JP2022063490A - 端子 - Google Patents

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隆吉 遠藤
Ryukichi Endo
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Abstract

【課題】相手端子に対する十分な接触を実現することができる端子を提供する。【解決手段】端子1は、本体部10と、弾性板ユニット20とを備える。本体部10は、相手端子100が挿入されると共に、相手端子100の挿入方向D1を筒軸の方向とする筒状に形成され、導電性の素材からなる。弾性板ユニット20は、本体部10の内部に配置されると共に、本体部10とは別体に形成され、導電性の素材からなる。弾性板ユニット20は、相手端子100が接触する第1弾性板21と、第1弾性板21に重ねられている第2弾性板22とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、端子に関する。
特許文献1には、雄端子が挿入される電気接触部内に雄端子と接触する弾性接触板が配置されている雌端子としての端子が開示されている。特許文献1の端子においては、弾性接触板に高弾性材料の素材が用いられており、これにより、雄端子と弾性接触板との接触圧力を高めている。
特開2001-52791号公報
特許文献1に記載の端子においては、当該端子の小型化をした場合に、弾性接触板も小型化される。このため、弾性接触板に高弾性材料の素材が用いられていても、弾性接触板は、雄端子との接触において必要な接触圧力が得られないおそれがある。ひいては、特許文献1に記載の端子では、雄端子と弾性接触板との接触が不十分となるおそれがある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、相手端子に対する十分な接触を実現することができる端子を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る端子は、
相手端子が挿入されると共に、前記相手端子の挿入方向を筒軸の方向とする筒状に形成され、導電性の素材からなる本体部と、
前記本体部の内部に配置されると共に、前記本体部とは別体に形成され、導電性の素材からなる弾性板ユニットと、
を備え、
前記弾性板ユニットは、前記相手端子が接触する第1弾性板と、前記第1弾性板に重ねられている第2弾性板と、を有する。
前記弾性板ユニットは、
前記第1弾性板及び前記第2弾性板の一方に形成され、その他方を係止することで、前記第1弾性板と前記第2弾性板とのずれを抑制する抑制部を有していてもよい。
前記抑制部は、前記第1弾性板及び前記第2弾性板の一方の両側の側端面から延設され、その他方を挟む一対の突部であってもよい。
前記抑制部は、前記弾性板ユニットにおいて、前記挿入方向の奥寄りの端部、又は、前記挿入方向の手前寄りの端部に形成されていてもよい。
前記弾性板ユニットは、
前記第1弾性板と前記第2弾性板とを連結する連結部を有し、
前記第1弾性板、前記第2弾性板、及び前記連結部は、導電性の板材から折り曲げられて構成されていてもよい。
前記連結部は、前記弾性板ユニットにおいて、前記挿入方向の手前寄りの端部、又は、前記挿入方向の奥寄りの端部に形成されていてもよい。
前記連結部は、前記挿入方向に平行な軸を中心に折り曲げられて構成されていてもよい。
前記連結部は、前記挿入方向に直交する軸を中心に折り曲げられて構成されていてもよい。
前記連結部の少なくとも一部は、括れて形成されていてもよい。
前記第1弾性板の板厚は、前記第2弾性板の板厚と異なっていてもよい。
前記第1弾性板は、前記本体部への前記相手端子の挿入に伴って生じる撓みに対する弾性が、前記第2弾性板の撓みに対する弾性と異なって形成されていてもよい。
前記弾性板ユニットは、前記相手端子の挿入に伴って撓み可能に設けられ、
前記第1弾性板は、撓み方向に突出する第1アーチ部分を有し、
前記第2弾性板は、前記撓み方向に突出すると共に、前記第1アーチ部分との間に隙間が形成されている第2アーチ部分を有していてもよい。
前記第2アーチ部分は、その頂部が、前記第1アーチ部分の頂部に対して、前記挿入方向に異なる位置に配置されて形成されていてもよい。
前記第2アーチ部分は、その頂部が、前記第1アーチ部分の頂部に対して、前記挿入方向の手前寄りに配置されて形成されていてもよい。
本発明においては、弾性板ユニットは、相手端子が接触する第1弾性板と、第1弾性板に重ねられている第2弾性板とを有する。これにより、弾性板ユニットは、高弾性の機能を具備することができる。この結果、相手端子に対する十分な接触を実現することができる端子を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る端子の斜視図(その1)である。 実施の形態1に係る端子の分解斜視図である。 実施の形態1に係る端子の正面図である。 図3のA-A断面図である。 (A)は、展開された実施の形態1に係る弾性板ユニットの斜視図である。(B)は、展開された実施の形態1に係る弾性板ユニットの平面図である。 (A)は、実施の形態1に係る弾性板ユニットの斜視図(その1)である。(B)は、実施の形態1に係る弾性板ユニットの斜視図(その2)である。 本発明の実施の形態1に係る端子の斜視図(その2)である。 実施の形態1に係る弾性板ユニットの断面図である。 (A)は、相手端子が接触する前の弾性板ユニットの側面図である。(B)は、相手端子が接触した後の弾性板ユニットの側面図である。 (A)は、実施の形態2に係る端子の斜視図(その1)である。(B)は、実施の形態2に係る端子の斜視図(その2)である。 (A)は、実施の形態2に係る弾性板ユニットの斜視図(その1)である。(B)は、実施の形態2に係る弾性板ユニットの斜視図(その2)である。 展開された実施の形態2に係る弾性板ユニットの斜視図である。 (A)は、実施の形態3に係る端子の斜視図(その1)である。(B)は、実施の形態3に係る端子の斜視図(その2)である。 (A)は、実施の形態3に係る弾性板ユニットの斜視図(その1)である。(B)は、実施の形態3に係る弾性板ユニットの斜視図(その2)である。 展開された実施の形態3に係る弾性板ユニットの斜視図である。 (A)は、実施の形態4に係る弾性板ユニットの側面図である。(B)は、実施の形態5に係る弾性板ユニットの側面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る端子1について、図1~図9を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。XYZ座標のY軸方向は、図1に示すように、相手端子100を端子1に挿入する挿入方向D1と同一の方向である。X軸方向及びZ軸方向は、挿入方向D1に直交する方向である。なお、Y軸方向は、端子1の筒状の本体部10の筒軸方向A1と同一の方向でもある。
端子1は、例えば、自動車部品に装備される電子回路部品としてのコネクタに用いられる。端子1は、雄端子である相手端子100に接続されると共に、Y軸方向に延在する形状の雌端子である。端子1は、図1及び図2に示すように、本体部10と、弾性板ユニット20と、圧着部30とを備える。
本体部10は、銅、銅合金等の導電性の素材から形成されていると共に、弾性板ユニット20を内部で支持する部材である。本体部10は、図3及び図4に示すように、天板10A、10Bと、底板10Cと、側壁板10R、10Lとを有し、筒軸方向A1に延設される角筒状に形成されている。2枚の天板10A、10Bは重ね合わされている。本体部10の側壁板10Rと側壁板10Lとの間には、弾性板ユニット20が、その下面と底板10Cの上面とが対向するように配置されている。本体部10は、図1及び図2に示すように、挿入用開口部11と、掛止用開口部12と、逆挿入防止突部13とを有する。
挿入用開口部11は、相手端子100が挿入される開口部である。挿入用開口部11は、本体部10の-Y寄りの端部に設けられて、-Y方向に開口している。
掛止用開口部12は、本体部10の側壁板10R、10Lそれぞれに設けられている。掛止用開口部12は、弾性板ユニット20の一部を引っ掛けるための開口部である。
逆挿入防止突部13は、図3及び図4に示すように、側壁板10Lから+Z方向に突出して形成されている。逆挿入防止突部13は、作業者が端子1をコネクタハウジングの端子収容室に挿入する際に、端子1の上下方向を逆にして挿入してしまうことを防止するためのものである。なお、本実施の形態1においては、逆挿入防止突部13は、本体部10から+Z方向に突出して形成されているが、これに限られない。逆挿入防止突部13は、本体部10から+Z方向以外の方向に突出して形成されていてもよい。
弾性板ユニット20は、図2及び図4に示すように、本体部10の内部において、筒軸方向A1又は挿入方向D1に延設されて配置されている。弾性板ユニット20は、例えば、天板10A、10BがYZ平面に平行となるように開かれることで上方(+Z方向)に開口した本体部10に、-Z方向から挿入され、そして、天板10A、10Bが折り曲げられて本体部10が閉じられることにより、本体部10の内部に配置される。弾性板ユニット20は、本体部10及び圧着部30とは別体に形成されている。また、弾性板ユニット20は、図5に示すように、銅、銅合金等からなる弾性と導電性とを有する一枚の板材20-1を折り曲げることによって形成されている。弾性板ユニット20は、図4及び図6に示すように、+Z側に凸となっているなだらかな円弧状に形成された円弧状部分を有することで、相手端子100の挿入に伴って、Z軸方向と同一の方向である撓み方向D2に撓み可能に設けられている。この弾性板ユニット20は、第1弾性板21と、第1弾性板21に重ねられている第2弾性板22と、2枚の弾性板21、22の位置ずれを抑制又は規制する抑制部23と、連結部24とを有する。
第1弾性板21は、図5及び図6に示すように、撓み方向D2に突出する円弧状の第1アーチ部分21aを有し、第2弾性板22が有する円弧状の第2アーチ部分22aの円弧の外側に配置されている外バネ、主バネである。第1弾性板21は、相手端子100が接触する接点部を頂部C1に有する。第1弾性板21は、挿入方向D1を長手方向とする略長方形板状の部材である。第1弾性板21の+Y寄りの端部には、X軸方向における幅が狭い突出部21bが+Y方向に突出して形成されている。この第1弾性板21は、本体部10への相手端子100の挿入に伴って生じる撓みに対する弾性が、第2弾性板22の撓みに対する弾性と異なって形成されている。例えば、第1弾性板21は、その板厚を、第2弾性板22の板厚と異ならせて形成されている。これにより、第1弾性板21は、その撓みに対する弾性が、第2弾性板22の撓みに対する弾性と異なって形成される。
第2弾性板22は、第1アーチ部分21aと同様に撓み方向D2に突出する円弧状の第2アーチ部分22aを有し、第1アーチ部分21aの円弧の内側に配置されている内バネであると共に、主バネの弾性を補助する補助バネである。第2弾性板22は、挿入方向D1を長手方向とする略長方形板状の部材である。第2弾性板22の+Y寄りの端部には、X軸方向における幅が第2弾性板22の中央部分の幅よりも狭い突出部22dが+Y方向に突出して形成されている。突出部22dは、そのX軸方向における幅が、第1弾性板21の突出部21bのX軸方向における幅と同等となるように形成されている。第2弾性板22の-Y寄りの端部には、X軸方向における幅が第2弾性板22の中央部分の幅よりも狭い突出部22eが-Y方向に突出して形成されている。なお、本実施の形態1においては、補助バネである第2弾性板22は、その板厚が、相手端子からの電流が主に流れる主バネである第1弾性板21の板厚よりも薄くなるように形成されている。これにより、第2弾性板22の撓みに対する弾性は、第1弾性板21の撓みに対する弾性と異なっている。第2弾性板22は、弾性板ユニット20が相手端子100を保持する圧力を増加させることを目的として設けられたものであり、第2弾性板22の板厚を適宜変更することによって上記圧力を調整するためのものである。第2弾性板22は、+X側及び-X側の両側端面から突出する掛止部22b、22cを有する。掛止部22b、22cは、図6に示すように、第2弾性板22において、挿入方向D1における中央部分近傍の側端面に形成されている。
掛止部22bは、図1に示すように、本体部10の側壁板10Rに設けられている掛止用開口部12に引っ掛けられている。掛止部22cは、図7に示すように、本体部10の側壁板10Lに設けられている掛止用開口部12に引っ掛けられている。掛止部22b、22cが本体部10の掛止用開口部12に引っ掛けられることにより、弾性板ユニット20は、本体部10に対してY軸方向に移動し過ぎないように規制、又は抑制される。また、掛止部22b、22cは、本体部10からの弾性板ユニット20の抜け落ちを防止する。
図8に示すように、第1弾性板21は、撓み方向D2に突出する第1アーチ部分21aを有する。同様に、第2弾性板22は、撓み方向D2に突出すると共に、第1アーチ部分21aに重ねられる第2アーチ部分22aを有する。第1アーチ部分21a及び第2アーチ部分22aのそれぞれは、一定の曲率半径R1、R2を有して形成されている。そして、第2アーチ部分22aは、第1アーチ部分21aの内側に微小な隙間を隔てて重ねられて配置されている。また、第2アーチ部分22aは、その曲率半径R2の原点位置Pが、第1アーチ部分21aの曲率半径R1の原点位置Pと一致するように形成されている。このため、第2アーチ部分22aは、その頂部C2が、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、X軸方向(挿入方向D1)に同じ位置に配置されて形成される。
抑制部23は、図5及び図6に示すように、第1弾性板21と第2弾性板22との筒軸方向A1(Y軸方向に平行な方向)以外の相対的なスライド移動を抑制する。具体的には、抑制部23は、第2弾性板22に形成され、第1弾性板21を係止することで、第1弾性板21と第2弾性板22とのずれを抑制する。これにより、抑制部23は、2枚の弾性板21、22の左右方向A2(X軸方向に平行な方向)のスライド移動を抑制可能に構成される。本実施の形態1においては、抑制部23は、第2弾性板22の左右方向A2の両側の側端面、具体的には、第2弾性板22の突出部22dの左右方向A2の両側の側端面から突出して折り返されて形成されている。そして、抑制部23は、第1弾性板21の突出部21bを挟む一対の突部として構成されている。この抑制部23は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されている。
連結部24は、2枚の弾性板21、22を連結する。連結部24は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている。この連結部24は、挿入方向D1に平行な軸A3を中心に折り曲げられて構成されている。
圧着部30は、図1及び図2に示すように、導体かしめ部31と被覆固定部32とを備える。導体かしめ部31は、かしめにより、電線200の導電性の芯線201に圧着され、電気的に接続される。被覆固定部32は、かしめにより、電線200の絶縁性の被覆部202の端部を押さえて、引抜き力から導体かしめ部31と芯線201との接続を保護する。
以上、説明したように、本実施の形態1に係る端子1においては、弾性板ユニット20は、相手端子100が接触する第1弾性板21と、第1弾性板21に重ねられている第2弾性板22とを有する。これにより、弾性板ユニット20は、高弾性の機能を具備することができる。このため、端子1は、相手端子100を保持する圧力を安定させることができ、相手端子100に対する接触信頼性を向上させることができる。この結果、端子1は、相手端子100に対する十分な接触を実現することができる。
また、本実施の形態1においては、弾性板ユニット20は、図9に示すように、抑制部23を有する。これにより、2枚の弾性板21、22に位置ずれが生じることを抑制することができる。この結果、端子1は、相手端子100に対する十分な接触を実現することができる。
また、本実施の形態1においては、第1弾性板21は、本体部10への相手端子100の挿入に伴って生じる撓みに対する弾性が、第2弾性板22の撓みに対する弾性と異なって形成されている。このため、第1弾性板21の弾性及び第2弾性板22の弾性を適宜設定することで、端子1の設計の自由度を向上させることができ、ひいては、相手端子100に対する十分な接触を実現することができる端子1を提供することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態1においては、端子1の弾性板ユニット20の連結部24の幅(Y軸方向の長さ)は、図5及び図6に示すように、概ね一定となるように形成されている。しかしながら、これに限られない。以下、弾性板ユニット20の連結部24の形状が異なる実施の形態2に係る端子2について、図10~図12を用いて、説明する。
端子2は、端子1と同様に、図10に示すように、本体部10と、弾性板ユニット20と、圧着部30とを備える。
弾性板ユニット20は、図11及び図12に示すように、端子1が備えるものと同様に、第1弾性板21と、第1弾性板21に重ねられている第2弾性板22と、2枚の弾性板21、22の位置ずれを抑制又は規制する抑制部23と、連結部24とを有する。
第2弾性板22は、実施の形態2においては、掛止部22cを有さずに、掛止部22bを一つ有する。さらに、掛止部22bは、端子1の第2弾性板22での形成位置とは異なり、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている。そして、掛止部22bは、+X側の側端面から突出している。
連結部24は、2枚の弾性板21、22を連結する。連結部24は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている。詳しくは、連結部24は、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部の-X側の側端面から突出して形成されている。この連結部24は、挿入方向D1に平行な軸A3を中心に折り曲げられて構成されている。さらに、この実施の形態2においては、連結部24は、その一部が括れて形成されている。連結部24は、一部が括れて形成されている点で、端子1のものと相違する。なお、連結部24は、少なくとも一部が括れて形成されていればよい。
本体部10の掛止用開口部12は、図10に示すように、本体部10の側壁板10R、10Lそれぞれに設けられている。掛止用開口部12は、端子1のものと異なり、本体部10において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部近傍に形成されている。本実施の形態2において、側壁板10Rに設けられた掛止用開口部12には、第2弾性板22の掛止部22bが引っ掛けられる。側壁板10Lに設けられた掛止用開口部12には、端子1のものとは異なり、連結部24が配置されて引っ掛けられている。実施の形態2においては、連結部24は、端子1における掛止部22cの代わりに、本体部10からの弾性板ユニット20の抜け落ちを防止する機能を兼ね備えている。
本実施の形態2は、上述した構造以外は、原則として、端子1のものと同等の構造を備えている。
以上、実施の形態2に係る端子2においては、図11及び図12に示すように、2枚の弾性板21、22を対向させる折曲げ加工を施す際に、連結部24を折り曲げやすくなる。このため、弾性板ユニット20の形成において、第2弾性板22に対する第1弾性板21の位置決めが行いやすくなる。ひいては、弾性板ユニット20は、高弾性の機能を具備することにつながる。加えて、実施の形態1に係る端子1と同等の効果も奏することができるため、結果として、相手端子に対する十分な接触を実現することができる端子2を提供することができる。また、連結部24が括れて形成されていることにより、連結部24が全体として細く突出するように形成される。このため、作業者が、側壁板10Lに設けられた掛止用開口部12に連結部24を挿入し易くなると共に引っ掛けやすくなる。これにより、端子2は、製造において、その作業効率を向上させることができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態1においては、図5及び図6に示すように、連結部24は、挿入方向D1に平行な軸A3を中心に折り曲げられて構成されている。しかしながら、これに限られない。以下、弾性板ユニット20の連結部24の形状が異なる実施の形態3に係る端子3について、図13~図15を用いて、説明する。
端子3は、端子1と同様に、図13に示すように、本体部10と、弾性板ユニット20と、圧着部30とを備える。
弾性板ユニット20は、図14及び図15に示すように、端子1が備えるものと同様に、第1弾性板21と、第1弾性板21に重ねられている第2弾性板22と、2枚の弾性板21、22の位置ずれを抑制又は規制する抑制部23と、連結部24とを有する。
第1弾性板21は、挿入方向D1を長手方向とする略長方形板状の部材である。第1弾性板21の端部(図14に示す-Y寄りの端部、又は、図15に示す+Y寄りの端部)には、突出部21cがY軸方向に突出して形成されている。突出部21cは、両側(+X側及び-X側)に凹み部21c-R、21c-Lが設けられていることにより、略T字形状に形成されている。
第2弾性板22は、挿入方向D1を長手方向とする略長方形板状の部材である。第2弾性板22の-Y寄りの端部には、少なくとも一部のX軸方向における幅が第2弾性板22の中央部分の幅よりも狭い突出部22eが-Y方向に突出して形成されている。突出部22eは、両側(+X側及び-X側)に凹み部22e-R、22e-Lが設けられていることにより、略T字形状に形成されている。また、後述のように凹み部22e-R、22e-Lの内部に抑制部23が形成されている。なお、第2弾性板22においては、図14に示すように、掛止部22b、22cは、端子1の第2弾性板22での形成位置とは異なり、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されている。
抑制部23は、図15に示すように、第2弾性板22の両側(+X側及び-X側)の側端面、具体的には、第2弾性板22の突出部22eの両側(+X側及び-X側)の凹み部22e-R、22e-Lの内部から突出して形成されている。そして、抑制部23は、図14に示すように、第1弾性板21の突出部21cの凹み部21c-R、21c-Lに配置されて折り返され、突出部21cを挟む一対の突部として構成されている。この抑制部23は、図14に示すように、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている。
連結部24は、2枚の弾性板21、22を連結する。連結部24は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されている。この連結部24は、挿入方向D1に直交すると共に、撓み方向D2に直交する方向の軸A4を中心に折り曲げられて構成されている。この実施の形態3においては、連結部24は、その幅(X軸方向の長さ)が一定となるように形成されている。しかしながら、これに限らず、連結部24は、少なくとも一部が括れて形成されていてもよい。
本体部10の掛止用開口部12は、図13に示すように、本体部10の側壁板10R、10Lそれぞれに設けられている。掛止用開口部12は、端子1のものと異なり、本体部10において、挿入方向D1の奥寄り(-Y寄り)の端部近傍、本体部10と圧着部30との接続部分近傍に形成されている。本実施の形態3において、側壁板10Rに設けられた掛止用開口部12には、第2弾性板22の掛止部22bが引っ掛けられる。側壁板10Lに設けられた掛止用開口部12には、第2弾性板22の掛止部22cが引っ掛けられる。
本実施の形態3は、上述した構造以外は、原則として、端子1のものと同等の構造を備えている。
以上、図13に示す実施の形態3に係る端子3においても、実施の形態1に係る端子1と同等の効果を奏することができる。このため、相手端子100に対する十分な接触を実現することができる端子3を提供することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態1に係る端子1では、図9に示すように、第2弾性板22の第2アーチ部分22aは、第1弾性板21の第1アーチ部分21aの内側に微小な隙間を隔てて重ねられて配置されている。すなわち、第1アーチ部分21aと第2アーチ部分22aとの間には、ほぼ隙間が形成されていない。しかしながら、これに限られない。図16(A)に示す実施の形態4に係る端子4のように、第1アーチ部分21aと第2アーチ部分22aとの間には、比較的大きな隙間25が形成されていてもよい。なお、本実施の形態4においては、実施の形態1と同様に、補助バネである第2弾性板22は、その板厚が、主バネである第1弾性板21の板厚よりも薄くなるように形成されている。これにより、第2弾性板22の撓みに対する弾性は、第1弾性板21の撓みに対する弾性と異なっている。具体的には、第2弾性板22は、第1弾性板21よりも撓みやすく形成されている。
実施の形態4において、作業者が、相手端子100を端子4に挿入すると、先ず、相手端子100が第1弾性板21の第1アーチ部分21aに接触する。この接触により、第1アーチ部分21aが撓む。このとき、第2弾性板22の第2アーチ部分22aはまだ撓んでいない。さらに、作業者が、相手端子100を端子4に挿入していくと、第1アーチ部分21aの撓みと共に、第2弾性板22の第2アーチ部分22aも撓む。そして、相手端子100と端子4との接続が完了する。
以上より、作業者が相手端子100を端子4に挿入した場合、相手端子100の端子4への挿入開始直後においては、作業者は、低い挿入力で相手端子100を端子4に挿入できる。そして、相手端子100の端子4への挿入作業後半においては、端子4への相手端子100の挿入に伴って生じる撓みに対する第1弾性板21の弾性と第2弾性板22の弾性との双方の弾性に基づいて、端子4は相手端子100に対して十分な接触力をもって接続される。この結果、相手端子100の端子4への挿入作業の効率を向上させつつ、相手端子100に対する十分な接触を実現することができる端子4を提供することができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態1に係る端子1では、図8に示すように、第2アーチ部分22aは、その頂部C2が、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、X軸方向と同じ方向である挿入方向D1に同じ位置に配置されて形成されている。しかしながら、これに限られない。図16(B)に示す実施の形態5に係る端子5のように、第2アーチ部分22aは、その頂部C2が、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)に配置されて形成されていてもよい。実施の形態5においては、第2アーチ部分22aの頂部C2を、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、挿入方向D1に異なるように配置することで、弾性板ユニット20全体のバネ荷重を調整可能にすることができる。
なお、実施の形態5では、第2アーチ部分22aは、その頂部C2が、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、挿入方向D1の手前寄り-Y寄りに配置されて形成されている。しかしながら、これに限られない。第2アーチ部分22aは、その頂部C2が、第1アーチ部分21aの頂部C1に対して、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)に配置されて形成されていてもよい。
その他の実施の形態
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、実施の形態1においては、図6に示すように、抑制部23は、第2弾性板22に形成され、第1弾性板21を係止する。しかしながら、これに限られない。抑制部23は、第1弾性板21に形成され、第2弾性板22を係止するようにしてもよい。この場合、抑制部23は、第1弾性板22の両側の側端面から突出して折り返されて形成されて、第2弾性板22を挟む一対の突部であってもよい。
また、実施の形態1においては、抑制部23は、第2弾性板22の両側の側端面から突出して折り返されて形成されて、第1弾性板21を挟む一対の突部である。しかしながら、抑制部23の形状は、これに限られない。抑制部23は、一対の突部以外の形状のものであってもよい。
また、実施の形態1においては、抑制部23は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されている。しかしながら、これに限られない。抑制部23は、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されていてもよい。
また、実施の形態1においては、連結部24は、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている。しかしながら、これに限られない。連結部24は、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されていてもよい。
なお、連結部24が、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されているのであれば、抑制部23は、弾性板ユニット20の反対側の端部である、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されている方が好ましい。連結部24が、弾性板ユニット20において、挿入方向D1の奥寄り(+Y寄り)の端部に形成されているのであれば、抑制部23は、弾性板ユニット20の反対側の端部である、挿入方向D1の手前寄り(-Y寄り)の端部に形成されている方が好ましい。
また、実施の形態1においては、第2弾性板22の板厚は、第1弾性板21の板厚よりも薄い。しかしながら、これに限られない。第2弾性板22の板厚は、第1弾性板21の板厚よりも厚くてもよい。
実施の形態においては、抑制部23は、弾性板ユニット20に一つ設けられている。しかしながら、これに限られず、抑制部23は、二つ以上設けられていてもよい。同様に、連結部24は、弾性板ユニット20に一つ設けられている。しかしながら、これに限られず、連結部24は、二つ以上設けられていてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1,2,3,4,5:端子、10:本体部、10A,10B:天板、10C:底板、10R,10L:側壁板、11:挿入用開口部、12:掛止用開口部、13:逆挿入防止突部、20:弾性板ユニット、20-1:板材、21:第1弾性板、21a:第1アーチ部分、21b,21c:突出部、21c-R,21c-L:凹み部、22:第2弾性板、22a:第2アーチ部分、22b,22c:掛止部、22d,22e:突出部、22e-R,22e-L:凹み部、23:抑制部、24:連結部、25:隙間、30:圧着部、31:導体かしめ部、32:被覆固定部、100:相手端子、200:電線、201:芯線、202:被覆部、A1:筒軸方向、A2:左右方向、A3,A4:軸、C1,C2:頂部、D1:挿入方向、D2:撓み方向、R1,R2:曲率半径、P:原点位置。

Claims (14)

  1. 相手端子が挿入されると共に、前記相手端子の挿入方向を筒軸の方向とする筒状に形成され、導電性の素材からなる本体部と、
    前記本体部の内部に配置されると共に、前記本体部とは別体に形成され、導電性の素材からなる弾性板ユニットと、
    を備え、
    前記弾性板ユニットは、前記相手端子が接触する第1弾性板と、前記第1弾性板に重ねられている第2弾性板と、を有する、端子。
  2. 前記弾性板ユニットは、
    前記第1弾性板及び前記第2弾性板の一方に形成され、その他方を係止することで、前記第1弾性板と前記第2弾性板とのずれを抑制する抑制部を有する、請求項1に記載の端子。
  3. 前記抑制部は、前記第1弾性板及び前記第2弾性板の一方の両側の側端面から延設され、その他方を挟む一対の突部である、請求項2に記載の端子。
  4. 前記抑制部は、前記弾性板ユニットにおいて、前記挿入方向の奥寄りの端部、又は、前記挿入方向の手前寄りの端部に形成されている、請求項2又は3に記載の端子。
  5. 前記弾性板ユニットは、
    前記第1弾性板と前記第2弾性板とを連結する連結部を有し、
    前記第1弾性板、前記第2弾性板、及び前記連結部は、導電性の板材から折り曲げられて構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の端子。
  6. 前記連結部は、前記弾性板ユニットにおいて、前記挿入方向の手前寄りの端部、又は、前記挿入方向の奥寄りの端部に形成されている、請求項5に記載の端子。
  7. 前記連結部は、前記挿入方向に平行な軸を中心に折り曲げられて構成されている、請求項5又は6に記載の端子。
  8. 前記連結部は、前記挿入方向に直交する軸を中心に折り曲げられて構成されている、請求項5又は6に記載の端子。
  9. 前記連結部の少なくとも一部は、括れて形成されている、請求項5から8のいずれか一項に記載の端子。
  10. 前記第1弾性板の板厚は、前記第2弾性板の板厚と異なる、請求項1から9のいずれか一項に記載の端子。
  11. 前記第1弾性板は、前記本体部への前記相手端子の挿入に伴って生じる撓みに対する弾性が、前記第2弾性板の撓みに対する弾性と異なって形成されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の端子。
  12. 前記弾性板ユニットは、前記相手端子の挿入に伴って撓み可能に設けられ、
    前記第1弾性板は、撓み方向に突出する第1アーチ部分を有し、
    前記第2弾性板は、前記撓み方向に突出すると共に、前記第1アーチ部分との間に隙間が形成されている第2アーチ部分を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の端子。
  13. 前記第2アーチ部分は、その頂部が、前記第1アーチ部分の頂部に対して、前記挿入方向に異なる位置に配置されて形成されている、請求項12に記載の端子。
  14. 前記第2アーチ部分は、その頂部が、前記第1アーチ部分の頂部に対して、前記挿入方向の手前寄りに配置されて形成されている、請求項13に記載の端子。
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