JP6195797B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部と、
第1の接触部が接続対象物と接触し、第2の接触部がコンタクトと接触するクリップ状態で、接続対象物をコンタクトに圧接するばね力を第1の接触部に作用させるばね片部とを有することを特徴とするコネクタを提供する。
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部とを有しており、
第1の接触部が接続対象物と接触せず、第2の接触部がコンタクトと接触しない非クリップ状態では、前記ハウジングの内部で移動可能であり、第1の接触部とコンタクトとの間に接続対象物を挿入する隙間を形成することを特徴とするコネクタを提供する。
ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
ハウジングに設けられ、前記接続対象物のコンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタについて、
クリップ部材は、
接続対象物と接触する第1の接触部と、
コンタクトと接触する第2の接触部とを有しており、
第1の接触部がハウジングに挿入された接続対象物と接触し、その接点を支点として回動変位して第2の接触部がコンタクトと接触することを特徴とするコネクタを提供する。
ハウジング3は、電気絶縁性樹脂でなり、正面側の前部7、背面側の後部8が形成されており、それらの間に壁部9が形成されている(図13)。
コンタクト4は、導電性の金属材料にて形成されている。コンタクト4の一端側には、電気素子2の端子2aと接触する接点部4aが形成されている。この接点部4aは端子2aが位置ずれしても確実に導通接触できるように、端子2aよりも大きな接触面をもつ平板状に形成されている。接点部4aの後方には屈曲部を介して前側固定部4bが形成されている。前側固定部4bは切欠き状の固定溝4cを有する。前側固定部4bの上端縁には前方へ片持ち梁状に伸長する尖頭形状の突部4dが形成されている。
クリップ端子5は、その前端側に接触部5aが形成されている。接触部5aはU字状とされており、クリップ端子5の姿勢に応じて、その湾曲形状の端子面が電気素子2の端子2aに対して接触する。クリップ端子5の上部には切欠き形状の係止孔5bが形成されている。この係止孔5bはコンタクト4の突部4dと係止するようになっている。
以上のような構成のコネクタ1は基板Pに表面実装される。図12で示すように、基板Pには取付孔P1が貫通形成されている。取付孔P1はハウジング3の底面部7e、8aが入る大きさで形成されている。ここにコネクタ1を設置した状態でコネクタ1の脚部13a、13dとコンタクト4のテール4mを半田付けすることで基板Pに表面実装することができる。なお、基板Pにはその機能と用途に応じて1以上のコネクタ1を実装することができる。
しかしながら本実施形態のコネクタ1では、電気素子2の半田付け工程をソケット化してコネクタ1に接続に置き換えている。このため半田付け工程を削減することができ、したがって工程内不具合が生じる懸念もなく、コネクタ1の簡易な操作で容易に接続することができる。また、電気素子2を一旦接続した場合でもコネクタ1の操作により機械的に容易に取り外すことができる。
次に、コネクタ1を使って電気素子2を基板Pに接続する方法を説明する。
電気素子2の接続前の状態では、コネクタ1は基板Pに実装された状態で、アクチュエータ6が「開状態」とされている。即ちアクチュエータ6は、係止突起6cがハウジング3の着座部11bに着座しており、操作片部6aが大きく傾斜する姿勢となっている。このときクリップ端子5の接触部5aは、ハウジング3の凹部7cに収容されていて、コンタクト4の接点部4aから離れて位置しており、それらの間には「隙間」が形成されている。具体的には、クリップ端子5の接触部5aは、電気素子2の端子2aを挿入するハウジング3の挿入孔7fを上方に投影した空間領域から外れて前側に位置している。
そして、挿入孔7fに端子2aを挿入すると、端子2aはクリップ端子5の接触部5aと接触せずに挿入力ゼロで挿入することができる。即ち、このコネクタ1はZIF(Zero Insertion Force)構造を採用しており、容易に電気素子2を接続することが可能であり、挿入時にクリップ端子5によって端子2aを損傷するおそれもない。
コネクタ1の挿入孔7fに電気素子2の端子2aを挿入した後は、アクチュエータ6の操作片部6aを押圧操作して、クリップ端子5の接触部5aで端子2aをコンタクト4の接点部4aに対して圧接させる操作を行う。
先ず、端子2aの挿入状態でアクチュエータ6の操作片部6aをハウジング3の側に押し込む。すると、アクチュエータ6は、係止突起6cがハウジング3の着座部11bから離れて上方に移動し、湾曲面6gが固定金具13のガイド部13bのガイド縁13fの湾曲する縁形状にそって摺動接触しながら回動していく。これによりアクチュエータ6に固定したクリップ端子5も連動して回動し、図13で示すように接触部5aが端子2aに対して接触する。
なお、アクチュエータ6は、最も開いている図12の状態と図13の状態では自由に移動可能であり、軽い操作でどちらの状態をも取り得る状態となっている。したがって、アクチュエータ6が図13の位置の状態のときに端子2aが挿入されるとしても、端子2aにクリップ端子5による付勢力が作用することはなく、実質的に無負荷で挿入することが可能である。
そしてさらに図13の状態からアクチュエータ6を回動させると、端子2aに対する接触部5aの接点を支点としてアクチュエータ6(クリップ端子5)が回動するが、その途中で操作抵抗が生じる。即ち、回動するアクチュエータ6の側面部6eが、固定金具13の弾性ロック片13cのロック突起13gと接触し、弾性ロック片13cを外方へ弾性変形させてロック突起13gが側面部6eに乗り上げる。
その操作抵抗を受けつつアクチュエータ6の回動を続けると、今度はクリップ端子5の係止部5dの接触部5eがコンタクト4の係合受け突起4fと接触し、ばね片部5cが反るように弾性変形する。そして後方に小さく突出する係合突起4f1を乗り越えて接点部4f2に対して嵌り込むようにして接触する。これによってクリップ端子5は、ばね片部5cの弾性力によって、前側の接触部5aが端子2aに対して圧接し、後側の接触部5eがコンタクト4の接点部4f2に対して圧接することで、端子2aをコンタクト4の接点部4aに対して圧接して保持するクリップ状態となる。このようにコネクタ1はクリップ端子5の働きによって容易に電気素子2の端子2aを圧接保持することができる。
クリップ状態が得られるのと略同時に、固定金具13のロック突起13gが、アクチュエータ6のロック凹部6fに対して嵌り込む。これによってアクチュエータ6は「閉状態」となって反対回りに回動できないように固定金具13に対して移動がロックされることとなる。
なお、このロック状態を解除するには、アクチュエータ6を上方に引き上げながら弾性ロック片13cを開くように撓ませてロック突起13gのロック凹部6fに対する係合を解除すればよい。
上記のようにアクチュエータ6の反対回りへの回動はロックされるが、それとは別にクリップ状態にあるクリップ端子5の反対回りへの回動もロックされる。即ち、クリップ端子5の接触部5aはコンタクトの接点部4f2と圧接しているが、接点部4f2の上側には係合突起4f1が形成されており、接触部5aの反対回りの回動はここで止めることができる。したがって、クリップ端子5による端子2aとコンタクト4の接点部4aとの圧接による導通接触を確実に維持することができる。
なお、係合突起4f1による脱離防止を解除するには、接触部5eがばね片部5cの弾性力に抗して係合突起4f1を乗り越えるように、クリップ端子5を反対方向へ回動させるようにする。
次に、説明済みのものを除き、コネクタ1の作用・効果を説明する。
また、固定金具13が金属製であることから、破損を防止することができ、半田付けによる固定で基板Pに対して強固に固定することができる。また、その固定は基板Pへのコンタクト4のテール部4mの表面実装工程で同時に固定することができる。
前記コネクタ1はZIF構造のものとしているが、摺動接触により電気素子2の端子2aのメッキ剥がれが起きたり、端子2aの損傷が生じなければ、端子2aの挿入時に押圧接触が生じるものとしてもよい。但しこの場合には、前述の実施形態でZIF構造としたことによる作用・効果は得られない。
2 電気素子(接続対象物)
2a 端子
3 ハウジング
4 コンタクト
4a 接点部
4b 前側固定部
4c 固定溝
4d 突部
4e 屈曲部
4f 係合受け突起
4f1 係合突起
4f2 接点部
4g 中間固定部
4h 縦片部
4i 後側固定部
4k 固定突起
4m テール部
5 クリップ端子(クリップ部材)
5a 接触部(第1の接触部)
5b 凹部
5c ばね片部
5d 係止部
5e 接触部(第2の接触部)
5f 固定片
6 アクチュエータ
6a 操作片部
6b アーム
6c 係止突起
6d 固定孔
6e 側面部
6f ロック凹部(凹部)
6g 湾曲面
7 前部
7a 載置部
7b 底面
7c 凹部
7d 仕切壁
7e 底面部
7f 挿入孔
8 後部
8a 底面部
8b 底面固定溝
8c 固定部
8d 固定溝
8e 固定孔
8f 載置部
9 壁部
9a 固定溝
9b 固定突起
10 側面部
11 上側側面部
11a 係止突起
11b 着座部
11c 傾斜面部
11d 支持突起
12 下側側面部
12a 係合側面部
13 固定金具(固定部材)
13a 脚部(基板固定部)
13b ガイド部
13c 弾性ロック片
13d 脚部(基板固定部)
13e 係合孔
13f ガイド縁
13g ロック突起(突起部)
13h 縦片部
P 基板
P1 取付孔
X 長手方向、幅方向
Y 短手方向、前後方向
Z 挿抜方向、高さ方向
Claims (7)
- 接続対象物を挿入するハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記接続対象物と基板とに接続するコンタクトと、
前記ハウジングに設けられ、前記接続対象物の前記コンタクトに対する圧接状態を保持するクリップ部材とを備えるコネクタにおいて、
前記クリップ部材は、
前記接続対象物と接触する第1の接触部と、
前記コンタクトと接触する第2の接触部と、
前記第1の接触部が前記接続対象物と接触し、前記第2の接触部が前記コンタクトと接触するクリップ状態で、前記接続対象物を前記コンタクトに圧接するばね力を前記第1の接触部に作用させるばね片部とを有し、
前記第1の接触部が前記ハウジングに挿入された前記接続対象物と接触し、その接点を支点として回動変位して前記第2の接触部が前記コンタクトと接触することを特徴とするコネクタ。
- 前記クリップ部材は、前記第1の接触部が前記接続対象物と接触せず、前記第2の接触部が前記コンタクトと接触しない非クリップ状態では、前記ハウジングの内部で移動可能であり、前記第1の接触部と前記コンタクトとの間に前記接続対象物を挿入する隙間を形成する請求項1記載のコネクタ。
- 前記クリップ部材が操作用のアクチュエータを備える請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
- 前記アクチュエータが係止突起を備えており、
前記ハウジングが基板固定部と前記アクチュエータの前記係止突起の移動をガイドするガイド部とを有する固定部材を備える請求項3記載のコネクタ。
- 前記固定部材が金属製である請求項4記載のコネクタ。
- 前記アクチュエータにおける前記固定部材との対向面に凹部を設け、
前記固定部材に当該凹部に係合する突起部を有する弾性ロック片を設け、
前記アクチュエータが移動すると、前記固定部材の前記弾性ロック片の前記突起部が前記アクチュエータの外面に乗り上げて弾発的に摺動接触してから前記凹部に係合し、前記アクチュエータの移動をロックする請求項4又は請求項5記載のコネクタ。
- 前記コンタクト又は前記クリップ部材のいずれか一方に突部を設け、前記いずれか他方に凹部を設け、前記突部と前記凹部が係止することで前記コンタクトに対する前記クリップ部材の脱離を規制する請求項1〜請求項6何れか1項記載のコネクタ。
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