JP2009142612A - 洗濯機 - Google Patents

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Yoshio Masuda
美穂 増田
Yoshio Hayashi
美穂 林
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Abstract

【課題】パルセータを回転させる駆動手段の回転状態が超高負荷状態となった場合に当該駆動手段にかかる負荷を低減する。
【解決手段】制御回路は、洗濯槽内の衣類の重量が定格量以上であると判断した場合(ステップS2にてYES)に、パルセータを回転させる駆動手段の回転状態を検知する。洗濯槽内に給水した状態でパルセータにより撹拌を行う洗い行程及びすすぎ行程中に、この検知された駆動手段の回転状態が当該駆動手段に定格を超える負荷が与えられる超高負荷状態であると判断すると(ステップS6,S22にてYES)、パルセータを休止させる休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する(ステップS7,S21)。
【選択図】図1

Description

本発明は、給水前に洗濯槽内の衣類の重量を検知し、その検知結果に応じて給水後の運転内容を制御するように構成された洗濯機に関する。
この種の洗濯機として、例えば特許文献1に記載の洗濯機は、給水前に洗濯槽内の衣類の重量を検知し、その検知結果に応じて、洗濯水位を決定したり洗濯時におけるパルセータ(撹拌体)の回転を制御するようにしている。
また、特許文献2に記載の洗濯機は、給水前に洗濯槽内の衣類の重量を検知し、その検知結果に応じて、洗濯水位を決定したり洗濯時におけるパルセータの駆動形態を切り換えるようにしている。
特開2007−89775号公報 特開2003−10587号公報
上記のような洗濯機において、洗濯槽内に定格量(洗濯水位が高水位となる量)以上の衣類が収容されると、当該衣類が洗濯槽内に詰まり動きにくい状態となり、このような状態で重量検知を行うと、衣類が定格量である場合の重量検知結果と差が出なくなる。そのため、衣類が定格量以上であっても、給水後の運転において定格量であるときと同じ制御が行われてしまう。この場合、定格量以上の衣類の重量により、パルセータを回転させる駆動手段たるモータに定格を超える負荷(超高負荷)が与えられるため、当該モータが回転しにくい状態(超高負荷状態)となる。
このような状態では、モータの回転信号が目標値に達しないことから、当該モータにさらに高い電流を供給し回転させようとする制御が行われる。しかしながら、このような制御が行われると、モータが回転できないにもかかわらず電流が供給され続ける状態となり、当該モータの温度が異常に高くなってしまうことがある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パルセータを回転させる駆動手段の回転状態が超高負荷状態となった場合に当該駆動手段にかかる負荷を低減することができる洗濯機を提供することにある。
本発明の洗濯機は、衣類が収容される洗濯槽内に回転可能に設けられ、駆動手段により回転駆動されるパルセータと、前記洗濯槽内に収容された衣類の重量を検知する重量検知手段と、前記パルセータを回転させる動作時間と休止させる休止時間とからなり前記洗濯槽内に給水した状態で撹拌を行う撹拌行程を実行可能に構成され、前記重量検知手段による検知結果に応じて前記撹拌行程の内容を制御する制御手段とを備えた洗濯機において、前記重量検知手段により検知された前記衣類の重量が所定量以上であると判断した場合に、前記駆動手段の回転状態を検知する回転状態検知手段を備え、前記制御手段は、前記撹拌行程中において、前記回転状態検知手段により検知された前記駆動手段の回転状態が当該駆動手段に定格を超える負荷が与えられる超高負荷状態であると判断すると、前記撹拌行程中における前記休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行うことに特徴を有する。
本発明の洗濯機によれば、回転状態検知手段は、洗濯槽内の衣類の重量が所定量以上であると判断した場合に、パルセータを回転させる駆動手段の回転状態を検知する。そして、制御手段は、洗濯槽内に給水した状態でパルセータにより撹拌を行う撹拌行程中において、回転状態検知手段により検知された駆動手段の回転状態が当該駆動手段に定格を超える負荷が与えられる超高負荷状態であると判断すると、パルセータを休止させる休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する。
すなわち、パルセータを回転させる駆動手段に過剰な負荷がかかる超高負荷状態では、パルセータを回転させようとするのではなく、休止時間を長くする制御を行うようにした。そのため、休止時間中に惰性水流により洗濯槽内の衣類が動きやすくなることが期待できる。これにより、次にパルセータを回転させる際に当該パルセータが回転しやすくなり、ひいては駆動手段にかかる負荷を低減することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
まず、図2には、縦軸型の全自動洗濯機の縦断面図が示されている。この図2において、外箱1と、この外箱1の底部に設けられた台板2と、外箱1の上部に設けられたトップカバー3とにより、洗濯機の外殻が構成されている。トップカバー3には、図示しない洗濯物出入口を開閉する洗濯蓋4が設けられている。洗濯蓋4は二つ折れ式となっている。
外箱1の内部には、上面が開口した容器状をなす水槽5が配設されている。この水槽5は、つり棒6、スプリング7などで構成する弾性吊持機構8により、外箱1に弾性的に支持されている。水槽5内には、縦軸型の洗濯槽10が回転可能に配設されている。この洗濯槽10は、円筒状に形成されたステンレス製の胴部11と、この胴部11の下部に設けられた容器状をなす合成樹脂製の槽底部12と、胴部11の上端部に設けられたバランスリング13とを組み合わせて構成されている。胴部11と槽底部12との間、及び胴部11とバランスリング13との間は、かしめやねじで連結されている。胴部11には脱水用の孔14が多数個形成されていて、洗濯槽10は脱水槽を兼ねている。
槽底部12の内部には、洗濯物撹拌用のパルセータ15を収納する凹部16が形成されている。この凹部16は、ポンプ室にもなっている。凹部16の外側には、ポンプ室の出口となる流出口17が形成されている。なお、流出口17は、複数箇所に形成されているが、図2には1箇所のみ示す。パルセータ15の裏側には、複数枚のポンプ羽根18が設けられている。
水槽5の底部外面には、回転駆動源であるモータ19(駆動手段に相当)が設けられているとともに、機構部20が設けられている。機構部20にはクラッチ21(図3参照)が設けられていて、洗い行程時やすすぎ行程時には、モータ19の回転がパルセータ15のみ伝達され、脱水行程時には、モータ19の回転が洗濯槽10とパルセータ15の双方に伝達されるようになっている。洗い行程時及びすすぎ行程時には、パルセータ15が正逆回転され、脱水行程時には、洗濯槽10及びパルセータ15が一体的に一方向へ高速回転されるようになっている。
水槽5の底部には排水口22が形成され、この排水口22には、洗濯槽10内の水を排水する排水弁23を介して排水ホース24が接続されている。なお、前記トップカバー3の後部には、洗濯槽10内に給水するための給水弁25(図3参照)が設けられ、前部には、図示はしないが、スイッチや表示器を備えた操作パネルが設けられている。
次に、上記の洗濯機の電気的構成について図3を参照して説明する。制御回路26(重量検知手段,制御手段,回転状態検知手段に相当)は洗濯機の動作全般を制御する機能を有するもので、マイクロコンピュータを主体に構成されている。この制御回路26には、回転センサ27、水位センサ28、電流検知回路29などが接続されている。また、制御回路26には、インバータ回路30を介してモータ19が接続されているとともに、クラッチ21、排水弁23、給水弁25などが接続されている。
水位センサ28は、水槽5(洗濯槽10)内の水位を検知して制御回路26に入力する。回転センサ27は、例えばホール素子からなり、モータ19の回転位置を検知して制御回路26に入力する。電流検知回路29については後述する。
制御回路26は、これら入力された各種の信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、モータ19、クラッチ21、排水弁23、給水弁25などを制御することにより、洗い行程、すすぎ行程などからなる洗濯運転などを実行可能となっている。
インバータ回路30は、6個のIGBT31(図3では2つのみ図示)を三相ブリッジ接続して構成されており(図3では一相のみ図示)、直流入力端子には直流電圧(例えば282V)が印加され、三相の交流出力端子はモータ19の三相の入力端子に接続されている。インバータ回路30の下アームにおける三相のIGBT31のエミッタは、それぞれシャント抵抗器32を介してグランドに接続されている。
電流検知回路29は、シャント抵抗器32を介して三相のモータ電流データを検知し直交座標系の2軸電流データに変換する。そして、これらの2軸電流データを回転座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換し制御回路26に入力する。すなわち、電流検知回路29は、モータ19のq軸電流値を検知して制御回路26に入力する電流検知手段としての機能を担う。
制御回路26は、d軸電流値及びq軸電流値に基づいてモータ19の回転位置及び回転速度を推定し、推定された回転速度と目標速度指令値との差分量に基づいてPI制御によりd軸電流指令値及びq軸電流指令値を生成する。次に、これらd軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づいて三相の電圧指令値を生成しインバータ回路30をPWM制御する。
制御回路26は、その結果得られたd軸電流値,q軸電流値を、d軸電流指令値,q軸電流指令値から減算し、その減算結果及び推定されたモータ19の回転位置に基づいて三相の電圧指令値を生成しインバータ回路30をPWM制御する。すなわち、制御回路26は、ベクトル制御によりモータ19を設定回転速度に制御するようになっている。
このようなベクトル制御におけるq軸電流値には、モータ19の出力トルクが直接的に反映されるため、モータ19にかかる負荷が変動するのに応じてq軸電流値も変動する。従って、モータ19を回転したときのq軸電流値を検知することにより当該モータ19にかかる負荷を検知することができる。
次に、上記構成の作用について図1を参照して説明する。図1は、洗濯運転実行時における制御回路26による制御内容を示すフローチャートである。なお、洗濯運転の開始前に予め洗濯槽10内に衣類及び洗剤を投入しておく。
洗濯運転が開始されると、制御回路26は、洗濯槽10内に収容された衣類(洗濯物)の重量検知動作を行う(ステップS1、重量検知手段に相当)。この重量検知動作では、制御回路26は、モータ19によりパルセータ15を回転駆動させ、そのときに回転センサ27から得られる信号のパルス数に基づいて衣類の重量を検知する。この場合、回転センサ27から得られるパルス数は衣類の重量に応じて変動し、衣類の重量が少ないほどパルス数は多くなり、衣類の重量が多いほどパルス数は少なくなる。
次に、制御回路26は、ステップS2に移行して、上記重量検知動作の結果に基づいて、後述の洗い行程及びすすぎ行程における洗濯槽10内の洗濯水位が高水位となるか否かを判断する。このとき、制御回路26は、検知された衣類の重量が定格量(洗濯水位が高水位となる量)である場合或いは定格量以上である場合に、洗濯水位が高水位となると判断する。洗濯水位が高水位となると判断すると(YES)、制御回路26は、洗濯槽10を回転させながら当該洗濯槽10内に給水する行程を行い(ステップS3)、その後、洗濯水位が高水位となるように本給水を行う(ステップS4)。この本給水では、制御回路26は、洗濯槽10を停止したまま給水弁25を開くとともに排水弁23を閉じて洗濯槽10内に水を供給する。本給水を終了すると、制御回路26は洗い行程を開始する(ステップS5)。
この洗い行程は、図4に示すように、パルセータ15を正回転させる動作時間と逆回転させる動作時間との間に当該パルセータ15を休止させる休止時間を挟む形態で構成されており、制御回路26は、この洗い行程を実行することにより、パルセータ15を正逆回転させて洗濯槽10内に収容された衣類を洗濯水とともに撹拌する。この洗い行程を開始すると、制御回路26は、ステップS6に移行して、モータ19の回転状態が当該モータ19に定格を超える負荷が与えられる超高負荷状態であるか否かを判断する。
洗い行程及び後述するすすぎ行程のように洗濯槽10内に給水した状態でパルセータ15により撹拌を行う撹拌行程において、制御回路26は、図5に示すように、モータ19の回転数の実測値(回転センサ27から得られる回転信号、実線aで示す波形参照)が目標値(破線bで示す波形参照)に達しない場合には、モータ19のq軸電流値を増加させる制御を行うようになっている。また、制御回路26は、モータ19のq軸電流値を検知し当該q軸電流値に基づいてモータロック状態(モータ19の回転異常状態)をカウントする(回転状態検知手段に相当)。
本実施形態では、制御回路26は、モータロック状態として、q軸電流値が所定値たる第1のしきい値T1を複数回(この場合4回)超えた状態(図5中A,B,C,Dで示す状態参照)及び当該第1のしきい値T1よりも大きな所定値たる第2のしきい値T2(この場合、安全を図るために洗濯槽10の回転を停止させるためのしきい値)を1回超えた状態(Eで示す状態参照)の2つの状態をカウントする。そして、当該カウント値が所定回数(この場合10回)に達すると、制御回路26は、モータ19の回転状態が超高負荷状態であることを検知するようになっている。
ステップS6においてモータ19の回転状態が超高負荷状態であると判断すると(YES)、制御回路26は、ステップS7に移行して、洗い行程における休止時間を超高負荷状態でない場合の休止時間(G,H,Iで示す時間)よりも延長(図5中Fで示す時間参照)する制御を行う。この場合、制御回路26は、図4に示すように、休止時間を延長した分、洗い行程全体の時間を延長する。また、動作時間の延長は行わず、動作時間を休止時間延長なしのときと同じにする。そして、制御回路26は、ステップS8に移行して、洗い行程が終了したか否かを判断する。制御回路26は、洗い行程が終了していなければ(NO)、上記ステップS6に戻り、一方、洗い行程が終了していれば(YES)、ステップS9に移行して排水行程を実行する。この排水行程では、制御回路26は、排水弁23を開いて洗濯槽10内の水を排水する。
上記ステップS6において、モータ19の回転状態が超高負荷状態でないと判断すると(NO)、制御回路26は、休止時間を延長することなく洗い行程を実行し、当該洗い行程を終了すると(ステップS8にてYES)、ステップS9に移行して排水行程を実行する。なお、上記ステップS2において、洗濯水位が高水位とならない(検知された衣類の重量が定格量より少ない)と判断すると(NO)、制御回路26は、本給水(ステップS10)、洗い行程(ステップS11)を実行し、洗い行程を終了すると排水行程(ステップS9)を行う。
排水行程において、制御回路26は、洗い行程にて超高負荷状態を検知し休止時間を延長する制御(ステップS7参照)を行った場合には、排水時間を延長する制御を行うようになっている。この場合、制御回路26は、水位センサ28から所定の信号(洗濯槽10内の水が排水された後の状態における信号)が入力されてから所定時間経過後に排水行程を終了するようになっており、この所定時間を延長することにより当該排水時間を延長するようになっている。
排水行程を終了すると、制御回路26は、ステップS12に移行して脱水行程を実行する。この脱水行程では、制御回路26は、排水弁23を開いたまま洗濯槽10を高速回転させて洗濯槽10内の衣類を脱水する。このとき、制御回路26は、洗い行程にて超高負荷状態を検知し休止時間を延長する制御(ステップS7参照)を行った場合には、図6中破線cで示すように、脱水行程における洗濯槽10の回転起動を超高負荷状態でない場合(実線d参照)よりも緩やかにする制御を行うようになっている。なお、当該制御を行った場合に洗濯槽10の最高回転数を維持する時間t1は、超高負荷状態でない場合に最高回転数を維持する時間t2と同じとなるようにする。
脱水行程を終了すると、制御回路26は、シャワーすすぎ行程を開始する(ステップS13)。このシャワーすすぎ行程では、制御回路26は、排水弁23を開いた状態で洗濯槽10を回転させながら当該洗濯槽10内に給水する。このとき、制御回路26は、上記洗い行程時に超高負荷状態を検知したか否かを判断する(ステップS14)。そして、洗い行程時に超高負荷状態を検知した場合には(YES)、制御回路26は、ステップS15に移行して、シャワーすすぎ行程の時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行う。一方、洗い行程時に超高負荷状態を検知しなかった場合には(NO)、制御回路26は、当該当該シャワーすすぎ行程の時間を延長することなく実行する。
シャワーすすぎ行程を終了すると(ステップS16)、制御回路26は、上記ステップS12と同様の内容の脱水行程を行い(ステップS17)、続いて、上記ステップS4と同様の内容の本給水を行う(ステップS18)。本給水を終了すると、制御回路26は、すすぎ行程を開始する(ステップS19)。なお、このすすぎ行程の内容は、洗濯槽10内に洗剤が投入されない点を除いて上記洗い行程(ステップS5参照)と同様であり、洗濯槽10内に水を溜めた状態でパルセータ15の正逆回転が行われる。
このとき、制御回路26は、上記洗い行程時に超高負荷状態を検知したか否かを判断する(ステップS20)。そして、洗い行程時に超高負荷状態を検知した場合には(YES)、ステップS21に移行して、すすぎ行程における休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行う。すなわち、上記洗い行程にて一旦超高負荷状態を検知すると、制御回路26は、以降の撹拌行程においても、休止時間を延長する制御を行うようになっている。なお、この場合も、制御回路26は、すすぎ行程全体の時間を延長し、動作時間を休止時間延長なしのときと同じにする。
一方、洗い行程時に超高負荷状態を検知しなかった場合には(ステップS20にてNO)、制御回路26は、ステップS22に移行して、すすぎ行程におけるモータ19の回転状態が超高負荷状態であるか否かを判断する。なお、この場合も、制御回路26は、すすぎ行程中におけるモータ19のq軸電流値に基づいてモータロック状態をカウントし、当該カウント値が所定回数に達した場合に超高負荷状態であると判断する。
モータ19の回転状態が超高負荷状態であると判断すると(YES)、制御回路26は、休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行う(ステップS21)。そして、ステップS23に移行して、すすぎ行程が終了したか否かを判断する。制御回路26は、すすぎ行程が終了していなければ(NO)、上記ステップS22に戻り、一方、すすぎ行程が終了していれば(YES)、上記ステップS9と同様の内容の排水行程を行う(ステップS24)。
上記ステップS22において、モータ19の回転状態が超高負荷状態でないと判断すると(NO)、制御回路26は、休止時間を延長することなくすすぎ行程を実行し、当該すすぎ行程を終了すると(ステップS23にてYES)、ステップS24に移行して排水行程を行う。排水行程を終了すると、制御回路26は、上記ステップS12と同様の内容の脱水行程を行い(ステップS25)、この制御を終了する。
以上に説明したように本実施形態によれば、洗濯槽10内の衣類の重量が定格量以上である場合であって、洗濯槽10内に給水した状態でパルセータ15により撹拌を行う洗い行程及びすすぎ行程中に、パルセータ15を回転させるモータ19に過剰な負荷がかかる超高負荷状態となった場合には、パルセータ15を回転させようとするのではなく、休止時間を長くする制御を行うようにした。そのため、休止時間中に惰性水流により洗濯槽10内の衣類が動きやすくなることが期待できる。これにより、次にパルセータ15を回転させる際に当該パルセータ15が回転しやすくなり、ひいてはモータ19にかかる負荷を低減することができ、モータ19の回転状態が超高負荷状態であったとしても当該モータ19の異常発熱を抑えることができる。
また、洗い行程或いはすすぎ行程中における実際のモータ19の回転状態に応じた運転を行うことができる。
モータ19にかかる負荷の変動に応じて直接的に変動するq軸電流値に基づいて、モータ19の回転状態が超高負荷状態であるか否かを判断する構成としたので、超高負荷状態であるか否かをより正確に判断することができる。
また、モータ19の回転状態が超高負荷状態であるか否かの判断を、検知されたq軸電流値としきい値T1,T2との比較に基づいて行うようにしたので、正確な判断が可能である。
検知された衣類の重量が定格量以上であると判断した場合には、洗い行程において洗濯槽10内に本給水する前に、洗濯槽10を回転させながら当該洗濯槽10内に給水する行程を行うようにしたので、洗い行程に先立って洗濯槽10内の衣類全体を効率よく濡らすことができる。
休止時間を延長する制御を行う場合には、洗い行程或いはすすぎ行程全体の時間を延長し、動作時間を休止時間延長なしのときと同じにするようにしたので、休止時間を延長したとしても休止時間を延長しない場合と同じ動作時間を確保することができ、洗い行程における洗浄性能及びすすぎ行程におけるすすぎ性能を維持することができる。
また、休止時間を延長する制御を行う場合には、洗い行程或いはすすぎ行程後の排水行程の時間を延長するようにしたので、定格量以上の衣類に応じた十分な排水時間を確保することができ、一定の排水性能を維持することができる。
また、休止時間を延長する制御を行う場合には、シャワーすすぎ行程の時間を延長するようにしたので、定格量以上の衣類に応じた十分な水量でシャワーすすぎを行うことができ、一定のすすぎ性能を維持することができる。
また、休止時間を延長する制御を行う場合には、脱水行程における洗濯槽10の回転起動を緩やかにするようにしたので、定格量以上の衣類に応じた適正な脱水起動を実現でき、脱水行程時の振動を抑えることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。
この第2の実施形態では、制御回路26は、洗い行程の最後に、ほぐし行程を実行するようになっている。このほぐし行程では、制御回路26は、パルセータ15の正逆回転を上記洗い行程時よりも短周期で行うことにより洗濯槽10内の衣類をほぐすようになっている。
この場合、制御回路26は、洗い行程を開始(ステップS5)すると、超高負荷状態であると判断し休止時間を延長する制御を行った場合(ステップS6にてYES、ステップS7)、超高負荷状態でないと判断した場合(ステップS6にてNO)の何れの場合にも、ステップS31に移行して、上記ほぐし行程を開始する時間に達したか否かを判断する。制御回路26は、ほぐし行程の開始時間に達していなければ(NO)、ステップ6に戻り、一方、ほぐし行程の開始時間に達していれば(YES)、ステップS32に移行して、上記洗い行程中に超高負荷状態を検知したか否かを判断する。
そして、洗い行程中に超高負荷状態を検知した場合には(YES)、制御回路26は、ステップS33に移行して、ほぐし行程の時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行う。この場合、制御回路26は、ほぐし行程におけるパルセータ15の休止時間を延長なしの場合と同じとし、パルセータ15の動作及び休止の繰り返し回数を増加させることで、ほぐし行程全体の時間を延長する。なお、パルセータ15の動作時間も延長なしの場合と同じである。
そして、制御回路26は、ほぐし行程の時間が終了したら洗い行程を終了し(ステップS34)、ステップS35に移行して排水行程を実行する。この場合の排水行程は、超高負荷状態でない場合よりも時間を延長して行う。排水行程を終了すると、制御回路26は、脱水行程を実行する(ステップS12)。
一方、洗い行程中に超高負荷状態を検知しなかった場合には(ステップS32にてNO)、制御回路26は、ステップS36に移行して、ほぐし行程を時間を延長することなく実行する。そして、制御回路26は、ほぐし行程の時間が終了したら洗い行程を終了し(ステップS37)、ステップS38に移行して排水行程を実行する。この場合の排水行程は、時間は延長せず通常の時間とする。排水行程を終了すると、制御回路26は、脱水行程を実行する(ステップS12)。
本実施形態によれば、休止時間を延長する制御を行う場合には、洗い行程の最後に実行するほぐし行程の時間を延長するようにしたので、洗濯槽10内の衣類が定格量以上であっても当該衣類をほぐしやすくできる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図8を参照して説明する。
本実施形態は、洗い行程或いはすすぎ行程後の脱水行程(ステップS12,S25)の制御内容が異なる。
すなわち、制御回路26は、洗い行程或いはすすぎ行程において超高負荷状態を検知し休止時間を延長する制御を行った場合には、図8中破線eで示すように、脱水行程における洗濯槽10の最高回転数を超高負荷状態でない場合(実線f)よりも低くするとともに、当該脱水行程の時間t3を超高負荷状態でない場合の時間t4よりも延長する。なお、当該制御を行った場合に洗濯槽10の最高回転数を維持する時間t5は、超高負荷状態でない場合に最高回転数を維持する時間t6よりも長くなっている。
本実施形態によれば、脱水行程における洗濯槽10の最高回転数を超高負荷状態でない場合よりも低くすることにより、定格量以上の衣類に応じた適正な脱水起動を実現でき、脱水行程時の振動を抑えることができる。また、このように最高回転数を低くする制御を行ったとしても、脱水行程の時間を延長するようにしたので、一定の脱水性能を維持することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
ベクトル制御におけるq軸電流値ではなく回転センサ27から入力される信号に基づいてモータ19の回転状態を判断するようにしてもよい。
モータロック状態として、q軸電流値が第1のしきい値T1を複数回超えた状態のみをカウントするようにしてもよいし、第2のしきい値T2を1回超えた状態のみをカウントするようにしてもよい。
洗濯槽10を回転させながら当該洗濯槽10内に給水する行程(図1中ステップS3参照)を、すすぎ行程において洗濯槽10内に本給水する前にも行うようにしてもよい。また、ほぐし行程(図7中ステップS33,S36参照)をすすぎ行程の最後にも行うようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、制御回路による制御内容を示すフローチャート 洗濯機全体の縦断側面図 洗濯機の電気的構成を示すブロック図 超高負荷状態における休止時間を延長する制御を説明するための図 モータの回転数及びq軸電流値の関係を示す図 超高負荷状態における脱水行程の内容を説明するための図 本発明の第2の実施形態を示すものであり、制御回路による制御内容の一部を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態を示す図6相当図
符号の説明
図面中、10は洗濯槽、15はパルセータ、19はモータ(駆動手段)、26は制御回路(重量検知手段,制御手段,回転状態検知手段)、29は電流検知回路(電流検知手段)を示す。

Claims (12)

  1. 衣類が収容される洗濯槽内に回転可能に設けられ、駆動手段により回転駆動されるパルセータと、
    前記洗濯槽内に収容された衣類の重量を検知する重量検知手段と、
    前記パルセータを回転させる動作時間と休止させる休止時間とからなり前記洗濯槽内に給水した状態で撹拌を行う撹拌行程を実行可能に構成され、前記重量検知手段による検知結果に応じて前記撹拌行程の内容を制御する制御手段とを備えた洗濯機において、
    前記重量検知手段により検知された前記衣類の重量が所定量以上であると判断した場合に、前記駆動手段の回転状態を検知する回転状態検知手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記撹拌行程中において、前記回転状態検知手段により検知された前記駆動手段の回転状態が当該駆動手段に定格を超える負荷が与えられる超高負荷状態であると判断すると、前記撹拌行程中における前記休止時間を超高負荷状態でない場合よりも延長する制御を行うことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記駆動手段はモータにより構成されるとともに、
    前記回転状態検知手段として、前記モータの電流値を検知する電流検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記電流検知手段により検知された電流値に基づいて、前記モータの回転状態が前記超高負荷状態であるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記撹拌行程中に前記電流検知手段により検知された電流値が所定値を超えた状態を前記モータの回転異常状態としてカウントし、当該カウント値が所定回数に達すると、前記モータの回転状態が前記超高負荷状態であると判断することを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、前記電流検知手段により検知された電流値が前記所定値として第1のしきい値を複数回超えた状態を、前記モータの回転異常状態としてカウントすることを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
  5. 前記制御手段は、前記電流検知手段により検知された電流値が前記所定値として第1のしきい値を複数回超えた状態及び前記所定値として前記第1のしきい値よりも大きな第2のしきい値を超えた状態を、それぞれ前記モータの回転異常状態としてカウントすることを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
  6. 前記制御手段は、前記重量検知手段により検知された前記衣類の重量が所定量以上であると判断した場合には、前記撹拌行程において前記洗濯槽内に本給水する前に、前記洗濯槽を回転させながら前記洗濯槽内に給水する行程を行うことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の洗濯機。
  7. 前記制御手段は、前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記撹拌行程全体の時間を延長し、前記動作時間を休止時間延長なしのときと同じにすることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の洗濯機。
  8. 前記制御手段は、
    前記撹拌行程の最後に前記パルセータを回転させることにより前記洗濯槽内の衣類をほぐすほぐし行程を実行可能に構成され、
    前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記ほぐし行程の時間を延長することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の洗濯機。
  9. 前記制御手段は、
    前記洗濯槽内の水を排水する排水行程を実行可能に構成され、
    前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記撹拌行程後の前記排水行程の時間を延長することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の洗濯機。
  10. 前記制御手段は、
    前記洗濯槽内の水を排水する排水弁を開いた状態で前記洗濯槽を回転させながら給水するシャワーすすぎ行程を実行可能に構成され、
    前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記シャワーすすぎ行程の時間を延長することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の洗濯機。
  11. 前記制御手段は、
    前記撹拌行程後に前記洗濯槽を高速回転させることにより当該洗濯槽内の衣類を脱水する脱水行程を実行可能に構成され、
    前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記脱水行程における前記洗濯槽の回転起動を緩やかにすることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  12. 前記制御手段は、
    前記撹拌行程後に前記洗濯槽を高速回転させることにより当該洗濯槽内の衣類を脱水する脱水行程を実行可能に構成され、
    前記休止時間を延長する制御を行う場合には、前記脱水行程における前記洗濯槽の最高回転数を低くするとともに前記脱水行程の時間を延長することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017505644A (ja) * 2013-10-23 2017-02-23 海爾集団公司 洗濯機の洗濯方法およびその洗濯機
WO2018103698A1 (zh) * 2016-12-07 2018-06-14 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机的泡沫检测及消除方法
US11268228B2 (en) * 2017-07-14 2022-03-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing apparatus and controlling method thereof

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