JP6558213B2 - 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6558213B2
JP6558213B2 JP2015210988A JP2015210988A JP6558213B2 JP 6558213 B2 JP6558213 B2 JP 6558213B2 JP 2015210988 A JP2015210988 A JP 2015210988A JP 2015210988 A JP2015210988 A JP 2015210988A JP 6558213 B2 JP6558213 B2 JP 6558213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
semiconductor wafer
dicing
region
via hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015210988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016105463A (ja
Inventor
浩次 江口
浩次 江口
中野 敬志
敬志 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to US15/515,212 priority Critical patent/US10026663B2/en
Priority to PCT/JP2015/005681 priority patent/WO2016079969A1/ja
Publication of JP2016105463A publication Critical patent/JP2016105463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6558213B2 publication Critical patent/JP6558213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/30Structural arrangements specially adapted for testing or measuring during manufacture or treatment, or specially adapted for reliability measurements
    • H01L22/32Additional lead-in metallisation on a device or substrate, e.g. additional pads or pad portions, lines in the scribe line, sacrificed conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02002Preparing wafers
    • H01L21/02005Preparing bulk and homogeneous wafers
    • H01L21/02008Multistep processes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02002Preparing wafers
    • H01L21/02005Preparing bulk and homogeneous wafers
    • H01L21/02035Shaping
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/30Structural arrangements specially adapted for testing or measuring during manufacture or treatment, or specially adapted for reliability measurements
    • H01L22/34Circuits for electrically characterising or monitoring manufacturing processes, e. g. whole test die, wafers filled with test structures, on-board-devices incorporated on each die, process control monitors or pad structures thereof, devices in scribe line

Description

本発明は、半導体ウェハ、および当該半導体ウェハをダイシングラインに沿ってダイシングすることで半導体装置を製造する半導体装置の製造方法に関するものである。
従来より、半導体ウェハのチップ形成領域に所定の半導体素子を形成すると共に、ダイシングラインに当該半導体素子の特性を検査するための検査素子(TEG素子)を形成し、検査素子を検査することによって半導体素子の特性を検査した後、半導体ウェハをダイシングラインに沿ってダイシングすることで半導体装置を製造する製造方法が知られている。なお、ダイシングラインには、検査素子と共に、当該検査素子と電気的に接続されると共に、検査機器のプローブ針が当接される金属膜で構成されたパッドも形成されている。
しかしながら、半導体ウェハをダイシンラインに沿ってダイシングブレードでダイシングする際、検査素子と接続されるパッド(金属膜)をダイシングするときにパッドを構成する金属粒子がダイシングブレードに付着する。このため、金属粒子が付着することによってダイシングブレードからダイシングライン(半導体ウェハ)に不規則な応力が印加され易くなり、ダイシングラインにチッピングやクラックが発生することがある。そして、当該チッピングやクラックがチップ形成領域に伝播されると、半導体装置の特性が変化してしまうことになる。
この問題を解決するため、例えば、特許文献1には、ダイシングラインにおいて、隣接するチップ形成領域の一方のチップ形成領域側にパッドを寄せた半導体ウェハを用意し、ダイシングする際、ダイシングブレードのうちの他方のチップ形成領域側の部分をパッドに当接させないようにすることが開示されている。これによれば、半導体ウェハをダイシングブレードでダイシングする際、ダイシングブレードのうちの他方のチップ形成領域側の部分がパッドと接触しないため、当該部分に金属粒子が付着することを抑制できる。つまり、ダイシングブレードに付着する金属粒子の総量を低減できる。このため、ダイシングラインにチッピングやクラックが発生することを抑制できる。
特開2012−256787号公報
しかしながら、上記半導体装置の製造方法では、ダイシングラインにおいて、全てのパッドを一方のチップ形成領域側に寄せて配置しているため、当該一方のチップ形成領域側に大きな応力が発生する可能性がある。このため、当該応力によってチッピングやクラック等が発生する可能性がある。
また、パッドを極めて小さくすることにより、ダイシングブレードでダイシングされる金属膜(パッド)を減らすことも考えられる。しかしながら、パッドを極めて小さくした場合、プローブ針をパッドに当接させるために高度な位置精度が必要になり、製造工程が複雑化するという問題が発生する。さらに、パッドに整合するプローブ針を新たに用意しなければならないという問題も発生する。
本発明は上記点に鑑みて、製造工程を複雑化することなく、ダイシングラインにチッピングやクラックが発生することを抑制できる半導体ウェハおよびそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数のチップ形成領域(10)がダイシングライン(20)にて区画されており、複数のチップ形成領域それぞれに半導体素子が形成され、ダイシングラインに半導体素子と同じ特性を有する複数の検査素子(21)および検査素子と電気的に接続される複数のパッド(22)が形成された半導体ウェハ(1)を用意する工程と、検査素子の特性を検査することによって半導体素子の特性を検査する工程と、半導体ウェハをダイシングラインに沿ってダイシングブレード(30)でダイシングする工程と、を行う半導体装置の製造方法において、半導体ウェハを用意する工程では、ダイシングラインの幅がダイシングブレードでダイシングされるカット領域(20a)よりも広くされ、複数のパッドの一部がダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の一方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該一方のチップ形成領域側の部分がカット領域から突出すると共に当該一方のチップ形成領域側の部分と反対側の部分がカット領域内に位置し、複数のパッドの残部がダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の他方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該他方のチップ形成領域側の分がカット領域から突出すると共に当該他方のチップ形成領域側の部分と反対側の部分がカット領域内に位置し、さらに、複数のパッドがダイシングライン内のみに形成されていると共に検査素子のみと接続されたものを用意し、ダイシングする工程では、一方のチップ形成領域側に形成された一部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの他方のチップ形成領域側の部分が当該パッドと当接せず、他方のチップ形成領域側に形成された残部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの一方のチップ形成領域側の部分が当該パッドと当接しないように、半導体ウェハをダイシングブレードでダイシングすることを特徴としている。
これによれば、ダイシングラインに形成されたパッドは、一部が隣接するチップ形成領域の一方のチップ形成領域側に形成され、残部が他方のチップ形成領域側に形成されている。このため、ダイシングする際、片方のチップ形成領域側のみに大きな応力が印加されることを抑制できる。
また、ダイシングラインをダイシングする際、一方のチップ形成領域側に形成された一部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの他方のチップ形成領域側の部分が当該パッドと当接せず、他方のチップ形成領域側に形成された残部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの一方のチップ形成領域側の部分がパッドと当接しないようにしている。このため、ダイシングブレードのうちのパッドと当接しない部分に金属粒子が付着することを抑制でき、ダイシングラインにチッピングやクラックが発生することを抑制できる。
さらに、パッドを極めて小さくする必要もないため、従来と同様のプローブ針を備える検査機器を用いることができる。つまり、本願請求項1に記載の発明によれば、製造工程を複雑化することなく、ダイシングラインにチッピングやクラックが導入されることを抑制できる。
また、請求項12に記載の発明では、ダイシングライン(20)にて区画された複数のチップ形成領域(10)と、ダイシングラインに形成され、複数のチップ形成領域それぞれに形成された半導体素子と同じ特性を有する複数の検査素子(21)と、ダイシングラインに形成され、それぞれの検査素子と電気的に接続される複数のパッド(22)と、を備える半導体ウェハにおいて、ダイシングラインは、幅がダイシングブレードでダイシングされるカット領域(20a)よりも広くされ、複数のパッドは、一部がダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の一方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該一方のチップ形成領域側の部分がカット領域から突出すると共に当該一方のチップ形成領域側の部分と反対側の部分がカット領域内に位置し、残部がダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の他方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該他方のチップ形成領域側の部分がカット領域から突出すると共に当該他方のチップ形成領域側の部分と反対側の部分がカット領域内に位置し、さらにダイシングライン内のみに形成されていると共に検査素子のみと接続されていることを特徴としている。
これによれば、ダイシングラインに形成されたパッドは、一部が隣接するチップ形成領域の一方のチップ形成領域側に形成され、残部が他方のチップ形成領域側に形成されている。このため、この半導体ウェハをダイシングする際、片方のチップ形成領域側のみに大きな応力が印加されることを抑制できる。
また、半導体ウェハをダイシングラインに沿ってダイシングする際、一方のチップ形成領域側に形成された一部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの他方のチップ形成領域側の部分が当該パッドと当接せず、他方のチップ形成領域側に形成された残部のパッドをダイシングする際にはダイシングブレードのうちの一方のチップ形成領域側の部分がパッドと当接しないようにすることにより、ダイシングブレードのうちのパッドと当接しない部分に金属粒子が付着することを抑制できる。したがって、ダイシングラインにチッピングやクラックが発生することを抑制できる。
さらに、この半導体ウェハでは、パッドを極めて小さくする必要もないため、従来と同様のプローブ針を備える検査機器を用いることができる。つまり、請求項12に記載の発明は、半導体ウェハをダイシングラインに沿ってダイシングする際、製造工程を複雑化することなく、ダイシングラインにチッピングやクラックが導入されることを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における半導体ウェハの平面図である。 図1中のダイシングラインの平面模式図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図である。 ダイシングラインに形成されるパッドと隣接するチップ形成領域との関係を示す模式図である。 本発明の第2実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の断面図である。 図5に示すパッド近傍を示す平面図である。 本発明の第3実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の断面図である。 本発明の第4実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の平面図である。 本発明の第5実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の平面図である。 本発明の第6実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の断面図である。 本発明の第7実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の断面図である。 図11に示すパッド近傍を示す平面図である。 本発明の第8実施形態におけるダイシングラインのパッドを含む部分の断面図である。 本発明の第9実施形態におけるダイシングラインに形成されるパッドと隣接するチップ形成領域との関係を示す模式図である。 本発明の第9実施形態の変形例におけるダイシングラインに形成されるパッドと隣接するチップ形成領域との関係を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、図1に示されるように、複数のチップ形成領域10を有し、各チップ形成領域10がダイシングライン20にて区画されている半導体ウェハ1を用意する。言い換えると、各チップ形成領域10の間にダイシングライン20を有する半導体ウェハ1を用意する。なお、ダイシングライン20の幅は、後述するダイシングブレード30の厚み(ダイシングブレード30で実際にダイシングされるカット領域20a)よりも広くされている。以下に、本実施形態で用意する半導体ウェハ1の構造について具体的に説明する。
半導体ウェハ1は、シリコンウェハ等のウェハを有し、各チップ形成領域10には、MOSFET素子やダイオード素子等の半導体素子が形成されている。また、ウェハ上には、層間絶縁膜、配線層、パッド等が適宜形成されている。
また、ダイシングライン20には、図2に示されるように、チップ形成領域10に形成された半導体素子と同じ特性を有する複数の検査素子(TEG素子)21、および検査素子21と電気的に接続されると共に、検査工程において検査機器に備えられているプローブ針が当接される複数のパッド22が形成されている。
ここで、パッド22が形成される部分の構成について説明する。図3に示されるように、パッド22が形成される部分では、ウェハ1a上にTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)等で構成される層間絶縁膜23が形成されていると共に、層間絶縁膜23の内部にアルミニウム(Al)等で構成され、検査素子21と電気的に接続される配線層24が形成されている。
なお、層間絶縁膜23は、実際には、複数の層が積層されて構成されており、配線層24は、図3とは別断面において適宜各層に形成されることによって検査素子21とも電気的に接続されている。また、図2は、ダイシングライン20の平面模式図であって、検査素子21、パッド22、配線層24の位置関係を示しており、検査素子21、パッド22、配線層24は実際には異なる場所(高さ)に形成されている。
そして、層間絶縁膜23上には、当該層間絶縁膜23より水分(水滴や水蒸気)の透過性が低い窒化膜25が配置されている。また、窒化膜25上には、当該窒化膜25より硬度が低く、かつ、窒化膜25より金属との密着性が高い保護絶縁膜26が配置されている。本実施形態では、この保護絶縁膜26は、層間絶縁膜23と同様に、TEOS等で構成されている。
保護絶縁膜26、窒化膜25、層間絶縁膜23には、当該保護絶縁膜26、窒化膜25、層間絶縁膜23を貫通して配線層24を露出させるビアホール27が形成されている。そして、当該ビアホール27にAlやAlCu等の金属で構成され、配線層24と電気的、機械的に接続されると共に、外部回路と電気的に接続されるパッド22が埋め込まれている。
本実施形態では、パッド22は、次のように製造される。すなわち、保護絶縁膜26、窒化膜25、層間絶縁膜23を貫通するビアホール27を形成した後、ビアホール27が埋め込まれるように、金属膜をPVD(Physical Vapor Deposition)法等によって成膜する。そして、保護絶縁膜26上に堆積した金属膜をパターニングすることによって製造される。このため、パッド22は、内縁部(ビアホール27内に配置される部分)が窪んだ形状となっている。すなわち、図2中のパッド22において、内側の矩形状を形造る線は、窪んだ内縁部と窪んでいない外縁部との境界を示している。
次に、本実施形態のパッド22の配置順について説明する。本実施形態では、ダイシングライン20に形成される複数のパッド22は、図2および図4に示されるように、一部が隣接するチップ形成領域10の一方のチップ形成領域10(図2および図4中紙面右側のチップ形成領域10)側に寄せて形成され、残部が他方のチップ形成領域10(図2および図4中紙面左側のチップ形成領域10)側に寄せて形成されている。そして、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22と他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22とは、ダイシングライン20の延設方向(図2および図4中紙面上下方向)に沿って交互に形成されている。
さらに、詳述すると、ダイシングライン20の幅は、ダイシングブレード30の厚みよりも広くされており、後述する半導体ウェハ1をダイシングする工程では、ダイシングブレード30は、ダイシングライン20の中央部をダイシングする。つまり、ダイシングライン20の中央部がダイシングブレード30によって実際にカットされるカット領域20aとなる。そして、一方のチップ形成領域10側に配置されたパッド22は、当該一方のチップ形成領域10側の部分がカット領域20aから突出し、他方のチップ形成領域10側に配置されたパッド22は当該他方のチップ形成領域10側の部分がカット領域20aから突出するように形成されている。
本実施形態では、以上説明したような半導体ウェハ1を用意する。次に、各チップ形成領域10に形成された半導体素子の特性検査を行う。具体的には、ダイシングライン20に形成された検査素子21は、各チップ形成領域10に形成された半導体素子と同じ特性を有する構成とされている。このため、ダイシングライン20に形成された検査素子21と電気的に接続されるパッド22に検査機器のプローブ針を当接し、検査素子21の特性検査を行うことによって各チップ形成領域10に形成された半導体素子の特性検査を行う。
続いて、図3に示されるように、半導体ウェハ1をダイシングライン20に沿ってダイシングブレード30でダイシングすることにより、半導体ウェハ1をチップ単位に分割する。本実施形態では、ダイヤモンド砥粒層を有するダイシングブレード30を用い、ダイシングライン20の略中央部を当該ダイシングブレード30によってダイシングすることにより、各チップ形成領域10をチップ単位に分割して半導体装置を製造する。
このとき、ダイシングライン20に形成されたパッド22は、隣接するチップ形成領域10の一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22と、他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22とが交互に形成されている。そして、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22をダイシングする際には、ダイシングブレード30のうちの他方のチップ形成領域10側の部分がパッド22と当接せず、他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22をダイシングする際には、一方のチップ形成領域10側の部分が当該パッド22と当接しないように、パッド22をダイシングする。
このようにパッド22をダイシングすることにより、ダイシングブレード30のうちのパッド22と当接しない部分では、金属膜が付着し難くなると共に半導体ウェハ1に応力を印加し難くなる。また、ダイシングライン20に形成されたパッド22は、一方のチップ形成領域10側と他方のチップ形成領域10側に形成されている。このため、ダイシングする際、片方のチップ形成領域10側のみに大きな応力が印加されることを抑制できる。したがって、ダイシングライン20にチッピングやクラックが発生することを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態では、ダイシングライン20に形成されたパッド22は、一部が隣接するチップ形成領域10の一方のチップ形成領域10側に形成され、残部が他方のチップ形成領域10側に形成されている。このため、ダイシングする際、片方のチップ形成領域10側のみに大きな応力が印加されることを抑制できる。
また、ダイシングライン20をダイシングする際、一方のチップ形成領域10側に形成された一部のパッド22をダイシングする際にはダイシングブレード30のうちの他方のチップ形成領域10側の部分が当該パッド22と当接せず、他方のチップ形成領域10側に形成された残部のパッド22をダイシングする際にはダイシングブレード30のうちの一方のチップ形成領域10側の部分がパッド22と当接しないようにしている。このため、ダイシングブレード30のうちのパッド22と当接しない部分に金属粒子が付着することを抑制でき、ダイシングライン20にチッピングやクラックが発生することを抑制できる。
さらに、パッド22を極めて小さくする必要もないため、従来と同様のプローブ針を備える検査機器を用いることができる。このため、製造工程を複雑化することなく、ダイシングライン20にチッピングやクラックが導入されることを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してビアホール27を形成する場所を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図5および図6に示されるように、ダイシングライン20のうちのカット領域20aと異なる領域にビアホール27が形成されたものを用意する。つまり、パッド22のうちのビアホール27に埋め込まれた部分がダイシングライン20のうちのカット領域20aと異なる領域に位置するものを用意する。
なお、図5は、図6中のV−V線に沿った断面に相当している。また、図5は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図、図6は一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の模式図であり、ビアホール27が一方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置されている。これに対し、特に図示しないが、他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図および模式図では、ビアホール27が他方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置される。
また、本実施形態では、ビアホール27は、開口部がダイシングライン20に沿った方向(図6中紙面上下方向)を長手方向とする矩形状とされている。このため、パッド22のうちの窪んだ部分は、ダイシングライン20に沿った方向を長手方向とする矩形状となる。なお、図6中のパッド22において、内側の矩形状を形造る線は、窪んだ内縁部と窪んでいない外縁部との境界を示している。
これによれば、半導体ウェハ1をダイシングブレード30でダイシングする際、パッド22のうちのビアホール27に埋め込まれた部分がダイシングされないため、ダイシングされる金属膜を削減しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して配線層24の形状を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図7に示されるように、ダイシングライン20のうちのカット領域20aと異なる領域のみに配線層24のうちのパッド22と対向する部分が形成されたものを用意する。具体的には、当該部分の配線層24は、カット領域20aよりも一方のチップ形成領域10側に形成されている。
なお、図7は、図6中のV−V線に沿った断面に相当している。また、図7は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図であり、パッド22と対向する部分の配線層24が一方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置されている。これに対し、特に図示しないが、他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図では、パッド22と対向する部分の配線層24が他方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置される。
これによれば、半導体ウェハ1をダイシングブレード30でダイシングする際、パッド22と対向する部分の配線層24もダイシングされないため、さらにダイシングされる金属膜を削減しつつ、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対してビアホール27の形状を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図8に示されるように、ビアホール27が複数形成されたもの用意する。このように、ビアホール27を複数形成するようにしても、ビアホール27がダイシングライン20のうちのカット領域20aと異なる領域に形成されているため、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図8は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の模式図であり、ビアホール27が一方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置されている。また、特に図示しないが、他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の模式図では、ビアホール27が他方のチップ形成領域10側に配置されることによってカット領域20aと異なる領域に配置される。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第4実施形態に対してビアホール27を形成する場所を変更したものであり、その他に関しては第4実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図9に示されるように、パッド22を半導体ウェハ1の面方向に対する法線方向から視たとき、パッド22のうちの検査機器に備えられたプローブ針が当接され得る部分と異なる部分の下方にビアホール27が形成されたものを用意する。つまり、パッド22のうちの窪んだ部分(図9中のパッド22内の矩形状を形造る線)が、パッド22のうちの検査機器に備えられたプローブ針が当接され得る部分と異なる部分に位置するものを用意する。例えば、プローブ針が、パッド22の中心を含み、所定の半径を有する円状(図9中のパッド22内の点線)に当接される場合には、パッド22のうちのプローブ針が当接される部分の外側に窪んだ部分が形成されるように、ビアホール27を形成する。本実施形態では、パッド22は、平面矩形状とされており、窪んだ部分が平面矩形状の角部近傍となり、カット領域20aと異なる領域となるようにビアホール27が形成されている。なお、図9は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の模式図である。
これによれば、パッド22は、ビアホール27に埋め込まれる部分では窪んだ形状となるが、当該窪んだ形状となるのはプローブ針が当接され得る領域と異なる領域とされている。このため、パッド22にプローブ針を当接させる際、パッド22の平坦な面にプローブ針が当接されるため、プローブ針が当接されることによって印加される応力が特定箇所に集中することを抑制しつつ、上記第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対してビアホール27および配線層24を形成する場所を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図10に示されるように、ダイシングライン20のうちのカット領域20aのみにビアホール27が形成されていると共に、カット領域20aのみにパッド22と対向する部分の配線層24が形成されたものを用意する。なお、ビアホール27がカット領域20aにのみ形成されているとは、パッド22のうちのビアホール27に埋め込まれた部分がカット領域20aのみに配置されていることである。なお、図10は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図である。
これによれば、半導体ウェハ1をダイシングブレード30でダイシングする際、パッド22と対向する部分の配線層24も全て除去されるため、当該部分の配線層24が除去された後はパッド22のうちのダイシングされない部分を機械的に固定する部分が存在しなくなる。このため、ダイシングする際、パッド22のうちのダイシングされない部分を剥離して飛散させることができる。例えば、図10では、パッド22のうちの一方のチップ形成領域10側の部分は、ダイシングされないが、パッド22が配線層24と機械的に接続されなくなるために剥離し易くなる。したがって、半導体ウェハ1をダイシングしてチップ単位に分割した後、分割された半導体装置を被実装部材等に実装する際等において、ダイシングライン20に形成されていたパッド22は予め全て除去(剥離)されているため、被実装部材にパッド22の残部(金属膜)が付着すること等を抑制できる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してビアホール27にパッド22と異なる金属で構成される接続ビアを配置したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図11および図12に示されるように、ビアホール27にパッド22と異なる金属で構成された接続ビア28(金属部材)が埋め込まれ、パッド22と配線層24とが接続ビア28を介して電気的、機械的に接続されているものを用意する。
なお、図11は、図12中のXI−XI線に沿った断面に相当している。また、図11は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図、図12は一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の模式図である。
本実施形態では、ビアホール27の開口部は、1辺の長さが0.15μm以下とされた正方形状とされており、接続ビア28はタングステンを含有する金属によって構成されている。これは、以下の理由によるものである。
すなわち、パッド22をアルミニウム(Al)等を含有する金属で構成する場合、通常、スパッタ法によってパッド22を構成する金属膜が成膜されるが、ビアホール27が小さい(対向する壁面の長さが0.15μm以下)と、スパッタ法ではビアホール27を完全に埋め込むように金属膜が成膜されない場合がある。このため、本実施形態では、ビアホール27に完全に金属膜が埋め込まれるように、CVD法によってタングステンを含有する金属を成膜するため、接続ビア28がタングステンを含有する金属で構成されている。
なお、本実施形態のように、ビアホール27にCVD法によってタングステンを含有する金属を埋め込む場合には、層間絶縁膜23上にも金属膜が成膜されるため、CMP法等によって層間絶縁膜23上に成膜された金属膜を除去した後、パッド22を形成する。また、本実施形態では、ビアホール27に接続ビア28が埋め込まれているため、パッド22における層間絶縁膜23側と反対側の部分は平坦な一面とされている。さらに、本実施形態では、ビアホール27の開口部における一辺の長さが短いため、ビアホール27を深くしすぎるとビアホール27内を金属膜で埋め込むことが困難になる。このため、層間絶縁膜23上には窒化膜25および保護絶縁膜26が形成されておらず、パッド22は層間絶縁膜23上に直接形成されている。
また、上記のように、パッド22と配線層24とは、パッド22および配線層24と異なる金属で構成された接続ビア28を介して機械的に接続されており、パッド22と配線層24との機械的な接続強度が低くなる可能性がある。このため、層間絶縁膜23上には、ダイシング時にパッド22のうちのダイシングされない部分が飛散しないように、パッド22における層間絶縁膜23側と反対側の部分における内縁部を露出させる開口部29aが形成されていると共に、外縁部を覆う補強膜29が形成されている。なお、パッド22の内縁部とは、検査工程において検査機器のプローブ針が当接される部分である。本実施形態では、この補強膜29は、窒化膜等によって構成されている。
以上説明したように、ビアホール27にパッド22と異なる金属にて構成される接続ビア28を配置するようにしても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、上記では、補強膜29が配置されている例について説明したが、補強膜29は備えられていなくてもよい。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して配線層24を形成する場所を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、半導体ウェハ1を用意する際、図13に示されるように、パッド22の下方に配線層24が形成されていないものを用意する。図13は、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22を含む部分の断面図である。なお、パッド22の下方に配線層24が形成されていないため、保護絶縁膜26、窒化膜25、層間絶縁膜23にはビアホール27が形成されていない。また、配線層24は、本実施形態では、図3とは別断面において、保護絶縁膜26上でパッド22と電気的に接続されている。
そして、保護絶縁膜26上には、上記第7実施形態と同様に、パッド22における層間絶縁膜23側と反対側の部分における内縁部を露出させる開口部29aが形成されていると共に、外縁部を覆う補強膜29が形成されている。
このように、配線層24がパッド22の下方に形成されていない半導体ウェハ1を用意するようにしても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してパッド22の配置順を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、検査機器として、3本のプローブ針が備えられ、当該プローブ針のパッド22と当接される先端部を結ぶ仮想線が直線状となると共に、互いの先端部同士の間隔が等しいものを用いる。つまり、検査機器として、3本のプローブ針の先端部が、均等に、かつ直線状に配列されたものを用いる。そして、図14に示されるように、半導体ウェハ1を用意する際、ダイシングライン20に形成される複数のパッド22が、隣接するチップ形成領域10において、3つのパッド22ずついずれか一方のチップ形成領域10側に形成されたものを用意する。言い換えると、プローブ針の数と同じ数のパッド22ずついずれか一方のチップ形成領域10側に交互に形成されたものを用意する。すなわち、複数のパッド22がプローブ針の数と同じ数毎に組22aとされ、組22a毎にいずれか一方のチップ形成領域10側に形成されたものを用意する。なお、組22a内のパッド22は、これらを結ぶ仮想線が直線状とされていると共に、互いの間隔がプローブ針の間隔と等しくされている。つまり、組22a内のパッド22は、プローブ針の配置形状に対応させて配置されている。
以上説明したように、ダイシングライン20に形成される複数のパッド22は、ダイシングライン20の延設方向に沿って交互に形成されていなくてもよい。
また、通常、検査工程を行う際には、検査機器に備えられた複数のプローブ針を同時に複数のパッド22に当接させることによって検査素子21を検査する。このため、本実施形態のように、ダイシングライン20に形成される複数のパッド22をプローブ針の数と同じ数毎に組22aとし、組22a内のパッド22をプローブ針の配置形状に対応させて配置することにより、検査工程においてプローブ針をそのままパッド22に当接させることができる。したがって、検査工程の簡略化を図ることができる。
なお、図14では、組22aの構成を容易に理解できるように、隣接する組22a同士の間隔を組22a内の隣接するパッド22同士の間隔より長くしたものを図示している。しかしながら、隣接する組22a同士の間隔は、組22a内の隣接するパッド22同士の間隔と等しくてもよいし、組22a内の隣接するパッド22同士の間隔より短くてもよい。
(第9実施形態の変形例)
上記第9実施形態の変形例について説明する。上記第9実施形態において、プローブ針の先端部を結ぶ仮想線が直線状でない検査機器を用いるようにしてもよく、例えば、プローブ針の先端部を結ぶ仮想線が凹凸状となる検査機器を用いるようにしてもよい。このような検査機器を用いて検査工程を行う場合には、図15に示されるように、組22a毎にプローブ針の配置形状と対応させてパッド22を凹凸状に配置することにより、上記第9実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1〜第8実施形態において、一方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22と他方のチップ形成領域10側に形成されたパッド22とは、ダイシングライン20の延設方向に沿って交互に形成されていなくてもよい。例えば、ダイシングライン20の延設方向に沿って、1つのパッド22のみが一方のチップ形成領域10側に形成され、残りのパッド22が他方のチップ形成領域10側に形成されていてもよい。
また、上記第9実施形態において、検査機器に備えられるプローブ針は3本でなく、2本であっても4本以上であってもよい。また、プローブ針のパッド22と当接される先端部同士の間隔は異なっていてもよい。このような検査機器を用いるとしても、プローブ針の配置形状に対応させてパッド22を配置することにより、上記第9実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記各実施形態を適宜組み合わせることができる。例えば、上記第7実施形態を第2〜第6実施形態、第9実施形態に組み合わせ、ビアホール27に配線層24およびパッド22と異なる金属で構成された接続ビア28を埋め込むようにしてもよい。また、保護絶縁膜26上に補強膜29を配置するようにしてもよい。そして、上記第9実施形態を上記第2〜第8実施形態に組み合わせ、検査機器のプローブ針の数と対応する数毎に組22aとし、組22a内のパッド22をプローブ針の配置形状に対応させて配置するようにしてもよい。さらに、上記各実施形態を組み合わせたもの同士をさらに組み合わせてもよい。
1 半導体ウェハ
10 チップ形成領域
20 ダイシングライン
20a カット領域
21 検査素子
22 パッド
30 ダイシングブレード

Claims (22)

  1. 複数のチップ形成領域(10)がダイシングライン(20)にて区画されており、前記複数のチップ形成領域それぞれに半導体素子が形成され、前記ダイシングラインに前記半導体素子と同じ特性を有する複数の検査素子(21)および前記検査素子と電気的に接続される複数のパッド(22)が形成された半導体ウェハ(1)を用意する工程と、
    前記検査素子の特性を検査することによって前記半導体素子の特性を検査する工程と、
    前記半導体ウェハを前記ダイシングラインに沿ってダイシングブレード(30)でダイシングする工程と、を行う半導体装置の製造方法において、
    前記半導体ウェハを用意する工程では、前記ダイシングラインの幅が前記ダイシングブレードでダイシングされるカット領域(20a)よりも広くされ、前記複数のパッドの一部が前記ダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の一方の前記チップ形成領域側に形成され、かつ当該一方の前記チップ形成領域側の部分が前記カット領域から突出すると共に当該一方の前記チップ形成領域側の部分と反対側の部分が前記カット領域内に位置し、前記複数のパッドの残部が前記ダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の他方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該他方の前記チップ形成領域側の部分が前記カット領域から突出すると共に当該他方の前記チップ形成領域側の部分と反対側の部分が前記カット領域内に位置し、さらに、前記複数のパッドが前記ダイシングライン内のみに形成されていると共に前記検査素子のみと接続されたものを用意し、
    前記ダイシングする工程では、前記一方のチップ形成領域側に形成された前記一部のパ
    ッドをダイシングする際には前記ダイシングブレードのうちの前記他方のチップ形成領域
    側の部分が当該パッドと当接せず、前記他方のチップ形成領域側に形成された前記残部の
    パッドをダイシングする際には前記ダイシングブレードのうちの前記一方のチップ形成領
    域側の部分が当該パッドと当接しないように、前記半導体ウェハを前記ダイシングブレー
    ドでダイシングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記検査素子が形成されるウェハ(1a)と、前記ダイシングラインに形成され、前記検査素子と電気的に接続される配線層(24)と、前記ウェハ上に形成されると共に前記配線層を内部に含み、前記配線層の一部を露出させるビアホール(27)が形成された絶縁膜(23)と、を有し、前記パッドは、前記絶縁膜上に形成され、前記ビアホールに埋め込まれた金属部材を介して前記配線層と電気的および機械的に接続されたものを用意することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記ビアホールが前記カット領域と異なる領域に形成されたものを用意することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記配線層のうちの前記パッドと対向する部分が前記カット領域と異なる領域に形成されたものを用意することを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記ビアホールおよび前記配線層のうちの前記パッドと対向する部分が前記カット領域のみに形成されたものを用意することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記ビアホールに埋め込まれた金属部材が前記パッドを構成する金属と同じ金属で構成され、前記パッドのうちの前記ビアホールに埋め込まれた部分が窪んでいるものを用意することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記検査する工程において前記パッドのうちの検査機器に備えられたプローブ針が当接される部分と異なる部分の下方に前記ビアホールが形成されたものを用意することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記ビアホールに埋め込まれた金属部材が前記パッドを構成する金属と異なる金属で構成された接続ビア(28)であり、前記パッドのうちの前記絶縁膜側と反対側の面が平坦であるものを用意することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記接続ビアがタングステンを含有する金属で構成され、前記パッドがアルミニウムを含有する金属で構成されたものを用意することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記絶縁膜上に、前記パッドの内縁部を露出させる開口部(29a)が形成されていると共に前記パッドの外縁部を覆う補強膜(29)が形成されたものを用意することを特徴とする請求項ないし9のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記半導体ウェハを用意する工程では、前記複数のパッドが検査機器に備えられたプローブ針の数と対応する数毎に組(22a)とされ、かつ前記組内のパッドが当該プローブ針の配置形状に対応した形状で配置されたものを用意することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  12. ダイシングライン(20)にて区画された複数のチップ形成領域(10)と、
    前記ダイシングラインに形成され、前記複数のチップ形成領域それぞれに形成された半導体素子と同じ特性を有する複数の検査素子(21)と、
    前記ダイシングラインに形成され、前記それぞれの検査素子と電気的に接続される複数のパッド(22)と、を備え、
    前記ダイシングラインは、幅がダイシングブレードでダイシングされるカット領域(20a)よりも広くされ、
    前記複数のパッドは、一部が前記ダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の一方の前記チップ形成領域側に形成され、かつ当該一方の前記チップ形成領域側の部分が前記カット領域から突出すると共に当該一方の前記チップ形成領域側の部分と反対側の部分が前記カット領域内に位置し、残部が前記ダイシングラインを挟んで隣接するチップ形成領域の他方のチップ形成領域側に形成され、かつ当該他方の前記チップ形成領域側の部分が前記カット領域から突出すると共に当該他方の前記チップ形成領域側の部分と反対側の部分が前記カット領域内に位置し、さらに前記ダイシングライン内のみに形成されていると共に前記検査素子のみと接続されていることを特徴とする半導体ウェハ。
  13. 前記検査素子が形成されるウェハ(1a)と、
    前記ダイシングラインに形成され、前記検査素子と電気的に接続される配線層(24)と、
    前記ウェハ上に形成されると共に前記配線層を内部に含み、前記配線層の一部を露出させるビアホール(27)が形成された絶縁膜(23)と、を有し、
    前記パッドは、前記絶縁膜上に形成され、前記ビアホールに埋め込まれた金属部材を介して前記配線層と電気的および機械的に接続されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体ウェハ。
  14. 前記ビアホールは、前記カット領域と異なる領域に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の半導体ウェハ。
  15. 前記配線層は、前記パッドと対向する部分が前記カット領域と異なる領域に形成されていることを特徴とする請求項13または14に記載の半導体ウェハ。
  16. 前記ビアホールおよび前記配線層は、前記パッドと対向する部分が前記カット領域のみに形成されていることを特徴とする請求項13に記載の半導体ウェハ。
  17. 前記ビアホールに埋め込まれた金属部材は、前記パッドを構成する金属と同じ金属で構成されており、
    前記パッドは、前記ビアホールに埋め込まれた部分が窪んでいることを特徴とする請求項13ないし16のいずれか1つに記載の半導体ウェハ。
  18. 前記ビアホールは、前記パッドのうちの検査機器に備えられたプローブ針が当接される部分と異なる部分の下方に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の半導体ウェハ。
  19. 前記ビアホールに埋め込まれた金属部材は、前記パッドを構成する金属と異なる金属で構成された接続ビア(28)であり、
    前記パッドは、前記絶縁膜側と反対側の面が平坦とされていることを特徴とする請求項13ないし16のいずれか1つに記載の半導体ウェハ。
  20. 前記接続ビアは、タングステンを含有する金属で構成され、
    前記パッドは、アルミニウムを含有する金属で構成されていることを特徴とする請求項19に記載の半導体ウェハ。
  21. 前記絶縁膜上には、前記パッドの内縁部を露出させる開口部(29a)が形成されていると共に前記パッドの外縁部を覆う補強膜(29)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載の半導体ウェハ。
  22. 前記複数のパッドは、検査機器に備えられたプローブ針と対応する数毎に組(22a)とされ、
    前記組内のパッドは、前記プローブ針の配置形状に対応した形状で配置されていることを特徴とする請求項12ないし21のいずれか1つに記載の半導体ウェハ。
JP2015210988A 2014-11-19 2015-10-27 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法 Active JP6558213B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/515,212 US10026663B2 (en) 2014-11-19 2015-11-13 Semiconductor wafer and semiconductor device manufacturing method
PCT/JP2015/005681 WO2016079969A1 (ja) 2014-11-19 2015-11-13 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234574 2014-11-19
JP2014234574 2014-11-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016105463A JP2016105463A (ja) 2016-06-09
JP6558213B2 true JP6558213B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=56102593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015210988A Active JP6558213B2 (ja) 2014-11-19 2015-10-27 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10026663B2 (ja)
JP (1) JP6558213B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110660815B (zh) * 2018-06-28 2023-05-12 格科微电子(上海)有限公司 Cmos图像传感器晶圆的设计方法
JP7124634B2 (ja) * 2018-10-24 2022-08-24 株式会社デンソー 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法
JP2023075570A (ja) 2021-11-19 2023-05-31 三菱電機株式会社 半導体ウエハおよび半導体ウエハの製造方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01276735A (ja) * 1988-04-28 1989-11-07 Fuji Electric Co Ltd 集積回路素子ウエハ
JP3529581B2 (ja) 1997-03-14 2004-05-24 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体ウェーハ及びicカード
JP2001060567A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2001135597A (ja) 1999-08-26 2001-05-18 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002190456A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Sony Corp 半導体装置
JP4405719B2 (ja) 2002-10-17 2010-01-27 株式会社ルネサステクノロジ 半導体ウエハ
US7126225B2 (en) 2003-04-15 2006-10-24 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Apparatus and method for manufacturing a semiconductor wafer with reduced delamination and peeling
JP4744078B2 (ja) 2003-12-26 2011-08-10 パナソニック株式会社 半導体ウェーハ
DE102004060369A1 (de) * 2004-12-15 2006-06-29 Infineon Technologies Ag Halbleiterscheibe mit Teststruktur
JP4761880B2 (ja) * 2005-08-09 2011-08-31 パナソニック株式会社 半導体装置
WO2007055010A1 (ja) * 2005-11-10 2007-05-18 Renesas Technology Corp. 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2014146829A (ja) * 2005-11-10 2014-08-14 Renesas Electronics Corp 半導体チップおよび半導体装置
KR100881108B1 (ko) 2005-11-24 2009-02-02 가부시키가이샤 리코 스크라이브 라인에 의해 분할된 반도체 칩 및 스크라이브라인 상에 형성된 공정-모니터 전극 패드를 포함하는반도체 웨이퍼
JP5594661B2 (ja) 2010-06-15 2014-09-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2012023278A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Panasonic Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2012256787A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Renesas Electronics Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP5953974B2 (ja) 2011-09-15 2016-07-20 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2013105919A (ja) 2011-11-14 2013-05-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法
JP2013143514A (ja) 2012-01-12 2013-07-22 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2014116507A (ja) 2012-12-11 2014-06-26 Renesas Electronics Corp 半導体装置の検査方法および半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10026663B2 (en) 2018-07-17
US20170221782A1 (en) 2017-08-03
JP2016105463A (ja) 2016-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI505428B (zh) 晶片封裝體及其形成方法
US9373591B2 (en) Semiconductor device for preventing crack in pad region and fabricating method thereof
US8298919B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device and semiconductor device
JP6558213B2 (ja) 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法
JP6234725B2 (ja) 半導体ウェハー、半導体icチップ及びその製造方法
TWI581325B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
TWI757804B (zh) 半導體晶圓及半導體晶片
TWI582918B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
JP2009538528A (ja) 改善された半導体シールリング
US10643911B2 (en) Scribe line structure
US20070290204A1 (en) Semiconductor structure and method for manufacturing thereof
US10566305B2 (en) Semiconductor device with protection layer surrounding a bonding pad
WO2016079969A1 (ja) 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法
TW201639053A (zh) 晶片封裝體及其製造方法
TWI603447B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
JP2009218504A (ja) 半導体装置
US9275963B2 (en) Semiconductor structure having stage difference surface and manufacturing method thereof
JP2005101181A (ja) 半導体装置のおよびその製造方法
JP7124634B2 (ja) 半導体ウェハおよび半導体装置の製造方法
JP6406138B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2015056411A (ja) 半導体装置
JP5037159B2 (ja) 半導体チップおよびその製造方法ならびに半導体ウエハ
CN108417591B (zh) 高电性能的芯片封装结构及制作方法
JP2011014603A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20070021200A (ko) 삼차원 6 면 정각 다이 코팅 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6558213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250