JP6331273B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
このようなコネクタは、端子が弾性係止片を内壁面に近づけるように撓み変形させながら端子収容室に挿入され、弾性係止片が挿入方向と逆方向に向けられた端子の被係止面に対して係止面との係り代を確保するように弾性復元されることによって、端子が端子収容室内に係止されるようになっている。
なお、図中矢印Dは、端子20の挿入方向を示している。
端子20は、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材が金型プレス加工等によって成形された金具である。この端子20は、不図示の接続相手端子との接続部分となる相手端子接続部22と、電線Wの端末部に接続される電線接続部30と、相手端子接続部22と電線接続部30とを連結する中間部33と、を有する。
係止用開口部25は、接続本体部23の角筒形状の4つの面を形成する壁の一つの壁22aに、撓み変形されていない中立状態の弾性係止片70が配置可能に形成された開口部分である。
この係止用開口部25の開口内縁面のうち、端子20の挿入方向(以下、端子挿入方向Dという。)と逆方向に向けられた面が被係止面27として機能されるようになっている。すなわち、弾性係止片70が弾性変形されていない中立状態で係止用開口部25内に配置されると、係止面71が被係止面27に向かい合わされるようになっている。
この弾性突出部40は、端子20を形成する壁の一部を切り起こすことによって形成される。より具体的には、弾性突出部40は、接続本体部23の角筒形状の4つの面を形成する壁のうち、係止用開口部25が形成された壁22aに向かい合う壁22bの一部を斜めに切り起こすことによって形成られる。
導体圧着部31は、電線Wの延在方向における電線接続部30の前端側に設けられ、かつ電線Wの端末部の露出された導体部11に圧着される部分である。
絶縁被覆圧着部32は、電線Wの延在方向における電線接続部30の後端側に設けられ、かつ絶縁被覆部12に圧着される部分である。
コネクタハウジング50は、絶縁樹脂材からなるブロック形状をなし、端子収容室60が二つ並んで設けられている。
端子収容室60は、端子20が挿入される端子挿入口62から、接続相手端子の接続部分が挿入される接続相手挿入口63まで貫通された空間によって形成されている。
この端子収容室60は、端子20の端子挿入方向Dへの移動空間を確保するように弾性係止片70が撓み変形される可撓空間61が形成されている。
このため、端子20が端子挿入口62から挿入され、弾性係止片70に接触されると、弾性係止片70が可撓空間61の内壁面60aに近づくように撓み変形されることによって、端子20が弾性係止片70に摺接されながら移動できるようになっている。
まず、端子20が端子挿入口62から挿入開始される(図5(a)参照)。ここで、端子20は、弾性突出部40を対向内壁面60bに弾性的に接触させながら端子収容室60内に挿入される。
より具体的には、弾性突出部40が弾性変形されていない中立状態から傾斜角度を小さくするように弾性変形された状態で、すなわち端子20が弾性突出部40によるバネ力を得た状態で端子収容室60内に挿入される。
このため、端子20は、係止用開口部25が形成された壁22aを内壁面60aに摺接させるとともに、弾性突出部40を対向内壁面60bに摺接させながら移動される。
なお、このときも弾性突出部40が対向内壁面60bに弾性的に接触され、端子20が弾性突出部40によって内壁面60aに押圧されることによって、端子20が弾性突出部40を介して対向内壁面60bに接触されつつ、内壁面60aとの隙間を空けないように配置される。このため、端子収容室60内での端子20のがたつきがなくなり、被係止面27と係止面71との係り代Pが確実に確保される。
次に、図6を用いて本発明の実施例に係るコネクタ1の変形例について説明する。図6は、変形例のコネクタ2の断面図である。
この変形例のコネクタ2は、端子付き電線100の端子80が弾性突出部40に代わって弾性突出部90を有する点で実施例のコネクタと異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この弾性突出部90は、端子80を形成する壁の一部を膨出することによって形成られる。より具体的には、弾性突出部90は、接続本体部83の角筒形状の4つの面を形成する壁のうち、係止用開口部25が形成された壁82aに向かい合う壁82bの一部を膨出すことによって形成される。
10、100 端子付き電線
11 導体部
12 絶縁被覆部
20、80 端子
22、82 相手端子接続部
22a、22b、82a、82b 壁
23、83 接続本体部
24 弾性接触片
25 係止用開口部
26 係止片ガイド部
27 被係止面
30 電線接続部
31 導体圧着部
32 絶縁被覆圧着部
33 中間部
40、90 弾性突出部
50 コネクタハウジング
60 端子収容室
60a 内壁面
60b 対向内壁面
61 可撓空間
62 端子挿入口
63 相手端子挿入口
70 弾性係止片
71 係止面
W 電線
Claims (2)
- 電線の端末部に端子が設けられた端子付き電線と、前記端子が収容される端子収容室が形成され、該端子収容室への前記端子の挿入方向に先端の係止面を向けて前記端子収容室の内壁面に片持ち状に突設された弾性係止片を含むコネクタハウジングと、を有し、前記端子が前記弾性係止片を前記内壁面に近づけるように撓み変形させながら前記端子収容室に挿入され、前記弾性係止片が前記端子の挿入方向と逆方向に向けられた前記端子の被係止面と前記係止面との係り代を確保するように弾性復元されることによって、前記端子が前記端子収容室内に係止されるコネクタにおいて、
前記端子は、
前記被係止面が開口内縁面の一部として形成され、かつ、前記弾性係止片が撓み変形された状態から撓み変形されていない中立状態に弾性復元された状態で配置可能な係止用開口部と、
前記内壁面に向かい合う前記端子収容室の対向内壁面に弾性的に接触するように前記係止用開口部が形成された壁に対向する壁の一箇所から前記係止用開口部に対向する領域に少なくとも一部がかかるように突出され、かつ、前記弾性係止片の周辺の前記内壁面との間に隙間が空かないように当該端子を前記弾性係止片の周辺の内壁面に押圧させる弾性突出部と、
を有することを特徴とするコネクタ。 - 前記端子は、
板状金属部材が成形されてなり、
前記弾性突出部は、
前記端子を形成する壁の一部を切り起こすことによって形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2013127096A JP6331273B2 (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013127096A JP6331273B2 (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | コネクタ |
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Family Applications (1)
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JP2013127096A Expired - Fee Related JP6331273B2 (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | コネクタ |
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- 2013-06-18 JP JP2013127096A patent/JP6331273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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