JP6544852B2 - 免震化方法 - Google Patents

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本発明は、既存建物を免震化する際の水平移動拘束方法に関する。
従来より、既存建物を基礎下で免震化する、基礎免震レトロフィット工事が知られている(特許文献1参照)。
この基礎免震レトロフィット工事は、既存建物の基礎の直下を掘削し、この掘削した部分に支保工を架設して、掘削した部分の底面に反力をとって基礎を仮支持する。その後、積層ゴムなどの免震装置を基礎の直下に取り付けて、その後、ジャッキを取り外す。これにより、免震装置で基礎を支持して、既存建物を免震化する。
この基礎免震レトロフィット工事において、既存建物の直下を掘削する作業は、以下のようになる。
すなわち、既存建物の外側に山留壁を構築し、この山留壁と既存建物の外壁面との間の地盤を掘削して、既存建物の基礎よりも深い位置まで掘り下げる。これにより、既存建物の側方に掘削空間を形成する。その後、この側方の掘削空間の底面付近から水平方向に掘り進んで、この既存建物の基礎の直下に掘削空間を形成する。
ところで、この工事期間中に地震が発生する場合がある。この場合、地震力により上部躯体が下部躯体に対して水平移動しようとするため、上部躯体の水平方向の移動を拘束する必要がある。
そこで、既存建物の側方の掘削空間にて、既存建物と山留壁との間に、鋼材やスラブなどの水平移動拘束材を架設して、既存建物の水平移動を拘束する(特許文献1参照)。
特開2001−349065号公報
鋼材やスラブなどの水平移動拘束材は、両端で山留壁および既存建物に支持される。そのため、水平移動拘束材自体にある程度の剛性が必要となるうえに、既存建物の躯体に水平拘束材の反力を受けるための補強が必要となるだけでなく、仮設の水平移動拘束材は構築や撤去の工事が追加されることになり、工事が大掛かりとなって、施工コストが増大する、という問題があった。
本発明は、既存建物を免震化する際、作業効率を低下させることなく、低コストで、工事期間中における建物の水平移動を拘束できる免震化方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の免震化方法は、既存建物(例えば、後述の既存建物1)を免震化する免震化方法であって、前記既存建物の下方の地盤(例えば、後述の地盤6)を掘削して掘削空間(例えば、後述の掘削空間63)を形成する工程(例えば、後述のステップS1、S2)と、当該掘削空間の底面上に耐圧盤(例えば、後述のマットスラブ21)を構築する工程(例えば、後述のステップS3)と、当該耐圧盤の上に、前記既存建物を仮支持する仮支持部材(例えば、後述の仮受支柱70)を設けるとともに、前記耐圧盤と前記既存建物との間に、前記耐圧盤と前記既存建物とを連結する鉄筋コンクリート造の水平移動拘束部(例えば、後述の水平移動拘束部80)を構築する工程(例えば、後述のステップS4、S5)と、前記耐圧盤と前記既存建物との間にアイソレータ(例えば、後述のアイソレータ30)を設ける工程(例えば、後述のステップS6、S7)と、前記水平移動拘束部の一部を撤去して、当該水平移動拘束部の残りの部分をダンパ基礎(例えば、後述の下部ダンパ基礎50)としてダンパ(例えば、後述のオイルダンパ40)を設ける工程(例えば、後述のステップS8〜S10)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、既存建物を免震化する際、耐圧盤と既存建物とを連結する水平移動拘束部を設けた。これにより、工事期間中における既存建物の耐圧盤に対する水平移動を拘束して、水平保有耐力を確保できる。
このとき、水平移動拘束部を、既存建物の外周の掘削空間ではなく耐圧盤上に設けたので、外周の掘削空間を通して建設資材を容易に搬送できるから、作業効率が低下するのを防止できる。
また、アイソレータを設置した後、水平移動拘束部の一部をダンパ基礎として使用するので、水平移動拘束部を完全に撤去する必要がないうえに、ダンパ基礎を別途構築する必要がない。また、従来のように既存建物に水平拘束材の反力を受けるための補強を構築する必要がないので、施工コストを低減できる。
請求項に記載の免震化方法は、前記水平移動拘束部を構築する工程では、前記水平移動拘束部のうち前記ダンパ基礎として残す部分の鉄筋材に、定着板を取り付けておくことを特徴とする。
この発明によれば、水平移動拘束部のうちダンパ基礎として残す部分の鉄筋材に定着板を取り付けた。したがって、ダンパ基礎を形成するために水平移動拘束部の一部を撤去した場合でも、ダンパ基礎の鉄筋材の定着長を確保できる。
本発明によれば、既存建物を免震化する際、作業効率を低下させることなく、低コストで、工事期間中における建物の水平移動を拘束できる。
本発明の一実施形態に係る免震化方法の適用対象となる既存建物の基礎部分の断面図である。 前記実施形態に係る既存建物が免震化された状態を示す断面図である。 前記実施形態に係る既存建物の免震化に用いられるオイルダンパの側断面図である。 図3のA−A断面図である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順の説明図(その1)である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順の説明図(その2)である。 前記実施形態に係る既存建物を免震化する手順を説明するための図(その3)である。 前記実施形態に係る既存建物の免震化に用いられる水平移動拘束部の側断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る免震化方法の適用対象となる既存建物1の基礎部分の断面図である。
既存建物1は、地下躯体2を有しており、この地下躯体2は、既存杭4を有する基礎3と、この基礎3から上方に延びる複数本の柱5と、を備えている。
基礎3は、フーチング10と、これらフーチング10同士を連結する基礎梁11と、基礎梁11同士の間に設けられた図示しない耐圧盤と、を備える。
上述の柱5は、各フーチング10の中心部から上方に延びている。また、各フーチング10について、複数本の既存杭4が配置されている。
本発明は、図2に示すように、既存建物1の基礎3の下に、積層ゴムなどのアイソレータ30およびオイルダンパ40を設置することで、既存建物1を免震化するものである。
具体的には、以下のような構造となる。
すなわち、既存建物1の基礎3の下には、アイソレータ30およびオイルダンパ40を設置するための設置スペース20が形成されている。
設置スペース20の底面には、全面に亘って、鉄筋コンクリート造の耐圧盤としてのマットスラブ21が構築されている。
このマットスラブ21の上面でかつフーチング10の直下には、鉄筋コンクリート造である下部免震基礎31が設けられている。また、基礎3の下面でかつフーチング10の直下には、鉄筋コンクリート造である上部免震基礎32が設けられている。上述のアイソレータ30は、これら免震基礎31、32の間に設けられている。
アイソレータ30は、マットスラブ21に反力をとって基礎3のフーチング10の中心部を下から支持している。
また、既存建物1の地下躯体2の周囲には、既存建物1の水平移動を確保するための免震クリアランス22が形成されている。
すなわち、地下躯体2の周囲には、擁壁23が形成されており、免震クリアランス22は、この擁壁23と地下躯体2との間の空間となっている。この免震クリアランス22は、設置スペース20に連続する空間である。
マットスラブ21の上には、下部ダンパ基礎50が構築されている。また、既存建物1の基礎3の下面には、補強躯体51が構築され、この補強躯体51の下面には、上部ダンパ基礎52が構築されている。これら下部ダンパ基礎50と上部ダンパ基礎52との間には、オイルダンパ40が設けられている。
図3は、オイルダンパ40の側断面図であり、図4は、図3のA−A断面図である。
下部ダンパ基礎50は、マットスラブ21に一体に構築されている。下部ダンパ基礎50の鉄筋53は、籠状に組まれて、マットスラブ21に定着している。この鉄筋53のうち上下方向に延びるものを鉄筋531とすると、この鉄筋531は、下端がマットスラブ21に定着し、上端が下部ダンパ基礎50の上面に露出して、この露出した部分に防錆塗料が塗布されている。
また、この鉄筋531の上端側には、定着板532が取り付けられている。この定着板523は、中央に貫通孔が形成された円盤状であり、この貫通孔に鉄筋531が挿通されて固定されている。
上部ダンパ基礎52は、補強躯体51に一体に構築されている。上部ダンパ基礎52の鉄筋54は、籠状に組まれて、補強躯体51に定着している。この鉄筋54のうち上下方向に延びるものを鉄筋541とすると、この鉄筋541は、上端が補強躯体51に定着し、下端が180°のフックとなっている。
オイルダンパ40は、伸縮可能なダンパ本体41と、下部ダンパ基礎50に設けられてダンパ本体41の一端側を支持する下部取付部材42と、上部ダンパ基礎52に設けられてダンパ本体41の他端側を支持する上部取付部材43と、を備える。
ダンパ本体41は、オイルが充填された筒状のシリンダ44と、このシリンダ44の内部に進退可能に設けられたロッド45と、を備える。
下部取付部材42は、下部ダンパ基礎50の側面に配置されてシリンダ44を鉛直方向の回転軸424で回動可能に支持するシリンダ支持部材421と、下部ダンパ基礎50のシリンダ支持部材421とは反対側の側面に配置されたプレート422と、下部ダンパ基礎50を貫通してシリンダ支持部材421とプレート422とを連結する連結部材423と、を備える。
上部取付部材43は、上部ダンパ基礎52の側面に配置されてロッド45を鉛直方向の回転軸434で回動可能に支持するロッド支持部材431と、上部ダンパ基礎52のロッド支持部材431とは反対側の側面に配置されたプレート432と、上部ダンパ基礎52を貫通してロッド支持部材431とプレート432とを連結する連結部材433と、を備える。
オイルダンパ40では、下部ダンパ基礎50と上部ダンパ基礎52との相対位置が変化すると、シリンダ44内部をロッド45が摺動してオイルダンパ40が伸縮するとともに、このオイルダンパ40が回転軸424、434でダンパ基礎50、52に対して回転することで、この相対移動に追従する。
ここで、下部ダンパ基礎50と上部ダンパ基礎52とが互いに接近あるいは離隔する相対移動については、シリンダ44内部をロッド45が摺動することで、この相対移動に抵抗する。
アイソレータ30は、既存建物1が水平方向に移動可能な状態を保持しつつ、ゴムの復元力によって既存建物1を原位置に復帰させる。また、オイルダンパ40は、既存建物1が水平方向に移動すると、この移動に抵抗して減衰させる。このとき、既存建物1は、免震クリアランス22の範囲内で水平移動可能となっている。つまり、既存建物1が水平移動しても、擁壁23には衝突しないようになっている。
図5は、既存建物1の基礎3を免震化する手順を示すフローチャートである。
ステップS1では、既存建物1の外周を掘削する。
すなわち、図6に示すように、既存建物1の外側に山留壁61を構築し、この山留壁61と既存建物1の地下躯体2の外壁面との間の地盤6を掘削して、外周切梁62を架設しながら、既存建物1の基礎3よりも深い位置まで掘り下げる。これにより、既存建物の側方に掘削空間60を形成する。
ステップS2では、既存建物1の直下を掘削する。
すなわち、図6に示すように、掘削空間60の底面付近から水平方向に地盤6を掘り進んで、この既存建物1の基礎3の直下に掘削空間63を形成し、この掘削空間63の底面に、捨てコンクリート25を打設する。
ステップS3では、マットスラブ21を構築する。
すなわち、図7に示すように、掘削空間63の底面に配筋して、コンクリートを打設し、マットスラブ21を構築する。
ステップS4では、補強躯体51、上部ダンパ基礎52、および水平移動拘束部80を構築する。
すなわち、図7に示すように、既存建物1の基礎3の下面に補強躯体51を構築するとともに、補強躯体51に上部ダンパ基礎52を構築する。また、マットスラブ21と補強躯体51との間に水平移動拘束部80を構築する。
この水平移動拘束部80は、図8に示すように、鉄筋コンクリート構造であり、マットスラブ21と補強躯体51とを連結する。この水平移動拘束部80の下部は、上述の下部ダンパ基礎50となる。
ここで、水平移動拘束部80の鉄筋53のうち上下方向に延びるものを鉄筋531とすると、この鉄筋531の下端をマットスラブ21に定着させ、上端が補強躯体51に定着させておく。また、この鉄筋531の中間高さに、定着板532を取り付けておく。このとき、鉄筋531をねじ鉄筋とし、この鉄筋531に螺合する雌ねじ部を定着板532に設けておけば、鉄筋531と定着板532との固定度を向上でき、定着板532の取付作業が容易となるので、好ましい。
ステップS5では、仮支持部材としての仮受支柱70を設置する。
すなわち、図7に示すように、マットスラブ21の上で既存建物1の柱5の直下近傍の位置に、仮受支柱70を設置する。
仮受支柱70は、マットスラブ21の上に設けられた油圧ジャッキ71と、この油圧ジャッキ71の上から鉛直方向に延びて基礎3の下面に至る支柱本体72と、を備える。
次に、仮受支柱70の油圧ジャッキ71を駆動することで、仮受支柱70は、マットスラブ21に反力をとって基礎3を下から仮支持する。
ステップS6では、既存杭4の杭頭部を撤去する。
すなわち、図9に示すように、既存杭4の杭頭部のうちマットスラブ21から露出した部分を切断して撤去して、既存杭4と既存建物1の基礎3との縁を切る。これにより、既存建物1の荷重は、仮受支柱70を介してマットスラブ21に伝達されるとともに、既存建物1のマットスラブ21に対する相対移動は、水平移動拘束部80により拘束される。
ステップS7では、積層ゴムなどのアイソレータ30を設置する。
すなわち、図9に示すように、マットスラブ21の上でかつ既存建物1の柱5の直下に、下部免震基礎31を構築し、この下部免震基礎31の上にアイソレータ30を設置する。続いて、アイソレータ30の上に上部免震基礎32を構築する。
ステップS8では、上部ダンパ基礎52と水平移動拘束部80(下部ダンパ基礎50)との間にオイルダンパ40を設置する。
ステップS9では、仮受支柱を撤去する。
すなわち、仮受支柱70の油圧ジャッキ71を駆動してジャッキダウンし、仮受支柱70による仮支持を解除して、その後、この仮受支柱70を撤去する。これにより、既存建物1の基礎3は、アイソレータ30により支持される。
ステップS10では、水平移動拘束部80の一部を撤去して、下部ダンパ基礎50とする。
すなわち、ワイヤソーを用いて、水平移動拘束部80の上部を定着板532よりも上側の破線B(図8参照)で切断して撤去し、切断面に露出した鉄筋に防錆塗料を塗布しておく。そして、水平移動拘束部80の残った部分を下部ダンパ基礎50とする。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)既存建物1を免震化する際に、マットスラブ21と既存建物1とを連結する水平移動拘束部80を設けたので、工事期間中における既存建物1の水平移動を拘束して、水平保有耐力を確保できる。
また、水平移動拘束部80をマットスラブ21上に設けたので、掘削空間60を通して建設資材を容易に搬送できるから、作業効率が低下するのを防止できる。
また、アイソレータ30を設置した後、水平移動拘束部80の一部を下部ダンパ基礎50として使用するので、水平移動拘束部80を完全に撤去する必要がない。また、従来のように既存建物に水平拘束材の反力を受けるための補強を構築する必要がないので、下部ダンパ基礎50を別途構築する必要がないから、施工コストを低減できる。
(2)水平移動拘束部80のうち下部ダンパ基礎50として残す部分の鉄筋531に定着板532を取り付けた。したがって、下部ダンパ基礎50を形成するために、水平移動拘束部80の一部を撤去した場合でも、下部ダンパ基礎50の内部に鉄筋531の定着長を確保できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、水平移動拘束部80の上部を撤去して残った部分を下部ダンパ基礎50とし、補強躯体51に上部ダンパ基礎52を構築したが、これに限らない。すなわち、水平移動拘束部80の下部を撤去して残った部分を上部ダンパ基礎とし、マットスラブ21上に下部ダンパ基礎を別途構築してもよい。また、水平移動拘束部80を2つ並べて構築して、一方の水平移動拘束部80の一部を撤去して下部ダンパ基礎とし、他方の水平移動拘束部80の一部を撤去して上部ダンパ基礎としてもよい。
1…既存建物 2…地下躯体 3…基礎 4…既存杭 5…柱 6…地盤
10…フーチング 11…基礎梁
20…設置スペース 21…マットスラブ 22…免震クリアランス 23…擁壁 25…捨てコンクリート
30…アイソレータ 31…下部免震基礎 32…上部免震基礎 40…オイルダンパ
41…ダンパ本体 42…下部取付部材 43…上部取付部材
44…シリンダ 45…ロッド
50…下部ダンパ基礎 51…補強躯体 52…上部ダンパ基礎 53、54…鉄筋
60…掘削空間 61…山留壁 62…外周切梁 63…掘削空間
70…仮受支柱(仮支持部材) 71…油圧ジャッキ 72…支柱本体 80…水平移動拘束部
421…シリンダ支持部材 422…プレート 423…連結部材 424…回転軸
431…ロッド支持部材 432…プレート 433…連結部材 434…回転軸
531…鉄筋 532…定着板 541…鉄筋

Claims (1)

  1. 既存建物を免震化する免震化方法であって、
    前記既存建物の下方の地盤を掘削して掘削空間を形成する工程と、
    当該掘削空間の底面上に耐圧盤を構築する工程と、
    当該耐圧盤の上に、前記既存建物を仮支持する仮支持部材を設けるとともに、前記耐圧盤と前記既存建物との間に、前記耐圧盤と前記既存建物とを連結する鉄筋コンクリート造の水平移動拘束部を構築する工程と、
    前記耐圧盤と前記既存建物との間にアイソレータを設ける工程と、
    前記水平移動拘束部の一部を撤去して、当該水平移動拘束部の残りの部分をダンパ基礎としてダンパを設ける工程と、を備え
    前記水平移動拘束部を構築する工程では、前記水平移動拘束部に、上下方向に延びて下端が耐圧盤に定着しかつ上端が既存建物に定着するねじ鉄筋を埋設するとともに、当該ねじ鉄筋の中間高さに定着板を螺合しておき、
    前記水平移動拘束部の一部を撤去する工程では、前記水平移動拘束部を水平方向に切断して、前記水平移動拘束部のうち前記ダンパ基礎として残す部分に前記定着板を配置するとともに、切断面に露出したねじ鉄筋に防錆塗料を塗布することを特徴とする免震化方法。
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