JP6551625B1 - 形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 - Google Patents

形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 Download PDF

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Abstract

各圧延機について、下流スタンドに噛み込む前の圧延トルクGiを記憶し、最下流スタンドRnに噛み込んだ後に、Gn−1=Gn−1*となるようにRnの回転数を制御し、張力静定後のRnの圧延トルクGn**を記憶する。以降、上流にむかって、Gi=Gi*となるように、圧延機Riの回転数を制御し、かつ、圧延機Riの下流の圧延機Rkに対して、Gk=Gk**(k=i+1〜n)を維持するように、回転数を制御して、最上流の圧延機R1の圧延トルクが記憶したG1*と等しくなるように制御する。これにより、スタンド間距離が短いような条件下であっても、圧延条件ごとのテーブル値等を使用しない単純な制御系で、スタンド間張力を高精度で制御し、通材の安定化ならびに製品寸法精度の向上を図る。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2018年1月10日に日本国に出願された特願2018−001784号に基づき、優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本発明は、例えばH形鋼、T形鋼、I形鋼といった形鋼を製造する形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法に関する。
連続圧延機を用いた圧延プロセスにおいては、各圧延機間の材料張力は、材料の厚みや幅といった寸法を決定するための重要な要素である。従って、製品寸法を良好に保つためには、圧延機間の張力を好適に制御することが求められる。このような事情に鑑み、従来、種々の圧延機(圧延スタンド、スタンドとも呼称する)間での張力制御を行う技術が創案されている。
例えば、特許文献1には、連続圧延機の各スタンド間において張力制御を行う技術が開示されている。具体的には、特許文献1では、各圧延スタンドの圧延トルク、圧延荷重、前方張力、後方張力の関係を線形式で関係付け、圧延トルク及び圧延荷重の測定値に基づき前方張力及び後方張力を推定し、その推定値を目標値とすることで制御を行っている。
また、例えば、特許文献2には、2つ以上の圧延機を有する連続圧延機において、被圧延材が基準圧延機に噛み込んだときのロール駆動モータの電流を記憶しておき、次の圧延機に被圧延材が噛み込まれたときのロール駆動モータの電流と比較して速度制御を行う技術が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、タンデム圧延機の複数のスタンド間において、前方張力によるトルク変動のみを検出し、各スタンド間張力の制御を行う技術が開示されている。具体的には、特許文献3では、任意のスタンドにおいて下流側スタンドに被圧延材が噛み込んでいない状態の圧延トルクと、その時点での上流側スタンドの圧延トルクに基づき、任意の各スタンドの無張力トルクを求めるとの構成が開示されている。
特開2008−183594号公報 特公昭53−34586号公報 特公昭61−3564号公報
複数の圧延機からなる連続圧延機において、スタンド(圧延機)間の張力制御は必須であるが、上記特許文献1に記載の技術では、スタンド間張力を線形式から推定するため、予め線形式を求める必要があり、広範な実験や数値解析による線形式の作成が求められる。
また、上記特許文献2に記載の技術は、後段スタンド(次の圧延機)に被圧延材が噛み込むまでに基準圧延機との間の張力が無張力状態に制御できることを前提としており、スタンド間距離が短くなると適用できない恐れがある。
また、上記特許文献3に記載の技術は、圧延トルクの総和が張力によらず一定であることを前提としていると考えられ、当該前提に誤差があった場合、スタンド間張力制御にも誤差が影響し、精度良く張力制御が行われない恐れがある。また、特許文献3の技術は、基本的に線材や鋼板の圧延を前提に創案されたものであり、ユニバーサル圧延機で圧延を行う形鋼に適用した場合には誤差が生じる恐れがある。以下、[0011]〜[0016]にその理由について簡単に説明する。
上記特許文献3では、下記式(1)、(2)を用いてタンデム圧延機のスタンド間張力制御を行っている。

上記式は、総スタンドでの圧延トルクの総和が張力によらず一定であることが前提になっていると考えられる。一例として、総スタンドが3スタンド(第1スタンド〜第3スタンド)である場合を例示して考える。上記式(1)、(2)に基づくと、各スタンドでの圧延トルクGは以下の式(A1)、(A2)に示す関係が導き出される。


これら式(A1)、(A2)は、全スタンドの総仕事量が張力状態によらず一定であることを前提とした関係であるが、例えばH形鋼等の形鋼の圧延では、スタンド間張力によって断面内の被圧延材形状が変化し、総仕事量は変化する。具体的には、形鋼のユニバーサル圧延では水平ロール側面と竪ロール周面による圧下が存在し、当該水平ロール側面及び竪ロール周面と被圧延材との間には位置により異なる摩擦力が作用するために、スタンド間張力によって被圧延材の寸法が変化する場合は、総仕事量が変動することがある。その為、張力と圧延トルクGとの関係は、影響係数を含む以下の式(B1)〜(B3)で表すのが妥当である。なお、以下では、各スタンド間での張力Tとして、第1、第2スタンド間張力をT12とし、第2、第3スタンド間張力をT23との記載で示し、A12、A23、B12、B23は各スタンド間での影響係数とする。


上記式(B1)〜(B3)において、A12=B12、A23=B23であれば、上記式(A1)、(A2)に示す関係が成り立つが、上述したように形鋼の圧延では総仕事量が一定ではないことがあり、A12=B12、A23=B23との関係が成り立たない場合がある。
上記式(A1)と、式(B1)、(B2)とを比較するに際し、第3スタンドに被圧延材が噛み込む前(即ち、T23=0)について、式(B1)、(B2)を変形すると、以下の式(B4)が導出される。


以下に、第2スタンドの無張力時の第2スタンド圧延トルクG20を導出するための式である式(A1)と式(B4)を併記し、更に式(B4)を変形し式(B4)’とし、比較する。


式(A1)と式(B4)あるいは式(A1)と式(B4)’との比較から、形鋼の圧延における張力制御を、特許文献3に記載の式(1)、(2)を用いて行った場合、(B12/A12−1)(G1*−G10)=−(A12−B12)T12の誤差が含まれることになることが分かる。
上述した誤差は、スタンド間張力T12が大きい程、当該誤差も大きくなる。一般的な圧延機列での圧延では、噛み込み時の通材不良を防止するため、張力をかけた状態(即ち、T12>0)に設定されるため、A12>B12の場合、無張力時の第2スタンド圧延トルクG20は過大に算定され、A12<B12の場合、無張力時の第2スタンド圧延トルクG20は過小に算定される。
ここで、形鋼の圧延では総仕事量が一定ではないことを示す数値解析について図9、10を参照して説明する。図9は、H形鋼のユニバーサル中間圧延の概略説明図であり、(a)は正面図、(b)は2スタンドでの平面図である。図9において、内法Bi=274mm、フランジ幅Bf=150mmのH形鋼を2スタンドのタンデムユニバーサル圧延機でもって圧延した。圧延条件は、ウェブ厚tを11.4mm→10.0mm→9.0mm、フランジ厚tfを17.2mm→14.8mm→13mm、で圧延する条件とした。
図10は、このような圧延条件下で第1スタンドR1−第2スタンドR2間の張力(tonf)が変化した際の、各スタンドのトルク変化量(ton・m)を数値解析により示したグラフである。上記影響係数A12とB12が同じである場合、各スタンドのトルク変化量は正負逆、且つ、傾きは同じとなると考えられる。しかしながら、図10に示すように、第1スタンドR1のトルク変化量と、第2スタンドR2のトルク変化量とでは、その傾きが異なっており、A12>B12となっていることが分かる。即ち、このような形鋼の圧延条件下において特許文献3に基づく張力制御を行った場合、無張力時の第2スタンド圧延トルクG20は過小に算定されるという事になる。
このような数値解析の結果からも、形鋼の圧延ではスタンド間張力によって被圧延材形状が変化し、水平ロール側面と竪ロール周面による圧下が存在し、当該水平ロール側面及び竪ロール周面と被圧延材との間には位置により異なる摩擦力が作用するために総仕事量が変動していることが推定される。
ところで、省エネ、省コストが求められる連続圧延設備では、設備のコンパクト化を志向して複数スタンドのスタンド間距離を短くすることがある。タンデム圧延を行う場合に、スタンド間を短くした場合、上流の圧延スタンド間が無張力状態に制御される前に、下流スタンドに被圧延材が噛み込むといった状態が生じ、張力制御技術として上記のような従来技術が適用できない恐れがある。例えば、各圧延スタンドの噛み込み直後の回転数の低下(いわゆるインパクトドロップ)からの回復が0.5秒程度であり、各圧延スタンドの噛み込み速度が3m/sであるような条件においては、スタンド間距離が1.5m以下であると、下流スタンドでの被圧延材噛み込みまでに張力制御が間に合わない恐れがある。
そこで、上記事情に鑑み、本発明の目的は、3機以上の圧延機からなる連続圧延機をタンデム状態で用いて形鋼の圧延を行う場合に、スタンド間距離が短いような条件下であっても、圧延条件ごとのテーブル値等を使用しない単純な制御系で、スタンド間張力を高精度で制御し、通材の安定化ならびに製品寸法精度の向上を図ることが可能な形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列においてタンデム圧延を行うにあたり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の圧延方法であって、前記圧延機列の各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することを特徴とする、形鋼の圧延方法が提供される。但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
前記圧延機列の各圧延機のそれぞれの圧延トルクの値に替えて、各圧延機の圧延トルクを当該圧延機の圧延荷重で除した値であるトルクアーム係数(G/P)を用いて制御を行っても良い。
前記圧延機列の各圧延機Ri全ての回転数を制御した後、当該各圧延機Riの回転数比を固定して圧延を行っても良い。
前記各圧延機Riの回転数比を固定した状態で前記圧延機列の最下流の圧延機Rnの圧延速度を所望の速度に増速しても良い。
また、別の観点からの本発明によれば、少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列と、少なくとも1機以上の圧延機又は圧延機列と、がこの順にタンデム配置された構成であり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の製造ラインであって、当該製造ラインでは、上流の圧延機列において被圧延材の無張力制御が行われ、当該無張力制御が完了した後に、下流の圧延機又は圧延機列に被圧延材が噛み込むための十分な距離がある状態で上流の圧延機列と下流の圧延機又は圧延機列が配置され、前記上流の圧延機列と、前記下流の圧延機又は圧延機列と、は独立して上記記載の形鋼の圧延方法が実施されることを特徴とする、形鋼の製造ラインが提供される。
また、本発明によれば、水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行い製造される形鋼の製造方法であって、少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列において、各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することにより形鋼を製造することを特徴とする、形鋼の製造方法が提供される。但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
本発明によれば、3機以上の圧延機からなる連続圧延機をタンデム状態で用いて形鋼の圧延を行う場合に、スタンド間距離が短いような条件下であっても、圧延条件ごとのテーブル値等を使用しない単純な制御系で、スタンド間張力を高精度で制御し、通材の安定化ならびに製品寸法精度の向上を図ることが可能となる。
H形鋼の製造ラインについての概略説明図である。 ユニバーサル圧延機及びエッジャー圧延機の概略説明図である。 3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列の平面概略図である。 スタンド間距離が長い場合の張力制御に関する概略説明図である。 スタンド間距離が極めて短い場合に従来の張力制御を適用した際の概略説明図である。 スタンド間距離が極めて短い場合に本発明に係る張力制御を適用した際の概略説明図である。 近接した圧延機R1〜R3からなる圧延機列と、当該圧延機列から十分に離れた下流位置にある圧延機との組み合わせを示す概略説明図である。 近接した圧延機R1〜R3からなる圧延機列と、当該圧延機列から十分に離れた下流位置にある、互いに近接した圧延機R4〜R6からなる第2の圧延機列との組み合わせを示す概略説明図である。 H形鋼のユニバーサル中間圧延の概略説明図である。 スタンド間の張力が変化した際の、各スタンドのトルク変化量を数値解析により示したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、本明細書では、連続圧延機を構成する圧延機として、H形鋼製品を製造する場合に用いられるユニバーサル圧延機及びエッジャー圧延機を例として図示しているが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。また、本明細書における「ユニバーサル圧延機」とは、形鋼圧延時に水平ロールと竪ロールを用いて大きな延伸を伴う圧延を行う圧延機を指し、「エッジャー圧延」とはユニバーサル圧延機と併せて用いられ極めて軽圧下な圧延を行う圧延機を指すものとし、本明細書では、それら圧延機を「圧延スタンド」あるいは単に「スタンド」と呼称する場合もある。
(製造ラインの概略と従来の問題点)
図1は、本実施の形態にかかる形鋼の圧延方法が実施される製造ラインLについての説明図である。図1に示すように、製造ラインLには上流側から順に、加熱炉2、粗圧延機4、2機の中間ユニバーサル圧延機5、6、仕上ユニバーサル圧延機8が配置されている。また、2機の中間ユニバーサル圧延機5、6の間にはエッジャー圧延機9が設けられている。なお、以下では、説明のために製造ラインLにおける鋼材を、総称して「被圧延材S」と記載し、各図において適宜その形状を破線・斜線等を用いて図示する場合がある。
図1に示すように、製造ラインLでは、加熱炉2から抽出された例えばスラブ11等の被圧延材Sが粗圧延機4において粗圧延される。次いで、中間ユニバーサル圧延機5、6において中間ユニバーサル圧延される。また、この中間ユニバーサル圧延とリバース圧延が可能な状態で、エッジャー圧延機9によって被圧延材の端部等(フランジ相当部12)に対して圧下が施される。通常の場合、粗圧延機4(複数基設置される場合もある)のロールには、合わせて4〜6個程度の孔型が刻設されており、これらを経由して複数パスのリバース圧延でドッグボーン形状のH形粗形材13が造形され、該H形粗形材13を第1中間ユニバーサル圧延機5−エッジャー圧延機9−第2中間ユニバーサル圧延機6からなる圧延機列を用いて、複数パスの圧下が加えられ、中間材14が造形される。そして中間材14は、仕上ユニバーサル圧延機8において製品形状に仕上圧延され、H形鋼製品16が製造される。
図1に示す製造ラインLにおいて、H形粗形材13に対し第1中間ユニバーサル圧延機5−エッジャー圧延機9−第2中間ユニバーサル圧延機6からなる圧延機列を用いて、複数パスの圧下を加え、中間材14を造形する場合に、各ユニバーサル圧延機では図2(a)に示すように、フランジ先端部が未圧下(図中破線部参照)となるため、図2(b)に示すように、エッジャー圧延機で当該未圧下の部分を整形・圧下するような圧延が行われる。
タンデム状態で被圧延材の圧延を行う連続圧延機列の一例として上記のような第1中間ユニバーサル圧延機5−エッジャー圧延機9−第2中間ユニバーサル圧延機6の構成が挙げられる。このような複数の圧延スタンドが連続的に配置された構成の圧延機列において、被圧延材Sとして形鋼を圧延する場合、被圧延材剛性が大きいため、鋼帯圧延時等に用いられるルーパー(張力制御装置)を使った圧延スタンド間張力制御は困難である。また、形鋼の圧延では、圧延スタンド間での被圧延材のたくれといった通材不良を予防し、安定的な通材を確保するために、噛み込み時にはスタンド間張力が引っ張り気味となるような回転数に設定することが一般的であった。即ち、形鋼の圧延において製品寸法を良好に保つためには、被圧延材噛み込み後にスタンド間の張力を好適に制御することが求められる。
加えて、連続圧延機列では、省エネ、省コストや設備のコンパクト化を志向して複数スタンドのスタンド間距離を短くすることがある。但し、形鋼のタンデム圧延を行う場合に、スタンド間を短くすると、上流の圧延スタンド間が無張力状態に制御される前に、下流スタンドに被圧延材が噛み込むといった状態が生じる恐れがあり、従前のようなスタンド間張力を引っ張り気味にするといった制御が安定的にできない恐れがある。
このような事情に鑑み、形鋼のタンデム圧延を行う連続圧延機列において、スタンド間距離が短いような構成であってもスタンド間張力を高精度で制御し、通材の安定化ならびに製品寸法精度の向上を図ることが可能な技術が求められている。
(張力制御方法の適用例)
図1に示す製造ラインLでは、連続圧延機列として第1中間ユニバーサル圧延機5−エッジャー圧延機9−第2中間ユニバーサル圧延機6の構成(図2参照)を挙げたが、本発明に係る張力制御方法は、形鋼のタンデム圧延を行う設備において複数の圧延機(スタンド)が連続的に配置された構成であれば、どのような圧延機であっても適用可能である。そこで、以下では、従来の張力制御方法と、本発明に係る張力制御方法をR1〜R3の3機のスタンドが連続的に配置された圧延機列に対し適用する場合を例として説明する。なお、本構成は一例であり、本発明に係る張力制御方法は少なくとも3機以上の複数の圧延機がタンデム圧延状態となるような形鋼の圧延機列について適用可能である。
図3は、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30の平面概略図であり、当該圧延機列30では、例えば、図中に破線矢印で示すようにリバース圧延が行われる。R1、R2、R3の3台の圧延機(圧延スタンド)のスタンド間距離はいずれも被圧延材Sの長手方向長さよりも短い距離であり、いわゆるタンデム圧延状態で被圧延材Sの圧延は行われる。また、本発明に係る張力制御方法を適用する場合には、これらのスタンド間距離が、被圧延材Sの圧延速度に比して十分短い距離、すなわち、下流スタンドに噛みこむ前に、個々のスタンド間の張力を無張力状態とすることができない場合に本発明の従来技術に対する優位性が発揮される。ただし、例えば特許文献2(特公昭53−34586号公報)が適用できるような長いスタンド間距離においても、本発明を適用することができる。
(従来の張力制御とその課題)
先ず、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が十分に長い場合の張力制御について説明する。ここで、「スタンド間距離が十分に長い」構成とは、スタンド間において被圧延材Sの無張力制御が行われ、静定するのに十分な距離があることを示している。
図4は、スタンド間距離が長い場合の張力制御に関する概略説明図であり、各圧延機R1〜R3の圧延トルク変化(実線)及び回転数変化(一点鎖線)を示す模式図である。以下では、R1〜R3の各圧延トルクを経時的に変化する値としてG1〜G3と定義し、特定の時点での各圧延トルク値は「G1*」といったような個別の値で記載する。なお、図4中には、当該模式図(図4)中の状況A、Bでの被圧延材Sの位置についての概略図も併せて記載している。この図4を参照して、スタンド間距離が長い場合の張力制御について説明する。
1)図4に示す状況Aの前段階において、被圧延材SがR2に噛み込む直前にR1の圧延トルクG1*を記憶する。そして、状況Aにおいて被圧延材SがR2に噛み込んだ後、G1=G1*となるように、R1の回転数を制御し、R1−R2間を無張力状態(静定状態)とし、その状態でのR2の圧延トルクG2*を記憶する。
2)図4に示す状況Bにおいて、被圧延材SがR3に噛み込んだ後、R2の圧延トルクG2がG2=G2*となるように、R2の回転数を制御する。これにより、R1−R2間及びR2−R3間のいずれも無張力状態に制御される。
次に、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が極めて短い構成において従来の張力制御を適用する場合について説明する。ここで、「スタンド間距離が極めて短い構成」とは、上流の圧延スタンド間が無張力状態に制御される前に、下流スタンドに被圧延材Sが噛み込むような構成を示している。
図5は、スタンド間距離が極めて短い場合に従来の張力制御を適用した際の概略説明図であり、各圧延機R1〜R3の圧延トルク変化(実線)及び回転数変化(一点鎖線)を示す模式図である。なお、図5中にも、当該模式図(図5)中の状況A、Bでの被圧延材Sの位置についての概略図も併せて記載している。この図5を参照して、スタンド間距離が極めて短い構成において従来の張力制御を適用した場合について説明する。
1)図5に示す状況Aの前段階において、被圧延材SがR2に噛み込む直前にR1の圧延トルクG1*を記憶する。そして、状況Aにおいて被圧延材SがR2に噛み込んだ後、G1=G1*となるように、R1の回転数制御を行うが、当該制御が完了する前に被圧延材SがR3に噛み込まれる。この状態でR2の圧延トルクG2*を記憶したとしても、記憶されたG2*は後方張力が付与された状態の値となる。
2)図5に示す状況Bにおいて、G2=G2*、且つ、G1=G1*となるような制御を行ったとしても、上記の通り、記憶されたG2*が後方張力が付与された状態の値であるために、R2−R3間が無張力状態とならず、好適な張力制御が実現されない。
以上、図4及び図5を参照して説明したように、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が十分に長い場合には従来の張力制御技術を適用することで好適な張力制御が可能である(図4参照)ものの、スタンド間距離が極めて短い構成では、従来の張力制御技術では好適な張力制御が実現できない(図5参照)といった課題が見受けられる。
上記課題に鑑み、本発明者らは、複数の圧延機からなる圧延機列において張力制御を行う場合に、前方張力が0の状態(下流圧延機に被圧延材Sが噛み込む前)で回転数を固定し、対象となる全ての圧延機に被圧延材Sが噛み込んだ後に、順次遡ってスタンド間張力を0とするような張力制御方法ならびにそれを用いた圧延方法を創案した。以下、本発明に係る圧延方法について説明する。
(本発明に係る圧延方法・張力制御)
ここでは、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が極めて短い構成において本発明に係る張力制御技術を適用する場合について説明する。なお、本発明に係る張力制御技術は、任意のn機(n=3以上の任意の整数)の圧延機で構成される圧延機列においてタンデム圧延を実施する場合に適用可能であり、説明の簡素化のため、ここでは3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30でもって説明する。
図6はスタンド間距離が極めて短い場合に本発明に係る張力制御を適用した際の概略説明図であり、各圧延機R1〜R3の圧延トルク変化(実線)及び回転数変化(一点鎖線)を示す模式図である。なお、図6中には、当該模式図(図6)中の状況A〜Cでの被圧延材Sの位置についての概略図も併せて記載している。この図6を参照して、スタンド間距離が極めて短い構成において本発明に係る張力制御を適用した場合について説明する。
1)図6に示す状況Aの前段階において、被圧延材SがR2に噛み込む直前にR1の圧延トルクG1*を記憶する。
2)図6に示す状況A、即ち、被圧延材SがR3に噛み込む直前で、R2の圧延トルクG2*を記憶し、この段階でR2の回転数を固定する。
3)図6に示す状況B、即ち、被圧延材SがR3に噛み込んだ後、R2の圧延トルクG2が、上記記憶したG2*と等しくなる(G2=G2*)ように、R3の回転数を制御する。制御静定後には、R2−R3間は無張力となる。この状態でのR3の圧延トルクG3**を記憶する。
4)図6に示す状況Bと状況Cの間において、G1=G1*となる(即ち、R1−R2間が無張力となる)ようにR2の回転数を制御する。R2の回転数を制御する(回転数が変化する)ことにより、R2−R3間に張力あるいは圧縮力が作用するが、その際に、G3=G3**を維持するようにR3の回転数を制御する。
5)図6に示す状況Cにおいて、R1−R2間及びR2−R3間の張力が静定した時点でのR2の圧延トルクG2**を記憶する。
6)以上の過程において記憶されたG1*、G2**、G3**は、前後方張力が0である際の圧延トルクであることから、G1=G1*、G2=G2**、G3=G3**となるように各圧延機の回転数を制御することで、圧延機列全長にわたって無張力状態を維持することができる。
以上、図6を参照して1)〜6)で説明した張力制御方法を圧延機列30でのタンデム圧延において採用することで、各圧延スタンド間(R1−R2間及びR2−R3間)で張力制御が高精度で行われ無張力状態を維持しつつ圧延を実施することが可能となる。これにより、圧延スタンド間での被圧延材の通材性が向上し、寸法精度の悪化やスリップ、圧縮力によるたくれ等が防止される。
また、本実施の形態では、圧延条件ごとのテーブル値等を使用せず、測定可能な圧延トルクを記憶させ、単純な制御系でもってR1−R2−R3からなる圧延機列30の全長にわたる張力制御を高精度で実施することができる。
(任意の複数機からなる圧延機列への適用)
上記図6を参照した説明では、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、本発明に係る張力制御を適用する場合について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。即ち、本発明技術は、3機以上の任意の複数の圧延機からなる圧延機列に対しても適用可能である。以下、3機以上の任意のn機の圧延機からなる圧延機列でタンデム圧延を行う場合の張力制御方法について説明する。なお、以下では、説明のため、n機の圧延機からなる圧延機列を構成する各圧延機をR1、R2、・・・Rnとし、その内のi番目の圧延機をRi、当該Riの圧延トルクをGiと定義する。即ち、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
1)最下流の圧延機Rn以外の圧延機Ri(i=1〜n−1)では、被圧延材がRiに噛み込んだ後、下流の圧延機Ri+1に噛み込む直前のRiの圧延トルクGi*を記憶し、この段階でRiの回転数を固定する。
2)最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、最下流の直前の圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1がRn噛み込み前に記憶した圧延トルクGn−1*になるように最下流の圧延機Rnの回転数を制御する(第1制御工程)。この制御により、Rn−1の張力状態は、最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込む直前(前方張力=0)と等しい状態となる。
3)第1制御工程による張力制御静定後の圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶する。
4)圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが上記3)で記憶された圧延トルクGn**を維持するように圧延機Rnの回転数を制御する(第2制御工程)。ここで、張力制御静定後に圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する。
5)以降、同様の方法で、上記第2制御工程を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して行う。即ち、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機に噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、かつ当該圧延機の下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することで制御後の各圧延機間で同じように無張力状態を実現させることができる。
6)最終的には、最上流の圧延機R1の圧延トルクG1が、圧延機R1の下流に位置する圧延機R2に噛み込む前の圧延機R1の圧延トルクとして記憶されていたG1*と等しくなるように圧延機列の各圧延機Riの回転数が制御されることになる。
上述した張力制御方法における第1制御工程は、Gn−1=Gn−1*となるように圧延機Rnの回転数を制御する工程であり、Rn単独制御工程である。また、第2制御工程は、Gi−1=Gi−1*となるように、圧延機Riの回転数を制御し、かつ、圧延機Riの下流の圧延機Rkに対して、Gk=Gk**(k=i+1〜n)を維持するように、回転数を制御する、連動制御工程である。この第2制御工程を、圧延機Rn−1から上流に向かって順次適用させていくことで、全ての圧延機間の張力状態を制御することができる。

このように、最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、上流に向かって順次遡るように張力制御を行い、最終的に最上流の圧延機R1まで制御を行うことで、圧延機列全体について各圧延機間が無張力状態となるような張力制御を実施することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施の形態で説明した本発明に係る圧延方法では、被圧延材Sの圧延時の温度変化については特に言及していない。しかしながら、被圧延材Sの寸法が長手方向に長い場合に、例えばR1−R2−R3といった複数の圧延機からなる圧延機列でタンデム圧延を行う際には、被圧延材Sの温度が経時的に変化し、その温度変化に伴い各圧延機の圧延トルクが変動してしまう恐れがある。温度変化による圧延トルクの変動を考慮せずに上記張力制御方法を適用すると、当該変動に伴う誤差が生じてしまう恐れがある。
このような事情に鑑み、上記実施の形態に記載の張力制御技術を適用する場合に、圧延トルク(G)の値に替えて、圧延トルク(G)を荷重(P)で除した値であるトルクアーム係数(G/P)を用いても良い。トルクアーム係数(G/P)を圧延トルクに替えて用い、本発明に係る張力制御方法を実施することで、被圧延材Sの温度変化に伴う圧延トルク変化の影響を除外し、スタンド間張力の制御を行うことができる。
また、上記実施の形態で説明した圧延方法により圧延機列での無張力状態(静定状態)が実現された場合において、圧延機列のミル剛性が温度変化に対して十分に大きく、圧延機列の全長の寸法変化が小さい場合には、当該静定状態での各圧延機の回転数比を固定しても良い。例えば、静定状態後に圧延速度を増速したいといった場合には、圧延機列全体の圧延速度を増速する必要がある。その際に、固定した回転数比をそのままの比率とした状態で増速を行うことで無張力状態(静定状態)を維持することができる。その際、圧延下流の最下流の圧延機を所望の速度とし、その最下流の圧延機の圧延速度に合わせて上記回転数比がそのままの比率となるように他の圧延機の圧延速度を定めれば良い。
(本発明の変形例)
図7は、近接した圧延機(スタンド)R1〜R3からなる圧延機列30と、当該圧延機列30から十分に離れた下流位置にある圧延機F1との組み合わせを示す概略説明図である。図7に示すような構成においては、R1〜R3からなる圧延機列において、上記実施の形態で説明した張力制御方法を適用し、R1〜R3までの張力を静定させ、その後、被圧延材SがF1に噛み込んだ後に、R3の圧延トルクG3の値がG3=G3**(静定後のR3の圧延トルク)となるようにF1の回転数を制御すればよい。これにより、R3−F1間についても無張力状態とすることができる。
また、図8は、近接した圧延機R1〜R3からなる圧延機列30と、当該圧延機列30から十分に離れた下流位置にある、互いに近接した圧延機F1〜F3からなる第2の圧延機列50との組み合わせを示す概略説明図である。図8に示すような構成においては、R1〜R3からなる圧延機列30において、上記実施の形態で説明した張力制御方法を適用し、R1〜R3までの張力を静定させ、F1に被圧延材Sが噛み込む前にR1〜R3の回転数を固定する。このようにR1〜R3の回転数を固定した状態で、第2の圧延機列50においても同様に上記実施の形態で説明した張力制御方法を適用し、F1〜F3の張力状態を静定させる。そして、圧延機列30と第2の圧延機列50との間の張力制御については、任意の制御方法で制御すればよく、例えば、G3=G3**(静定後のR3の圧延トルク)となるようにF1の回転数を制御しても良い。
圧延機間の距離が2.0mの4機の圧延機列(上流からR1〜R4)で、トータル圧下率40%、圧延機列出側の圧延速度4.0m/sとなるタンデム圧延を実施する際に、スタンド間張力を本発明で制御する場合(実施例)と従来技術を用いて制御する場合(比較例1、2)を比較した。
比較例1では従来技術として特許文献2(特公昭53−34586号公報)に開示された技術を用い、下流スタンドに噛みこむ0.1秒前に圧延トルクを記憶し、下流スタンド噛みこみ後0.5秒後から、圧延トルクが下流スタンド噛みこみ前に記憶した値となるように回転数を制御した。ここで、圧延トルクを記憶するタイミングを下流スタンドの噛みこみ0.1秒前としたのは、スタンド間距離とロール速度から圧延速度を推定して、被圧延材の下流スタンドへ噛みこむ時間を推定するために推定誤差を加味して、圧延トルクの記憶タイミングが下流スタンド噛みこみ後とならないようにするためである。また、制御開始を下流スタンド噛みこみ後0.5秒後としたのは、噛みこみによる回転数の低下(インパクトドロップ)からの回復等の過渡状態を避けるために必要な時間である。
また、比較例2では従来技術として特許文献3(特公昭61−3564号公報)に開示された技術を用い、下流スタンド噛み込み0.1秒前に当該スタンドの無張力トルクGj0の演算を行い、全スタンドに被圧延材が噛み込んだ後に、スタンド間張力を0とするように制御を実施した。ここで、無張力トルクGj0の演算タイミングを下流スタンドの噛み込み0.1秒前としたのは、スタンド間距離とロール速度から圧延速度を推定して、被圧延材の下流スタンドへ噛みこむ時間を推定するために推定誤差を加味して、圧延トルクの記憶タイミングが下流スタンド噛みこみ後とならないようにするためである。
本発明を適用した場合(実施例)では、被圧延材にたくれの無い圧延が可能であった。一方、比較例1ではR1−R2の張力制御を実施する時間がR2の圧延トルクを記憶するまでに0.07秒しかなく、R1の圧延トルクG1をR2噛みこみ前に記憶した値に静定できなかった。さらに、R3については、圧延トルクを記憶するタイミングが噛みこみ後の過渡状態と重なり、R2−R3間の張力を制御することなくR4に噛みこんだ。その結果、R3−R4間で著しい圧縮力が生じ、被圧延材がスタンド間でたくれた。
比較例2では、定常部はたくれ等は発生せず圧延できたものの、R2蹴出し直後にR3の圧延トルクが急減し、これに伴いR3を増速する制御指令が出た結果、R3−R4間で被圧延材にたくれが発生した。
本発明は、例えばH形鋼、T形鋼、I形鋼といった形鋼を製造する形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法に適用できる。
2…加熱炉
4…粗圧延機
5…(第1)中間ユニバーサル圧延機(U1)
6…(第2)中間ユニバーサル圧延機(U2)
8…仕上ユニバーサル圧延機
9…エッジャー圧延機(E)
30…圧延機列
50…第2の圧延機列
S…被圧延材
L…製造ライン

Claims (6)

  1. 少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列においてタンデム圧延を行うにあたり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の圧延方法であって、
    前記圧延機列の各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、
    前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、
    当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、
    次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、
    前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することを特徴とする、形鋼の圧延方法。
    但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
  2. 前記圧延機列の各圧延機のそれぞれの圧延トルクの値に替えて、各圧延機の圧延トルクを当該圧延機の圧延荷重で除した値であるトルクアーム係数(G/P)を用いて制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の形鋼の圧延方法。
  3. 前記圧延機列の各圧延機Ri全ての回転数を制御した後、当該各圧延機Riの回転数比を固定して圧延を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の形鋼の圧延方法。
  4. 前記各圧延機Riの回転数比を固定した状態で前記圧延機列の最下流の圧延機Rnの圧延速度を所望の速度に増速することを特徴とする、請求項3に記載の形鋼の圧延方法。
  5. 少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列と、少なくとも1機以上の圧延機又は圧延機列と、がこの順にタンデム配置された構成であり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の製造ラインであって、
    当該製造ラインでは、上流の圧延機列において被圧延材の無張力制御が行われ、当該無張力制御が完了した後に、下流の圧延機又は圧延機列に被圧延材が噛み込むための十分な距離がある状態で上流の圧延機列と下流の圧延機又は圧延機列が配置され、
    前記上流の圧延機列と、前記下流の圧延機又は圧延機列と、は独立して請求項1〜4のいずれか一項に記載の形鋼の圧延方法が実施されることを特徴とする、形鋼の製造ライン。
  6. 水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行い製造される形鋼の製造方法であって、
    少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列において、各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、
    前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、
    当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、
    次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、
    前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することにより形鋼を製造することを特徴とする、形鋼の製造方法。
    但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
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