JP2004183179A - 不織布 - Google Patents

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昇 綿奈部
Katsumi Agari
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Kanebo Ltd
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Abstract

【課題】従来品より軽量で、成型性良好、シワ、破れがなく、深絞り成型の良好な不織布およびその成型品を安価に提供する。
【解決手段】短繊維集合体からなり、密度が10〜700kg/mであり、かつ通気量が下記の式で表され、かつその有効範囲が10〜100cm/cm/sであることを特徴とする不織布である。
(式1)Y=AX+B
Y:通気量(cm/cm/s)
(ただし有効範囲Y=10〜100)
X:密度(kg/m
(ただし有効範囲X=10〜700)
ただしA=−0.04〜−0.4
B=40〜150
不織布厚み=0.05mm〜5mm
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の不織布は包装用クッション材や車両用吸音材等の成型用不織布材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
繊維集合体からなる成型品は既に公知であり、例えば特開平8−003849号公報がある。この公報では短繊維集合体からなり、成型品表面の5mm以上の長さの毛羽が3本/cm以下、成型後の不織布の目付けが100〜1000g/m、密度が0.15〜0.4g/cmであることを特徴とするモールド成型品で包装用クッション材、鉢等に関するものである。また、特開昭52−31175号公報の「自動車等の内張り芯材とその製造方法」がある。この公報ではナイロンに低融点のポリエチレンを10〜50重量%合したウエッブを乾熱処理した後、成型機にてポリエチレンの融点より低い温度で加圧成型する例が記載されている。しかし、この方法は芯材の製造方法であり、最終製品は他の素材で表面を覆うものである。
【0003】
また、特公平3−42572号公報には「一体成型体」として、ポリ塩化ビニル表皮と低融点の熱接着性繊維の高融点の合成繊維からなるウエッブを加圧成型する方法が記載されている。しかし、この方法では成型品の表面がポリ塩化ビニル表皮に限定されるものである。
【0004】
また、特開昭62−125059号公報には通常のポリエステル繊維100部に低融点のポリエステル繊維を25部混入し、通常より少なくニードルパンチングした後、融点以上で加圧絞り成型する方法が記載され、この方法で成型した製品は毛羽も少ないとされている。しかし、この方法では毛羽を少なくするためには金型の隙間を小さくし、強く圧縮する必要があるため、得られた成型品の密度が大きくなり、風合いが硬くなる欠点がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−3849号公報
【特許文献2】
特開昭52−31175号公報
【特許文献3】
特公平3−42572号公報
【特許文献4】
特開昭62−125059号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来品より軽量で、成型性良好、シワ、破れがなく、深絞り成型の良好な不織布およびその成型品を安価に提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、絞り成型加工に用いる短繊維不織布の繊維およびその調合等を研究した結果、本発明の完成に至った。即ち、本発明の不織布は、短繊維集合体からなり、密度が10〜700kg/mであり、かつ通気量が下記の式で表され、かつその有効範囲が10〜100cm/cm/sであることを特徴とする不織布である。
【0008】
(式1)Y=AX+B
Y:通気量(cm/cm/s)(ただし有効範囲Y=10〜100)
X:密度(kg/m)(ただし有効範囲X=10〜700)
ただしA=−0.04〜−0.4
B=40〜150
【0009】
また、前記短繊維集合体が、1種以上の繊維から構成されており、かつその構成繊維が、単一成分の繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着しているか、または、構成繊維のひとつが他の繊維の融点より20℃以上低い融点を有する繊維であり、その含有率が30〜100%であり、その低融点側の繊維により、繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着していることを特徴とする不織布である。
また、前記、他の繊維の融点より20℃以上低い融点を有する繊維が、低い融点を有する成分を含むコンジュゲート熱融着繊維であることを特徴とする不織布である。
更には、上記不織布を、短繊維からなる不織布構造体の少なくとも一方の表面に付したことを特徴とする成型吸音材である。
【0010】
本発明の不織布に用いる低い融点を有する繊維には、ポリエチレン、ポリプロピレン等の単一組成よりなる繊維や、芯鞘型またはサイドバイサイド型の複合熱融着繊維であって、鞘部またはサイドバイサイド型の一方の繊維がポリエチレン、ポリプロピレン共重合ポリマー、ポリエチレンテレフタレート共重合ポリマー等の融点が110〜160℃のポリマーであり、芯部またはサイドバイサイド型の一方の繊維のポリマーとしては、融点180〜260℃のポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66等を用いた複合熱融着繊維がある。対する融点の高い繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66等があり、これらを融点が20℃以上になるように組み合わせて使用する。
【0011】
複合熱融着繊維の、芯部のポリマーの融点が180℃未満であると絞り成型時の金型温度と近くなり、成型品の表面がフィルムライクになる恐れがある。また芯部のポマーの融点が260℃を超えると鞘部のポリマーの融点との差が大きく成り過ぎ、複合熱融着繊維の可紡性が低下する。また、汎用ポリマーが少なく、高価になる。
【0012】
本発明の不織布に用いる短繊維は、上記の複合熱融着繊維にのみ限定するものではない。例えば上記の鞘部のポリマーのみからなる通常の短繊維も、熱融着繊維として用いることができる。しかし、この場合は他に強度を受け持つ融点の高い繊維(以下「補強繊維」と略記する)が混合されていることが必要である。
【0013】
また、熱融着繊維と補強繊維とが熱融着する事が必要である。従って、短繊維の調合の点で大きな制約を受けることになる。例えば複合熱融着繊維を100%用いた場合は絞り成型時、成型温度が鞘部の融点より高温であるため、全ての繊維の表面が潤滑剤の役目を果たし、成型斑の発生を抑止することができる。
【0014】
一方、複合繊維でない熱融着繊維を用いる場合は強度保持の点で、少なくとも30重量%以上の補強繊維を必要とするため成型時の潤滑が低下する傾向にある。また、バインダー繊維と補強繊維の組成が類似していないと熱融着性が低下するため特殊な繊維となり全体としては高価になる場合が多い。
【0015】
本発明の不織布に用いる短繊維の繊維長は成型前の不織布の製造方法、製造装置の仕様により異なるが、一般にはカード、クロスレイ、ニードルパンチングによる製造方法を用いることが多い。この場合は38mmから76mmの繊維長の短繊維が多く用いられる。しかし、エアレイ法の製造法の場合はさらに繊維長が短く、10mm程度の繊維も用いられる。短繊維の繊度によって、適宜混合して用いる場合もある。
【0016】
この不織布の製造に際しては機械方向と、クロス方向の引張強伸度が余り大きく異ならない様に注意して製造する必要がある。機械方向とクロス方向の引張強伸度が大きく異なると、絞り成型時に、引張強伸度の強い方向に平行に絞り斑が発生しやすく、製品の厚さ斑を発生しやすい。引張強伸度の差は30%以下が好ましく、より好ましくは15%以下である。引張強伸度の差が30%を超えると成型製品の厚さ斑が大きくなる恐れがある。特に深く絞る際に注意が必要である。また応力歪曲線が一致しているほど好ましい。
【0017】
エアレイ法による不織布は比較的機械方向とクロス方向の引張強伸度の差は大きくない。しかし、クロスレイ法による場合はカーディングにより異方性が発生し、クロスレイによりクロス方向の引張強伸度が大きくなる。その後のストレッチで乱れた後、さらに機械方向にニードリングされ、機械方向の引張強伸度が大きくなる。従って、これらの調整を行うことが肝要である。カーディングは不織布の均一性に大きな影響を与え、成型製品の均一性にも大きな影響を与える。
【0018】
エアレイ法の不織布を得る場合は、2種類以上の融点の熱融着繊維を混合し、不織布を製造する場合には低融点の熱融着繊維を使用し、絞り成型の際には高融点の熱融着繊維を用いると良い。融点の差は20℃以上ある方が好ましい。低融点熱融着繊維は10%以上、好ましくは15%以上混合されているとエアレイ不織布を取り扱う上での必要な強度が得られる。
【0019】
本発明の不織布の通気量は、繊維径、密度、厚み等で調整する。繊維径の小さい繊維ほど通気量は小さく、密度は大きいほど通気量は小さい。また、厚みを大きくすれば通気量は小さくなる。特に密度の調整を、先に述べた式1で調整した不織布が、成型性および吸音性能が良好であり好ましい。
【0020】
その有効範囲は、密度が10〜700kg/mであり、かつ通気量が10〜100cm/cm/sである。密度が10kg/m未満の場合は、成型性を満足して、必要とする通気量に抑制することが困難であり、700kg/m以上の場合は、加工性が悪くなるだけでなく、重量も大きくなり、好ましくない。また、通気量が10cm/cm/s未満の場合は、成型性と吸音性能の各周波数に対するバランス(特に高周波数領域が悪くなる)が悪くなり、100cm/cm/s以上では、低周波数領域の吸音性能が悪くなり、成型吸音材としては、好ましくない。
【0021】
本は発明の不織布の厚みは、0.05mm〜5mmが好ましく、より好ましくは0.1mm〜2.5mmである。0.05mm未満の場合、通気量のコントロールが困難であり、5mm以上の場合は、加工性が悪くなるだけでなく、重量も大きくなり、好ましくない。
【0022】
上記不織布の密度を調整するには、カード、クロスレイ法やエアレイ法で得た不織布を、加熱ローラーにて厚みを抑制するか、加熱プレス板で厚みを抑制して、密度を調整する。
【0023】
また、本発明の成型吸音材は、上記不織布を、短繊維からなる不織布構造体の少なくとも一方の表面に付したことを特徴とする成型吸音材である。この成型吸音材を製造するには、短繊維からなる不織布構造体、例えば、サイドバイサイドの構造を有し自己捲縮発現性を有するPETボトルリサイクル中空構造型ポリエステル繊維「H588」(繊度7dtex、繊維長51mm)40重量%、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度1.6dtex、繊維長51mm)40重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)20重量%よりなる繊維集合体を製造し、これに上記不織布を貼り合わせる。貼り合わせる方法は、加熱ロールや、加熱板によるプレス加工でも良く、また、遠赤外線加熱機や熱風循環式加熱機を用いて、不織布の片面より加熱し、膜状物を形成しても良い。また、これらを組み合わせて熱処理しても良い。
【0024】
【実施例】
さらに詳細には実施例にて説明する。
(通気量の測定方法)
サンプルを幅60mm×長さ60mmに切り出す。これをカトーテック製KES−F8−AP1型通気抵抗測定機で通気抵抗を測定し、フラジール通気度測定機による通気度に換算した。
【0025】
(吸音率の測定方法および評価方法)
JIS A 1405に基づき、垂直入射吸音率にて測定を行った。吸音性能は、直径30mmの円柱状の試料を準備し、Bruel&Kjar社製のマルチチャンネル分析システム3550型(ソフトウェアはBZ5087型2チャンネル分析ソフト)を用い、2マイクロフォン法により、各試料について0〜6kHzまでの吸音率を測定し、1kHzの吸音率を比較して評価した。
【0026】
(深絞り性)
サンプルを幅300mm×長さ300mmに切り出す。これを株式会社トーコー製の真空成型機TF−4−VH型を用いて成型した。金型からの取りだし、破れ、厚みムラより評価した。
【0027】
実施例1
レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度1.6dtex、繊維長51mm)20重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)80重量%を混綿し、不織布の製造方法に準じ、カーディングしてクロスレイした後、ニードルパンチングして厚みを1mm以下にした後に、180℃に加熱したロールでプレスして、目付け0.25kg/m、厚さ0.8mm、密度312kg/m、通気量は15cm/cm/s、1kHzの吸音率が80%の本発明の不織布Aが得られた。
【0028】
次にサイドバイサイドの構造を有し自己捲縮発現性を有するPETボトルリサイクル中空構造型ポリエステル繊維「H588」(繊度7dtex、繊維長51mm)40重量%、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度1.6dtex、繊維長51mm)40重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)20重量%を混綿し、カーディングを行ってウェブを作成した後、通常の熱風循環による均一な加熱処理を繊維集合体全体に施し、目付0.85kg/m、全体厚み25mm、密度34kg/mの不織布B(不織布構造体)を得た。
【0029】
上記の本発明の不織布Aと不織布B(不織布構造体)を積層して、深さが5cm、開口直径10cm、底直径9cmの雌型にクリアランス1mmの雄型の金型を用い、成型金型温度180℃で加圧し、成型加工をした結果、成型性は非常に良好であり、シワ、破れがなく、深絞り成型の良好なものであった。
同様にして、不織布Aと不織布Bを積層して、車両用ダッシュインシュレータの成型吸音材を作成したところ、非常に成型性が良好なものができた。
【0030】
不織布Aと不織布Bを積層し、厚み25mmでの吸音性能を測定した結果は、周波数250Hzで吸音率21.5%、周波数500Hzで吸音率45.3%、周波数800Hzで吸音率52.9%、周波数1kHzで吸音率87.0%、周波数2kHzで吸音率85.9%、周波数3kHzで吸音率80.0%、周波数6kHzで吸音率76.7%であり、車両用吸音材量として、遮音、吸音性能の良好なものであった。
【0031】
実施例2〜7
表1に実施例1の不織布Aに使用する繊維の組成を変えて実施した。
【0032】
比較例1
レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度1.6dtex、繊維長51mm)75重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)25重量%を混綿し、不織布の製造方法に準じ、カーディングしてクロスレイした後、ニードルパンチングした後に、180℃に加熱したロールでプレスして、目付け0.50kg/m、厚さ16mm、密度31kg/m、通気量は450cm/cm/s、1kHzの吸音率が40%の不織布Aが得られた。
【0033】
次にサイドバイサイドの構造を有し自己捲縮発現性を有するPETボトルリサイクル中空構造型ポリエステル繊維「H588」(繊度7dtex、繊維長51mm)40重量%、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度1.6dtex、繊維長51mm)40重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)20重量%を混綿し、カーディングを行ってウェブを作成した後、通常の熱風循環による均一な加熱処理を繊維集合体全体に施し、目付0.85kg/m、全体厚み25mm、密度34kg/mの不織布Bを得た。
【0034】
次に上記不織布Aと不織布Bを積層して、深さが5cm、開口直径10cm、底直径9cmの雌型にクリアランス1mmの雄型の金型を用い、成型金型温度180℃で加圧し、深絞り成型をした結果、金型側面部の不織布の伸びが悪く、孔が開いてしまった。
【0035】
同様にして、不織布Aと不織布Bを積層して、車両用ダッシュインシュレータの成型吸音材を作成したところ、非常に成型性が悪く、遮音、吸音性能は良くなかった。
【0036】
比較例2〜3
表1に密度、通気量を変えた例を記入した。
【0037】
【表1】
Figure 2004183179

Claims (4)

  1. 短繊維集合体からなり、密度が10〜700kg/mであり、かつ通気量が下記の式で表され、かつその有効範囲が10〜100cm/cm/sであることを特徴とする不織布。
    (式1)Y=AX+B
    Y:通気量(cm/cm/s)(ただし有効範囲Y=10〜100)
    X:密度(kg/m)(ただし有効範囲X=10〜700)
    ただし、A=−0.04〜−0.4
    B=40〜150
  2. 前記短繊維集合体が、1種以上の繊維から構成されており、かつその構成繊維が、単一成分の繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着しているか、または、構成繊維のひとつが他の繊維の融点より20℃以上低い融点を有する繊維であり、その含有率が30〜100%であり、その低融点側の繊維により、繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着していることを特徴とする請求項1記載の不織布。
  3. 前記、他の繊維の融点より20℃以上低い融点を有する繊維が、低い融点を有する成分を含むコンジュゲート熱融着繊維であることを特徴とする請求項1〜2記載の不織布。
  4. 上記不織布を、短繊維からなる不織布構造体の少なくとも一方の表面に付したことを特徴とする成型吸音材。
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