JP6602146B2 - グリルバーナ及びグリル - Google Patents
グリルバーナ及びグリル Download PDFInfo
- Publication number
- JP6602146B2 JP6602146B2 JP2015202304A JP2015202304A JP6602146B2 JP 6602146 B2 JP6602146 B2 JP 6602146B2 JP 2015202304 A JP2015202304 A JP 2015202304A JP 2015202304 A JP2015202304 A JP 2015202304A JP 6602146 B2 JP6602146 B2 JP 6602146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- chamber
- throat
- grill burner
- mixed gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Description
このような扁平なグリルバーナは、例えば特許文献1に開示されるように、アルミ板等の金属板をプレス成形した上側部材と下側部材とをカシメ結合することにより形成される。特にここでは、上側部材におけるチャンバー部に、プレス加工した際の肉余りを調整するために長方形状の絞りを中央に一箇所設けたり、チャンバー部の剛性を高くするために長方形状の環状絞りリブと放射状絞りリブ等からなる補強絞りを中央に設けたりする発明が記載されている。
チャンバー部の内面に、チャンバー部の中央側からスロート部との連通口側へ向けて拡開する向きで配置され、連通口から流入する混合ガスが衝突する少なくとも平面視V字状の衝突部が、チャンバー部にプレス加工で形成された絞りによって立設されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、絞りは、平面視X字状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、スロート部及びチャンバー部の上側部分がプレス加工された上板と、スロート部及びチャンバー部の下側部分がプレス加工された下板とを結合してなり、衝突部は上板に形成されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、グリルであって、請求項1乃至3の何れかに記載のグリルバーナを、グリル庫内に炎口を下向きにして設置してなることを特徴とする。
また、衝突部を絞りによって形成しているので、チャンバー部のプレス加工と同時に衝突部を形成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、絞りを平面視X字状としているので、チャンバー部の補強効果が期待できる。
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、グリルバーナを上板と下板とを結合してなるものとして、衝突部を上板に形成しているので、上板のみで衝突部を簡単に形成することができる。
図1は、ビルトインコンロにおけるグリル部分の縦断面図である。このビルトインコンロ1は、器体2内に、左右(図1の左側を前方とする。)一対のコンロ3,3と,コンロ3,3の間に位置するグリル4とを有する。コンロ3は、図示しないガス量調整装置を介して燃料ガスが供給されるコンロバーナ5を備え、コンロバーナ5のバーナ本体6を器体2のトッププレート7から上方に露出させて、バーナ本体6上に、炎口を形成するバーナキャップ8を載置している。9は五徳である。
このグリルバーナ21には、スロート部26とチャンバー部27とが形成されている。まずスロート部26は、グリルバーナ21の一方の短辺側で当該短辺と平行な向きで管状に形成され、一端をフランジ部24と共に隣接する長辺から直角に突出させている。スロート部26の突出端には、中心にガス導入孔を、その周囲に一次空気導入孔をそれぞれ形成したダンパキャップ28(図2)が被せられて、スロート部26の両側で突出するフランジ部24には、ガスノズルをダンパキャップ28のガス導入孔に対して同軸で固定するための位置決め板29が固定されている。スロート部26の他端は、チャンバー部27側へ向けて直角に屈曲する屈曲部30となっているが、この屈曲部30は上板22のみにプレス成形されている。
また、上側膨出部31の上面には、平面視がX字状の絞り34が、上側膨出部31よりも浅く凹設されて、チャンバー部27の厚み方向の空間を絞り34の形状に沿って狭くしている。但し、絞り34の中央には、プレス加工の際の肉余りを調整するための円形凸部35が残されている。
この絞り34は、連通口33に対してチャンバー部27の長辺方向でオーバーラップする位置に形成されて、連通口33側でチャンバー部27内へ平面視V字状に突出する衝突部としての内壁部36が、連通口33に向かって拡開するように配置されている。よって、連通口33からチャンバー部27内に流入する混合ガスの殆どは、内壁部36に衝突することになる。
ここで、連通口33からチャンバー部27に流入した混合ガスは、絞り34のV字状の内壁部36に衝突することで内壁部36の内側に滞留する。よって、後続して流入する混合ガスは、内壁部36の内側に滞留した混合ガスに衝突し、図3(A)に太い点線矢印で示すように大部分がチャンバー部27の左右へ均等に溢れて前側に流れる。この混合ガス同士の衝突によって混合促進効果が生じる。また、後続して流入する混合ガスの圧力により、内壁部36の内側に滞留する混合ガスの一部は、細い点線矢印で示すように、内壁部36の傾斜に沿って中央側へ移動しながら絞り34の下側に押し出され、絞り34を越えて左右へ扇状に広がりながら前側へ流れる。よって、混合ガスはチャンバー部27の左右及び前方側へ分散して行き渡ることになり、炎口37の形成範囲での圧力分布が均等となる。
特にここでは、内壁部36を、チャンバー部27にプレス加工された絞り34によって形成しているので、チャンバー部27のプレス加工と同時に衝突部を形成することができる。
また、絞り34を平面視X字状としているので、チャンバー部27の補強効果が期待できる。
さらに、グリルバーナ21を、スロート部26及びチャンバー部27の上側部分がプレス加工された上板22と、スロート部26及びチャンバー部27の下側部分がプレス加工された下板23とをカシメ結合してなるものとし、内壁部36を上板22に形成しているので、上板22のみで衝突部を簡単に形成することができる。
また、上記形態では、内壁部36のV字の中心に対して連通口33が右寄りにずれているが、V字の幅内に連通口が位置する関係であれば、左寄りにずれてもよいし、V字の中心に連通口を配置してもよい。
そして、衝突部は絞りによって形成する場合に限らず、チャンバー部の内面に平面視V字状のリブや壁体を立設させることでも形成可能である。
Claims (4)
- 燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが供給されるスロート部と、そのスロート部の下流端に連通して形成される扁平なチャンバー部とを含んでなり、前記チャンバー部の下面に、複数の炎口を形成した板金製のグリルバーナであって、
前記チャンバー部の内面に、前記チャンバー部の中央側から前記スロート部との連通口側へ向けて拡開する向きで配置され、前記連通口から流入する前記混合ガスが衝突する少なくとも平面視V字状の衝突部が、前記チャンバー部にプレス加工で形成された絞りにより立設されることを特徴とするグリルバーナ。 - 前記絞りは、平面視X字状であることを特徴とする請求項1に記載のグリルバーナ。
- 前記スロート部及び前記チャンバー部の上側部分がプレス加工された上板と、前記スロート部及び前記チャンバー部の下側部分がプレス加工された下板とを結合してなり、前記衝突部は前記上板に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリルバーナ。
- 請求項1乃至3の何れかに記載のグリルバーナを、グリル庫内に前記炎口を下向きにして設置してなるグリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202304A JP6602146B2 (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | グリルバーナ及びグリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015202304A JP6602146B2 (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | グリルバーナ及びグリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017075717A JP2017075717A (ja) | 2017-04-20 |
JP6602146B2 true JP6602146B2 (ja) | 2019-11-06 |
Family
ID=58550178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015202304A Active JP6602146B2 (ja) | 2015-10-13 | 2015-10-13 | グリルバーナ及びグリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6602146B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6990542B2 (ja) * | 2017-08-30 | 2022-01-12 | リンナイ株式会社 | グリル |
-
2015
- 2015-10-13 JP JP2015202304A patent/JP6602146B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017075717A (ja) | 2017-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008151362A (ja) | 強制給気式燃焼装置 | |
EP3299716B1 (en) | Burner for gas apparatus | |
JP6602146B2 (ja) | グリルバーナ及びグリル | |
JP5158812B2 (ja) | 板金製グリルバーナ | |
JP5941829B2 (ja) | ガスコンロ | |
JP7017265B2 (ja) | グリルバーナ及びグリル付コンロ | |
JP6832556B2 (ja) | グリルバーナ及びグリル付コンロ | |
JP5882263B2 (ja) | グリルバーナ | |
JP6731729B2 (ja) | コンロ | |
JP4103114B2 (ja) | バーナ装置 | |
JP6684496B2 (ja) | グリル付コンロ | |
JP6660788B2 (ja) | コンロ | |
JP6555997B2 (ja) | コンロバーナ | |
JP4729967B2 (ja) | ガス燃焼バーナ | |
JP7420662B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP6386372B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP4762730B2 (ja) | コンロバーナ | |
JP6719931B2 (ja) | コンロ | |
JP7113649B2 (ja) | コンロ用バーナ | |
JP6378016B2 (ja) | グリル用バーナ | |
JP2016084997A (ja) | 偏平バーナ | |
JP6721985B2 (ja) | コンロ | |
JP6208608B2 (ja) | グリル | |
JP2022033441A (ja) | グリル用バーナ及び加熱調理器 | |
JP3292365B2 (ja) | 調理用ガスグリル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6602146 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |