JPH07265574A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH07265574A
JPH07265574A JP6062456A JP6245694A JPH07265574A JP H07265574 A JPH07265574 A JP H07265574A JP 6062456 A JP6062456 A JP 6062456A JP 6245694 A JP6245694 A JP 6245694A JP H07265574 A JPH07265574 A JP H07265574A
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JP
Japan
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washing
rinsing
abnormal vibration
water
spin
Prior art date
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Application number
JP6062456A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tono
一雄 東野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間脱水行程時に異常振動が発生したときの
バランス修正行程を廃止する。 【構成】 中間脱水行程時に、洗濯兼脱水槽7内の洗濯
物の片寄りにより洗濯兼脱水槽7の回転がスムーズに行
われず異常振動が発生すると、この異常振動を安全スイ
ッチ30により検知し、バランス修正を行わずに脱水モ
ータ20の駆動を停止して中間脱水行程を終了する。そ
の後のすすぎ行程において、ためすすぎを注水すすぎに
変更してすすぎ性能を高める。 【効果】 洗濯時間を正常動作と同等にし、余分な電力
や水道水の消費をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の洗濯プログラム
に基づいて洗濯運転を実行する洗濯機に関し、すすぎ行
程前の脱水行程時に洗濯兼脱水槽の異常振動が発生した
場合の制御に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯機においては、図11
のフローチャートの如く、電源がオンされると(S
1)、電源周波数を検知したりマイクロコンピュータに
おけるRAMのチェック等を行い、洗濯内容が初期設定
されて(S2)、スタートキーがオンされることにより
洗濯運転を開始する。そして、洗い行程(S3)の終了
後に排水弁をオンして(S4)、排水完了時のリセット
水位になると(S5)、脱水モータをオン(S6)して
すすぎ性能を良くするために中間脱水行程を開始して洗
濯兼脱水槽を高速回転させる。このとき、洗濯兼脱水槽
内の洗濯物の片寄りにより、洗濯兼脱水槽の回転がスム
ーズに行われず異常振動が発生する場合があり、この異
常振動を安全スイッチにより検知すると(S7)、洗濯
物のバランス修正(S8)を行なう。異常振動が検知さ
れなければ、所定時間経過後(S9)、排水弁および脱
水モータをオフして(S10)、設定水位まで給水した
後に脱水モータを正逆回転させることによりパルセータ
を回転させる通常のすすぎ行程(S11〜S15)を行
った後、次行程に移行する(S16)。
【0003】バランス修正では、図12のフローチャー
トの如く、中間脱水行程を開始してから異常振動を検知
すると、排水弁および脱水モータをオフし(S17)、
給水弁をオンして(S18)、洗濯兼脱水槽内の水位が
バランス動作を行うためのバランス水位になるまで給水
を行い(S19)、給水弁をオフした後(S20)、脱
水モータを間欠的に正逆回転させることによりパルセー
タを回転させて洗濯物を撹拌して絡みをほぐすバランス
動作(S21)を行う。その後、排水弁をオンして(S
22)、排水完了時のリセット水位になると(S2
3)、再び脱水モータをオンして残りの中間脱水行程を
行い、その後上述のすすぎ行程(S11〜S15)を行
ってから、次行程に移行する(S16)。
【0004】なお、すすぎ動作後には、設定水位よりも
低いバランス水位まで排水して30秒程度のバランス動
作を行い、次行程が最終脱水行程の場合は脱水行程終了
後に洗濯運転を終了し、次行程が2回目のすすぎ行程の
場合はバランス動作終了後に排水して(S6)に戻る。
【0005】このような洗濯運転を実行する全自動洗濯
機においては、バランス修正を行ったときには、バラン
ス修正が行われなかった正常動作時と比べてバランス修
正のために余分な電力や水が消費される。また、洗濯運
転に要する時間もバランス修正に要する時間だけ長くな
るため、洗濯終了までの残り時間表示と実際の洗濯終了
時刻にずれが生じたり、洗濯終了時刻を予約設定できる
全自動洗濯機においては予約設定した時刻に洗濯が終了
していないといった問題があった。
【0006】そこで、実開平4−49080号公報に
は、バランス修正では給水および撹拌が行われるので、
ためすすぎを行ったときと同等のすすぎ効果があること
を利用して、洗濯兼脱水槽の異常振動が発生したとき上
述と同様のバランス修正を行って、以後のすすぎ行程に
おいてすすぎ時間や給水量を減らして、バランス修正が
行われても電力や水道水の消費および洗濯時間を正常動
作時とほぼ同程度にすることができる全自動洗濯機が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
4−49080号公報における全自動洗濯機において
は、バランス修正を行なうとすすぎ時間が短くなること
があるため、すすぎ行程時に柔軟剤等を投入する場合に
は、その投入時期を確保できないことがあった。また、
バランス修正を行っても洗濯物の片寄りが直らないと
き、複数回バランス修正を行なうときがあるが、このよ
うな場合すすぎ行程におけるすすぎ時間や給水量を減ら
すにも限界があるため、電力や水道水の消費および洗濯
時間を正常動作時とほぼ同程度にすることができない恐
れがあった。
【0008】本発明は、上記に鑑み、すすぎ行程前の脱
水行程時に異常振動が発生してもバランス修正を行わ
ず、順次洗濯運転を実行させる洗濯機の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、すすぎ行程前の脱水行程時における異常振動検知
部30からの異常振動信号によりモータ20の駆動を停
止して脱水行程を終了し、異常振動の発生による脱水行
程終了後に洗濯物の片寄りを修正するバランス修正を行
わずに次行程であるすすぎ行程を実行し、異常振動の発
生が記憶されているときすすぎ行程の内容をすすぎ性能
を高める内容に変更するものである。すすぎ行程の内容
の変更は、注水すすぎを実行したり、水位を予め設定さ
れた水位よりも高くしたり、すすぎ時間を予め設定され
た時間よりも長くすることにより行われる。また、すす
ぎ行程における洗濯物の絡みをほぐすバランス動作を通
常のバランス動作よりも長い時間実行する。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、洗濯運転が開始さ
れ、洗い行程が終了すると、中間脱水行程を行なう。こ
のとき、洗濯兼脱水槽7内の洗濯物の片寄りにより、洗
濯兼脱水槽7の回転がスムーズに行われず異常振動が発
生すると、この異常振動を異常振動検知部30により検
知し、バランス修正を行わずにモータ20の駆動を停止
して、中間脱水行程を終了する。その後のすすぎ行程に
おいて、注水すすぎを実行する、あるいは水位を予め設
定された水位よりも高くする、あるいはすすぎ時間を予
め設定された時間よりも長くして、すすぎ行程の内容を
すすぎ性能を高める内容に変更してすすぎ行程を実行す
る。このため、洗濯兼脱水槽7の異常振動が発生した場
合、中間脱水行程を途中で終了してもすすぎ性能が低下
することなく、バランス修正を行なわないので余分な電
力や水道水の消費をなくし、洗濯時間を正常動作時とほ
ぼ同程度にすることができる。また、確実にすすぎ行程
を行なうため、柔軟剤等の投入時期を確保できる。
【0011】さらに、中間脱水行程時に異常振動が発生
したとき、すすぎ行程においてモータ20を間欠的に駆
動して洗濯物の絡みをほぐすバランス動作を通常のバラ
ンス動作よりも長い時間実行すると、異常振動の再発生
をなくせる。
【0012】
【実施例】
(第一実施例)本発明の第一実施例の全自動洗濯機を図
2,3に基づいて説明する。図2,3において、1は洗
濯機本体、2は洗濯機本体1の上部に装着され中央開口
を有する上面板、3は上面板2の前部に設けられた操作
パネル部、4は上面板3の上面を覆う開閉蓋、5は洗濯
機本体1の内部に防振機構6により弾性支持された水
槽、7は水槽5内に回転自在に内装され多数の水抜き穴
8を有する洗濯兼脱水槽、9は上面板2の後部に設けら
れた給水弁、10は水槽5の下部の排水路11に配され
た排水弁、12は水槽5の上部と排水路11とを連結す
るすすぎ水用排水路、13は排水路11の端部に接続さ
れた排水ホース、14は水槽5の下部外側に形成された
エアトラップ、15はエアトラップ14の上部に一端が
接続された導圧パイプ、16は導圧パイプ15の他端が
接続されエアトラップ14および導圧パイプ15の空気
圧から洗濯兼脱水槽7の水位を検知する水位検知部とし
ての圧力センサである。
【0013】そして、洗濯兼脱水槽7の底部にパルセー
タ17が回転軸18を介して回転自在に内装支持され、
水槽5の底部を貫通した回転軸18の下端にはセンター
プーリ19が固定されている。また、洗濯機本体1の下
部には正逆回転可能な脱水モータ20が内装され、脱水
モータ20のモータ軸21に固定されたモータプーリ2
2とセンタープーリ19との間にVベルト23が掛巻き
されている。これにより、脱水モータ20のモータ軸2
1の回転力がモータプーリ22、Vベルト23、センタ
ープーリ19を介して回転軸18に伝達され、パルセー
タ17が回転する。このパルセータ17の回転により、
洗濯兼脱水槽7内の洗濯水に回転力を与えて水流を形成
し、洗濯兼脱水槽7内に投入された洗濯物を撹拌して洗
濯を行なう構造となっている。なお、図2中、24は電
源コードである。
【0014】また、回転軸18は、内軸と外軸とからな
る二重軸構造となっており、脱水時にはクラッチ機構2
5によりパルセータ17に伝達されていた回転力を洗濯
兼脱水槽7にも伝達するように切換えられる。そして、
洗濯兼脱水槽7の回転に伴う遠心力にて洗濯物に含まれ
る水分を洗濯兼脱水槽7の水抜き穴8から水槽5側に排
出して脱水を行なう構造となっている。なお、クラッチ
機構25と排水弁10は機械的に連結されており、脱水
時のクラッチ機構25の作動により排水弁10が開放さ
れる。
【0015】さらに、洗濯兼脱水槽7内の洗濯物の片寄
りにより、脱水時に洗濯兼脱水槽7の回転が不安定にな
ったときに発生する異常振動を検知する異常振動検知部
である安全スイッチ30が設けられている。この安全ス
イッチ30は、図4の如く、上面板2の後部内面に固着
され、洗濯機本体1内に弾性支持された図示しない異常
振動感知片を介して脱水時の異常振動を検知し、異常振
動感知片は、洗濯兼脱水槽7の異常振動によって水槽5
の外面に当接するように水槽5と洗濯機本体1との間の
空間に位置している。
【0016】前記操作パネル部3には、図5の如く、電
源キー31、洗濯運転および予約運転をスタートまたは
一時停止させるスタート一時停止キー32、洗濯運転終
了時の報知音の有無を選択する終了音キー33、使用者
が洗濯コースや洗濯水位さらには何時間後に洗濯を終了
させるかを選択するための選択キー35、現在設定され
ている洗濯内容を表示する表示パネル36(洗濯コース
表示、水位表示、終了時間表示、洗濯行程表示)が配列
されている。なお、開閉蓋4が閉じて操作パネル部3を
覆ったときにも、電源キー31およびスタート一時停止
キー32を操作できるように、開閉蓋4の前部の電源キ
ー31およびスタート一時停止キー32に対応する位置
に外部ボタン4aが配されている。
【0017】操作パネル部3の近傍には、操作パネル部
3の各種キー操作により洗濯運転を実行する制御装置4
0が設けられている。そして、制御装置40は、使用者
が選択キー35により洗濯内容を設定しなければ、電源
キー31およびスタート一時停止キー32をオンするこ
とにより、自動的に洗濯物の布量に応じた水位や洗濯内
容を判断して所定の洗濯プログラムに従って洗濯運転を
実行する。
【0018】この制御装置40は、図6の如く、マイク
ロコンピュータからなり、洗濯プログラムを記憶してい
る読み出し専用メモリ(ROM)41と、外部入力部か
らの入力信号を格納するデータ書き込みメモリ(RA
M)42と、タイマ43によってタイミングをとりなが
らROM41やRAM42から取り出された洗濯プログ
ラムやデータに従って外部出力部に作動信号を出力する
中央演算処理装置(CPU)44とを備えている。ま
た、マイクロコンピュータ40の入出力ポート(I/
O)45には、入力回路50を介して操作パネル部3の
各種キーが、検知回路51を介して水位検知部16、洗
濯物の布量を検知するための布量検知回路、開閉蓋4の
開閉を検知する蓋スイッチ、異常振動を検知する安全ス
イッチ30が、表示回路52を介して表示パネル36
が、駆動回路53を介して脱水モータ20、給水弁9、
排水弁10が夫々接続されている。
【0019】そして、マイクロコンピュータ40は、中
間脱水行程時における安全スイッチ30からの異常振動
信号により脱水モータ20の駆動を停止して中間脱水行
程を終了する機能と、安全スイッチ30からの異常振動
信号の有無すなわち異常振動の発生の有無を記憶する記
憶機能と、異常振動の発生による脱水行程終了後に洗濯
物の片寄りを修正するバランス修正を行わずに次行程で
あるすすぎ行程を実行する機能と、異常振動の発生が記
憶されているときすすぎ性能を高めるためにすすぎ行程
において注水すすぎを実行する機能とを備えている。
【0020】上記構成の全自動洗濯機における洗濯運転
を図1のフローチャートに基づいて説明する。電源キー
31がオンされると(S31)、電源周波数を検知した
りマイクロコンピュータ40におけるRAM42のチェ
ック等を行い、異常振動の発生の有無を記憶するメモリ
Aに異常振動無を表わす0を記憶させる。そして、自動
的にあるいは選択キー35の操作により洗濯内容が初期
設定されて(S32)、スタートキー32がオンされる
ことにより洗濯運転を開始する。このとき、選択キー3
5により水位等の設定がなされていない場合は、洗濯物
の布量を布量検知回路により自動的に検知して布量に応
じた適正な水位を設定する。
【0021】そして、例えば10分間の洗い行程(S3
3)が終了すると、排水弁10をオンして(S34)、
排水完了時のリセット水位になると(S35)、脱水モ
ータ20をオン(S36)してすすぎ性能を良くするた
めに例えば3分間の中間脱水行程を開始して洗濯兼脱水
槽7を高速回転させる。このとき、洗濯兼脱水槽7内の
洗濯物の片寄りにより、例えば脱水開始から1分間経過
したとき洗濯兼脱水槽7の回転がスムーズに行われず異
常振動が発生すると、この異常振動を安全スイッチ30
により検知し(S37)、メモリAに異常振動有を表わ
す1を記憶して(S38)、排水弁10および脱水モー
タ20をオフ(S40)することにより中間脱水行程を
途中で終了する。異常振動が発生しなければ、3分間の
所定時間経過後(S39)、排水弁10および脱水モー
タ20をオフ(S40)することにより中間脱水行程を
終了する。
【0022】その後、設定水位まで給水した後(S41
〜S43)、メモリAのデータからすすぎ行程の内容を
初期設定の状態から変更するか否かを判断する(S4
4)。メモリAに0が記憶されている、すなわち中間脱
水行程時に異常振動が発生しなかったときには、パルセ
ータ17を正逆回転させる通常のためすすぎを例えば5
分間行う(S45)。メモリAに1が記憶されている、
すなわち中間脱水行程時に異常振動が発生したときに
は、給水弁9をオンしながらパルセータ17を正逆回転
させる注水すすぎを例えば5分間行う(S46)。これ
らのすすぎ動作後に、設定水位よりも低いバランス水位
まで排水して、脱水モータ20を間欠的に正逆回転させ
てパルセータ17により洗濯物を撹拌して絡みをほぐす
バランス動作を30秒程度行う。その後、次行程に移行
し(S47)、次行程が最終脱水行程の場合は脱水行程
終了後に洗濯運転を終了し、次行程が2回目のすすぎ行
程の場合は行程終了後に排水して(S36)に戻る。
【0023】このように、中間脱水行程時に異常振動が
発生したとき、脱水行程を途中で終了して、従来のよう
な洗濯物の片寄りを修正するバランス修正を行わずに、
その後のすすぎ行程において注水すすぎを行なうため、
脱水行程を途中で終了してもすすぎ性能が低下すること
なく、バランス修正を行なうために必要であった余分な
電力や水道水の消費をなくすことができる。しかも、中
間脱水行程を途中でやめた分だけ洗濯時間を短くするこ
とができる。また、十分なすすぎを行うために、途中で
やめた中間脱水行程の残り時間分だけ注水すすぎ動作を
長くしても、洗濯時間が長くならずに正常動作時とほぼ
同程度にすることができる。さらに、従来のように異常
振動が発生したときすすぎ行程におけるすすぎ時間や給
水量を減らすのではなく、確実にすすぎ行程を行なうた
め、柔軟剤等の投入時期を確保できる。
【0024】(第二実施例)第二実施例の全自動洗濯機
は、第一実施例のような中間脱水行程時に異常振動が発
生したときに以後のすすぎ行程において注水すすぎを行
なう代わりに、すすぎ行程におけるためすすぎの水位を
変更してすすぎ性能を高めるよう構成されており、マイ
クロコンピュータ40に、異常振動の発生が記憶されて
いるときすすぎ行程におけるためすすぎの水位を予め設
定された水位よりも高くする機能を備えている。
【0025】そして、図7のフローチャートの如く、洗
い行程前に選択キー35の操作による水位の設定あるい
は洗濯物の布量を自動的に検知して布量に応じた適正な
水位Vを設定する。ここで、低水位のときには水位Vを
1として、中水位のときには水位Vを2として、高水位
のときには水位Vを3としてメモリに記憶しておく。
【0026】中間脱水行程終了時にメモリAのデータか
らすすぎ行程の内容を初期設定の状態から変更するか否
かを判断する(S50)。中間脱水行程時に異常振動が
発生しなかったときには、設定水位まで給水した後(S
53〜S55)、ためすすぎ動作(S56)、次行程
(S57)を実行する。中間脱水行程時に異常振動が発
生したときには、設定水位が高水位であったか否かを判
断する(S51)。設定水位が高水位であったときに
は、設定水位を変更せずにS53〜S57の動作を行な
う。設定水位が高水位でなかったときには、設定水位よ
りも1ランク上の水位(設定水位が中水位のときには高
水位に、設定水位が低水位のときには中水位)に変更し
てS53〜S57の動作を行なう。なお、その他の構成
および動作は、第一実施例と同様である。
【0027】このように、中間脱水行程時に異常振動が
発生したとき、脱水行程を途中で終了して、従来のよう
な洗濯物の片寄りを修正するバランス修正を行わずに、
その後のすすぎ行程において設定水位よりも1ランク上
の水位でためすすぎを行なうため、脱水行程を途中で終
了してもすすぎ性能が低下することなく、バランス修正
を行なうために必要であった余分な電力や水道水の消費
をなくすことができる。また、第一実施例のように注水
すすぎを行うときと比べて、節水効果がある。しかも、
中間脱水行程を途中でやめた分だけ洗濯時間を短くする
ことができる。さらに、従来のように異常振動が発生し
たときすすぎ行程におけるすすぎ時間や給水量を減らす
のではなく、確実にすすぎ行程を行なうため、柔軟剤等
の投入時期を確保できる。
【0028】(第三実施例)第三実施例の全自動洗濯機
は、第一実施例のような中間脱水行程時に異常振動が発
生したときに以後のすすぎ行程において注水すすぎを行
なう代わりに、すすぎ行程におけるためすすぎの時間を
変更してすすぎ性能を高めるよう構成されており、マイ
クロコンピュータ40に、異常振動の発生が記憶されて
いるときすすぎ行程におけるためすすぎの時間を予め設
定された時間よりも長くする機能を備えている。
【0029】そして、図8のフローチャートの如く、中
間脱水行程時に異常振動が発生しなかったときには、3
分間のためすすぎ動作を実行し(S60)、次行程を行
なう(S62)。中間脱水行程時に異常振動が発生した
ときには、5分間のためすすぎ動作を実行し(S6
1)、次行程を行なう(S62)。なお、その他の構成
および動作は、第一実施例と同様である。
【0030】このように、中間脱水行程時に異常振動が
発生したとき、脱水行程を途中で終了して、従来のよう
な洗濯物の片寄りを修正するバランス修正を行わずに、
その後のすすぎ行程においてためすすぎの時間を長くす
るため、脱水行程を途中で終了してもすすぎ性能が低下
することなく、バランス修正を行なうために必要であっ
た余分な電力や水道水の消費をなくすことができる。ま
た、第一実施例のように注水すすぎを行うとき、または
第二実施例のようにためすすぎの水位を高くするときと
比べて、節水効果がある。しかも、途中でやめた中間脱
水行程の残り時間分だけすすぎ時間を長くすると、洗濯
時間を正常動作時とほぼ同程度にすることができる。さ
らに、従来のように異常振動が発生したときすすぎ行程
におけるすすぎ時間や給水量を減らすのではなく、確実
にすすぎ行程を行なうため、柔軟剤等の投入時期を確保
できる。
【0031】(第四実施例)第四実施例の全自動洗濯機
は、中間脱水行程時に異常振動が発生したとき、以後の
すすぎ行程においてすすぎ動作終了後の洗濯物の絡みを
ほぐすバランス動作の時間を変更する構成とされてお
り、マイクロコンピュータ40に、異常振動の発生が記
憶されているときすすぎ行程において脱水モータ20を
間欠的に正逆回転させるバランス動作を通常のバランス
動作よりも長い時間実行する機能を備えている。
【0032】そして、図9のフローチャートの如く、中
間脱水行程時に異常振動が発生しなかったときには、す
すぎ動作終了後の30秒間のバランス動作を行い(S7
0)、次行程を行なう(S72)。中間脱水行程時に異
常振動が発生したときには、すすぎ動作終了後の60秒
間のバランス動作を行い(S71)、次行程を行なう
(S72)。なお、その他の構成および動作は、第一実
施例と同様である。
【0033】このように、異常振動が発生したときすす
ぎ行程におけるバランス動作を通常のバランス動作より
も長い時間実行するため、片寄りやすい洗濯物の絡みを
確実にほぐして異常振動の再発の防止に効果的である。
【0034】(第五実施例)第五実施例の全自動洗濯機
は、洗濯終了予約設定すなわち洗濯終了時刻あるいは洗
濯が終了するまでの時間の設定がなされたときに、上述
の第一実施例と同様の洗濯運転を実行する構成とされて
おり、マイクロコンピュータ40に、予め設定された洗
濯終了時刻あるいは任意の時間経過後に洗濯運転を終了
させる終了予約機能と、終了予約が設定されているとき
に第一実施例と同様の洗濯運転を実行する機能とを備え
ている。その他の構成は第一実施例と同様である。
【0035】そして、図10のフローチャートの如く、
終了予約が設定されているか否かを判断し(S80)、
終了予約が設定されていなければ通常の洗濯運転を実行
する(S81〜S83)。終了予約が設定されていれ
ば、洗濯開始時刻まで待機し(S84)、洗濯開始時刻
になると第一実施例と同様の洗濯運転を実行する(S8
5〜S87)。なお、次行程(S88)は、次の洗濯運
転までの待機行程である。
【0036】このように、終了予約が設定されてると
き、第一実施例と同様の洗濯運転を実行するため、異常
振動が発生しても洗濯時間が長くなることがなく、洗濯
終了までの残り時間表示と実際の洗濯終了時刻とのずれ
を極力抑えることができ、予約設定した時刻あるいは時
間までに確実に洗濯を終了させることができる。
【0037】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、第
四実施例のバランス動作の時間制御を第二,第三実施例
における洗濯運転に適用しても、異常振動の再発の防止
に効果的である。また、第五実施例において、終了予約
が設定されているときに第二あるいは第三実施例の洗濯
運転を実行しても同様の効果を得ることができる。さら
に、第一〜第四実施例において、中間脱水行程の停止時
間に応じて、すすぎ水位,すすぎ時間,バランス動作時
間を変更してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、すすぎ行程前の脱水行程時に洗濯兼脱水槽の異
常振動が発生したとき、その後のすすぎ行程の内容をす
すぎ性能を高める内容に変更するため、従来のような洗
濯物の片寄りを修正するバランス修正を行わずに脱水行
程を途中で終了してもすすぎ性能が低下することがな
い。このため、バランス修正を行なうために必要であっ
た余分な電力や水道水の消費をなくすことができ、洗濯
時間が長くならず正常動作時とほぼ同程度にすることが
できる。しかも、洗濯終了までの残り時間を表示できる
洗濯機においては、残り時間表示と実際の洗濯終了時刻
とのずれを極力抑えることができ、また洗濯終了時刻あ
るいは洗濯が終了するまでの時間の予約設定が可能な洗
濯機においては、予約設定した時刻あるいは時間に確実
に洗濯を終了させることができる。
【0039】さらに、従来のように異常振動が発生した
ときすすぎ行程におけるすすぎ時間や給水量を減らすの
ではなく、確実にすすぎ行程を行なうため、柔軟剤等の
投入時期を確保できる。
【0040】また、異常振動が発生したときすすぎ行程
におけるバランス動作を通常のバランス動作よりも長い
時間実行すると、片寄りやすい洗濯物の絡みを確実にほ
ぐして異常振動の再発の防止に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の全自動洗濯機における洗
濯運転の動作フローチャート
【図2】全自動洗濯機の斜視図
【図3】全自動洗濯機の縦断面図
【図4】全自動洗濯機の上面板後部の斜視図
【図5】操作パネル部の平面図
【図6】マイクロコンピュータのブロック図
【図7】第二実施例の全自動洗濯機における洗濯運転の
動作フローチャート
【図8】第三実施例の全自動洗濯機における洗濯運転の
動作フローチャート
【図9】第四実施例の全自動洗濯機における洗濯運転の
動作フローチャート
【図10】第五実施例の全自動洗濯機における洗濯運転
の動作フローチャート
【図11】従来の全自動洗濯機における洗濯運転の動作
フローチャート
【図12】従来の全自動洗濯機におけるバランス修正の
動作フローチャート
【符号の説明】
5 水槽 7 洗濯兼脱水槽 20 脱水モータ 30 異常振動検知部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させるモータと、前
    記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の片寄りにより発生する前記
    洗濯兼脱水槽の異常振動を検知する異常振動検知部と、
    異常振動の発生を記憶する記憶手段とを備え、所定の洗
    濯プログラムに基づいて洗濯運転を実行する洗濯機にお
    いて、すすぎ行程前の脱水行程時における異常振動検知
    部からの異常振動信号により前記モータの駆動を停止し
    て脱水行程を終了する手段と、異常振動の発生による脱
    水行程終了後に洗濯物の片寄りを修正するバランス修正
    を行わずに次行程であるすすぎ行程を実行する手段と、
    異常振動の発生が記憶されているときすすぎ行程の内容
    をすすぎ性能を高める内容に変更する手段が設けられた
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 異常振動の発生が記憶されているときす
    すぎ行程において注水すすぎを実行する手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 異常振動の発生が記憶されているときす
    すぎ行程における水位を予め設定された水位よりも高く
    する手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 異常振動の発生が記憶されているときす
    すぎ行程におけるすすぎ時間を予め設定された時間より
    も長くする手段が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 異常振動の発生が記憶されているときす
    すぎ行程においてモータを間欠的に駆動して洗濯物の絡
    みをほぐすバランス動作を通常のバランス動作よりも長
    い時間実行する手段が設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の洗濯機。
JP6062456A 1994-03-31 1994-03-31 洗濯機 Pending JPH07265574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110139619A (ko) * 2010-06-23 2011-12-29 엘지전자 주식회사 세탁장치의 제어방법
CN112095287A (zh) * 2019-05-31 2020-12-18 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机脱水控制方法及洗衣机

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