JP7017265B2 - グリルバーナ及びグリル付コンロ - Google Patents

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本発明は、グリルに用いられるグリルバーナと、そのグリルバーナを備えたテーブルコンロやビルトインコンロ等のグリル付コンロとに関する。
テーブルコンロ等に設けられるグリルでは、グリル庫内に設置したグリルバーナによって魚等の被調理物を加熱調理している。このグリルバーナは、特許文献1に開示されるように、板金製の上板と下板との外周をカシメや溶接等で接合し、上板と下板との間に燃料ガスと空気との混合ガスが供給されるチャンバー部を形成した扁平形状となっている。このグリルバーナをグリル庫内の上部に設置し、下板に形成した複数の炎口から混合ガスを燃焼させることで、被調理物の加熱調理が行われる。
このような板金製のグリルバーナにおいては、点火直後の不安定な燃焼状態に起因して下板の炎口から形成される炎が周期的に振動する振動燃焼が生じ、この振動数が上板の固有振動数と一致して共鳴し、「バーナ鳴き」と称される共鳴音が発生することがある。
この共鳴音の発生を抑制するために、特許文献1では、チャンバー部を形成する絞り部に、絞りリブからなる補強絞りを形成して剛性を高くする発明が開示されている。また、特許文献2では、上板を、上方に寄せ棟状に盛り上がるように絞り形成して剛性を高める発明が開示されている。
特開2011-7442号公報 特開2015-190653号公報
特許文献1の発明では、ロットによって補強絞りにばらつきが生じ、共鳴音の発生防止効果が低くなるおそれがある上、補強絞りによって混合ガスの流れに悪影響を与える場合がある。
また、特許文献2の発明では、上方への絞り形成によりグリルバーナの厚みが大きくなって設計自由度が狭められるのに加え、やはり混合ガスの均一な供給が難しくなる等、グリルバーナの他の性能に悪影響を与えるおそれがある。
一方、これらの発明以外に、上板の肉厚を大きくして強度を高くする対策も考えられるが、加工が難しくなる上、熱容量が増加して調理性能が悪くなり、魚等の被調理物が焼けにくくなるおそれも生じる。
そこで、本発明は、グリルバーナの性能に悪影響を与えない簡単な構成で共鳴音の発生を効果的に抑制することができるグリルバーナ及びグリル付コンロを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち、第1の発明は、グリル庫の上部に設置され、プレス成型された上板と、複数の炎口を備えてプレス成型された下板とを接合してなり、前記上板と前記下板との間に、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが流れ込むチャンバー部が形成される板金製のグリルバーナであって、
前記上板における前記チャンバー部の中央部には、下方へ凹む平面視円形の上側凹部が形成され、前記下板における前記チャンバー部の中央部には、上方へ凹む平面視円形の下側凹部が形成されて、前記上側凹部と前記下側凹部とが互いに同軸で当接した状態で固定されていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち、第2の発明は、グリル付コンロであって、器体内に形成されたグリル庫内の上部に、第1の発明に記載のグリルバーナが設置されてなることを特徴とする。
本発明によれば、チャンバー部の中央部でグリルバーナの上板と下板とにそれぞれ設けた平面視円形の上側凹部と下側凹部とを互いに同軸で当接させた状態で固定したことで、点火直後に振動燃焼が生じても上板の振動が強制的に抑えられる。よって、グリルバーナの性能に悪影響を与えない簡単な構成で共鳴音の発生を効果的に抑制することができる。
テーブルコンロにおけるグリル部分の縦断面図である。 グリルバーナの説明図で、(A)が平面、(B)が側面をそれぞれ示す。 グリルバーナの説明図で、(A)が底面、(B)がA-A線断面をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、グリル付コンロの一例であるテーブルコンロにおけるグリル部分の縦断面図で、トッププレートは省略して示している。このテーブルコンロ1は、器体2内に、左右(図1の右側を前方とする。)一対のコンロ3,3と,コンロ3,3の間に位置するグリル4とを有する。コンロ3は、図示しないガス量調整装置を介して燃料ガスが供給されるコンロバーナ5を備え、コンロバーナ5のバーナ本体6を器体2の上面を閉塞するトッププレートから上方に露出させて、バーナ本体6上に、外周に炎口を形成するバーナキャップ7を載置している。
グリル4は、左右の側板9,9と、底板10と、前下がり傾斜した天板11と、後板12とで囲まれる前後に長い箱状のグリル庫8を有し、天板11には、グリルバーナ13が設置されると共に、グリルバーナ13の上方を覆う遮熱板14が取り付けられている。一方、底板10上には、図示しない焼き網を支持する受け皿15が載置されている。受け皿15の前端には、取っ手16が取り付けられて、取っ手16によって受け皿15がグリル庫8から出し入れ可能となっている。取っ手16の上側には、グリル庫8の前面を閉塞するグリル扉17が設けられている。また、グリル庫8の後部上側には、上方へ突出する排気通路18が形成されて、排気通路18の上端が、トッププレートに設けた排気口に接続されている。器体2の前面パネル19においてグリル扉17の左右には、各コンロバーナ5,5及びグリルバーナ13に対応する点消火ツマミ20,20・・が設けられている。
グリルバーナ13は、図2,3に示すように平面視矩形状の扁平体で、アルミ等の金属製で平面視が略同形状の上板21と下板22とを重ね合わせて外周のフランジ部23,23同士をカシメ結合してなる。
このグリルバーナ13には、スロート部24とチャンバー部25とが形成されている。まずスロート部24は、グリルバーナ13の一方の短辺側で当該短辺と平行な向きで管状に形成され、一端をフランジ部23と共に隣接する長辺から直角に突出させている。スロート部24の突出端には、ガス導入孔を備えたダンパキャップ26(図1)が被せられて、スロート部24の両側で突出するフランジ部23には、ガスノズル27をダンパキャップ26のガス導入孔に対して同軸で固定するための位置決め板28が固定されている。スロート部24の他端は、チャンバー部25側へ向けて直角に屈曲する屈曲部29となっているが、この屈曲部29は上板21のみにプレス成形されている。
チャンバー部25は、グリルバーナ13の外形よりも一回り小さい平面視矩形状の扁平な中空部で、上板21にプレス形成された深底の上側膨出部30と、下板22にプレス形成された浅底の下側膨出部31とによって形成されて、上板21での上側膨出部30の短辺に、スロート部24の屈曲部29が接続されている。
また、上側膨出部30の上面には、平面視がX字状の絞り32が、上側膨出部30よりも浅く凹設されて、チャンバー部25の厚み方向の空間を絞り32の形状に沿って狭くしている。絞り32の中央には、プレス加工の際の肉余りを調整するための円形凸部33が残されている。
一方、下板22の下側膨出部31には、スロート部24側の短辺を除いて、反対側の短辺及びそれと繋がる一対の長辺に沿ったコ字状の形成範囲で、複数の炎口34,34・・が形成されている。この炎口34の形成範囲は、上板21の絞り32とは厚み方向で重ならないようになっている。また、下側膨出部31の下面において、炎口34の形成範囲の内側には、長手方向の両端を半円状とした一対の帯状の下側絞り35,35が、下側膨出部31よりも浅く凹設されている。この下側絞り35,35はチャンバー部25の変形防止用である。
そして、グリルバーナ13の上板21及び下板22は、チャンバー部25の中央部で互いに固定されている。具体的には、上板21側に、円形凸部33の内側に位置する上側凹部36を形成してその中心にネジ孔37を形成する一方、下板22側に、上側凹部36と同軸で当接する下側凹部38を形成してその中心に透孔39を形成して、下板22の下側から透孔39を貫通させたネジ40をネジ孔37にねじ込むことで、上板21の上側凹部36と下板22の下側凹部38とを当接させた状態で互いに固定する構造となっている。
以上の如く構成されたテーブルコンロ1のグリル4において、グリルバーナ13は、グリル庫8の天板11の上側から、天板11に設けた図示しない開口内に、炎口34を下側にしたチャンバー部25が収まり、スロート部24が後側となる向きで設置され、フランジ部23を天板11にネジ41,41・・によって前下がり傾斜した姿勢で取り付けられる。そして、グリル4に配管されるガス管のガスノズル27を位置決め板28に固定すれば、炎口34がグリル庫8内に露出した状態で設置が完了する。
このグリル4において、器体2の前面パネル19に設けた点消火ツマミ20を操作すると、ガス管に供給された燃料ガスがガスノズル27から噴出して燃焼用空気と共にスロート部24のダンパキャップ26から流入し、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスがスロート部24を通って屈曲部29からチャンバー部25に流れ込む。チャンバー部25内に流入した混合ガスは、各炎口34から噴出して図示しない点火電極の放電によって炎口34の形成範囲で燃焼する。よって、焼き網上の被調理物が上方から加熱調理される。
そして、点火直後の不安定な燃焼状態に起因して炎口34から形成される炎が周期的に振動する振動燃焼が生じると、追従して上板21が上下に振動しようとする。しかし、上板21は中央部でネジ40によって下板22と固定されているため、固有振動が強制的に抑えられ、「バーナ鳴き」と称される共鳴音の発生が抑制される。特に、最も振動しやすい上側膨出部30の中央部が固定されるため、固有振動の抑制効果が高くなっている。このとき、上板21と下板22とはチャンバー部25の中央で僅かなエリアとなる上側凹部36と下側凹部38とのみで固定されているため、混合ガスの流れを阻害することはなく、炎口34へ均等に供給される。
このように、上記形態のグリルバーナ13及びテーブルコンロ1によれば、上板21と下板22とを中央部で互いに固定したことで、点火直後に振動燃焼が生じても上板21の振動が強制的に抑えられる。よって、グリルバーナ13の性能に悪影響を与えない簡単な構成で共鳴音の発生を効果的に抑制することができる。
特にここでは、上板21と下板22とを、中央の上側凹部36と下側凹部38同士が互いに当接した状態でネジ40によって固定しているので、上板21と下板22とをがたつきなく固定でき、好適な共鳴音の抑制効果が得られる。
なお、上板と下板とを固定するネジは一本に限らず、複数本を長手方向や短手方向に所定間隔をおいて配設したり、同心円上に配設したりすることもできる。上板側からねじ込んでもよい。
また、上板と下板との固定はネジに限らず、スポット溶接やボタンロック加工、リベット等による他の固定手段を採用しても差し支えない。
グリルバーナの形状も、円形凸部がないものであれば絞りの底面で固定してもよいし、絞りがないものであれば、上板と下板との中央部にそれぞれ凹部を形成して互いに固定してもよい。
その他、上記形態では上側にのみグリルバーナを有する片面焼きグリルとなっているが、下バーナを有する両面焼きグリルであっても上バーナに本発明は適用できる。また、上記形態ではグリル付コンロとしてテーブルコンロで説明しているが、ビルトインコンロであっても本発明は適用可能である。
1・・テーブルコンロ、2・・器体、3・・コンロ、4・・グリル、5・・コンロバーナ、8・・グリル庫、11・・天板、13・・グリルバーナ、14・・遮熱板、21・・上板、22・・下板、24・・スロート部、25・・チャンバー部、30・・上側膨出部、31・・下側膨出部、32・・絞り、33・・円形凸部、34・・炎口、36・・上側凹部、37・・ネジ孔、38・・下側凹部、39・・透孔、40,41・・ネジ。

Claims (2)

  1. グリル庫の上部に設置され、プレス成型された上板と、複数の炎口を備えてプレス成型された下板とを接合してなり、前記上板と前記下板との間に、燃料ガスと燃焼用空気との混合ガスが流れ込むチャンバー部が形成される板金製のグリルバーナであって、
    前記上板における前記チャンバー部の中央部には、下方へ凹む平面視円形の上側凹部が形成され、前記下板における前記チャンバー部の中央部には、上方へ凹む平面視円形の下側凹部が形成されて、前記上側凹部と前記下側凹部とが互いに同軸で当接した状態で固定されていることを特徴とするグリルバーナ。
  2. 器体内に形成されたグリル庫内の上部に、請求項1に記載のグリルバーナが設置されてなるグリル付コンロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120884A (ja) 2005-10-28 2007-05-17 Rinnai Corp グリル用バーナ
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