JP4627035B2 - 立体有孔シート及びその製造方法 - Google Patents

立体有孔シート及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4627035B2
JP4627035B2 JP2005366720A JP2005366720A JP4627035B2 JP 4627035 B2 JP4627035 B2 JP 4627035B2 JP 2005366720 A JP2005366720 A JP 2005366720A JP 2005366720 A JP2005366720 A JP 2005366720A JP 4627035 B2 JP4627035 B2 JP 4627035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perforated sheet
sheet
dimensional perforated
roll
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005366720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007167212A (ja
Inventor
孝信 宮本
康浩 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2005366720A priority Critical patent/JP4627035B2/ja
Publication of JP2007167212A publication Critical patent/JP2007167212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4627035B2 publication Critical patent/JP4627035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数本の畝部及び畝部間に形成された開孔を有する立体有孔シート及びその製造方法に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー等の吸収性物品の表面シートとして、多数本の畝部(凸条部)を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような表面シートにおいては、排泄された液が畝部に沿って拡散する傾向があるため、畝部が延びる方向を、液を拡散させたくない方向と一致させて用いることにより、漏れ防止性を向上させることができる。例えば、畝部が延びる方向を生理用ナプキン等の長手方向と一致させて用いることにより、いわゆる横漏れを防止することができる。
しかし、従来の畝部を有するシートの場合は、畝部の長手方向において畝部の高さが一様であるため、吸収性物品を折り畳んで包装した状態において、シートの折り目の付近の畝部が倒れたり、いびつに潰れたりしやすく、包装から取り出して使用した際にも、折り畳む前の状態までは回復しにくく、着用時に着用者に違和感を与えたり、その部分において、液の拡散方向の制御ができない等の不都合を生じる場合があった。また、畝部の高さを比較的高くした場合等には、シートが着用者の肌の形状に追従しにくくなる傾向があった。
特開平05−317358号公報
従って、本発明の目的は、畝部により液の拡散方向を制御することができ、しかも畝部の長手方向に曲がり易い立体有孔シート及びその効率的な製造方法を提供することにある。
本発明は、複数本の畝部が形成されており、相隣接する畝部間に開孔が形成されており、前記畝部は、該畝部の長手方向に、相対的に高さの高い部位と相対的に高さの低い部位とが交互に形成されている、立体有孔シートを提供することにより、前記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記立体有孔シートの製造方法として、周面に穿孔ピンが多数突設された穿孔部と、周面に凸部と凹部とが交互に形成された歯車状の噛合部とを軸長方向に交互に有する第1のロールと、第1のロールにおける穿孔ピンと相対向する周面を有するスペーサー部と、第1のロールの噛合部と噛み合う歯車状の噛合部とを軸長方向に交互に有する第2のロールとの間に、原料シートを導入し、該原料シートに、相対的に高さの高い部位と相対的に高さの低い部位とが交互に形成された畝部を形成すると同時に該畝部間の開孔を形成する、立体有孔シートの製造方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の立体有孔シートによれば、畝部により液の拡散方向を制御することができ、しかも畝部の長手方向に曲がり易い。
本発明の立体有孔シートの製造方法によれば、前記立体有孔シートを効率的に製造することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には本発明の一実施形態の立体有孔シート(以下、単に立体有孔シートともいう)の斜視図が示されており、図2には図1に示す立体有孔シートを畝部が突出する側から見た平面図が示されており、図3には、図1に示す立体有孔シートを、その厚み方向と平行な平面で切断した断面図が示されている。
図1〜図3に示すように、本実施形態の立体有孔シート1は、多数本の畝部2を有し、相隣接する畝部2,2間に開孔31が形成されている。本実施形態の立体有孔シート1は、不織布からなる。
多数本の畝部2は、それぞれ、立体有孔シート1の一方向に延びており、互いに平行に形成されている。畝部2は、立体有孔シート1における、畝部2の長手方向に直交する方向(以下、X方向ともいう)に一定間隔で形成されている。また、開孔31は、相隣接する畝部2,2間に存する溝部3に形成されており、立体有孔シート1における、畝部2の長手方向と平行な方向(以下、Y方向ともいう)に一定間隔で形成されている。

立体有孔シート1を構成する材料としては、従来公知の各種のシート材を用いることができ、例えば、不織布やフィルム、また、不織布や繊維ウエブとフィルムを積層した複合シート等を特に制限なく用いることができる。
不織布としては、カード法により製造された熱融着繊維ウエブを熱風処理して得られるエアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布等の種々の不織布を、立体有孔シートの具体的な目的や用途に応じて適宜選択することができる。これらの不織布における繊維の結合手段に特に制限はなく、例えば、バインダーによる結合や熱融着による結合を用いることができる。また、繊維の結合に代えて、スパンレース不織布等のように繊維の機械的な絡合を利用してもよい。立体有孔シートに、滑らかな肌触りや、柔らかさを顕著に実現するためには、不織布として、カード法により得られた熱融着繊維ウエブを熱風処理し、強固な圧縮を与えずに不織布化したエアスルー不織布が最も好適に用いられる。
フィルムとしては、ポリエチレン(L−LDPE、LDPE、HDPE)やポリプロピレン等の樹脂、又はこれらの樹脂の2種以上のブレンドからなるもの等が挙げられる。フィルムは単独で用いても良いし、2種以上のフィルムの積層シートとして用いても良い。
複合シートとしては、不織布又は繊維ウエブとフィルムとの積層シート等が挙げられる。積層シートは、不織布又は繊維ウエブを一層のみ含むものでも2層以上含むものであっても良く、また、フィルムを一層のみ含むものでも2層以上含むものであっても良い。
開孔31は、図3に示すように、立体有孔シート1の表面1A側から裏面1B側に向かって延出する、不織布によって取り囲まれて形成された導液管32を備えた立体開孔になっている。立体有孔シート1の表面1A側とは、畝部(凸部)2を有する面側であり、立体有孔シート1を吸収性物品の表面シートとして用いる場合は、着用者の肌側に向けられる面側である。立体有孔シート1の裏面1B側は、その反対側の面である。
導液管32の内表面32Aは、立体有孔シート1の上面3Aからの連続面で形成されている。立体的になっている開孔31においては、図3に示すように、その周縁32Bが開孔31の下端に位置している。導液管32の形態としては、例えば円筒状や、導液管32の径が表面1A側から裏面1B側に向かって漸次増加していく錐体状の形状が挙げられるが、図1及び図3に示すように、導液管32の径が表面1A側から裏面1B側に向かって漸次減少していく逆錐体状の形状が好ましい。開孔31の横断面の形状に特に制限はなく、例えば楕円形、三角形又は四角形の開孔でもよいが、図2に示すように、異方性のない円形の開孔とすることが、立体有孔シート1のソフト感を向上させ得る点から好ましい。
開孔31は、その下端32Bにおける開孔径が0.5〜3mm、特に0.7〜1.5mmであることが、導液管32の安定維持性、液の透過性及び液の隠蔽性の向上の点から好ましい。液の透過性を向上させる点から、立体有孔シート1の開孔率は3〜30%であることが好ましく、5〜25%であることが更に好ましく、10〜20%であることが一層好ましい。開孔率は、立体有孔シート1をその表面1A側から裏面1B側に投影した場合に形成される開孔31の面積を立体有孔シート1の面積で除すことによって求められた値である。具体的には開孔径及び開孔率は以下の方法で測定される。
〔開孔径及び開孔率の測定方法〕
光源〔サンライト SL−230K2;LPL(株)社製〕、スタンド〔コピースタンドCS−5;LPL(株)社製〕、レンズ〔24mm/F2.8Dニッコールレンズ〕、CCDカメラ〔(HV−37;日立電子(株)社製)Fマウントによるレンズとの接続〕及びビデオボード〔MATROX社METEOR2-MC/4〕を用いて、立体有孔シート1の裏面1B側の画像を取り込む。取り込まれた画像をNEXUS社製の画像解析ソフト(ver.4.21)によって開孔の部分を二値化処理する。二値化処理された画像から円相当径を求めこれを開孔径とする。また二値化処理された部分の面積を全画像の面積で除すことで開孔率(%)を求める。開孔径の測定が困難な場合は、画面上で開孔の部分を塗りつぶす等の補助的な処理を行う。
畝部2は、原料シートとして用いる不織布等のシート材が断面略波形に変形して生じた凸部であり、立体有孔シートの平面方向の一方向(例えば、機械方向)に延びているものである。本発明における畝部は、本実施形態における畝部2のように、複数本の畝部同士が互いに平行であることが、液の拡散方向制御や見た目の綺麗さの点で好ましい。
本実施形態の立体有孔シート1における畝部2は、X方向における畝部2の断面形状は、図3に示すように、不織布の表裏面の何れもが、表面1A側に向けて凸状に湾曲している。また、X方向における溝部3の断面形状は、不織布の表裏面の何れもが、裏面1B側に凸状をなしている。
本実施形態の立体有孔シート1における畝部2は、それぞれ、図1に示すように、該畝部の長手方向に、相対的に高さの高い部位21と相対的に高さの低い部位22とが交互に形成されている。相対的に高さの高い部位21は、前記部位22に比べて高さが高いという意味であり、相対的に高さの低い部位22は、前記部位21に比べて高さが低いという意味である。以下、畝部2における、相対的に高さの高い部位21を高部21、相対的に高さの低い部位22を低部22ともいう。
高部21及び低部22それぞれの高さは、溝部3の上面31Aの高さからの高さである。溝部3の上面31Aの高さは、溝部3の長手方向における開孔31と開孔31との間の中央位置における上面31Aの高さである。
従って、畝部2の幅方向中央部を、溝部2の長手方向に沿って見たときに、低部22の最も低い位置においても、溝部3の上面31Aの位置より高い位置にある。
高部21と低部22との高低差T1(高部21の最も高い部分の高さと低部の幅方向中央部における最も低い部分の高さとの高低差、図3(b)参照)の、高部21の高さT2〔高部21の最も高い部分の高さ、図3(b)参照〕に対する比(T1/T2)は、畝部2及び立体有孔シート1の折れ曲がり易さの向上、畝部による液の拡散方向の制御等の観点から、0.2〜1.0が好ましく、より好ましくは0.5〜0.9である。
同様の観点から、前記高低差T1の、立体有孔シートの厚みT〔図3(b)参照)〕に対する比(T1/T)は、0.2〜0.9が好ましく、より好ましくは0.3〜0.7である。立体有孔シートの厚みTは、0.5〜5mmが好ましく、より好ましくは1〜3mmである。
本実施形態の立体有孔シート1によれば、畝部を有する従来の立体有孔シートと同様の効果が得られる。例えば、畝部を有する面側に供給された液は、畝部に沿って拡散し易く、畝部に交差する方向(特に直交する方向)に拡散しにくいため、畝部が延びる方向を、液を拡散させたくない方向と一致させて用いることにより、漏れ防止性を向上させることができる。例えば、生理用ナプキン、パンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の表面シートとして用いた場合、畝部2が延びる方向を吸収性物品の長手方向と一致させて用いれば、いわゆる横漏れを防止することができ、吸収性物品の幅方向に一致させて用いれば、前後端からの漏れを防止することができる。
しかも、本実施形態の立体有孔シート1によれば、畝部2の長手方向に、高部21と低部22とが交互に形成されているため、立体有孔シート1が、畝部2と交差する折り線で折り曲げられる場合にも、畝部2が低部22を基点にして容易に折れ曲がり、畝部が溝部上に倒れたり、いびつに潰れたりしにくく、柔軟に折れ曲がる。
そのため、例えば、吸収性物品の表面シートとして用いた場合に、畝部が折れ曲がって潰れ、硬い構造体を形成することによる着用時の不快感を防止できる。
また、そのように立体有孔シート1が畝部2の長手方向に曲がり易いため、畝部2が延びる方向を吸収性物品の長手方向と一致させた場合であっても、吸収性物品の着用時に、着用者の前後方向の肌の湾曲に柔軟に追従し沿うことができるため、着用感の悪化や吸収性能の低下も防止することができる。
また、立体有孔シート1を、吸収性物品の表面シートとして用い、その吸収性物品を、該畝部2が折り畳まれるように折り畳んで包装袋に収納したり、吸収性物品の個装体とした場合においても、吸収性物品を取り出して拡げると、畝部の倒れやいびつな潰れが殆どなく、そのため、見た目が綺麗であり、また、畝部による液の拡散方向の制御も確実に行うことができる。
更に、畝部2の低部22を介して、空気が立体有孔シートのX方向にも流通し易くなるため、ムレ防止性能も向上する。
本実施形態の立体有孔シート1においては、図1及び図2に示すように、複数の畝部2,2における高部21が、立体有孔シート1のX方向に一列に並んでいる。斯かる構成を有することで、畝の長手方向への曲げ性が一層向上し、個装のため折り込まれた場合はX方向への折れ曲がりが綺麗な一直線状になり、折り目が綺麗になる。
また、本実施形態の立体有孔シート1においては、図1及び図2に示すように、各溝部3に形成された開孔31が、それぞれ、その両側に位置する一対の畝部2,2それぞれにおける前記高部21の真横に位置している。開孔31を高部21の真横に位置させることで、原反シートを開孔ピンに押し付けて開孔を形成する際に、原反シートが開孔ピンに深く突き刺さるため、開孔径が大きく鮮明な開孔が得られる。
本実施形態の立体有孔シート1は、畝部2の長手方向における低部22の長さL2より、同方向における高部21の長さL1の方が長くなっている〔図3(c)参照〕。具体的には、低部22の長さL2に対する高部21の長さL1の比(L1/L2)が1超2以下である。
また、低部22の長さL2は0.5mm以上であることが好ましく、1〜4mmであることが好ましい。
高部21の長さL1と低部22の長さL2とを測定する際の高部21と低部22との境界は、高部21の最も高い部分の高さと畝部2の幅方向中央部における低部22の最も低い位置の高さとの中間の高さ(両者合計の1/2の高さ)の位置とする。
また、本実施形態の立体有孔シート1においては、隣り合う畝部2,2のX方向のピッチ(例えば頂点間の間隔)は、1.0〜6.0mm、特に2.0〜4.0mmであることが好ましい。また、X方向において隣り合う開孔31,31間のピッチ(例えば中心点間の間隔)も同様に1.0〜6.0mm、特に2.0〜4.0mmであることが好ましい。畝部2の長手方向は、立体有孔シート1の原反である不織布の製造時における機械方向と合致していてもよく、又は合致していなくてもよい。
また、Y方向の開孔31のピッチ(例えば開孔の中心点間の間隔)は、1〜10 mm、特に2〜4mmであることが好ましい。
不織布の構成繊維としては、撥水性に優れたフィルム化部分を形成する観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステル及びナイロンのようなポリアミド等の合成繊維等が好ましく用いられ、ヒートシール性(フィルム化)の点から、融点の高い樹脂を芯とし且つ融点の低い樹脂を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割繊維等の複合繊維であることが好ましい。
不織布の坪量は、15〜50g/m2、特に20〜30g/m2であることが、立体有孔シート1全体としての風合い、地合い、開孔性の点から好ましい。
本実施形態の立体有孔シート1は、例えば、図4及び図5に示すような構成の第1のロール51と第2のロール55とを備えた製造装置を用いて容易に製造を有することができる。
本実施形態の製造方法で用いた立体有孔シートの製造装置は、図4及び図5に示すような、第1のロール51と第2のロール55とを備えている。
第1のロール51は、周面に角錐又は円錐形状の多数の穿孔ピン52aが多数突設された穿孔部52と、周面に凸部53aと凹部53bとが交互に形成された歯車状の噛合部53とを、軸長方向に交互に有している。第1ロール51における穿孔部52と噛合部53とは、共通する軸芯線51Sの周りを一体となって回転する。
第2のロール55は、第1のロール51における穿孔ピン52aと相対向する周面を有するスペーサー部56と、周面に凸部57aと凹部57bとが交互に形成された歯車状の噛合部57とを、軸長方向に交互に有している。第2ロールにおけるスペーサー部56と噛合部57とは、共通する軸芯55Sの周りを一体となって回転する。
第1ロール51の噛合部53と第2ロール55の噛合部57とは、図4及び図5(a)に示すように、歯車状に噛み合うように形成されている。第1ロール51及び第2ロール55は、図5中の矢印方向に駆動され、第1ロール51の個々の穿孔ピン52aは、第1ロール51の回転に伴って、第2のロール55における噛合部57同士間に周期的に挿入される。第2のロール55の前記スペーサー部56は、第2のロール55における噛合部57同士間に穿孔ピン52aを挿入可能な空間を形成する。
上記の製造装置を用いて、立体有孔シートを製造するには、第1ロール51の噛合部53及び/又は第2ロール55の噛合部57の周面を加熱しておくことが好ましい。その温度は、不織布10’の構成繊維を構成する樹脂のうちの融点が最低の樹脂の融点に対して20℃低い温度から40℃高い温度の範囲であることが好ましい。例えば、不織布10’の構成繊維がPE/PETの場合は、110〜170℃に加熱しておくことが好ましい。また、第1ロール51の穿孔ピン52aも、高速で鮮明な開孔をさせるために、構成繊維を構成する樹脂のうちの融点が最低の樹脂の融点程度の温度に加熱しておくことが好ましい。例えば、不織布10’の構成繊維がPE/PPの場合は、110〜150℃程度に加熱しておくことが好ましい。
そして、図5に示すように、原料シートとしての不織布10’を、第1のロール51と第2のロール55との間に挿入すると、該不織布10’の幅方向における、第1ロール51の穿孔部52と対向する部分が、穿孔ピン52aに押圧され、第2のロール55における噛合部57同士間に押し込まれて溝部3を形成する一方、第1ロール51の噛合部53と第2ロール55の噛合部57との間に挟まれた部分が畝部2を形成する。第1ロール51の噛合部53と第2ロール55の噛合部57との間に挟まれた部分には、第2ロール55の噛合部57の凸部57aにより不織布10’の裏面1B’側から強く押圧された部分と、第2ロール55の凹部57b上に位置して不織布10の裏面1B’側から強く押圧されない一方、第1ロール51の凸部53aにより不織布10’の表面1A’側から押圧された部分とがあり、前者が畝部2の高部21、後者が畝部2の低部22となる。穿孔ピン52aによる押圧により、第2のロール55における噛合部57同士間に押し込まれて溝部3を形成する部分には、穿孔ピン52aの貫通及び穿孔ピン52aによる押し広げにより、開孔31が形成される。
このようにして本実施形態の製造方法によれば、立体有孔シート1を、容易に連続生産することができる。尚、図4中、符号Pは、不織布10’を挿入する位置を示している。
上述した好ましい製造装置及びそれを用いた製造方法によれば、不織布10’に熱や加圧によるダメージを与えることを抑えながら、立体有孔シート1を製造でき、得られた立体有孔シートは、硬くならずに原反である不織布10’に近い低い密度を有し、柔軟で肌触りも良好である。
また、溝部3を形成するのに高温、高圧のエンボス加工が必要ないので、全体として柔らかな立体有孔シートを製造することができる。更に、スパンレースによる柄付けや一般的なエンボス加工に比べて、シート厚に対して高さの高い畝部を形成することができる。
しかも、高部21と低部22とを有する畝部の形成と開孔の形成とを同時に行うことができ、工程の簡略化や製造設備の小型化が可能であり、吸収性物品の製造ラインに組み込むことも容易である。
以下、本発明の立体有孔シートの他の実施形態について説明する。これらの実施形態については、上述した立体有孔シート1と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点について、上述した立体有孔シート1についての説明が適宜適用される。尚、同様の部材等には、同一の符号を付してある。
図6(a)及び図6(b)に示す立体有孔シート1A,1Bは、それぞれ、低部22の長さL2に対する高部21の長さL1の比(L1/L2)が7〜10程度である。
図6(a)に示す立体有孔シート1Aにおける開孔31は、溝部3における、高部21の真横の位置と低部22の真横の位置との両方に形成されている。
図6(b)に示す立体有孔シート1Bにおける開孔31は、溝部3における、高部21の真横の位置に複数形成されており、低部22の真横の位置には形成されていない。
図6(c)に示す立体有孔シート1Cは、前記比(L1/L2)が1超5以下である。
図6(c)に示す立体有孔シート1Cにおける開孔31は、低部22の真横の位置に形成されており、高部21の真横の位置には形成されていない。立体有孔シート1Cにおける開孔31は、一つの低部22に対して一つ形成されている。
また、
例えば上述した立体有孔シート1、1A又は1Cのように、畝2の高部21の隣りに開孔31があると、開孔31が大きく形成され易い利点がある。
例えば上述した立体有孔シート1A又は1Bのように低部22の隣りに開孔31があると、液体が、畝2の特に低部22を乗り越えるのを防止し、乗り越えた場合にも液を取り込み易い。また、低部22の隣りに開孔31があると、曲げ性が一層向上する。
本発明の立体有孔シートは、低部22の長さL2に対する高部21の長さL1の比(L1/L2,何れも畝部の長手方向の長さ)が、畝部の長手方向への曲がり易さや折れ曲がりの綺麗さの点から、1以上10以下であることが好ましく、1超10以下であることがより好ましく、1超5以下であることが更に好ましい。
また、溝部3に形成された開孔31の数と該溝部の両側に位置する畝部2それぞれにおける高部21の数との比(前者:後者)は、液拡散方向の制御と折れ曲がりの点から、1:1〜5:1であることが好ましく、1:1〜1:3であることがより好ましい。開孔31の数と高部21の数との比は、立体有孔シートのY方向で上記範囲で変化していても良い。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の立体有孔シート及びその製造方法は、上記各実施形態に制限されず、各発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更可能である。
例えば、隣接する畝部の高部21は、横一列に並んでいなくても良く、例えば、隣り合う畝部で半ピッチ分ずれていても良い。また、隣接する溝部3の開孔31は、横一列に並んでいなくても良く、例えば、隣り合う溝部で半ピッチ分ずれていても良い。また、溝部3に形成する開孔31は、その両側に位置する溝部の一方についてみれば、高部21の真横に位置し、他方についてみれば、低部22の真横に位置するものであっても良い。また、畝部毎に、低部22のピッチを異ならせたり、溝部毎に、開孔のピッチを異ならせたりしても良い。
一枚の立体有孔シートに形成する、高部21と低部22とを有する畝部2の本数は、2本以上であれば特に制限されないが、4〜25本程度であることが好ましい。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明における立体有孔シートは、吸収性物品の表面シートとして好ましく用いられるが、その吸収性物品としては、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ、ハイジーンパッド、授乳パッド等が挙げられる。
表面シートとして用いる場合、畝部と開孔を、表面シート全面にではなく、吸収性物品の側部のみまたは中央部のみに部分的に設けることもできる。
また、表面シート以外として用いることもでき、例えば、表面シートの下方で吸収体の上方に位置されるセカンドシート等に用いることもできる。これらの場合には、畝部2を有する側を表面シート側として用いる。また、吸収体と裏面シートの間に位置させたり、吸収体の中間層として用いることもできる。
また、不織布は、単層のものに限られず、多層構造のものであっても良い。また、不織布と樹脂フィルムとの積層体等を原料シートとして用いることもできる。
本発明の立体有孔シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す立体有孔シートを畝部が突出する面側から見た平面図である。 、図1に示す立体有孔シートを、その厚み方向と平行な平面で切断した拡大断面図であり、(a)は図1のI−I線断面図、(b)は図1のII−II線断面図、(c)は図1のIII−III線断面図である。 本発明の立体有孔シートの製造に好ましく用いられる製造装置の要部を示す正面図である。 図5(a)は、第1及び第2ロール間に原料シートを挿入した状態における、図4のIV−IV線断面図、図5(b)は、同状態における、図4のV−V線断面図である。 本発明の立体有孔シートの他の実施形態を示す断面図〔図3(c)相当図〕である。
符号の説明
1,1A〜1C 立体有孔シート
2 畝部
21 高部(相対的に高さの高い部分)
22 低部(相対的に高さの低い部分)
3 溝部
31 開孔

Claims (4)

  1. 不織布からなり、複数本の畝部が形成され、相隣接する畝部間の溝部に開孔が形成されており、前記畝部は、該畝部の長手方向に、相対的に高さの高い部位と相対的に高さの低い部位とが交互に形成されている立体有孔シートであって、
    前記畝部における前記相対的に高さの高い部位及び前記相対的に高さの低い部位並びに前記溝部が、連続する同一の不織布からなり、前記相対的に高さの高い部位と前記相対的に高さの低い部位とで該不織布の厚みが同じである、立体有孔シート。
  2. 前記開孔が、その両側に位置する一対の畝部それぞれにおける、前記相対的に高さの高い部位の真横に位置している、請求項1記載の立体有孔シート。
  3. 前記相対的に高さの低い部位より前記相対的に高さの高い部位の方が、前記畝部の長手方向における長さが長い、請求項1又は2記載の立体有孔シート。
  4. 請求項1記載の立体有孔シートの製造方法であって、
    周面に穿孔ピンが多数突設された穿孔部と、周面に凸部と凹部とが交互に形成された歯車状の噛合部とを軸長方向に交互に有する第1のロールと、第1のロールにおける穿孔ピンと相対向する周面を有するスペーサー部と、第1のロールの噛合部と噛み合う歯車状の噛合部とを軸長方向に交互に有する第2のロールとの間に、原料シートを導入し、該原料シートに、相対的に高さの高い部位と相対的に高さの低い部位とが交互に形成された畝部を形成すると同時に該畝部間の開孔を形成する、立体有孔シートの製造方法。
JP2005366720A 2005-12-20 2005-12-20 立体有孔シート及びその製造方法 Active JP4627035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366720A JP4627035B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 立体有孔シート及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366720A JP4627035B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 立体有孔シート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007167212A JP2007167212A (ja) 2007-07-05
JP4627035B2 true JP4627035B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=38294557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005366720A Active JP4627035B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 立体有孔シート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4627035B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9415538B2 (en) 2010-09-10 2016-08-16 The Procter & Gamble Company Method for deforming a web
US10279535B2 (en) 2011-04-26 2019-05-07 The Procter & Gamble Company Method and apparatus for deforming a web
US10633775B2 (en) 2010-09-10 2020-04-28 The Procter & Gamble Company Deformed web materials
US11925539B2 (en) 2018-08-22 2024-03-12 The Procter & Gamble Company Disposable absorbent article

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4771919B2 (ja) * 2006-11-21 2011-09-14 花王株式会社 波形シート
EP2189562B1 (en) * 2007-08-28 2014-11-12 Kao Corporation Shaped sheet and absorbent article using the same
JP2009153556A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Kao Corp 吸収性物品
JP4969437B2 (ja) * 2007-12-28 2012-07-04 花王株式会社 吸収性物品
JP5394654B2 (ja) * 2007-12-28 2014-01-22 花王株式会社 賦形シート及びこれを用いた吸収性物品
TW200936108A (en) * 2008-02-29 2009-09-01 Chen-Cheng Huang Thin-layer with liquid diversion function
JP5189901B2 (ja) * 2008-06-06 2013-04-24 花王株式会社 吸収性物品
JP5144411B2 (ja) * 2008-07-17 2013-02-13 花王株式会社 不織布
JP5113146B2 (ja) * 2009-12-25 2013-01-09 花王株式会社 生理用ナプキン
JP5075909B2 (ja) * 2009-12-25 2012-11-21 花王株式会社 吸収性物品
JP5729948B2 (ja) 2010-08-31 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布シート、その製造方法および吸収性物品
TWI504385B (zh) 2012-07-18 2015-10-21 Kang Na Hsiung Entpr Co Ltd A guide sheet for an absorbent article, a method for producing the same, and a molding die
JP6022301B2 (ja) * 2012-10-25 2016-11-09 株式会社瑞光 複合シート材とその製造方法および複合シート材の製造装置
JP5712195B2 (ja) * 2012-12-04 2015-05-07 花王株式会社 拭き取りシート用不織布基材
JP5712194B2 (ja) * 2012-12-04 2015-05-07 花王株式会社 拭き取りシート用不織布基材
JP5830080B2 (ja) * 2013-12-20 2015-12-09 昭和精工株式会社 多孔金属箔のロール成形方法
KR101730786B1 (ko) 2014-04-30 2017-04-27 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. 유체 분배 구조물을 포함하는 흡수 용품
JP6386822B2 (ja) * 2014-07-14 2018-09-05 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収性物品
JP5953597B2 (ja) * 2015-02-14 2016-07-20 昭和精工株式会社 金属箔成形のための成形ロール
JP6566858B2 (ja) * 2015-12-11 2019-08-28 花王株式会社 積層不織布
JP6395700B2 (ja) * 2015-12-28 2018-09-26 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品用の不織布、及び当該不織布の製造方法
JP6058852B1 (ja) * 2016-05-13 2017-01-11 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品用の不織布
JP7044529B2 (ja) 2017-12-05 2022-03-30 花王株式会社 吸収性物品
CN113473955B (zh) * 2019-03-18 2023-03-28 宝洁公司 表现出高视觉分辨率的成型非织造布
BR112022009407A2 (pt) * 2019-11-14 2022-10-11 Fitesa Film Products Llc Material de distribuição de fluido para artigos absorventes

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317358A (ja) * 1992-05-14 1993-12-03 Kao Corp 吸収性物品の表面材
JPH06330443A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Kao Corp 立体穿孔シートの製造方法及びその装置
JP2001137284A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Uni Charm Corp 吸収性物品
JP2002173863A (ja) * 2000-12-01 2002-06-21 Kao Corp 吸収性物品の表面シート
JP2002325798A (ja) * 2001-05-01 2002-11-12 Uni Charm Corp 使い捨ての体液処理物品
JP2004174234A (ja) * 2002-11-13 2004-06-24 Kao Corp 吸収性物品用の表面シート
JP2005270233A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Kao Corp 吸収性物品の表面シート

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317358A (ja) * 1992-05-14 1993-12-03 Kao Corp 吸収性物品の表面材
JPH06330443A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Kao Corp 立体穿孔シートの製造方法及びその装置
JP2001137284A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Uni Charm Corp 吸収性物品
JP2002173863A (ja) * 2000-12-01 2002-06-21 Kao Corp 吸収性物品の表面シート
JP2002325798A (ja) * 2001-05-01 2002-11-12 Uni Charm Corp 使い捨ての体液処理物品
JP2004174234A (ja) * 2002-11-13 2004-06-24 Kao Corp 吸収性物品用の表面シート
JP2005270233A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Kao Corp 吸収性物品の表面シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9415538B2 (en) 2010-09-10 2016-08-16 The Procter & Gamble Company Method for deforming a web
US10633775B2 (en) 2010-09-10 2020-04-28 The Procter & Gamble Company Deformed web materials
US10279535B2 (en) 2011-04-26 2019-05-07 The Procter & Gamble Company Method and apparatus for deforming a web
US11925539B2 (en) 2018-08-22 2024-03-12 The Procter & Gamble Company Disposable absorbent article

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007167212A (ja) 2007-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4627035B2 (ja) 立体有孔シート及びその製造方法
JP4518906B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP4540590B2 (ja) 吸収性物品用の立体シート
JP5538977B2 (ja) 不織布シートおよびその製造方法
TWI398354B (zh) A laminated body of a sheet-like member
JP3886466B2 (ja) 吸収性物品の表面シート
JP4804337B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート及びその製造方法
TWI586337B (zh) Absorbent items
TWI710366B (zh) 吸收性物品
JP3886400B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
JP2006175689A (ja) 立体シート
JP4931580B2 (ja) 吸収性物品用の表面シート
MX2011001230A (es) Lienzo superior dividido en zonas.
JP4771919B2 (ja) 波形シート
JP2007130817A (ja) 複合シート、その製造方法及び装置
JP4812614B2 (ja) 吸収性物品
JP2007151678A (ja) 吸収性物品の表面シートの製造方法
JP4338327B2 (ja) 吸収性物品
JP2018079307A (ja) 吸収性物品
JP4575648B2 (ja) 吸収性物品およびその製造方法
JP2006311939A (ja) 吸収性物品及びその製造方法
JP3096208B2 (ja) 吸収性物品の表面シート
JP2009131593A (ja) 吸収性物品
JP3989476B2 (ja) 吸収性物品の表面シートの製造方法
JP4368297B2 (ja) 立体シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101102

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4627035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250