JP6602146B2 - グリルバーナ及びグリル - Google Patents

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本発明は、ビルトインコンロ等のグリル内に設置されるグリルバーナと、そのグリルバーナを設置してなるグリルとに関する。
グリルバーナは、ガス管に接続されて燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが供給されるスロート部と、そのスロート部の下流端に連設され、下面に複数の炎口を形成した扁平なチャンバー部とからなり、グリル庫内の上部に炎口形成面を下にした向きで設置される。
このような扁平なグリルバーナは、例えば特許文献1に開示されるように、アルミ板等の金属板をプレス成形した上側部材と下側部材とをカシメ結合することにより形成される。特にここでは、上側部材におけるチャンバー部に、プレス加工した際の肉余りを調整するために長方形状の絞りを中央に一箇所設けたり、チャンバー部の剛性を高くするために長方形状の環状絞りリブと放射状絞りリブ等からなる補強絞りを中央に設けたりする発明が記載されている。
特許第5158812号公報
上記従来のグリルバーナにおいては、長方形の絞りや環状絞りリブの短辺部分がチャンバー部の短辺と平行に形成されるため、スロート部からチャンバー部に流れ込む混合ガスは当該短辺部分によって左右に分かれて滞留しやすく、混合ガスの圧力分布や混合性が悪くなる。特に近年、グリルの大型化に伴ってチャンバー部も大きくなる傾向となっているが、その分スロート部から遠い側のチャンバー部端部では混合ガスが十分行き渡りにくくなってしまう。
そこで、本発明は、混合ガスの圧力分布や混合性を良好にすることができるグリルバーナ及びグリルを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが供給されるスロート部と、そのスロート部の下流端に連通して形成される扁平なチャンバー部とを含んでなり、チャンバー部の下面に、複数の炎口を形成した板金製のグリルバーナであって、
チャンバー部の内面に、チャンバー部の中央側からスロート部との連通口側へ向けて拡開する向きで配置され、連通口から流入する混合ガスが衝突する少なくとも平面視V字状の衝突部が、チャンバー部にプレス加工で形成された絞りによって立設されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、絞りは、平面視X字状であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、スロート部及びチャンバー部の上側部分がプレス加工された上板と、スロート部及びチャンバー部の下側部分がプレス加工された下板とを結合してなり、衝突部は上板に形成されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、グリルであって、請求項1乃至の何れかに記載のグリルバーナを、グリル庫内に炎口を下向きにして設置してなることを特徴とする。
請求項1及びに記載の発明によれば、チャンバー部の内面に少なくとも平面視V字状の衝突部を立設したことで、衝突部に衝突した混合ガスは、チャンバー部の左右及び前方側へ分散して流れる。よって、混合ガスの圧力分布や混合性を良好にすることができる。
また、衝突部を絞りによって形成しているので、チャンバー部のプレス加工と同時に衝突部を形成することができる。
請求項に記載の発明によれば、上記効果に加えて、絞りを平面視X字状としているので、チャンバー部の補強効果が期待できる。
請求項に記載の発明によれば、上記効果に加えて、グリルバーナを上板と下板とを結合してなるものとして、衝突部を上板に形成しているので、上板のみで衝突部を簡単に形成することができる。
ビルトインコンロにおけるグリル部分の縦断面図である。 グリルの横断面図である。 (A)はグリルバーナの平面図、(B)は側面図である。 グリルバーナの底面図である。 図3のA−A線断面図である。 変更例のグリルバーナの平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ビルトインコンロにおけるグリル部分の縦断面図である。このビルトインコンロ1は、器体2内に、左右(図1の左側を前方とする。)一対のコンロ3,3と,コンロ3,3の間に位置するグリル4とを有する。コンロ3は、図示しないガス量調整装置を介して燃料ガスが供給されるコンロバーナ5を備え、コンロバーナ5のバーナ本体6を器体2のトッププレート7から上方に露出させて、バーナ本体6上に、炎口を形成するバーナキャップ8を載置している。9は五徳である。
グリル4は、図2にも示すように、左右の側板11,11と、底板12と、やや前下がり傾斜した天板13と、後板14とで囲まれる前後に長い箱状のグリル庫10を有し、天板13には、後述するグリルバーナ21が設置される一方、底板12上には、焼き網16を支持する受け皿15が載置されている。受け皿15の前端には、取っ手17が取り付けられて、取っ手17によって受け皿15が出し入れ可能となっている。18は、受け皿15の出し入れに伴って開閉するグリル扉である。また、グリル庫10の後部上側には、後方へ斜め上向きに傾斜する排気通路19が形成されて、排気通路19の上端が、トッププレート7の後部に設けた排気口20に接続されている。
そして、グリルバーナ21は、図3に示すように、平面視矩形状の扁平体で、アルミ等の金属製で平面視が略同形状の上板22と下板23とを重ね合わせて外周のフランジ部24,24同士をカシメ結合してなる。フランジ部24には、グリル庫10の天板13への取付用のネジ孔25,25・・が形成されている。
このグリルバーナ21には、スロート部26とチャンバー部27とが形成されている。まずスロート部26は、グリルバーナ21の一方の短辺側で当該短辺と平行な向きで管状に形成され、一端をフランジ部24と共に隣接する長辺から直角に突出させている。スロート部26の突出端には、中心にガス導入孔を、その周囲に一次空気導入孔をそれぞれ形成したダンパキャップ28(図2)が被せられて、スロート部26の両側で突出するフランジ部24には、ガスノズルをダンパキャップ28のガス導入孔に対して同軸で固定するための位置決め板29が固定されている。スロート部26の他端は、チャンバー部27側へ向けて直角に屈曲する屈曲部30となっているが、この屈曲部30は上板22のみにプレス成形されている。
チャンバー部27は、グリルバーナ21の外形よりも一回り小さい平面視矩形状の扁平な中空部で、上板22にプレス形成された深底の上側膨出部31と、下板23にプレス形成された浅底の下側膨出部32とによって形成されて、上板22での上側膨出部31の短辺に、スロート部26の屈曲部30が接続されて連通口33が形成されている。
また、上側膨出部31の上面には、平面視がX字状の絞り34が、上側膨出部31よりも浅く凹設されて、チャンバー部27の厚み方向の空間を絞り34の形状に沿って狭くしている。但し、絞り34の中央には、プレス加工の際の肉余りを調整するための円形凸部35が残されている。
この絞り34は、連通口33に対してチャンバー部27の長辺方向でオーバーラップする位置に形成されて、連通口33側でチャンバー部27内へ平面視V字状に突出する衝突部としての内壁部36が、連通口33に向かって拡開するように配置されている。よって、連通口33からチャンバー部27内に流入する混合ガスの殆どは、内壁部36に衝突することになる。
一方、下板23の下側膨出部32には、図4に示すように、連通口33側の短辺を除いて、反対側の短辺及びそれと繋がる一対の長辺に沿ったコ字状の形成範囲で、複数の炎口37,37・・が形成されている。この炎口37の形成範囲は、上板22の絞り34とは厚み方向で重ならないようになっている。また、下側膨出部32の下面において、炎口37の形成範囲の内側には、長手方向の両端を半円状とした一対の帯状の下側絞り38,38が、下側膨出部32よりも浅く凹設されている。この下側絞り38はチャンバー部27の変形防止用である。
以上の如く構成されたグリルバーナ21は、グリル庫10の天板13の上側から、天板13に設けた開口39内に、炎口37を下側にしたチャンバー部27が収まり、スロート部26が後側となる向きで設置し、フランジ部24のネジ孔25を利用して天板13にネジ40,40・・によって前下がり傾斜した姿勢で取り付けられる。そして、グリル4に配管されるガス管41のガスノズル42を位置決め板29に固定すれば、図1,2のように開口39を閉塞して炎口37が焼き網16に対向する格好でグリル庫10内に設置される。43は点火電極、44は熱電対である。
このグリル4において、器体2の前面パネルに設けた図示しない操作ボタンを押し操作すると、ガス管41に供給された燃料ガスがガスノズル42から噴出して燃焼用空気と共にスロート部26のダンパキャップ28から流入し、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスがスロート部26を通って連通口33からチャンバー部27に流れ込む。チャンバー部27内に流入した混合ガスは、各炎口37から噴出して点火電極43の放電によって炎口37の形成範囲で燃焼する。よって、焼き網16上の被調理物が加熱調理される。
ここで、連通口33からチャンバー部27に流入した混合ガスは、絞り34のV字状の内壁部36に衝突することで内壁部36の内側に滞留する。よって、後続して流入する混合ガスは、内壁部36の内側に滞留した混合ガスに衝突し、図3(A)に太い点線矢印で示すように大部分がチャンバー部27の左右へ均等に溢れて前側に流れる。この混合ガス同士の衝突によって混合促進効果が生じる。また、後続して流入する混合ガスの圧力により、内壁部36の内側に滞留する混合ガスの一部は、細い点線矢印で示すように、内壁部36の傾斜に沿って中央側へ移動しながら絞り34の下側に押し出され、絞り34を越えて左右へ扇状に広がりながら前側へ流れる。よって、混合ガスはチャンバー部27の左右及び前方側へ分散して行き渡ることになり、炎口37の形成範囲での圧力分布が均等となる。
このように、上記形態のグリルバーナ21及びグリル4によれば、チャンバー部27の内面に、チャンバー部27の中央側からスロート部26との連通口33側へ向けて拡開する向きで配置され、連通口33から流入する混合ガスが衝突する平面視V字状の内壁部36を立設したことで、混合ガスの圧力分布や混合性を良好にすることができる。
特にここでは、内壁部36を、チャンバー部27にプレス加工された絞り34によって形成しているので、チャンバー部27のプレス加工と同時に衝突部を形成することができる。
また、絞り34を平面視X字状としているので、チャンバー部27の補強効果が期待できる。
さらに、グリルバーナ21を、スロート部26及びチャンバー部27の上側部分がプレス加工された上板22と、スロート部26及びチャンバー部27の下側部分がプレス加工された下板23とをカシメ結合してなるものとし、内壁部36を上板22に形成しているので、上板22のみで衝突部を簡単に形成することができる。
なお、上記形態では、絞りを平面視X字状に形成しているが、図6に示すコンロバーナ21Aのように、連通口33側のみで平面視V字状の絞り34Aを形成するようにしてもよい。この場合も混合ガスが内壁部36の内側に滞留した混合ガスに衝突して左右に広がり、チャンバー部27内へ均等に分散する。
また、上記形態では、内壁部36のV字の中心に対して連通口33が右寄りにずれているが、V字の幅内に連通口が位置する関係であれば、左寄りにずれてもよいし、V字の中心に連通口を配置してもよい。
さらに、衝突部の平面視V字状は厳密なV字に限らず、尖端部分が丸みを帯びたり、拡開する左右の傾斜部分が直線状でなく円弧状やくの字状になったり、左右の傾斜部分の長さや角度が異なったりした場合でも、流入した混合ガスを中央側へ導きつつ左右へ扇状に分散させる作用を生じさせるものであれば、適宜変形して差し支えない。絞りの深さや幅も上記形態に限定されない。
そして、衝突部は絞りによって形成する場合に限らず、チャンバー部の内面に平面視V字状のリブや壁体を立設させることでも形成可能である。
その他、スロート部や炎口の形態等、絞りや衝突部以外の他の構造も上記形態に限定するものではなく、適宜変更可能である。また、上記形態ではビルトインコンロに設けたグリルで説明しているが、テーブルコンロに設けたグリルにおいても本発明は適用可能である。
1・・ビルトインコンロ、2・・器体、3・・コンロ、4・・グリル、5・・コンロバーナ、10・・グリル庫、13・・天板、21,21A・・グリルバーナ、22・・上板、23・・下板、26・・スロート部、27・・チャンバー部、31・・上側膨出部、32・・下側膨出部、33・・連通口、34,34A・・絞り、36・・内壁部、37・・炎口。

Claims (4)

  1. 燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが供給されるスロート部と、そのスロート部の下流端に連通して形成される扁平なチャンバー部とを含んでなり、前記チャンバー部の下面に、複数の炎口を形成した板金製のグリルバーナであって、
    前記チャンバー部の内面に、前記チャンバー部の中央側から前記スロート部との連通口側へ向けて拡開する向きで配置され、前記連通口から流入する前記混合ガスが衝突する少なくとも平面視V字状の衝突部が、前記チャンバー部にプレス加工で形成された絞りにより立設されることを特徴とするグリルバーナ。
  2. 前記絞りは、平面視X字状であることを特徴とする請求項に記載のグリルバーナ。
  3. 前記スロート部及び前記チャンバー部の上側部分がプレス加工された上板と、前記スロート部及び前記チャンバー部の下側部分がプレス加工された下板とを結合してなり、前記衝突部は前記上板に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリルバーナ。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載のグリルバーナを、グリル庫内に前記炎口を下向きにして設置してなるグリル。
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