JP6551625B1 - 形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 - Google Patents
形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6551625B1 JP6551625B1 JP2019506208A JP2019506208A JP6551625B1 JP 6551625 B1 JP6551625 B1 JP 6551625B1 JP 2019506208 A JP2019506208 A JP 2019506208A JP 2019506208 A JP2019506208 A JP 2019506208A JP 6551625 B1 JP6551625 B1 JP 6551625B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolling mill
- torque
- mill
- rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/08—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
- B21B1/088—H- or I-sections
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/08—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
- B21B1/12—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel in a continuous process, i.e. without reversing stands
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/48—Tension control; Compression control
- B21B37/52—Tension control; Compression control by drive motor control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2201/00—Special rolling modes
- B21B2201/10—Endless rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2265/00—Forming parameters
- B21B2265/02—Tension
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2265/00—Forming parameters
- B21B2265/02—Tension
- B21B2265/06—Interstand tension
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2275/00—Mill drive parameters
- B21B2275/10—Motor power; motor current
- B21B2275/12—Roll torque
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/46—Roll speed or drive motor control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
Description
本願は、2018年1月10日に日本国に出願された特願2018−001784号に基づき、優先権を主張し、その内容をここに援用する。
上記式は、総スタンドでの圧延トルクの総和が張力によらず一定であることが前提になっていると考えられる。一例として、総スタンドが3スタンド(第1スタンド〜第3スタンド)である場合を例示して考える。上記式(1)、(2)に基づくと、各スタンドでの圧延トルクGは以下の式(A1)、(A2)に示す関係が導き出される。
これら式(A1)、(A2)は、全スタンドの総仕事量が張力状態によらず一定であることを前提とした関係であるが、例えばH形鋼等の形鋼の圧延では、スタンド間張力によって断面内の被圧延材形状が変化し、総仕事量は変化する。具体的には、形鋼のユニバーサル圧延では水平ロール側面と竪ロール周面による圧下が存在し、当該水平ロール側面及び竪ロール周面と被圧延材との間には位置により異なる摩擦力が作用するために、スタンド間張力によって被圧延材の寸法が変化する場合は、総仕事量が変動することがある。その為、張力と圧延トルクGとの関係は、影響係数を含む以下の式(B1)〜(B3)で表すのが妥当である。なお、以下では、各スタンド間での張力Tとして、第1、第2スタンド間張力をT12とし、第2、第3スタンド間張力をT23との記載で示し、A12、A23、B12、B23は各スタンド間での影響係数とする。
上記式(B1)〜(B3)において、A12=B12、A23=B23であれば、上記式(A1)、(A2)に示す関係が成り立つが、上述したように形鋼の圧延では総仕事量が一定ではないことがあり、A12=B12、A23=B23との関係が成り立たない場合がある。
以下に、第2スタンドの無張力時の第2スタンド圧延トルクG20を導出するための式である式(A1)と式(B4)を併記し、更に式(B4)を変形し式(B4)’とし、比較する。
式(A1)と式(B4)あるいは式(A1)と式(B4)’との比較から、形鋼の圧延における張力制御を、特許文献3に記載の式(1)、(2)を用いて行った場合、(B12/A12−1)(G1*−G10)=−(A12−B12)T12の誤差が含まれることになることが分かる。
図1は、本実施の形態にかかる形鋼の圧延方法が実施される製造ラインLについての説明図である。図1に示すように、製造ラインLには上流側から順に、加熱炉2、粗圧延機4、2機の中間ユニバーサル圧延機5、6、仕上ユニバーサル圧延機8が配置されている。また、2機の中間ユニバーサル圧延機5、6の間にはエッジャー圧延機9が設けられている。なお、以下では、説明のために製造ラインLにおける鋼材を、総称して「被圧延材S」と記載し、各図において適宜その形状を破線・斜線等を用いて図示する場合がある。
このような事情に鑑み、形鋼のタンデム圧延を行う連続圧延機列において、スタンド間距離が短いような構成であってもスタンド間張力を高精度で制御し、通材の安定化ならびに製品寸法精度の向上を図ることが可能な技術が求められている。
図1に示す製造ラインLでは、連続圧延機列として第1中間ユニバーサル圧延機5−エッジャー圧延機9−第2中間ユニバーサル圧延機6の構成(図2参照)を挙げたが、本発明に係る張力制御方法は、形鋼のタンデム圧延を行う設備において複数の圧延機(スタンド)が連続的に配置された構成であれば、どのような圧延機であっても適用可能である。そこで、以下では、従来の張力制御方法と、本発明に係る張力制御方法をR1〜R3の3機のスタンドが連続的に配置された圧延機列に対し適用する場合を例として説明する。なお、本構成は一例であり、本発明に係る張力制御方法は少なくとも3機以上の複数の圧延機がタンデム圧延状態となるような形鋼の圧延機列について適用可能である。
先ず、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が十分に長い場合の張力制御について説明する。ここで、「スタンド間距離が十分に長い」構成とは、スタンド間において被圧延材Sの無張力制御が行われ、静定するのに十分な距離があることを示している。
2)図4に示す状況Bにおいて、被圧延材SがR3に噛み込んだ後、R2の圧延トルクG2がG2=G2*となるように、R2の回転数を制御する。これにより、R1−R2間及びR2−R3間のいずれも無張力状態に制御される。
2)図5に示す状況Bにおいて、G2=G2*、且つ、G1=G1*となるような制御を行ったとしても、上記の通り、記憶されたG2*が後方張力が付与された状態の値であるために、R2−R3間が無張力状態とならず、好適な張力制御が実現されない。
ここでは、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、スタンド間距離が極めて短い構成において本発明に係る張力制御技術を適用する場合について説明する。なお、本発明に係る張力制御技術は、任意のn機(n=3以上の任意の整数)の圧延機で構成される圧延機列においてタンデム圧延を実施する場合に適用可能であり、説明の簡素化のため、ここでは3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30でもって説明する。
2)図6に示す状況A、即ち、被圧延材SがR3に噛み込む直前で、R2の圧延トルクG2*を記憶し、この段階でR2の回転数を固定する。
3)図6に示す状況B、即ち、被圧延材SがR3に噛み込んだ後、R2の圧延トルクG2が、上記記憶したG2*と等しくなる(G2=G2*)ように、R3の回転数を制御する。制御静定後には、R2−R3間は無張力となる。この状態でのR3の圧延トルクG3**を記憶する。
4)図6に示す状況Bと状況Cの間において、G1=G1*となる(即ち、R1−R2間が無張力となる)ようにR2の回転数を制御する。R2の回転数を制御する(回転数が変化する)ことにより、R2−R3間に張力あるいは圧縮力が作用するが、その際に、G3=G3**を維持するようにR3の回転数を制御する。
5)図6に示す状況Cにおいて、R1−R2間及びR2−R3間の張力が静定した時点でのR2の圧延トルクG2**を記憶する。
6)以上の過程において記憶されたG1*、G2**、G3**は、前後方張力が0である際の圧延トルクであることから、G1=G1*、G2=G2**、G3=G3**となるように各圧延機の回転数を制御することで、圧延機列全長にわたって無張力状態を維持することができる。
上記図6を参照した説明では、3機の圧延機R1−R2−R3からなる圧延機列30において、本発明に係る張力制御を適用する場合について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。即ち、本発明技術は、3機以上の任意の複数の圧延機からなる圧延機列に対しても適用可能である。以下、3機以上の任意のn機の圧延機からなる圧延機列でタンデム圧延を行う場合の張力制御方法について説明する。なお、以下では、説明のため、n機の圧延機からなる圧延機列を構成する各圧延機をR1、R2、・・・Rnとし、その内のi番目の圧延機をRi、当該Riの圧延トルクをGiと定義する。即ち、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
2)最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、最下流の直前の圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1がRn噛み込み前に記憶した圧延トルクGn−1*になるように最下流の圧延機Rnの回転数を制御する(第1制御工程)。この制御により、Rn−1の張力状態は、最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込む直前(前方張力=0)と等しい状態となる。
3)第1制御工程による張力制御静定後の圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶する。
4)圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが上記3)で記憶された圧延トルクGn**を維持するように圧延機Rnの回転数を制御する(第2制御工程)。ここで、張力制御静定後に圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する。
5)以降、同様の方法で、上記第2制御工程を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して行う。即ち、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機に噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、かつ当該圧延機の下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することで制御後の各圧延機間で同じように無張力状態を実現させることができる。
6)最終的には、最上流の圧延機R1の圧延トルクG1が、圧延機R1の下流に位置する圧延機R2に噛み込む前の圧延機R1の圧延トルクとして記憶されていたG1*と等しくなるように圧延機列の各圧延機Riの回転数が制御されることになる。
図7は、近接した圧延機(スタンド)R1〜R3からなる圧延機列30と、当該圧延機列30から十分に離れた下流位置にある圧延機F1との組み合わせを示す概略説明図である。図7に示すような構成においては、R1〜R3からなる圧延機列において、上記実施の形態で説明した張力制御方法を適用し、R1〜R3までの張力を静定させ、その後、被圧延材SがF1に噛み込んだ後に、R3の圧延トルクG3の値がG3=G3**(静定後のR3の圧延トルク)となるようにF1の回転数を制御すればよい。これにより、R3−F1間についても無張力状態とすることができる。
比較例1では従来技術として特許文献2(特公昭53−34586号公報)に開示された技術を用い、下流スタンドに噛みこむ0.1秒前に圧延トルクを記憶し、下流スタンド噛みこみ後0.5秒後から、圧延トルクが下流スタンド噛みこみ前に記憶した値となるように回転数を制御した。ここで、圧延トルクを記憶するタイミングを下流スタンドの噛みこみ0.1秒前としたのは、スタンド間距離とロール速度から圧延速度を推定して、被圧延材の下流スタンドへ噛みこむ時間を推定するために推定誤差を加味して、圧延トルクの記憶タイミングが下流スタンド噛みこみ後とならないようにするためである。また、制御開始を下流スタンド噛みこみ後0.5秒後としたのは、噛みこみによる回転数の低下(インパクトドロップ)からの回復等の過渡状態を避けるために必要な時間である。
また、比較例2では従来技術として特許文献3(特公昭61−3564号公報)に開示された技術を用い、下流スタンド噛み込み0.1秒前に当該スタンドの無張力トルクGj0の演算を行い、全スタンドに被圧延材が噛み込んだ後に、スタンド間張力を0とするように制御を実施した。ここで、無張力トルクGj0の演算タイミングを下流スタンドの噛み込み0.1秒前としたのは、スタンド間距離とロール速度から圧延速度を推定して、被圧延材の下流スタンドへ噛みこむ時間を推定するために推定誤差を加味して、圧延トルクの記憶タイミングが下流スタンド噛みこみ後とならないようにするためである。
比較例2では、定常部はたくれ等は発生せず圧延できたものの、R2蹴出し直後にR3の圧延トルクが急減し、これに伴いR3を増速する制御指令が出た結果、R3−R4間で被圧延材にたくれが発生した。
4…粗圧延機
5…(第1)中間ユニバーサル圧延機(U1)
6…(第2)中間ユニバーサル圧延機(U2)
8…仕上ユニバーサル圧延機
9…エッジャー圧延機(E)
30…圧延機列
50…第2の圧延機列
S…被圧延材
L…製造ライン
Claims (6)
- 少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列においてタンデム圧延を行うにあたり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の圧延方法であって、
前記圧延機列の各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、
前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、
当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、
次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、
前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することを特徴とする、形鋼の圧延方法。
但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。 - 前記圧延機列の各圧延機のそれぞれの圧延トルクの値に替えて、各圧延機の圧延トルクを当該圧延機の圧延荷重で除した値であるトルクアーム係数(G/P)を用いて制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の形鋼の圧延方法。
- 前記圧延機列の各圧延機Ri全ての回転数を制御した後、当該各圧延機Riの回転数比を固定して圧延を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の形鋼の圧延方法。
- 前記各圧延機Riの回転数比を固定した状態で前記圧延機列の最下流の圧延機Rnの圧延速度を所望の速度に増速することを特徴とする、請求項3に記載の形鋼の圧延方法。
- 少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列と、少なくとも1機以上の圧延機又は圧延機列と、がこの順にタンデム配置された構成であり、1機以上の圧延機でもって水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行う形鋼の製造ラインであって、
当該製造ラインでは、上流の圧延機列において被圧延材の無張力制御が行われ、当該無張力制御が完了した後に、下流の圧延機又は圧延機列に被圧延材が噛み込むための十分な距離がある状態で上流の圧延機列と下流の圧延機又は圧延機列が配置され、
前記上流の圧延機列と、前記下流の圧延機又は圧延機列と、は独立して請求項1〜4のいずれか一項に記載の形鋼の圧延方法が実施されることを特徴とする、形鋼の製造ライン。 - 水平ロール側面と竪ロール周面との間での圧下を行い製造される形鋼の製造方法であって、
少なくとも3機以上のn機の圧延機で構成される圧延機列において、各圧延機Ri(i=1〜n−1)について、前記圧延機Riに被圧延材が噛み込んだ後であり、且つ、前記圧延機Riの下流に位置する圧延機Ri+1に被圧延材が噛み込む前に、前記圧延機Riの回転数を一定の値に固定し、その時の前記圧延機Riの圧延トルクGiをGi*として記憶し、
前記圧延機列の最下流の圧延機Rnに被圧延材が噛み込んだ後、前記圧延機Rnの上流に位置する圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1が、前記圧延機Rnに被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−1の圧延トルクとして記憶されたGn−1*と等しくなるように、前記圧延機Rnの回転数を制御する、第1制御工程と、
当該第1制御工程後の前記圧延機Rnの圧延トルクGn**を記憶し、
次いで、前記圧延機Rn−1の上流に位置する圧延機Rn−2の圧延トルクGn−2が、前記圧延機Rn−1に被圧延材が噛み込む前の前記圧延機Rn−2の圧延トルクとして記憶されたGn−2*と等しくなるように、前記圧延機Rn−1の回転数を制御し、且つ、前記圧延機Rnの圧延トルクGnが記憶された圧延トルクGn**と等しくなるように前記圧延機Rnの回転数を制御し、張力制御静定後の前記圧延機Rn−1の圧延トルクGn−1**を記憶する、第2制御工程と、を備え、
前記第2制御工程と同様の制御を、上流に向かって順次遡るように各圧延機に対して適用し、各圧延機Rn−2、・・・R2について、当該圧延機Riの直前の圧延機の圧延トルクGi−1が、当該圧延機Riに噛み込む前に記憶した圧延トルクGi−1*となるように各当該圧延機Riの回転数を制御し、且つ、当該圧延機Riの下流の圧延機Ri+1〜Rnの圧延トルクGi+1〜Gnが張力静定後に記憶した圧延トルクGi+1**〜Gn**を維持するように、Ri+1〜Rnの回転数を制御することにより形鋼を製造することを特徴とする、形鋼の製造方法。
但し、iは1からnの任意の整数であり、nは3以上の整数である。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001784 | 2018-01-10 | ||
JP2018001784 | 2018-01-10 | ||
PCT/JP2018/048177 WO2019138908A1 (ja) | 2018-01-10 | 2018-12-27 | 形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6551625B1 true JP6551625B1 (ja) | 2019-07-31 |
JPWO2019138908A1 JPWO2019138908A1 (ja) | 2020-01-23 |
Family
ID=67218604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019506208A Active JP6551625B1 (ja) | 2018-01-10 | 2018-12-27 | 形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20200338608A1 (ja) |
EP (1) | EP3702058A1 (ja) |
JP (1) | JP6551625B1 (ja) |
AU (1) | AU2018400555A1 (ja) |
WO (1) | WO2019138908A1 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334586A (en) | 1976-09-10 | 1978-03-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method of and apparatus for detecting surface flaw |
JPS613564A (ja) | 1984-06-15 | 1986-01-09 | Canon Inc | 画像記録装置 |
DE19545262B4 (de) * | 1995-11-25 | 2004-08-05 | Alstom Power Conversion Gmbh | Einrichtung zum Betrieb einer mehrgerüstigen Walzstraße |
FR2853570B1 (fr) * | 2003-04-11 | 2005-07-01 | Vai Clecim | Procede et dispositif de regulation de l'epaisseur d'un produit lamine |
JP4396338B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2010-01-13 | Jfeスチール株式会社 | 形鋼の寸法制御方法及び形鋼の寸法制御機構 |
DE102006048427B3 (de) * | 2006-10-12 | 2008-05-21 | Siemens Ag | Walzanlage, nachgerüstete Walzanlage, Walzwerk oder Walzstraße, Verfahren zum Ansteuern einer Walzanlage und Verwendung eines ersten Gerüsts einer Walzanlage |
JP2008183594A (ja) | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Jfe Steel Kk | 連続圧延機のスタンド間張力制御方法および装置 |
DE102008011275A1 (de) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Betriebsverfahren für eine mehrgerüstige Walzstraße mit Banddickenermittlung anhand der Kontinuitätsgleichung |
JP6750344B2 (ja) | 2016-06-27 | 2020-09-02 | 日産自動車株式会社 | 車両用上開きドアのストラップ固定構造 |
-
2018
- 2018-12-27 WO PCT/JP2018/048177 patent/WO2019138908A1/ja unknown
- 2018-12-27 JP JP2019506208A patent/JP6551625B1/ja active Active
- 2018-12-27 EP EP18899047.7A patent/EP3702058A1/en not_active Withdrawn
- 2018-12-27 AU AU2018400555A patent/AU2018400555A1/en not_active Abandoned
- 2018-12-27 US US16/771,941 patent/US20200338608A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3702058A1 (en) | 2020-09-02 |
WO2019138908A1 (ja) | 2019-07-18 |
JPWO2019138908A1 (ja) | 2020-01-23 |
AU2018400555A1 (en) | 2020-06-18 |
US20200338608A1 (en) | 2020-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6551625B1 (ja) | 形鋼の圧延方法、形鋼の製造ライン及び形鋼の製造方法 | |
US8850860B2 (en) | Method of controlling operation of tandem rolling mill and method of manufacturing hot-rolled steel sheet using the same | |
JP5338139B2 (ja) | 熱間仕上圧延における蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法 | |
JP6327214B2 (ja) | 熱間仕上圧延におけるレベリング設定方法および装置 | |
JP2009022985A (ja) | 冷間圧延における形状制御方法 | |
JP4986463B2 (ja) | 冷間圧延における形状制御方法 | |
JP4266185B2 (ja) | 熱間仕上圧延方法および熱間仕上圧延材 | |
JP6674349B2 (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法およびプログラム | |
JP5338140B2 (ja) | 熱間仕上圧延における蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法 | |
JP3636151B2 (ja) | 金属帯の製造法 | |
JP5440288B2 (ja) | タンデム仕上圧延機及びその動作制御方法、並びに、熱延鋼板の製造装置及び熱延鋼板の製造方法 | |
JP4330134B2 (ja) | 冷間圧延における形状制御方法 | |
JP4813014B2 (ja) | 冷間タンデム圧延機の形状制御方法 | |
JP2019123003A (ja) | 張力制御方法 | |
JP2003334603A (ja) | タンデム圧延設備の制御方法及びタンデム圧延設備 | |
JP6020348B2 (ja) | 金属帯の圧延方法及び圧延装置 | |
JP2007167917A (ja) | 条鋼の圧延方法 | |
JPS58184003A (ja) | タンデム圧延方法 | |
JP4395765B2 (ja) | 差厚鋼板の製造方法 | |
JP2024076828A (ja) | ワークロール開閉装置 | |
JP5381858B2 (ja) | タンデム圧延機のドラフトスケジュール決定方法及びこれを用いた熱延鋼板の製造方法 | |
JP2000051914A (ja) | 板材圧延における板幅制御方法 | |
JP2009131869A (ja) | 熱間圧延における仕上圧延機のロールシフト方法および熱延金属帯の製造方法 | |
JP3157721B2 (ja) | 自動板厚制御装置を具えた連続式圧延機による圧延鋼板の製造方法 | |
JP2022051331A (ja) | エッジドロップ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190204 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190204 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190617 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6551625 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |