JP6518441B2 - シート給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを給紙するシート給紙装置に関し、特に積載トレイに載置されたシートを整合するための構成に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置の画像形成部にシートを給紙する給紙装置が知られている。このような給紙装置では、積載トレイ上のシートを送出ローラで送り出し、送り出されたシートを給紙ローラと分離部材からなる分離部で一枚に分離して画像形成装置の画像形成部に給紙し、画像形成部でシートに画像を形成させる。
この種の給紙装置の中でも、扱うシート枚数が大量である装置では、積載トレイを上昇させて、送出ローラの周面に積載トレイ上のシートの最上面を当接させる昇降自在な積載トレイを備えた装置が知られている。この積載トレイを備えた給紙装置では、モータによって積載トレイを上昇させて送出ローラにシートの最上面を接触させ、所定量送出ローラを押し上げた位置(送出位置)でシートを給紙するものがある。そして、この給紙装置には、積載トレイ上に載置されたシートの最上面が所定の送出位置に到達したこと検出するシート上面検出手段が設けられており、シート上面検出手段はシートの上面を検出するとモータを停止させるように制御する。
例えば、シート上面検出手段には、特許文献1に示されるように送出ローラを支持する回動可能なブラケットに検出フラグを設け、給紙装置本体に固定されたフォトセンサとで構成されたものがある。このシート上面検出手段によるシート上面位置の検出では、積載トレイを上昇させ、シートの最上面が自重で垂下している送出ローラに接触させる。これによって、送出ローラが押し上げられ、回動可能に軸支されたブラケットが回動して検出フラグが上方に移動する。そして、検出フラグがフォトセンサを検知することでシートの最上面が送出位置に到達したことを検出される。
一方、給紙装置の収納庫は、シートの大きさが規定サイズに対してばらつきがあるので、規定サイズのシート幅よりも若干大きくなるようにサイド規制板を設けている。このため、積載シートの幅方向の端部を送出位置の周辺で規制し、給紙時のシートの斜行を防止するための可動自在な可動サイド規制板を設けたものがある(例えば、特許文献2)。この可動サイド規制板は、シートの幅方向の一端側に設けられており、シートの幅方向の他端側には固定された固定サイド規制板が設けられている。可動サイド規制板は、その最上面が送出位置にある積載シートの上部の数十枚を規制するように配置されており、バネを介して弾性支持されている。そして、可動サイド規制板は積載シートの上部のシートを付勢してシートの他端を固定サイド規制板に押しつけてシートを整合する構成となっている。
特開平3−211136号公報 特開2001−192124号公報
しかしながら、特許文献1に示されるシート上面検出手段を備えた給紙装置に特許文献2に開示の可動サイド規制板を採用すると、可動サイド規制板でシートを整合しようとしても送出ローラが接触しているため整合されないで給紙され、給紙不良を引き起こす。つまり、シートを給紙する際にはシートの上面を送出位置に移動させるのでシート上面検出手段でシートの上面位置を検出しなければならない。したがって、シートの上面には送出ローラが接触しており、可動サイド規制板で上位のシートを整合しようとしても送出ローラが負荷となり、シートが移動しない、またはシートが挫屈するとの問題が発生する。これによって、シートが斜行するなどして給紙不良となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、可動規制板によって確実に積載トレイ上のシートを整合し、給紙不良を防止することができる給紙装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、シートを積載する積載トレイと、この積載トレイ上のシートに当接して、シートを送り出す送出ローラと、積載トレイ上のシートの幅方向の端部を押圧して規制する可動規制手段と、を備えた給紙装置において、積載されたシートの最上面を送出ローラにてシートを送り出す送出位置に移動させるために積載トレイを移動させる第1の移動手段と、送出位置にあるシートの最上面に当接する当接位置から送出位置にあるシートの最上面から離れた退避位置に送出ローラを移動させる第2の移動手段と、積載トレイを上昇してシートの最上面を送出位置に移動させた後に送出ローラを当接位置から退避位置に移動させるように第1、第2の移動手段を制御する制御手段と、を設けた。
シートの最上面が送出位置に到達した後に送出ローラをシートの最上面から離間させたので、可動規制手段にて積載上部のシートの移動が可能となり、シートを確実に整合できる。これによって、シートのスキューなどによる搬送不良を未然に防止することができる。
本発明に係るシート給紙装置を備えた画像形成システムの全体構成を示す図である。 本発明に係るシート給紙装置を示す断面図である。 本発明に係るシート給紙装置の収納庫を示す斜視図である。 本発明に係るシート給紙装置の収納庫の上面図である。 収納庫内でシートを整合するための可動規制手段を示す図であり、(a)は可動規制手段の要部断面図、(b)は可動制御手段の作用図である。 本発明に係るシート給紙装置の送出ローラを移動させる退避機構とシート上面検出機構を示す模式図である。 本発明に係るシート給紙装置の制御系を示す制御ブロックである。 本発明に係るシート給紙装置の給紙準備動作を示すフローチャート図である。 本発明に係るシート給紙装置の給紙動作を示すフローチャート図である。 給紙準備動作における送出ローラの状態を示す状態図である。
図1は、シート給紙装置を備えた画像形成システムの全体構成を示す図である。同図で示すように、画像形成システムは、シートに画像を印刷する画像形成装置1、原稿を読み取る原稿読取装置2、シートを原稿読取装置2の読取部に搬送する原稿送り装置3、画像形成装置1にシートを供給するシート給紙装置4、画像形成装置1の排紙口に連結されて、画像形成装置1から排出されるシートを集積するシート集積装置5とで構成されている。
画像形成装置1は、100枚程度のシートを収納可能な2つの給紙カセット6a、6bを備えている。そして、2つの給紙カセット6a、6bとシート給紙装置4のいずれか1つからシート取り出し、取り出したシートに原稿読取装置2から転送される画像データを印刷し、排紙ローラ対10によってシート集積装置5に排出する。
画像形成装置1は静電印刷を行うもので、感光ドラム11に静電潜像を形成するビーム投光器12と、静電潜像にトナーインクを付着する現像器13と、転写チャージャ14とを備えている。そして、シートに、感光ドラム11に形成した画像インクを転写チャージャ14で転写し、その下流側には配置される定着ローラ15によってシート上の画像を加熱定着して、シート集積装置5へと搬送する構成となっている。
シート給紙装置4は、給紙カセット6a、6bよりも多い3000枚のシートが収納可能な収納部(収納庫)30を備え、画像形成装置1からの給紙指令に従って1枚毎にシートを画像形成装置1に供給する。
原稿読取装置2は、透明なガラスで形成される第1プラテン16と第2プラテン17とを装置の上部に水平方向に並設している。第1プラテン16は、手置きでセットされる原稿の読み取りに用いられ、使用可能な原稿の最大寸法サイズに形成されている。そして、第2プラテン17は所定速度で移動する原稿の読み取りに用いられる。
画像読取装置2の内部には、第1、第2の読取キャリッジ18、19と、集光レンズ20及び光電変換素子21(CCD)を有する光電変換手段が備えられている。第1、第2の読取キャリッジ18、19は、図示しないがキャリッジモータによって駆動されて、第1プラテン16の下方を副走査方向に往復移動する。第1の読取キャリッジ18には、光を原稿に向けて照射するランプと、原稿から反射された光を反射するミラーが設けられ、第2の読取キャリッジ19には、第1の読取キャリッジ18のミラーからの光を集光レンズ20及び光電変換素子21に案内する2つのミラーが設けられている。そして、第1、第2の読取キャリッジ18、19は移動して、第1プラテン16にセットされている原稿に光を照射し、原稿からの反射光を光電変換素子21で光電変換して原稿を読み取る。そして、光電変換素子21で読み取った原稿の画像データは、画像形成装置1のビーム投光器12に画像信号で送信される。
原稿送り装置3は、給紙トレイ22にセットされた原稿をシート搬送機構24によって第2プラテン17を通過させて、排紙トレイ23に排紙する。なお、原稿送り装置3で第2プラテン17上を通過する原稿を読み取る場合、第1、第2の読み取りキャリッジ18、19は第2プラテン17の下方で静止させ、移動する原稿を読み取る。
図2はシート給紙装置4を示す断面図である。また、図3のシート給紙装置4に設けられた収納庫30を示す斜視図であり、図4は収納庫30の上面図である。さらに、図5は収納庫30内でシートを整合するための可動規制手段を示す要部断面図及び作用図である。
図2、図3に示すようにシート給紙装置4は、シートをセットするために引き出される収納庫30と、シートを収納庫30内のシートを給紙する給紙機構31を備えている。収納庫30には大量のシートが集積され、上下方向に昇降する積載トレイ32と、シートの幅方向に位置を規制する規制板33、34と、シートの後端位置を規制する後端規制板35と、積載トレイ32を昇降させる昇降機構(第1の移動手段)と、を備えている。また、シート給紙装置4には、後述するが積載されたシートの最上面の位置を検知するシート上面検出手段としてのシート上面検出機構38と、が設けられている。
収納庫30の規制板33、34は、図3、図4に示すように収納庫の引き出し方向の前方側と後方側の両側、すなわちシートの送り出し方向に対して直交するシート幅方向の両側に対向するよう一対の規制板33、34が設けられている。一対の規制板はシートの一端側を規制する第1規制板33と他端側を規制する第2規制板34からなり、この第1規制板33は収納庫30の枠体36の側部36aの上面にネジなどの固定部材で取り付けられ、第2規制板33は壁部36aに対向した側部36bの上面に固定部材で取り付けられている。なお、図示しないがそれぞれの側部30a、30bの上面にはシートのサイズに応じた取り付け孔(ネジ孔)が形成されており、第1、第2規制板33、34を収納庫30に収容されるシートのサイズに応じたネジ孔に取り付けることで、第1、第2規制板33、34をシートサイズに対応した位置に位置付けることができる。
図5は、収納庫30内でシートを整合するための可動規制手段を要部断面図と作用図である。第1規制板33のシートの送り出し方向下流側の上部には切欠き部46が形成されており、この切欠き部46には図5(a)に示すように板バネ50と押圧部材51からなる可動規制手段としての可動規制機構49が設けられている。この可動規制機構49の板バネ50は、第1規制板33の規制面33bと異なる背面にカシメで取り付けられている。そして、押圧部材51には、圧入ピン51a、51bが形成されており、この圧入ピン51a、51bが板バネ50の先端側に設けられた嵌合孔50a、50bに圧入されている。これによって、押圧部材51が板バネ50に取り付けられている。また、押圧部材51は第1規制板33の規制面33bよりも突き出て設けられており、第2規制板34側に突き出た部分には押圧面51cが形成されている。
図5(b)に示すように押圧面51cが積載されたシートの端部によって押されると板バネ50が撓み、板バネ50に弾性力が発生する。そして、板バネ50の弾性力によって押圧部材51の押圧面51cがシートの端部を他の規制板34の規制面34aに押し付けるように作用する。これによって、シートの幅方向の端部が第2規制板34の規制面に沿って整合される。
本実施の形態では、押圧部材51を送り出されるシートの端部による摩耗や削れ、疵などが生じ難いアルミ材で形成している。なお、実施の形態では押圧部材をアルミ材としたが、摩耗し難い材質であればよい。
後端規制部材は枠体36の底部に形成されたスライド溝に移動可能に設けられており、シートサイズに応じて移動して積載トレイ32上に積載されたシートの後端部を規制する。
積載トイレ32は、収納庫30内に収容されるシートが積載する板状のプレートである。枠体36の両側部36a、36bにはそれぞれ垂直方向に長い開口が形成されており、積載トレイ32のシート幅方向の両側部には枠体36の両側部36a、36bの開口から側方に突き出すように設けられた支持部4a、4bが設けられている。この支持部4a、4bが枠体36の側部36a、36bの外側面に設けられた昇降機構により支持され、昇降機構の駆動によって積載されたシートが略水平状態で昇降する。
昇降機構は、図2、図3及び図4に示すように、積載トレイ32の両側部に設けられた4つの支持部4a,4b、4c、4dに固着された4本のワイヤ55と、4本のワイヤ55がそれぞれ架けられる複数のプーリ52と、同一のシャフトに取り付けられ、4本のワイヤ55を巻き取る4つの巻取プーリ53と、4つの巻取プーリ53を駆動するための複数の駆動ギヤ54と、駆動ギヤ54を介して巻取プーリ53を駆動する昇降モータM3とで構成される。そして、昇降モータM3を正転駆動することによって4つの巻取プーリ53が回転し、それぞれワイヤ55を巻き上げる。これによって、積載トレイ32の4つの支持部4a、4bが同時に引き上げられ、積載トレイ32が略水平状態を維持したままで上昇する。一方、昇降モータM3を逆転駆動すると巻取プーリ53が反対方向に回転駆動され、積載トレイは自重によって水平状態で降下する。
給紙機構31は、積載されたシートの最上面に接触してシートを送り出す送出ローラ40と、送り出されたシートを1枚に分離して給紙する分離手段と、分離手段にて1枚に分離されたシートを画像形成装置1に搬送する搬送ローラ対43と、を備えている。分離手段は、給紙ローラ41と、給紙ローラ41に圧接して1枚以降のシートの給紙を阻止する分離ローラ42で構成されている。
図6は送出ローラ40を移動させる退避機構と後述するシート上面検出機構を示す模式図である。図6に示すように送出ローラ40は、上下方向に揺動可能となったプラケット44に支持されている。そして、送出ローラ40は積載トレイ32に積載された最上面に自重で押圧されており、退避機構(第2の移動手段)によって送出ローラ40がシートの上面から退避できるようになっている。退避機構は、ソレノイドSOLと、一端がソレノイドSOLに連結され、他端が回転軸62に固定された第1リンク部材60と、一端が回転軸62に固定され、他端が送出ローラ40を支持するブラケット44に連結された第2リンク部材61と、を備える。退避機構は、ソレノイドSOLを通電することでソレノイドSOLのプランジャが引かれる。プランジャが引かれると第1リンク部材が図中反時計回り方向に回動する。これによって、回転軸が回転し、回転軸に取り付けられた第2リンク部材61が第2リンク部材と同一の方向に回動する。この第2リンク部材の回動によってブラケット44が引き上げられて給紙ローラ41のシャフトを支点に回動し、送出ローラ40がシートの最上面に当接した当接位置からシートの最上面から離間した退避位置に移動する。
給紙ローラ41は、複数のギヤやタイミングベルトによって、給紙モータM1に駆動連結されており、給紙モータM1の駆動で回転してシートを給紙する。なお、送出ローラ40のブラケット44は給紙ローラ41のシャフトに回動自在に支持されており、給紙ローラ41のシャフトは複数のギヤを介して送出ローラ40のシャフトに駆動連結され、給紙モータM1の駆動が給紙ローラ41のシャフトを介して送出ローラ40に駆動伝達される構成となっている。
分離ローラ42は、その回転軸にトルクリミッタ(図示せず)が設けられている。これにより、この給紙ローラ41と分離ローラ42との圧接部でシートが2枚以上重なってニップされたときに停止して2枚目以降のシートの給紙を阻止するようになっている。つまり、複数のシートが重なって給紙ローラ41と分離ローラ42とのニップ部に突入すると、給紙ローラ41の駆動力は最上位のシートに伝達され、2枚目以降のシートとの間で滑りが生じて、1枚目のシートと2枚目以降のシートが分離される。勿論、分離ローラ41に替えて分離パッドを用いてもよい。
搬送ローラ対43は、搬送モータM2に駆動連結された駆動ローラと、この駆動ローラに従動回転する従動ローラで構成されている。そして、搬送モータM2の駆動によって、搬送ローラ対43の駆動ローラの回転によってシートをシート給紙装置4から画像形成装置1に供給する。
シート上面検出機構38は、図6に示すように積載トレイ32上の積載されたシートの最上面が送出位置にまで上昇したことを検出する。シート上面検出機構38は、シート給紙装置1の上部に固定されたフォトセンサSEと、送出ローラ40のブラケット44に設けられた検出フラグSFを備える。フォトセンサSEは発光素子と受光素子からなり、検出フラグSFがフォトセンサSEの発光素子と受光素子の光路を遮ることで、シートの最上面が送出位置にあることを検出する。
具体的には、積載トレイ32が上昇すると積載トレイ32上に集積されたシートの最上面が自重で垂下された送出ローラ40の周面に当接して、送出ローラ40を押し上げる。送出ローラ40が押し上げられるとブラケット44も上方に移動する。そして、ブラケット44に設けられた検出フラグSFがフォトセンサSEの光路を遮蔽するとフォトセンサSEの出力が「L」(OFF)から「H」(ON)に変化する。これによって、シートの最上面が送出位置に到達したことを検出する。また、シートの最上面がシートの送り出しによって低くなると、送出ローラ40がシートの最上面に追従して下がる。これによって、ブラケット44も下方に移動する。そして、ブラケット44に設けられた検出フラグSFがフォトセンサSEの光路を全て解放するとフォトセンサSEの出力が「H」(ON)から「L」(OFF)に変化する。これによって、シートの最上面が送り出し可能な位置の下限に到達したことを検出する。
上述したような構成によって、収納庫30にシートを積載するときには、収納庫30にシートを載置した後に積載トレイ32を上昇させ、シートの最上面が送出位置に到達したことをシート上面検出機構38が検出すると積載トレイ32の上昇を停止するように制御する。また、シートを給紙するときには、シートが送り出される毎にシートの最上面が徐々に低くなり、それに伴って送出ローラ40の位置も低くなる。そして、所定枚数のシートが送り出されると送出ローラ40の位置、すなわちシートの最上面の位置がシートを送り出し可能な下限の位置に到達したことをシート上面検出機構38が検出すると積載トレイ32を上昇させる。その後、シートの最上面が送出位置に到達したことをシート上面検出機構38が検出すると積載トレイ32の上昇を停止するように制御する。
図7は制御系を示す制御ブロック図である。シート給紙装置4には、上述したフォトセンサSEの他に、積載トレイ32上に原稿が載置されたことを検出するエンプティセンサS1と、給紙ローラ41と搬送ローラ対43の間の搬送路に配置され、給紙されるシートを検出するシート検出センサS2と、収納庫30が所定の位置でロックされたことを検出する収納庫セットセンサSAが設けられている。各センサSE、S1、S2、SAは、図7の制御ブロック図に示すように、CPU、ROM、RAMを有する制御部(制御手段)100に接続されており、制御部は画像形成装置1からの各種の情報や各センサからの検出信号に基づき各モータM1、M2、M3及びソレノイドの駆動制御を行う。
図8は、シートセット時の給紙準備動作を示すフローチャート図であり、図9は、シート給紙装置の給紙動作を示すフローチャート図である。また、図10は給紙準備動作における送出ローラの状態を示す状態図である。図8に基づき給紙準備動作について説明する。この給紙準備動作では収納庫30を引き出し、シートをセットして収納庫30を所定の位置に押し込み、給紙動作が開始できる状態にする。
先ず、収納庫30が所定の位置に押し込まれ、収納庫がロックされたことが収納庫セットセンサSAで検出されるとフォトセンサSEがOFFか否かを確認する(ST01−ST02)。フォトセンサOFFであれば、シートの最上面が送出位置にないと判断して、昇降モータM3を正転駆動する(ST03)。これによって、図10(a)に示すように積載トレイ32が上昇して積載トレイ32上のシートの最上面が上昇してシートが送出ローラ40を押し上げる。そして、図10(b)に示すようにフォトセンサSEがON、すなわちシートの最上面が送出位置に到達したことが検出されると昇降モータM3を停止する(ST04−ST05)。
シートの最上面が送出位置に到達するとソレノドSOLをON(通電)する(ST06)。これによって、図10(c)に示すようにブラケット44が引き上げられてブラケット44に支持された送出ローラ40がシートの最上面に当接する当接位置からシートの最上面から離間した退避位置に移動する。
つまり、ここではフォトセンサSEがONすると送出ローラ40がシートの最上面から離間させる。そして、送出ローラ40がシートの最上面から離間すると送出ローラ40で押圧されたシートが押圧状態から解放されて自由状態となり、可動規制機構49の板バネ50の弾性作用によって押圧部材51の押圧面51cがシートの端部を対向する規制板34側に押す。押圧部材51の押圧面51cで押されたシートは、その反対側の端部が規制板34の規制面34aに押し付けられ、シートの幅方向が整合される(図5(b)参照)。
送出ローラ40がシートの最上面から離間した後に一定時間t1が経過したならばソレノイドSOLをOFF(非通電)する(ST07−ST08)。これによって、送出ローラ40が自重によってシートの最上面に当接する。そして、この状態で待機し、画像形成装置1から給紙指令を受けると給紙動作を実行する。
次に、図9に基づき給紙動作を説明すると、給紙動作は画像形成装置1から給紙指令を受けるとその動作を開始する。なお、給紙指令は画像形成装置1からシート1枚毎に発信され、1枚毎に給紙動作が実行される。
給紙動作では、先ずフォトセンサSEでシートの最上面が送出位置あるか否かを検出する(ST10)。フォトセンサSEの検出結果にてシートの最上面が送出位置になければ、昇降モータM3を正転駆動させ、フォトセンサSEがONするまで上昇させる(ST11−ST12)。そして、フォトセンサSEがONすると昇降モータM3を停止する(ST13)。これによって、シートの最上面が送出位置に位置付けられる。
そして、シートの最上面が送出位置に到達したならばソレノドSOLをONして作動させ、ブラケット44が引き上げる(ST14)。これによって、送出ローラ40がシートの最上面から離間し、送出ローラ40で押圧されたシートが解放される。そして、解放されたシートは押圧部材51の押圧面51cによって対向する規制板34側に押され、規制板34の規制面34aに当接して整合される(図5(b)参照)。
送出ローラ40がシートの最上面から離間した後に一定時間t2が経過したならばソレノイドSOLをOFF(非通電)する(ST15−ST16)。これによって、送出ローラ40が自重によってシートの最上面に当接する。
なお、これまでのステップ10からステップ16(ST10−ST16)の動作は、上述した給紙準備動作におけるステップ01からステップ08(ST01−ST08)の動作と同一である。
そして、ソレノイドSOLをOFFし、送出ローラ40をシートの最上面に当接させた後に給紙モータM1と搬送モータM2を駆動する(ST17)。これによって、送出ローラ40、給紙ローラ41、搬送ローラ43が回転し、積載トレイ32上の最上位のシートが送り出しローラ40にて送り出される。
シートを送出ローラ40が送り出した後、シート検出センサS2がON、すなわちシート検出センサS2がシートの先端を検出してから所定時間t3が経過したならば給紙モータM1を停止し、送出ローラ40、給紙ローラ41を停止させる(ST18−ST20)。このとき、シートの先端側は搬送ローラ対43にニップされており、シートは搬送ローラ対43によって給紙ローラ41と分離ローラ42のニップ部から引き抜かれつつ搬送される。なお、所定時間t2はシートの先端がシート検出センサS2に検出された時点からシートの先端側が搬送ローラ対43にニップされるまでに要する時間である。
その後、シート検出センサS2がOFF、すなわちシートの後端がシート検出センサS2で検出された後、一定時間t4が経過した時点で搬送モータM2を停止し、給紙動作を終了する(ST21−ST23)。なお、一定時間t3が経過した時点でシートは、既に画像形成装置1の受入ローラ対26にニップされており、支障なく画像形成装置1内に搬送される。
上述の実施の形態によれば、シートの最上面が送出位置に到達した後に送出ローラ40をシートの最上面から離間し、その後にシートの送り出しを開始するようにしたので、押圧部材51の押圧面51cにて積載上部のシートの移動が可能となり、シートを確実に整合できる。これによって、シートのスキューなどによる搬送不良を未然に防止することができる。
また、シートを上昇させる毎に送出ローラ40をシートの最上面から離間させ、シートを整合するようにしたので、大量なシートを連続して給紙する場合であっても常に最上位のシートが整合される。
1 画像形成装置
4 シート給紙装置
30 収納庫
31 給紙機構
32 積載トレイ
33 第1規制板
34 第2規制板
35 後端規制板
38 シート上面検出機構
40 送出ローラ
41 給紙ローラ
42 分離ローラ
44 ブラケット
49 可動規制機構
50 板バネ
51 押圧部材
M1 給紙モータ
M3 昇降モータ
SOL ソレノイド
SE フォトセンサ
SF 検出フラグ

Claims (5)

  1. シートを積載する積載トレイと、この積載トレイ上のシートに当接して、シートを送り出す送出ローラと、前記積載トレイ上のシートの幅方向の端部を押圧して規制する可動規制手段と、を備えた給紙装置において、
    積載されたシートの最上面を前記送出ローラにてシートを送り出す送出位置に移動させるために前記積載トレイを移動させる第1の移動手段と、
    前記送出位置にあるシートの最上面に当接する当接位置から前記送出位置にあるシートの最上面から離れた退避位置に前記送出ローラを移動させる第2の移動手段と、
    前記積載トレイを上昇してシートの最上面を前記送出位置に移動させた後に前記送出ローラを当接位置から退避位置に移動させるように前記第1、第2の移動手段を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とするシート給紙装置。
  2. 前記可動規制手段は、積載されたシートの最上面が送出位置にある状態で積載されたシートの上部における端部に当接する規制部材と、この規制部材をシートの端部に向けて付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  3. 前記送出ローラを移動自在に支持する支持手段に設けられた検出フラグと、前記検出フラグを検出するフォトセンサを有し、積載されたシートの最上面が前記送出位置に到達したことを検出するシート上面検出手段を備え、前記制御手段は、前記シート上面検出手段の検出結果に基づき前記第2の移動手段を作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート給紙装置。
  4. 前記制御手段は、前記積載トレイ上のシートを連続して前記送出ローラが送り出す給紙動作中に前記シート上面検出手段がシートの最上面を検出したことに基づき前記第2の移動手段を作動させることを特徴とする請求項3に記載のシート給紙装置。
  5. 前記可動規制手段は、シートの送り出し方向と直交するシート幅方向の一端部側に配置され、シート幅方向の他端側に固定して配置され、シートの他端部を規制する固定規制手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシート給紙装置。
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