JP5567051B2 - メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法 - Google Patents

メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5567051B2
JP5567051B2 JP2012052220A JP2012052220A JP5567051B2 JP 5567051 B2 JP5567051 B2 JP 5567051B2 JP 2012052220 A JP2012052220 A JP 2012052220A JP 2012052220 A JP2012052220 A JP 2012052220A JP 5567051 B2 JP5567051 B2 JP 5567051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
female
male
female terminal
male terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012052220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013187083A (ja
Inventor
幸大 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2012052220A priority Critical patent/JP5567051B2/ja
Publication of JP2013187083A publication Critical patent/JP2013187083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5567051B2 publication Critical patent/JP5567051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

本発明は、主要には、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続されるメス端子に関する。
従来から、ワイヤハーネス等を構成する電線の端部にメス端子を接続し、このメス端子をハウジングに収容した構成のメスコネクタが知られている。このメスコネクタに対して、オス端子を収容したオスコネクタを嵌合させることにより、メス端子とオス端子を電気的に接続させることができる。この種のメスコネクタ及びオスコネクタは、例えば特許文献1に開示されている。
また、メス端子の形状としては、例えば2つの金属製の部材で構成されたものが知られている。この2つの金属製の部材は、オス端子よりも僅かに小さい間隔となるように配置される。そして、オス端子をメス端子に差し込むことにより、これらの金属製の部材が弾性変形して、オス端子を挟み込む。以上により、メス端子とオス端子とが電気的に接続される。
特開平8−213092号公報
しかし、2つの金属製の部材でオス端子を保持する構成では、オス端子を挿入する際にメス端子の金属製の部材を弾性変形させる必要があるので、オス端子を挿入するために大きな力が必要になり、組立作業者の負担が増加してしまうことがあった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続されるメス端子であって、オス端子をスムーズに挿入可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のメス端子が提供される。即ち、このメス端子は、圧着部と、挟み部と、を備える。前記圧着部は、電線の導体と接続される。前記挟み部は、金属製の板材から製造されており、前記圧着部と電気的に接続されており、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続され、前記オス端子との接触箇所よりも前記圧着部側において、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部を有する。前記薄肉部は、前記板材を当該板材の厚み方向に圧縮することで形成される。
これにより、薄肉部の影響により挟み部の弾性力が低下するため、挟み部がオス端子を挟む力を低減させることができる。従って、オス端子をメス端子にスムーズに取り付けることができる。また、メス端子を長くして、オス端子との接触箇所を先端側(圧着部から遠い側)にすることなくオス端子を挟む力を低減できるので、コンパクトなメス端子を実現できる。そして、板材の表面を削ることなく薄肉部を形成できるので、板材にメッキが施されている場合は、当該メッキを除去することなく薄肉部を形成できる。
前記のメス端子においては、前記挟み部は、櫛歯状に配置される複数の細長状の部材により構成されることが好ましい。
これにより、櫛歯状ではなく平板状の挟み部を用いる構成と比較して、挟み部の弾性力を低くできるので、オス端子の取付性を一層向上させることができる。また、平板状の挟み部を用いる場合、平板の歪みや突起等によって、当該挟み部とオス端子との接触面積が小さくなってしまい、接触抵抗が大きくなってしまうことが考えられる。この点、上記の構成は、1つの部材に歪み等があった場合でも他の部材によってオス端子との接触面積を確保することができるので、接触抵抗の増加を防止できる。
前記のメス端子においては、前記挟み部は、前記オス端子を挟んで向かい合うように配置された一対の部材を含んでおり、当該一対の部材は、互いに離れる方向に弾性変形できることが好ましい。
これにより、オス端子の挿入位置がズレていた場合であっても、対をなして配置された部材が当該ズレを吸収するように弾性変形するので、オス端子の取付性を向上させることができる。また、挟み部がオス端子と接続された後において振動等が伝わった場合であっても、挟み部とオス端子との間に隙間ができないので、アーク放電の発生を防止することができる。
本発明の第2の観点によれば、前記のメス端子と、ハウジングと、を備えるメスコネクタが提供される。前記ハウジングは、前記オス端子を備えるオスコネクタのハウジングと嵌合可能であって、前記メス端子を保持する。
これにより、本発明の効果を有するメスコネクタを実現することができる。
本発明の第3の観点によれば、電線の導体と接続される圧着部と、前記圧着部と電気的に接続され、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続される挟み部と、を備えるメス端子の製造方法が提供される。即ち、この製造方法において、前記挟み部は、圧縮工程と、湾曲工程と、を含む工程によって形成される。前記圧縮工程では、前記板材を当該板材の厚み方向に圧縮して、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部を形成する。前記湾曲工程では、前記薄肉部が形成された部材を湾曲させる。
これにより、薄肉部の影響により挟み部の弾性力が低下するため、挟み部がオス端子を挟む力を低減させることができる。従って、オス端子をメス端子にスムーズに取り付けることができる。また、メス端子を長くして、オス端子との接触箇所を先端側(圧着部から遠い側)にすることなくオス端子を挟む力を低減できるので、コンパクトなメス端子を実現できる。
メスコネクタの斜視図。 メスコネクタの側面図。 メスコネクタの分解斜視図。 オスコネクタの斜視図。 オスコネクタの側面図。 オスコネクタの分解斜視図。 メス端子の斜視図。 メス端子の側面図。 メス端子の挟み部の製造工程を示す説明図。 メス端子及びカバー部の他の例を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本実施形態のコネクタは、図1から図3に示すメスコネクタ10と、図4から図6に示すオスコネクタ30と、から構成されている。コネクタは、メスコネクタ10の開口側(図1の左下側)と、オスコネクタ30の開口側(図4の左下側)と、が嵌合するように構成されている。
初めに、メスコネクタ10について説明する。図1から図3までは、メスコネクタ10の斜視図、側面図、及び分解斜視図である。なお、以下では、メスコネクタ10の説明において、オスコネクタ30と嵌合される側(図1及び図3の左下側)を組付側と称し、その反対側(図1及び図3の右上側)を基端側と称する。
メスコネクタ10は、図3等に示すように、外側ハウジング11と、シールドカバー12と、メスリテーナ13と、ハウジング防水シール14と、内側ハウジング15と、カバー部16と、電線防水シール17と、電線カバー18と、連結レバー19と、メス端子20と、を備える。
メス端子20は、電線2と電気的に接続されており、オスコネクタ30が保持するオス端子40(詳細は後述)と電気的に接続される。また、本実施形態のメスコネクタ10は、2本のメス端子20を保持可能に構成されている。それぞれのメス端子20は、図3に示すように、圧着部21と、取付板22と、挟み部23と、を備える。
圧着部21は、電線2の導体部に対して圧着されている。取付板22は、メス端子20の一側(図3の下側)に配置されている。この取付板22には、図略の取付孔が形成されており、当該取付孔を利用してメス端子20が内側ハウジング15に取り付けられる。挟み部23は、櫛歯状に配置された複数のリブ状の部材によって構成されている。挟み部23は、オス端子40を挟み込むようにして当該オス端子40と接続される。
カバー部16は、メス端子20の一部を覆う部材である。具体的には、カバー部16は、取付板22及び挟み部23を覆うように、メス端子20に取り付けられる。これにより、メスコネクタ10の組立てを行う作業者の指等から挟み部23を保護することができる。メス端子20は、このカバー部16を取り付けた状態で、内側ハウジング15に取り付けられる。
内側ハウジング15には、カバー部16付きのメス端子20を挿入するための挿入孔15aが形成されている。本実施形態のメスコネクタ10は2本のメス端子20を保持可能な構成であるため、内側ハウジング15には、2つの挿入孔15aが形成されている。カバー部16付きのメス端子20を挿入孔15aに挿入することで、取付板22の取付孔と、内側ハウジング15に形成された図略の取付突起と、が嵌合するように構成されている。このようにして、メス端子20を内側ハウジング15に取り付けることができる。このとき、メス端子20の一部分(具体的には、カバー部16及び挟み部23等)は、内側ハウジング15の前記組付側に形成された収容部15bに位置する。
電線防水シール17は、シリコン及びゴム(シリコンゴムを含む)等を材料とするリング状の部材である。電線防水シール17は、メス端子20を内側ハウジング15に取り付けた後に、挿入孔15aの基端側に、電線カバー18によって取り付けられる。これにより、電線2を伝う水がメスコネクタ10内に浸入することを防止できる。
ハウジング防水シール14は、シリコン及びゴム(シリコンゴムを含む)等を材料とする枠状の部材である。ハウジング防水シール14は、メスコネクタ10とオスコネクタ30とを嵌合したときに、内側ハウジング15とオスコネクタ30側の内側ハウジング35(詳細は後述)との間に挟み込まれることで、メスコネクタ10とオスコネクタ30との間を防水することができる。
メスリテーナ13は、内側ハウジング15の収容部15bを覆うように、内側ハウジング15に取り付けられる。従って、メスリテーナ13は、メス端子20を覆うように配置される。
シールドカバー12は、金属製の筒状の部材である。シールドカバー12は、メスリテーナ13及び収容部15bを覆うように、かつ外側ハウジング11の内側に配置される。これにより、電線2及びメス端子20から放射されるノイズが外に漏れることを防止できる(遮蔽できる)。
外側ハウジング11は、シールドカバー12を覆うように内側ハウジング15に取り付けられる。また、外側ハウジング11には、オスコネクタガイド部11aと、レバー取付部11bと、が形成されている。
オスコネクタガイド部11aは、オスコネクタ30側の部材(後述の外側ハウジング31のメスコネクタガイド部31a)に挿入可能に構成されている。これにより、メスコネクタ10とオスコネクタ30とを正しい向きで嵌合させることができる。レバー取付部11bには、連結レバー19が取り付けられる。なお、連結レバー19の構成については後述する。
次に、オスコネクタ30について説明する。図4から図6までは、オスコネクタ30の斜視図、側面図、及び分解斜視図である。なお、以下では、オスコネクタ30の説明において、メスコネクタ10と嵌合される側(図4及び図6の左下側)を組付側と称し、その反対側(図4及び図6の右上側)を基端側と称する。
オスコネクタ30は、図6等に示すように、外側ハウジング31と、シールドカバー32と、オスリテーナ33と、内側ハウジング35と、電線防水シール37と、電線カバー38と、オス端子40と、を備える。
オス端子40は、電線4と電気的に接続されており、メス端子20と電気的に接続される。オス端子40は、図6に示すように、圧着部41と、端子部43と、を備える。
圧着部41は、電線4の導体部に対して圧着されている。端子部43は、圧着部41と電気的に接続された金属製の平板である。オス端子40は、端子部43がメス端子20の挟み部23に挟み込まれるようにして、メス端子20と接続される。また、端子部43には、取付孔が形成されており、この取付孔を利用して、オス端子40が内側ハウジング35に取り付けられる。
内側ハウジング35には、オス端子40を挿入するための挿入孔35aと、オス端子40を保持するための保持部35bと、が形成されている。オスコネクタ30の組立てを行う作業者は、オス端子40を挿入孔35aに挿入して、オス端子40の取付穴と、保持部35bに形成された突起と、を嵌合させることで、オス端子40を内側ハウジング35に取り付けることができる。
電線防水シール37は、シリコン及びゴム(シリコンゴムを含む)等を材料とするリング状の部材である。電線防水シール37は、オス端子40を内側ハウジング35に取り付けた後に、挿入孔35aの基端側に、電線カバー38によって取り付けられる。これにより、電線4を伝う水がオスコネクタ30内に浸入することを防止できる。
オスリテーナ33は、内側ハウジング35の保持部35bに被さるように取り付けられる。従って、オスリテーナ33はオス端子40を覆うように配置される。
シールドカバー32は、金属製の筒状の部材である。シールドカバー32は、内側ハウジング35の組付側を覆うように配置される。これにより、電線4及びオス端子40から放射されるノイズが外に漏れることを防止できる(遮蔽できる)。
外側ハウジング31は、シールドカバー32を覆うように内側ハウジング35に取り付けられる。また、外側ハウジング31には、メスコネクタガイド部31aと、レバー取付部31bと、が形成されている。前述のように、メスコネクタガイド部31aは、オスコネクタガイド部11aを挿入可能に構成される。レバー取付部31bは、連結レバー19を着脱できるように構成されている。
連結レバー19には、図3等に示すように、取付部19aと、ガイド溝が形成されたガイド部19bと、が形成されている。連結レバー19は、取付部19aにレバー取付部11bを挿入することで、外側ハウジング11に回転可能に取り付けられる。また、連結レバー19は、ガイド部19bにレバー取付部31bを挿入することで、外側ハウジング31に取り付けられる。この構成により、取付部19aを回転中心として連結レバー19を回転させることで、レバー取付部31bがガイド部19bに沿って移動するため、外側ハウジング31(ひいてはオスコネクタ30)をメスコネクタ10に近づける又は離す方向に移動させることができる。従って、作業者に要求される操作力を低減することができる。従って、オスコネクタ30とメスコネクタ10とを強く嵌合することができるので、ハウジング防水シール14を強力に圧縮して防水効果を発揮させることができる。
次に、メス端子20(特に挟み部23)の詳細な形状及び製造方法について説明する。図7は、メス端子20の斜視図である。図8は、メス端子20の側面図である。図9は、メス端子20の挟み部23の製造工程を示す説明図である。
挟み部23は、オス端子40の端子部43を挟み込むように上下に配置された複数の細長状の部材(以下、リブ部材)から構成されている。上下に配置されるリブ部材は、互いに近づく方向に少し湾曲するように曲げ加工が行われている(図8を参照)。また、図7及び図8に示すように、リブ部材には、それぞれ、接合部23aと薄肉部23bとが形成されている。
接合部23aは、オス端子40の端子部43と接触させる箇所であり、球面を有する形状となっている。薄肉部23bは、図8に示すように、リブ部材の他の箇所よりも厚みが薄くなっている。また、薄肉部23bは、接合部23aよりも圧着部21側(基端側)に形成されている。
上下に配置されるリブ部材の接合部23aの間隔(タブギャップ)は、端子部43の厚みよりも小さくなるように構成されている。そして、挿入される端子部43がリブ部材と接触することで、上下に配置されるリブ部材が互いに離れる方向へ弾性変形する。これにより、オス端子40の端子部43とメス端子20の挟み部23とを接続することができる。
本実施形態は、挟み部23に薄肉部23bが形成されており、これにより、挟み部23が端子部43に及ぼす弾性力が低減させられている。従って、本実施形態では、オス端子40を容易に(弱い力で、スムーズに)メス端子20に接続することができる。
なお、挟み部23が端子部43に及ぼす弾性力を低減させるためには、例えばリブ部材をより長くする(図8の左右方向における長さを長くする)方法が考えられる。しかし、この場合、メス端子20の長さが長くなってしまうので、メスコネクタ10のサイズが増加してしまう。この点、本実施形態ではリブ部材を長くする必要がないので、メス端子20のサイズを増加させることなく弾性力を低減させることができる。
また、本実施形態は、上下に配置されるリブ部材の両方が変形可能な構成である。ここで仮に、端子部43を挟む部材のうち一方が変形可能であって他方が変形できない場合(位置が固定されている場合)、以下の問題が発生する。即ち、例えばオス端子40の接続後において外部から振動等が端子部43に伝わったときに、変形不能な側の部材から当該端子部43が一瞬離れ(隙間が生じ)、この結果、アーク放電が発生してしまうことがある。この点、本実施形態の構成は上下に配置されるリブ部材がともに変形可能であるため、外部から振動等が端子部43に伝わった場合であっても、端子部43の動きに追従して上下のリブ部材が動くことで、隙間の発生(即ちアーク電流の発生)を防止することができる。
更には、本実施形態の挟み部23は、櫛歯状に構成されているため、平板状の挟み部を用いる構成と比較して、挟み部の弾性力を低くできる。従って、オス端子40の取付性を一層向上させることができる。また、平板状の挟み部を用いる場合、平板の歪みや突起等によって、当該挟み部とオス端子40との接触面積が小さくなってしまい、接触抵抗が大きくなってしまうことが考えられる。この点、本実施形態では、1つのリブ部材に歪み等があった場合でも他のリブ部材によってオス端子40との接触面積を確保することができるので、接触抵抗の増加を防止できる。
次に、本実施形態の挟み部23の製造方法について説明する。
本実施形態の挟み部23は、金属製の板材50から製造される。初めに、この板材50に直方体状の溝51が等間隔に形成されるように、当該板材50を打ち抜く(図9(a)を参照)。これにより、板材50に接続された状態の細長状の部材(リブ材料)が並べて形成される。
次に、このリブ材料の任意の領域を板材50の板厚方向に圧縮して、薄肉部23bを形成するとともに、リブ材料の端部近傍に接合部23aを形成する(図9(b)を参照)。図9(b)に示すように、この圧縮に伴い、リブ材料が厚み方向に潰れる結果、幅方向(リブ材料と垂直な方向であって板材の表面に沿う方向)に膨らむことになる。なお、リブ材料の長手方向の両端は板材50に接続されているため、圧縮する処理を行っても、リブ材料は長手方向には殆ど延びることがない。
次に、この膨らんだ部分、及び、接合部23aの近傍の板材50と接続された部分を切り取る(図9(c)を参照)。そして、接合部23aの近傍を湾曲させる処理を行う(図9(d)を参照)。そして、最後に、予め規定されているタブギャップを満たすように、リブ材料の位置等の微調整を行う。以上により、挟み部23の一側(上側又は下側)を製造することができる。
そして、同様の方法によって挟み部23の他側を製造し、接合部23a同士が対向するように接続することで挟み部23を形成することができる。
以上に示したように、本実施形態のメス端子20は、圧着部21と、挟み部23と、を備える。圧着部21は、電線2の導体と接続される。挟み部23は、圧着部21と電気的に接続されており、オス端子40を挟み込むようにして当該オス端子40と接続され、オス端子40との接触箇所よりも圧着部21側において、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部23bを有する。
これにより、薄肉部23bの影響により挟み部23の弾性力が低下するため、挟み部23がオス端子40を挟む力を低減させることができる。従って、オス端子40をメス端子20にスムーズに取り付けることができる。また、リブ部材を長くすることなくオス端子40を挟む力を低減できるので、コンパクトなメス端子20を実現できる。
また、本実施形態のメス端子20の挟み部23は、金属製の板材から製造されている。薄肉部23bは、板材を当該板材の厚み方向に圧縮することで形成される。
これにより、板材の表面を削ることなく薄肉部23bを形成できるので、板材にメッキが施されている場合は、当該メッキを除去することなく薄肉部23bを形成できる。
また、本実施形態のメス端子20の挟み部23は、櫛歯状に配置される複数のリブ部材により構成される。
これにより、平板状の挟み部を用いる場合と比較して、オス端子40の取付性を一層向上させることができるとともに、接触抵抗の増加を防止できる。
また、本実施形態のメス端子20の挟み部23は、オス端子40を挟んで向かい合うように配置された複数対のリブ部材を含んでおり、それぞれの対をなすリブ部材は、互いに離れる方向に弾性変形できる。
これにより、オス端子40の挿入位置がズレていた場合であっても、対で配置された部材が当該ズレを吸収するように弾性変形するので、オス端子40の取付性を向上させることができる。また、挟み部23がオス端子40と接続された後において、振動等が伝わった場合であっても挟み部23とオス端子40との間に隙間ができないので、アーク放電の発生を防止することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、メス端子及びオス端子の数が2本のコネクタを説明したが、端子の数はこれに限らず、回路構成等に応じて適宜変更することができる。
また、メスコネクタ及びオスコネクタを構成する部材の形状は任意であり、適宜の形状に変更することができる。例えば、カバー部16及びメス端子20を図10に示すように変形しても良い。図10においては、取付板22が圧着部21の開放側と同じ側に位置するように、挟み部23と取付板22との位置が逆とされている。また、これに伴い、端子部43の挿入のためにカバー部16に形成された挿入口の位置が若干変更されている。
上記で説明した挟み部23を製造する方法は一例であり、上記の工程を一部削除したり、他の工程を付加したり、全く異なる製造方法を用いたりして挟み部23を製造しても良い。例えば、上記では圧縮した結果膨らんだ部分を除去する処理を行うが、この処理を省略しても良い。
上記では、電線同士を接続する構成に本発明のコネクタを適用する例を説明したが、電線と補機とを接続する構成にも本発明のコネクタを適用することができる。
10 メスコネクタ
20 メス端子
21 圧着部
22 取付板
23 挟み部
23a 接合部
23b 薄肉部
30 オスコネクタ
40 オス端子

Claims (5)

  1. 電線の導体と接続される圧着部と、
    前記圧着部と電気的に接続されており、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続され、前記オス端子との接触箇所よりも前記圧着部側において、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部を有する挟み部と、
    を備え
    前記挟み部は、金属製の板材から製造されており、
    前記薄肉部は、前記板材を当該板材の厚み方向に圧縮することで形成されることを特徴とするメス端子。
  2. 請求項に記載のメス端子であって、
    前記挟み部は、櫛歯状に配置される複数の細長状の部材により構成されることを特徴とするメス端子。
  3. 請求項1又は2に記載のメス端子であって、
    前記挟み部は、前記オス端子を挟んで向かい合うように配置された一対の部材を含んでおり、当該一対の部材は、互いに離れる方向に弾性変形できることを特徴とするメス端子。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のメス端子と、
    前記オス端子を備えるオスコネクタのハウジングと嵌合可能であって、前記メス端子を保持するハウジングと、
    を備えることを特徴とするメスコネクタ。
  5. 電線の導体と接続される圧着部と、前記圧着部と電気的に接続され、オス端子を挟み込むようにして当該オス端子と接続される挟み部と、を備えるメス端子を金属製の板材から製造する方法であって、
    前記挟み部は、
    前記板材を当該板材の厚み方向に圧縮して、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部を形成する圧縮工程と、
    前記薄肉部が形成された部材を湾曲させる湾曲工程と、
    を含む工程によって形成されることを特徴とするメス端子の製造方法。
JP2012052220A 2012-03-08 2012-03-08 メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法 Active JP5567051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052220A JP5567051B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052220A JP5567051B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013187083A JP2013187083A (ja) 2013-09-19
JP5567051B2 true JP5567051B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=49388349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012052220A Active JP5567051B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5567051B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6258660B2 (ja) * 2013-10-25 2018-01-10 古河電気工業株式会社 メス端子及び接続構造
JP6219123B2 (ja) * 2013-10-25 2017-10-25 古河電気工業株式会社 アウター付きメス端子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0878107A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Nippon Tanshi Kk 兼用取付形のプリント基板用コネクタ
JP3250033B2 (ja) * 1997-06-11 2002-01-28 日本航空電子工業株式会社 ケーブル用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013187083A (ja) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI746658B (zh) 用於接觸電導線的彈簧緊接觸件、接線端子和用於製造彈簧夾緊接觸件的方法
KR101653437B1 (ko) 동축 커넥터 및 그 조립방법
JP5285985B2 (ja) 雌型端子金具
JP5787864B2 (ja) 分岐コネクタ
JP5754533B1 (ja) コネクタ端子およびコネクタ
JP4314589B2 (ja) 多極同軸コネクタ
JP2015056209A (ja) 電気コネクタ用端子及び電気コネクタ
JP2005294217A (ja) 圧接型コンタクトおよびそれを用いた電気コネクタ
JP5567051B2 (ja) メス端子、メスコネクタ、及びメス端子の製造方法
TWI547044B (zh) 纜線連接方法
JP2014154500A (ja) コネクタ装置
US11018445B2 (en) Terminal with electrically conductive tubular shaped body portion
US10756478B2 (en) Terminal and method of connecting electric wire to terminal
JP7339018B2 (ja) 圧接端子、端子付き電線、及び、コネクタ
JP2014164897A (ja) 端子付き電線及び端子付き電線の製造方法
CN112018543B (zh) 带端子的电线及线束
TWM460445U (zh) 連接器
JP6331273B2 (ja) コネクタ
JP5900544B2 (ja) コネクタ端子
JP7126936B2 (ja) 金属端子、及び、端子付き電線
JP6013123B2 (ja) コネクタハウジング内における雌端子金具の位置決め構造
JP7068512B2 (ja) 直接差し込みコネクタ用の接点及び直接差し込みコネクタ
JP7351687B2 (ja) コネクタ
JP2009187833A (ja) 電線接続装置
JP2018018688A (ja) 端子及びコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140618

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5567051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350