JP6596732B2 - 太陽電池パネルから有価物を回収する方法及び回収するための処理装置 - Google Patents
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Description
また、繊維強化プラスチックに同じTASC法を用いて、プラスチックを完全分解し、カーボン・ファイバーやグラス・ファイバー等の強化繊維をほぼ無傷で完全回収する方法を提案した(特許文献2、非特許文献2)。この方法は、強化繊維プラスチック材の強度の源である長繊維を切断することなく、そのままの状態で回収できるので、コスト高のカーボン・ファイバー等のリサイクルには非常に有用である。さらに、強化繊維に限らず、無機物とポリマー等から構成される複合材料から、無機物だけを回収できる普遍性のある方法である。
そこで、外枠の取外しとEVAの除去に、本出願の方法である「半導体の熱活性技術(TASC)」を適用するならば、TASC法はポリマーを水と二酸化炭素に完全分解するクリーンな技術であるので、太陽電池パネルから有価物であるガラス、太陽電池セル、インター・コネクタなどを容易にかつ安価に回収するシステムを構築しうる。
本発明者は、このような太陽電池パネルからEVA等のポリマーを完全分解して除去し、有価物を回収するために、鋭意実験を重ね、以下の経緯を経て本発明に至った。
TASC法によるポリマーの分解は、前述したように、正孔の酸化により生成したラジカルがポリマーから結合電子を奪い、ポリマーを不安定化して小分子に裁断されるプロセスである。ラジカルは20mm以上でも伝播すると述べたが、本課題ではラジカルがどの程度ポリマー内を伝播できるかが、問題解決の鍵となる。
上述した太陽電池モジュールの構造から判断すると、仮に、底部のバック・シートに酸化物半導体を接触させたとすると、バック・シートの上には(無機物である)太陽電池セルが一面に張り巡らされているため、ラジカルの伝播はここで途切れてしまい、太陽電池セルとガラスの界面まで及ばないと想定した。そこで、太陽電池パネルから外枠を含まないように太陽電池モジュール片(120×120×5mm)を切り出し、モジュール片の横方向の4辺に酸化物半導体の分散膜を塗布し、ラジカルを横方向に走らせる実験を行った。当初は20mmをはるかに超える60mmまでラジカルが走破するとは見通せなかったが、実際のTASC処理の結果、驚くべきことに、太陽電池モジュールはバック・シートを含め、総てのポリマーは完全分解され、モジュール片からガラス、シリコン・ウェーファー、インター・コネクタが分離回収され、ポリマーに充填されていた無機物も残渣として回収できた。
また、前記解体物から有価物を回収する回収部において、まず外枠を回収し、次にガラスを回収し、次に太陽電池セルおよびインター・コネクターを回収することにより、分別・回収することを特徴とする。
単結晶または多結晶のシリコンからなる太陽電池セルは、p型のシリコン・ウェーファーの上部にn型シリコン層を形成し、さらに電極等を配置したものである。太陽電池セル3は図1に示すように、金属のインター・コネクタ4により電極が相互に接続され、端子6を通して外部の電極に接続されている。太陽電池セル3の受光面側には3−5mm程度の厚さの強化ガラス2が配置される。結合された太陽電池セル3の周辺はEVA等のポリマー4で密閉充填される。その後、バック・シート7がEVA等のポリマー5に接着される。バック・シート7は様々な性能をもつ有機物フィルムである。Al製などの外枠1は有機物である接着剤によって太陽電池モジュール8の外側に固定されている。
回収した太陽電池セル2の受光面には格子状の銀電極、裏面にはAlの電極が全面に形成されている。この内、高価な銀は、まず濃硝酸液で溶解し、次に、塩酸を滴下して、塩化物(AgCl)として単離する。その後、塩化銀を還元して銀を回収する。残ったシリコン・ウェーファーはメタル・フリーのシリコン基板として回収される。
Changzhou Trina Solar Energy Co. Ltd.製の太陽電池パネル(型式:TSM−05DC80.08)を用いて実験を行った。まず、約800×1600×40mmの大きさの太陽電池パネルからAl製の外枠1がついたままの状態で4隅の内の一か所をダイヤモンド・カッターで切断し、120×120×40mmの太陽電池パネル9の1片を切り出し、TASC処理の解体試料とした。太陽電池パネル9から外枠1を除いた太陽電池モジュール8の上面は約3.5mmのガラス2板、最下面には約0.5mm程度の充填剤の入った白色のポリマー・シート(バック・シート7)があり、ガラス2板とポリマー・シートの中間には太陽電池セルを保護する約1mm程度の透明の樹脂層があった。この太陽電池パネル9はAl製の外枠1と太陽電池モジュール8の固定には、太陽電池モジュール8の1片のベース体と同じポリマー・バインダーが使用されていた。
実験は120×120×5mmの太陽電池モジュール片で行ったが、以上で述べたTASC法の特徴により、本手法は800×1600×40mmの大きさの太陽電池パネルに適用可能である。すなわち、Al外枠を一切取り外すことなく、四方を外枠に取り囲まれた太陽電池パネルをそのままTASC処理することにより、外枠の取り外しとポリマーの分解・除去を同時に実現できる。
実施例1で使用した太陽電池パネル9から、同様の太陽電池パネル9の1片を切り出した。酸化物半導体16として、実施例1で使用したCr2O3の代わりにα−Fe2O3(酸化鉄:ヘマタイト)を用い、実施例1と同様のTASC処理を行った。その結果、実施例1と同様に外枠1、ガラス2塊、太陽電池セル3ならびにインター・コネクタ4を良好な状態で分別・回収することができた。
実施例1と同じ手法で、120×120×40mmの太陽電池パネル5の1片を切り出し、TASC処理の解体試料とした。太陽電池パネル片のバック・シートに、Cr2O3分散膜を図4のように筆でストライプ状に数か所塗布した。太陽電池パネル片を無垢(Cr2O3を担持していない)のハニカムの上に置いて、実施例1と同じ手順でTASC処理をしたところ、Al外枠1を固定する接着剤ポリマー、パネル片のバック・シート7および充填剤を構成するポリマーは完全に分解され、外枠1はモジュール片から外れて分離されており、モジュール片部分からは下層から順に、インター・コネクタ4/太陽電池セル3/インター・コネクタ4、さらに細かくひび割れしたガラス2塊が得られた。
発熱体であるニクロム(Ni−Cr)線を湿潤水素で1050℃、5分ほど酸化すると、Ni−Cr成分のうち、Crのみが酸化され3ミクロン程度のCr2O3膜が形成される。還元剤である水素で酸化すると言うのは奇異な感じがするが、1050℃近傍で、H2Oが分解し、放出される酸素でCrが酸化されるメカニズムである。この酸化膜は強固であり、基体から剥がれることもない。図4の塗布した酸化物半導体を、Cr2O3処理をしたニクロム線で置き換えてバック・シートに接触させる。無垢のハニカムの上にニクロム線を置き、さらにその上に実施例1と同じ手法で得た太陽電池パネル片を載せ、実施例1と同じ手順でTASC処理をしたところ、Al外枠1を固定する接着剤ポリマー、パネル片のバック・シート7および充填剤を構成するポリマーは完全に分解され、外枠1はモジュール片から外れて分離されており、モジュール片部分からは下層から順に、インター・コネクタ4/太陽電池セル3/インター・コネクタ4、さらに細かくひび割れしたガラス2塊が得られた。
Ni−Cr−Cr2O3をロッド状にして複数並べ、太陽電池パネル9のバック・シート7に接触させた状態で電流を流せば発熱するので、TASC効果を促進することができる。
実施例1もしくは実施例2において、太陽電池パネル9の1片のバック・シート7を下にして、酸化物半導体16をコーティングしたハニカム10上に載せる際に、ガラス等を回収する便宜のために図5のようにステンレス網17を挿入する。予め、ハニカムには溝18を掘っておき、溝深さ以下の厚みをもつステンレス網17をはめ込めるようにしておく。こうすれば、ハニカムに坦持された酸化物半導体16はパネル片のバック・シート7表面と接触するので、TASC処理には支障がなく、かつTASC処理後に解体物を別途用意したステンレス網17に移す工程を経ることなく、ステンレス網17とステンレス網17上の解体物をハニカムから外し、実施例1に記載した方法でガラス2塊、太陽電池セル3ならびにインター・コネクタ4を容易に分別することができる。
太陽電池パネル9のTASC処理を連続的に行うには図6に示した太陽電池パネル用TASC連続処理装置19を用いるのが良い。溝18を掘った酸化物半導体坦持ハニカム10の上に、ステンレス網17、太陽電池パネル9の1片を順に載せて、装置入口側の搬入部20に置く。付着させた酸化物半導体または酸化したニクロム線によって酸化物半導体をバック・シートと接触させる場合は、無垢のハニカムの上にこれらを載せて他は同様とする。ハニカムと一体となってその上に置かれたステンレス網17、太陽電池パネル9の1片は搬入部20から搬出部24に渡って設置されている搬送装置により、約100mm/minの搬送速度で連続的に搬送される。予備加熱部21、加熱処理部22、冷却部23には空気が外部から導入される。ハニカムと太陽電池パネル9の1片は予備加熱部21を通過する間に500℃に加熱される。約1000mmに渡って500℃に制御された加熱処理部22であるTASC処理部を通過するときにTASC処理が行われ、パネル片の中の有機物成分が完全に分解除去される。冷却部23を通過する間に冷却が行われる。なお、室温まで冷却される必要はなく、冷却される温度は適宜でよい。冷却部23から出てきたハニカム上の解体物からは有機物がTASC処理により完全に分解除去されており、搬出部24において外枠1が分離回収され、ハニカムが除かれ、ステンレス網17とその上の解体物が搬出部24に戻される。搬出部24を経て分別回収部25に送られると分別回収部25において、実施例1に記載された方法により無機物の白い残渣を、メッシュを通して落下させる。第一振動によりステンレス網17から滑り落ちたガラス2と第2振動によりステンレス網17から滑り落ちた太陽電池セル3およびインター・コネクタ4は分別・回収される。
2 ガラス
3 太陽電池セル
4 インター・コネクタ
5 EVA等のポリマー
6 端子
7 バック・シート
8 太陽電池モジュール
9 太陽電池パネル
10 酸化物半導体担持ハニカム
11 台
12 電気炉
13 ヒーター
14 空気導入口
15 空気排気口
16 酸化物半導体
17 ステンレス網
18 溝
19 太陽電池パネル用TASC連続処理装置
20 搬入部
21 予備加熱部
22 加熱処理部
23 冷却部
24 搬出部
25 分別回収部
Claims (20)
- 被処理物である太陽電池パネルを、前記太陽電池パネルの外枠がついたままの状態で、前記太陽電池パネルのバック・シートに酸化物半導体を接触させ、酸素存在下において、前記酸化物半導体が真性電気伝導領域となる温度で前記被処理物を加熱することにより、前記外枠を取り外すことなく前記被処理物中のポリマーを分解除去し、解体物から前記外枠を含む有価物を回収することを特徴とする太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記酸化物半導体を坦持した通気性を有する支持体の上に前記太陽電池パネルを、受光面を上にして載せることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートを前記酸化物半導体の懸濁液にディップ・コーティングすることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体の分散液をスプレーすることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートに酸化処理により表面が酸化クロムとなったニクロム線を接触させることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記有価物は、前記外枠、ガラス、太陽電池セル、インター・コネクターのいずれか、あるいはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記被処理物中のポリマーを分解し、解体物から有価物を回収した後に、
回収物の中の太陽電池セルを硝酸に浸漬することにより、前記太陽電池セルの電極である銀または銀の化合物を溶解し、さらに塩酸を滴下することによって銀または銀の化合物の塩化物を生じさせ、銀または銀の化合物を回収することを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。 - 前記被処理物中のポリマーを分解除去し、解体物から有価物を回収する方法として、
前記解体物をステンレス網上に移し、20度以上40度以下の範囲で前記ステンレス網を傾け、第1の振動数で振動させ、まずガラス塊を落下・分離させ、次に、第2の振動数で振動させて、太陽電池セルとインター・コネクターを落下・分離させることを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。 - 前記第1の振動数は5Hz以上で20Hz以下の範囲にあり、前記第2の振動数は10Hz以上で200Hz以下の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 前記酸化物半導体を坦持した通気性を有する支持体として、縦横に複数本の溝を有するハニカムの上に、溝に合わせた形状で溝の深さ以下の厚みをもつステンレス網を載せたものを使用し、前記ステンレス網の上に前記被処理物を載せて処理することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。
- 酸素存在下において、前記被処理物を加熱することにより、前記被処理物中のポリマーを分解除去する過程は、前記被処理物を載せた前記支持体を搬送する連続処理装置に導入し、前記連続処理装置内の前記酸化物半導体が真性電気伝導領域となる温度領域を通過することによって行われ、
前記解体物から有価物を回収する過程は、前記連続処理装置内の分別回収部において、まず外枠を回収し、次にガラスを回収し、次に太陽電池セルおよびインター・コネクターを回収することにより、分別・回収されることを特徴とする請求項1ないし7または請求項9ないし11に記載の太陽電池パネルから有価物を回収する方法。 - 被処理物である太陽電池パネルを、前記太陽電池パネルの外枠がついたままの状態で、前記太陽電池パネルのバック・シートに酸化物半導体を接触させながら搬送する搬送装置と、
前記被処理物を、前記酸化物半導体が真性電気伝導領域となる温度以上に加熱する加熱処理部と、
前記加熱処理部内にエアを供給するエアの供給機構と、
前記加熱処理部において前記外枠を取り外すことなく前記被処理物中のポリマーを分解除去して得られる解体物から、前記外枠を含む有価物を回収する回収部とを備えることを特徴とする太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。 - 前記酸化物半導体を坦持した通気性を有する支持体の上に前記太陽電池パネルを、受光面を上にして載せることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項13に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項13に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートを前記酸化物半導体の懸濁液にディップ・コーティングすることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体の分散液をスプレーすることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を付着させることを特徴とする請求項15に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 酸化処理により表面が酸化クロムとなったニクロム線の上に前記太陽電池パネルを、受光面を上にして載せることにより、前記太陽電池パネルの前記バック・シートに前記酸化物半導体を接触させることを特徴とする請求項13に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 前記加熱処理部はエアの導入口と排気口および前記被処理物を通過させる入口扉と出口扉を有する処理室であり、前記入口扉から前記被処理物が導入された後に前記入口扉が閉じ、前記入口扉と前記出口扉が閉じ、前記被処理物が停止した状態で前記被処理物中のポリマーが分解除去され、得られた解体物は出口扉から搬出されることを特徴とする請求項13に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
- 前記解体物から有価物を回収する回収部において、まず外枠を回収し、次にガラスを回収し、次に太陽電池セルおよびインター・コネクターを回収することにより、分別・回収することを特徴とする請求項13ないし19に記載の太陽電池パネルから有価物を回収するための処理装置。
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