JP6540058B2 - 送り装置及び工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、送り装置及び送り装置を備える工作機械に関する。
従来から特許文献1の図1に示されるように、移動体と、移動体に螺合されたネジ軸と、ネジ軸を回転させるモータとを有する工作機械の送り装置が有る。移動体上には、工作物や工作物を加工するための工具(以下適宜、物体と略す)が取り付けられる。移動体及び物体を合わせた重心位置は、移動体とネジ軸との螺合位置よりも高い位置にある。これにより、モータがネジ軸を回転させて、移動体がネジ軸の回転に伴って軸線方向に移動すると、移動体及び移動体に取り付けられた物体がこれらの重心位置において留まろうとする。このため、移動体が上記螺合位置において進行方向を前方とした場合の左右方向の軸線を回転中心として回転しようとして、移動体にピッチングが生じる。移動中の移動体にピッチングが生じると、移動体に取り付けられた物体の挙動が安定せず、移動体に取り付けられた工作物や工具が上向きに又は下向き僅かに移動する。すると、移動体に取り付けられた工作物や工具が正規の位置からずれるので、工作機械の加工精度が低下する。
移動体と螺合しているネジ軸が回転すると、移動体との螺合部分で発生する摩擦熱によってネジ軸が昇温して熱膨張する。このネジ軸の熱膨張を抑制するために、ネジ軸の軸心に形成された冷却水通路に冷却水を流通させて、ネジ軸を冷却する構造とすることもできる。しかし、このような構造では、冷却水通路の形成によってネジ軸の径方向の寸法が大型化し、送り装置が大型化する。また、ネジ軸の軸心に冷却水を流通させる機構を設けることから、送り装置の構造が複雑化し、送り装置の製造コストが高くなる。そこで、ネジ軸の軸心に冷却水を流通させる構造の代わりに、ネジ軸の一端を軸線方向に関して固定端とし、ネジ軸の他端を軸線方向に関して自由端とする構造とするのが一般的である。しかしながら、このような構造では、移動体の位置がネジ軸の固定端から遠くなるに従って、ネジ軸の弾性変形による影響が大きくなり、ネジ軸による移動体の送り剛性が低下する。すると、工作機械の加工量が不安定となり、工作機械の加工精度が低下する。
ネジ軸の回転方向に対する慣性モーメントや、移動体及び物体の進行方向の慣性モーメントに対応するために、モータ及びネジ軸を並列にそれぞれ2つ設けた送り装置がある(特許文献1の図1示)。このような送り装置において、移動体及び物体を合わせた重心の水平方向の位置が、並列に設けられた一対のネジ軸の中間位置から一方側のネジ軸側にずれている場合には、それぞれのネジ軸に作用する移動体及び物体によるラジアル荷重が不均衡となる。これにより、水平方向に関して、移動体及び物体を合わせた重心位置に近いほうのネジ軸には、他方のネジ軸と比べて大きなラジアル荷重が作用するので、上記重心位置に近いほうのネジ軸の寿命が低下する。
特開2003−25178号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、移動体に生じるピッチングを抑制できる送り装置、及び、加工精度を向上させることができる工作機械を提供することを目的とする。
本発明の第一の送り装置は、ベースと、前記ベースに対して軸線方向に移動可能な移動体と、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられ、且つ、前記ベースに回転可能に支持される第一ネジ軸と、前記第一ネジ軸と別体であり、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられ、且つ、前記ベースに回転可能に支持される第二ネジ軸と、前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸を回転させる第一駆動源と、前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸を回転させる第二駆動源と、前記移動体に設けられ、前記第一ネジ軸に螺合し、前記第一ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第一ナットと、前記移動体に設けられ、前記第二ネジ軸に螺合し、前記第二ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第二ナットと、を備え、前記移動体は、前記ベースの上面に載置され、且つ、物体が取り付けられ、前記第一ナット及び前記第二ナットは、前記軸線方向に異なる位置に配置され、前記第一ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の一方側に設けられ、前記第二ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の他方側に設けられる。
本発明の第二の送り装置は、ベースと、前記ベースに対して軸線方向に移動可能な移動体と、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられる第一ネジ軸と、前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸の軸線方向一方側を回転可能に支持する第一支持部と、前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸の軸線方向他方側を回転可能に支持する第二支持部と、前記第一ネジ軸と別体であり、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられる第二ネジ軸と、前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸の軸線方向一方側を回転可能に支持する第三支持部と、前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸の軸線方向他方側を回転可能に支持する第四支持部と、前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸を回転させる第一駆動源と、前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸を回転させる第二駆動源と、前記移動体に設けられ、前記第一ネジ軸に螺合し、前記第一ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第一ナットと、前記移動体に設けられ、前記第二ネジ軸に螺合し、前記第二ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第二ナットと、を備え、前記ベースには、前記移動体の軸線方向において、前記第一支持部、前記第二支持部、前記第三支持部及び前記第四支持部の順番で配置され、前記第一ナット及び前記第二ナットは、前記軸線方向に異なる位置に配置される
このような構成によって、第一ネジ軸及び第二ネジ軸を回転させて、移動体を移動させる場合に、第一ネジ軸と第一ナットとの相対回転により移動体に生じるピッチングの大きさと、第二ネジ軸と第二ナットとの相対回転により移動体に生じるピッチングの大きさとは異なる。ここで、ピッチングとは、軸線方向に直交し、且つ、移動体がベースに対して配置される方向に直交する方向の回転である。従って、ナットが軸線方向に一カ所の場合に比べて、軸線方向に異なる位置に配置される第一ナットと第二ナットにより、移動体に生じるピッチングを抑制できる。このため、移動体に取り付けられた工作物や工具等の物体の正規の位置からのずれを抑制することができ、工作機械の加工精度を向上させることができる。
本実施形態の送り装置の上面図である。 図1のA−A断面図であり、本実施形態の送り装置の側断面図である。 図2のB部拡大図である。 比較例の送り装置の上面図である。 図4のC−C断面図であり、比較例の送り装置の側断面図である。
(送り装置及び工作機械の構成)
図1〜図3に基づき、本実施形態の送り装置100及び工作機械1000の構成について説明する。送り装置100は、旋盤、研削盤等の工作機械1000の機械的要素であり、移動体2に取り付けられた物体80を移動させるものである。移動体2は、例えば、工作物が取り付けられベッドに対して直動するテーブル、エンドミルなどの工具を保持する主軸装置が取り付けられコラム又はベッドに対して直動するサドル、サドルが取り付けられベッドに対して直動するコラム、砥石車を保持しベッドに対して直動する砥石台テーブルなどである。以下においては、移動体2は、物体80としての工具を載置するテーブルを例に挙げる。
図1〜図3に示すように、送り装置100は、ベース1、移動体2、ガイド部材3、第一ネジ軸11、第二ネジ軸12、第一モータ21、第二モータ22、第一軸受31〜第四軸受34、制御部50、第一ナット51、第二ナット52を有している。なお、図1〜図3において、紙面左右方向を軸線方向、紙面右側を前方(一方)、紙面左側を後方(他方)とする。また、図1において、紙面上下方向、つまり、軸線方向と直交する方向を幅方向とする。また、図2及び図3において、紙面上下方向を上下方向とする。
図1及び図2に示すように、ベース1は、基部1aと、第一支持部1b〜第四支持部1eとが一体に構成されている。基部1aは、ブロック形状である。第一支持部1b〜第四支持部1eは、基部1aの上面から上方に突出形成されている。第一支持部1b〜第四支持部1eは、軸線方向に関して基部1aの前方側(一方側)から後方側(他方側)に順番に形成されている。第一支持部1bは、基部1aの前方側(一方側)の端部に形成されている。第四支持部1eは、基部1aの後方側(他方側)の端部に形成されている。第二支持部1cと第三支持部1dは、軸線方向に関して基部1aの中央部分に、互いに隣接して設けられている。
図1に示すように、複数(本実施形態では2つ)のガイド部材3が、軸線方向に沿って、幅方向に並列してベース1に取り付けられている。複数のガイド部材3は、移動体2に係合している。ガイド部材3は、例えば、リニアモーション(LM)ガイドである。このような構造によって、移動体2は、ベース1の上面に載置され、ベース1に対して軸線方向に移動可能に、ベース1に取り付けられている。
図1に示すように、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12は、軸線方向に平行に設けられている。第一ネジ軸11と第二ネジ軸12は、別体である。第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12は、後述の構造によって、これらの両端がベース1に回転可能に支持されている。第一ネジ軸11の軸線と第二ネジ軸12の軸線は、同軸に配置されている。本実施形態では、第一ネジ軸11の軸線と第二ネジ軸12の軸線は、ベース1の幅方向の中央部分において、一直線(図1に示す一点鎖線)上に設けられている。第一ネジ軸11は、ベース1の前方側(一方側)に設けられている。第二ネジ軸12は、ベース1の後方側(他方側)に設けられている。なお、ネジ軸11、12は、ボールネジや送りネジである。
図2及び図3に示すように、第一ネジ軸11は、基端側(前端側)から先端側(後端側)に向かって、基端側軸受部11a、第一ネジ部11b、先端側軸受部11cが形成されている。基端側軸受部11a及び先端側軸受部11cは円柱形状である。第一ネジ部11bの外周面には、ネジ溝が形成されている。
第一ネジ軸11の基端(一端、前端)である基端側軸受部11aは、第一支持部1bに固定された第一軸受31によって軸支されている。図3に示すように、第一軸受31は、ボールベアリングであり、内輪31a、内輪31aの外周側に配置された外輪31b、内輪31aと外輪31bの間に配置された複数のボール31cとから構成されている。なお、内輪31aと外輪31bは、軸線方向に対して移動不能となっている。本実施形態では、2つの第一軸受31が軸線方向に並列に設けられている。2つの第一軸受31は、第一支持部1bに軸線方向に貫通形成された第一固定穴1f内に嵌合して取り付けられている。後方側の第一軸受31の外輪31bの後端は、第一固定穴1fの後方側に形成された段差1gに当接している。このため、2つの第一軸受31の第一支持部1bに対する後方への移動が阻止される。前方側の第一軸受31の外輪31bの前端は、第一固定穴1fに全周にわたって形成されたリング溝1hに取り付けられたCリング61に当接している。このため、2つの第一軸受31の第一支持部1bに対する前方への移動が阻止される。このような構造によって、2つの第一軸受31が、第一支持部1bに軸線方向に関し移動不能に固定されている。
基端側軸受部11aは、2つの第一軸受31の内輪31a内に挿通している。第一ネジ部11bの外径は基端側軸受部11aの外径よりも大きくなっていて、第一ネジ部11bと基端側軸受部11aの間には段差11gが形成されている。後方側の第一軸受31の内輪31aの後端は、段差11gと当接し、第一軸受31の第一ネジ軸11に対する後方への移動が阻止されている。基端側軸受部11aの外周面には、リング溝11dが全周にわたって形成されている。リング溝11dには、Cリング11hが取り付けられている。Cリング11hは、前方側の第一軸受31の内輪31aの前端と当接し、第一軸受31の第一ネジ軸11に対する前方への移動が阻止されている。このような構造によって、第一ネジ軸11の基端(一端)である基端側軸受部11aは、第一軸受31によって、第一ネジ軸11の軸線方向に関して移動不能に軸支されている。
第一ネジ軸11の先端(他端、後端)である先端側軸受部11cは、第二支持部1cに固定された第二軸受32によって軸支されている。第二軸受32は、ボールベアリングであり、内輪32a、外輪32b、及び複数のボール32cとから構成されている。外輪32bは内輪32aの外周側に設けられている。複数のボール32cは、内輪32aと外輪32bの間に設けられている。内輪32aの外周面には、複数のボール32cが係合するボール溝32dが1周形成されている。一方で、外輪32bの内周面には、ボール32cが係合するボール溝は形成されていない。このため、内輪32aと外輪32bは、軸線方向に移動可能となっている。なお、外輪32bの内周面にボール32cが係合するボール溝が形成され、内輪32aの内周面にボール溝が形成されていない実施形態であっても差し支え無い。
第二軸受32は、第二支持部1cに軸線方向に貫通形成された第二固定穴1i内に嵌合して取り付けられている。第二軸受32の外輪32bの前端は第二固定穴1iの前方側に形成された段差1jに当接している。このため、第二軸受32の外輪32bの第二支持部1cに対する前方への移動が阻止される。第二軸受32の外輪32bの後端は、第二固定穴1iに形成されたリング溝1kに取り付けられたCリング62に当接している。このため、第二軸受32の外輪32bの第二支持部1cに対する後方への移動が阻止される。
先端側軸受部11cは、第二軸受32の内輪32a内に挿通している。第一ネジ部11bの外径は、先端側軸受部11cの外径よりも大きくなっていて、第一ネジ部11bと先端側軸受部11cの間には、段差11kが形成されている。第二軸受32の内輪32aの前端は、段差11kと当接している。このため、第二軸受32の内輪32aの先端側軸受部11cに対する前方への移動が阻止される。先端側軸受部11cの外周面には、リング溝11eが全周にわたって形成されている。リング溝11eには、Cリング11fが取り付けられている。Cリング11fは、第二軸受32の内輪32aの後端と当接している。このため、第二軸受32の内輪32aの先端側軸受部11cに対する後方への移動が阻止される。上述したように、内輪32aと外輪32bは、移動方向に移動可能となっている。このため、先端側軸受部11cは、軸線方向に関して移動可能となっている。この結果、第一ネジ軸11が熱膨張した場合に、先端側軸受部11cが後方側(先端側)に移動し(図3のm1)、第一ネジ軸11の湾曲等の変形が防止される。また、第一ネジ軸11が熱収縮した場合に、先端側軸受部11cが前方側(基端側)に移動し(図3のm2)、第一ネジ軸11が引っ張られる方向に作用する応力の発生が防止される。
第一モータ21(第一駆動原)は、第一ネジ軸11を回転させるものである。図2や図3に示すように、第一モータ21(第一駆動原)は、ベース1の第一支持部1bの前端面に取り付けられている。第一モータ21の回転軸21aは、第一固定穴1f内に挿通し、カップリング等の第一連結部材41によって、第一ネジ軸11の基端側軸受部11aに連結している。
図2に示すように、第二ネジ軸12は、基端側(後端側)から先端側(前端側)に向かって、基端側軸受部12a、第二ネジ部12b、先端側軸受部12cが形成されている。基端側軸受部12a及び先端側軸受部12cは、円柱形状である。第二ネジ部12bの外周面には、ネジ溝が形成されている。なお、第一ネジ部11bのネジ溝と、第二ネジ部12bのネジ溝は、同一方向に形成されている。
第二ネジ軸12の基端(後端、軸線方向の他方側の端部)である基端側軸受部12aは、第四支持部1eに固定された第三軸受33によって軸線方向に移動不能に軸支されている。なお、基端側軸受部12aが第四支持部1eに固定された第三軸受33に軸支されている構造は、上述したように第一ネジ軸11の基端側軸受部11aが第一支持部1bに固定された第一軸受31によって軸支されている構造と同様の構造である。
第二ネジ軸12の先端(前端、軸線方向の一方側の端部)である先端側軸受部12cは、第三支持部1dに固定された第四軸受34によって軸線方向に関して移動可能に軸支されている。このため、第二ネジ軸12が、熱膨張によって軸線方向に伸びたとしたとしても、第二ネジ軸12の先端が前方に移動し、第二ネジ軸12の湾曲等の変形が防止される。また、第二ネジ軸12が熱収縮した場合に、先端側軸受部12cが後方側(基端側)に移動し、第二ネジ軸12が引っ張られる方向に作用する応力の発生が防止される。なお、先端側軸受部12cが第三支持部1dに固定された第四軸受34に軸支されている構造は、上述したように第一ネジ軸11の先端側軸受部11cが第二支持部1cに固定された第二軸受32によって軸支されている構造と同様の構造である。
第二モータ22(第二駆動原)は、第二ネジ軸12を回転させるものである。図2に示すように、第二モータ22(第二駆動原)は、ベース1の第四支持部1eの後端面に取り付けられている。第二モータ22の回転軸22aは、第四支持部1eに形成された第三固定穴1m内に挿通し、カップリング等の第二連結部材42によって、第二ネジ軸12の基端側軸受部12aに連結している。なお、第一モータ21の回転方向と第二モータ22の回転方向は異なっている。本実施形態では、第一モータ21及び第二モータ22は、サーボモータである。
図2に示すように、第一ネジ軸11の後端部(第一端部)と、第二ネジ軸12の前端部(第二端部)とは対向している。そして、第一ネジ軸11の後端部(第一端部)と第二ネジ軸12の前端部(第二端部)との離間距離a(図2示)は、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12が最大に熱膨張した場合に、第一ネジ軸11の後端部(第一端部)と第二ネジ軸12の前端部(第二端部)とが当接しない寸法に設定されている。
移動体2は、基部2a、第一突出部2b、及び第二突出部2cとから構成されている。基部2aは、ブロック状であり、工具や工作物(工具や工作物を基部2aに取り付けるための取付部を含む)等の物体80が取り付けられている。図2に示す実施形態では、物体80は刃物台81及び刃物台81に取り付けられる工具82である。なお、図2には、工作機械1000を構成するチャック501、及び、チャック501に取り付けられる工作物502を図示する。また、送り装置100が用いられる工作機械1000は旋盤である。
第一突出部2bは、基部2aの前端部分(一端部分)の下部から下方に伸びるように形成されている。第一突出部2bには、第一ナット51が設けられている。第一ナット51は、移動体2における軸線方向の中央より前方側(一方側)に設けられている。第一ナット51には、第一ネジ軸11の第一ネジ部11bが螺合している。第一ネジ軸11の回転に伴って、第一ナット51が軸線方向に移動し、移動体2が軸線方向に移動する。
第二突出部2cは、基部2aの後端部分(他端部分)の下部から下方に伸びるように形成されている。第二突出部2cには、第二ナット52が設けられている。第二ナット52は、移動体2における軸線方向の中央より後方側(他方側)に設けられている。第二ナット52には、第二ネジ軸12の第二ネジ部12bが螺合している。第二ネジ軸12の回転に伴って、第二ナット52が軸線方向に移動し、移動体2が軸線方向に移動する。
図1や図2に示すように、第一ナット51及び第二ナット52は、軸線方向に異なる位置に配置されている。なお、ネジ軸11、12が、ボールネジである場合には、ネジ軸11、12のネジ部11b、12bとナット51、52の間には、複数のボールが設けられ、ナット51、52には当該複数のボールを循環させる循環機構が設けられている。
図2に示すように、第一ナット51は、移動体2及び物体80を合わせた重心位置99(以下適宜、重心位置99と略す)より軸線方向の前方側(一方側)に設けられている。第二ナット52は、重心位置99より軸線方向の後方側(他方側)に設けられている。言い換えると、軸線方向に関して、移動体2及び移動体2に取り付けられている物体80を合わせた重心位置99は、第一ネジ軸11と移動体2の第一ナット51との螺合部分である第一螺合部91と、第二ネジ軸12と移動体2の第二ナット52との螺合部分である第二螺合部92との間に位置している。
制御部50は、第一モータ21及び第二モータ22に駆動電流を供給して、第一モータ21と第二モータ22を異なる方向に回転させる。なお、第一ネジ軸11と第二ネジ軸12の回転方向は、同一である。モータ21、22によって、ネジ軸11、12が回転されると、ネジ軸11、12とナット51、52との相対回転によって、ネジ軸11、12の回転量に応じた移動量だけ移動体2は前方又は後方に移動する。
(本実施形態の効果)
上述した説明から明らかなように、図1や図2に示すように、送り装置100は、ベース1と、ベース1に対して所定の軸線方向に移動可能な移動体2と、軸線方向に平行にベース1に設けられ、且つ、ベース1に回転可能に支持される第一ネジ軸11と、第一ネジ軸11と別体であり、軸線方向に平行にベース1に設けられ、且つ、ベース1に回転可能に支持される第二ネジ軸12と、ベース1に取り付けられ、第一ネジ軸11を回転させる第一モータ21(第一駆動源)と、ベース1に取り付けられ、第二ネジ軸12を回転させる第二モータ22(第二駆動源)と、移動体2に設けられ、第一ネジ軸11に螺合し、第一ネジ軸11の回転に伴って軸線方向に移動する第一ナット51と、移動体2に設けられ、第二ネジ軸12に螺合し、第二ネジ軸12の回転に伴って軸線方向に移動する第二ナット52と、を備え、第一ナット51及び第二ナット52は、軸線方向に異なる位置に配置される。
このような構成によって、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12を回転させて、移動体2を移動させる場合に、第一ネジ軸11と第一ナット51との相対回転により移動体2に生じるピッチングの大きさと、第二ネジ軸12と第二ナット52との相対回転により移動体2に生じるピッチングの大きさとは異なる。ここで、ピッチングとは、軸線方向に直交し、且つ、移動体2がベース1に対して配置される方向に直交する方向の回転である。従って、ナットが軸線方向に一カ所に配置された場合と比べて、軸線方向に異なる位置に配置される第一ナット51と第二ナット52により、移動体2に生じるピッチングを抑制できる。このため、移動体2に取り付けられた工作物や工具等の物体80の正規の位置からのずれを抑制することができ、工作機械1000の加工精度を向上させることができる。
また、第一ナット51は、移動体2における軸線方向の中央より前方側(一方側)に設けられている。そして、第二ナット52は、移動体2における軸線方向の中央より後方側(他方側)設けられている。これにより、第一ネジ軸11と第一ナット51との相対回転により移動体2に生じるピッチングと、第二ネジ軸12と第二ナット52との相対回転により移動体2に生じるピッチングとを、反対方向に作用させることができる。従って、移動体2に生じるピッチングをより確実に抑制できる。
図2に示すように、移動体2は、ベース1の上面に載置され、且つ、物体80が取り付けられている。そして、第一ナット51は、移動体2及び物体80を合わせた重心位置99より軸線方向の前方側(一方側)に設けられている。そして、第二ナット52は、移動体2及び物体80を合わせた重心位置99より軸線方向の後方(他方側)に設けられている。このような構成による効果を以下に記載する。
移動体2がベース1に対して前方側(一方側)から後方側(他方側)に移動する場合には、第一ネジ軸11と第一ナット51との相対回転によって、移動体2は後方側(他方側)に押される。重心位置99は第一ナット51の後方側(他方側)に位置している。このため、第一ネジ軸11によって移動体2が後方側(他方側)に押されると、移動体2及び物体80がこれらの重心位置99に留まろうとするので、移動体2が第一ナット51(第一螺合部91)を中心に時計回りに回転しようとして、移動体2及び物体80が上向きに移動しようとする(図2に示す白抜き矢印)。
また、移動体2がベース1に対して前方側(一方側)から後方側(他方側)に移動する場合には、第二ネジ軸12と第二ナット52との相対回転によって、移動体2は後方側(他方側)に引っ張られる。重心位置99は第二ナット52(第二螺合部92)の前方側(一方側)に位置している。このため、第二ネジ軸12によって移動体2が後方側(他方側)に引っ張られると、移動体2及び物体80がこれらの重心位置99に留まろうとするので、移動体2が第二ナット52(第二螺合部92)を中心に時計回りに回転しようとして、移動体2及び物体80が下向きに移動しようとする(図2に示す黒塗り矢印)。
このように、第一ネジ軸11の回転によって移動体2及び物体80が上向きに移動しようとする一方で、第二ネジ軸12の回転によって移動体2及び物体80が下向きに移動しようとする。このため、第一ネジ軸11の回転によって移動体2及び物体80を上向きに移動させようとするピッチングと、第二ネジ軸12の回転によって移動体2及び物体80を下向きに移動させようとするピッチングとが相殺される。上記とは逆に、移動体2がベース1に対して後方側(他方側)から前方側(一方側)に移動する場合もまた、同様に、第一ネジ軸11の回転によって移動体2及び物体80を下向きに移動させようとするピッチングと、第二ネジ軸12の回転によって移動体2及び物体80を上向きに移動させようとするピッチングとが相殺される。
このように、第一ネジ軸11と第一ナット51との相対回転により移動体2及び物体80に生じるピッチングと、第二ネジ軸12と第二ナット52の相対回転により移動体2及び物体80に生じるピッチングとを、反対方向に作用させることができる。従って、移動体2に生じるピッチングをより確実に抑制できる。この結果、移動中の移動体2に取り付けられた物体80の挙動が安定し、移動体2に取り付けられた工作物や工具等の物体80が正規の位置からずれないので、工作機械1000の加工精度が低下しない。
図1に示すように、第一ネジ軸11の軸線と第二ネジ軸12の軸線は、同軸に配置されている。これにより、図1に示すように、移動体2と物体80を合わせた幅方向の重心位置99が、第一ネジ軸11や第二ネジ軸12の軸線からずれていたとしても、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12に作用する移動体2及び物体80によるラジアル荷重が不均衡とならない。このため、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12のうちいずれか一方の寿命の低下が防止される。なお、ラジアル荷重とは、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12の軸線方向と直交する方向に作用する荷重であり、本実施形態では図2において垂直方向の荷重である。
図2に示すように、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12は、両端をベース1に回転可能に支持されている。これにより、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12の両端部が、軸線方向と直交する径方向に拘束されているので、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12の一端が径方向に解放されている構造と比較して、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12が高速回転した場合に、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12が自励振動(発散振動)によって破壊されることが抑制される。
図2に示すように、第一軸受31は第一ネジ軸11の両端のうち一方(前方)の端部を軸線方向に関して移動不能に軸支し、第二軸受32は第一ネジ軸11の両端のうち他方(後方)の端部を軸線方向に関して移動可能に軸支している。そして、第三軸受33は第二ネジ軸12の両端のうち一方(後方)の端部を軸線方向に関して移動不能に軸支し、第四軸受34は第二ネジ軸12の両端のうち他方(前方)の端部を軸線方向に関して移動可能に軸支している。
このように、ネジ軸11、12の両端のうち一方の端部が軸線方向に移動不能となっている一方で、ネジ軸11、12の両端のうち他方の端部が軸線方向に移動可能となっているので、ネジ軸11、12とナット51、52との摩擦によって、ネジ軸11、12が熱膨張した場合に、ネジ軸11、12の湾曲等の変形が防止される。また、ネジ軸11、12の軸心に冷却水を流通させる機構を設けることなく、ネジ軸11、12が熱膨張した場合に、ネジ軸11、12の湾曲等の変形が防止されるので、冷却水通路の形成によってネジ軸11、12の径方向の寸法が大型化することなく、送り装置100の製造コストが高くならない。また、ネジ軸11、12が熱収縮した場合に、ネジ軸11、12が引っ張られる方向に作用する応力の発生が防止される。
図2に示すように、軸線方向に関し移動不能に軸支する第一軸受31は、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。また、軸線方向に関し移動可能に軸支する第二軸受32は、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。また、軸線方向に関し移動不能に軸支する第三軸受33は、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。また、軸線方向に関し移動可能に軸支する第四軸受34は、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。このような構成によって、移動体2の第一ナット51が第一軸受31に近接している状態では、第一ネジ軸11を軸線方向に関し移動不能に軸支している第一軸受31によって、第一ネジ軸11の送り剛性が確保される。一方で、移動体2の第一ナット51が第一軸受31から遠ざかるに従って、第一ネジ軸11の送り剛性が低下するが、移動体2の第二ナット52が第二ネジ軸12を軸線方向に関し移動不能に軸支している第三軸受33に近づくので、第二ネジ軸12の送り剛性が上昇する。このように、移動体2の軸線方向の位置に関わらず、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12を合わせた送り剛性が低下しないので、工作機械1000の加工量が不安定とならず、工作機械1000の加工精度が低下しない。
上述したように、第一ネジ軸11の第一ネジ部11bのネジ溝と第二ネジ軸12の第二ネジ部12bのネジ溝が同一方向に形成されている。これにより、第一ネジ部11bのネジ溝と第二ネジ部12bのネジ溝を形成するのに、同一の転造ダイスで形成することができる。このため、第一ネジ部11bのネジ溝と第二ネジ部12bのネジ溝の軸線方向のピッチがずれずに形成される。この結果、第一ネジ軸11と第二ネジ軸12を同じ回転量だけ回転させた場合に、第一ネジ軸11による移動体2の送り量と、第二ネジ軸12による移動体2の送り量が同一となり、移動体2を安定して軸線方向に移動させることができる。
図2に示すように、第一ネジ軸11の端部のうち第一モータ21(第一駆動原)と接続されている端部と反対側の端部である先端側軸受部11c(第一端部)と、第二ネジ軸12の端部のうち第二モータ22(第二駆動原)と接続されている端部と反対側の端部である先端側軸受部12c(第二端部)は対向している。そして、先端側軸受部11c(第一端部)と先端側軸受部12c(第二端部)との離間距離aは、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12が最大に熱膨張した場合に、先端側軸受部11c(第一端部)と先端側軸受部12c(第二端部)とが当接しない寸法に設定されている。このため、ネジ軸11、12が回転して、ナット51、52との摩擦熱によって、ネジ軸11、12が熱膨張したとしても、先端側軸受部11c(第一端部)と先端側軸受部12c(第二端部)とが当接しない。このため、先端側軸受部11c(第一端部)と先端側軸受部12c(第二端部)との当接によるネジ軸11、12の湾曲が防止され、工作機械1000の加工精度が低下しない。なお、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12の最大の熱膨張量は、送り装置100の設計時に仕様として想定された送り装置100の最大温度変化量や、送り装置100の温度変化に伴う上記熱膨張量のシミュレーション結果や送り装置100の温度変化に伴う上記熱膨張量の実測値などから適宜設定される。
(比較例の説明)
以下に、図4及び図5を用いて、比較例の送り装置200について説明する。図4や図5に示すように、比較例の送り装置200では、ベース101に2つのネジ軸111、112と、これらを回転させるための2つのモータ121、122が設けられている。そして、ネジ軸111、112が、軸線方向に関して同一箇所において形成されたネジ穴102a、102bに螺合している。図5に示す例では、移動体102及び移動体102に取り付けられた物体180を合わせた重心位置199(以下適宜、重心位置199と略す)が、ネジ軸111、112と移動体102との螺合部191、192よりも後方側に位置している。
このように構成された、送り装置200では、ネジ軸111、112が回転すると、移動体102は以下に示すような挙動をする。移動体102がベース101に対して前方側から後方側に移動する場合には、ネジ軸111、112によって移動体102は後方側に押され、移動体102及び物体180がこれらの重心位置199に留まろうとするので、移動体102がネジ軸111、112との螺合部191、192を中心に時計回りに回転しようとして、移動体102に取り付けられた物体180が上向きに移動しようとする(図に示す白抜き矢印)。一方で、移動体102がベース101に対して後方側から前方側に移動する場合には、ネジ軸111、112によって移動体102は前方側に引っ張られ、移動体102及び物体180がこれらの重心位置199に留まろうとするので、移動体102が螺合部191、192を中心に反時計回りに回転しようとして、移動体102に取り付けられた物体180が下向きに移動しようとする(図に示す黒抜き矢印)。
このように、移動体102が螺合部191、192を回転中心として回転しようとすると、移動中の移動体102に取り付けられた物体180である工作物や工具の挙動が安定しない。すると、移動体102に取り付けられた物体180である工作物や工具が上向きに又は下向き僅かに移動し、移動体102に取り付けられた工作物や工具が正規の位置からずれるので、送り装置200を備えた工作機械の加工精度が低下する。
図4や図5に示すように、比較例の送り装置200では、ネジ軸111、112の一端がベース101に軸線方向に関し移動不能に設けられ軸受131、132によって軸支され、ネジ軸111、112の他端がベース101に軸線方向に移動可能に設けられた軸受133、134によって軸支されている。この送り装置200では、移動体102のネジ穴102a、102bが、ベース101に軸線方向に関し移動不能に設けられた軸受131、132から遠ざかると、ネジ軸111、112の弾性変形による影響が大きくなり、ネジ軸111、112の送り剛性が低下する。
図4に示すように、移動体102及び移動体102に取り付けられた物体180を合わせた幅方向の重心位置199が、並列に設けられた一対のネジ軸111、112の中間位置から一方側のネジ軸112側にずれていると、それぞれのネジ軸111、112に作用するラジアル荷重が不均衡となり、重心位置199から近いほうのネジ軸111には、他方のネジ軸112と比べて大きなラジアル荷重が作用する。このため、重心位置119に近いほうのネジ軸111の寿命が低下する。
(別の実施形態)
以上説明した実施形態では、図1に示すように、第一ネジ軸11と第二ネジ軸12とは一直線上に設けられている。しかし、第一ネジ軸11と第二ネジ軸12とが、一直線上に設けられておらず、幅方向にオフセットしている実施形態であっても差し支え無い。この実施形態であっても、軸線方向に関して、移動体2(移動体)及び移動体2に取り付けられる物体80を合わせた重心位置99が、第一螺合部91と第二螺合部92との間に位置している。このため、上述したように、第一ネジ軸11によって物体80を上向き又は下向きに移動させようとする力と、第二ネジ軸12によって物体80を下向き又は上向きに移動させようとする力とが相殺されて、移動体2に取り付けられた物体80が上下方向に移動しない。このため、工作機械1000の加工精度が低下しない。
以上説明した実施形態の代わりに、以下に示す(1)〜(4)の構成を満たす実施形態であっても差し支え無い。
(1)軸線方向に関し移動不能に軸支する第一軸受31が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
(2)軸線方向に関し移動可能に軸支する第二軸受32が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
(3)軸線方向に関し移動不能に軸支する第三軸受33が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
(4)軸線方向に関し移動可能に軸支する第四軸受34が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
このような実施形態であっても、移動体2の軸線方向の位置に関わらず、第一ネジ軸11及び第二ネジ軸12を合わせた送り剛性が低下すること無く、工作機械1000の加工量が不安定とならず、工作機械1000の加工精度が低下しない。
以上説明した実施形態の代わりに、以下に示す(5)〜(8)の構成を満たす実施形態であっても差し支え無い。
(5)軸線方向に関し移動不能に軸支する第一軸受31が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
(6)軸線方向に関し移動可能に軸支する第二軸受32が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
(7)軸線方向に関し移動不能に軸支する第三軸受33が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
(8)軸線方向に関し移動可能に軸支する第四軸受34が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
以上説明した実施形態の代わりに、以下に示す(9)〜(12)の構成を満たす実施形態であっても差し支え無い。
(9)軸線方向に関し移動不能に軸支する第一軸受31が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
(10)軸線方向に関し移動可能に軸支する第二軸受32が、第一ネジ軸11の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
(11)軸線方向に関し移動不能に軸支する第三軸受33が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の後方側(他方側)の端部を軸支している。
(12)軸線方向に関し移動可能に軸支する第四軸受34が、第二ネジ軸12の両端のうち軸線方向の前方側(一方側)の端部を軸支している。
上記した(5)〜(8)の構成を満たす実施形態、或いは、上記した(9)〜(12)の構成を満たす実施形態であっても、第一ネジ軸11によって物体80を上向き又は下向きに移動させようとする力と、第二ネジ軸12によって物体80を下向き又は上向きに移動させようとする力とが相殺されて、移動体2に取り付けられた物体80が上下方向に移動しない。このため、工作機械1000の加工精度が低下しない。
以上説明した実施形態では、第一ネジ軸11の第一ネジ部11bのネジ溝と第二ネジ軸12の第二ネジ部12bのネジ溝は同一方向に形成されている。しかし、第一ネジ軸11の第一ネジ部11bのネジ溝と第二ネジ軸12の第二ネジ部12bのネジ溝が異なる方向に形成されている実施形態であっても差し支え無い。
以上説明した実施形態では、第一モータ21はベース1の前方側(一方側)に形成された第一支持部1bに設けられ、第二モータ22はベース1の後方側(他方側)に形成された第四支持部1eに設けられている。しかし、第一モータ21がベース1の中央部分に形成された第二支持部1cに設けられ、第二モータ22がベース1の中央部分に形成された第三支持部1dに設けられている実施形態であっても差し支え無い。この実施形態の場合には、第一モータ21と第二モータ22の回転方向は反対方向である。
第一モータ21がベース1の前方側(一方側)に形成された第一支持部1bに設けられ、第二モータ22がベース1の中央部分に形成された第三支持部1dに設けられている実施形態であっても差し支え無い。或いは、第一モータ21がベース1の中央部分に形成された第二支持部1cに設けられ、第二モータ22がベース1の後方側(他方側)に形成された第四支持部1eに設けられている実施形態であっても差し支え無い。これらの実施形態の場合には、第一モータ21と第二モータ22の回転方向は同一方向である。
以上説明した実施形態では、移動体2に物体80が取り付けられている。しかし、移動体2に物体80が取り付けられていない実施形態であっても差し支え無い。この実施形態では、第一ナット51は、移動体2の重心位置より軸線方向の前方側(一方側)に設けられている。そして、第二ナット52は、移動体2の重心位置より軸線方向の後方側(他方側)に設けられている。このような構成によって、第一ネジ軸11と第一ナット51との相対回転により移動体2に生じるピッチングと、第二ネジ軸12と第二ナット52の相対回転により移動体2に生じるピッチングとを、反対方向に作用させることができる。従って、移動体2に生じるピッチングを確実に抑制できる。
以上説明した実施形態では、第一ナット51や第二ナット52は、移動体2に設けられている。しかし、移動体2に、第一ネジ軸11と螺合する第一ナットが形成され、第二ネジ軸12と螺合する第二ナットが形成されている実施形態であっても差し支え無い。
ネジ軸11、12を回転させるモータ21、22の代わりに、エアアクチュエータやエンジン等の駆動原を用いた実施形態であっても差し支え無い。
1…ベース、2…移動体、11…第一ネジ軸、12…第二ネジ軸、21…第一モータ(第一駆動原)、22…第二モータ(第二駆動原)、51…第一ナット、52…第二ナット、80…物体、99…重心位置、100…送り装置、1000…工作機械

Claims (10)

  1. ベースと、
    前記ベースに対して軸線方向に移動可能な移動体と、
    前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられ、且つ、前記ベースに回転可能に支持される第一ネジ軸と、
    前記第一ネジ軸と別体であり、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられ、且つ、前記ベースに回転可能に支持される第二ネジ軸と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸を回転させる第一駆動源と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸を回転させる第二駆動源と、
    前記移動体に設けられ、前記第一ネジ軸に螺合し、前記第一ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第一ナットと、
    前記移動体に設けられ、前記第二ネジ軸に螺合し、前記第二ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第二ナットと、
    を備え、
    前記移動体は、前記ベースの上面に載置され、且つ、物体が取り付けられ、
    前記第一ナット及び前記第二ナットは、前記軸線方向に異なる位置に配置され、
    前記第一ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の一方側に設けられ、
    前記第二ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の他方側に設けられる、送り装置。
  2. ベースと、
    前記ベースに対して軸線方向に移動可能な移動体と、
    前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられる第一ネジ軸と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸の軸線方向一方側を回転可能に支持する第一支持部と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸の軸線方向他方側を回転可能に支持する第二支持部と、
    前記第一ネジ軸と別体であり、前記軸線方向に平行に前記ベースに設けられる第二ネジ軸と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸の軸線方向一方側を回転可能に支持する第三支持部と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸の軸線方向他方側を回転可能に支持する第四支持部と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第一ネジ軸を回転させる第一駆動源と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第二ネジ軸を回転させる第二駆動源と、
    前記移動体に設けられ、前記第一ネジ軸に螺合し、前記第一ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第一ナットと、
    前記移動体に設けられ、前記第二ネジ軸に螺合し、前記第二ネジ軸の回転に伴って前記軸線方向に移動する第二ナットと、
    を備え、
    前記ベースには、前記移動体の軸線方向において、前記第一支持部、前記第二支持部、前記第三支持部及び前記第四支持部の順番で配置され、
    前記第一ナット及び前記第二ナットは、前記軸線方向に異なる位置に配置される、送り装置。
  3. 前記送り装置は、
    前記移動体と一体的に設けられる第一突出部と、
    前記移動体及び第一突出部と一体的に設けられる第二突出部と、
    を備え、
    前記第一ナットは、前記第一突出部に設けられ、
    前記第二ナットは、前記第二突出部に設けられる、請求項2に記載の送り装置。
  4. 前記移動体は、前記ベースの上面に載置され、且つ、物体が取り付けられ、
    前記第一ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の一方側に設けられ、
    前記第二ナットは、前記移動体及び前記物体を合わせた重心位置より前記軸線方向の他方側に設けられる、請求項2又は3に記載の送り装置。
  5. 前記第一ナットは、前記移動体における前記軸線方向の中央より一方側に設けられ、
    前記第二ナットは、前記移動体における前記軸線方向の中央より他方側に設けられる、請求項1−の何れか一項に記載の送り装置。
  6. 前記移動体は、前記ベースの上面に載置され、
    前記第一ナットは、前記移動体の重心位置より前記軸線方向の一方側に設けられ、
    前記第二ナットは、前記移動体の重心位置より前記軸線方向の他方側に設けられる、請求項1−の何れか一項に記載の送り装置。
  7. 前記第一ネジ軸の軸線と前記第二ネジ軸の軸線は、同軸に配置される、請求項1−の何れか一項に記載の送り装置。
  8. 前記第一ネジ軸の前記軸線方向の一方端は、前記ベースに前記軸線方向に移動不能であり且つ回転可能に支持され、
    前記第一ネジ軸の前記軸線方向の他方端は、前記ベースに前記軸線方向に移動可能であり且つ回転可能に支持され、
    前記第二ネジ軸の前記軸線方向の一方端は、前記ベースに前記軸線方向に移動可能であり且つ回転可能に支持され、
    前記第二ネジ軸の前記軸線方向の他方端は、前記ベースに前記軸線方向に移動不能であり且つ回転可能に支持される、請求項1−の何れか一項に記載の送り装置。
  9. 前記第一ネジ軸と前記第二ネジ軸は、同一方向にネジ溝が形成されている、請求項1−の何れか一項に記載の送り装置。
  10. 請求項1−の何れか一項に記載の送り装置を備える工作機械。
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