JP2019045636A - 複合吸音材 - Google Patents
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Abstract
【課題】低周波数〜中周波数の広い領域、具体的には、1000〜4000Hzの周波数領域において、高い吸音性を有し、低目付でも吸音効果の高い、薄くて軽量な吸音材の提供。【解決手段】平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含む不織布面材と、連続気泡メラミン樹脂発泡体層とを接合してなる複合吸音材であって、該複合吸音材の厚みが5〜50mm、目付けが50〜475g/m2未満であり、JIS−1405に準拠する垂直入射の測定法における該不織布面材側から入射する音の周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzにおける吸音率がいずれも50%以上であることを特徴とする前記複合吸音材。【選択図】なし
Description
本発明は複合吸音材に関する。より詳しくは、本発明は、不織布面材と、基材としての連続気泡メラミン樹脂発泡体層を接合させた複合吸音材であって、低周波数〜中周波数、特に周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzの吸音性に優れ、薄く、軽量で、形態安定性に優れる、特に自動車用、住宅、家電製品、建設機械等の吸音に好適な複合吸音材に関する。
車両等が走行する際には、車両に搭載されるエンジン及び駆動系からの騒音、や走行中のロードノイズ、風切り音などの、種々の騒音が発生する。このような騒音が搭乗員に不快感を与えないように、エンジンフード、ダッシュパネル、天井材、ドアトリム、キャブフロア等の壁面には、騒音対策として吸音材が適用される。吸音材としては、不織布、樹脂発泡体などの多孔質材からなる吸音材や、それらの吸音基材に通気性のある不織布、樹脂膜などの表皮層を積層一体化した積層構造体が提案されている。
以下の特許文献1には、嵩密度0.013〜0.05g/cm3のメルトブロー極細繊維不織布を用いた防音シート材料が提案されている。しかしながら、この防音シート材料には、厚みの変形が生じ易く、取扱性に劣り、さらに耐熱性が不足するなどの問題がある。
以下の特許文献2には、メルトブロー極細繊維層と合繊繊維層との積層不織布からなる不織布表面材と、嵩密度が0.005〜0.15g/cm3と粗な構造をもつ合繊繊維不織布裏面材とからなる吸音材が提案されているが、裏面材の合繊繊維不織布は、構成繊維の繊維径が10〜30μmであり、粗な構造を有するため、低周波数領域の吸音性が悪いという問題がある。
以下の特許文献3には、特許文献2と同様にメルトブロー極細繊維層と合繊繊維層との積層不織布からなる表面材に、嵩密度:0.4〜0.8g/cm3と比較的密な構造をもつ合繊繊維不織布裏面材とからなる吸音材が提案されているが、合繊繊維不織布裏面材が密な構造を持つことで、通気性の悪化に伴い中周波以降の領域の吸音性が悪いという欠点がある。
特許文献4には、特許文献2、3同様メルトブロー極細繊維層と合繊繊維層との積層不織布からなる不織布表面材と、嵩密度0.05〜0.5g/cm3の合繊繊維不織布裏面材とからなる、比較的広い周波数の範囲において高い吸音効果が得られる吸音材が提案されている。しかしながら、特許文献4に記載の吸音材では、周波数1000〜4000Hzの吸音率を向上させようとすると、吸音材の目付を475g/m2以上、厚みを30mm以上にする必要がある。
このように、不織布多孔質材のみ、又はその積層構造体では、車両用途で求められる取り扱い性、広い範囲での吸音性、軽量化を両立することは実現できていない。
特許文献4には、特許文献2、3同様メルトブロー極細繊維層と合繊繊維層との積層不織布からなる不織布表面材と、嵩密度0.05〜0.5g/cm3の合繊繊維不織布裏面材とからなる、比較的広い周波数の範囲において高い吸音効果が得られる吸音材が提案されている。しかしながら、特許文献4に記載の吸音材では、周波数1000〜4000Hzの吸音率を向上させようとすると、吸音材の目付を475g/m2以上、厚みを30mm以上にする必要がある。
このように、不織布多孔質材のみ、又はその積層構造体では、車両用途で求められる取り扱い性、広い範囲での吸音性、軽量化を両立することは実現できていない。
以下の特許文献5には、連続気泡樹脂発泡体として軟質ウレタンフォームと表皮に微細孔を有する合成樹脂層からなる吸音材が提案されている。しかしながら、表皮の合成樹脂層は、吸音に寄与せず、極細繊維不織布層ほどの緻密性は確保できない。
以下の特許文献6には、連続気泡樹脂発泡体としてメラミン系樹脂発泡体に微細孔を有するフィルム層からなる吸音材が提案されている。しかしながら、特許文献4と同様にかかるフィルム層は、吸音に寄与しなく、極細繊維不織布層ほどの緻密性は確保できない。
前記した従来技術に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、低周波数〜中周波数の広い領域、具体的には、1000〜4000Hzの周波数領域において、高い吸音性を有し、低目付でも吸音効果の高い、薄く、軽量で、形態安定性にも優れる吸音材を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討し実験を重ねた結果、特定の不織布面材と特定の基材を組み合わせた複合吸音材が、低周波数〜中周波数の広い領域において、高い吸音性が得られることを見出し本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
[1]平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含む不織布面材と、連続気泡メラミン樹脂発泡体層とを接合してなる複合吸音材であって、該複合吸音材の厚みが5〜50mm、目付けが50〜475g/m2未満であり、JIS−1405に準拠する垂直入射の測定法における該不織布面材側から入射する音の周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzにおける吸音率がいずれも50%以上であることを特徴とする前記複合吸音材。
[2]前記不織布面材が、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である、前記[1]に記載の複合吸音材。
[3]前記不織布面材が2以上の層から構成される場合、該不織布面材における前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層と接する層が、他層の融点より30℃以上低い融点を有する繊維を含む、前記[1]又は[2]に記載の複合吸音材。
[4]前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層の厚みが5〜50mm未満、嵩密度が0.01〜0.1g/cm3である、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の複合吸音材。
[2]前記不織布面材が、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である、前記[1]に記載の複合吸音材。
[3]前記不織布面材が2以上の層から構成される場合、該不織布面材における前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層と接する層が、他層の融点より30℃以上低い融点を有する繊維を含む、前記[1]又は[2]に記載の複合吸音材。
[4]前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層の厚みが5〜50mm未満、嵩密度が0.01〜0.1g/cm3である、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の複合吸音材。
本発明に係る複合吸音材は、1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzの低周波数〜中周波数領域において、高い吸音性を有しながらも、薄く、軽量で、形態安定性にも優れるため、特に自動車用、住宅、家電製品、建設機械等の吸音に好適である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態は、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含む不織布面材と、連続気泡メラミン樹脂発泡体層とを接合してなる複合吸音材であって、該複合吸音材の厚みが5〜50mm、目付けが50〜475g/m2未満であり、JIS−1405に準拠する垂直入射の測定法における該不織布面材側から入射する音の周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzにおける吸音率がいずれも50%以上であることを特徴とする。
前記不織布面材は、好ましくは、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である。
本発明の実施形態は、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含む不織布面材と、連続気泡メラミン樹脂発泡体層とを接合してなる複合吸音材であって、該複合吸音材の厚みが5〜50mm、目付けが50〜475g/m2未満であり、JIS−1405に準拠する垂直入射の測定法における該不織布面材側から入射する音の周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzにおける吸音率がいずれも50%以上であることを特徴とする。
前記不織布面材は、好ましくは、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である。
本実施形態の複合吸音材の第一の特徴は、不織布面材が、極少量の通気性を有し、繊維構造的には小さな繊維空隙を有する緻密な構造であり、進入する音の波長が細孔中の摩擦抵抗で小さくなり、音が繊維空隙に進入するため、吸音特性が低周波領域にスライドし、低周波領域の吸音性が向上することである。本実施形態の複合吸音材に用いる不織布面材は、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含むため、音の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸音適性領域が低周波領域にスライドする効果を奏することができる。
本実施形態の複合吸音材の第二の特徴は、特定の嵩密度とした微細な骨格を持つ連続気泡メラミン樹脂発泡体層を基材として用いることで、不織布面材を透過した音が反射することなく容易に侵入し、その際、侵入した音と微細な骨格との摩擦や、微細な骨格の振動による熱エネルギーへの変換を効率的に行うことができることである。本実施形態の複合吸音材に用いる連続気泡メラミン樹脂発泡体層は、好ましくは、厚さ5〜50mm未満であり、嵩密度0.01〜0.1g/cm3である。
本実施形態の複合吸音材は、前記不織布面材と、特定の嵩密度とした微細な骨格を持つ連続気泡メラミン樹脂発泡体層との組み合わせにより、低周波数〜中周波数の広い領域、具体的には、1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzの全ての周波数において50%以上の高い吸音率を発揮する。
メルトブロー極細繊維層(M)の平均繊維径は0.3〜7μm、好ましくは0.4〜5μm、さらに好ましくは0.6〜2μmである。メルトブロー法で0.3μm未満の繊維径に紡糸するには過酷な条件が必要となり、安定した繊維が得られない。他方、繊維径が7μmを超えると連続長繊維の繊径に近くなり、連続長繊維層(S)の隙間に微細繊維として入り込んで該隙間を埋める作用が得られず、緻密な構造が得られない。
比較的密度が小さく、空隙の多い連続気泡メラミン樹脂発泡体との複合においては、音源側に配置される不織布面材はより緻密であることが求められるが、過剰な全面熱圧着等で密度を上げることで緻密にするような手法では、熱融着により繊維の表面積が低下し、音と繊維の摩擦による熱エネルギー変換が低下する。それゆえ、過剰な全面熱圧着等で密度を上げるよりも、より細繊維とすることにより緻密化を行うことが望ましい。
メルトブロー極細繊維層の目付は、低目付で充分な吸音性を得る点から、1〜30g/m2、好ましくは2〜25g/m2、より好ましくは3〜20g/m2である。
比較的密度が小さく、空隙の多い連続気泡メラミン樹脂発泡体との複合においては、音源側に配置される不織布面材はより緻密であることが求められるが、過剰な全面熱圧着等で密度を上げることで緻密にするような手法では、熱融着により繊維の表面積が低下し、音と繊維の摩擦による熱エネルギー変換が低下する。それゆえ、過剰な全面熱圧着等で密度を上げるよりも、より細繊維とすることにより緻密化を行うことが望ましい。
メルトブロー極細繊維層の目付は、低目付で充分な吸音性を得る点から、1〜30g/m2、好ましくは2〜25g/m2、より好ましくは3〜20g/m2である。
不織布面材は、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含が、好ましくは、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜30g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である。
メルトブロー極細繊維層(M)及び連続長繊維層(S)の素材としては、好ましくは、溶融紡糸法で繊維化できる熱可塑性合成樹脂が用いられる。熱可塑性合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、共重合ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートにフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、アジピン酸、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオールの1種又は2種以上の化合物を共重合した芳香族ポリエステル共重合体、ポリD−乳酸、ポリL−乳酸、D−乳酸とL−乳酸との共重合体、D−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、L−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、D−乳酸とL−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、これらのブレンド体から成る生分解性の脂肪族ポリエステルなどのポリエステル、共重合ポリアミド、ポリフェニレンサルファイドなどが挙げられる。熱可塑性合成樹脂としては、特に、耐熱性、耐水性などに優れるポリエステル、ポリフェニレンサルファイドが好ましく用いられる。
PET又はその共重合体の場合には、メルトブロー極細繊維の溶液粘度(ηsp/c)は0.2〜0.8が好ましく、より好ましくは0.2〜0.6である。また、PETのメルトブロー微細繊維では、他の合繊に比較して結晶化が遅く、低結晶の流動性のある状態で連続長繊維層の隙間に侵入できるため連続長繊維層の繊維間隙を埋めて緻密な構造を得ることができる。
PET又はその共重合体の場合には、メルトブロー極細繊維の溶液粘度(ηsp/c)は0.2〜0.8が好ましく、より好ましくは0.2〜0.6である。また、PETのメルトブロー微細繊維では、他の合繊に比較して結晶化が遅く、低結晶の流動性のある状態で連続長繊維層の隙間に侵入できるため連続長繊維層の繊維間隙を埋めて緻密な構造を得ることができる。
本実施形態の複合吸音材を構成する不織布面材の連続長繊維層(S)の形成においては、延伸により充分な強力を発現させるため、紡糸速度等を適切な設定することが好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)の場合には、紡糸速度3000m/min以上で延伸紡糸することが好ましい。連続長繊維層のウェブは、スパンボンド法のような紡糸により、摩擦帯電やコロナ帯電などにより糸条を均一に分散させる条件下で作製することが好ましい。このような条件を用いれば、未結合状態のウェブを生成しやすく、かつ、経済性に優れる。また連続長繊維層のウェブは単層でも複数を重ねた層でもよい。
連続長繊維層を構成する繊維の平均繊維径は、カバーリング性、強度、紡糸安定性等の点から、好ましくは10〜30μm、より好ましくは12〜25μmである。
連続長繊維層(S)及びメルトブロー極細繊維層(M)の繊維断面の形状は、特に制限されないが、強度の観点からは、丸断面が好ましく、繊維の表面積の増加、微細空隙の形成の観点からは、偏平糸などの異型断面糸が好ましい。
連続長繊維層を構成する繊維の平均繊維径は、カバーリング性、強度、紡糸安定性等の点から、好ましくは10〜30μm、より好ましくは12〜25μmである。
連続長繊維層(S)及びメルトブロー極細繊維層(M)の繊維断面の形状は、特に制限されないが、強度の観点からは、丸断面が好ましく、繊維の表面積の増加、微細空隙の形成の観点からは、偏平糸などの異型断面糸が好ましい。
本実施形態の複合吸音材を構成する不織布面材が2以上の層から構成される場合、該不織布面材における前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層と接する層が、他層の融点より30℃以上低い融点を有する繊維を含むことが好ましい。すなわち、不織布面材と基材の接着性を良好に保つために、基材と接触する層を低融点の繊維構成にすることもできる。低融点の繊維としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエチレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフイン繊維、ポリエチレンテレフタレートにフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、アジピン酸、ジエチレングリコール、1,4-ブタンジオールの1種又は2種以上の化合物を共重合した芳香族ポリエステル共重合体、脂肪族エステルなどのポリエステル系繊維、共重合ポリアミドなどの合成繊維が挙げられる。これらの繊維は、単独でもよく、2種以上複合混繊してもよく、また、低融点繊維と高融点繊維とを複合混繊してもよい。更に、低融点成分を鞘部に有する、鞘芯構造の複合繊維を用いてもよい。鞘芯構造の複合繊維としては、例えば、芯が高融点成分であるポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエステル、ナイロン6、ナイロン66、共重合ポリアミドなどであり、鞘が低融点成分である低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエチレン、共重合ポリプロピレン、共重合ポリエステル、脂肪族エステルなどであるものが挙げられる。
前記したように、不織布面材は、メルトブロー極細繊維層(M)を少なくとも一層含むことが必要である。なぜなら、メルトブロー極細繊維層がなければ、小さな繊維空隙を有する緻密な構造とできず、進入する音の波長が細孔中の摩擦抵抗で小さくなることでの吸音特性のコントロールができなくなるからである。不織布面材としては、メルトブロー極細繊維層(M)1層で構成されていてもよいが、MM型、MMM型のように2層以上重ねていてもよい。また、メルトブロー極細繊維層(M)と連続長繊維層(S)とのSM型又はSMS型の積層構造であってもよい。目付低減の観点からは、M層又はMM層のようにメルトブロー極細繊維層のみで構成されている方がよい。他方、強度、取り扱い性の観点からは、SM型又はSMS型のような連続長繊維層との積層構成がよい。
本発明の不織布面材を構成する不織布各層は、熱圧着で一体化されることが好ましい。例えば、公知のエンボスロールと平滑ロール間、又は平滑ロールと平滑ロール間で加熱、圧着して接合することが好ましい。加熱温度は、例えば、融点より20〜150℃低温の範囲が好ましく、更に繊維の劣化、ロール融着などの影響を緩和する目的で、上下ロールに温度差を設け熱圧着できる。熱圧着時の圧力は10〜1000kPa/cmが好ましく、より好ましくは50〜700kPa/cmである。熱圧着することにより、比較的緻密な積層不織布にすることができる。
不織布面材の目付けは20〜250g/m2が好ましく、より好ましくは50〜200g/m2である。目付けが20g/m2未満では、不織布の均一性及び緻密性が低下し、小さな空隙が得られない。他方、目付けが250g/m2を超えると、小さな空隙の緻密構造が得られるが、剛性が高くなり、裁断性、取扱性が低下し、さらにコスト高となる。
不織布面材の嵩密度は0.1〜0.7g/cm3が好ましく、より好ましくは0.15〜0.6g/cm3、さらに好ましくは0.2〜0.55g/cm3である。嵩密度が大きいと、繊維の充填密度が高くなり、小さな空隙の緻密構造となる。従って、嵩密度が0.1g/cm3未満では、不織布の緻密性が低下し、音の減少する効果が低下する。他方、嵩密度が0.7g/cm3を超えると、不織布の緻密性が高過ぎ、空隙が少なくなり、音の侵入が十分にできず、特に中周波数4000Hz付近の吸音性が低下するとともに加工性が低下する。
不織布面材の通気度は、100cc/cm2/sec以下が好ましく、より好ましくは1〜50cc/cm2/sec、さらに好ましくは0.5〜30cc/cm2/secである。通気度が100cc/cm2/secを超えると進入する音の波長を小さくすることができず、音エネルギーの減少効果が得られない。
不織布面材は、吸音材の補強材として有効であると共に、これに、黒色などの印刷性、撥水性、難燃性などの表面機能を付与する加工を施すことができる。かかる加工としては、具体的には、染色、印刷などの着色加工、フッソ樹脂による撥水加工、燐系などの難燃剤による難燃加工が挙げられる。
連続気泡メラミン樹脂発泡体層の嵩密度は0.01〜0.1g/cm3が好ましく、より好ましくは0.02〜0.08g/cm3、さらに好ましくは0.03〜0.05g/cm3である。嵩密度が0.01g/cm3未満であると吸音性が低下するため必要以上に厚みを厚くする必要がある。他方、嵩密度が0.1g/cm3超であると、積層不織布面材を透過した音が連続気泡樹脂発泡樹脂体の中に侵入しずらくなり、特に4000Hz以降の周波数の吸音性が低下するとともに、耐摩耗性、加工性が低下する。
このように、連続気泡メラミン樹脂発泡体層は、不織布面材との組み合わせにおいて、高い吸音性を有しながらも、薄く、軽量で、形態安定性に優れた吸音材とするために、特定の嵩密度とすることが、必要である。連続気泡メラミン樹脂発泡体層の嵩密度は、不織布面材との組み合わせ前に公知の熱プレス機などで圧縮調整されていてもよく、又は自動車部材等に熱成型加工される際に不織布面材と一体成型される際に圧縮調整されてもよい。
連続気泡メラミン樹脂発泡体の厚みは5〜50mmが好ましく、より好ましくは10〜40mmであり、目付けは10〜400g/m2が好ましく、より好ましくは20〜300g/m2である。厚みが5mm未満、目付け10g/m2であると、基材としての吸音性が不十分であり特に吸音低周波数の吸音性が低下する。他方、厚みが50mm超、目付け400g/m2超であると、低周波数の吸音性は良くなるが、吸音材のスペースが大きくなり、貼り合わせ加工性、取り扱い性、製品輸送性などが低下する。
連続気泡メラミン樹脂発泡体の素材としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂などが挙げられるが、車両のエンジンルーム等の高温下での耐熱性や、難燃性、軽量化の観点から、メラミン樹脂が好ましい。
本実施形態の複合吸音材は、前記した緻密構造の不織布表面材と粗な構造の基材(連続気泡メラミン樹脂発泡体層)とを接合して得られる。不織布面材と基材との接合は、例えば、熱融着繊維を接合面に介在させ、熱処理する方法、ホットメルト系樹脂や接着剤を塗布した後、熱処理する方法、ホットメルト系樹脂をカーテンスプレー方式で塗布する方法などにより行うことができる。
接着剤を用いる接合方法としては、カーテンスプレー方式、ドット方式、スクリーン方式などにより、不織布面材にホットメルト系接着剤を2〜30g/m2の割合で塗布し、不織布面材側から加熱して、塗布した接着剤を軟化、融解させて接着する方法が挙げられる。
不織布面材と連続気泡メラミン樹脂発泡樹脂体層との間の接着力は、0.1N/10mm以上が好ましく、より好ましくは0.2N/10mm〜5N/10mmである。接着力が0.1N/10mm未満では、吸音材の裁断、輸送などの作業で剥離するなどの問題が生じる。従って、高い接着力を得るためには、不織布面材の接着面に低融点成分層を設けることが好ましく、また、連続気泡メラミン樹脂発泡体層にホットメルト系の接着剤を塗布することも好ましい。
本実施形態の複合吸音材は、厚みが5〜50mm、目付け50〜475g/m2未満、より好ましくは、厚みが7〜45mm、目付け60〜400g/m2である。これらの厚み、目付けとすることにより、薄くかつ軽量な吸音材であるとともに、比較的広い周波数範囲、例えば、1000〜4000Hzの周波数領域において、50%以上、好ましくは60%〜95%、より好ましくは65%〜100%の吸音率という、高い吸音効果を達成することができる。
以下、本発明を実施例、比較例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の実施例等における各物性は、下記方法により測定して得られたものである。
(1)目付け(g/m2)
JIS−1913に準拠する。
(2)平均繊維径(μm)
顕微鏡で500倍の拡大写真を取り、10本の平均値で求める。
(3)嵩密度(g/cm3)
(目付け)/(厚み)から算出し、単位容積あたりの重量を求める。
(4)厚み(mm)
JIS−L−1913−B法に準拠する。荷重0.02kPaの圧力の厚みを3カ所以上測定し、その平均値で示す。但し、不織布面材の厚みは、荷重20kPaで測定する。
(5)吸音性(%)
JIS−1405に準拠し、音の垂直の入射の測定機で周波数1000〜4000Hzで測定する。
(6)通気度
JIS−L−1906フラジュール法で測定する。
(1)目付け(g/m2)
JIS−1913に準拠する。
(2)平均繊維径(μm)
顕微鏡で500倍の拡大写真を取り、10本の平均値で求める。
(3)嵩密度(g/cm3)
(目付け)/(厚み)から算出し、単位容積あたりの重量を求める。
(4)厚み(mm)
JIS−L−1913−B法に準拠する。荷重0.02kPaの圧力の厚みを3カ所以上測定し、その平均値で示す。但し、不織布面材の厚みは、荷重20kPaで測定する。
(5)吸音性(%)
JIS−1405に準拠し、音の垂直の入射の測定機で周波数1000〜4000Hzで測定する。
(6)通気度
JIS−L−1906フラジュール法で測定する。
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20.8g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け8.4g/m2、平均繊維径(1.7μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウェブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け50g/m2、嵩密度0.22g/cm3、部分熱圧着面積率11%の不織布からなる面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20.8g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け8.4g/m2、平均繊維径(1.7μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウェブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け50g/m2、嵩密度0.22g/cm3、部分熱圧着面積率11%の不織布からなる面材を得た。
基材の連続気泡メラミン樹脂発泡体動として、厚さ22mm、目付け22g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を用い、前記積層不織布面材と接合した。接合は、不織布面材と基材とを共重合ポリエステル系ホットメルトパウダー(融点130℃)を20g/m2の割合で塗布し、加熱処理により行った。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例2]
不織布面材の部分熱圧着面積率を15%、嵩密度を0.28g/cm3に変更した以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
不織布面材の部分熱圧着面積率を15%、嵩密度を0.28g/cm3に変更した以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例3]
基材の連続気泡メラミン樹脂発泡体層の厚みを30mm、目付けを30g/m2、嵩密度を0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を用いた以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
基材の連続気泡メラミン樹脂発泡体層の厚みを30mm、目付けを30g/m2、嵩密度を0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を用いた以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例4]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20.0g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度330℃、加熱空気370℃で1300Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け40.0g/m2、平均繊維径0.8μmを形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウエブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け80g/m2、嵩密度0.29g/cm3、部分熱圧着面積率15%の積層不織布からなる不織布面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20.0g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度330℃、加熱空気370℃で1300Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け40.0g/m2、平均繊維径0.8μmを形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウエブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け80g/m2、嵩密度0.29g/cm3、部分熱圧着面積率15%の積層不織布からなる不織布面材を得た。
基材として、厚さ45mm、目付け45g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を130℃の熱プレスによって、厚み15mm、嵩密度0.03g/cm3に圧縮した物を用い、前記積層不織布面材と接合した。不織布面材と基材とを共重合ポリエステル系ホットメルトパウダー(融点130℃)を20g/m2の割合で塗布して加熱処理で接合した。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例5]
基材として、厚さ60mm、目付け60g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を130℃の熱プレスによって厚み15mm、嵩密度:0.04g/cm3に圧縮した物を用いた以外は、実施例4と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
基材として、厚さ60mm、目付け60g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を130℃の熱プレスによって厚み15mm、嵩密度:0.04g/cm3に圧縮した物を用いた以外は、実施例4と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例6]
不織布面材として、連続長繊維ウェブ(S1、S2)の目付けをそれぞれ15.3g/m2、極細繊維ウェブ(M)の目付けを9.4g/m2とし、さらに、基材として厚み90mm、目付け90g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を130℃の熱プレスによって厚み30mm、嵩密度0.03g/cm3に圧縮した物を用いた以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
不織布面材として、連続長繊維ウェブ(S1、S2)の目付けをそれぞれ15.3g/m2、極細繊維ウェブ(M)の目付けを9.4g/m2とし、さらに、基材として厚み90mm、目付け90g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂層(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を130℃の熱プレスによって厚み30mm、嵩密度0.03g/cm3に圧縮した物を用いた以外は、実施例1と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[実施例7]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け15.3g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け9.4g/m2、平均繊維径(1.7μm)を形成した。次いで、2成分紡糸口金を用いて、鞘成分が共重合ポリエステル樹脂(融点160℃)であり、かつ、芯成分がポリエチレンテレフタレート(融点263℃)である連続長繊維ウェブ(S2)(目付け15.3g/m2、平均繊維径13μm)形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230/145℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け40g/m2、嵩密度0.22g/cm3、部分熱圧着面積率11%の積層不織布面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け15.3g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け9.4g/m2、平均繊維径(1.7μm)を形成した。次いで、2成分紡糸口金を用いて、鞘成分が共重合ポリエステル樹脂(融点160℃)であり、かつ、芯成分がポリエチレンテレフタレート(融点263℃)である連続長繊維ウェブ(S2)(目付け15.3g/m2、平均繊維径13μm)形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230/145℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け40g/m2、嵩密度0.22g/cm3、部分熱圧着面積率11%の積層不織布面材を得た。
基材として、厚さ90mm、目付け90g/m2、嵩密度0.01g/cm3のメラミン樹脂(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)を用い、前記積層不織布面材との接合を熱プレスによって行った。接合の際、連続気泡メラミン樹脂発泡体が、厚さ30mm、嵩密度:0.03g/cm3となるように、150℃で熱プレスして複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。
[比較例1]
厚さ22mm、目付け20g/m2、嵩密度:0.01g/cm3のメラミン樹脂(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)単体での、各種物性を以下の表1に示す。連続気泡メラミン樹脂発泡体層のみでは、特に周波数2000Hz以下の吸音率が低かった。
厚さ22mm、目付け20g/m2、嵩密度:0.01g/cm3のメラミン樹脂(BASF社製メラミン樹脂連続発泡体、バソテクト TG)単体での、各種物性を以下の表1に示す。連続気泡メラミン樹脂発泡体層のみでは、特に周波数2000Hz以下の吸音率が低かった。
[比較例2]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け27.0g/m2、平均繊維径14μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け16g/m2、平均繊維径2μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウエブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け70g/m2、嵩密度0.20g/cm3、部分熱圧着面積率12%の不織布面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け27.0g/m2、平均繊維径14μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け16g/m2、平均繊維径2μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウエブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け70g/m2、嵩密度0.20g/cm3、部分熱圧着面積率12%の不織布面材を得た。
基材として、ポリエステル短繊維(繊維径25μm、繊維長51mm)70%と、共重合ポリエステル繊維(融点135℃、繊維径18μm、繊維長51mm)30%を公知のカード法でウェブを形成し、ニードルパンチ加工で交絡し、目付け150g/m2、嵩密度0.012g/cm3、厚み13mmとしたものを得た。次いで、上記不織布面材と上記基材に共重合ポリエステル系ホットメルトパウダー(融点130℃)を20g/m2の割合で塗布して加熱処理で接合して複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。比較例2の複合吸音材は、基材として、連続気泡メラミン樹脂発泡体に代えて、ポリエステル短繊維NP加工不織布を用いたものであるため、特に周波数2000Hz以下の吸音率が低かった。
[比較例3]
不織布面材として、連続長繊維ウェブ(S1、S2)の目付けをそれぞれ21g/m2、極細繊維ウェブ(M)の目付けを8g/m2とし、部分熱圧着面積率を25%とし、さらに基材の目付けを450g/m2、嵩密度を0.018g/cm3、厚みを25mmとしたこと以外は、比較例2と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。比較例3の複合吸音材は、比較例2に比較して、基材の目付、厚みを増加させることで、吸音性は向上するも、周波数1000Hz以下の吸音率が未だ低かった。
不織布面材として、連続長繊維ウェブ(S1、S2)の目付けをそれぞれ21g/m2、極細繊維ウェブ(M)の目付けを8g/m2とし、部分熱圧着面積率を25%とし、さらに基材の目付けを450g/m2、嵩密度を0.018g/cm3、厚みを25mmとしたこと以外は、比較例2と同様に複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。比較例3の複合吸音材は、比較例2に比較して、基材の目付、厚みを増加させることで、吸音性は向上するも、周波数1000Hz以下の吸音率が未だ低かった。
[比較例4]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け15g/m2、平均繊維径2μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウェブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール、温度225℃/215℃、圧力300N/cm部分熱圧着し、目付けが55g/m2、嵩密度が0.25g/cm3、部分熱圧着面積率25%の不織布面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け20g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け15g/m2、平均繊維径2μm)を形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、繊維ウェブ(S1)と同様にポリエチレンテレフタレートの連続長繊維ウェブ(S2)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール、温度225℃/215℃、圧力300N/cm部分熱圧着し、目付けが55g/m2、嵩密度が0.25g/cm3、部分熱圧着面積率25%の不織布面材を得た。
ポリエステル短繊維(繊維径17μm、繊維長51mm)60%と共重合ポリエステル短繊維(融点135℃、繊維径20μm、繊維長38mm)40%を公知のカード法でウェブを形成し、ニードルパンチ加工で交絡し、目付け1000g/m2、嵩密度0.04g/cm3、厚み25mmの基材を得た。不織布面材にポリアミド系ホットメルト接着剤(融点130℃)を20g/m2の割合で塗布した後、20mmスペーサーを用いた熱板プレス機で、面材側から温度160℃に加熱して、不織布面材と基材とを接着して目付け1075g/m2、嵩密度0.538g/cm3、厚み20mmの複合吸音材得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。比較例2、3と比較して、基材の目付又は厚みを増加させることで、1000Hz付近の低周波の吸音性は向上したものの、周波数2500Hz以上の吸音率が低かった。
[比較例5]
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け40g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け20g/m2、平均繊維径2.0μmを形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、2成分紡糸口金から、鞘成分が共重合ポリエステル樹脂(融点160℃)であり、かつ、芯成分がポリエチレンテレフタレート(融点263℃)である連続長繊維ウェブ(S2)(目付け40g/m2、平均繊維径16μm)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230/145℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け100g/m2、嵩密度0.25g/cm3、部分熱圧着面積率20%の不織布面材を得た。
ポリエチレンテレフタレート(オルソクロロフェノールを用いた1%、25℃法の溶液粘度ηsp/c 0.77、融点263℃)を紡糸口金から紡糸し、スパンボンド法により、紡糸温度300℃で繊維ウェブ(S1)を捕集ネット上に形成した。得られた連続長繊維ウェブ(目付け40g/m2、平均繊維径13μm)上に、ポリエチレンテレフタレート(同じく溶液粘度ηsp/c 0.50、融点260℃)をメルトブローノズルから、紡糸温度300℃、加熱空気320℃で1000Nm3/hrの条件下で直接噴出させ、極細繊維ウェブ(M)(目付け20g/m2、平均繊維径2.0μmを形成した。更に得られた極細繊維ウェブ上に、2成分紡糸口金から、鞘成分が共重合ポリエステル樹脂(融点160℃)であり、かつ、芯成分がポリエチレンテレフタレート(融点263℃)である連続長繊維ウェブ(S2)(目付け40g/m2、平均繊維径16μm)を形成した。得られた積層ウェブを、一対のエンボスロール/フラットロール温度230/145℃、線圧30N/mmで部分熱圧着し、目付け100g/m2、嵩密度0.25g/cm3、部分熱圧着面積率20%の不織布面材を得た。
基材として、ポリエステル短繊維(繊維径25μm、繊維長51mm)70%と、共重合ポリエステル繊維(融点135℃、繊維径15μm、繊維長51mm)30%を公知のカード法でウェブを形成し、ニードルパンチ加工で交絡し、目付け375g/m2、嵩密度0.013g/cm3、厚み30mmとしたものを得た。不織布面材と基材をメッシュ状のコンベアベルト間に挟み、温度150℃の雰囲気中で加熱、加圧の熱処理で接合して、目付け475g/m2、嵩密度0.158g/cm3、厚み30mmの複合吸音材を得た。得られた複合吸音材の各種物性を以下の表1に示す。比較例5の複合吸音材は、比較的広い吸音性能を示すものの、複合吸音材としての重量は未だ高いものであった。
本発明に係る複合吸音材は、1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzの低周波数〜中周波数領域において、高い吸音性を有しながらも、薄く、軽量で、形態安定性にも優れるため、特に自動車用、住宅、家電製品、建設機械等の吸音に好適である。
Claims (4)
- 平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層を少なくとも1層含む不織布面材と、連続気泡メラミン樹脂発泡体層とを接合してなる複合吸音材であって、該複合吸音材の厚みが5〜50mm、目付けが50〜475g/m2未満であり、JIS−1405に準拠する垂直入射の測定法における該不織布面材側から入射する音の周波数1000Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、及び4000Hzにおける吸音率がいずれも50%以上であることを特徴とする前記複合吸音材。
- 前記不織布面材が、平均繊維径0.3〜7μm、目付け1〜40g/m2のメルトブロー極細繊維層(M)と平均繊維径10〜30μmの連続長繊維層(S)とが熱圧着により一体化されたSM型又はSMS型の積層構造を有し、目付けが20〜250g/m2であり、かつ、通気度が100cc/cm2/sec以下である積層不織布である、請求項1に記載の複合吸音材。
- 前記不織布面材が2以上の層から構成される場合、該不織布面材における前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層と接する層が、他層の融点より30℃以上低い融点を有する繊維を含む、請求項1又は2に記載の複合吸音材。
- 前記連続気泡メラミン樹脂発泡体層の厚みが5〜50mm未満、嵩密度が0.01〜0.1g/cm3である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合吸音材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020181047A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 名古屋油化株式会社 | 吸音材及びその製造方法 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009000843A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Asahi Kasei Fibers Corp | 複合吸音材 |
JP2010196421A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Three M Innovative Properties Co | 吸音装飾シート |
-
2017
- 2017-08-31 JP JP2017167550A patent/JP2019045636A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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