JP6555416B2 - 車体の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体の前部構造に関する。
従来から、自動車の車体の側部にサイドメンバを配設する構造が公知である。ここで、サイドメンバよりも車幅方向の外側の位置で、障害物が車体前方から車体に衝突する所謂小ラップ衝突が発生する場合がある。この小ラップ衝突時の対策としては、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1においては、サスペンションメンバの側部に、車幅方向の外側に向けて突出するスペーサ(荷重伝達部材)を設けている。そして、スペーサの車幅方向の内側には、パワートレインが配設されている。前記パワートレインは、車幅方向に沿って配置されたトランスミッションとエンジンとを有し、前記トランスミッションがスペーサ側に配置されている。
このため、車両に小ラップ衝突が発生したとき、衝突物からの衝突荷重は前記スペーサからトランスミッションを介してエンジンに伝達される。
特開2015−36281号公報
しかし、特許文献1では、衝突荷重が大きいためにトランスミッションの強度が前記衝突荷重に耐えられない場合、トランスミッションが損傷してエンジンへ衝突荷重を効率的に伝達させることが困難になるおそれがある。
そこで、本発明は、車体におけるサイドメンバよりも車幅方向の外側位置の部位に衝突荷重が入力される小ラップ衝突時に、パワートレインを構成するエンジンへ前記衝突荷重を効率的に伝達させる車体の前部構造を提供することを目的としている。
本発明に係る車体の前部構造は、エンジンと無段階変速機とを有するパワートレインと、パワートレインの車幅方向外側に配置されたサイドメンバと、サイドメンバの下方に配設されたサスペンションメンバと、サイドメンバおよびサスペンションメンバの少なくともいずれかに取り付けられた荷重伝達部材と、を備えている。前記パワーユニットにおいては、前記荷重伝達部材側に無段階変速機が配置されている。前記無段階変速機は、変速プーリーを有する。前記荷重伝達部材は、荷重を受ける荷重受け部と、荷重受け部で受けた荷重を無段階変速機の変速プーリーに伝達する荷重伝達部と、を有する。
本発明に係る車体の前部構造によれば、自車両における車幅方向外側の端部に衝突物が衝突する、いわゆる小ラップ衝突時において、荷重伝達部材で受けた衝突荷重を無段階変速機の変速プーリーを介して効率的にエンジンへ伝達することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る車体の前部構造を斜め上方から見た斜視図である。 図2は、図1の車体の前部構造を上方から見た平面図である。 図3は、図1,2を前方から見た正面図である。 図4は、図1〜3を車両左側から見た側面図である。 図5は、サイドメンバの前部と、サイドメンバの前部の下側に取り付けた第1の荷重伝達部材とを示す分解斜視図である。 図6は、図5の第1の荷重伝達部材を斜め上方から見た斜視図である。 図7は、第2の荷重伝達部材を斜め前方から見た斜視図である。 図8は、第2の荷重伝達部材を車幅方向から見た斜視図である。 図9は、サスペンションメンバの前側角部と第2の荷重伝達部材とを上方から見た平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る車体の前部構造を図面に基づき説明する。なお、本実施形態では、車両左側に荷重伝達部材を設けた形態を示したが、車両右側に設けてもよく、左右両側に設けてもよい。
図1〜図4に示すように、車両の前部1には、エンジンコンパートメント3が配設されている。エンジンコンパートメント3の後端には、上下および左右方向に延在するダッシュパネル5が配設されている。ダッシュパネル5の後方には車室7が設けられ、ダッシュパネル5の前方にはエンジンコンパートメント3が配置されている。なお、図4に示すように、車室7の下部に配置されたサイドシル9は、車両前後方向に沿って延在している。また、ダッシュパネル5の上端部には、車幅方向に沿ってカウルトップ11が配設され、カウルトップ11およびダッシュパネル5の側方にはボディサイドパネル13が配設されている。さらに、エンジンコンパートメント3の側部には、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ15と、サイドメンバ15の側方に配置されたエクステンションメンバ17と、が配設されている。エクステンションメンバ17の前端部は、サイドメンバ15の側部に接合されている。サイドメンバ15の前端には、縦長の板状パネル19が結合され、板状パネル19を介してサイドメンバ15の前端から角筒状の保持ブラケット21が前方に延びている。左右一対の保持ブラケット21同士は、車幅方向に延在するバンパーレインフォース23によって連結されている。エンジンコンパートメント3の中央部には、パワートレイン25が配置されている。パワートレイン25は、車両右側に配置されたエンジン27と、エンジン27の車両左側(荷重伝達部材側)に配置された無段階変速機29と、から構成される。パワートレイン25の下方には、サスペンションメンバ31が配設されている。
無段階変速機29は、CVT(Continuously Variable Transmission)とも呼ばれ、エンジン27の回転駆動力を車輪に伝達する。具体的には、図2〜図4に示すように、無段階変速機29は、車幅方向に延びるメインシャフト33と、メインシャフト33に回転可能に軸支されたトルクコンバータ35と、メインシャフト33に回転可能に軸支されたプーリーユニット37と、これらのメインシャフト33、トルクコンバータ35およびプーリーユニット37を収容するカバー39と、を備える。なお、プーリーユニット37およびカバー39は、鋳造品であるため、本実施形態に係る無段階変速機29は、従来のトランスミッションよりも強度が大きく設定されている。
プーリーユニット37は、図4に示すように、下側に配置された入力側プーリー41(変速プーリー)と、上側に配置された出力側プーリー43(変速プーリー)と、これらの入力側プーリー41および出力側プーリー43を連結する金属ベルト45と、から構成されている。入力側プーリー41および出力側プーリー43のそれぞれは、車幅方向内側(車両中央側)に配置された内側プーリー47(変速プーリー)と、車幅方向外側に配置された外側プーリー49(変速プーリー)と、から構成される。内側プーリー47と外側プーリー49との幅方向の間隔が狭くなると金属ベルト45の回転径が大きくなるように構成されている。なお、無段階変速機29を構成する部品の中でも変速プーリー(入力側プーリー41および出力側プーリー43)の強度が特に大きく設定されている。
次いで、サイドメンバ15およびサイドメンバ15に取り付けられた第1の荷重伝達部材51を説明する。
図5,6に示すように、サイドメンバ15は、上面53と、底面55と、上面53および底面55同士を上下に結ぶ内側面57および外側面59と、から断面矩形状に形成されている。底面55は、前端部の平坦部分61と、平坦部分61の後方に形成された傾斜部分63と、を有する。
第1の荷重伝達部材51は、車幅方向外側(車両左側)に突き出た荷重受け部65と、荷重受け部65に連結されて、車幅方向内側(車両右側)に突き出た荷重伝達部67と、から一体に形成されている。荷重受け部65は、ほぼ三角柱状に形成されている。具体的には、前面に形成された第1の荷重受け面69は、車幅方向外側に向けて延びて形成されており、かつ、車両後方側に凹んで湾曲している。後面部71は平面視で後方かつ車幅方向内側に向けて延在する平面状に形成されている。荷重伝達部67は、荷重受け部65の車幅方向中央側に配置されて荷重受け部65と一体形成された連結部73と、連結部73の車幅方向中央側に連結部73と一体形成された本体部75と、からなる。連結部73の上面は、サイドメンバ15の前部の底面55に当接する。つまり、連結部73の上面は、サイドメンバ15の底面55の平坦部分61に当接する平坦部77と、サイドメンバ15の底面55の傾斜部分63に当接する傾斜部79とから構成される。また、本体部75は、三角柱状に形成される。具体的には、本体部75の側面は、平面視で後方かつ車幅方向内側に向けて傾斜する前側傾斜面81と、後方かつ車幅方向外側に向けて傾斜する後側傾斜面83と、を有する。なお、本体部75の側面には、横長のボルト孔85が形成されており、これらのボルト孔85にボルトを挿入してサイドメンバ15の側面に締結することにより、第1の荷重伝達部材51をサイドメンバ15に締結することができる。
次に、図7〜図9を用いて、第2の荷重伝達部材91について説明する。
第2の荷重伝達部材91は、サスペンションメンバ31に取り付けられている。サスペンションメンバ31は、車幅方向に延びる前部93と、前部93における車幅方向の端部で屈曲して後方に延びる側部95と、を有する。前部93と側部95とが交差する角部97には、円柱状の連結ブラケット99(図4参照)が上下方向に沿って設けられ、連結ブラケット99を介してサスペンションメンバ31はサイドメンバ15の下側に吊り下げられている。図9に示すように、第2の荷重伝達部材91のうち、サスペンションメンバ31の側部95の外側面101よりも車幅方向外側部は荷重受け部103に形成され、サスペンションメンバ31の側部95の外側面101よりも車幅方向内側部は荷重伝達部105に形成されている。第2の荷重伝達部材91は、サスペンションメンバ31の側部95の外側面101と内側面107とにボルトBを介して締結されている。荷重受け部103は、前面の第2の荷重受け面109が車幅方向外側に向けて延びており車両後方側に凹んで湾曲している。後面部111は、平面視で後方かつ車幅方向内側に向けて延在する平面状に形成されている。荷重伝達部105は、平面視で後方かつ車幅方向内側に向けて斜めに延びている。また、荷重伝達部105における無段階変速機29との対向面には、前側と後側とに第1の突出部113および第2の突出部115が一対に設けられている。なお、荷重受け部103と荷重伝達部105との境界部分に半円状の切欠き117が形成されている。この切欠き117を連結ブラケット99に係合させている。また、図2に示すように、第1の荷重伝達部材51の荷重伝達部67の端部は、無段階変速機29の左側端部の前に配置されている。第2の荷重伝達部材91の荷重伝達部105の端部である第1の突出部113も、無段階変速機29の左側端部の前に配置されている。
なお、図3,4に示すように、車両の側方から見たときに、第1の荷重伝達部材51および第2の荷重伝達部材91は、入力側プーリー41(変速プーリー)に対して高さ方向でオーバーラップしている。また、図1,2に示すように、第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とは、車両の上方から見た場合に、同一面状に配置されている。
次いで、小ラップ衝突を起こした場合における衝突荷重の伝わり方を説明する。この小ラップ衝突は、図2に示すように、車体におけるサイドメンバ15よりも車幅方向の外側位置の部位に衝突物121から衝突荷重が入力されるものである。
車体に対して衝突物121が後方移動すると、衝突物121は、第1の荷重伝達部材51の第1の荷重受け面69と第2の荷重伝達部材91の第2の荷重受け面109とに同時に当たる。これにより、荷重受け部65,103で衝突荷重を受ける。荷重伝達部67,105は荷重受け部65,103に固定されているため、荷重受け部65,103で受けた衝突荷重は荷重伝達部67,105に伝達される。従って、第1の荷重伝達部材51の荷重伝達部67の端部と第2の荷重伝達部材91の荷重伝達部105の端部である第1の突出部113とは、荷重受け部65,103と共に後方移動し、無段階変速機29の左側端部に当たる。ここで、変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)は、無段階変速機29の他の構成部品よりも強度が大きいため、入力される荷重に対する耐力が大きい。従って、第1の荷重伝達部材51の荷重伝達部67の端部と第2の荷重伝達部材91の第1の突出部113とが無段階変速機29に当たっても、変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)が破損しにくくなり、効率的に変速プーリーを介して衝突荷重をエンジン27へ伝達することができる。
次に、本発明の実施形態による作用効果を説明する。
(1)車両の前部に配設され、車幅方向に沿って並列されたエンジン27と無段階変速機29とを有するパワートレイン25と、パワートレイン25の車幅方向外側に配置され、車両前後方向に延在するサイドメンバ15と、サイドメンバ15の下方に配設されたサスペンションメンバ31と、サイドメンバ15およびサスペンションメンバ31の少なくともいずれかに取り付けられた荷重伝達部材(第1の荷重伝達部材51、第2の荷重伝達部材91)と、を備えている。前記パワートレイン25においては、前記荷重伝達部材側に無段階変速機29が配置され、無段階変速機29は、変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)を有する。荷重伝達部材は、サイドメンバ15またはサスペンションメンバ31の車幅方向外側の側面よりも車幅方向外側に突出し、車両後方に向かう荷重を受ける荷重受け部65,103と、荷重受け部65,103に結合され、荷重受け部65,103で受けた荷重を無段階変速機29の変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)に伝達する荷重伝達部67,105と、を有する。
従って、自車両における車幅方向外側の端部に衝突物121が衝突する、いわゆる小ラップ衝突時において、荷重伝達部材で受けた衝突荷重を変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)を介して効率的にエンジン27へ伝達することができる。
つまり、前記変速プーリー(入力側プーリー41、出力側プーリー43)は、無段階変速機29の構成部品のなかでも強度が大きいため、入力される荷重に対する耐力が大きい。従って、荷重伝達部材で受けた衝突荷重が変速プーリーに入力されても変速プーリーが潰れにくいため、効率的に変速プーリーを介して衝突荷重をエンジン27へ伝達することができる。
(2)荷重伝達部材(第1の荷重伝達部材51、第2の荷重伝達部材91)は、車両の側方から見たときに、無段階変速機29の変速プーリー(入力側プーリー41)と高さ方向でオーバーラップする位置に配設されている。
このように、荷重伝達部材と変速プーリー(入力側プーリー41)とが高さ方向でオーバーラップしているため、車両衝突時に、荷重伝達部材が変速プーリー(入力側プーリー41)に当たる可能性が高くなる。従って、更に効率的に変速プーリーを介して衝突荷重をエンジン27へ伝達することができる。
(3)荷重伝達部材は、サイドメンバ15に取り付けられる第1の荷重伝達部材51と、サスペンションメンバ31に取り付けられる第2の荷重伝達部材91と、を有する。
このように、前記荷重伝達部材が、第1の荷重伝達部材51と第2の荷重伝達部材91との双方で構成されている。従って、第1の荷重伝達部材51または第2の荷重伝達部材91の一方のみの場合よりも、荷重伝達部材の荷重受け面の合計面積が大きくなる。よって、荷重伝達部材が受ける荷重が広い範囲に分散されるため、それぞれの荷重伝達部材に入力される荷重の負担が低減される。
(4)第1の荷重伝達部材51の前面に第1の荷重受け面69を形成し、第2の荷重伝達部材91の前面に第2の荷重受け面109を形成し、これらの第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とは、車両の上方から見た場合に、同一面状に配置されている。
このように、前記第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とは同一面状に配置されているため、第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とで衝突物121からの荷重を同時に受けることができる。
ここで、第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とが前後方向で相違した位置に配置されている場合、前側に配置されている荷重受け面の方が先に衝突物に当たって衝突荷重の入力量が大きくなる。
従って、第1の荷重受け面69と第2の荷重受け面109とが前後方向で相違した位置に配置されている場合よりも、更に効率的に衝突荷重をエンジン27に伝達することができる。
本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々改変することができる。
15 サイドメンバ
25 パワートレイン
27 エンジン
29 無段階変速機
31 サスペンションメンバ
41 入力側プーリー(変速プーリー)
43 出力側プーリー(変速プーリー)
51 第1の荷重伝達部材(荷重伝達部材)
65,103 荷重受け部
67,105 荷重伝達部
69 第1の荷重受け面
91 第2の荷重伝達部材(荷重伝達部材)
109 第2の荷重受け面

Claims (3)

  1. 車両の前部に配設され、車幅方向に沿って並列配置されたエンジンと無段階変速機とを有するパワートレインと、
    前記パワートレインの車幅方向外側に配置され、車両前後方向に延在するサイドメンバと、
    前記サイドメンバの下方に配設されたサスペンションメンバと、
    前記サイドメンバおよびサスペンションメンバの少なくともいずれかに取り付けられた荷重伝達部材と、を備え、
    前記パワートレインにおいては、前記エンジンの前記荷重伝達部材側に無段階変速機が配置され、
    前記無段階変速機は、変速プーリーを有し、
    前記荷重伝達部材は、前記サイドメンバまたはサスペンションメンバの車幅方向外側の側面よりも車幅方向外側に突出し、車両後方に向かう荷重を受ける荷重受け部と、前記荷重受け部で受けた荷重を無段階変速機の変速プーリーに伝達する荷重伝達部と、を有し、
    前記変速プーリーは、車両の前方から見たときに前記荷重伝達部と車幅方向でオーバーラップすると共に、車両の側方から見たときに前記荷重伝達部材と高さ方向でオーバーラップする位置に配設されていることを特徴とする車体の前部構造。
  2. 請求項1に記載の車体の前部構造であって、
    前記荷重伝達部材は、前記サイドメンバに取り付けられる第1の荷重伝達部材と、前記サスペンションメンバに取り付けられる第2の荷重伝達部材と、を有することを特徴とする車体の前部構造。
  3. 請求項2に記載の車体の前部構造であって、
    前記第1の荷重伝達部材の前面に第1の荷重受け面を形成し、第2の荷重伝達部材の前面に第2の荷重受け面を形成し、これらの第1の荷重受け面と第2の荷重受け面とは、車両の上方から見た場合に、同一面状に配置されていることを特徴とする車体の前部構造。
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