JP2017094410A - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨による摩擦抵抗力の総和量と抵抗発生方向とに対して、最も効率のよい軸の支持機構を有する研磨装置及び研磨方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る研磨装置1は、上軸12でレンズ100を保持するとともに下軸21に取り付けられた工具20の回転軸とレンズ100の回転軸とのなす角度が連続的に変化するように上軸12を揺動させ、下軸21を回転駆動させながら、レンズ100の被加工面と工具20の加工面とを擦り合わせてレンズ100を研磨する研磨装置であって、水平方向の1方向を支持して該1方向に対する上軸12の運動を規制する一方、上軸12の軸可動方向への自由度を維持しながら上軸12を支持するローラ35Aを含む支持機構5Aを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズを研磨する研磨装置及び研磨方法に関する。
従来、レンズの研削または研磨加工は、加工対象である光学素子材料の被加工面に、ピッチ、パッド及び砥石等の研磨用の工具の加工面を当接させ、光学素子材料及び工具のいずれか一方または両方に荷重をかけながら回転させるとともに、いずれかを揺動させて両者を擦り合わせることにより行われている(例えば、特許文献1参照)。
レンズまたは研磨工具を保持しながら荷重をかけるユニットは、水平方向に発生する研磨抵抗に対する剛性が必要である一方で、揺動及び回転時に加圧軸方向への位置ズレを吸収するために、加圧軸方向に自由度を持たせる必要がある。近年、光学製品に搭載されるレンズは、要求される面精度レベルが年々向上しており、この要求を満たすためには、より高荷重での加工に耐えうる剛性のみならず、面精度向上のための加圧軸追従性が研磨装置に必要となってくる。
特開平10−151556号公報
しかしながら、研磨装置の剛性を上げるために設備フレーム材質の鋳物多用や支柱等の構造物を増やした結果、回転軸方向への摺動抵抗が大きくなって加圧軸の追従性が悪化してしまう場合があった。また、軸重量が重くなり揺動時のユニット全体の慣性モーメントが大きくなることで、工具に対するレンズの偏心の変化に応じてレンズが工具から受ける荷重分布の局所的な変動が大きくなってしまう結果、レンズの面精度を悪化させてしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、研磨による摩擦抵抗力の総和量と抵抗発生方向とに対して、最も効率のよい軸の支持機構を有する研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る研磨装置は、研磨装置の加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸でレンズを保持するとともに、他方の軸に取り付けられた工具の回転軸と前記レンズの回転軸とのなす角度が連続的に変化するように前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくともどちらか一方を揺動させ、前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくとも一方の軸を回転駆動させながら、前記レンズの被加工面と前記工具の加工面とを擦り合わせて前記レンズを研磨する研磨装置であって、前記レンズと前記工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持して前記1方向に対する前記加圧軸の運動を規制する一方、前記加圧軸方向への自由度を維持しながら前記加圧軸を支持する支持体を含む支持機構を備えることを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記支持機構は、前記1方向を支持する第1の支持体と、前記1方向を前記加圧軸の中心軸と線対称に反転した方向を支持する、前記第1の支持体と同じ構造の第2の支持体と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記レンズと前記工具との接触界面で発生する研磨抵抗により前記加圧軸が受ける合力ベクトルを演算する演算部と、前記演算部による演算結果を基に前記演算部が演算した前記合力ベクトルのベクトル方向に合わせて前記支持体の支持方向を変更可能な方向変更機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記支持機構は、表面材質が樹脂または金属からなる少なくとも一つのローラと、前記ローラを前記加圧軸へ押し当てて固定する第1部材と、前記第1部材を当該研磨装置へ固定する第2部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記支持機構は、前記加圧軸の側面に固定された少なくとも一本のガイドレールと、前記ガイドレールに対して平行に進退可能なガイドブロックと、前記ガイドブロックに連結可能なアームと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記支持機構は、当該研磨装置に固定された少なくとも一本のアームと、前記アームの先端で自由回転可能に保持された金属または樹脂からなる球体と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、前記支持機構は、前記支持体の水平位置を調整する水平位置調整機構をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係るレンズを研磨する研磨方法は、加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸で保持されたレンズと他方の軸に取り付けられた工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持して前記1方向に対する前記加圧軸の運動を規制する一方、前記加圧軸方向への自由度を維持しながら前記加圧軸を支持する支持体を含む支持機構を備えた研磨装置を使用し、前記研磨装置の加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸でレンズを保持する工程と、前記他方の軸に取り付けられた工具の回転軸と前記レンズの回転軸とのなす角度が連続的に変化するように前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくともどちらか一方を揺動させる工程と、前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくとも一方の軸を回転駆動させながら、前記レンズの被加工面と前記工具の加工面とを擦り合わせて前記レンズを研磨する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、レンズと研磨工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持して該1方向に対する加圧軸の運動を規制する一方、加圧軸方向への自由度を維持しながら加圧軸を支持する支持体を含む支持機構を備えることによって、研磨による摩擦抵抗力の総和量と抵抗発生方向とに対して、最も効率のよい軸の支持機構を有する研磨装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る研磨装置の一部の構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る研磨装置の一部の構成を示す模式図である。 図3は、図1に示す研磨装置の一部であってレンズを保持する機構を背面から見た斜視図である。 図4は、図1に示すレンズの加工時にレンズが工具から受ける力を説明するための図である。 図5は、図1に示すレンズの加工時における各部の位置関係を説明するための図である。 図6は、実施の形態1の変形例1に係る研磨装置の正面図である。 図7は、実施の形態2に係る研磨装置の要部を説明するための図である。 図8は、実施の形態2に係る研磨装置の要部を説明するための図である。 図9は、実施の形態3に係る研磨装置の要部を説明するための図である。 図10は、実施の形態4に係る研磨装置の斜視図である。 図11は、図10に示す方向変更機構を上方から見た図である。 図12は、図10に示す研磨装置において、レンズの加工時にレンズが工具から受ける力を説明するための図である。 図13は、図10に示す研磨装置において、レンズの加工時における各部の位置関係を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る研磨装置について、図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る研磨装置の一部の構成を示す模式図である。図1は、実施の形態1に係る研磨装置1の正面図である。図2は、研磨装置1の斜視図である。また、図3は、研磨装置1の一部であってレンズを保持する機構を背面から見た斜視図である。
図1〜3に示すように、研磨装置1は、研磨装置1の加圧軸としてレンズ100を保持する角柱の上軸12、上軸12の下端にスティック11を介して取り付けられたレンズ100用のホルダ10、非加圧軸である下軸21、下軸21の上端に設けられた研磨用の工具20を有する。
下軸21は、図示しない回転機構と接続し、回転機構の回転駆動に従って図2の矢印T1のように回転し、これにともない工具20も回転する。工具20は、レンズ100の被加工面100a(後述)を球面形状に研削または研磨するための球面形状を成す加工面20a(後述)を有する。下軸21の回転軸は工具20の回転軸と同軸を保って傾斜する。
上軸12は、図1の紙面の表裏の方向、図2の矢印H1の方向(前後方向)に、揺動機構(後述のボールネジ3A及びモータ(不図示))によって揺動される。上軸12の底面には、スティック11の上端が接続する。スティック11の先端は、上軸12の揺動に合わせてホルダ10が傾斜可能に、ホルダ10のレンズ保持側とは逆の面と接続する。
上軸12の背面には、上下用ガイドレール14が嵌る溝が設けられており、上軸12は上下用ガイドレール14の延伸方向に沿って進退可能である。上下用ガイドレール14は、鉛直方向に延伸方向が一致するように、設備フレーム15前面に固定設置される。これにより、上軸12は、上下用ガイドレール14に沿って鉛直方向(図2の矢印V1参照)に移動可能である。これに伴い、上軸12先端のホルダ10及びホルダ10に保持されるレンズ100も、鉛直方向(矢印V1方向)に移動する。
ボールネジ3Aは、回転駆動力を発生するモータ等(不図示)に接続する。ボールネジ3Aは、設備フレーム15の穴(不図示)に挿通し、モータにより回転駆動する。設備フレーム15前面には、ボールネジ3Aが嵌るネジ機構が設けられた部材30Aが固定されている。この部材30Aは、ボールネジ3Aの回転方向の動きを、ネジ機構により設備フレーム15の前後方向(図2の矢印H1参照)の動きとして伝達する機能を有する。このボールネジ3Aの回転駆動に従って、設備フレーム15及び設備フレーム15に接続する上軸12、支持機構5A(後述)等は前後方向に移動し、揺動運動を行う。ボールネジ3Aに対して上軸12の中心軸と線対称な位置にも同様にボールネジ3B、部材30Bが設けられている。
研磨装置1は、さらに、上軸12の側面12aを、ローラ35A(支持体)を含む支持機構5Aで支持する構成を有する。上軸12の側面12aには、ショア硬度A95のゴム材から成るローラ35Aが、図1の左方向(水平左方向)から、一定の圧力で押し当てられるように配置されている。ローラ35Aは、上軸12の上下方向の移動に伴い回転自由である。支持機構5Aは、部材31A(第1部材)、部材32A(第2部材)、部材33A、ローラ35A及びボルト36Aを有する。なお、ローラ35Aは、表面材質が樹脂または金属から成るものであればよい。
ローラ35Aは、部材31Aに固定されている。部材31Aは、ローラ35Aを上軸12の側面12aへ押し当てて固定する。角柱状の部材32Aは、背面が設備フレーム15に固定されており、前面に部材31Aが固定されている。したがって、部材32Aは、部材31Aを設備フレーム15に固定する。部材32Aに対して上軸12の中心軸と線対称である位置にも、設備フレーム15に固定された部材32Bが設けられており、部材34を用いて部材32Aと部材32Bとを背面で連結固定する(図3参照)ことで、剛性を高めている。
板状の部材33Aは、部材32Aの側面に固定されている。部材33Aにはネジ穴が設けられており、このネジ穴にボルト36Aが嵌められる。ボルト36Aの先端(不図示)は、部材33Aと平行な部材31A内の当て板(不図示)に当て付いている。部材33Aのネジ穴にボルト36Aを回し入れることによって、部材31Aを上軸12側に押し付ける。これによって、水平方向における部材31A及びローラ35Aの位置を調整することができる。
ボールネジ3A,3Bの回転による部材30A,30Bの前後方向(矢印H1方向参照)の移動に従って、レンズ100の保持機構である設備フレーム15が前後に移動することに伴い、上軸12は上下に移動する一方、加工面20aの球面上ではレンズ100及びレンズ保持機構全体が前後方向に揺動する。この際、設備フレーム15に接続する支持機構及び部材34、部材32Aに接続する部材31A,33A、部材31Aに設けられたローラ35Aも各部の相対位置を維持したまま、揺動する。なお、図示しない汎用コンピュータ等が、所定の制御プログラムをCPU等のハードウェアに読み込むことにより、ボールネジ3Aを回転させるモータの駆動制御等、研磨装置1の各部に対する制御を行う。
図4は、レンズ100の加工時に、レンズ100と工具20との位置関係に応じてレンズ100が工具20から受ける力を説明するための図である。図4は、レンズ100を上方から見た場合を示している。
レンズ100をホルダ10に固定し、上軸12を降下させる。上軸12が所定位置まで下降したとき、上軸12の先端部から、ホルダ10を介してレンズ100に荷重をかけた状態で加工を開始する。回転駆動機構(不図示)の回転運動によって、工具20は、図4に示すように、回転軸方向上から見たときに左周り(矢印T1)で回転駆動するとともに、ボールネジ3A,3Bから伝達される前後(揺動)駆動によって、レンズ100と工具20の両回転軸がなす角度が一定の範囲内で連続的に変化するように上軸12が前後方向に直線揺動する。これによって、加工されるレンズ100が凹球面の場合、上軸12は、レンズ100及びホルダ10を介して、回転軸方向との直交方向、すなわち、水平左方向(矢印A1方向)へ摩擦抵抗力を受けることになる。
詳しくは、図4に示すように、工具20の加工面20a上の各位置における回転速度S1(m/s)は、回転軸X(回転軸Xは紙面に直交する)から離れるにつれて大きくなる。このとき、レンズ100は、被加工面100aと加工面20aとが接する領域において発生する摩擦力の影響により、工具20の回転方向に対応した水平左方向(矢印A1方向)の摩擦抵抗力を受ける。揺動角が大きい場合、すなわち、回転軸Xを有する工具20に対するレンズ100の偏心が大きい場合(図4の(a)参照)、レンズ100は、偏心している側(図4の(a)においては上側)で工具20からより多くの力を受けるため、水平左方向(矢印A1方向)へのレンズ100への摩擦抵抗力の総和量Maが、レンズ100の偏心が小さい場合(図4の(b)参照)の摩擦抵抗力の総和量Mbよりも大きくなる。
レンズ100及びホルダ10を経由して加圧軸(上軸12)が工具20から摩擦抵抗力を一方向に受けると、上軸12の剛性が不足しているので、上軸12の先端がホルダ10ごと水平横方向へ変位する。このとき、上軸12の復元力が摩擦抵抗力総和を上回ると、レンズ100の表面が工具20の表面を滑って工具20の中心軸方向へ引き戻される。これらの、工具20からの摩擦抵抗力を受けることによる上軸12の先端の水平横方向への変位、続く、レンズ100の表面の引き戻しの繰り返しで、振動(スティックアンドスリップ現象)が発生する。この結果、加工対象であるレンズ100の面精度を悪化させてしまう。
そこで、本実施の形態1では、ローラ35Aを有する支持機構5Aで、摩擦抵抗力が発生する特定方向(図1に示す水平左方向)への上軸12の運動を規制し、上軸12の水平方向の加工振動の発生を防止している。なお、ローラ35Aを介して部材31A、部材32Aも水平左方向への力を受けるが、部材32Aと部材32Bが部材34を介して連結固定されている(図3参照)ため、これらの部材のたわみやズレは防止できる。
図5は、レンズ100の加工時における各部の位置関係を説明するための図である。図5は、図1の左側面図である。図5の(a)に示すように、上軸12がボールネジ3A,3Bから伝達される前後駆動により揺動方向(H軸方向)に沿って位置Ha(図5の(a)参照)から位置Hb(図5の(b)参照)に移動した場合(矢印H2参照)、この上軸12の揺動方向の位置移動に応じて、レンズ100とともに上軸12の鉛直方向(図5のV軸方向)の位置もVa(図5の(a)参照)からVb(図5の(b)参照)に移動する。この上軸12の鉛直方向(V軸方向)に沿った移動については、ローラ35Aの回転(図5の(b)の矢印R1参照)によって自由度を持って円滑に実現できる(矢印V2参照)。
以上のように、研磨装置1は、水平方向の1方向を支持して該1方向に対する上軸12の運動を規制する一方、上軸12の鉛直方向への自由度を維持しながら上軸12を支持するローラ35Aを含む支持機構5Aを有する。これによって、上軸12は、ローラ35Aの回転動作によって鉛直方向に自由度を保ちつつ、水平方向の1方向(実施の形態1では図1の水平左方向)への運動が支持機構5Aによって機械的に規制されることになり、研磨装置1においては、レンズ100が工具20から受ける水平方向の1方向への摩擦抵抗力(図4参照)による上軸12の加工振動を抑制することができる。したがって、本実施の形態1によれば、ローラ35Aを有する支持機構5Aを設けることによって、研磨による摩擦抵抗力の総和量と抵抗発生方向とに対して、効率よく上軸12を支持することができ、レンズ100の面精度も向上することが可能になる。
(実施の形態1の変形例1)
図6は、実施の形態1の変形例1に係る研磨装置の正面図である。
図6に示すように、実施の形態1の変形例1に係る研磨装置101は、上軸12を支持する支持機構として、上軸12に対し、図中水平左方向を支持するローラ35A(第1の支持体)を有する支持機構5Aに加え、ローラ35Aと同じ構造であって図中水平右方向を支持するローラ35B(第2の支持体)、ローラ35Bを上軸12の右側面へ押し当てて固定する部材31B、部材32B、部材33B及びボルト36Bを有する支持機構5Bを備える。部材32Bは、部材31Bを設備フレーム15に固定する。部材32Bの側面には、部材32Aと同様に、部材33Bが固定されている。ボルト36Aと同様に、部材33Bのネジ穴にボルト36Bを回し入れることによって、部材31Bを上軸12側に押し付けて、水平方向における部材31B及びローラ35Bの位置を調整することができる。
この実施の形態1の変形例1のように、ローラ35Aによる支持方向を上軸12の中心軸と線対称に反転した方向を支持するローラ35Bをさらに用い、2つの支持機構5A,5Bで、2方向から上軸12の動きを規制して上軸12の加工振動のさらなる抑制を図ってもよい。
(実施の形態2)
図7及び図8は、実施の形態2に係る研磨装置の要部を説明するための図である。図7は、実施の形態2に係る研磨装置201の要部の正面図である。図8は、実施の形態2に係る研磨装置201の要部を上方から見た場合を示している。
図7及び図8に示すように、研磨装置201は、レンズ100を保持する上軸212、設備フレーム215及び支持機構205を備える。
上軸212は、円柱の一部を鉛直方向に切り欠いた形状を有する。上軸212の下端には、上軸12と同様に、スティック11を介して取り付けられたレンズ100保持用のホルダ10が設けられている。実施の形態1と同様に、非加圧軸である下軸(不図示)の上端に設けられた研磨用の工具(不図示)でレンズ100は研磨される。
支持機構205は、アーム232、ガイドブロック233及びガイドレール234を備える。
アーム232は、設備フレーム215の前面に、回転支点231を支点に回転可能に取り付けられている。アーム232は、先端側に、ガイドブロック233(後述)の凸部に嵌合する溝が切ってあり、ガイドブロック233に連結可能である。
ガイドレール234は、鉛直方向に延伸方向が一致するように、上軸212の切り欠き面に固定されている。ガイドブロック233は、背面の溝にガイドレール234が嵌り、ガイドレール234に対して平行(図7の矢印V3参照)に進退可能である。ガイドブロック233の前面は、前面の中央を鉛直方向に延伸する凸部が形成されている。
レンズ100をホルダ10に固定し、アーム232を、回転支点231を支点に回転させて(図7の矢印H3参照)、先端側の溝をガイドブロック233の凸部に嵌めた後、固定部材235を用いて、ガイドブロック233にアーム232を固定する。続いて、上軸212を所定位置まで下降し、レンズ100へ荷重をかけた状態で加工を開始する。
この研磨装置201においても、アーム232、ガイドブロック233及びガイドレール234が、上軸212に対して、水平方向の1方向を支持し、この1方向に対する上軸212の運動を規制しながら、上軸212の鉛直方向への自由度を維持するため、研磨装置1と同様に、レンズ100が工具から受ける水平方向の1方向への摩擦抵抗力による上軸212の加工振動を抑制することができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る研磨装置の要部を説明するための図である。図9は、実施の形態3に係る研磨装置301の要部の正面図である。
図9に示すように、研磨装置301は、レンズ100を保持する上軸312、設備フレーム315及び支持機構305を備える。上軸312は、角柱であり、上軸12と同様に、揺動動作に伴い矢印V4のように鉛直方向に自由度を持って移動する。
支持機構305は、設備フレーム315にボルト332で固定されたアーム331と、
アーム331の先端で矢印R4のように自由回転可能に保持された金属または樹脂からなる球体333と、を備える。
この研磨装置301においても、支持機構305が、上軸312に対して、水平方向の1方向を支持し、この水平方向の1方向に対する上軸312の運動を規制しながら、球体333の回転動作によって上軸312の鉛直方向への自由度を維持する。このため、研磨装置301においても、研磨装置1と同様に、レンズが工具から受ける水平方向の1方向への摩擦抵抗力による上軸312の加工振動を抑制することができる。
なお、実施の形態3では、支持機構305の上軸312の支持方向に対して、上軸312の中心軸と線対称に反転した方向を支持する、支持機構305と同構造の支持機構をさらに設けて、2方向から上軸312を支持してもよい。
(実施の形態4)
図10は、実施の形態4に係る研磨装置の斜視図である。図10に示すように、実施の形態4に係る研磨装置401は、円柱状の上軸412及び上軸412の下方側面に接触して摩擦抵抗力(合力ベクトル)の抵抗発生方向(合力ベクトルのベクトル方向)に合わせて支持体451(不図示)の支持方向を変更可能な方向変更機構405を備える。研磨装置401は、レンズ100と工具20との接触界面で発生する研磨抵抗により上軸412が受ける合力ベクトルの総和(摩擦抵抗力総和量)と抵抗発生方向とを演算する演算部460(不図示)を有する。例えば、研磨装置401の各部に対する制御を行う汎用コンピュータ等が、所定の演算プログラムをCPU等のハードウェアに読み込むことによって、演算部460の演算処理を実施する。方向変更機構405は、演算部460による演算結果を基に摩擦抵抗力方向に合わせて支持体(後述)の支持方向を変更する。
図11は、図10に示す方向変更機構405を上方から見た図である。図11では、説明のために、研磨装置401が備える演算部460も模式的に示す。図11に示すように、方向変更機構405は、部材450、支持体451、支持ユニット452、部材453、部材454、ピン455、部材456、及び、軸457を有するリニアアクチュエータ458を有する。リニアアクチュエータ458は、演算部460に接続し、演算部460の制御に基づいて駆動する。
部材450は、金属製の平板の中心を円形に開口させた形状であり、設備フレーム15の前面に固定されている。支持体451は、回転自由度を有する金属または樹脂から成る球体であり、上軸412の側面に接して、上軸412に対し水平方向の1方向を支持する。支持ユニット452は、先端で自由回転可能に支持体451を保持する。部材453は、先端が支持ユニット452の基端に接続し、基端が部材450の開口部の内壁に内壁円弧に沿ってスライド可能なように部材450に取り付けられている。支持体451の中心、支持ユニット452の中心及び部材453の中心は、同一直線状に位置するように組み付けられている。部材454は、部材453の基端と、1本のピン455で連結されている。支持体451、支持ユニット452及び部材453は、ピン455を支点として回転可能である。方向変更機構405においては、ピン455を支点に、支持体451、支持ユニット452及び部材453の支持方向を変えて、部材453の延伸方向に対する相対的な角度位置を変更可能である。
部材454の基端には、矩形の穴があけられており、部材456が組み込まれている。部材454は部材456に対して矩形の長手方向にスライド可能である。部材456は、リニアアクチュエータ458に連結されており、リニアアクチュエータ458の駆動に応じて、図11の矢印H6で示す方向に沿って直線的に移動可能である。この部材456の矢印H6で示す方向に沿った移動に伴い、部材454も、矢印H6で示す方向に沿って移動する。部材456の移動によって、支持体451、支持ユニット452及び部材453は、ピン455を支点に回転する。この場合、支持体451による上軸412の側面の支持は継続するため、支持体451、支持ユニット452及び部材453の上軸412に対する支持方向が変えられる。
図12は、レンズ100の加工時に、レンズ100と工具20との位置関係に応じてレンズ100が工具20から受ける力を説明するための図である。図12は、レンズ100を上方から見た場合を示している。図13は、レンズ100の加工時における各部の位置関係を説明するための図であり、方向変更機構405を含む研磨装置401の要部を上方から見た図である。
ところで、図12に示すように、レンズ100は、上軸412の矢印H7で示す方向の直線揺動により工具20の球面状の加工面20a上を一定の範囲内で揺動し続ける。このため、各時間におけるレンズ100が工具20から受ける総和量Meである摩擦抵抗力の方向は、J1,J2,J3方向のように厳密には時間とともに変化する。
リニアアクチュエータ458には演算部460(図11参照)が電気的に接続されている。演算部460は、レンズ100と工具20との接触界面で発生する研磨による摩擦抵抗により上軸412が受ける合力ベクトルを演算する。演算部460は、上述の総和量Meである摩擦抵抗力(合力ベクトル)と該摩擦抵抗力の発生方向(合力ベクトルのベクトル方向)との時間変化特性を算出する。演算部460は、演算結果に基づいて、リニアアクチュエータ458の駆動制御を行う。リニアアクチュエータ458は、演算部460の制御の基、部材456を移動させて、部材454を図13に示す矢印H8のように図中左側に移動させる。この部材454の移動に伴い、ピン455を支点に、支持体451、支持ユニット452及び部材453の上軸412に対する支持方向が、図13の(a)のJ1方向から、図13の(b)のJ2方向に変化する。研磨装置401は、演算部460による摩擦抵抗力の総和量Meと抵抗発生方向との時間変化特性の算出結果に基づいてリニアアクチュエータ458の駆動制御を行う。これによって、研磨装置401では、上軸412の矢印H方向の直線揺動に応じて変化する摩擦抵抗力の抵抗発生方向に対応させて、支持体451、支持ユニット452及び部材453の上軸412に対する支持方向も、図13に例示するJ1方向とJ2方向との間で連続的に変化させている。
以上のように、実施の形態4では、レンズ100と工具20との接触界面で発生する研磨による摩擦抵抗により上軸412が受ける合力ベクトルを演算部460が演算し、演算部460が演算した合力ベクトルのベクトル方向に合わせて支持体451の支持方向を変更可能とした方向変更機構405で上軸412を支持する構成を有することによって、上軸412における加工振動をより厳密に抑制することができる。
なお、本実施の形態1〜4に係る研磨装置は、下軸でレンズ100を保持してもよい。また、本実施の形態1〜4に係る研磨装置は、下軸が加圧軸であってもよい。言い換えると、本実施の形態1〜4に係る研磨装置は、加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸でレンズ100が保持される構成であればよい。また、本実施の形態1〜4に係る研磨装置は、加圧軸または非加圧軸のどちらか一方を揺動させ、加圧軸または非加圧軸の少なくとも一方の軸を回転駆動させながら、レンズ100の被加工面100aと工具20の加工面20aとを擦り合わせてレンズ100を研磨するものであればよい。また、支持機構及び方向変更機構は、レンズと工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持し、1方向に対する加圧軸の運動を規制する構成であればよい。さらに、支持機構及び方向変更機構は、加圧軸方向への自由度が維持できるように、加圧軸を支持する構造であればよい。
以上説明した実施の形態1〜4は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施の形態1〜4並びにその変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能である。
1,101,201,301,401 研磨装置
3A,3B ボールネジ
5A,5B,205,305 支持機構
10 ホルダ
11 スティック
12,212,312,412 上軸
14 上下用ガイドレール
15,215,315 設備フレーム
20 工具
21 下軸
30A,30B,33A,33B,34,450,453,454,456 部材
31A,31B 部材(第1部材)
32A,32B 部材(第2部材)
35A,35B ローラ(支持体)
36A,36B,332 ボルト
100 レンズ
232,331 アーム
233 ガイドブロック
234 ガイドレール
333 球体
405 方向変更機構
451 支持体
452 支持ユニット
460 演算部
455 ピン
457 軸
458 リニアアクチュエータ

Claims (8)

  1. 研磨装置の加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸でレンズを保持するとともに、他方の軸に取り付けられた工具の回転軸と前記レンズの回転軸とのなす角度が連続的に変化するように前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくともどちらか一方を揺動させ、前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくとも一方の軸を回転駆動させながら、前記レンズの被加工面と前記工具の加工面とを擦り合わせて前記レンズを研磨する研磨装置であって、
    前記レンズと前記工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持して前記1方向に対する前記加圧軸の運動を規制する一方、前記加圧軸方向への自由度を維持しながら前記加圧軸を支持する支持体を含む支持機構を備えることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記支持機構は、
    前記1方向を支持する第1の支持体と、
    前記1方向を前記加圧軸の中心軸と線対称に反転した方向を支持する、前記第1の支持体と同じ構造の第2の支持体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記レンズと前記工具との接触界面で発生する研磨による摩擦抵抗により前記加圧軸が受ける合力ベクトルを演算する演算部と、
    前記演算部による演算結果を基に前記演算部が演算した前記合力ベクトルのベクトル方向に合わせて前記支持体の支持方向を変更可能な方向変更機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 前記支持機構は、
    表面材質が樹脂または金属からなる少なくとも一つのローラと、
    前記ローラを前記加圧軸へ押し当てて固定する第1部材と、
    前記第1部材を当該研磨装置へ固定する第2部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  5. 前記支持機構は、
    前記加圧軸の側面に固定された少なくとも一本のガイドレールと、
    前記ガイドレールに対して平行に進退可能なガイドブロックと、
    前記ガイドブロックに連結可能なアームと、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  6. 前記支持機構は、
    当該研磨装置に固定された少なくとも一本のアームと、
    前記アームの先端で自由回転可能に保持された金属または樹脂からなる球体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  7. 前記支持機構は、前記支持体の水平位置を調整する水平位置調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  8. レンズを研磨する研磨方法であって、
    加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸で保持されたレンズと他方の軸に取り付けられた工具との両回転軸が通る平面に直交する1方向を支持して前記1方向に対する前記加圧軸の運動を規制する一方、前記加圧軸方向への自由度を維持しながら前記加圧軸を支持する支持体を含む支持機構を備えた研磨装置を使用し、
    前記研磨装置の加圧軸または非加圧軸のどちらか一方の軸でレンズを保持する工程と、
    前記他方の軸に取り付けられた工具の回転軸と前記レンズの回転軸とのなす角度が連続的に変化するように前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくともどちらか一方を揺動させる工程と、
    前記加圧軸または前記非加圧軸の少なくとも一方の軸を回転駆動させながら、前記レンズの被加工面と前記工具の加工面とを擦り合わせて前記レンズを研磨する工程と、
    を含むことを特徴とする研磨方法。
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