JP2006213911A - 繊維反応性アゾ染料の混合物、その製造及びその使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維反応性アゾ染料の混合物、その製造及びその使用を提供する。
【解決手段】例として下記のものが例示される。
Figure 2006213911

【選択図】なし

Description

本発明は、繊維反応性アゾ染料の技術分野に関する。
多数の繊維反応性染料が、特にセルロース系繊維のようなヒドロキシル及び/又はカルボキサミド含有繊維を染色又は捺染して黄色染色物を作製するのに有用であると、特許文献に記載されている。これらの染料のうちで、工業的に関心の対象となるのは、特に、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3から公知の染料である。
しかしながら、これらの従来の黄色染色染料は、特定の染色方法におけるそれらの使用、繊維の染色性、及びそれらを用いて取得しうる染色物の堅牢性に関する最新の要件を十分に満足するものではない。特許文献4には、さらに、黄色染色繊維反応性染料混合物が記載されているが、染料のビルドアップ性及び固着性、水溶性及び保存安定性、並びに堅牢性を改善することが必要とされる。
DE3102287 米国特許第5298607号明細書 EP0021105 DE19851497
従って、本発明は、公知の染料と比較して、ビルドアップ性や固着性などのような染色挙動が改善され、さらに、より良好な水溶性及び保存安定性を有し、しかも染色物が改善された堅牢性を有し且つ効率的に再現可能である、繊維反応性染料を提供することを目的とする。
それゆえ、本発明は、これらの要件を満足し且つ驚くべきことに際立って優れた堅牢性(中でも特に強調すべきは、耐アルカリ耐湿潤耐光堅牢性及び耐塩素堅牢性である)を有する染料混合物を提供する。
従って、本発明は、以下に記され且つ定義された一般式(1)で示される染料と、以下に記され且つ定義された一般式(2)で示される染料と、を含む染料混合物を提供する。
Figure 2006213911
Figure 2006213911
上記式中、
Mは、水素又はアルカリ金属、例えば、ナトリウム、カリウム、又はリチウムであり;
mは、1、2、又は3、好ましくは2又は3であり;
Dは、ベンゼン又はナフタレンの残基であり;
は、ビニルであるか、又は塩素、スルファト、チオスルファト、ホスファト、2〜5個の炭素原子のアルカノイルオキシ(例えばアセチルオキシ)、スルホベンゾイルオキシなどのようなアルカリ脱離性置換基によりβ位が置換されたエチルであり、好ましくはビニル及びスルファトエチルであり;
は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、1〜4個の炭素原子のアルコキシ、又はスルホであり;
は、アミノ、1〜4個の炭素原子の無置換アルキル、又はカルボキシル、スルホ、若しくは基
−SO−Y
(ここで、Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
により置換された1〜4個の炭素原子のアルキルであり;
は、水素、塩素、1〜4個の炭素原子のアルキル(例えばエチル、特にメチル)、1〜4個の炭素原子のアルコキシ(例えばエトキシ、特にメトキシ)、又はスルホであり、
は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、又は1〜4個の炭素原子のアルコキシであり、
Zは、ハロピリミジン類、ジクロロキノキサリン類、又はハロトリアジン類の系列に属する繊維反応性基であり、場合により、一般式
−NR−B−SO−Y
(ここで、
は、水素又はC〜Cアルキルであり、
Bは、C〜C−アルキレン、又はヘテロ原子が介在していても介在していなくてもよいC〜Cアルキレン、若しくはフェニレンであり、そして
Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
で示される基を有していてもよい。
「スルホ」基、「チオスルファト」基、「カルボキシル」基、「ホスファト」基、及び「スルファト」基は、それらの酸形だけでなくそれらの塩形をも包含する。従って、スルホ基とは、一般式−SOMに相当する基であり、チオスルファト基とは、一般式−S−SOMに相当する基であり、カルボキシル基とは、一般式−COOMに相当する基であり、ホスファト基とは、一般式−OPOに相当する基であり、そしてスルファト基とは、一般式−OSOMに相当する基である。それらのいずれにおいても、Mは先に定義した通りである。
アルカリMは、特に、リチウム、ナトリウム、及びカリウムである。好ましくは、Mは、水素又はナトリウムである。
本発明に係る混合物中の染料(1):染料(2)のモル比は、好ましくは90:10〜50:50の範囲内、より好ましくは80:20〜60:40の範囲内である。
一般式(1)で示される染料は、例えば、DE3102287、米国特許第5298607号明細書、及びEP0021105から公知である。一般式(2)で示される染料は、DE1911427出願に記載されており、そこに与えられている処方に従って同様に調製可能である。
本発明に係る染料混合物に供される一般式(2)で示される好ましい染料は、(MOS)−D−基が、モノスルホフェニル基、ジスルホフェニル基、ジスルホナフト−2−イル基、及びトリスルホナフト−2−イル基、中でもより好ましくは、2−スルホフェニル基、2,5−ジスルホフェニル基、2,4−ジスルホフェニル基、4,8−ジスルホナフト−2−イル基、6,8−ジスルホナフト−2−イル基、5,7−ジスルホナフト−2−イル基、3,6,8−トリスルホナフト−2−イル基、又は4,6,8−トリスルホナフト−2−イル基である染料である。
本発明に係る染料混合物は、個々の染料を機械的に混合するなどの従来方式により調製可能である。この場合、染料は、染料粉末若しくは顆粒の形態であってもよいし、合成されたままの溶液の形態であってもよいし、一般的に個々の染料の水溶液であってもよく、さらに通常の助剤を含有していてもよい。
本発明に係る染料混合物は、固体又は液体(溶解)の形態の調製物として存在しうる。固体の形態のとき、それらは、水溶性染料(特に繊維反応性染料)の場合に慣用される電解質塩、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、及び硫酸ナトリウムを必要な程度まで含有し、そして商用の染料で慣用される助剤、例えば、水溶液のpHを3〜7に設定可能な緩衝物質(例えば、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、及びリン酸水素二ナトリウム)、さらには、染色助剤、防塵剤、及び少量の乾燥剤をさらに含有していてもよく;液体の形態の水溶液(捺染糊で慣用されるタイプの増粘剤を成分として含む)として存在するとき、それらはまた、これらの調製物の寿命を確実に長くする物質(例えば防黴剤)を含有していてもよい。
固体の形態のとき、本発明に係る染料混合物は、一般的には、電解質塩を含有し、且つ1種以上の上述した助剤を含んでいても含んでいなくてもよい、一般的に調製物と称される粉末又は顆粒として存在する。調製物中には、染料混合物は、それを含有する調製物を基準にして20〜90重量%で存在する。緩衝物質は、一般的には、調製物を基準にして全量で5重量%までの量で存在する。
本発明に係る染料混合物が水溶液の形態で存在する場合、これらの水溶液の全染料含有量は、水溶液を基準にして、約50重量%まで、例えば、5〜50重量%であり、これらの水溶液の電解質塩含有量は、好ましくは10重量%未満であり;水溶液(液体調製物)は、一般的には5重量%まで、好ましくは2重量%までの量で前述の緩衝物質を含有しうる。
本発明に係る染料混合物は、有用な適用性を有する。それらは、例えば、紙や皮革などのシート状の形態、若しくはポリアミドなどで構成されたフィルムの形態、又はポリアミドやポリウレタンなどのバルク中のヒドロキシル及び/又はカルボキサミド含有材料を染色又は捺染するために使用されるが、特に、繊維形態のこれらの材料を染色又は捺染するために使用される。同様に、本発明に係る染料混合物の合成されたままの溶液は、適切であれば緩衝物質を添加した後、適切であれば濃縮又は希釈を行った後、液体調製物として染色に直接使用しうる。
従って、本発明はまた、これらの材料を染色又は捺染するための本発明に係る染料混合物の使用を提供し、もっと正確に言えば、着色剤として本発明に係る染料混合物を用いることにより又はその各成分(染料)を個別に用いて一体化させることにより従来方式でこれらの材料を染色又は捺染する方法を提供する。材料は、好ましくは繊維材料の形態で、特にテキスタイル繊維の形態で、例えば織布又は糸(例えば、ハンク又は巻き取られたパッケージの形態の糸)の形態で利用される。
ヒドロキシル含有材料は、セルロース繊維材料又はその再生品及びポリビニルアルコールのような天然又は合成由来の材料である。
セルロース繊維材料は、好ましくは綿繊維であるが、リネン繊維、麻繊維、ジュート繊維、及びラミー繊維のような他の植物繊維であってもよく;再生セルロース繊維は、例えば、ステープルビスコース繊維及びフィラメントビスコース繊維、さらには化学修飾されたセルロース繊維、例えば、アミノ化セルロース繊維又は国際公開第96/37641号パンフレット及び国際公開第96/37642号パンフレット並びにEP−A−0538785及びEP−A−0692559などに記載されているような繊維である。
カルボキサミド含有材料とは、例えば、合成及び天然のポリアミド及びポリウレタン(特に繊維の形態のもの)であり、例えば、羊毛及び他の獣毛、絹、皮革、ナイロン−6,6、ナイロン−6、ナイロン−11、及びナイロン−4が挙げられる。
本発明に係る染料混合物は、水溶性染料(特に繊維反応性染料)のための公知の適用技術により、記載の基材(特に記載の繊維材料)上に適用し固着させうる。例えば、セルロース繊維上では、それらは、必要な範囲内で種々の酸結合剤及び場合により中性塩(例えば、塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウム)を用いて、高浴比染液から、さらには低浴比染液から、例えば5:1〜100:1、好ましくは6:1〜30:1の染液対布地比で、吸尽法により、非常に良好なカラーイールドを有する染色物を生成する。適用は、好ましくは水性浴から、40〜105℃の温度で、場合により大気圧超の圧力下で130℃までの温度で行われるが、好ましくは30〜95℃、特に45〜65℃で、通常の染色助剤の存在下又は不在下で行われる。ここで実行可能な一方法では、温浴中に材料を導入し、所望の染色温度まで浴を徐々に加熱し、そしてその温度で染色処理を完了する。染料の吸尽を加速する中性塩は、望ましい場合にかぎって、実際の染色温度に到達した後、浴に添加しうる。
パディング法でも、同様に、セルロース繊維上で優れたカラーイールド及び非常に良好なカラービルドアップが提供される。この場合、染料は、従来方式で、室温又は高温(例えば60℃まで)でバッチングすることにより、又は連続方式で、例えば、パッド−ドライ−パッドスチーム法により、蒸熱により、若しくは乾熱により、固着可能である。
同様に、セルロース繊維に対して通常の捺染法を用いると、明瞭な輪郭及び鮮やかな白地を有する色の濃い捺染物が得られる。この場合、例えば、重炭酸ナトリウム若しくはなにか他の酸結合剤を含有する捺染糊を用いて捺染し、続いて100〜103℃で蒸熱することにより、一段階で行うこともできるし、或いは、例えば、中性若しくは弱酸性の捺染糊を用いて捺染し、次に、捺染された材料を高温電解質含有アルカリ浴中に通すか又はアルカリ性電解質含有パディング液でオーバーパディングしてからアルカリオーバーパディングされた材料をバッチング若しくは蒸熱処理若しくは乾熱処理するかのいずれかで固着させることにより、二段階で行うこともできる。もし仮に固着条件の変動により捺染結果が影響を受けたとしても、その影響はごくわずかにすぎない。
通常の熱固着法に従って乾熱により固着させる場合、120〜200℃の熱風が使用される。101〜103℃の通常のスチームのほかに、160℃までの温度の過熱スチーム及び高圧スチームを使用することも可能である。
セルロース繊維上への本発明に係る染料混合物の染料の固着を行う酸結合剤は、例えば、アルカリ金属(アルカリ土類金属でもよい)と無機酸若しくは有機酸との水溶性塩基性塩又は加熱時にアルカリを遊離する化合物であり、アルカリ金属ケイ酸塩でもよい。特に好適なのは、アルカリ金属水酸化物及び酸性度が弱〜中位の無機酸又は有機酸のアルカリ金属塩であり、この場合、好ましいアルカリ金属化合物は、ナトリウム及びカリウムの化合物である。そのような酸結合剤は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ギ酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、トリクロロ酢酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、若しくは水ガラス、又はそれらの混合物、例えば、水酸化ナトリウム水溶液と水ガラスとの混合物である。
本発明に係る染料混合物を、染色又は捺染によりセルロース繊維材料に適用する場合、卓越した色強度が得られることが特筆すべき点であり、この色強度は、時には、アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物の不在下で又はそのごく少量の存在下で達成可能である。これらの特別な場合には、例えば、薄い色調度では電解質塩は必要とされず、中程度の色調度では5g/l以下の電解質塩が必要とされ、濃い色調度では10g/l以下の電解質塩が必要とされる。
本発明によれば、薄い色調度とは、染色される基材を基準にして2重量%の染料の使用を意味し、中程度の色調度とは、染色される基材を基準にして2〜4重量%の染料の使用を意味し、濃い色調度とは、染色される基材を基準にして4〜10重量%の染料の使用を意味する。
本発明に係る染料混合物を用いて取得可能な染色物及び捺染物は、鮮やかな色調を有し;より特定的には、セルロース繊維材料の染色物及び捺染物は、良好な耐光堅牢性及びとりわけ良好な耐湿潤堅牢性(例えば、洗濯、縮絨、水、海水、クロス染め、並びに酸性及びアルカリ性の汗に対する堅牢性)、さらにはプリーティング、ホットプレッシング、及びラビングに対する良好な堅牢性を有する。さらに、すすぎにより非固着染料部分を除去する通常の後処理を行った後に得られるセルロース染色物は、優れた耐湿潤堅牢性を呈する。これは、特に、冷水への溶解性が良好であることから非固着染料部分が容易に洗浄除去されるからである。本発明に係る染料混合物を用いて取得可能な染色物及び捺染物は、非常に良好な耐アルカリ耐湿潤耐光堅牢性により、さらには優れた耐塩素堅牢性により特性付けられる。
さらに、本発明に係る染料混合物は、羊毛の繊維反応性染色に使用することもできる。このほか、抗フェルト化仕上げ又は低フェルト化仕上げ〔例えば、エイチ・ラス(H.Rath)著,繊維化学テキスト(Lehrbuch der Textilchemie),シュプリンガー・フェアラーク(Springer−Verlag)刊,第3版(1972年),p.295−299,特に、ハーコセット(Hercosett)法による仕上げ(p.298)、並びに染料染色学会誌(J.Soc.Dyers and Colourists)1972年,p.93−99及び1975年,p.33−44を参照されたい。〕の施された羊毛を染色した場合にも、非常に良好な堅牢性が得られる。羊毛への染色処理は、ここでは、酸性媒体から従来方式で行われる。例えば、所望のpHを得るために、酢酸及び/若しくは硫酸アンモニウム又は酢酸及び酢酸アンモニウム若しくは酢酸ナトリウムを染浴に添加することができる。許容しうる均染度の染色物を得るために、例えばシアヌル酸クロリドと3倍モル量のアミノベンゼンスルホン酸及び/若しくはアミノナフタレンスルホン酸との反応生成物をベースとする均染剤又は例えばステアリルアミンとエチレンオキシドとの反応生成物をベースとする均染剤のような通常の均染剤を添加することが望ましい。例えば、本発明に係る染料混合物を、好ましくは、最初にpH制御下で約3.5〜5.5のpHを有する酸性染浴からの吸尽処理に付し、次に、染色時間の終点に向かってpHを中性に、場合によりpH8.5までの弱アルカリ性の領域に変化させることにより、特に、非常に濃い染色物が得られるように、本発明に係る染料混合物の染料と繊維との十分な反応結合を生成させる。それと同時に、反応による結合がなされなかった染料部分を除去する。
本明細書に記載の手順はまた、他の天然のポリアミド又は合成のポリアミド及びポリウレタンで構成された繊維材料の染色物を得るためにも利用できる。一般的には、染色される材料を約40℃の温度の浴に導入し、それをしばらく攪拌してから、所望の弱酸性pH(好ましくは弱酢酸酸性pH)になるように染浴を調節し、そして60〜98℃の温度で実際の染色を行う。しかしながら、沸騰させた状態で染色を行ったり、密閉染色装置中で106℃までの温度で染色を行ったりすることも可能である。本発明に係る染料混合物の水溶性は非常に良好であるので、通常の連続染色処理にも有利に利用することができる。本発明に係る染料混合物の色強度は、非常に高い。
上述した染料混合物はまた、ディジタルテキスタイル捺染用の捺染インクの成分として配合することも可能である。
本発明に係る捺染インクは、1種以上の前述の反応性染料混合物を、インクの全重量を基準にして、例えば0.1重量%〜50重量%の量で、好ましくは1重量%〜30重量%の量で、より好ましくは1重量%〜15重量%の量で含む。それらはまた、前述の反応性染料混合物と、テキスタイル捺染に使用される他の反応性染料と、の組合せを包含しうる。
連続フロー法で使用されるインクでは、電解質を添加することにより0.5〜25mS/mの導電率に設定することができる。
有用な電解質としては、例えば、硝酸リチウム及び硝酸カリウムが挙げられる。
本発明に係る染料インクは、全量で1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の有機溶媒を含みうる。
好適な有機溶媒は、例えば、
アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール、ペンチルアルコール、多価アルコール類、例えば:1,2−エタンジオール、1,2,3−プロパントリオール、ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、2,3−プロパンジオール、ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキサンジオール、D,L−1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、2−(2−プロポキシエトキシ)エタノール、
ポリアルキレングリコール類、例えば:ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
2〜8個のアルキレン基を有するアルキレングリコール類、例えば:モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、チオグリコール、チオジグリコール、ブチルトリグリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
多価アルコールの低級アルキルエーテル類、例えば:エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジメトキシプロパン、ジオキサン、エチルペンチルエーテル、
ポリアルキレングリコールエーテル類、例えば:ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールグリセロールエーテル、ポリエチレングリコールトリデシルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、
アミン類、例えば:メチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジブチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−アセチルエタノールアミン、N−ホルミルエタノールアミン、エチレンジアミン、
ウレア誘導体、例えば:ウレア、チオウレア、N−メチルウレア、N,N’−イプシロンジメチルウレア、エチレンウレア、1,1,3,3−テトラメチルウレア、
アミド類、例えば:ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトアミド、ケトン類又はケトアルコール類、例えば:アセトン、ジアセトンアルコール、環状エーテル類、例えば;テトラヒドロフラン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2−ブトキシエタノール、ベンジルアルコール、2−ブトキシエタノール、ガンマブチロラクトン、イプシロン−カプロラクタム、ピリジン、ピペリジン、
さらには、スルホラン、ジメチルスルホラン、メチルスルホラン、2,4−ジメチルスルホラン、ジメチルスルホン、ブタジエンスルホン、ジメチルスルホキシド、ジブチルスルホキシド、N−シクロヘキシルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン、2−ピロリドン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、1,3−ビスメトキシメチルイミダゾリジン、ブチロラクトン、トリメチルプロパン、1,2−ジメトキシプロパン、エチルアセテート、エチレンジアミンテトラアセテート、
である。
本発明に係る捺染インクは、通常の添加剤、例えば、20〜50℃の温度範囲内で1.5〜40.0mPaの範囲内の粘度に設定する粘度調整剤をさらに含みうる。好ましいインクは、1.5〜20mPaの粘度を有し、とりわけ好ましいインクは、1.5〜15mPaの粘度を有する。
有用な粘度調整剤には、レオロジー添加剤、例えば、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエーテルポリオール、会合性増粘剤、ポリウレア、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテルウレア、ポリウレタン、非イオン性セルロースエーテルが包含される。
さらなる添加剤として、本発明に係るインクは、必要であれば使用される方法(熱技術又はピエゾ技術)の機能として適合している20〜65mN/mの表面張力に設定する界面活性物質を含みうる。
有用な界面活性物質には、例えば:すべての界面活性剤、好ましくは非イオン性界面活性剤、ブチルジグリコール、1,2−ヘキサンジオールが包含される。
インクは、通常の添加剤、例えば、真菌及び細菌の増殖を阻止する物質を、インクの全重量を基準にして0.01〜1重量%の量でさらに含みうる。
インクは、水中で成分を混合することによる従来方式で調製しうる。
本発明に係る染料インクは、多種多様な前処理された材料、例えば、絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維、及びポリウレタン、特に任意の種類のセルロース系繊維材料に捺染するためのインクジェット捺染法に有用である。そのような繊維材料は、例えば、天然セルロース繊維、具体的には、綿、リネン、及び麻、さらにはパルプ及び再生セルロースである。また、本発明に係る捺染インクは、ブレンド布、例えば、綿、絹、羊毛と、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維と、のブレンドとして存在する前処理されたヒドロキシル又はアミノ含有繊維を捺染するのに有用である。
捺染インクがすでに反応性染料用の固着化学物質及び増粘剤をすべて含有している従来のテキスタイル捺染とは対照的に、インクジェット捺染では、個別の前処理工程で助剤をテキスタイル基材に適用しなければならない。
テキスタイル基材、例えば、セルロース繊維及び再生セルロース繊維、さらには絹及び羊毛の前処理は、捺染前に水性アルカリ液を用いて行われる。反応性染料を固着させるために、アルカリ、例えば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アルカリ供与体、例えば、クロロ酢酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ヒドロトロピー物質、例えば、ウレア、還元防止剤、例えば、ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム、さらには捺染インクを適用したときに可動性物質の流動を防止する増粘剤、例えば、アルギン酸ナトリウム、変性ポリアクリレート、又は高エーテル化ガラクトマンナンが必要である。
これらの前処理試薬は、好適なアプリケーター、例えば、二本若しくは三本ロールパッド、無接触スプレーイング技術、泡利用の方法、又は適切に適合化されたインクジェット技術により、規定量のテキスタイル基材に均一に適用され、その後、乾燥される。
捺染後、テキスタイル繊維材料を120〜150℃で乾燥させ、その後、固着させる。
反応性染料を用いて作製されたインクジェット捺染物の固着は、室温で行ってもよいし、或いは飽和スチームを用いて、過熱スチームを用いて、熱風を用いて、マイクロ波を用いて、赤外線を用いて、レーザー若しくは電子ビームを用いて、又は他の好適なエネルギー移動法を用いて、行ってもよい。
一相固着法と二相固着法とは、次のように区別される。
一相固着では、必要な固着化学物質はすでにテキスタイル基材上に存在する。
二相固着では、この前処理は不必要である。固着は、単にアルカリを必要とするにすぎず、アルカリは、インクジェット捺染に続いて中間乾燥を行うことなく適用され、その後、固着処理が行われる。ウレアや増粘剤のようなさらなる添加剤は必要とされない。固着に続いて、捺染物の後処理が行われる。これは、良好な堅牢性、高い輝度、及び完璧な白地を得るための前提条件である。
本発明に係る染料インクを用いて作製された捺染物(特に、セルロース系繊維材料の捺染物)は、酸性領域だけでなくアルカリ性領域においても高い色強度及び高い繊維−染料結合安定性を有し、しかも良好な耐光堅牢性及び非常に良好な耐湿潤堅牢性、例えば、洗濯、水、海水、クロス染め、及び汗に対する堅牢性を有するとともに、プリーティング、ホットプレッシング、及びラビングに対しても良好な堅牢性を有する。
以下の実施例を用いて本発明について具体的に説明する。部及びパーセントは、別段の記載がないかぎり重量基準である。重量部と体積部との関係は、キログラムとリットルとの関係に対応する。実施例中で式により記述された化合物は、ナトリウム塩の形態で記されている。なぜなら、それらは、一般的には、それらの塩(好ましくは、ナトリウム塩又はカリウム塩)の形態で調製され、単離され、そして塩の形態で染色に使用されるからである。以下の実施例(特に、表に記載の実施例)に記述された出発化合物は、遊離酸の形態でも、それらの塩(好ましくは、ナトリウム塩又はカリウム塩のようなアルカリ金属塩)の形態でも同様に合成に使用することができる。
実施例1
130部の下記式(A−1)で示される染料を含む1000部の水溶液(例えば、この染料の合成されたままの溶液)と、70部の下記式(B−1)で示される染料を含む1000部の水溶液(例えば、この染料の合成されたままの溶液)と、を互いと混合する(ここで、Mは先に定義した通りであり、好ましくはナトリウムである)。
Figure 2006213911
混ぜ合わされた溶液から、染料(A−1)と染料(B−1)とのモル混合比が60:40である本発明に係る染料混合物を、例えば、染料溶液をスプレー乾燥させるなどの従来方式により単離する。塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムのような合成に由来する電解質塩を含む得られた本発明に係る染料混合物は、非常に良好な染色性を示し、例えば、綿繊維又は再生セルロース繊維のようなセルロース系繊維材料上で、繊維反応性染料に慣用される吸尽染色法により、良好な耐塩素堅牢性を有する高強度且つ均一の黄色染色物を提供する。
実施例2
150部の式(A−2)で示される染料
Figure 2006213911
を含む1000部の合成されたままの水溶液と、31.4部の式(B−1)で示される染料を含む500部の合成されたままの水溶液と、を混合し(ここで、Mは先に定義した通りであり、好ましくはナトリウムである)、染料溶液をスプレー乾燥させるなどの従来方式により、本発明に係る染料混合物を単離する。塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムのような合成に由来する電解質塩を含み、染料(A−2)と染料(B−1)とのモル混合比が70:30である、得られた本発明に係る染料混合物は、非常に良好な染色性を示し、例えば、綿繊維又は再生セルロース繊維のようなセルロース系繊維材料上で、繊維反応性染料に慣用されるコールドパッドバッチ法により、良好な耐塩素堅牢性を有する高強度且つ均一の黄色染色物を提供する。
実施例3
147部の下記式(A−3)で示される染料
Figure 2006213911
を含む800部の水溶液と、18.3部の式(B−1)で示される染料を含む400部の水溶液と、を互いと混合する。
混ぜ合わされた溶液から、染料(A−3)と染料(B−1)とのモル混合比が80:20である本発明に係る染料混合物を、例えば、染料溶液をスプレー乾燥させるなどの従来方式により単離する。塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムのような合成に由来する電解質塩を含む得られた本発明に係る染料混合物は、非常に良好な染色性を示し、例えば、綿繊維又は再生セルロース繊維のようなセルロース系繊維材料上で、繊維反応性染料に慣用される吸尽染色法により、良好な耐塩素堅牢性を有する高強度且つ均一の黄色染色物を提供する。
実施例4−38
以下の表に記載の実施例により、表の末尾に記された式(ここで、Mは先に定義した通りである)で示される染料を含む本発明に係る染料混合物についてさらに説明する。混合物は、非常に良好な適用性を有し、説明の部分に挙げられた材料上に、特にセルロース系繊維材料上に、染色及び捺染技術で慣用される適用法により、好ましくは繊維反応性染料の技術分野で慣用される適用法及び固着法により、良好な堅牢性及び良好なカラービルドアップ性を有する高強度の黄色の染色物及び捺染物を提供する。
Figure 2006213911
Figure 2006213911
Figure 2006213911
Figure 2006213911
Figure 2006213911

Claims (12)

  1. 以下に記され且つ定義された一般式(1)
    Figure 2006213911
    で示される染料と、以下に記され且つ定義された一般式(2)
    Figure 2006213911
    で示される染料と、を含む、染料混合物。
    ただし、上記式中、
    Mは、水素又はアルカリ金属であり;
    mは、1、2、又は3であり;
    Dは、ベンゼン又はナフタレンの残基であり;
    は、ビニルであるか、又はアルカリ脱離性置換基によりβ位が置換されたエチルであり;
    は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、1〜4個の炭素原子のアルコキシ、又はスルホであり;
    は、アミノ、又は1〜4個の炭素原子の無置換アルキル、又はカルボキシル、スルホ、若しくは基
    −SO−Y
    (ここで、Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
    により置換された1〜4個の炭素原子のアルキルであり;
    は、水素、塩素、1〜4個の炭素原子のアルキル、1〜4個の炭素原子のアルコキシ、又はスルホであり、
    は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、又は1〜4個の炭素原子のアルコキシであり、
    Zは、ハロピリミジン類、ジクロロキノキサリン類、又はハロトリアジン類の系列に属する繊維反応性基であり、場合により、一般式
    −NR−B−SO−Y
    (ここで、
    は、水素又はC〜Cアルキルであり、
    Bは、C〜C−アルキレン、又はヘテロ原子が介在していても介在していなくてもよいC〜Cアルキレン、若しくはフェニレンであり、そして
    Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
    で示される基を有していてもよい。
  2. 以下に記され且つ定義された一般式(1)で示される染料と、以下に記され且つ定義された一般式(2)で示される染料と、を含む、請求項1に記載の染料混合物。
    Figure 2006213911
    ただし、上記式中、
    Mは、水素、又はナトリウム、カリウム、若しくはリチウムであり;
    Dは、ベンゼン又はナフタレンの残基であり;
    mは、2又は3であり;
    は、ビニルであるか、又は塩素、スルファト、チオスルファト、ホスファト、アセチルオキシ、若しくはスルホベンゾイルオキシによりβ位が置換されたエチルであり;
    は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、1〜4個の炭素原子のアルコキシ、又はスルホであり;
    は、アミノ、又は1〜4個の炭素原子のアルキル、又はカルボキシル、スルホ、若しくは基
    −SO−Y
    (ここで、Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
    により置換された1〜4個の炭素原子のアルキルであり;
    は、水素、メチル、メトキシ、エトキシ、塩素、又はスルホであり、
    は、水素、1〜4個の炭素原子のアルキル、又は1〜4個の炭素原子のアルコキシであり、
    Zは、ハロピリミジン類、ジクロロキノキサリン類、又はハロトリアジン類の系列に属する繊維反応性基であり、場合により、一般式
    −NR−B−SO−Y
    (ここで、
    は、水素又はC〜Cアルキルであり、
    Bは、C〜C−アルキレン、又はヘテロ原子が介在していても介在していなくてもよいC〜Cアルキレン、若しくはフェニレンであり、そして
    Yは、Yの意味のうちの1つを有する)
    で示される基を有していてもよい。
  3. が、メチル又はアミノであり、
    が、水素、メチル、メトキシ、エトキシ、又は塩素であり、
    が、水素であり、そして
    が、ビニル又はβ−スルファトエチルである、
    請求項1又は2に記載の染料混合物。
  4. が−NH−CO−R基に対してパラ位にある、請求項1又は2に記載の染料混合物。
  5. 前記染料(1)及び前記染料(2)が80:20〜60:40の範囲内のモル混合比で存在する、請求項1〜4の少なくとも1項に記載の染料混合物。
  6. ヒドロキシル及び/又はカルボキサミド含有材料(特に繊維材料)を染色及び捺染するための、請求項1に記載の染料混合物の使用。
  7. ヒドロキシル及び/又はカルボキサミド含有材料(特に繊維材料)を染色する方法であって、1種以上の染料を該材料に適用し、熱を利用して、又はアルカリ剤の助けを借りて、又はその両方の手段を利用して、該材料に固着させることを含み、請求項1に記載の染料混合物を染料として利用する、上記方法。
  8. インクジェット法によりテキスタイル捺染するための水性捺染インクであって、請求項1〜6に記載の1種以上の染料混合物を、該インクの全重量を基準にして0.01重量%〜40重量%含む、上記水性捺染インク。
  9. 水性捺染インクの全重量を基準にして1%〜40%の有機溶媒を含む、請求項1〜6又は8に記載のインクジェット法によりテキスタイル捺染するための水性捺染インク。
  10. 水性捺染インクの全重量を基準にして10%〜30%の有機溶媒を含む、請求項1〜6又は9に記載のインクジェット法によりテキスタイル捺染するための水性捺染インク。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のインク又は染料混合物のうちの1種を利用することを含む、インクジェット法によりテキスタイル繊維材料を捺染する方法。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のインク又は染料混合物を用いてディジタル捺染された、天然若しくは再生セルロース系繊維、皮革、羊毛、絹、ポリアミド繊維、又はポリウレタン合成繊維。
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