を、予め設定された第1の時間(例えば60秒間)よりも短縮した第2の時間(例えば8秒間)だけ実行する。通常時、つまり、初期区間内に、蓋スイッチ29により蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知されなかった場合には、洗剤量の表示を第1の時間(例えば60秒間)について実行する。
尚、前記蓋スイッチ29により、蓋21の状態を監視する初期区間の開始時点は、洗濯機本体1が電源オン(電源入りキー32がオン操作)されてからと述べたが、実質的には、蓋スイッチ29の安定化時間を待った後で開始される。つまり、実際には、初期区間は、電源入りキー32がオン操作された時点から、所定時間(例えば500msec或いはそれ以下の所定時間)経過後に開始されるようになっている。
次に、上記構成の作用について、図5も参照して述べる。洗濯機本体1において洗濯運転を実行させるにあたっては、ユーザは、例えば蓋21を開けて回転槽11内に洗濯物を投入すると共に、給水動作が開始されるまでに、適量の洗剤を回転槽11内に投入する(投入後、蓋21を閉塞する)必要がある。この場合、洗濯に使用される洗剤としては、一般的な粉末洗剤の他に、液体洗剤、ジェルボール洗剤等もあり、更には、濃縮タイプ、超濃縮タイプなど様々なものがあり、ユーザは好みの洗剤を使用する。また、ユーザは、投入すべき洗剤の量を経験的に判っているような場合も多い。
具体的には、ユーザは次の手順で操作を行う。即ち、洗濯機本体1の蓋21が開放した状態で、回転槽11内に洗濯物を投入し、次いで、操作パネル22の電源入りキー32をオン操作して設定(自動コースのいずれかの選択等)を行った上で、スタートキー34をオン操作する。このとき、自動運転のいずれかのコースが設定されている場合には、上述のように、布量検知動作が実行され、次いで、洗い時間表示部41に対する洗剤量の表示が一定時間行われ、その後、洗いの行程(給水)が開始される。
このとき、特に一般的な粉末洗剤、液体洗剤の場合、ユーザは、布量検知動作が終わって洗剤量が表示されている状態で、それを見て洗剤を投入することができる。ユーザは洗剤投入後に蓋21を閉める。或いは、特にジェルボール洗剤の場合は、ユーザは、電源オンの前や、電源オンの直後に(スタートキー34をオン操作する前に)、洗濯物の投入と共に洗剤をすぐ入れることも可能である。この場合、ユーザは、蓋21の開放状態で(或いは開放操作を行った上で)、洗剤を投入し、その後蓋21を閉めてスタートキー34をオン操作する。
或いは、ユーザは、スタートキー34をオン操作してから、布量検知動作中(洗剤量表示の前)に、洗剤を投入し、蓋21を閉めるといった場合もある。洗剤投入がいずれのタイミングになる場合でも、ユーザは、回転槽11内に洗剤を投入するまでは、蓋21を開放状態としておき、洗剤を投入した後、蓋21を閉めるといった操作を行うことが一般的である。
図5のフローチャートは、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示している。即ち、まずステップS1においては、洗剤量の表示時間(第1の時間)が例えば60秒に設定される。ステップS2では、操作パネル22における洗濯運転の内容の設定が行われる。尚、ここでは、自動運転のコースのうちいずれか(例えば標準コース9)が設定されたものとする。ステップS3では、スタートキー34がオン操作されたかどうかが判断される。スタートキー34がオン操作されるまでは(ステップS3にてNo)、ステップS2にて、操作パネル22における洗濯運転の内容の設定が受け付けられる。
スタートキー34がオン操作されると(ステップS3にてYes)、ステップS4にて、布量検知動作が実行され、ステップS5では、布量検知動作が終了したかどうかが判断される。布量検知動作が終了すると(ステップS5にてYes)、検知された洗濯物量に応じた給水水量が決定されると共に、洗い時間表示部41に対する目安となる洗剤量の表示を行うのであるが、洗剤量の表示に先立ち、次のステップS6にて、初期区間、即ち電源入りキー32がオン操作されてから現時点(洗剤量表示を行う)までの間に、蓋スイッチ29により、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知されたかどうかが判断される。
ここで、初期区間において、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知されていなかった場合には(ステップS6にてNo)、そのまま(洗剤量の表示時間が60秒のまま)ステップS8に進む。これに対し、初期区間において、蓋21が開状態から閉状態に切替わった場合には(ステップS6にてYes)、上記したように、ユーザにより、洗剤が既に投入されていると判断することができるので、ステップS7にて、洗剤量の表示時間が第2の時間(例えば8秒)に設定され、ステップS8に進む。
ステップS8にて、洗濯物量に応じた、使用の目安となる洗剤量が洗い時間表示部41に表示される。ステップS9では、表示時間が経過したかどうかが判断され、表示時間が終了するまでは、洗剤量の表示が、60秒間或いは8秒間継続して行われる。洗剤量の表示時間が終了すると(ステップS9にてYes)。ステップS10にて、洗い時間表示部41の表示が、洗濯運転の残り時間(例えば「30分」等)の表示に切替えられ、給水の行程が開始される。
このとき、上記したように、初期区間において蓋21が開状態から閉状態に切替わっている場合には、洗剤量の表示前に既にユーザにより洗剤が回転槽11内に投入されていると十分な確かさで判断することができる。このように洗剤量の表示前に既に洗剤が投入されていると判断されるときには、洗剤量の表示が短時間(第2の時間:8秒)だけ行われて、速やかに給水の行程が開始されるようになる。
ここで、例えばジェルボール洗剤を使用する場合など、ユーザが先に洗剤を入れておくことを決めていた場合には、スタートキー34がオン操作される前に既に蓋21が閉じられているので、布量検知後の洗剤量の表示を短時間で済ませ、速やかに洗濯運転を開始することができる。また、ユーザがそのように予め決めておらず、スタートキー34を先にオン操作してしまった場合でも、布量検知動作中であれば、洗剤を投入して蓋21を閉塞すれば、同様に、布量検知後の洗剤量の表示を短時間で済ませ、速やかに洗濯運転を開始することができるのである。
これに対し、初期区間において蓋21が開状態から閉状態に切替わっていない(区間内ずっと閉塞のまま、或いは初期区間終了時に開放状態にある)場合には、十分な確かさで、洗剤が未だ投入されていないと判断することができる。このときには、十分な時間(第1の時間:60秒)の洗剤量の表示が行われ、その後洗い行程が開始されるので、ユーザは、その表示を見て洗剤量を確認し、洗剤の計量を行って回転槽11内に投入し、蓋21を閉めるといった作業を、いつも通りのペースで行うことができる。
このように本実施形態によれば、初期区間内における、蓋スイッチ29により蓋21が開状態から閉状態に切替わったかどうかの検知によって、ユーザが表示前に洗剤を投入したかどうかを判断し、それに基づいて洗剤量の表示時間を制御するように構成した。これにより、洗濯に使用する目安としての洗剤量の表示を行いながらも、その表示を適切な時間で行うことができるという優れた効果を得ることができる。ひいては、従来のような不要な異常表示が行われたり、洗濯運転の開始が遅れたりする不具合を未然に防止することができる。
特に本実施形態では、洗濯物の量を検知する布量検知動作を実行し、その結果に基づいて、布量に応じた適切な給水水位(水量)を設定することができると共に、洗濯を実行する水位(水量)に応じた適切な洗剤量を表示することが可能となる。また、初期区間が、洗濯機本体1の電源オン(電源入りキー32がオン操作)から所定時間経過後に開始される構成としたので、蓋スイッチ29の検知信号が安定した状態で、蓋21の開閉状態の確実な検知が可能となる。
(2)第2の実施形態
次に、図7及び図8を参照して、第2の実施形態について述べる。尚、以下に述べる各実施形態についても、上記第1の実施形態の同等の機械的構成を備えた縦軸型の洗濯機に適用したものである。従って、上記第1の実施形態と同一部分については、同一符号を付すと共に、新たな図示や詳しい説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第2の実施形態が、上記第1の実施形態と異なるところは、洗濯に使用する目安となる洗剤量の設定を、布量検知動作の結果に基づいて行うのではなく、水槽6(回転槽11)内に給水される設定水位(水量)に応じて設定するように構成した点にある。即ち、本実施形態では、ユーザは、上記したように操作パネル22の水位キー39(図3参照)により、洗濯水位(水量)を6段階のいずれかにマニュアル設定することができる。制御装置31には、図8に示すように、設定水位(設定水量)に応じた、目安となる必要洗剤量(標準的な粉末洗剤の場合)のデータが予めテーブル化されて記憶されている。
本実施形態では、制御装置31は、操作パネル22で水位が設定された状態で、スタートキー34が操作された際に、上記データに基づいて洗い時間表示部41に洗剤量(カップ数)の表示を所定の時間について実行し、洗濯運転(給水行程)に移行する。このとき、制御装置31は、電源入りキー32がオン操作されてから、洗い時間表示部41に洗剤量の表示を開始するまでの初期区間内に、蓋スイッチ29により、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、洗剤量の表示を、予め設定された第1の時間(例えば60秒間)よりも短縮した第2の時間(例えば8秒間)だけ実行する。
図7のフローチャートは、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示している。即ち、まずステップS1においては、洗剤量の表示時間(第1の時間)が例えば60秒に設定される。次のステップS11では、ユーザによる操作パネル22上での洗濯運転の内容の設定が行われ、その設定には給水水位の設定が含まれている。
設定操作の後、スタートキー34がオン操作されると(ステップS3にてYes)、洗い時間表示部41に対する、設定水位に応じた目安となる洗剤量の表示が行われる(ステップS8)のであるが、洗剤量を表示する前に、ステップS6にて、初期区間内に、即ち電源入りキー32がオン操作されてから洗剤量表示を行う(現時点)までの間に、蓋スイッチ29により、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知されたかどうかが判断される。
ここで、初期区間において、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知されていなかった場合には(ステップS6にてNo)、そのままステップS8、S9に進み、洗剤量の表示が、第1の時間(60秒間)実行される。これに対し、初期区間において、蓋21が開状態から閉状態に切替わった場合には(ステップS6にてYes)、ステップS7にて、洗剤量の表示時間が第2の時間(例えば8秒)に設定され、ステップS8、S9にて、洗剤量の表示が8秒間行われる。その後、ステップS10にて、洗い時間表示部41の表示が、洗濯運転の残り時間の表示に切替えられ、給水の行程が開始される。
この第2の実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、初期区間内における、蓋スイッチ29により蓋21が開状態から閉状態に切替わったかどうかの検知によって、ユーザが表示前に洗剤を投入したかどうかを判断し、それに基づいて洗剤量の表示時間を制御するように構成したので、洗濯に使用する目安としての洗剤量の表示を行いながらも、その表示を適切な時間で行うことができるという優れた効果を得ることができる。また、目安となる洗剤量は、給水水位(水量)に応じて設定されるので、洗濯を実行する水位(水量)に応じた適切な洗剤量を表示することが可能となる。
(3)第3の実施形態
図9は、第3の実施形態を示すもので、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示すフローチャートである。この第3の実施形態が、上記第1の実施形態(図5)と異なるところは、制御装置31は、洗い時間表示部41に対する洗剤量の表示中に、蓋スイッチ29により蓋21の開状態が検知された場合に、洗剤量の表示時間の短縮を止めるようにした点にある。
ここで、「短縮を止める」とは、直接的には、洗剤量の表示時間が第2の時間(8秒)に設定(短縮)されていた場合に、洗剤量の表示時間を、第1の時間(60秒)に戻す、或いは、トータルで第1の時間(60秒)よりも長くすることを表しているが、表示時間が第1の時間(60秒)に設定されていたものを、トータルとして更に延長する場合も含んでいる。本実施形態では、蓋21の開状態が検知された時点から、第3の時間についての表示を継続する(1回に限る)ようになっており、第3の時間として、具体的には、第1の時間と同等の60秒を採用している。
即ち、図9においては、ステップS1からステップS8の洗剤量の表示までは、第1の実施形態(図5のフローチャート)と同等の処理が実行される。そして、洗剤量の表示中に、ステップS21にて、蓋スイッチ29により、蓋21が開状態となったかどうかが監視される。蓋21が開状態となることがなければ(ステップS21にてNo)、設定時間(60秒或いは8秒)が経過すると(ステップS9にてYes)、ステップS10で、洗濯運転の残り時間の表示に切替えられ、給水の行程が開始される。
これに対し、洗剤量の表示中に蓋スイッチ29により蓋21の開状態が検知された場合には(ステップS21にてYes)、ステップS22にて、その時点からの洗剤量の表示時間が、第3の時間(60秒)に再設定され、表示が継続される。但し、この表示時間の再設定は、1回に限り行われる。従って、洗剤量の表示時間が、60秒、8秒のいずれに設定されていた場合でも、洗剤量の表示中に蓋スイッチ29により蓋21の開状態が検知されたときには、その時点から更に60秒間、洗剤量の表示が行われる。
このような第3の実施形態によれば、上記第1の実施形態等と同様に、洗濯に使用する目安としての洗剤量の表示を行いながらも、その表示を適切な時間で行うことができる。そして、本実施形態では、洗い時間表示部41への洗剤量の表示中に蓋21の開状態が検知された場合には、ユーザが、洗剤を投入する(又は追加投入する)ために開放したものと判断することができるので、洗剤量の表示時間の短縮を止める(表示時間を第3の時間に再設定する)ことによって、その洗剤投入のための時間を確保することができ、ユーザにとって洗剤の投入(追加)の作業をしやすいものとすることができる。
(4)第4の実施形態
図10は、第4の実施形態を示すもので、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示すフローチャートである。この第4の実施形態が、上記第3の実施形態(図9)と異なるところは、制御装置31は、洗い時間表示部41に対する洗剤量の表示が終了する時点で、蓋スイッチ29により蓋21の開状態が検知されている場合に、異常報知を行う点にある。異常報知は、洗い時間表示部41のエラー番号の表示及びブザー50の鳴動により行われる。従って、制御装置31、洗い時間表示部41、ブザー50等から異常報知手段が構成される。
即ち、図10において、ステップS22にて、洗剤量の表示時間が第3の時間(60秒)に再設定された後、ステップS31では、蓋スイッチ29により蓋21が閉状態となったかどうかが判断される。ユーザにより蓋21が閉じられた場合には(ステップS31にてYes)、ステップS9に戻り、表示が継続される。これに対し、蓋21が開状態のままであった場合には(ステップS31にてNo)、ステップS32にて第3の時間(60秒)が経過したかどうかが判断され、60秒が経過しない場合には(ステップS32にてNo)、ステップS31からの処理が繰り返される。そして、60秒が経過した場合には(ステップS32にてYes)、ステップS33にて、蓋開の異常報知がなされる。
このような第4の実施形態によれば、上記第3の実施形態と同様の作用・効果が得られることに加え、異常報知手段を設けたことにより、蓋21の開状態のままで、洗濯運転を開始してしまうことが未然に防止される。従って、洗い時間表示部41への洗剤量の表示中におけるユーザによる洗剤投入(追加投入)後の、蓋21の閉め忘れを防止し、ひいては、安全性を高めることができる。
(5)第5の実施形態
図11は、第5の実施形態を示すもので、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示すフローチャートである。この第5の実施形態が、上記第4の実施形態と異なるところは、制御装置31は、洗い時間表示部41への洗剤量の表示中に、蓋スイッチ29により蓋21が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、その時点で洗剤量の表示を終了し、以降の洗濯運転を実行するようにした点にある。
即ち、図11において、ステップS22にて、洗剤量の表示時間が第3の時間(60秒)に再設定された後、次のステップS41にて、蓋スイッチ29により蓋21が閉状態となったかどうかが判断される。ユーザにより蓋21が閉じられた場合には(ステップS41にてYes)、そのままステップS10に進み、洗い時間表示部41の表示が洗剤量の表示から洗濯運転の残り時間の表示に切替えられ、給水の行程が開始される。
これによれば、洗い時間表示部41への洗剤量の表示中に、蓋21が開状態から閉状態に切替わったことは、ユーザが洗剤の投入のために蓋21を開いて洗剤を投入し、蓋21を閉めるという一連の動作を行ったと判断することができる。従って、この第5の実施形態によれば、上記第4の実施形態と同様の作用・効果が得られることに加え、上記のようにして蓋21が閉じられたことを検出した場合には、直ちに洗剤量の表示を終了し、洗濯運転を開始することにより、速やかに洗濯運転を開始でき、不要な表示時間をなくすことができる。
(6)第6の実施形態、その他の実施形態
図12は、第6の実施形態を示すもので、電源入りキー32がオン操作されてから、給水の行程を開始するまでに、制御装置31が実行する処理手順を示すフローチャートである。この第6の実施形態が、上記第5の実施形態と異なるところは、制御装置31は、洗い時間表示部41への洗剤量の表示が終了した後、蓋ロック機構30を動作させて蓋21を閉塞状態にロックし、以降の洗濯運転を実行するようにした点にある。即ち、図12に示すように、ステップS10にて、洗剤量の表示が終了し、洗い時間表示部41の表示が洗濯運転の残り時間の表示に切替えられると、次のステップS51にて、蓋ロック機構30により蓋21を閉塞状態にロックされた上で、給水の行程が開始される。
このような第6の実施形態によれば、上記第5の実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、洗剤量の表示が終了した後、蓋ロック機構30が動作されることにより、以降の洗濯運転中に、回転槽11が回転している状態で、ユーザが蓋21を開けて回転部分に手を入れてしまうといったことが未然に防止されるので、安全性を高めることができる。
尚、詳しい説明は省略するが、上記した各実施形態における特徴部分を別の実施形態と組合せて実施することも可能である。例えば、第1の実施形態或いは第2の実施形態において、第4の実施形態のようにエラー報知を行うように構成したり、第5の実施形態のように蓋21の閉塞を検出してすぐ洗濯運転を開始するように構成したり、第6の実施形態のように洗剤量の表示が終了した後、ロック機構30を動作させるように構成したりしても良い。
また、上記した各実施形態では、第1の時間として60秒、第2の時間として8秒を具体例にあげたが、それらについては適宜設定すれば良い。第3の時間についても、第1の時間と同等とするに限らず、それよりも長くしたり短くしたりすることもできる。それら第1〜第3の時間を可変に構成することも可能である。その他、洗濯機のハードウエア的構成についても様々な変形が可能であり、いわゆるドラム式(横軸型)の洗濯機にも適用することができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は洗濯機本体、6は水槽、11は回転槽(洗い槽)、20aは出入口、21は蓋、22は操作パネル、29は蓋スイッチ(蓋開閉検知手段)、30は蓋ロック機構、31は制御装置(洗剤量表示制御手段、異常報知手段)、32は電源入りキー、34はスタートキー、41は洗い時間表示部(表示部)、50はブザーを示す。

Claims (5)

  1. 洗濯機本体内に設けられ洗濯物が収容されて洗濯運転が実行される洗い槽と、
    前記洗い槽に対する前記洗濯物の出し入れが行われると共に洗剤の投入が行われる出入口と、
    前記出入口を開閉可能に閉塞する蓋と、
    前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段と、
    各種の設定・指示を行うための操作部と、
    必要な表示を行う表示部と、
    洗濯運転を実行する制御装置とを備え、
    前記洗い槽内への洗剤の投入は前記蓋の開状態で行われ、
    前記制御装置は、洗濯運転を開始する前に、洗濯に使用する目安となる洗剤量を前記表示部に表示させる洗剤量表示制御手段を含んで構成され、
    前記洗剤量表示制御手段は、通常時においては、前記洗剤量の表示を予め設定された第1の時間について行うと共に、前記洗濯機本体の電源オンから前記洗剤量の表示を開始するまでの間に、前記蓋開閉検知手段により前記蓋が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、前記洗剤量の表示を前記第1の時間よりも短縮した第2の時間だけ実行することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記洗剤量表示制御手段は、前記表示部への洗剤量の表示中に、前記蓋開閉検知手段により前記蓋の開状態が検知された場合には、前記洗剤量の表示時間の短縮を止めることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記洗剤量表示制御手段による前記表示部への洗剤量の表示が終了する時点で、前記蓋開閉検知手段により前記蓋の開状態が検知されている場合に、異常報知を行う異常報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記洗剤量表示制御手段は、前記表示部への洗剤量の表示中に、前記蓋開閉検知手段により前記蓋が開状態から閉状態に切替わったことが検知された場合には、前記表示部への洗剤量の表示を終了し、前記制御装置は、以降の洗濯運転を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記蓋を閉塞状態にロックする蓋ロック機構を備え、
    前記制御装置は、前記洗剤量表示制御手段による前記表示部への洗剤量の表示が終了した後、前記蓋ロック機構を動作させ、以降の洗濯運転を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
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