JP6542571B2 - 一体成型用不織布及びこれより形成されるプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメント - Google Patents
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Description
[1]第1の熱融着性繊維と、前記第1の熱融着性繊維よりも20℃以上高い融点を有する第2の熱融着性繊維とを含み、
全ての繊維100重量%中、前記第1の熱融着性繊維の含有率が15重量%以上であり、前記第2の熱融着性繊維の含有率が30重量%以上であり、
これら第1及び第2の熱融着性繊維がいずれも繊維の交点で融着していることを特徴とする一体成型用不織布。
[2]更に、非熱融着性繊維を含む[1]に記載の一体成型用不織布。
[3]前記第2の熱融着性繊維が、15dtex以上40dtex以下の第2の熱融着性太繊維と、1dtex以上15dtex未満の第2の熱融着性細繊維とからなる[1]または[2]に記載の一体成型用不織布。
[4]全ての繊維100重量%中、15dtex以上の繊維の含有率が10重量%以上である[1]〜[3]のいずれかに記載の一体成型用不織布。
[5]全ての繊維100重量%中、5dtex以下の繊維の含有率が30重量%以上である[1]〜[4]のいずれかに記載の一体成型用不織布。
[6]目付が30〜150g/m2であり、JIS L1913(2010) 6.8.1 フラジール形法に基づき測定される通気度が600cc/cm2/sec以上である[1]〜[5]のいずれかに記載の一体成型用不織布。
[7]ニードルの単位面積当たりの打ち込み本数が50本/cm2以下であり、
MD方向及びCD方向の引張強度が40N/50mm以上300N/50mm以下である[1]〜[6]のいずれかに記載の一体成型用不織布。
[8]嵩密度が0.45g/cm3以下である[1]〜[7]のいずれかに記載の一体成型用不織布。
[9][1]〜[8]のいずれかに記載の一体成型用不織布を、規則的に折り返して山部と谷部が連続するプリーツ部を形成する癖付工程、
前記工程で得られた予備成形体を、前記予備成形体のプリーツ部に対応する連続した山部と谷部とを有するプリーツ加工面、プリーツ部の山谷の連続方向に接続する第1フランジ形成面、及びプリーツ部の山谷の尾根方向に接続する第2フランジ形成面とを有する雄雌一対の金型に挟み、前記第1の熱融着性繊維の融点以上、前記第2の熱融着性繊維の融点より10℃以上低い温度で加熱する成型工程、
を含む方法により得られることを特徴とするプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメント。
[10][1]〜[8]のいずれかに記載の一体成型用不織布からなり、前記不織布の折り曲げ加工によって立体化された一体成型フィルターエレメントであって、
規則的に山部と谷部とが連続するプリーツ部と、
前記山谷の連続方向で前記プリーツ部と接続する第1フランジ部と、
前記山谷の尾根方向で前記プリーツ部と接続する第2フランジ部と
を有することを特徴とするプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメント。
1.熱融着性繊維
本発明に係る不織布は、第1の熱融着性繊維と、前記第1の熱融着性繊維よりも20℃以上高い融点を有する第2の熱融着性繊維とを含み、全ての繊維100重量%中、前記第1の熱融着性繊維の含有率が15重量%以上であり、前記第2の熱融着性繊維の含有率が30重量%以上であり、これら第1及び第2の熱融着性繊維がいずれも繊維の交点で融着していることを特徴とする。
また第2の熱融着性繊維の融点は、150℃以上が好ましく、より好ましくは170℃以上であり、更に好ましくは190℃以上であり、特に好ましくは200℃超であり、230℃以下が好ましく、210℃以下が更に好ましく、195℃以下であってもよい。第2の熱融着性繊維の融点が150℃未満になると、サーマルボンド時に繊維同士が十分に融着されず、成型時にプリーツの破れや細孔の拡大などの問題を抑制することが難しくなる。またフィルターに大風量を通したときにフランジ部も変形しやすくなるため好ましくない。
芯成分は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂;等が挙げられるが、中でもポリエステル系樹脂が好ましく、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。鞘成分は、低融点成分として共重合ポリエステルが好ましく、ポリエチレンテレフタレートの共重合成分としては、例えば、イソフタール酸、アジピン酸、ジエチレングリコール、ヘキサンジオール等が例示できる。熱融着性繊維としては、成型温度等を考慮して、最適な融点のものを用いるとよい。
第2の熱融着性太繊維の割合は、第2の熱融着性太繊維と第2の熱融着性細繊維の合計に対して、例えば、15重量%以上が好ましく、より好ましくは30重量%以上であり、更に好ましくは40重量%以上であり、100重量%以下が好ましく、より好ましくは75重量%以下であり、55重量%以下であってもよく、50重量%以下であってもよい。太繊維と細繊維をバランス良く含むことで、適度な剛性を有しながら繊維同士が十分に融着された不織布が得られやすくなる。
本発明の不織布には、熱融着性繊維以外の繊維が適宜含まれていてもよい。好ましく組み合わせられる繊維としては、繊維の交点を熱融着しない非熱融着性繊維が挙げられる。前記非熱融着性繊維としては、例えば、綿、麻、毛、絹等の天然繊維;レーヨン、ポリノジック、キュプラ、レヨセル等の再生繊維;アセテート繊維、トリアセテート繊維等の半合成繊維;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維;ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリ乳酸繊維、ポリアリレート繊維等のポリエステル繊維;ポリアクリロニトリル繊維、ポリアクリロニトリル−塩化ビニル共重合体繊維等のアクリル繊維;ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維;ビニロン繊維、ポリビニルアルコール繊維等のポリビニルアルコール系繊維;ポリ塩化ビニル繊維、ビニリデン繊維、ポリクラール繊維等のポリ塩化ビニル系繊維;ポリウレタン繊維等の合成繊維;ポリエチレンオキサイド繊維、ポリプロピレンオキサイド繊維等のポリエーテル系繊維等が例示できる。中でも、不織布に適度な剛性を付与できることから、ポリエステル繊維(より好ましくは、ポリエチレンテレフタレート繊維)が含まれていることが望ましい。
熱融着性繊維、及び必要に応じて使用される非熱融着性繊維は、混綿し、カーディングし、クロスラッピングすることで繊維ウエブにされる。繊維ウエブを形成した時の全繊維の加重平均繊度は、例えば、6dtex以上が好ましく、より好ましくは7dtex以上であり、更に好ましくは8dtex以上であり、例えば、20dtex以下が好ましく、より好ましくは17dtex以下であり、更に好ましくは15dtex以下である。
本発明の不織布は、
不織布を構成する繊維を混綿、カーディング及びラッピングにより繊維ウエブを形成する工程と、
前工程で形成された繊維ウエブにニードルパンチ加工を施す工程と、
前工程で得られたニードルパンチ不織布を、第2の熱融着性繊維の融点−5℃以上の温度に加熱することで、溶融した第1及び第2の熱融着性繊維によって繊維同士を融着することにより熱融着する(サーマルボンドする)工程と
を含む。繊維ウエブにニードルパンチ加工を施すことにより、不織布を構成する繊維を十分に絡合させ、必要な繊維同士の交点を形成することができる。そして、その後実施される熱融着(サーマルボンド)工程では、ニードルパンチ不織布中の繊維同士の交点を、溶融した第1及び第2の熱融着性繊維で融着する。但し、ニードルパンチ工程は、熱融着繊維及び非熱融着繊維同士が十分に絡合されており、実施する必要のない場合は、行われなくても良い。以下、各工程について詳述する。
金型への追従性を良くするためにニードルの単位面積当たりの打ち込み本数(針密度)は、例えば、50本/cm2以下が好ましく、より好ましくは40本/cm2以下であり、更に好ましくは30本/cm2以下であり、通常5本/cm2以上であり、10本/cm2以上が好ましい。
なお針太さと針番手の関係は、一般的に、28番手(0.78mm)、30番手(0.75mm)、32番手(0.70mm)、42番手(0.45mm)、44番手(0.40mm)、46番手(0.35mm)として知られているが、これに限定されるものではない。
サーマルボンド工程では、ニードルパンチ不織布を、第2の熱融着性繊維の融点−5℃以上の温度に加熱することで、溶融した第1及び第2の熱融着性繊維によって繊維同士を融着(接合)する。第1の熱融着性繊維だけでなく、第2の熱融着性繊維も融着しておくことで、成型時の加熱により再び第1の熱融着性繊維が溶融しても、図1(B)に示すように、交点A(丸印)での融着がとれるだけで、第2の熱融着性繊維との交点B(三角印)は融着したままの状態となるため、成型時におけるプリーツの破れや穴あきを抑制することが可能となる。加熱温度の上限は特に限定されないが、不織布に任意成分である非熱融着性繊維が含まれるときには、前記非熱融着性繊維の融点未満であることが望ましい。
また加熱時間は、例えば、10秒以上が好ましく、より好ましくは20秒以上であり、更に好ましくは30秒以上であり、例えば、5分以下が好ましく、より好ましくは3分以下であり、更に好ましくは2分以下である。
本発明の不織布は、一体成型用に用いられる。特に、気相中のダストを捕集するプリーツ部と、フィルターエレメント部材を枠などに固定するフランジ部を備えたプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメントは、例えば、
本発明の不織布を、規則的に折り返して山部と谷部が連続するプリーツ部を形成する癖付工程、
前記工程で得られた予備成形体を、前記予備成形体のプリーツ部に対応する連続した山部と谷部とを有するプリーツ加工面、プリーツ部の山谷の連続方向に接続する第1フランジ形成面、及びプリーツ部の山谷の尾根方向に接続する第2フランジ形成面とを有する雄雌一対の金型に挟み、前記第1の熱融着性繊維の融点以上、前記第2の熱融着性繊維の融点より10℃以上低い温度で加熱する成型工程、
とを含む方法により製造される。
後述する成型工程において、金型に対する不織布の追従性を高めるため、本発明では予め、不織布を、規則的に折り返して山部と谷部が連続するプリーツ部を形成する癖付工程を実施することが望ましい。
続く成型工程を、図2を用いながら説明する。図2はプリーツの癖付けをした予備成形体を、金型で成型するときの概略図である。図2では、前記工程で得られた予備成形体11を、雄雌一対の金型12及び13に挟み、前記第1の熱融着性繊維の融点以上、前記第2の熱融着性繊維の融点より10℃以上低い温度で加熱する。
成型加熱時間(熱プレスで圧力をかける時間)は、1〜15秒が好ましく、3〜10秒がより好ましい。
このようにして得られたプリーツ−フランジ一体成型のフィルターエレメントは、大風量の空気が通風する室内空調や空冷用エアー供給システムに搭載されるエアフィルターエレメントとして好ましく用いることができる。
(1)目付;JIS L1913(2010) 6.2法に準じ、成型加工前の不織布を20cm×20cmの大きさで切り出し、その重量を測定して、1m2当たりの重量に換算して求めた。
(2)厚さ;JIS L1913(2010) 6.1.1 A法に準じ、試験片にかける圧力を2g/cm2として測定した。
(3)通気度;JIS L1913(2010) 6.8.1 フラジール形法に準じて測定した。
(4)引張強度;JIS L1913(2010) 6.3法に準じて測定した。
(5)融点;示差走査熱量分析装置(セイコー電子工業株式会社製「DSC210」)を用いて測定を行い、最大融解吸熱ピーク温度を融点とした。データ処理には、セイコー電子工業株式会社製「SSC5000」を用いた。
ただし、示差走査熱量分析装置で融解吸熱ピークを確認できないときは、加熱プレート上に試料を載置し、徐々に昇温して融点成分で結合した結合点が外れるときのプレート温度を融点(目視)とした。
〔測定条件〕
試料:10mg,昇温速度:10℃/min
(6)嵩密度
不織布の嵩密度(g/cm3)は、目付(g/m2)を厚さ(mm)で除し、単位を換算して求めた。
(7)プリーツ形状
プリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメントにおけるプリーツラインの形状を、以下の項目に従って評価した。
◎:プリーツラインの変形なく、特異なふくらみもない
○:プリーツラインに少し変形あるが、特異なふくらみなし
△:プリーツラインに部分的に変形あるが、特異なふくらみなし
×:プリーツラインに変形があり、少し特異なふくらみも見られる
(8)細孔形状
フランジ部とプリーツ部の境界における細孔形状を、以下の項目に従って評価した。
◎:熱成型時に不織布細孔の拡大変形しない
○:熱成型時に不織布細孔に少し小さな拡大部がみられる
△:熱成型時に不織布細孔に小さな拡大部が散見される
×:熱成型時に不織布細孔の拡大が特定部位にみられる
(9)総合評価
プリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメントでの、プリーツ形状及び細孔形状の評価に基づき、総合的に評価した。
◎:形状変形はなく問題なし
○:形状変形が少しあるが問題なし
△:形状変形が見られるが問題なし
×:形状変形が見られ問題あり
(1)不織布の製造
複合熱融着性繊維A30重量%、複合熱融着性繊維B40重量%、及び複合熱融着性繊維C30重量%をそれぞれ計量し、混綿、カーディング、ラッピングした繊維ウエブを、針本数25本/cm2、針深さ10mmの条件でニードルパンチ処理を行った。
その後、熱風温度180℃においてホットエアー処理することにより、複合熱融着性繊維を溶融させて不織布を構成する繊維を接着させた後、200℃に加熱した一対の加熱ロールに通して更に接着処理を行い、冷却後の不織布を巻きとった。得られた不織布の特性を表2に示す。
(2)成型加工
得られた不織布を用いて、プリーツ加工を行い、図2に示すように、金型としては、プリーツ織り幅Lが10mm、プリーツ高さHが7mmとなるように調整された雄雌一対の金型を用いた。
金型にセットする前に、不織布には、前工程としてプリーツ癖付工程を実施した。この工程ではプリーツ織り幅10mmでプリーツ加工を行い、プリーツのひだを固定するために、110℃で熱板セットを行った。
続く成型工程では、プリーツが癖付けられた不織布を、成型金型の間に挟み、一対の金型でこの不織布に圧力をかけて成型を行った。不織布をセットするときには、側面における不織布の重なりを考慮して、山谷の連続方向の端部を2回折り返し、不織布の3枚重ね構造とした。成型時の金型温度は190℃であり、加熱時間は6秒とした。冷却した後型抜きして、プリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメントを得た。得られたフィルターエレメントの評価は表に示す通りである。
不織布を構成する繊維の種類を、表に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして不織布を作製した。
実施例5では、使用した繊維の種類に合わせて、熱風温度、加熱ロール温度、プリーツ癖付温度及び成型金型温度を変更した。
実施例6では、不織布製造時の加熱ロールの圧力を調整して薄地の不織布を製造した。
A:第1の熱融着性繊維が繊維と融着することで形成される交点
B:第2の熱融着性繊維が繊維と融着することで形成される交点
11:予備成形体
12:雌側の金型、13:雄側の金型
12a、13a:プリーツ加工面
12b、13b:第1フランジ形成面
12c、13c:第2フランジ形成面
14a:プリーツ部
14b:第1フランジ部
14c:第2フランジ部
15:プリーツ−フランジ一体成型のフィルターエレメント
20:積層構造
Claims (9)
- 第1の熱融着性繊維と、前記第1の熱融着性繊維よりも20℃以上高い融点を有する第2の熱融着性繊維とを含み、
全ての繊維100重量%中、前記第1の熱融着性繊維の含有率が15重量%以上であり、前記第2の熱融着性繊維の含有率が30重量%以上であり、
これら第1及び第2の熱融着性繊維がいずれも繊維の交点で融着しており、
全ての繊維100重量%中、5dtex以下の繊維の含有率が30重量%以上であることを特徴とする一体成型用不織布。 - 更に、非熱融着性繊維を含む請求項1に記載の一体成型用不織布。
- 前記第2の熱融着性繊維が、15dtex以上40dtex以下の第2の熱融着性太繊維と、1dtex以上15dtex未満の第2の熱融着性細繊維とからなる請求項1または2に記載の一体成型用不織布。
- 全ての繊維100重量%中、15dtex以上の繊維の含有率が10重量%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の一体成型用不織布。
- 目付が30〜150g/m2であり、JIS L1913(2010) 6.8.1 フラジール形法に基づき測定される通気度が600cc/cm2/sec以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の一体成型用不織布。
- ニードルの単位面積当たりの打ち込み本数が50本/cm2以下であり、
MD方向及びCD方向の引張強度が40N/50mm以上300N/50mm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の一体成型用不織布。 - 嵩密度が0.45g/cm3以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の一体成型用不織布。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の一体成型用不織布を、規則的に折り返して山部と谷部が連続するプリーツ部を形成する癖付工程、
前記工程で得られた予備成形体を、前記予備成形体のプリーツ部に対応する連続した山部と谷部とを有するプリーツ加工面、プリーツ部の山谷の連続方向に接続する第1フランジ形成面、及びプリーツ部の山谷の尾根方向に接続する第2フランジ形成面とを有する雄雌一対の金型に挟み、前記第1の熱融着性繊維の融点以上、前記第2の熱融着性繊維の融点より10℃以上低い温度で加熱する成型工程、
を含む方法により得られることを特徴とするプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメント。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の一体成型用不織布からなり、前記不織布の折り曲げ加工によって立体化された一体成型フィルターエレメントであって、
規則的に山部と谷部とが連続するプリーツ部と、
前記山谷の連続方向で前記プリーツ部と接続する第1フランジ部と、
前記山谷の尾根方向で前記プリーツ部と接続する第2フランジ部と
を有することを特徴とするプリーツ−フランジ一体成型フィルターエレメント。
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