JP6540755B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、カバーハウジングの上面から取り付けられることで、ベースハウジングに配置されている電線を保持する電線保持部を備えるコネクタが記載されている。
特許文献1の記載のコネクタでは、電線保持部は、その図18及び図19に示すように、カバーハウジングを挟み込む一対のアームを有している。この一対のアームの先端には、係止爪が形成されていると共に、カバーハウジングの側面には、当該係止爪が係止する係止爪が形成されている。一対のアームがカバーハウジングを挟み込みつつ、係止爪と係止爪とが係止することにより、電線保持部は、電線を保持しつつ、カバーハウジングに固定される。
特開2004−55515号公報
特許文献1の記載のコネクタでは、電線保持部がカバーハウジングを挟み込む一対のアームを有しているため、電線保持部の幅が大きくなり、結果として、コネクタ全体のサイズが大きくなる。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、コネクタの小型化を実現することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るコネクタは、
ベースハウジングと、
電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
を備え
前記電線押さえ部材には、第1係止部及び第2係止部が設けられ、
前記電線押さえ部材用孔の内面には、前記第1係止部が係止すると共に、前記第2係止部が係止する被係止部が設けられ、
前記第1係止部と前記被係止部との係止により、前記電線押さえ部材は前記電線を保持し、
前記第2係止部は、前記第1係止部の形成位置よりも前記電線押さえ部材の先端側に形成されている
本発明の第2の観点に係るコネクタは、
ベースハウジングと、
電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
を備え、
前記電線押さえ部材は板状の部材から構成され、
前記電線押さえ部材用孔は、開口が細長いスロットから構成されている。
前記電線押さえ部材には、第1係止部が設けられ、
前記電線押さえ部材用孔の内面には、前記第1係止部が係止する被係止部が設けられ、
前記第1係止部と前記被係止部との係止により、前記電線押さえ部材は前記電線を保持してもよい。
前記電線押さえ部材には、前記被係止部に係止する第2係止部が設けられ、
前記第2係止部は、前記第1係止部の形成位置よりも前記電線押さえ部材の先端側に形成されていてもよい。
前記ベースハウジングに対して前記カバーハウジングを装着する方向と、前記電線押さえ部材用孔に対して前記電線押さえ部材が嵌め込まれる方向とは、逆方向であってもよい。
本発明の第3の観点に係るコネクタは、
ベースハウジングと、
電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
を備え、
前記ベースハウジングに対して前記カバーハウジングを装着する方向と、前記電線押さえ部材用孔に対して前記電線押さえ部材が嵌め込まれる方向とは、逆方向である。
前記電線押さえ部材の先端は、前記電線の断面形状に適合する形状に形成されていてもよい。
前記ベースハウジングは
前記電線押さえ部材の先端に対して反対側の基端に当接する面
又は
前記電線押さえ部材に向けて突出した突出部
を有していてもよい。
本発明の第4の観点に係るコネクタは、
ベースハウジングと、
電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
を備え、
前記ベースハウジングは、
前記電線押さえ部材の先端に対して反対側の基端に当接する面、
又は、
前記電線押さえ部材に向けて突出した突出部、
を有する。
前記ベースハウジングに配置される圧接端子を備え、
前記圧接端子には、前記電線の被覆を除去する圧接刃が形成されていてもよい。
本発明に係るコネクタにおいては、電線押さえ部材は、カバーハウジングの電線押さえ部材用孔に嵌め込まれている。このため、電線押さえ部材を小型化することができ、ひいては、コネクタの小型化を実現することができる。
本発明の実施の形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの斜視図である。 コネクタの分解斜視図である。 (A)は、プリセット状態におけるコネクタの斜視図である。(B)は、プリセット状態におけるコネクタの平面図である。 (A)は、図3のA−A断面図である。(B)は、図3のB−B断面図である。 (A)は、圧接状態におけるコネクタの斜視図である。(B)は、圧接状態におけるコネクタの平面図である。 (A)は、図5のA−A断面図である。(B)は、図5のB−B断面図である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その1)である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その2)である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その3)である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その4)である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その5)である。 (A)は、コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのXZ断面図である。(B)は、(A)のB−B断面図である。(C)は、(A)のC−C断面図である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その6)である。 コネクタに被覆電線を接続する方法を説明するためのYZ断面図(その7)である。 電線押さえ部材の効果を説明するための図であり、(A)は比較例に係るカバーハウジング及び電線押さえ部材の断面図であり、(B)は本発明の実施の形態に係るカバーハウジング及び電線押さえ部材の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るコネクタ30について、図1〜図15を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
コネクタ30は、図1に示すように、メスコネクタから構成されている。コネクタ30は、オスコネクタである相手側コネクタ20に嵌合するもので、例えば、自動車に装備される電子回路部品同士の接続に用いられる。
相手側コネクタ20は、相手側ベースハウジング21と、相手側カバーハウジング22と、導電性の素材からなる相手側圧接端子と、相手側電線押さえ部材とを有する。相手側端子は、オス端子から構成されている。相手側カバーハウジング22及び相手側電線押さえ部材は、後述するコネクタ30のカバーハウジング50及び電線押さえ部材70とそれぞれ同等の部材である。
コネクタ30には、図2に示すように、被覆電線Cが接続されて使用される。コネクタ30は、ベースハウジング40と、カバーハウジング50と、2つの圧接端子60と、電線押さえ部材70とを有する。
ベースハウジング40は、絶縁性の素材からなり、圧接端子60が載置される部材である。ベースハウジング40には、上方(+Z方向)が解放される空間41が形成されている。この空間41には、上方からカバーハウジング50が嵌め込まれる。空間41を形成する底面41aには、+Z方向に突出する突出部42が形成されている。突出部42は、X軸方向に沿って延設されている。この突出部42は、圧接端子60をベースハウジング40に挿入する際に、圧接端子60の挿入を案内するために設けられている。
空間41を形成する側壁面41b、41cには、被係止部43がそれぞれ形成されている。
カバーハウジング50は、絶縁性の素材からなり、圧接端子60を覆う部材である。カバーハウジング50は、直方体形状に形成されている。カバーハウジング50の+X側の後端面には、被覆電線Cが挿入される電線用孔51が形成されている。このカバーハウジング50は、図3及び図4に示す被覆電線Cがカバーハウジング50に圧接される前のプリセット状態での位置(プリセット位置)から、図5及び図6に示す被覆電線Cが圧接端子60に圧接されている圧接状態での位置(圧接位置)まで移動可能にベースハウジング40に取り付けられている。
図4(A)に示すように、カバーハウジング50の底面50aには、電線押さえ部材用孔52と、2つの圧接端子用孔53とが設けられている。電線押さえ部材用孔52は、開口がY軸方向に細長いスロットから構成されている。この電線押さえ部材用孔52は、非貫通状態に形成されている。圧接端子用孔53は、底面50aから上面50dまでZ軸方向に貫通して形成されている。
図4(B)及び図2に示すように、カバーハウジング50の両側の側壁面50b、50cには、被係止部43に係止するプリセット用係止部54と圧接用係止部55とが設けられている。プリセット用係止部54は、圧接用係止部55の形成位置よりも下側(−Z側)に形成されている。プリセット用係止部54は、カバーハウジング50がプリセット位置にあるときに被係止部43に係止し、圧接用係止部55がベースハウジング40に当接する。圧接用係止部55は、図6(B)に示すように、カバーハウジング50が圧接位置にあるときに被係止部43に係止する。
図4(B)に示すように、電線押さえ部材用孔52の内面には、被係止部56が設けられている。詳しくは、被係止部56は、電線押さえ部材70の−Y側の側端部及び+Y側の側端部に対向する内面に一つずつ形成されている。
図2に示すように、圧接端子60は、一枚の導電性の板を曲げることにより形成されているメス端子である。導電性の板は、例えば、銅、銅合金、アルミニウムなどから形成されている。この圧接端子60は、筒状部61と、ベース部62と、ベース部62に支持される導体接続部63及び被覆固定部64とを備える。
筒状部61は、相手方端子が挿入される開口を備え、四角筒状に形成されている。筒状部61の開口から相手側端子が挿入されると、圧接端子60と相手側端子とは電気的に接続される。
ベース部62は、筒状部61から+X方向に延設されている。
導体接続部63は、被覆電線Cの導体部分と接触する部分である。導体接続部63は、ベース部62から垂直に立設されている。導体接続部63には、上方(+Z方向)が開放されたU字形状のスリットが形成されている。導体接続部63のスリットには、被覆電線Cの被覆を除去する圧接刃63aが形成されている。
被覆固定部64は、被覆電線Cの被覆部分を保持する部分である。被覆固定部64は、ベース部62から垂直に立設されていると共に、導体接続部63に対して平行に配置されている。被覆固定部64には、上方が開放されたU字形状のスリットが形成されている。被覆固定部64のスリットは、その幅が、導体接続部63のスリットの幅よりも大きく形成されている。被覆固定部64のスリットは、導体接続部63のスリットとは異なり、圧接刃63aが形成されていないスリットである。
電線押さえ部材70は、被覆電線Cをカバーハウジング50に対して押さえることにより、被覆電線Cを保持する部材である。電線押さえ部材70の先端(+Z側の端部)は、被覆電線Cの断面形状に適合する形状に形成されている。具体的には、電線押さえ部材70の先端には、被覆電線Cの外形に対応した円弧状の電線配置部70aが2つ形成されている。また、電線押さえ部材70は、図4(A)に示すように、電線押さえ部材用孔52のX軸方向の長さLと同等又はやや小さい厚みdを有する板状の部材に形成されている。図4(B)に示すように、電線押さえ部材70の基端70c(−Z側の端部)には、ベースハウジング40の突出部42を逃がす溝70bが形成されている。図6(B)に示すように、カバーハウジング50が圧接位置にあるとき、電線押さえ部材70の基端70cは、ベースハウジング40の空間41の底面41aに接触し、電線押さえ部材70に向けて突出した突出部42は、電線押さえ部材70の溝70bに入り込む。
図4(B)に示すように、電線押さえ部材70の−Y側の側端部及び+Y側の側端部のそれぞれには、被係止部56に係止する第1係止部71及び第2係止部72が設けられている。
第1係止部71は、図6(B)に示すように、カバーハウジング50が圧接位置にあるときに被係止部56に係止する。第1係止部71が被係止部56に係止することにより、電線押さえ部材70は被覆電線Cをカバーハウジング50に押し付ける。この結果、被覆電線Cはカバーハウジング50に保持される。
第2係止部72は、図4(B)に示すように、カバーハウジング50がプリセット位置にあるときに被係止部56に係止する。第2係止部72は、第1係止部71の形成位置よりも電線押さえ部材70の先端側(+Z側)に形成されている。
上述のように構成されたコネクタ30に被覆電線Cを接続する方法について、図7〜図14を用いて説明する。
先ず、図7に示すように、作業者は、電線押さえ部材70を、カバーハウジング50の電線押さえ部材用孔52に嵌め込む。本実施の形態において、電線押さえ部材用孔52に対して電線押さえ部材70が嵌め込まれる方向A1は+Z方向である。電線押さえ部材70を電線押さえ部材用孔52に嵌め込んでいくと、図8に示すように、電線押さえ部材70の第2係止部72が、電線押さえ部材用孔52の被係止部56に係止する。第2係止部72が被係止部56に係止することにより、電線押さえ部材70は、カバーハウジング50から脱落しないように、カバーハウジング50に取り付けられる。
続いて、図9に示すように、作業者は、電線押さえ部材70が取り付けられたカバーハウジング50を、上方からベースハウジング40の空間41に押し込む。ここで、ベースハウジング40に対してカバーハウジング50を装着する方向A2は−Z方向であり、図7に示す方向A1とは逆方向である。図10に示すように、カバーハウジング50を空間41に押し込んでいくと、電線押さえ部材70はカバーハウジング50と共に−Z方向に移動する。すると、カバーハウジング50のプリセット用係止部54が、ベースハウジング40の被係止部43に係止する。プリセット用係止部54が被係止部43に係止することにより、カバーハウジング50は、ベースハウジング40から脱落しないように、ベースハウジング40に取り付けられる(プリセット状態)。コネクタ30は、例えば、このプリセット状態で外部に出荷されて搬送される。
続いて、図11に示すように、作業者は、カバーハウジング50の電線用孔51に被覆電線Cを挿入する。
続いて、作業者は、図12(A)に示すように、カバーハウジング50を、ベースハウジング40に対して、下方(−Z方向)に押し込む。すると、図12(B)に示すように、被覆電線Cは、導体接続部63のスリットに沿って−Z方向に移動する。このとき、圧接刃63aが被覆電線Cの被覆を除去する。被覆の除去により、被覆電線Cの導体と圧接端子60との導通が確保される。同時に、図12(C)に示すように、被覆電線Cは、被覆固定部64のスリットに沿って−Z方向に移動する。被覆固定部64のスリットには、圧接刃63aが形成されていないため、被覆電線Cの被覆は除去されず、被覆電線Cはそのまま、被覆固定部64のスリットに挟まれる。これにより、被覆電線Cは、被覆固定部64に固定される。
さらに、作業者がカバーハウジング50を下方(−Z方向)にさらに押し込んでいくと、図13に示すように、電線押さえ部材70がカバーハウジング50と共に−Z方向に移動し、やがて、電線押さえ部材70の下端が、ベースハウジング40の空間41の底面41aに当接し、ベースハウジング40の突出部42が、電線押さえ部材70の溝70bに入り込む。この当接により、電線押さえ部材70の−Z方向へのそれ以上の移動が規制される。
さらに、作業者がカバーハウジング50を下方(−Z方向)にさらに押し込んでいくと、電線押さえ部材70の−Z方向への移動が規制されているため、カバーハウジング50の移動に伴って、電線押さえ部材70が電線押さえ部材用孔52の奥に嵌り込んでいく。すると、電線押さえ部材70が被覆電線Cに当接する。
さらに、作業者がカバーハウジング50を下方(−Z方向)にさらに押し込んでいくと、図14に示すように、電線押さえ部材70が被覆電線Cをカバーハウジング50に押さえ付ける。このとき、カバーハウジング50の圧接用係止部55が、ベースハウジング40の被係止部43に係止する。また、電線押さえ部材70の第1係止部71が、カバーハウジング50の被係止部56に係止する。以上により、電線押さえ部材70により被覆電線Cが保持されて、コネクタ30への被覆電線Cの接続が完了する。
以上、説明したように、図4及び図6に示すように、本実施の形態に係るコネクタ30においては、電線押さえ部材70は、カバーハウジング50の電線押さえ部材用孔52に嵌め込まれている。このため、電線押さえ部材70を小型化することができる。ひいては、コネクタ30の小型化を実現することができる。
例えば、特許文献1(特開2004−55515号公報)に記載のコネクタ100では、図15(A)に示すように、電線押さえ部材70は、カバーハウジング50を挟み込む一対のアーム73を有している。この一対のアーム73の先端には、係止爪74が形成されていると共に、カバーハウジング50の側面には、当該係止爪74が係止する係止爪57が形成されている。一対のアーム73がカバーハウジング50を挟み込みつつ、係止爪74が係止爪57に係止することにより、電線押さえ部材70は、被覆電線Cを保持しつつ、カバーハウジング50に固定される。しかしながら、このコネクタ100では、電線押さえ部材70は、一対のアーム73を有しているため、カバーハウジング50の幅W1よりも大きな幅W2を有する。この結果、コネクタ100全体のサイズが大きくなる。
これに対して、本実施の形態に係るコネクタ30においては、図15(B)に示すように、電線押さえ部材70は、カバーハウジング50の電線押さえ部材用孔52に嵌め込まれている。このため、コネクタ100の電線押さえ部材70が有していたアーム73を不要とすることができ、電線押さえ部材70の幅W3を小さくすることができる。このため、コネクタ30全体を大型化することなく、カバーハウジング50に電線押さえ部材70を取り付けることができ、結果として、コネクタ30の小型化を実現することも可能になる。
また、本実施の形態では、図6に示すように、電線押さえ部材70の第1係止部71と、電線押さえ部材用孔52の内面の被係止部56との係止により、電線押さえ部材70は被覆電線Cをカバーハウジング50に押さえる。第1係止部71と被係止部56との係止により、電線押さえ部材70は被覆電線Cを確実に保持することができる。
本実施の形態では、図4に示すように、電線押さえ部材70には、被係止部56に係止する第2係止部72が設けられている。第2係止部72が被係止部56に係止することにより、電線押さえ部材70は、カバーハウジング50から脱落しないように、カバーハウジング50に取り付けられる。このため、コネクタ30に対する被覆電線Cの接続作業の作業性を向上させることができる。
本実施の形態では、電線押さえ部材70は板状の部材から構成され、電線押さえ部材用孔52は、開口が細長いスロットから構成されている。このため、電線押さえ部材用孔52の内面によって案内されつつ、電線押さえ部材70を電線押さえ部材用孔52に容易に嵌め込むことができる。
本実施の形態では、電線押さえ部材70の先端には、被覆電線Cの断面形状に適合する円弧状の電線配置部70aが形成されている。このため、電線押さえ部材70は被覆電線Cをカバーハウジング50に良好に押さえることができる。
本実施の形態では、作業者がプリセット状態のコネクタ30のカバーハウジング50を下方に押圧することで、ベースハウジング40へのカバーハウジング50の装着と、電線押さえ部材70による被覆電線Cの保持との双方を同時に行うことができる。このため、コネクタ30に対する被覆電線Cの接続作業の作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、本発明の実施の形態では、コネクタ30は圧接端子60を備えている。しかしながら、これに限られない。コネクタ30は圧着端子を備えていてもよい。
また、本発明の実施の形態では、コネクタ30は、メスコネクタから構成されている。しかしながら、これに限られない。電線押さえ部材70がカバーハウジング50の電線押さえ部材用孔52に嵌め込まれている構造を有するものが、オスコネクタであってもよい。また、図1に示すように、コネクタ30、及びコネクタ30が嵌合する相手側コネクタ20の双方とも、当該構造を有していてもよい。
また、本発明の実施の形態では、コネクタ30に接続される電線は、被覆電線Cである。しかしながら、これに限られない。コネクタ30に接続される電線は、被覆電線C以外の種類の電線であってもよい。
本実施形態では、ベースハウジング40に突出部42が設けられていた。しかしながら、これに限られない。ベースハウジング40の底面41aには、突出部42が形成されていなくてもよい。この構成の場合、電線押さえ部材70が嵌め込まれたカバーハウジング50をベースハウジング40に押し込む際、底面41aが電線押さえ部材70の下端に当接する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
20:相手側コネクタ、21:相手側ベースハウジング、22:相手側カバーハウジング、30,100:コネクタ、40:ベースハウジング、41:空間、41a:底面(当接する面)、41b,41c:側壁面、42:突出部、43:被係止部、50:カバーハウジング、50a:底面(対向する面)、50b,50c:側壁面、50d:上面、51:電線用孔、52:電線押さえ部材用孔、53:圧接端子用孔、54:プリセット用係止部、55:圧接用係止部、56:被係止部、57:係止爪、60:圧接端子、61:筒状部、62:ベース部、63:導体接続部、63a:圧接刃、64:被覆固定部、70:電線押さえ部材、70a:電線配置部、70b:溝、70c:基端、71:第1係止部、72:第2係止部、73:アーム、74:係止爪、C:被覆電線(電線)、A1:(電線押さえ部材用孔に対して電線押さえ部材が嵌め込まれる)方向、A2:(ベースハウジングに対してカバーハウジングを装着する)方向、W1,W2,W3:幅。

Claims (10)

  1. ベースハウジングと、
    電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
    前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
    を備え
    前記電線押さえ部材には、第1係止部及び第2係止部が設けられ、
    前記電線押さえ部材用孔の内面には、前記第1係止部が係止すると共に、前記第2係止部が係止する被係止部が設けられ、
    前記第1係止部と前記被係止部との係止により、前記電線押さえ部材は前記電線を保持し、
    前記第2係止部は、前記第1係止部の形成位置よりも前記電線押さえ部材の先端側に形成されている、コネクタ。
  2. ベースハウジングと、
    電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
    前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
    を備え
    前記電線押さえ部材は板状の部材から構成され、
    前記電線押さえ部材用孔は、開口が細長いスロットから構成されている、コネクタ。
  3. 前記電線押さえ部材には、第1係止部が設けられ、
    前記電線押さえ部材用孔の内面には、前記第1係止部が係止する被係止部が設けられ、
    前記第1係止部と前記被係止部との係止により、前記電線押さえ部材は前記電線を保持する、請求項に記載のコネクタ。
  4. 前記電線押さえ部材には、前記被係止部に係止する第2係止部が設けられ、
    前記第2係止部は、前記第1係止部の形成位置よりも前記電線押さえ部材の先端側に形成されている、請求項に記載のコネクタ。
  5. 前記ベースハウジングに対して前記カバーハウジングを装着する方向と、前記電線押さえ部材用孔に対して前記電線押さえ部材が嵌め込まれる方向とは、逆方向である、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. ベースハウジングと、
    電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
    前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
    を備え
    前記ベースハウジングに対して前記カバーハウジングを装着する方向と、前記電線押さえ部材用孔に対して前記電線押さえ部材が嵌め込まれる方向とは、逆方向である、コネクタ。
  7. 前記電線押さえ部材の先端は、前記電線の断面形状に適合する形状に形成されている、請求項1からのいずれか一項に記載のコネクタ。
  8. 前記ベースハウジングは
    前記電線押さえ部材の先端に対して反対側の基端に当接する面
    又は
    前記電線押さえ部材に向けて突出した突出部
    を有する、請求項1からのいずれか一項に記載のコネクタ。
  9. ベースハウジングと、
    電線が挿入される電線用孔を有し、前記ベースハウジングに装着され、前記ベースハウジングと対向する面に電線押さえ部材用孔が設けられているカバーハウジングと、
    前記電線押さえ部材用孔に嵌め込まれ、前記電線用孔に挿入された前記電線を保持する電線押さえ部材と、
    を備え
    前記ベースハウジングは、
    前記電線押さえ部材の先端に対して反対側の基端に当接する面、
    又は、
    前記電線押さえ部材に向けて突出した突出部、
    を有する、コネクタ。
  10. 前記ベースハウジングに配置される圧接端子を備え、
    前記圧接端子には、前記電線の被覆を除去する圧接刃が形成されている、請求項1からのいずれか一項に記載のコネクタ。
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