JP6195797B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は基板の電気回路と接続対象物とを導通接続するコネクタに関する。
基板の電気回路に、例えば電気素子の端子、バスバー、電線等のような「接続対象物」を導通接続するコネクタとしては、それらの接続対象物をハウジングの内部に挿入しコネクタ端子との圧接状態を維持することで導通接続するものが知られている。これを「圧接コネクタ」と称すれば、それには例えば次のような圧接コネクタが知られている。
その1つは、デバイス端子等の接続対象物をハウジングに挿入する際に、その接続対象物をコネクタ端子の弾発力に対抗して摺動接触させながら挿入することによって正規の接触位置で導通接触するコネクタである(第1の圧接コネクタ。例えば特許文献1参照。)。
他方、接続対象物をコネクタ端子に摺動接触させないものもある。即ち、アクチュエータによってコネクタ端子を接続対象物との正規の接触位置から離した状態として、接続対象物をハウジングに挿入し、その後アクチュエータへの操作を止めることでコネクタ端子を復元させて接続対象物と導通接触するコネクタである(第2の圧接コネクタ。例えば特許文献2参照。)。
さらに、いわゆるフリップタイプのコネクタも知られている。即ちこのコネクタでは、アクチュエータの開状態ではコネクタ端子が接続対象物と正規の接触状態で導通接触せず、アクチュエータの閉状態では接続対象物に対する所定の接触圧を得るためにコネクタ端子の弾性変形によるばね力をアクチュエータで受け止めた状態として、接続対象物がコネクタ端子と導通接触する(第3の圧接コネクタ。例えば特許文献3参照。)。
特開2013−55028号公報 実開昭56−131679号公報 実開平6−44031号公報
しかしながら、以上のような従来の圧接コネクタには次のような課題がある。
第1の圧接コネクタでは、接続対象物をコネクタ端子に摺動接触させるため、コネクタ端子のメッキが削れたり、接続対象物のデバイス端子が座屈したりして導通接触が不安定になるおそれがある。
第2の圧接コネクタでは、接続対象物を挿入する際にアクチュエータに外力を加えてコネクタ端子を正規の接触位置から離す必要があることから操作に手間が掛かる上に、誤ってアクチュエータから手を離した状態(コネクタ端子が変位していない状態)で挿入するとデバイス端子等の接続対象物が変形したり破損したりするおそれがある。
第3の圧接コネクタでは、コネクタ端子が接続対象物と導通接触する状態で、合成樹脂製のアクチュエータには弾性変形したコネクタ端子のばね力による負荷が常時作用している。そのため、その負荷が作用している状態で基板やデバイスの発熱が伝わると、アクチュエータを形成する合成樹脂が劣化し変形することで接触不良となり安定した導通接触が損なわれるおそれがある。
以上のような従来の圧接コネクタを背景になされたのが本発明である。その目的は、ハウジングへの挿入時に接続対象物に対する摺動接触を低減できるコネクタを提供することにある。また、接続対象物を容易に接続することができるコネクタを提供することにある。さらには、使用状態において安定した導通接続が得られるコネクタを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
本発明は、接続対象物を挿入するハウジングと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部と、
第1の接触部が接続対象物と接触し、第2の接触部がコンタクトと接触するクリップ状態で、接続対象物をコンタクトに圧接するばね力を第1の接触部に作用させるばね片部とを有することを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、クリップ部材がクリップ状態で接続対象物をコンタクトに圧接するばね力を第1の接触部に作用させるばね片部を有する。そのばね片部のばね力の作用する対象物が接続対象物とコンタクトであり、合成樹脂製とされるハウジングには直接負荷がかからない。このためその負荷を受けた状態のハウジングが基板やデバイスの発熱により劣化し変形することで接触不良となるような不具合を防止できる。
本発明は、接続対象物を挿入するハウジングと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部とを有しており、
第1の接触部が接続対象物と接触せず、第2の接触部がコンタクトと接触しない非クリップ状態では、前記ハウジングの内部で移動可能であり、第1の接触部とコンタクトとの間に接続対象物を挿入する隙間を形成することを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、クリップ部材が非クリップ状態では前記ハウジングの内部で移動可能であり、第1の接触部とコンタクトとの間に接続対象物を挿入する「隙間」を形成する。このためハウジングに接続対象物を挿入する際、接続対象物が第1の接触部やコンタクトに対して、メッキが剥がれたり、接続対象物のデバイス端子が座屈するような摺動接触を起こさないことから、安定した導通接触を得ることができる。クリップ部材が可動であり前記隙間を形成するため、接続対象物を容易に第1の接触部とコンタクトの間に挿入することができる。
本発明は、接続対象物を挿入するハウジングと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部とを有しており、
第1の接触部がハウジングに挿入された接続対象物と接触し、その接点を支点として回動変位して第2の接触部がコンタクトと接触することを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、クリップ部材は、第1の接触部がハウジングに挿入された接続対象物と接触し、その接点を支点として回動変位して第2の接触部がコンタクトと接触する。このため第1の接触部と接続対象物とが摺動接触しないため、メッキが剥がれたり、接続対象物のデバイス端子が座屈するような不都合が無く、安定した安定した導通接触を得ることができる。

前記本発明については、クリップ部材が操作用のアクチュエータを備える。
本発明によれば、アクチュエータによって第1の接触部を接続対象物に接触させる操作、第2の接触部をコンタクトに接触させる操作を容易に行うことができる。
前記本発明については、アクチュエータが係止突起を備えており、ハウジングが基板固定部とアクチュエータの係止突起の移動をガイドするガイド部とを有する固定部材を備える。
本発明によれば、ハウジングが基板固定部を有する固定部材を備えるため、ハウジングを基板に対して確実に固定できる。この基板に固定される固定部材にはアクチュエータの係止突起の移動をガイドするガイド部を有する。したがって、アクチュエータに加わる操作荷重を確実にガイド部で受け止めることができ、スムーズな操作を実現することができる。
前記本発明については、固定部材を金属製とすることができる。
本発明によれば、剛性のある固定部材によって確実にアクチュエータの移動をガイドすることができ、固定部材の破損を防止することができ、半田付けによる固定など基板に対して確実に固定することができ、半田付けの場合には基板へのコンタクトの実装工程で同時に固定できる。
前記本発明については、アクチュエータにおける固定部材との対向面に凹部を設け、固定部材に当該凹部に係合する突起部を有する弾性ロック片を設け、アクチュエータが移動すると、固定部材の弾性ロック片の突起部がアクチュエータの外面に乗り上げて弾発的に摺動接触してから凹部に係合し、アクチュエータの移動をロックするものとして構成できる。
本発明によれば、アクチュエータの移動をロックできるので、クリップ部材の移動を規制して接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を確実に保持することができる。
前記本発明については、コンタクト又はクリップ部材のいずれか一方に突部を設け、前記いずれか他方に凹部を設け、突部と凹部が係止することでコンタクトに対するクリップ部材の脱離を規制するように構成できる。
本発明によれば、コンタクトとクリップ部材が相互に係止することで脱離を規制することができ、接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を確実に保持することができる。
本発明のコネクタによれば、ハウジングへの挿入時に接続対象物を損傷するおそれのある摺動接触を回避することができる。また、接続対象物を容易に接続することが可能である。さらに使用状態において安定した導通接続を得ることができる。
第1実施形態のコネクタの背面、平面、左側面の斜視図。 図1のコネクタの正面、平面、右側面の斜視図。 図1のコネクタの背面図。 図1のコネクタの正面図。 図1のコネクタの右側面図。 図1のコネクタの平面図。 図1のコネクタの底面図。 図1のコネクタのハウジングの平面図。 図1のコネクタのハウジングの正面、平面、右側面の斜視図。 図1のコネクタのコンタクトの背面、平面、左側面の斜視図。 図1のコネクタのクリップ端子の背面、平面、左側面の斜視図。 図1のコネクタの端子接続前の動作説明図。 図12に続く端子接続途中の動作説明図。 図13に続く端子接続後の動作説明図。 図14のSA部拡大図。 図12に対応するコネクタの外観を示す動作説明図。 図13に対応するコネクタの外観を示す動作説明図。 図14に対応するコネクタの外観を示す動作説明図。 図14、図18に対応するクリップ端子とコンタクトの位置関係を示す説明図。 図1のコネクタのアクチュエータとクリップ端子の分解図。
以下、本発明のコネクタ1の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、図面では、説明の便宜上、コネクタ1の長手方向(幅方向)をX方向とし、コネクタ1の正面視(図4)でX方向における右側を「右」、左側を「左」とする。また、コネクタ1の短手方向(前後方向)をY方向とし、コネクタ1の右側面視(図5)の左側を「前」、右側を「後」とする。さらにコネクタ1と接続対象物2との挿抜方向(高さ方向)をZ方向とし、挿抜方向Zにおけるコネクタ1の側を「上」、基板Pの側を「下」として説明する。以上の前後、左右、上下の方向の定義はコネクタ1の実装方向、使用方向を限定するものではない。
本実施形態のコネクタ1は、ハウジング3と、コンタクト4と、「クリップ部材」としてのクリップ端子5と、アクチュエータ6とを備える。コネクタ1は基板Pに実装されて、基板Pの回路と「接続対象物」としての電気素子2とを導通接続する。即ち、このコネクタ1は基板PにSMT実装する「ボードtoデバイス接続用ボトムソケットコネクタ」である。なお、本実施形態では「接続対象物」として、例えばIGBT素子のような電気素子2を例示するが、本発明の技術的思想を維持したまま適宜変更を加えることでプラグコネクタ、ピンヘッダー、バスバー、電線、FPCなどを「接続対象物」とする電気接続にも適用することが可能である。
〔ハウジング〕
ハウジング3は、電気絶縁性樹脂でなり、正面側の前部7、背面側の後部8が形成されており、それらの間に壁部9が形成されている(図13)。
前部7には、基板Pへの載置部7aが形成され、その底面7bが基板Pの表面に載置される。載置部7aの後方には一段低い凹部7cが形成されている。凹部7cはアクチュエータ6を操作してクリップ端子5が移動できるようにするための可動空間となる。凹部7cにはコネクタ1の幅方向Xで隣接するクリップ端子5を絶縁する薄片状の仕切壁7dが形成される。仕切壁7dでクリップ端子5ごとに区画された各凹部7cの後方には、ハウジング3の底面部7eを貫通する挿入孔7fが開口する。挿入孔7fは外面側が広く、内面側に絞られたテーパー面として形成されており、ここに後述の電気素子2の端子2aが差し込まれる。
壁部9は、前述の挿入孔7fと仕切壁7dの後端と隣接して設けられている。壁部9は、コネクタ1の幅方向Xで並列に複数設けられており、それらは何れも四角柱状に形成されている。隣接する壁部9の間にはコンタクト4の板厚と同程度の幅の固定溝9aが形成され、その溝内には図8で示すようにコンタクト4を固定する固定突起9bが形成されている。
後部8は、壁部9の後方に設けられ、その底面部8aにはコンタクト4の底面固定溝8bが貫通形成されている。底面部8aの後方にはブロック状の固定部8cが形成されている。固定部8cにはコンタクト4の板厚と同程度の幅の固定溝8dが形成されており、その内部には固定孔8eが形成されている。ブロック状の固定部8cの底面には基板Pの表面と係止する載置部8fが設けられている。
以上のようなハウジング3の側面部10は、上側側面部11と下側側面部12とで構成されており、固定金具13が取付けられている。
ハウジング3の上側側面部11の前端側と後端側には、後述する固定金具13を固定する係止突起11aが形成されている。前端側の係止突起11aの後方には、アクチュエータ6の操作片部6aから伸長するアーム6bの先端に形成された係止突起6cを載置する着座部11bが形成されている。着座部11bの後方には係止突起6cの移動方向に沿って傾斜面部11cが形成されている。11dは支持突起であり、回転操作するアクチュエータ6に加わる操作力を受け止める部分である。
ハウジング3の下側側面部12には、基板Pの取付孔P1に挿入されて係合する係合側面部12aが形成されている。取付孔P1は、前後左右で遊び無く係合側面部12aと係合するように、その外周形状に略沿った形で形成される。
固定金具13は、金属薄板にて形成されており、前端側から順に脚部13a、ガイド部13b、弾性ロック片13c、脚部13dが形成されている。
前端側と後端側の脚部13a、13dは外向きフランジ状に屈曲する形状となっている。これらの脚部13a,13dには何れも係合孔13eが形成されており、ハウジング3の上側側面部11の係止突起11aと係合して、ハウジング3に固定される。この状態で固定金具13は、コネクタ1を基板Pに表面実装する際に、脚部13a,13dを基板Pに対して半田付けして固定されることとなる。
ガイド部13bには湾曲形状のガイド縁13fが形成されており、アクチュエータ6の係止突起6cは、前後方向Yに沿ってこのガイド縁13fのガイドを受けて移動することができる。
弾性ロック片13cは片持ち梁状の弾性片として形成されており、その先端にはアクチュエータ6に向けて突出する「突起部」としてのロック突起13gが形成されている。
固定金具13には、弾性ロック片13cの付け根から分岐して下方に伸長する縦片部13hが形成されている。縦片部13hは、その前端縁がハウジング3の支持突起11dと近接するように設置されている。即ち、その近接設置によって、アクチュエータ6を回動操作する際に固定金具13に作用する過剰な操作荷重を、縦片部13hの前端縁を支持突起11dに接触させることで受け止めるようにして、後端側の脚部13dの半田付け部への剥離応力の集中を分散させている。
アクチュエータ6は、操作片部6a、アーム6b、係止突起6cを有する。操作片部6aの上面は突出部分のない平面形状となっており、コネクタ1全体の低背化に寄与している。操作片部6aの前端部にはクリップ端子5の固定孔6dが形成されている(図20)。また、操作片部6cの左右の側面部6eには、固定金具13のロック突起13gと嵌合するロック凹部6fが形成されている。係止突起6cはガイド縁13fとの接触面が湾曲面6gとされており、ガイド縁13fとの摺動が円滑となるようにされている。
〔コンタクト〕
コンタクト4は、導電性の金属材料にて形成されている。コンタクト4の一端側には、電気素子2の端子2aと接触する接点部4aが形成されている。この接点部4aは端子2aが位置ずれしても確実に導通接触できるように、端子2aよりも大きな接触面をもつ平板状に形成されている。接点部4aの後方には屈曲部を介して前側固定部4bが形成されている。前側固定部4bは切欠き状の固定溝4cを有する。前側固定部4bの上端縁には前方へ片持ち梁状に伸長する尖頭形状の突部4dが形成されている。
他方、前側固定部4bの後方には、クランク状の屈曲部4eを介してクリップ端子5が係合する係合受け部4fが形成されている。係合受け部4fには後方に突起する係合突起4f1と接点部4f2が形成されている。
係合受け部4fの下端には後方に伸長する中間固定部4gが形成されている。中間固定部4gは前述の通りハウジング3の後部8の底面固定溝8bの内部に差し込まれて保持される。
中間固定部4gの後方には、上方に伸長する縦片部4hに続けて後方に屈曲し伸長する後側固定部4iが形成されている。後側固定部4iは、ハウジング3の後部8の固定溝8dの内部に差し込まれて保持され、下方に突出する固定突起4kは固定溝8dの溝底に設けた固定孔8eに圧入保持される。後側固定部4iは固定溝8dから突出しないように溝内で保持されており、ハウジング3の低背化に寄与している。そして固定突起4kの後方には、基板Pの回路に半田付けされるテール部4mが形成されている。
以上のような構造のコンタクト4はハウジング3に固定される。その固定状態で、コンタクト4の前端側では接点部4a、前側固定部4b、屈曲部4eの3つの金属面がそれぞれ対向する壁部9の三面を包囲する保持部として機能して固定されることとなる。したがって、コンタクト4は、後述するクリップ端子5の圧接力が作用する前後方向Yでは、接点部4aと屈曲部4eとが壁部9と接触し、挟み込むようにして取付けられている。
〔クリップ端子〕
クリップ端子5は、その前端側に接触部5aが形成されている。接触部5aはU字状とされており、クリップ端子5の姿勢に応じて、その湾曲形状の端子面が電気素子2の端子2aに対して接触する。クリップ端子5の上部には切欠き形状の係止孔5bが形成されている。この係止孔5bはコンタクト4の突部4dと係止するようになっている。
接触部5aの上端の後方にはばね片部5cが形成されている。ばね片部5cは、一端側の接触部5aと他端側の係止部5dとを繋ぐ直線形状の端子部分であり、接触部5aと係止部5dが相互に離間する方向へ開くように変形する際に抵抗を生じるばねとして機能する。したがって前側の接触部5aが端子2aと接触し、後側の接触部5eがコンタクト4の接点部4f2と接触するクリップ状態では、その復元力が、接触部5aが端子2aを圧接する付勢力として、係止部5dが接点部4f2を圧接する付勢力として作用することになる。係止部5dには前方に湾曲形状として突出する接触部5eが形成されている。接触部5eの上方にはクリップ端子5をアクチュエータ6の固定孔6dに圧入固定する固定片5fが形成されている。
〔コネクタ1の実装方法〕
以上のような構成のコネクタ1は基板Pに表面実装される。図12で示すように、基板Pには取付孔P1が貫通形成されている。取付孔P1はハウジング3の底面部7e、8aが入る大きさで形成されている。ここにコネクタ1を設置した状態でコネクタ1の脚部13a、13dとコンタクト4のテール4mを半田付けすることで基板Pに表面実装することができる。なお、基板Pにはその機能と用途に応じて1以上のコネクタ1を実装することができる。
そして、基板Pに表面実装したコネクタ2に電気素子2の端子2aを接続する。コネクタ1を使わない従来技術では、基板Pにスルーホールを貫通形成し、そこに電気素子2の端子2aを挿入してロボットで半田付けする工程を行うというのが一般的である。しかしながらロボットでの半田付けでは、その動作性能に実装効率の良し悪しが左右される上に、半田ボール等による工程内不具合が発生するおそれがある。
しかしながら本実施形態のコネクタ1では、電気素子2の半田付け工程をソケット化してコネクタ1に接続に置き換えている。このため半田付け工程を削減することができ、したがって工程内不具合が生じる懸念もなく、コネクタ1の簡易な操作で容易に接続することができる。また、電気素子2を一旦接続した場合でもコネクタ1の操作により機械的に容易に取り外すことができる。
〔コネクタ1の使用方法〕
次に、コネクタ1を使って電気素子2を基板Pに接続する方法を説明する。
接続前〔図12、図16〕
電気素子2の接続前の状態では、コネクタ1は基板Pに実装された状態で、アクチュエータ6が「開状態」とされている。即ちアクチュエータ6は、係止突起6cがハウジング3の着座部11bに着座しており、操作片部6aが大きく傾斜する姿勢となっている。このときクリップ端子5の接触部5aは、ハウジング3の凹部7cに収容されていて、コンタクト4の接点部4aから離れて位置しており、それらの間には「隙間」が形成されている。具体的には、クリップ端子5の接触部5aは、電気素子2の端子2aを挿入するハウジング3の挿入孔7fを上方に投影した空間領域から外れて前側に位置している。
電気素子の端子の挿入〔図12、図16〕
そして、挿入孔7fに端子2aを挿入すると、端子2aはクリップ端子5の接触部5aと接触せずに挿入力ゼロで挿入することができる。即ち、このコネクタ1はZIF(Zero Insertion Force)構造を採用しており、容易に電気素子2を接続することが可能であり、挿入時にクリップ端子5によって端子2aを損傷するおそれもない。
アクチュエータ6の操作〔図13、図17〕
コネクタ1の挿入孔7fに電気素子2の端子2aを挿入した後は、アクチュエータ6の操作片部6aを押圧操作して、クリップ端子5の接触部5aで端子2aをコンタクト4の接点部4aに対して圧接させる操作を行う。
ガイド縁による回動ガイド〔図13、図17〕
先ず、端子2aの挿入状態でアクチュエータ6の操作片部6aをハウジング3の側に押し込む。すると、アクチュエータ6は、係止突起6cがハウジング3の着座部11bから離れて上方に移動し、湾曲面6gが固定金具13のガイド部13bのガイド縁13fの湾曲する縁形状にそって摺動接触しながら回動していく。これによりアクチュエータ6に固定したクリップ端子5も連動して回動し、図13で示すように接触部5aが端子2aに対して接触する。
なお、アクチュエータ6は、最も開いている図12の状態と図13の状態では自由に移動可能であり、軽い操作でどちらの状態をも取り得る状態となっている。したがって、アクチュエータ6が図13の位置の状態のときに端子2aが挿入されるとしても、端子2aにクリップ端子5による付勢力が作用することはなく、実質的に無負荷で挿入することが可能である。
弾性ロック片による操作抵抗〔図13、図17〕
そしてさらに図13の状態からアクチュエータ6を回動させると、端子2aに対する接触部5aの接点を支点としてアクチュエータ6(クリップ端子5)が回動するが、その途中で操作抵抗が生じる。即ち、回動するアクチュエータ6の側面部6eが、固定金具13の弾性ロック片13cのロック突起13gと接触し、弾性ロック片13cを外方へ弾性変形させてロック突起13gが側面部6eに乗り上げる。
このようにロック突起13gが側面部6eに乗り上げた後に操作抵抗が発生し、アクチュエータ6に対して加える押圧操作力も強くなる。強い押圧操作力を加えると、係止突起6cを支点として縦片部13hが前方へ変位させる力が作用するが、それは縦片部13hが支持突起11dと当接することで受け止めら、脚部13a、13dへの応力集中を分散することができる。
クリップ端子とコンタクトとの係合〔図14、図18〕
その操作抵抗を受けつつアクチュエータ6の回動を続けると、今度はクリップ端子5の係止部5dの接触部5eがコンタクト4の係合受け突起4fと接触し、ばね片部5cが反るように弾性変形する。そして後方に小さく突出する係合突起4f1を乗り越えて接点部4f2に対して嵌り込むようにして接触する。これによってクリップ端子5は、ばね片部5cの弾性力によって、前側の接触部5aが端子2aに対して圧接し、後側の接触部5eがコンタクト4の接点部4f2に対して圧接することで、端子2aをコンタクト4の接点部4aに対して圧接して保持するクリップ状態となる。このようにコネクタ1はクリップ端子5の働きによって容易に電気素子2の端子2aを圧接保持することができる。
ロック突起によるアクチュエータのロック〔図14、図18〕
クリップ状態が得られるのと略同時に、固定金具13のロック突起13gが、アクチュエータ6のロック凹部6fに対して嵌り込む。これによってアクチュエータ6は「閉状態」となって反対回りに回動できないように固定金具13に対して移動がロックされることとなる。
なお、このロック状態を解除するには、アクチュエータ6を上方に引き上げながら弾性ロック片13cを開くように撓ませてロック突起13gのロック凹部6fに対する係合を解除すればよい。
コンタクトによるクリップ端子のロック〔図14、図18〕
上記のようにアクチュエータ6の反対回りへの回動はロックされるが、それとは別にクリップ状態にあるクリップ端子5の反対回りへの回動もロックされる。即ち、クリップ端子5の接触部5aはコンタクトの接点部4f2と圧接しているが、接点部4f2の上側には係合突起4f1が形成されており、接触部5aの反対回りの回動はここで止めることができる。したがって、クリップ端子5による端子2aとコンタクト4の接点部4aとの圧接による導通接触を確実に維持することができる。
なお、係合突起4f1による脱離防止を解除するには、接触部5eがばね片部5cの弾性力に抗して係合突起4f1を乗り越えるように、クリップ端子5を反対方向へ回動させるようにする。
また、クリップ状態にあるコンタクト4とクリップ端子5は、前者の突部4dと後者の凹部5bとの係止によっても分離が規制される。図13から図14にアクチュエータ6が回動する過程で、不動状態のコンタクト4の突部4dの外側に、アクチュエータ6とともに回動するクリップ端子5の凹部5bが入り込む。そしてクリップ状態になることで、コンタクト4とクリップ端子5は前側においても互いに分離を規制する係止状態が得られることになる。また、コネクタ1の前側におけるアクチュエータ6の分離は合成樹脂製の係止突起6cが金属製の固定金具13のガイド縁13fと係止することで得られるが、金属材どうしの係止構造である突部4dと凹部5bの係止はそれを補強することができる。
〔コネクタ1の作用・効果〕
次に、説明済みのものを除き、コネクタ1の作用・効果を説明する。
クリップ端子5はクリップ状態で、ばね片部5cにより、接触部5aが端子2aに対して圧接し、接触部5eがコンタクト4に対して圧接する。このようにばね片部5cによるばね力の作用する対象物が、金属であり、合成樹脂製のハウジング3には直接負荷がかからない。このため負荷を受けた状態で基板Pや電気素子2の発熱によりハウジング3が劣化し変形して接触不良が発生することを回避できる。
クリップ端子5は、前側の接触部5aと電気素子2の端子2aとの接点を回動支点として回動変位することで、後側の接触部5eがコンタクト4の接点部4f2と接触する。この接触過程で、前側の接触部5aは端子2aに対して僅かに回転接触するだけであり、端子2aの長手方向に沿って圧接しながら摺動接触することはない。このため、メッキが剥がれたり、端子2aが座屈するような不都合が無く、安定した安定した導通接触を得ることができる。
ハウジング3が、脚部13a、13dを基板Pに固定する固定金具13を備えるため、基板Pに対して確実に固定できる。この基板Pに固定される固定金具13にはアクチュエータ6の係止突起6cの移動をガイドするガイド部13bを有する。したがって、アクチュエータ6に加わる操作荷重を剛性の高いガイド部13bで確実に受け止めることができ、スムーズな操作を実現することができる。
また、固定金具13が金属製であることから、破損を防止することができ、半田付けによる固定で基板Pに対して強固に固定することができる。また、その固定は基板Pへのコンタクト4のテール部4mの表面実装工程で同時に固定することができる。
〔実施形態の変形例〕
前記コネクタ1はZIF構造のものとしているが、摺動接触により電気素子2の端子2aのメッキ剥がれが起きたり、端子2aの損傷が生じなければ、端子2aの挿入時に押圧接触が生じるものとしてもよい。但しこの場合には、前述の実施形態でZIF構造としたことによる作用・効果は得られない。
前記コネクタ1は、ハウジング3の底部側を基板Pの取付孔P1に嵌め込むことで基板Pの表面側へのコネクタ1の突出高さを抑えて低背化する例を示したが、基板Pには電気素子2の端子2aの挿通孔のみを設けるようにし、コネクタ1との接続は基板P上で実施するものとしてもよい。
前記コネクタ1の複数のコンタクト4については、その一部をグランド接続用のコンタクト4としてもよい。
1 コネクタ
2 電気素子(接続対象物)
2a 端子
3 ハウジング
4 コンタクト
4a 接点部
4b 前側固定部
4c 固定溝
4d 突部
4e 屈曲部
4f 係合受け突起
4f1 係合突起
4f2 接点部
4g 中間固定部
4h 縦片部
4i 後側固定部
4k 固定突起
4m テール部
5 クリップ端子(クリップ部材)
5a 接触部(第1の接触部)
5b 凹部
5c ばね片部
5d 係止部
5e 接触部(第2の接触部)
5f 固定片
6 アクチュエータ
6a 操作片部
6b アーム
6c 係止突起
6d 固定孔
6e 側面部
6f ロック凹部(凹部)
6g 湾曲面
7 前部
7a 載置部
7b 底面
7c 凹部
7d 仕切壁
7e 底面部
7f 挿入孔
8 後部
8a 底面部
8b 底面固定溝
8c 固定部
8d 固定溝
8e 固定孔
8f 載置部
9 壁部
9a 固定溝
9b 固定突起
10 側面部
11 上側側面部
11a 係止突起
11b 着座部
11c 傾斜面部
11d 支持突起
12 下側側面部
12a 係合側面部
13 固定金具(固定部材)
13a 脚部(基板固定部)
13b ガイド部
13c 弾性ロック片
13d 脚部(基板固定部)
13e 係合孔
13f ガイド縁
13g ロック突起(突起部)
13h 縦片部
P 基板
P1 取付孔
X 長手方向、幅方向
Y 短手方向、前後方向
Z 挿抜方向、高さ方向

Claims (7)

  1. 接続対象物を挿入するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
    前記ハウジングに設けられ、前記接続対象物の前記コンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記クリップ部材は、
    前記接続対象物と接触する第1の接触部と、
    前記コンタクトと接触する第2の接触部と、
    前記第1の接触部が前記接続対象物と接触し、前記第2の接触部が前記コンタクトと接触するクリップ状態で、前記接続対象物を前記コンタクトに圧接するばね力を前記第1の接触部に作用させるばね片部とを有し、
    前記第1の接触部が前記ハウジングに挿入された前記接続対象物と接触し、その接点を支点として回動変位して前記第2の接触部が前記コンタクトと接触することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記クリップ部材は、前記第1の接触部が前記接続対象物と接触せず、前記第2の接触部が前記コンタクトと接触しない非クリップ状態では、前記ハウジングの内部で移動可能であり、前記第1の接触部と前記コンタクトとの間に前記接続対象物を挿入する隙間を形成する請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記クリップ部材が操作用のアクチュエータを備える請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記アクチュエータが係止突起を備えており、
    前記ハウジングが基板固定部と前記アクチュエータの前記係止突起の移動をガイドするガイド部とを有する固定部材を備える請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記固定部材が金属製である請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記アクチュエータにおける前記固定部材との対向面に凹部を設け、
    前記固定部材に当該凹部に係合する突起部を有する弾性ロック片を設け、
    前記アクチュエータが移動すると、前記固定部材の前記弾性ロック片の前記突起部が前記アクチュエータの外面に乗り上げて弾発的に摺動接触してから前記凹部に係合し、前記アクチュエータの移動をロックする請求項4又は請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記コンタクト又は前記クリップ部材のいずれか一方に突部を設け、前記いずれか他方に凹部を設け、前記突部と前記凹部が係止することで前記コンタクトに対する前記クリップ部材の脱離を規制する請求項1〜請求項6何れか1項記載のコネクタ。
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