JP6571082B2 - 反応性染料の染料混合物、製造及び使用 - Google Patents

反応性染料の染料混合物、製造及び使用 Download PDF

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Description

本発明は、反応性染料の技術分野に関する。
混合反応性染料並びにヒドロキシル含有、アミノ含有、及び/又はカルボキサミド含有材料をブラック及びダークブラウンの色調に染色及び捺染するためのそれらの使用は、従来技術から公知であり、各種の染着における着色剤として使用することができるが、これについてはたとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4を参照されたい。しかしながら、それらは、技術的にいくつかの難点を有していて、たとえば耐光堅牢性が不満足であったり、カラービルドアップ性が不十分又は不均一であったりする。
上記の文献に記載の反応性染料の性能が劣っていることが、それらに代えて他の染料が、別な欠点を有していながらも、依然として染色に使用されている理由である。羊毛を、ダークの色調及びブラックの色調染色するためには、特にC.I.Mordant Black 9をベースとする染料が、1902年以来使用されている。この物質をベースとする染料は、繊維の上に良好なビルドアップ性を示し、また良好な堅牢性を有している。しかしながらそれらには、織物繊維の上に固着させるためには、クロムを用いて処理する必要があるという大きな欠点がある。このことは環境問題の原因となるが、それは、染色プロセスの廃水中のクロムのほとんどが環境の中に出て行くであろうという理由からである。その染色プロセスが適切に扱われないような場合においては、使用されるクロムIIIが酸化されて発がん性のクロムVIになる可能性があるために、作業者の健康に直接的に脅威を与える可能性がある。
したがって、長い間、Mordant Blackベースの染料を回避する必要があると考えられてきたが、それでも良好な染色性は維持されなくてはならないことは言うまでもない。特許文献5には、トリス−アゾタイプの単官能性染料、さらにはビス−アゾタイプの二官能性染料が記載されている。いずれの変法も、Mordant Blackに比較すると十分な堅牢性を有しているとは言えない。特許文献6にも、ビス−アゾ化合物が開示されている。特許文献7も含めた他の2件の文献でも、二官能性染料の混合物が記載され、特許請求されているが、開示された混合物はいずれも、Mordant Black染料の染色性能に匹敵できるものではない。
米国特許第5,445,654号明細書 米国特許第5,611,821号明細書 韓国特許第94−2560号明細書 特開昭第58−160362号公報 スイス国特許第695 613号明細書 欧州特許第0 870 807号明細書 欧州特許第1 155 089号明細書
したがって、改良された性質、たとえば良好な堅牢性と組み合わさった濃色のカラービルドアップ性を有する新規な反応性染料又は反応性染料混合物が依然として求められている。
驚くべきことには、本発明に記載の染料混合物が、高いレベルで上述の性質を示すことが今や見いだされた。それらの新規な染料混合物は、上述の材料及びそれらを含むブレンド物において、高いビルドアップ性、優れた耐光堅牢性、及び総合的に良好な堅牢性を特徴としている。最も重要なのは、本発明に記載されている染料混合物が、重金属を含まず、そして染色プロセスの際に重金属を用いて処理する必要もないということである。したがって、それらは、生態学的及び毒性学的性能において優れており、極めて良好な均染性を有する染色を与える。
したがって、本発明は以下のものを含む染料混合物を提供する:
一般式(I)の少なくとも1種の染料、
Figure 0006571082

及び式(IIa)〜(IIf)の染料からなる群より選択される少なくとも1種の染料。
Figure 0006571082
Figure 0006571082
[式中、
A及びCのそれぞれは、互いに独立して、一般式(1a)の基であり、
Figure 0006571082
式中、
〜Rのそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、N−シンナモイルアミノ、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子たとえば酸素又は硫黄によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここでYは、アルカリ性条件下で除去可能な基、たとえばOSOM、SSOM、OCOCH、OPOM、又はハロゲン)である)であるか、又は
一般式(2a)の基であり、
Figure 0006571082
式中、
は、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
は、水素、アルキル、シクロアルキル、又はアリールであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
cは、0〜6の整数であり、
RGは、一般式(3a)、(3b)又は(3c)の反応性末端基であり、
Figure 0006571082
式中、
16〜R21のそれぞれは、互いに独立して、ハロゲンであり、
16はさらに、式(4a)の残基であってもよく、
Figure 0006571082
式中、
22は、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
15は、一般式(5a)又は(5b)から選択される基の一つであり、
Figure 0006571082
式中、
23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、又はアリールであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
25、R27,及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、スルファモイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基たとえば、OSOM、SSOM、OCOCH、OPOM又はハロゲン)である)であってよく、そして
28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、
B及びDのそれぞれは、互いに独立して、一般式(6a)の基であり、
Figure 0006571082
式中、
29〜R31のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、N−シンナモイルアミノ、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子たとえば酸素又は硫黄によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここでYは、アルカリ性条件下で除去可能な基、たとえばOSOM、SSOM、OCOCH、OPOM、又はハロゲン)である)であるか、又は
先に定義された一般式(2a)の基であり、
a及びbのそれぞれは、互いに独立して、0又は1の整数であるが、ここで、a+bは0ではなく、そして、一般式(I)の染料には、少なくとも2種の反応性末端基が含まれ、
Mは、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、又はモノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−(C〜C)−アルキルアンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は一価の有機カチオンであり、
41〜R68のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、N−シンナモイルアミノ、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子たとえば酸素又は硫黄によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N,N,N−トリアルキルアンモニウム、N,N,N−トリアリールアンモニウム、N,N−ジアルキル−N−モノアリールアンモニウム、N,N−ジアリール−N−モノアルキルアンモニウム、N−アシルアミノ、N−シンナモイルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
69及びR70のそれぞれは、互いに独立して、Cl又はFであり、
d、e、f及びgのそれぞれは、互いに独立して、0又は1の整数であり、
h及びkのそれぞれは、互いに独立して、0〜6の整数であり、
〜Zのそれぞれは、互いに独立して、一般式(2a)の基であるが、ここで(2a)は先の定義と同じであり、
及びWのそれぞれは、互いに独立して、一般式(7a)、(7b)又は(7c)の結合基であり、
Figure 0006571082
式中、
71、R72、R75、R76、及びR77のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、アルコキシ、チオアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシル、チオアシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、SOM、又はCOOMであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、そして
73、R74、R78、及びR79のそれぞれは、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールであるか、又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、又は
1個又は複数のヘテロ原子、たとえば酸素又は硫黄によって中断され、ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、N−アシルアミノ、ハロゲン、シアノ、SOM、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、及びアリーロイルオキシからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
71又はR72は、R73と共に環を形成することが可能であり、
m は、1〜6の整数であり、
M及びXは、先の定義と同じであり、そして
*は結合点を意味している。]
本発明は、式(I)及び(IIa)〜(IIf)の染料のすべてのタイプの互変異性体及び幾何異性体に関連する。
本発明におけるアルキル基は、直鎖状であっても、分岐状であってもよく、(C〜C12)−アルキル基、好ましくは(C〜C)−アルキル基、たとえば、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、sec−ブチル、tert−ブチル、及びメチルブチルである。
同じことがアルコキシ基にもあてはまり、従って好ましくは(C〜C)−アルコキシ、たとえばメトキシ及びエトキシであるし、チオアルコキシ基にもあてはまり、好ましくは(C〜C)−チオアルコキシ、たとえば−SCH又は−SCである。
シクロアルキル基は、好ましくは(C〜C)−シクロアルキル、特に好ましくはシクロペンチル及びシクロヘキシルである。「シクロアルキル」という用語には、本出願の目的においては、置換シクロアルキル基及び同様に不飽和シクロアルキル基が含まれる。このタイプの好ましい基は、シクロペンテニルである。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス−(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
本発明におけるアリール基は、好ましくはフェニル又はナフチルである。「フェニル」及び「ナフチル」という用語には、非置換及び置換されたフェニル及びナフチルが含まれる。好ましい置換基は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、又はアシルオキシである。
本発明におけるヘテロアリール基は、好ましくは、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、1,3,4−チアジアゾール、フラン、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、又はイソオキサゾールである。「ヘテロアリール」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
ヘテロシクロアルキル基は、好ましくは、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、テトラヒドロフラン、又はピペラジンである。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
ハロゲンは、好ましくは塩素、臭素、又はフッ素である。
Mは、好ましくは水素、リチウム、ナトリウム、又はカリウムである。
アルカリ性条件下で除去可能な基(Y)は、アルカリ性条件下でその分子から除去されて、ビニルスルホン官能基を生ずるような基である。そのような基の例としては、OSOM、SSOM、OCOCH、OPOM及びハロゲンが挙げられる。
好ましい混合物には以下のものが含まれる:
一般式(Ia)の少なくとも1種の染料、
Figure 0006571082
及び一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料。
Figure 0006571082
[式中、
34〜R40のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、N−シンナモイルアミノ、SOM、又はCOOMであり、
X及びMは、先の定義と同じであり、
式(Ia)においては、
34〜R40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、アシル、N−アシルアミノ、又はSOMであり、
Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
式(IIa)及び(IIb)においては、
41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、アシル、N−アシルアミノ、又はSOMであり、
は、先に定義されたものであるが、そこで
cは、0又は1であり、
及びRは、水素又はアルキルであり、
16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
22は、水素であり、
23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、アルキル、又はアリールであり、
25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、SOM、又はCOOMであり、
24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基たとえば、OSOM、SSOM、OCOCH、OPOM又はハロゲン)である)であってよく、そして
28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、
Xは、最も好ましくは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
さらにより好ましいのは、先に挙げた染料混合物であって、一般式(Ib)の少なくとも1種の染料を含むものである。
Figure 0006571082
[式中、
34、R35、R39、及びR40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
Mは、先の定義と同じであり、そして
Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
さらに高度に好ましいのは、先に挙げた染料混合物であって、一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料を含むものである。
Figure 0006571082

[式中、式(IIa)又は(IIb)において、
41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSOMであり、
は、先に定義されたものであるが、そこで
cは、0又は1であり、
及びRは、水素であり、
16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
22は、水素であり、
23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOM、又はアリールであり、
25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基たとえば、OSOM、SSOM、OCOCH、OPOM又はハロゲン)である)であってよく、そして
28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、
Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
最も特に好ましい混合物には、以下のものが含まれる:
式(Ib)の少なくとも1種の染料、
Figure 0006571082
及び一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料。
Figure 0006571082
[式中、
34、R35、R39、及びR40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
Mは、先の定義と同じであり、
Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
式(IIa)又は(IIb)において、
41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSOMであり、
は、先に定義されたものであるが、そこで
cは、0又は1であり、
及びRは、水素であり、
16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
22は、水素であり、
23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOM、又はアリールであり、
25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基たとえば、OSOM、SSOM、OCOCH、OPOM又はハロゲン)である)であってよく、
28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、
Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
一般式(I)の染料は、当業者に工程の標準的な合成方法によって得ることが可能である。一般式(IIa)〜(IIf)の染料は、たとえば、国際公開第03/106568A1号パンフレットに記載されているような公知の手順に従って調製することができる。
本発明の染料混合物の成分の重量%の範囲は、たとえば以下のとおりである:
式(I)の成分:5〜95、好ましくは25〜80
式(IIa)〜(IIf):95〜5、好ましくは75〜20
それぞれの染料混合物においては、その成分の(I)及び(IIa)〜(IIf)を合計したものが、その染料混合物が上述の染料からなっている場合には100%となるし、たとえばシェーディング成分として追加の染料が添加されている場合には、100%未満となる。そのような場合においては、シェーディング成分の量は、その染料混合物の全部の染料の重量を基準にして、好ましくは10重量%未満、より好ましくは5重量%未満、最も好ましくは2重量%未満であるが、式(I)の成分の式(IIa〜IIf)の成分に対する比率は、それらの成分のみからなっている組成物の場合と同じである。
本発明の染料は、固体又は液体(溶解させた)形状の調製物として存在させることが可能である。固体の形態の場合には、それらには一般的に、水溶性特に繊維反応性の染料の場合に常用される電解質塩、たとえば塩化ナトリウム、塩化カリウム及び硫酸ナトリウムを含み、さらに、商業的な染料において常用される助剤、たとえば、水溶液におけるpHを3〜7の間に設定できるような緩衝剤物質、たとえば酢酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、三クエン酸ナトリウム及びリン酸水素二ナトリウム、及び少量の乾燥剤などが含まれるか、又は、それらが液状の水溶液(捺染糊では常用のタイプの増粘剤の含量も含めて)として存在する場合には、それらにはそのような調製物を長持ちさせるための物質、たとえば防黴剤などが含まれていてもよい。
固体の形態の場合には、本発明による染料混合物は一般に電解質塩を含む粉体又は粒状物であって、以下においてはそれらを、1種又は複数の上記の助剤を含んでいるかどうかは別にして、調製物(preparation)と呼ぶことにする。この調製物には、染料混合物が、それを含む調製物を基準にして、20〜90重量%含まれている。緩衝剤物質は一般に、調製物を基準にして、全量が5重量%までの量で含まれる。
本発明による染料混合物を水溶液中に存在させる場合には、それらの溶液中の全染料含量は、水溶液を基準にして約50重量%まで、たとえば5〜50重量%の間とし、また、その電解質塩含量は、10重量%未満とするのが好ましい。この水溶液(液状調製物)にはさらに、緩衝剤物質を一般に最高5重量%まで、好ましくは0.1〜2重量%の量で含むことができる。
本発明による染料混合物は、常法に従って、たとえば、個々の染料を、染料粉体若しくは粒状物の形態であるか又は水溶液(たとえばそれらを合成したままの溶液)の形態であるかに関係なく、機械的に混合することによって調製することが可能であり、それには慣用される助剤をさらに含んでいてもよい。
また別な方法として、本発明における染料混合物は、所望の比率のジアゾ成分とカップリング成分との適切な混合物を、通常のジアゾ化反応及びカップリング反応させることによって得ることもできる。
反応性の基としてビニルスルホニル基を含む染料混合物は、適切な置換されたビニルスルホニル−アニリン又はナフチルアミンを出発物質として合成できるだけでなく、染料混合物を、アルカリ性媒体中、たとえば20〜80℃の温度と、たとえば7〜14のpHで、ビニル化が可能な反応基たとえばβ−スルファトエチルスルホニルと反応させることによっても合成することができる。この転化は当業者に周知の方法で実施することができる。
本発明における染料混合物の染料は、繊維反応性であって、繊維反応性官能残基を含んでいる。繊維反応性官能残基とは、セルロース系材料のヒドロキシル基、羊毛及び絹の場合のアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基及びチオール基、又は合成ポリアミドのアミノ基及びおそらくはカルボキシル基と反応して、共有結合を形成することが可能な残基を指している。
本発明の染料混合物は、天然、人工、再生、機械的又は化学的変性、回収、又は合成のヒドロキシル含有、アミノ含有、及び/又はカルボキサミド含有繊維材料並びにそれらのブレンド物を、反応性染料について当業界で広く知られている適用法によって染色及び捺染するのに好適である。
したがって、本発明はさらに、上述の繊維材料及びそれらのブレンド物を染色又は捺染するための本発明の染料混合物の使用、さらには、着色剤として本発明の染料混合物を使用することにより、常法に従ってそのような材料を染色又は捺染するためのプロセスもまた提供する。本発明の染料混合物は、それらの材料の上で良好な技術的性能を有する、濃色のブラウンから濃色のブラックまでの色調を与える。技術的性能としては、ビルドアップ性、堅牢性、及び均染性が挙げられる。
上述の天然繊維材料の例としては、以下のものが挙げられる:植物繊維、たとえば種子繊維、すなわち綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア、靱皮繊維、すなわち亜麻、麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐、葉繊維、すなわちサイザル麻、ヘネケ麻、バナナ、茎繊維、すなわち竹、並びに動物から繊維、たとえば羊毛、有機羊毛、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料。
人造繊維及び再生繊維の例は、セルロース系繊維たとえば紙及びセルロース系再生繊維たとえば、ビスコースレーヨン繊維、アセテート繊維及びトリアセテート繊維、並びにLyocell繊維である。
上述の合成繊維材料の例は、ナイロン材料たとえば、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維である。
染色にかける上述の基材は、糸、織布、ループ形成性編物、又はカーペットなど各種の形態で存在させることが可能であるが、それらに限定される訳ではない。
本発明の染料混合物は、上記の材料、特に上記の繊維材料の上に、水溶性染料特に繊維反応性染料のための公知の染着技術を用いることによって、染着及び固着させることができる。
セルロース繊維の上では、それらは、短浴(short liquor)から、さらには長浴(long liquor)からの吸尽法によって、各種の酸結合剤、並びに適切であるならば、たとえば塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウムのような中性の塩を使用することにより、良好なカラーイールドを有する染色を与える。液比は広い範囲の中で選択することが可能であり、たとえば(3:1)から(100:1)の間、好ましくは(5:1)から(30:1)の間である。40〜105℃の間の温度で水性浴中で染め付けするのが好ましいが、適当であれば過圧下で温度を130℃まで上げてもよいし、また適当であれば、慣用の染色助剤を用いてもよい。ここでの一つの可能な方法としては、材料を温浴に浸漬し、浴を徐々に加熱して所望の温度にまで上げ、染色操作を完了させる方法がある。染料の吸尽を加速する中性塩は、場合によっては、温度が実際の染色温度に達した後でのみ浴に添加するようにもできる。
同様にして、パジングプロセスもまたセルロース繊維上で、優れたカラーイールドと極めて良好なカラービルドアップ性とを与えるが、染料は、常法に従って、室温又は昇温下たとえば約60℃まででのバッチングによるか、蒸熱処理によるか、又は乾熱の手段によって固着させることができる。
同様にして、セルロース繊維に対する通常の捺染プロセスによって明瞭な輪郭及び鮮明な白地を有する強力な着色捺染が得られるが、そのような捺染プロセスは、1段法で、たとえば重炭酸ナトリウム又はある種の他の酸結合剤を含む捺染糊とともに捺染し、次いで100〜130℃で蒸熱処理するか、2段法で、たとえば、中性〜弱酸性の捺染色とともに捺染し、次いでその捺染した材料を加熱した電解質含有アルカリ浴を通すか又はアルカリ性の電解質含有パジング液を用いてオーバーパジングするかのいずれかによって固着させ、次いで、アルカリでオーバーパッドした材料をバッチングするか又は蒸熱処理するか又は乾熱処理にかける。固着条件に変動があったとしても、捺染の結果への影響は、たとえあったとしても、ごくわずかである。
慣用される熱固着プロセスに従った乾熱の手段によって固着させる場合には、120〜200℃の加熱空気を使用する。慣用される101〜103℃の水蒸気に加えて、160℃までの温度で過熱水蒸気及び高圧水蒸気を使用することも可能である。
セルロース繊維への染料の固着に影響を与える酸結合剤は、たとえば無機又は有機酸のアルカリ金属及び同様にアルカリ土類金属の水溶性塩基性塩、又は加熱によってアルカリを放出する化合物などである。特に好適なものとしては、アルカリ金属水酸化物、及び弱から中程度の無機又は有機酸のアルカリ金属塩が挙げられるが、アルカリ金属化合物として好ましいのは、ナトリウム及びカリウム化合物である。そのような酸結合剤は、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ギ酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、トリクロロ酢酸ナトリウム、水ガラス又はリン酸三ナトリウムなどである。
本発明の染料混合物が特徴としているのは、通常の染色及び捺染プロセスで適用したときに、セルロース繊維材料の上で、傑出した色強度(color strength)と急峻なビルドアップ曲線を有することである。本発明の染料混合物を用いてセルロース繊維材料の上で得られる染色及び捺染はさらに、良好な耐光堅牢性、及び特には、良好な湿潤堅牢性、たとえば洗濯、水、及び酸性又はアルカリ性の汗に対する堅牢性を有している。
未固着染料部分を除去するために通常行われる後処理のすすぎをした後に得られる染色物及び捺染物はさらに、良好な湿潤堅牢性を示すが、その理由は特に、染料が冷水に対しても良好な溶解性を有しているために未固着染料部分が容易に洗い流されるからである。
さらに、本発明による染料混合物はまた、羊毛繊維材料に通常の染色及び捺染プロセスで適用した場合の、傑出した色強度と極めて良好なビルドアップ性も特徴としている。本明細書においては、羊毛に対する染色プロセスは、常法に従って、酸性媒体中で実施する。たとえば染浴に、酢酸及び/又は酢酸アンモニウム、又は酢酸及び硫酸アンモニウム又は酢酸ナトリウムを添加して、所望のpHとすることができる。受容可能な均染性を有する染色をするためには、通常使用される均染剤を添加することが推奨されるが、そのようなものとしてはたとえば、シアヌル酸塩化物と3倍モル量のアミノベンゼンスルホン酸及び/又はアミノナフタレンスルホン酸との反応生成物をベースにした均染剤、又はたとえばステアリルアミンとエチレンオキシドの反応生成物をベースにした均染剤などが挙げられる。たとえば、本発明による染料混合物は、吸尽プロセスで使用するのが好ましく、その場合まずpHが約3.5〜5.5となるようにpH調節した酸性の染浴を形成させ、染色時間の最後までに、pHを中性から場合によってはpH8.5までの弱アルカリ性の範囲にまで変化させて、特に非常に濃い色の染色をする場合には、本発明による染料混合物の染料と繊維との間に完全な反応による結合を作らせる。それと共に、反応による結合に与らなかった染料の部分は除去する。本発明の染料混合物を用いて羊毛繊維材料の上で得られる染色及び捺染はさらに、極めて良好な耐光堅牢性、及び特には、良好な湿潤堅牢性、たとえば洗濯、クロス染色、ポッティング及び酸性又はアルカリ性の汗に対する堅牢性を有している。
本明細書に記載した方法は、他の天然ポリアミド又は合成ポリアミド及びポリウレタンからなる繊維材料を染色させる場合にも適用される。それらの材料は、文献記載で当業者に周知の、慣用される染色及び捺染プロセスを用いて染色することができる(たとえば、H.−K.Rouette『Handbuch der Textilveredlung』(Deutscher Fachverlag GmbH、Frankfurt/Main)参照)。通常は、染色すべき材料を温度約40℃の浴に浸漬し、その中でしばらく撹拌し、次いで染浴を所望の弱酸性のpH、好ましくは弱酢酸性のpHに調節するが、実際の染色は60〜98℃の温度で実施される。しかしながら、この染色は沸騰温度又は、密閉した染色装置の中で106℃までの温度で実施することもできる。本発明による染料混合物の水への溶解性が非常に高いので、それらを通常の連続染色プロセスにおいても幸便に使用することができる。本発明による染料混合物の色強度は非常に高い。本発明の染料混合物を用いてポリアミド繊維材料の上で得られる染色はさらに、良好な耐光堅牢性、及び特には、良好な湿潤堅牢性、たとえば洗濯、水、及び酸性又はアルカリ性の汗に対する堅牢性を有している。
本発明の染料混合物はさらに、デジタル捺染プロセス、特にデジタル織物捺染において使用することもできる。本発明の染料混合物を含むデジタル捺染のための水性インクもまた同様に、本発明の主題の一部を形成する。
本発明のインクには、本発明の染料混合物を、インクの全重量を基準にして、好ましくは0.1重量%〜50重量%、より好ましくは1重量%〜30重量%、最も好ましくは1重量%〜15重量%の範囲の量で含む。
本発明の染料混合物と同様に、それらのインクには、所望により、デジタル捺染において使用されるさらなる染料が含まれていてもよい。
連続流動プロセスで使用する本発明のインクでは、電解質を添加することにより、0.5〜25mS/mの導電率になるようにすることも可能である。有用な電解質としてはたとえば、硝酸リチウム及び硝酸カリウムなどが挙げられる。本発明のインクでは、全量で1〜50%、好ましくは5〜30重量%の有機溶媒を含むことができる。
本発明のインクには、慣用される添加剤をさらに含んでいてもよく、たとえば粘度調整剤を用いて、温度範囲20〜50℃における粘度を1.5〜40.0mPasの範囲とする。好適なインクでの粘度は1.5〜20mPas、特に好適なインクでの粘度は1.5〜15mPasである。
有用な粘度調整剤としては、レオロジー添加物たとえば、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエーテルポリオール、連合増粘剤、ポリウレア、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテルウレア、ポリウレタン、ノニオン性セルロースエーテルなどが挙げられる。
その他の添加剤として、本発明のインクに界面活性剤を加えて界面張力を20〜65mN/mに調整することもできるが、これは使用するプロセス(サーマル又はピエゾ技術)の機能として必要な場合に採用する。有用な界面活性剤としてはたとえば、各種界面活性剤、特にノニオン性界面活性剤、ブチルジグリコール及び1,2−ヘキサンジオールなどが挙げられる。
本発明のインクにはさらに、通常使用される添加物たとえば真菌や細菌の成長を抑制するための物質を、インクの全重量を基準にして0.01〜1重量%の量で加えることができる。
このインクは、常法に従って、成分を水に混合させることによって調製することができる。
本発明のインクは、広く各種の材料、特に羊毛及びポリアミド繊維を捺染するためのインクジェット捺染プロセスにおいて、特に有用である。
捺染インクに反応性染料のためのすべての固着薬剤及び増粘剤がすでに含まれている、通常の織物の捺染の場合とは対照的に、インクジェットプリントの場合には、別の前処理工程において助剤を織物基材に塗布しておかねばならない。たとえばセルロース及び再生セルロース繊維、さらには絹及び羊毛のような織物基材の前処理は、捺染に先立って水性アルカリ液で行う。反応性染料を固着させるためには、アルカリたとえば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アルカリ供与体たとえばクロロ酢酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ヒドロトロープ物質(hydrotropic substance)たとえば尿素、還元抑制剤たとえばニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム、及び染色インクを塗布したときの意匠(motives)の流れを防ぐ目的の増粘剤たとえばアルギン酸ナトリウム、変性ポリアクリレート又は高度にエーテル化されたガラクトマンナンなどが必要である。これらの前処理用反応剤は、好適なアプリケータを使用して所定の量を均一に織物基材に塗布するが、そのためにはたとえば、2本又は3本ロールパッド、無接触スプレー技術を用いたり、発泡塗布の手段によったり、あるいは程よく適合させたインクジェット技術を用いたりして、その後に乾燥させる。捺染後に、その織物繊維材料を120〜150℃で乾燥させ、次いで固着させる。
反応性染料を用いて調製したインクジェットプリントの固着は、室温で、又は飽和スチーム、過熱スチーム、加熱空気、高周波、赤外線照射、レーザー又は電子ビーム、あるいはその他の適切なエネルギー転換技術を用いて実施することができる。
1相及び2相固着プロセスの間では違いがある。1相固着においては、必要な固着用の薬剤はすでに織物基材の上に存在する。
2相固着においては、この前処理は不要である。固着で必要なのはアルカリだけで、これはインクジェットプリントに引き続いて、途中で乾燥させることなく、固着プロセスの前に塗布する。たとえば尿素又は増粘剤などの添加物をさらに加える必要はない。固着の後には捺染後処理を行うが、これは、良好な堅牢性、高い艶及び申し分のない白地を得るための必要条件である。
本発明のインクを用いて、特にポリアミドの上に製作した捺染物は、高い色強度と、酸性領域においてのみならず、アルカリ性の領域においても高い繊維−染料結合安定性とを有し、さらには、良好な耐光堅牢性及び良好な湿潤堅牢性、たとえば洗濯、水、クロス染色、ポッティング、及びアルカリ性又は酸性の汗に対する堅牢性を有している。
以下の実施例を、本発明を説明するために使用する。部及びパーセントは、特に記さない限り、重量基準である。重量部と容積部の関係は、キログラムとリットルの関係に等しい。実施例に化学式で記載する化合物は、ナトリウム塩の形で示すが、それは、それらの化合物がその塩、好ましくはナトリウム又はカリウム塩の形で一般に調製、単離され、それらの塩の形で染色に使用されるからである。以下の実施例、に記載される出発化合物は、遊離の酸の形、又は同様にそれらの塩、好ましくはナトリウム塩又はカリウム塩のようなアルカリ金属塩の形で合成に使用することができる。
実施例1
式(Ia−1)のブラウン色の染料を含む電解質含有染料粉体の29部と、
Figure 0006571082

式(IIa−1)のネービー色の染料を含む電解質含有染料粉体の71部とを、
Figure 0006571082
機械的に相互に混合する。
そのようにして得られた、本発明による染料混合物は、反応性染料で慣用される染色条件下で、羊毛にグレーからブラック色の染色を与える。
実施例2
式(Ia−2)のブラウン色の染料を含む電解質含有染料粉体の31部と、
Figure 0006571082
式(IIa−1)のネービー色の染料を含む電解質含有染料粉体の69部とを、
Figure 0006571082
機械的に相互に混合する。
そのようにして得られた、本発明による染料混合物は、反応性染料で慣用される染色条件下で、羊毛にグレーからブラック色の染色を与える。
実施例3
式(Ia−3)のブラウン色の染料を含む電解質含有染料粉体の33部と、
Figure 0006571082
式(Ia−4)のブラウン色の染料を含む電解質含有染料粉体の19部と、
Figure 0006571082
式(IIa−1)のネービー色の染料を含む電解質含有染料粉体の48部とを、
Figure 0006571082
機械的に相互に混合する。
そのようにして得られた、本発明による染料混合物は、反応性染料で慣用される染色条件下で、羊毛にグレーからブラック色の染色を与える。
以下の表の実施例はすべて、上で説明した配合で調製し、赤みがかったブラック色から途中も含めて緑がかったブラック色、黄色がかったブラック色に至るまで、各種のブラック色の染色を与える。
以下の実施例4〜199では、配合に式(Ia’)の染料を使用している。
Figure 0006571082

[式中、
Figure 0006571082
Mは、水素、ナトリウム、カリウム、及びリチウムであり、
*は結合点を意味している。]
以下の表の実施例はすべて、式(IIa−1)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−2)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−3)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−4)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−5)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−6)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−7)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−8)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIc−1)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−1)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−2)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−3)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIf−1)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IId−1)及び(Ia’)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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さらに、以下の実施例200〜395では、配合に、式(Ia”)の染料を使用している。
Figure 0006571082
[式中、
Figure 0006571082
Mは、水素、ナトリウム、カリウム、及びリチウムであり、
*は結合点を意味している。]
以下の表の実施例はすべて、式(IIa−1)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−2)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−3)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−4)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−5)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−6)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−7)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIa−8)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIc−1)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−1)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−2)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIb−3)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IIf−1)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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以下の表の実施例はすべて、式(IId−1)及び(Ia”)の染料を使用し、先に説明した配合で調製している。
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使用例1
実施例1〜3に従って得られた染料混合物の3部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)を添加する。次いで、酢酸(60%)を使用してそのpHを3.8〜4.2に調節する。その染浴に、100部の羊毛織布を浸漬させる。30分かけて温度を40℃にまで上昇させ、この温度で15分間維持してから、58分かけて98℃にまで昇温させ、この温度で90分かけて、染色を行わせる。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、その羊毛布地を洗浄し、アルカリ処理をしてから、スパンし、乾燥させる。そのようにして得られたグレー〜ダークブラックの染色は、市販製品たとえば「reactive black 5」よりも優れた堅牢性を示す。
使用例2
実施例1〜3に従って得られた染料混合物の2部及び塩化ナトリウムの60部を1000部の水に溶解させ、12部の炭酸ナトリウム及び0.5部の湿潤剤を添加する。この染浴に100部の綿布を浸漬させる。その染浴の温度を、0.5℃/分の速度で30℃にまで上昇させ、この温度で30分間保持してから、30分かけて60℃にまで昇温させ、この温度でさらに60分間維持する。その後で、その染色した製品を、まず水道水を用いて5分間すすぎ洗いする。60%強度の酢酸を用い、50℃で30〜40分間かけて、その染色した製品を中和させる。沸騰状態の水道水を用い、30〜40分間かけて、その製品をすすぎ洗いし、その後で、40〜50℃で20分かけて最終的なすすぎ洗いをして、乾燥させる。そのようにして得られる、強いダークブラウン〜ブラック色の染色は、総合的に良好な堅牢性を有している。
使用例3
実施例1〜3に従って得られた染料混合物の1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加する。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを4.5に調節する。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド織布を浸漬させる。50分間かけて温度を110℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施する。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させる。そのようにして得られる、強いダークブラウン〜ブラック色の染色は、総合的に良好な堅牢性及び繊維への良好な均染性を有している。
使用例4
シルケット綿からなる織布を、35g/Lの炭酸ナトリウムカルシウム、100g/Lの尿素及び150g/Lの低粘度のアルギン酸ナトリウム溶液(6%)を含む液でパジングし、次いで乾燥させる。液の付着率は70%である。そのようにして前処理した織物を、2%の実施例1〜3に従って得られた染料混合物、20%のスルホラン、0.01%のMergal K9N、及び77.99%の水を含む水性インクを用い、ドロップ−オン−デマンド(バブルジェット)インクジェット印字ヘッドを使用して捺染する。捺染物は完全に乾燥させる。飽和スチームの手段を用い102℃で8分間の加熱により固着させる。その捺染物を次いで温水洗いをし、95℃の熱水で堅牢洗いにかけ、温水洗いをしてから、乾燥させる。得られた捺染物は、総合的に良好な堅牢性を有している。
使用例5
実施例3に従って得られた染料混合物の3部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)を添加する。次いで、酢酸(60%)を使用してそのpHを3.8〜4.2に調節する。その染浴に、100部の羊毛織布を浸漬させる。30分かけて温度を40℃にまで上昇させ、この温度で15分間維持してから、58分かけて98℃にまで昇温させ、この温度で90分かけて、染色を行わせる。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、その羊毛布地を洗浄し、80℃でアルカリ処理をしてから、スパンし、乾燥させる。そのようにして得られたブラック色の染色は、現行品の高堅牢性「After−chrom Mordant」染料、特に「Mordant Black 9」と比較すると、同等の堅牢性を示し、特に重金属(Cr3+)の使用なしで、耐光堅牢性:>5(EN ISO 105 B02)及びポッティング堅牢性:4〜5(EN ISO 105 E09)の性能を有している。
比較例1(欧州特許第1155089号明細書による)
式(B)のオレンジ色の染料を含む電解質含有染料粉体の9.34部と、
Figure 0006571082
式(B−S)のオレンジ色の染料を含む電解質含有染料粉体の9.34部と、
Figure 0006571082
式(A)のネービー色の染料を含む電解質含有染料粉体の81.32部とを、
Figure 0006571082
機械的に相互に混合する。
得られたこの染料混合物の3部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)を添加する。次いで、酢酸(60%)を使用してそのpHを3.8〜4.2に調節する。その染浴に、100部の羊毛織布を浸漬させる。30分の間に温度を40℃にまで上昇させ、この温度で15分間維持してから、58分の間に98℃にまで昇温させ、この温度で90分かけて、染色を行わせる。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、その羊毛布地を洗浄し、80℃でアルカリ処理をしてから、スパンし、乾燥させる。
欧州特許第1155089号明細書による混合物を使用して得られたブラック色の染色物は、耐光堅牢性において、本発明の使用例5に比較して劣った性能を示す:
比較例1の耐光堅牢性:4(EN ISO 105 B02)。
本発明の使用例5の耐光堅牢性:>5(EN ISO 105 B02)。
したがって、本発明の染料混合物は、「After−Chrome」染料を使用して得られるものと同等の堅牢性を示し、クロムの後処理を必要としない、すべての他の公知の組合せよりも優れている、とまとめることができる。
本発明のブラック色の混合物は、良好なビルドアップ性を示すのみならず、「Black 5」ベースの混合物に比較して、優れたメタメリズム(metamerism)も示すということも見いだされた。タングステン光でのこの挙動は、「Black 5」ベースの製品の昔からの弱点であった。

Claims (8)

  1. 一般式(Ia)の少なくとも1種の染料、
    Figure 0006571082
    及び一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料、
    Figure 0006571082
    を含む、染料混合物。
    [式中、
    34〜R40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、アシル、N−アシルアミノ、又はSOMであり、
    Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
    Mは、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、又はモノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−(C〜C)−アルキルアンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は一価の有機カチオンであり、
    41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、アシル、N−アシルアミノ、又はSOMであり、
    dは、0又は1の整数であり、
    は、一般式(2a)の基であるが、ここで
    Figure 0006571082
    式中、
    cは、0又は1であり、
    及びRは、水素又はアルキルであり、
    RGは、一般式(3a)、(3b)又は(3c)の反応性末端基であり、
    Figure 0006571082
    式中、
    16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
    16はさらに、式(4a)の残基であってもよく、
    Figure 0006571082
    式中、
    22は、水素であり、
    15は、一般式(5a)又は(5b)から選択される基の一つであり、
    Figure 0006571082
    式中、
    23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、アルキル、又はアリールであり、
    25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、ハロゲン、アルキル、N−アシルアミノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アシル、アリーロイル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、SOM、又はCOOMであり、
    24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基である)である)であってよく、そして
    28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、
    *は結合点を意味している。]
  2. 一般式(Ib)の少なくとも1種の染料を含む、請求項1に記載の染料混合物。
    Figure 0006571082
    [式中、
    34、R35、R39、及びR40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSO Mであり、
    Mは、請求項1において定義されたものと同じであり、そして
    Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
  3. 一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料を含む、請求項1又は2に記載の染料混合物。
    Figure 0006571082
    [式中、式(IIa)又は(IIb)において、
    41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSOMであり、
    は、請求項1で定義されたものであるが、ここで
    cは、0又は1であり、
    及びRは、水素であり、
    16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
    22は、水素であり、
    23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、又はアリールであり、
    25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
    24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基である)である)であってよく、そして
    28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
  4. 式(Ib)の少なくとも1種の染料、
    Figure 0006571082
    及び一般式(IIa)又は(IIb)の少なくとも1種の染料、
    Figure 0006571082
    を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料混合物。
    [式中、
    34、R35、R39、及びR40のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSO Mであり、
    Mは、請求項1において定義されたものと同じであり、
    Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
    式(IIa)又は(IIb)において、
    41〜R48及びR57のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、又はSOMであり、
    は、請求項1で定義されたものであるが、ここで
    cは、0又は1であり、
    及びRは、水素であり、
    16〜R21は、互いに独立して、ハロゲンであり、
    22は、水素であり、
    23、R24、及びR26のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、又はアリールであり、
    25、R27、及びR28のそれぞれは、互いに独立して、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、SOM、又はCOOMであり、
    24はさらに、−CHCH−SO−X(ここで、Xは、ビニル又は基−CHCH−Y(ここで、Yは、アルカリ性条件下で除去可能な基である)である)であってよく、
    28はさらに、−SO−X(ここで、Xは先の定義と同じである)であってよく、Xは、ビニル又はβ−スルファトエチルである。]
  5. カルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を染色又は捺染するためのプロセスであって、前記カルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を、請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物と接触させることを含む、プロセス。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物を含む、デジタル織物捺染のためのインク。
  7. 合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びLyocell繊維からなる群より選択される繊維、さらにはそのような繊維のブレンド物を染色するための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物。
  8. 化学的及び/又は物理的のいずれかで結合された形で請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物を含む、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びLyocell繊維からなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物。
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