JP6597012B2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤 Download PDF

Info

Publication number
JP6597012B2
JP6597012B2 JP2015143735A JP2015143735A JP6597012B2 JP 6597012 B2 JP6597012 B2 JP 6597012B2 JP 2015143735 A JP2015143735 A JP 2015143735A JP 2015143735 A JP2015143735 A JP 2015143735A JP 6597012 B2 JP6597012 B2 JP 6597012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
guided portion
axis
guided
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015143735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017024104A (ja
Inventor
孝夫 深見
伸充 堀
眞 野々山
鉄昭 和田
雄太 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2015143735A priority Critical patent/JP6597012B2/ja
Publication of JP2017024104A publication Critical patent/JP2017024104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6597012B2 publication Critical patent/JP6597012B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、研削盤に関するものである。
軸状の工作物の外径を計測する計測器が、工作物の外周面を研削する砥石車と同一の回転中心軸回りを揺動するように構成された研削盤が知られている。特許文献1には、計測器を先端側で支持する支持ブラケットが、研削盤本体に対して砥石車と同一の回転中心軸回りを揺動可能に支持された研削盤が記載されている。
特許文献1の研削盤では、支持ブラケットの基端側に連結された円弧状の支持アームが、上下方向に間隔をおいて研削盤本体に配置された上下一対の支持ローラにより、支持アームの円弧中心を回転砥石の回転中心軸に一致させた状態で揺動可能に案内支持される。
特開2015−51478号公報
特許文献1の研削盤において、計測装置を安定的に保持するためには、上下一対の支持ローラを少なくとも2組配置し、周方向における2箇所で支持アームを支持する必要がある。
また、支持アームを揺動させた際に支持アームと研削盤本体とが干渉することを回避するためには、支持アームの周方向長さを短くすることが望ましい。この点に関し、特許文献1の研削盤において支持アームの揺動可能範囲を維持しつつ支持アームの周方向長さを短くする場合、揺動する支持アームが常に周方向における2箇所以上で上下一対の支持ローラに支持される状態を維持するため、研削盤本体に配置する支持ローラの数量を増やして周方向において隣接する支持ローラの配置間隔を短くする必要がある。この場合、特許文献1の研削盤では、支持アームの径方向内側と径方向外側とに支持ローラを1個ずつ、即ち、支持ローラを2個ずつ追加することになり、部品コストが嵩む。
このように、特許文献1の研削盤では、計測装置を安定した状態で支持するために必要とされる支持ローラの個数が多く、部品コストが嵩む。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、部品コストを抑制しつつ計測装置を安定的に保持することができる研削盤を提供することを目的とする。
本発明の研削盤は、軸状の工作物を回転可能に支持する主軸台と、前記主軸台に対して相対移動する砥石台と、前記砥石台に第一軸回りに回転可能に支持され、前記工作物を研削する砥石車と、前記主軸台に支持された前記工作物に接触して前記工作物の外径を計測可能な計測装置と、前記計測装置を前記砥石台に対して支持する支持機構と、を備え、前記支持機構は、前記計測装置を一端側で保持するアームと、前記アームの他端側に連結される円弧状の被案内部と、前記砥石台に配置され、前記被案内部の円弧中心を前記第一軸に一致させた状態で前記第一軸を中心とする周方向へ前記被案内部を揺動可能に案内する案内部と、前記被案内部を前記砥石台に対して揺動させるための駆動力を付与する駆動装置と、を備え、前記案内部は、前記砥石台に回転自在に支持されると共に、前記被案内部の周方向において位相をずらしつつ前記被案内部の径方向内側および径方向外側に交互配置された3個以上のローラを有する。
本発明の研削盤によれば、被案内部の周方向において位相をずらしつつ被案内部の径方向内側と径方向外側とに交互配置された3個以上のローラにより、被案内部を揺動可能に支持するので、被案内部を安定した状態で支持できる。即ち、上下一対のローラで被案内部をその径方向内側および径方向外側から支持する従来技術では、被案内部を安定した状態で支持するために少なくとも4個のローラが必要となるのに対し、本発明の研削盤によれば、3個のローラがあれば被案内部を安定した状態で支持できる。
さらに、本発明の研削盤によれば、被案内部の揺動可能範囲を維持しつつ被案内部の周方向長さを短くする場合、被案内部の径方向内側または径方向外側のいずれか一方にローラを1個ずつ追加すればよい。よって、ローラを2個ずつ追加する必要がある従来技術と比べ、必要とされるローラの個数を抑えることができる。
このように、本発明の研削盤では、必要なローラの個数を抑えつつ被案内部を安定した状態で支持できるので、部品コストを抑制しつつ計測装置を安定的に保持することができる。
研削盤の平面図である。 支持機構および計測装置の平面図である。 研削盤の要部を模式的に表した模式図であり、計測装置を退避させた状態にある図を示す。 支持機構の要部を模式的に表した模式図であり、計測装置を退避させた状態にある図を示す。 研削盤の要部を模式的に表した模式図であり、最上位に位置する工作物と計測装置とが接触状態にある図を示す。 支持機構の要部を模式的に表した模式図であり、ロッドを伸長させる過程で計測装置が最上位に位置する工作物に接触したときの図を示す。 支持機構の要部を模式的に表した模式図であり、最上位に位置する工作物と計測装置との接触状態を維持しつつ、ロッドを最大限まで伸長させたときの図を示す。 研削盤の要部を模式的に表した模式図であり、最下位に位置する工作物と計測装置とが接触状態にある図を示す。 支持機構の要部を模式的に表した模式図であり、最下位に位置する工作物と計測装置とが接触状態にある図を示す。
(1.研削盤1の概略構成)
以下、クランクシャフトWのクランクピンWa(以下「工作物Wa」と称す)を加工対象とする砥石台トラバース型の研削盤1を例に挙げ、本発明に係る研削盤を適用した実施形態について説明する。
図1に示すように、研削盤1は、ベッド11と、主軸台12と、心押台13と、トラバーステーブル14と、砥石台15と、砥石車16と、支持機構20と、計測装置30と、制御装置40とを備える。
ベッド11は、床上に固定されている。そのベッド11の上には、主軸台12及び心押台13がZ軸方向において対向配置され、主軸台12には、制御装置40に制御される主軸回転モータ12aが設けられている。
クランクシャフトWは、その両端が主軸台12及び心押台13に回転可能に支持されており、主軸回転モータ12aから回転駆動力から付与されることで、クランクシャフトWがZ軸と平行な中心軸A0(図3A参照)回りに回転する。また、クランクシャフトWが主軸台12及び心押台13に支持された状態において、工作物Waはその軸心が中心軸A0から偏心した位置に設けられており、クランクシャフトWを回転させたときに工作物Waは中心軸A0回りを公転する。
トラバーステーブル14は、ベッド11上において主軸台12及び心押台13からX軸方向へ離れた位置に設けられ、ベッド11上をZ軸方向へ移動可能である。砥石台15は、トラバーステーブル14上にX軸方向へ移動可能に設けられ、砥石台15には、Z軸方向に平行な第一軸A1(図3A参照)を軸心とする支持軸15aが設けられている。
砥石車16は、支持軸15aに対し、第一軸A1回りに回転自在に支持されている。砥石台15には、制御装置40に制御される砥石車回転モータ16aが設けられ,砥石車16は、砥石車回転モータ16aから付与される回転駆動力により第一軸A1回りに回転する。
支持機構20は、砥石台15に対して計測装置30を第一軸A1回りに揺動可能に支持するものであり、計測装置30は、砥石車16により研削された工作物Waの外径を計測する装置である。制御装置40は、研削加工を実行している間、工作物Waの公転に同期させながら砥石台15をX軸方向へ変位させる。これにより、工作物Waの変位に砥石車16を追従させ、砥石車16と工作物Waとが接触している状態を維持する。
(2.支持機構20の構成)
次に、図2を参照して、支持機構20の詳細な構成について説明する。図2に示すように、支持機構20は、揺動支持部50と、揺動体60と、駆動部70とを備える。
揺動支持部50は、支持ブラケット51と、案内部52とを備える。支持ブラケット51は、砥石台15に固定される部位である。案内部52は、支持ブラケット51に回転可能に支持される4個のローラから構成され、それら4個のローラが第一軸A1を中心とする円周方向に位相をずらして配置される。なお、以下において、案内部52を構成する4個のローラのうち、主軸台12及び心押台13から最も離れた位置にあるローラを第一ローラ52a、主軸台12及び心押台13に対して2番目に離れた位置にあるローラ(第一軸A1を中心とする円周方向において第一ローラ52aに隣接するローラ)を第二ローラ52b、主軸台12及び心押台13に対して3番目に離れた位置にあるローラ(第一軸A1を中心とする円周方向において第一ローラ52aの反対側で第二ローラ52bに隣接するローラ)を第三ローラ52c、主軸台12及び心押台13から最も近い位置にあるローラ(第一軸A1を中心とする円周方向において第二ローラ52bの反対側で第三ローラ52cに隣接するローラ)を第四ローラ52d、と称する。
図3Aに示すように、4個のローラは、第一軸A1を中心とする周方向において角度θごとに配置されている。第一ローラ52aの回転軸と第一軸A1との距離は、第三ローラ52cの回転軸と第一軸A1との距離に等しく、第二ローラ52bの回転軸と第一軸A1との距離は、第四ローラ52dの回転軸と第一軸A1との距離に等しい。また、第一ローラ52a及び第三ローラ52cの回転軸と第一軸A1との距離は、第二ローラ52b及び第四ローラ52dの回転軸と第一軸A1との距離よりも大きく、第一ローラ52a及び第三ローラ52cの回転軸から第一軸A1までの距離と第二ローラ52b及び第四ローラ52dの回転軸から第一軸A1までの距離との差は、第一ローラ52a及び第三ローラ52cのうち第一軸A1側を向く外周面と、第二ローラ52b及び第四ローラ52dのうちそれらの回転軸を挟んだ第一軸A1の反対側を向く外周面との間に、被案内部63を挟み込むことができる寸法差に設定されている。
なお、案内部52を構成する4個のローラや被案内部63の外周面に、ゴムやスポンジのような弾性変形可能な弾性部材を覆設してもよい。この場合、弾性部材を変形させながら被案内部63を案内部52に挟み込むことで、4個のローラの配置位置や被案内部63の外形等において生じうる寸法誤差を吸収できる。
図2に戻り、説明を続ける。揺動体60は、アーム61と、連結軸62と、被案内部63と、突出部64とを備える。アーム61は、その先端側に計測装置30が連結軸62を介して連結され、アーム61の基端側が被案内部63に固定される。
連結軸62は、その軸心である第二軸A2(図3A参照)をZ軸と平行に配置した状態でアーム61の先端側に回転可能に軸支されている。連結軸62は、その一端側(図2左側)に計測装置30が、連結軸62の他端側(図2右側)に連結軸回転モータ62aがそれぞれ連結されており、連結軸回転モータ62aから回転駆動力が付与されると、計測装置30がアーム61に対し第二軸A2回りに相対回転する。
また、連結軸回転モータ62aは、サーボモータ等から構成されており、工作物Waの加工中や外径計測時には連結軸回転モータ62aの制御電源をOFF等にすることで、計測装置30はその自重等に基づき、アーム61に対し第二軸A2回りに自由に回転可能な状態となる。なお、連結軸回転モータ62aの代わりに、カム機構等を用いることにより計測装置30を計測位置へ移動させることも可能である。
図3Aに示すように、被案内部63は、案内部52に揺動可能に案内支持される円弧状の部位である。案内部52は、第一ローラ52a及び第三ローラ52cが被案内部63をその径方向外側から、第二ローラ52b及び第四ローラ52dが被案内部63をその径方向内側からそれぞれ支持する。
被案内部63は、その円弧中心を第一軸A1に一致させた状態で案内部52に支持され、被案内部63の周方向長さは、被案内部63の周方向両端と第一軸A1とを結んだ場合に形成される第一軸A1回りの角度が、第一ローラ52a及び第四ローラ52dの回転軸と第一軸A1とを結んだ場合に形成される第一軸A1回りの角度と同一となるような長さ寸法に設定されている。
図3Bに示すように、突出部64は、被案内部63の支持ブラケット51に対向する面とは反対側(図2右側、図3B奥側)の面から突出する部位であり、突出部64の突出面(図2右側、図3B奥側の面)には規制部64aが取り付けられる。なお、本実施形態では、規制部64aが、回転軸がZ軸に平行となるように配置されたカムフォロアから構成されている。
突出部64には、被案内部63の径方向内側を向く面に張出部64bが一体形成されている。この張出部64bは、突出部64の突出面よりも被案内部63の反対側(図2右側、図3B手前側)へ張り出しており、その張り出した部位がX軸方向において後述するバネ固定部72bに対向配置される。
駆動部70は、駆動装置71と、移動体72と、バネ73とを備える。駆動装置71は、伸縮機構を有するアクチュエータから構成され、駆動装置71の駆動によりX軸方向へ伸縮するロッド71aの先端に移動体72が固定されている。
移動体72は、ロッド71aの伸縮に伴ってX軸方向へ直進する部位であり、ロッド71aの先端に固定されるロッド固定部72aと、バネ73が固定されるバネ固定部72bと、ロッド固定部72aの下端およびバネ固定部72bの上端を階段状に連設する連設部72cとを備える。移動体72は、バネ固定部72bをロッド固定部72aよりもロッド71aからX軸方向へ遠ざけた状態で、ロッド固定部72aにロッド71aの先端が固定されている。また、ロッド固定部72aは、その幅方向(図2左右方向)における中心よりも被案内部63から離れた部位にロッド71aが固定され、ロッド71aよりも被案内部63側(図2左側)へ張り出した部位が、X軸方向において規制部64aに対向配置される。
揺動体60が揺動支持部50に支持された状態(被案内部63が4個のローラに挟みこまれた状態)では、バネ固定部72bが張出部64bに対向配置され、それらバネ固定部72bと張出部64bとがバネ73を介して連結されている。
なお、移動体72では、バネ固定部72bがロッド固定部72aよりも突出部64から離れた位置に、突出部64では、張出部64bが規制部64aよりも移動体72から離れた位置に配置される。これにより、バネ固定部72bと張出部64bとの間隔を広く確保できるので、それらバネ固定部72bと張出部64bとを連結するバネ73として、伸縮方向における長さ寸法が大きいものを使用できる。
(3.計測装置30の構成)
図3Aに示すように、計測装置30は、砥石車16により研削された工作物Waの外径を計測する装置である。計測装置30は、一対のガイド31及び測定子32を有する本体33と、支持棒34と、連結部材35とを備える。
一対のガイド31は、本体33の一面側(図3A下面側)から突出する部位であり、間隔を空けて対向配置される。測定子32は、本体33の一面側において一対のガイド31の間から突出する部位である。工作物Waの外径を測定する際、制御装置40(図1参照)による制御に基づき、一対のガイド31により工作物Waの外周面を支持した状態で測定子32を工作物Waに接触させ、測定子32により工作物Waの外径を計測する。測定子32による計測結果は制御装置40に送られ、制御装置40は工作物Waの外径が所望の寸法に到達したか否かを判断する。その結果、工作物Waの外径が所望の寸法に到達したと判断した場合に、工作物Waの研削加工を終了する。
支持棒34は、本体33の他面側(図3A上面側)に固定された棒状の部位である。連結部材35は、支持棒34を連結軸62に連結させるための部位であり、連結軸回転モータ62aから連結軸62に回転駆動力が付与されると、連結部材35は第二軸A2周りに回転する。
(4.支持機構20の動作態様)
次に、計測装置30を変位させる際の支持機構20の動作態様に説明する。まず、図3A及び図3Bを参照して、計測装置30を上方へ退避させた状態(以下「退避状態」と称す)について説明する。なお、図3A及び図3Bには、揺動体60を一方向(図3A時計回り方向)へ最大限揺動させた状態が図示されている。
図3Aに示すように、退避状態では、一対のガイド31及び測定子32が工作物Waから離される。揺動体60は、被案内部63が第一ローラ52a、第二ローラ52b及び第三ローラ52cの3つのローラに支持され、被案内部63の一端側(図3A右側)が第一ローラ52aから一方向(図3A時計回り方向)へ張り出し、被案内部63の他端(図3A左側端部)が第三ローラ52cに支持されている。
図3Bに示すように、退避状態では、駆動装置71のロッド71aが最小限に短縮されており、移動体72のロッド固定部72aが突出部64の規制部64aに係止されている。
ここで、揺動体60は、被案内部63の他端側(図3A左側)にアーム61が連結され、そのアーム61に計測装置30が連結されているため、揺動体60や計測装置30の自重により揺動体60を他方向(図3A反時計回り方向)へ揺動させようとする力が作用する。これに対し、規制部64aがロッド固定部72aに係止され、移動体72がロッド71aにより移動不能に保持されるので、揺動体60は、その揺動が規制され、退避状態が維持される。
なお、連結軸回転モータ62a(図2参照)を回転駆動して計測装置30を一方向(図3A時計回り方向)へ回転させることにより、計測装置30を更に上方へ退避させることができる。これにより、砥石車16のドレッシング作業やクランクシャフトWの搬入出作業を効率よく行うことができる。
次に、図4A〜図4Cを参照して、工作物Waの外径を計測可能な計測位置まで計測装置30を変位させる際の支持機構20の動作態様について説明する。なお、図4Aには、最上位に位置する工作物Waを実線で、最前位(図4A左側)、最下位および最後位(図4A右側)に位置する工作物Waを2点鎖線で図示する。研削盤1は、砥石車16と接触しながら公転する工作物Waが最上位に配置されたとき、工作物Waが、第一軸A1回りを変位する一対のガイド31の先端面が変位する軌跡上に配置されるように構成される。
図4A及び図4Bに示すように、計測装置30を工作物Waに近づける際、駆動装置71を駆動させてロッド71aを伸長させ、移動体72を図4Bに示す左側へ直進させる。このとき、突出部64は、ロッド固定部72aに規制部64aが係止された状態を維持しつつ、移動体72の移動に追従する。その結果、被案内部63は、案内部52に案内支持されつつ他方向(図4B反時計回り方向)へ揺動する。これにより、揺動体60が第一軸A1回りに揺動し、計測装置30を工作物Waに近づけることができる。
被案内部63が他方向へ揺動し、被案内部63の一端(図4A右側端部)が第一ローラ52aに、被案内部63の他端(図4A左側端部)が第四ローラ52dにそれぞれ接するところまで到達すると、計測装置30の一対のガイド31が工作物Waの外周面に接触し、測定子32(図3A参照)による工作物Waの外径の測定が可能な状態となる。またこのとき、一対のガイド31が工作物Waに係止されることで、計測装置30及び揺動体60の他方向(図4A反時計回り方向)への揺動が規制される。
なお、アーム61は、先端側に近い部位が湾曲形成されており、アーム61の先端側が基端側よりも他方向側へ向けられている。これにより、計測装置30による工作物Waの外径の計測時において、揺動するアーム61とクランクピンWa(図3A参照)との干渉を回避しつつ、砥石車16による工作物Waの研削部位よりも計測装置30が被案内部63から離れた位置に配置することができる。
また、計測装置30は、一対のガイド31及び測定子32の先端が砥石車16側へ向けられた状態で連結軸62に保持されている。よって、工作物Waに対し一対のガイド31を砥石車16の反対側(図4A左側)から接触させることができる。これにより、計測装置30と砥石車16との干渉を防止できる。
図4Cに示すように、揺動体60は、他方向への揺動が工作物Waに規制されているので、図4Bに示す状態から更に駆動装置71を駆動させてロッド71aを伸長させると、移動体72が突出部64から離れ、ロッド71aを伸長させるほど移動体72と突出部64との間隔が大きくなり、バネ73が伸長する。駆動装置71は、ロッド71aを最大限伸長させたところで、移動体72を移動不能に保持する。
次に、図5A及び図5Bを参照して、工作物Waを公転させた際の支持機構20の動作態様について説明する。なお、図5Aには、最下位に位置する工作物Waを実線で、最前位(図5A左側)、最上位および最後位(図5A右側)に位置する工作物Waを2点鎖線で図示する。
図5A及び図5Bに示すように、工作物Waの外径を計測する際、工作物Waの公転および砥石車16による工作物Waの研削加工は継続される。砥石車16は、工作物Waの公転に応じてX軸方向へ往復移動するため、砥石車16の回転中心である第一軸A1と工作物Waとの距離がある程度維持される。
上記したように、図4Aに示す状態において、揺動体60は、計測装置30が工作物Waに係止され、計測装置30や揺動体60の自重による他方向(図5A反時計回り方向)への揺動が規制されるのに対し、移動体72は、突出部64から離れた位置でロッド71aに移動不能に保持され、移動体72による突出部64の他方向への揺動規制が解除されている。よって、この状態から工作物Waを回転軸A0回りに公転させると、それに追従するように計測装置30及び揺動体60がそれらの自重により他方向へ揺動し、被案内部63が案内部52に案内支持されながら他方向へ揺動する。
なお、揺動体60は、砥石台15に設けられた揺動支持部50に支持されるので、工作物Waが公転している間、その工作物Waの公転に応じてX軸方向へ往復移動しながら第一軸A1回りを揺動する。これに伴い、揺動体60に支持される計測装置30も、工作物Waの公転に応じてX軸方向へ往復移動しながら第一軸A1回りを揺動する。よって、工作物Waが公転している間、一対のガイド31と工作物Waとの距離がある程度維持され、一対のガイド31及び測定子32(図3A参照)を工作物Waに接触させた状態が維持される。
図5Aに示す最下位まで工作物Waが変位したとき、揺動体60が他方向へ最大限揺動した状態となる。このとき、揺動体60は、被案内部63が第二ローラ52b、第三ローラ52c及び第四ローラ52dの3つのローラに支持され、被案内部63の他端(図5A左側端部)が第四ローラ52dから他方向へ突出し、被案内部63の一端(図5A右側端部)が第二ローラ52bに支持される。
ここで、揺動体60が他方向へ最大限揺動したときに被案内部63と砥石台15とが干渉することを回避するため、揺動体60は、被案内部63の周方向長さを短くすることが望ましい。この場合、揺動体60の揺動可能範囲を維持しつつ揺動体60を安定した状態で支持するためには、被案内部63を支持するローラを増やし、ローラの周方向における配置間隔を短くする必要がある。この点に関し、研削盤1では、被案内部63が4個ローラのうち3個のローラに支持された状態を維持できていれば、被案内部63を安定した状態で保持することができる。また、被案内部63の周方向長さを短くすることにより、揺動体60が一方向へ最大限揺動したとき、即ち、揺動体60が退避状態にあるときに、被案内部63と砥石台15とが干渉することを回避できる。
このように、研削盤1では、ローラの個数を少なくしつつ、被案内部63をその径方向内側および径方向外側から支持し、揺動体60を安定した状態で揺動可能に案内支持することができる。よって、部品コストを抑制しつつ計測装置30を安定的に保持できる。
図5Bに示す状態から工作物Waを公転させると、工作物Waにより計測装置30が持ち上げられ、計測装置30及び揺動体60が第一軸A1回りを一方向(図5A時計回り方向)へ揺動する。これに伴い、被案内部63は、案内部52に案内支持されながら一方向(図5B時計回り方向)へ揺動し、工作物Waが最上位まで到達したときには図4Cに示す状態に戻る。
また、揺動体60が最も他方向へ揺動したときであっても、ロッド固定部72aが規制部64aから離れた位置にある。よって、計測装置30により工作物Waの外径を計測している間、移動体72による突出部64の揺動規制は解除されるので、揺動体60は、計測装置30および揺動体60に自重により自由に揺動することができ、計測装置30を工作物Waの公転に追従させながら第一軸A1回りに変位させることができる。
このように、計測装置30により工作物Waの外径を計測している間、駆動部70ではロッド71aを最大限まで伸長させたところで駆動装置71による駆動を停止し、移動体72を移動不能に保持する。一方、揺動体60は、一対のガイド31が工作物Waに係止されることで計測装置30や揺動体60の自重による揺動が工作物Waに規制された状態となり、公転する工作物Waに追従して計測装置30及び揺動体60が第一軸A1回りを揺動するので、工作物Waと計測装置30との接触状態を維持できる。
これにより、制御装置40による駆動装置71の高度な制御を行うことなく、計測装置30(一対のガイド31及び測定子32(図3A参照))を工作物Waに接触させることができると共に、計測装置30と工作物Waとの接触状態を維持できる。従って、工作物Waの外径測定時における制御装置40の負荷を軽減できる。
また、計測装置30により工作物Waの外径を計測している間、被案内部63の径方向内側に配置された第二ローラ52b及び第四ローラ52dが被案内部63をその下方から支持する。よって、揺動体60や計測装置30の自重による揺動体60の自由な揺動を許容しつつ、揺動体60のぐらつきを抑えて計測装置30を安定的に保持できる。
なお、砥石車16による工作物Waの研削加工が進むにつれ、工作物Wa及び砥石車16の外径が小さくなる。それに伴い、制御装置40は第一軸A1と工作物Waとの距離を調整し、砥石車16と工作物Waとの接触状態を維持する。
これに伴い、制御装置40は、駆動装置71及び連結軸回転モータ62a(図2参照)を制御し、揺動体60を第一軸A1回りに、計測装置30を第二軸A2周りに回転させることで、第一軸A1と計測装置30(一対のガイド31及び測定子32)との距離を微調整する。よって、第一軸A1と工作物Waとの距離が変更された後も、計測装置30との接触状態を維持できる。
制御装置40は、計測装置30による測定結果に基づき、工作物Waの外径が所望の寸法に到達したと判断した場合に、砥石車16を工作物Waから離すと共に、揺動体60を揺動させて退避状態へ戻す。
揺動体60を退避状態へ戻すとき、制御装置40は、主軸回転モータ12a(図1参照)を制御して工作物Waが最上位に到達する位置までクランクシャフトW(図1参照)を回転させた後、駆動装置71を駆動してロッド71aを最小限まで短縮させる。
ロッド71aが短縮されるにつれて移動体72が図5Bに示す右方向へ直進して突出部64に近づき、図4Bに示す状態までロッド71aが短縮されたところでロッド固定部72aが規制部64aに係止される。そこから引き続きロッド71aが短縮されると、規制部64aがロッド固定部72aに押圧され、移動体72の移動に伴って突出部64が一方向(図4B時計回り方向)へ揺動する。その結果、揺動体60及び計測装置30が一方向へ揺動し、退避状態へ戻る。
なお、本実施形態では、規制部64aがカムフォロアから構成されているので、ロッド固定部72aに規制部64aが押圧されているときに生ずるロッド固定部72aと規制部64aとの摩擦を軽減できる。
以上説明したように、研削盤1では、円弧状に形成された被案内部63が、周方向において位相をずらしつつ被案内部63の径方向内側および径方向外側に交互配置された4個のローラにより揺動可能に案内支持されている。
被案内部63は、その周方向長さが、被案内部63の一端が第一ローラ52aに接したときに被案内部63の周方向他端が第四ローラ52dに接するような長さ寸法に設定されている(図4A参照)。また、被案内部63は、その周方向他端が第三ローラ52cに接する位置(図3Aに示す状態)から、被案内部63の一端が第二ローラ52bに接する位置(図5Aに示す状態)までを揺動可能範囲とし、被案内部63が常に3個または4個のローラにより支持される。
さらに、被案内部63を支持する3個または4個のローラのうち、少なくとも1個のローラが被案内部63をその径方向内側から支持し、少なくとも1個が被案内部63をその径方向外側から支持する。これに加え、被案内部63が自由に揺動可能な状態(移動体72による突出部64の揺動規制が解除された状態)にあるときには、第二ローラ52b及び第四ローラ52dの2つのローラにより被案内部63を下方から支持しつつ、第三ローラ52cにより被案内部63をその上方から支持することで、被案内部63のぐらつきが抑制される。これにより、ローラの数を少なくしつつ被案内部を安定した状態で支持できるので、部品コストを抑制しつつ計測装置30を安定的に保持できる。また、被案内部63の揺動可能な範囲に対し、被案内部63の周方向長さを短くすることができるので、揺動体60の揺動可能範囲を大きく確保しつつ、被案内部63と砥石台15との干渉を防止できる。
案内部52は、4個のローラが被案内部63の周方向において等角度に配置されているので、被案内部63のぐらつきが抑制され、揺動体60及び計測装置30を安定した状態で保持できる。また、案内部52は、4個のローラが砥石車16の外周面よりも砥石車16の径方向内側に配置されているので、支持機構20全体の小型化を図ることができる。
(5.効果)
研削盤1は、軸状の工作物Waを回転可能に支持する主軸台12と、主軸台12に対して相対移動する砥石台15と、砥石台15に第一軸A1回りに回転可能に支持され、工作物Waを研削する砥石車16と、主軸台12に支持された工作物Waに接触して工作物Waの外径を計測可能な計測装置30と、計測装置30を砥石台15に対して支持する支持機構20と、を備え、支持機構20は、計測装置30を一端側で保持するアーム61と、アーム61の他端側に連結される円弧状の被案内部63と、砥石台15に配置され、被案内部63の円弧中心を第一軸A1に一致させた状態で第一軸A1を中心とする周方向へ被案内部63を揺動可能に案内する案内部52と、被案内部63を砥石台15に対して揺動させるための駆動力を付与する駆動装置71と、を備え、案内部52は、砥石台15に回転自在に支持されると共に、被案内部63の周方向において位相をずらしつつ被案内部63の径方向内側および径方向外側に交互配置された3個以上のローラを有する。
研削盤1によれば、被案内部63の周方向において位相をずらしつつ被案内部63の径方向内側と径方向外側とに交互配置された3個以上のローラにより、被案内部63が揺動可能に支持されるので、被案内部63を安定した状態で支持できる。
また、上下一対のローラで被案内部63を径方向内側および径方向外側から支持する従来技術では、被案内部63を安定した状態で支持するためには少なくとも4個のローラが必要となるのに対し、研削盤1によれば、3個のローラがあれば被案内部63を安定した状態で支持できる。
さらに、研削盤1によれば、被案内部63の揺動可能範囲を維持しつつ被案内部63の周方向長さを短くする場合、ローラを径方向内側または径方向外側のいずれか一方に1個追加すればよい。よって、周方向において被案内部63を支持する箇所を増やす場合にローラを2個ずつ追加する必要がある従来技術と比べ、必要となるローラの数量を抑えることができる。
このように、研削盤1によれば、必要なローラの数量を抑えつつ被案内部63を安定した状態で支持できるので、部品コストを抑制しつつ計測装置30を安定的に保持することができる。
さらに、案内部52は、周方向において等角度に配置される4個以上のローラを有する。ローラが周方向に等角度に配置されることで、被案内部63のぐらつきを抑えてを計測装置30を安定した状態で保持できる。また、案内部52が4個以上のローラを有することで、被案内部63の周方向長さの短縮や被案内部63の揺動可能範囲の拡張を図ることができる。この場合、上下一対のローラで被案内部63を径方向内側および径方向外側から支持する従来技術と比べ、必要とされるローラの追加数量を少なくすることができるので、部品コストを抑制できる。
さらに、被案内部63は、その周方向長さが、隣接する4個のローラのうち両端に位置する2個のローラの角度、即ち、第一ローラ52a及び第四ローラ52dの回転軸と第一軸A1とを結んだ場合に形成される第一軸A1回りの角度に対応する長さである。これにより、被案内部63の揺動可能範囲を確保しつつ、被案内部63の周方向長さを短くして被案内部63と砥石台15との干渉を回避することができる。
さらに、被案内部63は、計測装置30により工作物Waの外径を計測する際、駆動装置71による駆動力の付与が停止され、アーム61や計測装置30の自重により第一軸A1を中心とする周方向へ揺動可能な状態で案内部52に支持され、案内部52は、計測装置30により工作物Waの外径を計測する際に、径方向内側で被案内部63を案内支持するローラが、径方向外側で被案内部63を案内支持するローラの同数以上である。
この場合、計測装置30により工作物Waの外径を計測する際において駆動装置71を駆動させることなく被案内部63を揺動させることができるので、駆動装置71の高度な制御を不要とすることができる。また、径方向内側に配置される複数のローラは、アーム61や計測装置30の自重により揺動する被案内部63をその下方から支持するものである。よって、径方向内側で被案内部63を案内支持するローラを、径方向外側で被案内部63を案内支持するローラの同数以上とすることで、被案内部63のぐらつきを抑えることができ、その結果、計測装置30を安定的に保持できる。
さらに、案内部52は、径方向外側で被案内部63を案内支持するローラが、砥石車16の外周面よりも径方向内側に配置される。よって、支持機構20全体の小型化を図ることができる。
さらに、駆動装置71は、第一軸A1に直交する一方向へ直動する移動体72を備えた直動機構であり、被案内部63は、移動体72に対し所定の範囲での相対変位を許容しつつ、所定の範囲を超えて相対変位することを規制する規制部と、を備える。この場合、移動体72により被案内部63の揺動を許容または規制することができる。また、そうした被案内部63の揺動の許容または規制を直動する移動体72により行うことができるので、支持機構20の構成を簡素化できる。
(6.変形例)
上記実施形態では、規制部がカムフォロアから構成されていたが、カムフォロアの代わりに、突出部64に回転可能に支持されるローラや、ロッド固定部72aとの摩擦を低減できる素材で覆われた部材を用いてもよい。
上記実施形態では、案内部52が4個のローラから構成される場合について説明したが、ローラの個数を3個または5個以上にしてもよい。ローラを3個にした場合には、ローラの個数を少なくできる分、部品コストを抑制できる。また、ローラの個数を5個以上とした場合には、被案内部63の周方向長さの短縮や被案内部63の揺動可能範囲の拡張を図ることができる。
上記実施形態では、被案内部63の周方向長さが、被案内部63の周方向両端と第一軸A1とを結んだ場合に形成される第一軸A1回りの角度が、第一ローラ52a及び第四ローラ52dの回転軸と第一軸A1とを結んだ場合に形成される第一軸A1回りの角度と同一となるような長さ寸法に設定されているが、被案内部63の揺動に伴う砥石台15と被案内部63との干渉を回避できる範囲内において、被案内部63の周方向長さをより長くしてもよい。これにより、揺動体60の揺動可能範囲を拡張することができる。
1:研削盤、 12:主軸台、 15:砥石台、 16:砥石車、 20:支持機構、 30:計測装置、 52:案内部、 52a:第一ローラ(ローラ)、 52b:第二ローラ(ローラ)、 52c:第三ローラ(ローラ)、 52d:第四ローラ52d(ローラ)、 61:アーム、 63:被案内部、 64a:規制部、 71:駆動装置、 72:移動体、 A1:第一軸、 Wa:工作物

Claims (6)

  1. 軸状の工作物を回転可能に支持する主軸台と、
    前記主軸台に対して相対移動する砥石台と、
    前記砥石台に第一軸回りに回転可能に支持され、前記工作物を研削する砥石車と、
    前記主軸台に支持された前記工作物に接触して前記工作物の外径を計測可能な計測装置と、
    前記計測装置を前記砥石台に対して支持する支持機構と、を備え、
    前記支持機構は、
    前記計測装置を一端側で保持するアームと、
    前記アームの他端側に連結される円弧状の被案内部と、
    前記砥石台に配置され、前記被案内部の円弧中心を前記第一軸に一致させた状態で前記第一軸を中心とする周方向へ前記被案内部を揺動可能に案内する案内部と、
    前記被案内部を前記砥石台に対して揺動させるための駆動力を付与する駆動装置と、を備え、
    前記案内部は、
    前記砥石台に回転自在に支持されると共に、前記被案内部の周方向において位相をずらしつつ前記被案内部の径方向内側および径方向外側に交互配置された3個以上のローラを有し、
    径方向外側で前記被案内部を案内支持する前記ローラは、前記砥石車の外周面よりも径方向内側に配置される研削盤。
  2. 軸状の工作物を回転可能に支持する主軸台と、
    前記主軸台に対して相対移動する砥石台と、
    前記砥石台に第一軸回りに回転可能に支持され、前記工作物を研削する砥石車と、
    前記主軸台に支持された前記工作物に接触して前記工作物の外径を計測可能な計測装置と、
    前記計測装置を前記砥石台に対して支持する支持機構と、を備え、
    前記支持機構は、
    前記計測装置を一端側で保持するアームと、
    前記アームの他端側に連結される円弧状の被案内部と、
    前記砥石台に配置され、前記被案内部の円弧中心を前記第一軸に一致させた状態で前記第一軸を中心とする周方向へ前記被案内部を揺動可能に案内する案内部と、
    前記被案内部を前記砥石台に対して揺動させるための駆動力を付与する駆動装置と、を備え、
    前記案内部は、
    前記砥石台に回転自在に支持されると共に、前記被案内部の周方向において位相をずらしつつ前記被案内部の径方向内側および径方向外側に交互配置された3個以上のローラを有し、
    前記駆動装置は、前記第一軸に直交する一方向へ直動する移動体を備えた直動機構であり、
    前記被案内部は、前記移動体に対し所定の範囲での相対変位を許容しつつ、前記所定の範囲を超えて相対変位することを規制する規制部を備える研削盤。
  3. 前記案内部は、径方向外側で前記被案内部を案内支持する前記ローラが、前記砥石車の外周面よりも径方向内側に配置される、請求項2に記載の研削盤。
  4. 前記案内部は、周方向において等角度に配置される4個以上の前記ローラを有する、請求項1−3の何れか一項に記載の研削盤。
  5. 前記被案内部は、その周方向長さが、隣接する4個の前記ローラのうち両端に位置する2個の前記ローラの角度に対応する長さである、請求項1−4の何れか一項に記載の研削盤。
  6. 前記被案内部は、前記計測装置により前記工作物の外径を計測する際、前記駆動装置による駆動力の付与が停止され、前記アームや前記計測装置の自重により前記第一軸を中心とする周方向へ揺動可能な状態で前記案内部に支持され、
    前記案内部は、前記被案内部の周方向において位相をずらしつつ前記被案内部の径方向内側および径方向外側に交互配置された4個以上のローラを有し、前記計測装置により前記工作物の外径を計測する際に、径方向内側で前記被案内部を案内支持するローラが、径方向外側で前記被案内部を案内支持するローラの同数以上である、請求項1−5の何れか一項に記載の研削盤。
JP2015143735A 2015-07-21 2015-07-21 研削盤 Expired - Fee Related JP6597012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143735A JP6597012B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143735A JP6597012B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 研削盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017024104A JP2017024104A (ja) 2017-02-02
JP6597012B2 true JP6597012B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=57949036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015143735A Expired - Fee Related JP6597012B2 (ja) 2015-07-21 2015-07-21 研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6597012B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7000785B2 (ja) * 2017-10-04 2022-01-19 株式会社ジェイテクト 工作機械

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5064571B2 (ja) * 2009-07-28 2012-10-31 コマツNtc株式会社 研削盤及び計測装置
DE102010013069B4 (de) * 2010-03-26 2012-12-06 Hommel-Etamic Gmbh Meßvorrichtung
JP2015051478A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 コマツNtc株式会社 計測装置及びその計測装置を備えた研削盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017024104A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5892526B2 (ja) 研削スピンドルユニットがピボット運動可能に取り付けられた研削機械及び研削スピンドルユニットを研削機械上でピボット運動させる方法
JP5857660B2 (ja) 研削盤のツルーイング装置
JP5401757B2 (ja) 加工装置
JP5416527B2 (ja) 研削盤
JP2008030190A (ja) 同心性を向上させた工作機械
EP3324424B1 (en) Planarizing device
JP2015174188A (ja) 研削盤の砥石のツルーイング方法及び研削盤
JP6597012B2 (ja) 研削盤
JP5033066B2 (ja) ワーク外周部の研磨装置および研磨方法
JP4996964B2 (ja) 研磨装置
JP2014168837A (ja) 工作機械及び、工作機械によるワークの加工方法
JP6201604B2 (ja) 揺動テーブル装置及び円弧加工装置
CN104139335A (zh) 磨床
JP2014151383A (ja) 軸状部材の研磨用保持装置及びこの保持装置を用いた研磨装置
JP6270463B2 (ja) 研削方法及び研削装置
JP3885964B2 (ja) 曲面研磨装置および曲面研磨方法
JP6943691B2 (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
JP6041682B2 (ja) 立形研削盤
JP2009113162A (ja) 研磨装置および研磨方法
JP4957153B2 (ja) 加工装置
JP2020044607A (ja) 研削盤
JP6554964B2 (ja) 研削盤
JP2014034071A (ja) 研削盤のレスト装置
JP2017094410A (ja) 研磨装置及び研磨方法
JP6107348B2 (ja) 内面研削盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6597012

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees