JP6578114B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明はタイヤに関し、より詳細には、大型車両、特に建設車両への装着に好適なるタイヤに関する。
車両系建設機械のような大型車両に用いられる空気入りタイヤにあっては、そのトレッド部が他の車両のタイヤと比べて大きい厚さを有する。このため、大型車両の作業又は走行に伴って発熱するタイヤのトレッド部、特にその深部における温度が、大気中における自然放熱によっては下がりにくいという問題がある。
この問題の解決のため、従来、タイヤのトレッド部に、該タイヤ周方向に間隔をおいて、複数の空気の空気受入溝と各空気受入溝に連通する空気の空気導入溝とを設けることが提案されている(後記特許文献1参照)。
これによれば、前記空気導入溝を通して前記空気受入溝に導入され、受け入れられた空気が、前記空気受入溝内をその長手方向へ流れ、この間に、前記空気受入溝の溝底部近傍、したがって前記トレッド部の深部近傍が冷却される。
しかし、実際には、前記空気受入溝に導入された空気は、前記空気受入溝の溝底部近傍ではなく、前記空気受入溝の開放面下の比較的浅いところを流れ、このため、比較的温度の高い前記トレッド部の深部における冷却が十分になされないことが分かった。
国際公開第2013−035889号
本発明の目的は、トレッド部の深部又はその近傍の放熱を可能とするタイヤを提供することにある。
本発明に係るタイヤは、タイヤトレッド部に設けられ、タイヤ周方向と交差する方向へ伸び、また、溝深さより小さい溝幅を有する少なくとも1つの空気受入溝と、前記空気受入溝に連通する一組の空気導入溝及び空気案内溝とを備え、前記空気導入溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち一方の溝壁面に連通し、前記空気案内溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち他方の溝壁面に開放し、前記空気案内溝のタイヤ径方向一端は、前記空気導入溝の溝底と前記空気受入溝の前記一方の溝壁面とが交差する径方向位置よりもタイヤ径方向外側にあり、前記空気案内溝のタイヤ径方向他端は、前記空気受入溝の溝深さの半分の位置よりもタイヤ径方向内側にあり、前記空気案内溝は、前記空気導入溝とタイヤ周方向において少なくとも部分的に対向しており、前記空気案内溝は前記空気受入溝と同じ溝深さを有し、前記空気案内溝の溝壁は前記空気受入溝の溝壁面と少なくとも一部が径方向において平行である(請求項1)。
前記空気導入溝は、前記空気受入溝に向かうに連れて溝深さが深くなる(請求項2)。
前記空気案内溝の一端及び他端はそれぞれ踏面と前記空気受入溝の溝底との間に位置し、前記受入溝の溝壁に対して凹む凹部からなる(請求項)。
さらに、前記空気受入溝に連通するもう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有し、前記他の空気導入溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち他方の溝壁面に連通し、前記他の空気案内溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち一方の溝壁面に開放する(請求項)。
前記一組の空気導入溝及び空気案内溝と、前記もう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝とは、それぞれ前記空気受入溝の長手方向に互いに間隔をおいて配置されている(請求項)。
さらに、前記空気受入溝に連通するもう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有し、前記他の空気導入溝は前記空気受入溝の他方の溝壁面と交差し、また、前記他方の空気案内溝は前記空気受入溝の一方の溝壁面に開放しており、前記タイヤの踏面上における前記空気導入溝及び他の空気導入溝の正投影面積の和(A)に対する前記空気案内溝及び他の空気案内溝の正投影面積の和(B)の比である開口率(B/A)は、50%以下である(請求項)。
本発明の実施形態において、踏面を規定するトレッド部を有するタイヤは、前記トレッド部に設けられ前記踏面に開放する複数の空気受入溝と、前記トレッド部に設けられ各空気受入溝に連通する一組の空気導入溝及び空気案内溝とを備える。各空気受入溝はタイヤ周方向に対してこれと交差する方向へ伸び、また、溝深さより小さい溝幅を有する。前記空気導入溝は前記踏面に開放し、また、前記空気受入溝の溝幅を規定する両溝壁面のうちの一方の溝壁面と交差している。前記空気案内溝は前記空気受入溝の両溝壁面のうちの他方の溝壁面に開放し、また、タイヤ径方向へ伸びている。前記空気案内溝のタイヤ径方向における一端及び他端は、それぞれ、前記空気導入溝の溝底と前記空気受入溝の一方の溝壁面との交差位置よりも前記タイヤ径方向外側及び前記空気受入溝の溝深さの半分の位置よりも前記タイヤ径方向内側にあり、前記空気案内溝は、前記空気受入溝の長手方向に関して、前記空気導入溝に対して少なくとも部分的に対向している。
本発明によれば、タイヤの回転に伴って、空気(大気)は、前記空気導入溝を通して前記空気受入溝にその一方の溝壁面からその他方の溝壁面に向けて導入される。本発明にあっては、前記空気受入溝の他方の溝壁面に開放する空気案内溝が設けられている。前記空気案内溝はタイヤ径方向へ伸び、また、前記空気案内溝は、前記空気受入溝の長手方向に関して、前記空気導入溝に対して少なくとも部分的に対向している。このことから、前記空気受入溝内に導入された空気はその全部又はその一部が前記空気案内溝に至り、該空気案内溝内をこれに沿って前記タイヤ径方向内側へ案内される。その後、前記空気は前記空気案内溝を出て、前記空気受入溝内をその長手方向へその溝底に接して又はこれに近接して流れる。その結果、前記空気受入溝の溝底、したがって前記トレッド部の深部が前記空気との接触に伴う熱伝達により冷却され、これにより、前記トレッド部の深部からの熱の放出とこれに伴う前記トレッド部の深部の温度の低下とを図ることができる。
前記空気導入溝は、好ましくは、前記タイヤの踏面から前記タイヤ径方向内側に向けて傾斜する溝底を有する。これによれば、前記溝底を非傾斜状態にする場合と比べて、前記空気案内溝に至る空気に対してより大きい流下動力を与えることができ、これにより、前記空気をより確実に前記空気受入溝の溝底に到達させることができる。
前記空気案内溝はその一端において前記踏面に開放しかつその他端が前記空気受入溝の溝底を含む平面上にあり、また、前記空気案内溝の溝底は前記空気受入溝の溝壁面と平行にタイヤ径方向に伸びる平坦面からなるものとすることができる。あるいは、前記空気案内溝の溝底は、該空気案内溝の一端から前記空気受入溝の溝壁面と平行に前記タイヤ径方向内側に伸びる平坦面と、該平坦面に角度をなして連なり、前記空気案内溝の他端に至る傾斜面とからなるものとすることができる。前記傾斜面に代えて、これを前記空気受入溝の溝壁面に相対する凹状の曲面からなるものすることができる。また、前記空気案内溝の一端及び他端はそれぞれ前記踏面と前記空気受入溝の溝底との間に位置し、前記空気案内溝の溝底は該空気案内溝の一端から他端に至る凹状の曲面からなるものとすることができる。
さらに、前記空気受入溝に連通するもう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有するものとすることができる。前記他の空気導入溝は前記空気受入溝の他方の溝壁面と交差し、また、前記他方の案内溝は前記空気受入溝の一方の溝壁面に開放している。ここにおいて、前記一組の空気導入溝及び空気案内溝と、前記もう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝とは、前記空気受入溝の長手方向に互いに間隔をおいて配置することができる。
前記もう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有する例について、前記タイヤの踏面上における前記空気導入溝及び他の空気導入溝の正投影面積の和(A)に対する前記空気案内溝及び他の空気案内溝の正投影面積の和(B)の比である開口率(B/A)は、好ましくは、50%以下である。
前記空気受入溝は、好ましくは、その伸長方向に関して、前記タイヤの踏面を規定する陸部内において終わる両端を有する。
タイヤの踏面の一部についてこれを平坦面上に展開した状態で示す概略図である。 タイヤの踏面に開放する空気の空気受入溝と、該空気受入溝に連通する一組の空気導入溝及び空気案内溝並びにもう一組の他の空気導入溝及び空気案内溝とを示す斜視図である。 図1の線3−3に沿って得た断面図である。 空気案内溝の他の例を示す概略的な斜視図である。 空気案内溝のさらに他の例を示す概略的な部分斜視図である。 タイヤの踏面上における空気導入溝及び他の空気導入溝の正投影面積の和(A)に対する空気案内溝及び他の空気案内溝の正投影面積の和(B)の比である開口率(B/A)と、空気受入溝における空気の熱伝達率との関係を示すグラフである。 (a)〜(d)は二組の空気導入溝及び空気案内溝の位置的関係の例を示す概略的な正投影図である。 空気案内溝のさらに他の例を示す斜視図である。
図1を参照すると、タイヤ10のトレッド部12の表面の一部が平坦面上に展開された状態で概略的に示されている。
タイヤ10は、その適用対象を問わないが、典型的には車両系建設機械のような大型車両に用いられる空気入りタイヤからなる。
タイヤ10のトレッド部12は任意のパターン(トレッドパターン)を備える。図1に示すトレッドパターンは、タイヤ周方向(図1において上下方向)へ伸びる一対の周方向溝16と、タイヤ幅方向(図1において左右方向)へ伸びる複数の幅方向溝18とを備える。両周方向溝16は、タイヤ10の赤道面CLの両側に位置する。また、複数の幅方向溝18は、各周方向溝16と各トレッド端TEとの間において、タイヤ周方向へ互いに等間隔をおいて配置されている。各幅方向溝18はその一端において各周方向溝16に連通し、また、その他端が各トレッド端TEで終わっている。
前記トレッドパターンは、さらに、両周方向溝16によりこれらの間に区画されたタイヤ周方向へ伸びる中央陸部20と、タイヤ周方向に互いに隣接する2つの幅方向溝18によりこれらの間に区画されたブロック状陸部21とを備える。中央陸部20及びブロック状陸部21の表面が、実質的に、タイヤ10の踏面をそれぞれ規定する。
トレッド部12の前記トレッドパターンは、いわゆるリブ型パターン、ラグ型パターン、ブロック型パターン等からなるものであってもよい。また、幅方向溝18は、例えば、これが前記幅方向に対してこれと交差する方向へ伸びあるいは互いに異なる幅寸法を有するものであってもよい。
タイヤ10は、これを装着した前記車両の作業又は走行に伴ってそのトレッド部12に生じる熱を放出するためにトレッド部12に設けられた、前記踏面を規定する中央陸部20の表面に開放する少なくとも1つの、図示の例においては複数の空気受入溝22と、各空気受入溝22に連通する一組の空気導入溝24及び空気案内溝26と、もう一組の他の空気導入溝28及び他の空気案内溝30とを備える。これらの溝22〜30は、図示の例に代えて、各ブロック状陸部21に設けてもよい。
空気導入溝24、28は、それぞれ、前記車両がその作業又は走行のためにタイヤ10が一方向に回転するとき、前記一方向における前方及び後方に位置するように設けられており、空気導入溝24はタイヤ10が前記一方向に回転するとき空気導入溝24に流入する空気(大気)を空気受入溝22に導入する働きをなし、空気受入溝22はこれに導入された空気を受け入れる働きをなし、空気案内溝26は、空気受入溝22に導入された空気を、空気受入溝22の溝底に向けて案内する働きをなす。このとき、他の空気導入溝28は、空気受入溝22内を流動した後の空気の流出路として働く。
同様に、タイヤ10が反対方向に回転するとき、他の空気導入溝28がこれに流入する空気を空気受入溝22に導入する働きをなし、空気案内溝30は、空気受入溝22に導入された空気を空気受入溝22の溝底に向けて案内する働きをなす。このとき、空気導入溝24は、空気受入溝22内を流動した後の空気の流出路として働く。ここにおいて、空気受入溝22を流動する空気が、流動の間に、トレッド部12から熱を奪う働きをなす。
複数の空気受入溝22は、それぞれ、トレッド部12を構成する中央陸部20の表面(タイヤ10の踏面)に開放している。図示の例では、複数の空気受入溝22はタイヤ周方向に互いに等間隔をおいて、また、互いに平行に配置されている。これに代えて、複数の空気受入溝22を互いに異なる間隔をおいて、あるいは、互いに非平行であるように配置することが可能である。
空気受入溝22は、タイヤ周方向に対して該タイヤ周方向と交差する方向に伸びている。すなわち、タイヤ周方向に対してこれと非平行に伸びている。交差角度θは0°<θ≦90°の範囲内、好ましくは0°<θ≦60°の範囲内にあるように設定する。また、図示の空気受入溝22は、その長手方向における一端及び他端が中央陸部20内にある。空気受入溝22は、中央陸部20内を伸びかつ中央陸部20内において終端している。空気受入溝22は、その長手方向における両端の双方又は一方において、両周方向溝16の双方又は一方と連通するものであってもよいが、中央陸部20の剛性の低下を考慮して、図示の例のように非連通とすることが望ましい。
図2に示すように、各空気受入溝22は、コ字形の横断面形状とこれを規定する互いに相対する一対の平坦面からなる溝壁面22a、22b及びこれらの両溝壁面22a、22bに連なる、平坦面からなる溝底22cとを有する。空気受入溝22は、図示の例に代えて、例えば、V字形の横断面形状を有するものとすることができる。前記V字形の横断面形状を有する空気受入溝にあっては、互いに相対する一対の溝壁面はそれぞれ平坦な面からなり、また、溝底は両溝壁面の交差部からなり、直線状を呈する。
各空気受入溝22の溝幅W及びその溝深さD(図2参照)の大きさは、空気受入溝22を設けることによって生じるトレッド部12の剛性の低下、具体的には中央陸部20の剛性の低下を制限するため、W<Dの関係を満たすように設定される。空気受入溝22は、その一例として、交差角度θ=30°、溝幅W=10mm、溝深さD=100mm及びその長手方向の長さL(図2参照)=200mmを有する。
二組の空気導入溝及び空気案内溝である一組の空気導入溝24及び空気案内溝26と、もう一組の他の空気導入溝28及び空気案内溝30とは、それぞれ、空気受入溝22の長手方向における両端部に配置されている。これに代えて、前記二組のうちの一方(例えば一組の空気導入溝24及び空気案内溝26)のみを空気受入溝22の両端部のいずれか一方に設けることができる。あるいは、また、前記二組のうちの一方(例えば一組の空気導入溝24及び空気案内溝26)のみを空気受入溝22の一端部に設け、かつ、空気受入溝22の他端部に他の空気導入溝28のみを設けることができる。
図2及び図3に示すように、空気導入溝24、28は、それぞれ、中央陸部20の表面(踏面)に開放している。これにより、タイヤ10の周囲からの空気導入溝24、28内への空気の取入れが可能とされている。また、空気導入溝24、28は、それぞれ、任意の方向、好ましくは、タイヤ周方向に伸びている。これにより、空気導入溝24、28への空気の流入の円滑化を図ることができる。さらに、空気導入溝24、28は、それぞれ、空気受入溝22の溝幅W(図2)を規定する両溝壁面22a、22bのうちの一方22a及び他方22bにおいて、空気受入溝22に連通し該空気受入溝に開口している。これにより、タイヤ10の前記一方向への回転時及びこれと反対方向への回転時おける前記空気の取入れと、空気受入溝22への空気の導入とが可能とされている。
一方の空気導入溝24は、コ字形の横断面形状とこれを規定する互いに相対する一対の平坦面からなる溝壁面24a、24b及びこれらの両溝壁面に連なる、平坦面からなる溝底24cとを有し、溝底24cは空気受入溝22の一方の溝壁面22aと交差している。他方の空気導入溝28も、また、空気導入溝24におけると同様のコ字形の横断面形状とこれを規定する互いに相対する一対の平坦面からなる溝壁面28a、28b及びこれらの両溝壁面28a、28bに連なる、平坦面からなる溝底28cとを有し、溝底28cは空気受入溝22の他方の溝壁面22bと交差している。各空気導入溝24、28は、図示の例に代えて、例えば、V字形の横断面形状を有するものとすることができる。前記V字形の横断面形状を有する各空気導入溝にあっては、互いに相対する一対の溝壁面がそれぞれ平坦な面からなり、また、溝底は両溝壁面の交差部からなり、直線状を呈する。
空気導入溝24の溝底24c及び空気導入溝28の溝底28cは、それぞれ、中央陸部20の表面(踏面)からタイヤ径方向内側に向けて傾斜する傾斜面からなる。このため、空気受入溝22に向かうにつれて溝深さが次第に深くなり、また、両溝壁面24a、24b及び両溝壁面28a、28bは直角三角形状を呈する。溝底24c及び溝底28cは、それぞれ、非傾斜状態で伸びるものとしてもよいが、これを前記傾斜面とするときは、溝底24cを非傾斜状態にする場合と比べて、空気導入溝24から空気案内溝26に至る空気に、空気受入溝22の溝底に向かうように強制するより大きい推進動力を与えることができる。
空気導入溝24、28の前記傾斜面の傾斜角度すなわち溝底24c、28cの中央陸部20の表面(踏面)に対する傾斜角度α(図2)は45°以下、好ましくは20°〜30°の範囲にあることが望ましい。これは、空気導入溝24、28から空気受入溝22への前記空気の流量が傾斜角度αの増大に伴って増大するところ、傾斜角度αが45°を超えると、空気受入溝22の近傍において前記空気の流れが溝底24c、28cから剥離し易くなり、前記空気の流量が減少することによる。
また、空気案内溝26はコ字形の横断面形状とこれを規定する互いに相対する一対の平坦面からなる溝壁面26a、26b及びこれらの両溝壁面に連なる平坦面からなる溝底26cとを有する。他の空気案内溝30も、同様に、空気案内溝26と同様のコ字形の横断面形状とこれを規定する互いに相対する一対の平坦面からなる溝壁面30a、30b及びこれらの両溝壁面に連なる、平坦面からなる溝底30cとを有する。各空気案内溝26、30は、図示の例に代えて、例えば、V字形の横断面形状を有するものとすることができる(図7(c)参照)。前記V字形の横断面形状を有する各空気案内溝にあっては、互いに相対する一対の溝壁面がそれぞれ平坦な面からなり、また、溝底が両溝壁面の交差部からなり、直線状を呈する。
空気案内溝26、30は、それぞれ、空気受入溝22の他方の溝壁面22b及び一方の溝壁面22aに開放しており、また、タイヤ径方向へ伸長している。このことから、空気受入溝22に導入される前記空気を空気受入溝22の溝底22cに向けて案内することができる。
図2及び図3を参照すると、空気案内溝26は、タイヤ径方向における一端(図上おいて上端)26dと他端(図上において下端)26eとを有する。空気案内溝26の一端26d及び他端26eは、それぞれ、空気導入溝24の溝底24cと空気受入溝22の一方の溝壁面22aとの交差位置P1(図3)よりもタイヤ径方向外側及び空気受入溝22の溝深さの半分の位置P2(図3)よりもタイヤ径方向内側にある。図示の例において、空気案内溝26は、その一端26dにおいて中央陸部20の表面(踏み面)に開放している。
同様に、空気案内溝30も、タイヤ径方向における一端(上端)30dと他端(下端)30eとを有する(図2)。また、空気案内溝30の一端30d及び他端30e(図2)も、それぞれ、空気導入溝28の溝底28cと空気受入溝22の他方の溝壁面22bとの交差位置(P1)よりもタイヤ径方向外側及び空気受入溝22の溝深さの半分の位置(P2)よりもタイヤ径方向内側にある。図示の例において、空気案内溝30は、その一端30dにおいて中央陸部20の表面(踏み面)に開放している。
空気案内溝26,30の一端26d、30dを位置P1より前記タイヤ径方向外側におくことにより、空気導入溝24、28の溝底24c、28cに沿って空気受入溝22に導入される空気AR(図3)が空気案内溝26、30内に流入することを可能とすることができる。また、空気案内溝26,30の他端26e、30eを位置P2よりも前記タイヤ径方向内側におくことにより、空気案内溝26、30の案内又は送り作用を受ける空気ARを、空気受入溝22の溝底22cにより近い位置において解放し、これにより、空気受入溝22の溝底22c又はその近傍に強制的に送り込むことができる。
また、空気案内溝26、30は、それぞれ、空気導入溝24、28に対してタイヤ周方向に対向している。図示の例では、空気導入溝24,28と空気案内溝26、30とは、それぞれ、空気受入溝22の長手方向X(図2)に関して同じ大きさの溝幅を有し、前記溝幅の全部において互いに対向している。しかし、これに限らず、空気導入溝24,28と空気案内溝26、30とは、空気受入溝22の長手方向Xに関して、少なくとも部分的に対向する関係又は重なり合う関係にあればよい(図7(a)、(b)参照)。これにより、空気導入溝24、28からの空気ARが、空気受入溝22を横断して、空気案内溝内26,30に到達することができる。
前記したところにより、空気ARは空気受入溝22内においてその溝底22c上又はその近傍をその長手方向Xへ流動することが可能となり、これがトレッド部12の深部の冷却及びこれに伴う該深部の温度低下に寄与する。
タイヤの中央陸部20を部分的に投影した図7(a)〜(d)を参照すると、図7(a)の例においては、空気導入溝24、28が空気案内溝26、30より大きい溝幅を有し、このために空気導入溝24、28と空気案内溝26、30とが空気受入溝22の長手方向X(図2)に関して部分的に対向している。また、図7(b)の例においては、空気導入溝24、28が空気案内溝26、30より大きい溝幅を有することに加えて、空気案内溝26、30が、それぞれ、伸長方向Xに関して、空気受入溝22の一端から他端に向けて間隔をおいた位置及び他端から一端に向けて間隔をおいた位置に置かれている。このため、空気導入溝24、28と空気案内溝26、30とが長手方向Xに関して部分的に対向している。他方、図7(c)及び図7(d)に示す例においては、空気導入溝24,28と空気案内溝26、30とが、それぞれ、空気受入溝22の長手方向Xに関して、同じ大きさの溝幅を有し、これらの溝幅の全部において対向している。
また、図7(a)〜(d)に示すように、空気導入溝24、28の中央陸部20の表面(踏面)における開放面形状及び空気案内溝26,30の一端26d、30d(図1参照)の平面形状すなわち中央陸部20の表面(踏面)における開放面形状は、先の例で示した矩形と異なる任意の形状とすることができる。図7(a)〜(d)において、空気導入溝24、28の前記開放面形状は、台形とされている。また、空気案内溝26、30の前記開放面形状は、台形(図7(a)、(b))、三角形(図7(c))、円弧形(図7(d))とされている。なお、図7(d)に示す例にあっては、各空気案内溝26、30の両溝壁面(26a,26b)、(30a,30b)及び溝底(26c)、(30c)が、全体として円筒面の一部を構成し、両溝壁面及び溝底が前記円筒面の一部を構成する連続した3つの円弧面からなる。また、図7(a)〜(d)に示す各例に関し、空気受入溝22の長手方向X(図2)における両端のそれぞれにおいて、空気受入溝22に対する各空気導入溝24、28の交差角度βが鋭角をなしている。交差角度βは、これを鋭角とすることに代えて、90度(図2参照)に設定し、あるいは鈍角(図1参照)に設定することが可能である。但し、交差角度βを鋭角に設定すると、他の角度に設定する場合と比べて、空気導入溝24,28を流れる空気が交差角度βを規定する箇所に集まりやすく、その後、空気受入溝22内をその溝底22cに向けて流れやすい。
さらに、空気案内溝26、30の溝底26c、30cについて、その全部が空気受入溝22の溝壁面22a、22bと平行にタイヤ径方向へ伸びる平坦面からなるものとする先の例(図2)に代えて、次のように設定することができる(図4、図5及び図8参照)。
図4に示す例にあっては、空気案内溝26、30の溝底が平坦面26c1、30c1と傾斜面26c2、30c2とからなる。平坦面26c1、30c1は、空気案内溝26、30の一端26d、30dから空気受入溝22の溝壁面22a、22bと平行にタイヤ径方向内側へ伸びている。また、傾斜面26c2、30c2は、平坦面26c1、30c1に角度をなして連なり、空気案内溝26、30の他端26e、30eに至る。
図5に示す例は、図4に示す傾斜面26c2、30c2が、これに代えて、凹状の曲面26c3、30c3とされている。凹状の曲面26c3、30c3は、それぞれ、空気受入溝22の両溝壁面22a、22bに相対している。図4及び図5に示すこれらの例によれば、空気案内溝26、30の体積をより小さいものとすることができ、このため、前記空気案内溝を設けることによる中央陸部20の剛性の低下を制限することができる。
ところで、図2、図4及び図5に示す例にあっては、前記したように、空気案内溝26、30の一端26d、30dが中央陸部20の表面(踏面)に開放している。これは、トレッド部12の剛性を低下させる要因であり、また、トレッド部12とこれに冷却作用を及ぼす空気ARとの間の熱伝達率を変化させる要因でもあるから、タイヤ10の前記踏面上における空気導入溝24及び他の空気導入溝28の正投影面積の和(A)に対する空気案内溝26及び他の空気案内溝30の正投影面積の和(B)の比である開口率(B/A)をどのように設定するかは重要である。
図6に、実験により得られた開口率(B/A)と前記熱伝導率との関係をグラフで示す。これによれば、開口率(B/A)が30〜40%において前記熱伝達率がほぼ最大値を示す。このことから、開口率(B/A)は、これを50%以下とすることが望ましい。
図8に示すように、空気案内溝26、30について、これらを、空気受入溝22の両溝壁面22a、22bにそれぞれ相対する凹状の曲面からなる溝底26c、30cを有するものとすることができる。空気案内溝26、30は、溝底26c、30cにそれぞれ連なる両溝壁面26a,26b、30a,30bを有し、両溝壁面26a,26b、30a,30bは、それぞれ、弓張月の形状を呈する。空気案内溝26,30の一端26d、30d及び他端26e、30eはそれぞれ中央陸部20の表面(踏面)20と空気受入溝22の溝底22cとの間に位置する。これらの案内溝26、30にあっても、その一端26d、30dが、空気導入溝24、28の溝底24c、28cと空気受入溝22の溝壁面22b、22aとの交差位置(P1)よりタイヤ径方向外側にあり、また、その他端26e、30eが気受入溝22の溝深さの半分の位置(P2)よりもタイヤ径方向内側にある。
10・・・タイヤ、12・・・トレッド部、20・・・中央陸部(踏面)、22空気受入溝、22a、22b、22c・・・空気受入溝の両溝壁面及び溝底、24・・・空気導入溝、24a、24b、24c・・・空気導入溝の両溝壁面及び溝底、26・・・空気案内溝、26a、26b、26c・・・空気案内溝の溝壁面及び溝底、26d、26e・・・空気案内溝の一端及び他端、28・・・他の空気導入溝、28a、28b、28c・・・他の空気導入溝の両溝壁面及び溝底、30・・・他の空気案内溝、30a、30b、30c・・・他の空気案内溝の両溝壁面及び溝底、30d、30e・・・他の空気案内溝の一端及び他端。

Claims (6)

  1. タイヤトレッド部に設けられ、タイヤ周方向と交差する方向へ伸び、また、溝深さより小さい溝幅を有する少なくとも1つの空気受入溝と、
    前記空気受入溝に連通する一組の空気導入溝及び空気案内溝とを備え、
    前記空気導入溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち一方の溝壁面に連通し、
    前記空気案内溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち他方の溝壁面に開放し、
    前記空気案内溝のタイヤ径方向一端は、前記空気導入溝の溝底と前記空気受入溝の前記一方の溝壁面とが交差する径方向位置よりもタイヤ径方向外側にあり、
    前記空気案内溝のタイヤ径方向他端は、前記空気受入溝の溝深さの半分の位置よりもタイヤ径方向内側にあり、
    前記空気案内溝は、前記空気導入溝とタイヤ周方向において少なくとも部分的に対向しており、
    前記空気案内溝は前記空気受入溝と同じ溝深さを有し、前記空気案内溝の溝壁は前記空気受入溝の溝壁面と少なくとも一部が径方向において平行である、タイヤ。
  2. 前記空気導入溝は、前記空気受入溝に向かうに連れて溝深さが深くなる、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記空気案内溝の一端及び他端はそれぞれ踏面と前記空気受入溝の溝底との間に位置し、前記受入溝の溝壁に対して凹む凹部からなる、請求項1に記載のタイヤ。
  4. さらに、前記空気受入溝に連通するもう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有し、
    前記他の空気導入溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち他方の溝壁面に連通し、
    前記他の空気案内溝は前記空気受入溝の周方向に相対する溝壁面のうち一方の溝壁面に開放している、請求項1に記載のタイヤ。
  5. 前記一組の空気導入溝及び空気案内溝と、前記もう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝とは、それぞれ前記空気受入溝の長手方向に互いに間隔をおいて配置されている、請求項4に記載のタイヤ。
  6. さらに、前記空気受入溝に連通するもう一組の他の空気導入溝及び他の空気案内溝を有し、前記他の空気導入溝は前記空気受入溝の他方の溝壁面と交差し、また、前記他方の空気案内溝は前記空気受入溝の一方の溝壁面に開放しており、
    前記タイヤの踏面上における前記空気導入溝及び他の空気導入溝の正投影面積の和(A)に対する前記空気案内溝及び他の空気案内溝の正投影面積の和(B)の比である開口率(B/A)は、50%以下である、請求項1に記載のタイヤ。
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