JP2594745B2 - ホッパ装置の制御方法 - Google Patents
ホッパ装置の制御方法Info
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- JP2594745B2 JP2594745B2 JP18375493A JP18375493A JP2594745B2 JP 2594745 B2 JP2594745 B2 JP 2594745B2 JP 18375493 A JP18375493 A JP 18375493A JP 18375493 A JP18375493 A JP 18375493A JP 2594745 B2 JP2594745 B2 JP 2594745B2
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- paper
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置などに用
紙を給送するために用いられるホッパ装置の制御方法に
関する。
紙を給送するために用いられるホッパ装置の制御方法に
関する。
【0002】近年におけるプリンタ装置の高速化及び高
信頼性化にともない、ホッパ装置に対する高性能化の要
求も高まっている。ホッパ装置の高性能化のために、用
紙搬送の高速化、用紙収納の大容量化が図られている
が、そのような高性能を維持するためにも、高信頼性化
を図ってジャム率やダブルフィード率を低減することが
望まれている。
信頼性化にともない、ホッパ装置に対する高性能化の要
求も高まっている。ホッパ装置の高性能化のために、用
紙搬送の高速化、用紙収納の大容量化が図られている
が、そのような高性能を維持するためにも、高信頼性化
を図ってジャム率やダブルフィード率を低減することが
望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来において、ホッパ装置の用紙搬送の
高信頼性化を図るために、用紙レベル調整信号が入力さ
れる毎に、用紙レベル調整制御が行われ、用紙の高さ
(用紙レベル)の安定化(高精度化)が図られている。
次に従来の用紙レベル調整制御について説明する。
高信頼性化を図るために、用紙レベル調整信号が入力さ
れる毎に、用紙レベル調整制御が行われ、用紙の高さ
(用紙レベル)の安定化(高精度化)が図られている。
次に従来の用紙レベル調整制御について説明する。
【0004】図1はホッパ装置2の要部である用紙搬送
部13の構造を示す図である。ピックローラ26は、搬
送ローラ23の回転軸を中心に回動可能に取り付けられ
たアーム27の先端に取り付けられており、アーム27
の回動によって高さ方向(上下方向)に移動可能となっ
ている。
部13の構造を示す図である。ピックローラ26は、搬
送ローラ23の回転軸を中心に回動可能に取り付けられ
たアーム27の先端に取り付けられており、アーム27
の回動によって高さ方向(上下方向)に移動可能となっ
ている。
【0005】アーム27は、常時において、引張りバネ
32によって上方へ引き上げられたレバー29の当接部
29aによって上方へ押し上げられおり、ピックローラ
26は鎖線で示す26aの高さ位置(上端位置)に在る
が、ソレノイド30がオンすることにより、引きロッド
31を介してレバー29が引張りバネ32に抗して引き
下げられ、これにともなって、アーム27は自重により
下方へ回動し、ピックローラ26は実線で示すように用
紙Pの上面に当接した高さ位置となる。
32によって上方へ引き上げられたレバー29の当接部
29aによって上方へ押し上げられおり、ピックローラ
26は鎖線で示す26aの高さ位置(上端位置)に在る
が、ソレノイド30がオンすることにより、引きロッド
31を介してレバー29が引張りバネ32に抗して引き
下げられ、これにともなって、アーム27は自重により
下方へ回動し、ピックローラ26は実線で示すように用
紙Pの上面に当接した高さ位置となる。
【0006】このとき、アーム27の回動によって、回
動軸とは反対側にアーム27と一体に設けられている遮
光ドグ28が移動する。用紙Pの高さ位置が正常な場
合、つまり所定の高さまで用紙Pが在る場合には、レベ
ル検出センサSE2は遮光ドグ28によって遮光される
ことなく、透光状態を維持し、オン状態である。
動軸とは反対側にアーム27と一体に設けられている遮
光ドグ28が移動する。用紙Pの高さ位置が正常な場
合、つまり所定の高さまで用紙Pが在る場合には、レベ
ル検出センサSE2は遮光ドグ28によって遮光される
ことなく、透光状態を維持し、オン状態である。
【0007】用紙Pが無い場合、又は用紙Pが少なく高
さ位置が低い場合には、ピックローラ26は鎖線で示す
26bの高さ位置(下端位置)まで下降する。このとき
にはレベル検出センサSE2はオフである。
さ位置が低い場合には、ピックローラ26は鎖線で示す
26bの高さ位置(下端位置)まで下降する。このとき
にはレベル検出センサSE2はオフである。
【0008】このように、用紙Pの高さ位置に応じて遮
光ドグ28がレベル検出センサSE2を遮光するが、遮
光ドグ28がレベル検出センサSE2を遮光しない状態
の用紙Pの最大高さ位置、及びその最大高さ位置から少
し上の位置までを、「用紙レベル」ということがある。
光ドグ28がレベル検出センサSE2を遮光するが、遮
光ドグ28がレベル検出センサSE2を遮光しない状態
の用紙Pの最大高さ位置、及びその最大高さ位置から少
し上の位置までを、「用紙レベル」ということがある。
【0009】用紙レベル調整制御は、ソレノイド30が
オフのときに、すなわちピックローラ26が上端位置に
在りしたがってレベル検出センサSE2がオンのとき
に、用紙レベル調整信号が入力されることによって実行
される。
オフのときに、すなわちピックローラ26が上端位置に
在りしたがってレベル検出センサSE2がオンのとき
に、用紙レベル調整信号が入力されることによって実行
される。
【0010】用紙レベル調整信号は、ホッパ装置2の電
源が投入されたとき、ホッパ装置2のカバー12(図3
参照)が閉じられたとき、図示しないプリンタ装置のカ
バーが閉じられたとき、又はプリンタ装置のリセットス
イッチが押されたときに、それぞれ発生し、制御部14
に入力される。但し、それぞれ他の3種類の条件が整っ
ていることが必要である。
源が投入されたとき、ホッパ装置2のカバー12(図3
参照)が閉じられたとき、図示しないプリンタ装置のカ
バーが閉じられたとき、又はプリンタ装置のリセットス
イッチが押されたときに、それぞれ発生し、制御部14
に入力される。但し、それぞれ他の3種類の条件が整っ
ていることが必要である。
【0011】制御部14に用紙レベル調整信号が入力さ
れると、ソレノイド30がオンしピックローラ26が自
重によって下降するが、用紙Pが用紙レベルに在る場
合、無い場合、又は用紙Pがブリッジ状態となっている
場合など、そのときの用紙Pの状態によって制御内容が
異なる。
れると、ソレノイド30がオンしピックローラ26が自
重によって下降するが、用紙Pが用紙レベルに在る場
合、無い場合、又は用紙Pがブリッジ状態となっている
場合など、そのときの用紙Pの状態によって制御内容が
異なる。
【0012】まず、用紙Pが在る場合について、図6を
参照して説明する。用紙レベル調整信号が入力される
と、一定の時間T1の経過後にソレノイド30がオン
し、これによってピックローラ26が下降して用紙Pの
高さ位置が検出される。ソレノイド30のオンから一定
の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在るか否かが判
断される。レベル検出センサSE2がオンの状態を維持
しているので、用紙レベルに在りと判断される。そのよ
うに判断されたときには、ソレノイド30のオンから一
定の時間T3の後に、テーブル22が下降し、用紙レベ
ルに無しとなったときから一定の時間T4の後に再度上
昇し、再度用紙レベルに在りとなったタイミングでテー
ブル22を停止し、レディ状態としてレディ信号をプリ
ンタ装置へ出力する。このような制御を行うことによっ
て、用紙レベルの精度が向上する。
参照して説明する。用紙レベル調整信号が入力される
と、一定の時間T1の経過後にソレノイド30がオン
し、これによってピックローラ26が下降して用紙Pの
高さ位置が検出される。ソレノイド30のオンから一定
の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在るか否かが判
断される。レベル検出センサSE2がオンの状態を維持
しているので、用紙レベルに在りと判断される。そのよ
うに判断されたときには、ソレノイド30のオンから一
定の時間T3の後に、テーブル22が下降し、用紙レベ
ルに無しとなったときから一定の時間T4の後に再度上
昇し、再度用紙レベルに在りとなったタイミングでテー
ブル22を停止し、レディ状態としてレディ信号をプリ
ンタ装置へ出力する。このような制御を行うことによっ
て、用紙レベルの精度が向上する。
【0013】次に、用紙Pが無い場合について、図8を
参照して説明する。用紙レベル調整信号が入力される
と、一定の時間T1の経過後にソレノイド30がオン
し、ピックローラ26が下降する。ソレノイド30のオ
ンから一定の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在る
か否かが判断される。レベル検出センサSE2がオフと
なっているので、用紙レベルに無しと判断される。その
ように判断されたときには、ソレノイド30のオンから
一定の時間T3の後に、用紙レベルに在りとなるまでテ
ーブル22が上昇する。その後、テーブル22が下降
し、用紙レベルに無しとなったときから一定の時間T4
の後に再度上昇し、再度用紙レベルに在りとなったタイ
ミングでテーブル22を停止し、レディ状態とする。こ
こで、テーブル22を上昇させた後、一旦下降させてい
るのは、テーブル22及び用紙Pの慣性による停止精度
のバラツキを防止するためである。
参照して説明する。用紙レベル調整信号が入力される
と、一定の時間T1の経過後にソレノイド30がオン
し、ピックローラ26が下降する。ソレノイド30のオ
ンから一定の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在る
か否かが判断される。レベル検出センサSE2がオフと
なっているので、用紙レベルに無しと判断される。その
ように判断されたときには、ソレノイド30のオンから
一定の時間T3の後に、用紙レベルに在りとなるまでテ
ーブル22が上昇する。その後、テーブル22が下降
し、用紙レベルに無しとなったときから一定の時間T4
の後に再度上昇し、再度用紙レベルに在りとなったタイ
ミングでテーブル22を停止し、レディ状態とする。こ
こで、テーブル22を上昇させた後、一旦下降させてい
るのは、テーブル22及び用紙Pの慣性による停止精度
のバラツキを防止するためである。
【0014】さて、上述した2つの場合は、いずれも用
紙Pが正常な状態である場合であるが、次に、用紙Pが
ブリッジ状態となっている場合について、図9及び図2
を参照して説明する。
紙Pが正常な状態である場合であるが、次に、用紙Pが
ブリッジ状態となっている場合について、図9及び図2
を参照して説明する。
【0015】図2に示すように、複数枚の用紙PBがピ
ックローラ26によって給送された場合には、1番上の
用紙を除いてリバースローラ33によって戻されるが、
給送途中の用紙又は戻された用紙がリバースローラ33
と搬送ベルト25との間に挟まれたり、又は搬送ベルト
25とフレーム21の上端とによって支持されてしま
い、その上にピックローラ26が乗ってしまう状態とな
ったとき、これをブリッジ状態と言う。ブリッジ状態に
なると、テーブル22の下降によってテーブル22上の
用紙Pが下降しても、ブリッジ状態の用紙PBはそのま
ま残るため、ピックローラ26が下降せず、したがって
用紙レベルに在りの状態が維持される。つまり、テーブ
ル22の上には用紙Pが無いのにレベル検出センサSE
2がオンの状態を維持し、用紙レベルに在りとなってし
まう。
ックローラ26によって給送された場合には、1番上の
用紙を除いてリバースローラ33によって戻されるが、
給送途中の用紙又は戻された用紙がリバースローラ33
と搬送ベルト25との間に挟まれたり、又は搬送ベルト
25とフレーム21の上端とによって支持されてしま
い、その上にピックローラ26が乗ってしまう状態とな
ったとき、これをブリッジ状態と言う。ブリッジ状態に
なると、テーブル22の下降によってテーブル22上の
用紙Pが下降しても、ブリッジ状態の用紙PBはそのま
ま残るため、ピックローラ26が下降せず、したがって
用紙レベルに在りの状態が維持される。つまり、テーブ
ル22の上には用紙Pが無いのにレベル検出センサSE
2がオンの状態を維持し、用紙レベルに在りとなってし
まう。
【0016】図9において、ソレノイド30のオンから
一定の時間T3の後にテーブル22が下降を開始する
が、用紙レベルに在りの状態が維持されるので、その一
定の時間T5の後に異常と判断してテーブル22を停止
し、サービスマンコール(SVC)のためのアラームを
発する。
一定の時間T3の後にテーブル22が下降を開始する
が、用紙レベルに在りの状態が維持されるので、その一
定の時間T5の後に異常と判断してテーブル22を停止
し、サービスマンコール(SVC)のためのアラームを
発する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、用紙
Pがブリッジ状態となった場合には、テーブル22の下
降駆動にも係わらずレベル検出センサSE2がオフとな
らないので、テーブル22の駆動障害を想定してSVC
アラームを出すこととなる。SVCアラームが出ると、
ホッパ装置2の使用者では復帰させることができないた
め、サービスマンが来るまでホッパ装置2を使用できな
いこととなってしまう。
Pがブリッジ状態となった場合には、テーブル22の下
降駆動にも係わらずレベル検出センサSE2がオフとな
らないので、テーブル22の駆動障害を想定してSVC
アラームを出すこととなる。SVCアラームが出ると、
ホッパ装置2の使用者では復帰させることができないた
め、サービスマンが来るまでホッパ装置2を使用できな
いこととなってしまう。
【0018】従来においては、ブリッジ状態に起因する
SVCアラームがしばしば発生し、ホッパ装置2の信頼
性及び稼働率を低下させる一因となっていた。本発明
は、上述の問題に鑑み、ブリッジ状態に起因してSVC
アラームを発生させないようにし、ホッパ装置の信頼性
を向上させることのできる制御方法を提供することを目
的とする。
SVCアラームがしばしば発生し、ホッパ装置2の信頼
性及び稼働率を低下させる一因となっていた。本発明
は、上述の問題に鑑み、ブリッジ状態に起因してSVC
アラームを発生させないようにし、ホッパ装置の信頼性
を向上させることのできる制御方法を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図1〜図8に示すよ
うに、用紙を載置して昇降移動可能なテーブル22と、
上下方向に移動可能に設けられ回転によって用紙の上面
を駆動して用紙を送り出すピックローラ26と、前記ピ
ックローラ26の下流側に設けられ用紙の上面を駆動し
て用紙を送り出す搬送手段25と、前記搬送手段25の
下方に設けられ用紙の下面を戻り方向に駆動するリバー
スローラ33と、前記ピックローラ26の高さ位置に応
じて用紙のレベルを検出するためのレベル検出センサS
E2とが、開閉可能なカバー12を有するケーシング1
1内に設けられ、制御部14によって制御が行われるホ
ッパ装置2において、前記制御部14に用紙レベル調整
信号が入力されたときに、前記ピックローラ26を下降
させて前記レベル検出センサSE2により用紙のレベル
を検出するとともに、前記レベル検出センサSE2が用
紙有りを検出したときに、前記用紙レベル調整信号が前
記カバーが閉じられたことを示す信号であった場合と、
それ以外の信号であった場合とで、当該ホッパ装置2を
レディ状態とするための制御内容を異ならせる制御方法
である。
法は、上述の課題を解決するため、図1〜図8に示すよ
うに、用紙を載置して昇降移動可能なテーブル22と、
上下方向に移動可能に設けられ回転によって用紙の上面
を駆動して用紙を送り出すピックローラ26と、前記ピ
ックローラ26の下流側に設けられ用紙の上面を駆動し
て用紙を送り出す搬送手段25と、前記搬送手段25の
下方に設けられ用紙の下面を戻り方向に駆動するリバー
スローラ33と、前記ピックローラ26の高さ位置に応
じて用紙のレベルを検出するためのレベル検出センサS
E2とが、開閉可能なカバー12を有するケーシング1
1内に設けられ、制御部14によって制御が行われるホ
ッパ装置2において、前記制御部14に用紙レベル調整
信号が入力されたときに、前記ピックローラ26を下降
させて前記レベル検出センサSE2により用紙のレベル
を検出するとともに、前記レベル検出センサSE2が用
紙有りを検出したときに、前記用紙レベル調整信号が前
記カバーが閉じられたことを示す信号であった場合と、
それ以外の信号であった場合とで、当該ホッパ装置2を
レディ状態とするための制御内容を異ならせる制御方法
である。
【0020】請求項2の発明に係る方法は、前記制御部
14に前記カバーが閉じられたことを示す信号が入力さ
れたときに、前記ピックローラ26を下降させ、前記レ
ベル検出センサSE2が用紙有りを検出したときに前記
テーブル22を下降させ、一定時間が経過してもなお用
紙有りを検出したときに、用紙の状態に関連する表示を
行う制御方法である。
14に前記カバーが閉じられたことを示す信号が入力さ
れたときに、前記ピックローラ26を下降させ、前記レ
ベル検出センサSE2が用紙有りを検出したときに前記
テーブル22を下降させ、一定時間が経過してもなお用
紙有りを検出したときに、用紙の状態に関連する表示を
行う制御方法である。
【0021】請求項3の発明に係る方法は、前記制御部
14に前記カバーが閉じられたことを示す信号が入力さ
れ、前記レベル検出センサSE2が、搬送途中の用紙が
ブリッジ状態となっていることを検出したときは、用紙
の状態に関連する表示を行う制御方法である。
14に前記カバーが閉じられたことを示す信号が入力さ
れ、前記レベル検出センサSE2が、搬送途中の用紙が
ブリッジ状態となっていることを検出したときは、用紙
の状態に関連する表示を行う制御方法である。
【0022】請求項4の発明に係る方法は、前記制御部
14に、前記カバーが閉じられたことを示す信号以外の
用紙レベル調整信号が入力されたときに、前記ピックロ
ーラ26を下降させるとともに、前記レベル検出センサ
SE2が用紙有りを検出したときには、前記ピックロー
ラ26を上昇させて当該ホッパ装置2をレディ状態とす
る制御方法である。
14に、前記カバーが閉じられたことを示す信号以外の
用紙レベル調整信号が入力されたときに、前記ピックロ
ーラ26を下降させるとともに、前記レベル検出センサ
SE2が用紙有りを検出したときには、前記ピックロー
ラ26を上昇させて当該ホッパ装置2をレディ状態とす
る制御方法である。
【0023】請求項5の発明に係る方法は、前記レベル
検出センサSE2が用紙無しを検出したときには、前記
テーブル22を上昇させ、用紙有りを検出したときに前
記テーブル22を一旦下降させて用紙無しを検出した後
に再度上昇させ、用紙有りを検出したときに前記テーブ
ル22を停止させて当該ホッパ装置2をレディ状態とす
る制御方法である。
検出センサSE2が用紙無しを検出したときには、前記
テーブル22を上昇させ、用紙有りを検出したときに前
記テーブル22を一旦下降させて用紙無しを検出した後
に再度上昇させ、用紙有りを検出したときに前記テーブ
ル22を停止させて当該ホッパ装置2をレディ状態とす
る制御方法である。
【0024】
【作用】用紙レベル調整信号の入力によって、用紙レベ
ル調整制御が実行される。用紙レベル調整制御の内容
は、用紙レベル調整信号の種類に応じて異なる。
ル調整制御が実行される。用紙レベル調整制御の内容
は、用紙レベル調整信号の種類に応じて異なる。
【0025】用紙レベル調整信号が、カバーが閉じられ
たことを示す信号であった場合には、ピックローラ26
を下降させ、レベル検出センサSE2が用紙有りを検出
したときにテーブル22を下降させ、一定時間が経過し
てもなお用紙有りを検出したときに、用紙の状態に関連
する表示を行う。
たことを示す信号であった場合には、ピックローラ26
を下降させ、レベル検出センサSE2が用紙有りを検出
したときにテーブル22を下降させ、一定時間が経過し
てもなお用紙有りを検出したときに、用紙の状態に関連
する表示を行う。
【0026】用紙レベル調整信号が、カバーが閉じられ
たことを示す信号以外の信号であった場合には、ピック
ローラ26を下降させ、レベル検出センサSE2が用紙
有りを検出したときに、ピックローラ26を上昇させて
当該ホッパ装置2をレディ状態とする。
たことを示す信号以外の信号であった場合には、ピック
ローラ26を下降させ、レベル検出センサSE2が用紙
有りを検出したときに、ピックローラ26を上昇させて
当該ホッパ装置2をレディ状態とする。
【0027】
【実施例】図3は本発明に係るホッパ装置2の側面図で
ある。ホッパ装置2は、開閉可能なカバー12を有する
ケーシング11内に、用紙搬送部13が収容されて構成
されている。カバー12は、平面視が矩形状の2枚のカ
バー部材が互いに回動可能に連結されたものであり、一
つの端辺(図の左側の端辺)がケーシング11の上端縁
に対して回動可能に取り付けられている。したがって、
カバー12の他方の端辺を矢印M1方向へ押すことによ
り、図に鎖線で示すようにカバー12は折り畳まれなが
らケーシング11の上辺に沿って移動し、ケーシング1
1の上部を開口することとなる。カバー12を開けるこ
とによって、用紙搬送部13への用紙Pの追加、取り出
し、又は修正、及び用紙搬送部13のメンテナンスなど
を行うことができる。なお、カバー12の開閉状態は、
ケーシング11に設けられたカバーセンサーSE1によ
って検出される。
ある。ホッパ装置2は、開閉可能なカバー12を有する
ケーシング11内に、用紙搬送部13が収容されて構成
されている。カバー12は、平面視が矩形状の2枚のカ
バー部材が互いに回動可能に連結されたものであり、一
つの端辺(図の左側の端辺)がケーシング11の上端縁
に対して回動可能に取り付けられている。したがって、
カバー12の他方の端辺を矢印M1方向へ押すことによ
り、図に鎖線で示すようにカバー12は折り畳まれなが
らケーシング11の上辺に沿って移動し、ケーシング1
1の上部を開口することとなる。カバー12を開けるこ
とによって、用紙搬送部13への用紙Pの追加、取り出
し、又は修正、及び用紙搬送部13のメンテナンスなど
を行うことができる。なお、カバー12の開閉状態は、
ケーシング11に設けられたカバーセンサーSE1によ
って検出される。
【0028】また、図示は省略したが、ケーシング11
内には、CPU及びその周辺素子、その他の種々の回路
素子などからなる制御部14が設けられており、用紙搬
送部13の制御を行う。またケーシング11には表示部
が設けられており、制御部14の制御によってメッセー
ジなどの表示が行われる。
内には、CPU及びその周辺素子、その他の種々の回路
素子などからなる制御部14が設けられており、用紙搬
送部13の制御を行う。またケーシング11には表示部
が設けられており、制御部14の制御によってメッセー
ジなどの表示が行われる。
【0029】図1及び図2は本発明に係るホッパ装置2
の要部である用紙搬送部13の構造を示す正面図であ
る。ホッパ装置2の機械的構造自体は従来より公知であ
るので、以下においては、従来の技術の項で説明したと
同様の内容については説明を省略し又は簡略化する。
の要部である用紙搬送部13の構造を示す正面図であ
る。ホッパ装置2の機械的構造自体は従来より公知であ
るので、以下においては、従来の技術の項で説明したと
同様の内容については説明を省略し又は簡略化する。
【0030】図1において、搬送ローラ23,24には
搬送ベルト25が掛けわたされており、搬送ベルト25
の走行によって、ピックローラ26の回転によって送り
出された用紙Pがさらに前方へ搬送される。そのとき、
ピックローラ26から複数枚の用紙Pが搬送されてきた
ときには、リバースローラ33が給送方向とは逆方向に
回転しているため、1番上の用紙を除いて逆の方向に戻
される。ピックローラ26、搬送ベルト25、リバース
ローラ33などによる給送動作は、ホッパ装置2がレデ
ィ状態であるときにプリンタ装置から給送要求信号が制
御部14に入力されることによって開始される。
搬送ベルト25が掛けわたされており、搬送ベルト25
の走行によって、ピックローラ26の回転によって送り
出された用紙Pがさらに前方へ搬送される。そのとき、
ピックローラ26から複数枚の用紙Pが搬送されてきた
ときには、リバースローラ33が給送方向とは逆方向に
回転しているため、1番上の用紙を除いて逆の方向に戻
される。ピックローラ26、搬送ベルト25、リバース
ローラ33などによる給送動作は、ホッパ装置2がレデ
ィ状態であるときにプリンタ装置から給送要求信号が制
御部14に入力されることによって開始される。
【0031】ホッパ装置2は、図示しないプリンタ装置
に対して用紙Pを給送するように配置されており、ま
た、そのプリンタ装置と電気的に接続されており、プリ
ンタ装置と制御部14との間で種々の信号の授受が行わ
れる。
に対して用紙Pを給送するように配置されており、ま
た、そのプリンタ装置と電気的に接続されており、プリ
ンタ装置と制御部14との間で種々の信号の授受が行わ
れる。
【0032】次に、ホッパ装置2の制御方法について説
明する。図4はホッパ装置2の制御方法の概略の流れを
示すフローチャートである。用紙レベル調整制御は、用
紙レベル調整信号の入力によって開始されるが(#
1)、その信号がカバー12を閉じたことにより発生し
たものであるか否かによって制御内容が異なる(#
2)。
明する。図4はホッパ装置2の制御方法の概略の流れを
示すフローチャートである。用紙レベル調整制御は、用
紙レベル調整信号の入力によって開始されるが(#
1)、その信号がカバー12を閉じたことにより発生し
たものであるか否かによって制御内容が異なる(#
2)。
【0033】カバー12を閉じたことによる信号以外の
信号、つまり、ホッパ装置2の電源が投入されたこと、
プリンタ装置のカバーが閉じられたこと、又はプリンタ
装置のリセットスイッチが押されたことによる信号であ
る場合には(#2でノー)、ステップ#3以降が実行さ
れる。
信号、つまり、ホッパ装置2の電源が投入されたこと、
プリンタ装置のカバーが閉じられたこと、又はプリンタ
装置のリセットスイッチが押されたことによる信号であ
る場合には(#2でノー)、ステップ#3以降が実行さ
れる。
【0034】すなわち、ソレノイド30がオンすること
によってピックローラ26が下降し(#3)、レベル検
出センサSE2によって用紙レベルに在りか否かが判断
され(#4)、用紙レベルに在る場合には(#4でイエ
ス)、用紙レベル調整制御Aを実行し(#5)、レディ
状態としてレディ信号をプリンタ装置に出力する(#
6)。用紙レベルに無い場合には(#4でノー)、用紙
レベル調整制御Cを実行する(#7)。用紙レベル調整
制御A,Cの内容はそれぞれ図5又は図8に示されてい
る。
によってピックローラ26が下降し(#3)、レベル検
出センサSE2によって用紙レベルに在りか否かが判断
され(#4)、用紙レベルに在る場合には(#4でイエ
ス)、用紙レベル調整制御Aを実行し(#5)、レディ
状態としてレディ信号をプリンタ装置に出力する(#
6)。用紙レベルに無い場合には(#4でノー)、用紙
レベル調整制御Cを実行する(#7)。用紙レベル調整
制御A,Cの内容はそれぞれ図5又は図8に示されてい
る。
【0035】カバー12を閉じたことによる信号である
場合には(#2でイエス)、ステップ#8以降が実行さ
れる。すなわち、ソレノイド30がオンすることによっ
てピックローラ26が下降し(#8)、レベル検出セン
サSE2によって用紙レベルに在りか否かが判断される
(#9)。用紙レベルに在る場合には(#9でイエ
ス)、用紙レベル調整制御Bを実行し(#10)、正常
であった場合には(#11でイエス)、レディ状態とす
る(#6)。
場合には(#2でイエス)、ステップ#8以降が実行さ
れる。すなわち、ソレノイド30がオンすることによっ
てピックローラ26が下降し(#8)、レベル検出セン
サSE2によって用紙レベルに在りか否かが判断される
(#9)。用紙レベルに在る場合には(#9でイエ
ス)、用紙レベル調整制御Bを実行し(#10)、正常
であった場合には(#11でイエス)、レディ状態とす
る(#6)。
【0036】正常でなかった場合には(#11でノ
ー)、ブリッジ状態が生じている可能性があるので、
「ホッパ内の用紙をセットし直して下さい」などのメッ
セージをホッパ装置2の表示部に表示する(#12)。
ー)、ブリッジ状態が生じている可能性があるので、
「ホッパ内の用紙をセットし直して下さい」などのメッ
セージをホッパ装置2の表示部に表示する(#12)。
【0037】この表示を見た使用者は、カバー12を開
けて用紙Pの状態を点検し、ブリッジ状態となっていれ
ばそれを解消させ、カバー12を閉める。そうすると、
そこで用紙レベル調整信号が発生するので、再度用紙レ
ベル調整制御が実行され、今度はステップ#11で正常
となり、レディ状態となる。
けて用紙Pの状態を点検し、ブリッジ状態となっていれ
ばそれを解消させ、カバー12を閉める。そうすると、
そこで用紙レベル調整信号が発生するので、再度用紙レ
ベル調整制御が実行され、今度はステップ#11で正常
となり、レディ状態となる。
【0038】なお、用紙レベル調整制御Bの内容は図6
及び図7に示されている。図6はステップ#11で正常
な場合であり、図7はステップ#11で正常でない場合
である。
及び図7に示されている。図6はステップ#11で正常
な場合であり、図7はステップ#11で正常でない場合
である。
【0039】図5はホッパ装置2の用紙レベル調整制御
Aに対応するタイミングチャートである。なお、図5に
示すタイミングチャートは、フローチャートのステップ
#5の内容を説明するためのものであり、フローチャー
トの他のステップと重複した部分がある。したがって、
ステップ#5の内容としてそのまま置き換えられるもの
ではない。図6〜図8においても同様である。
Aに対応するタイミングチャートである。なお、図5に
示すタイミングチャートは、フローチャートのステップ
#5の内容を説明するためのものであり、フローチャー
トの他のステップと重複した部分がある。したがって、
ステップ#5の内容としてそのまま置き換えられるもの
ではない。図6〜図8においても同様である。
【0040】図5において、用紙レベル調整信号が入力
されると、一定の時間T1の経過後にソレノイド30が
オンし、これによってピックローラ26が下降して用紙
Pの高さ位置が検出される。ソレノイド30のオンから
一定の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在るか否か
が判断される。レベル検出センサSE2がオンの状態を
維持しているので、用紙レベルに在りと判断される。こ
れによって、ソレノイド30のオンから一定の時間T3
の後に、ソレノイド30をオフし、レディ状態としてレ
ディ信号をプリンタ装置へ出力する。
されると、一定の時間T1の経過後にソレノイド30が
オンし、これによってピックローラ26が下降して用紙
Pの高さ位置が検出される。ソレノイド30のオンから
一定の時間T2後に、用紙レベルに用紙Pが在るか否か
が判断される。レベル検出センサSE2がオンの状態を
維持しているので、用紙レベルに在りと判断される。こ
れによって、ソレノイド30のオンから一定の時間T3
の後に、ソレノイド30をオフし、レディ状態としてレ
ディ信号をプリンタ装置へ出力する。
【0041】図6及び図7はホッパ装置2の用紙レベル
調整制御Bに対応するタイミングチャートである。図6
において、用紙レベル調整信号が入力されると、一定の
時間T1の経過後にソレノイド30がオンし、これによ
ってピックローラ26が下降して用紙Pの高さ位置が検
出される。ソレノイド30のオンから一定の時間T2後
に、用紙レベルに用紙Pが在るか否かが判断される。レ
ベル検出センサSE2がオンの状態を維持しているの
で、用紙レベルに在りと判断される。これによって、ソ
レノイド30のオンから一定の時間T3の後に、テーブ
ル22が下降し、用紙レベルに無しとなったときから一
定の時間T4の後に再度上昇し、再度用紙レベルに在り
となったタイミングでテーブル22を停止し、レディ状
態とする。
調整制御Bに対応するタイミングチャートである。図6
において、用紙レベル調整信号が入力されると、一定の
時間T1の経過後にソレノイド30がオンし、これによ
ってピックローラ26が下降して用紙Pの高さ位置が検
出される。ソレノイド30のオンから一定の時間T2後
に、用紙レベルに用紙Pが在るか否かが判断される。レ
ベル検出センサSE2がオンの状態を維持しているの
で、用紙レベルに在りと判断される。これによって、ソ
レノイド30のオンから一定の時間T3の後に、テーブ
ル22が下降し、用紙レベルに無しとなったときから一
定の時間T4の後に再度上昇し、再度用紙レベルに在り
となったタイミングでテーブル22を停止し、レディ状
態とする。
【0042】図7において、ソレノイド30のオンから
一定の時間T3の後にテーブル22が下降を開始する
が、ブリッジ状態の発生によって用紙レベルに在りの状
態が維持された場合には、その一定の時間T5の後にテ
ーブル22を停止し、状態表示を行う。
一定の時間T3の後にテーブル22が下降を開始する
が、ブリッジ状態の発生によって用紙レベルに在りの状
態が維持された場合には、その一定の時間T5の後にテ
ーブル22を停止し、状態表示を行う。
【0043】図8はホッパ装置2の用紙レベル調整制御
Cに対応するタイミングチャートである。用紙レベル調
整信号が入力されると、一定の時間T1の経過後にソレ
ノイド30がオンし、ピックローラ26が下降する。ソ
レノイド30のオンから一定の時間T2後に、用紙レベ
ルに用紙Pが在るか否かが判断される。レベル検出セン
サSE2がオフとなっているので、用紙レベルに無しと
判断され、ソレノイド30のオンから一定の時間T3の
後に、用紙レベルに在りとなるまでテーブル22が上昇
する。その後、テーブル22が下降し、用紙レベルに無
しとなったときから一定の時間T4の後に再度上昇し、
再度用紙レベルに在りとなったタイミングでテーブル2
2を停止し、レディ状態とする。
Cに対応するタイミングチャートである。用紙レベル調
整信号が入力されると、一定の時間T1の経過後にソレ
ノイド30がオンし、ピックローラ26が下降する。ソ
レノイド30のオンから一定の時間T2後に、用紙レベ
ルに用紙Pが在るか否かが判断される。レベル検出セン
サSE2がオフとなっているので、用紙レベルに無しと
判断され、ソレノイド30のオンから一定の時間T3の
後に、用紙レベルに在りとなるまでテーブル22が上昇
する。その後、テーブル22が下降し、用紙レベルに無
しとなったときから一定の時間T4の後に再度上昇し、
再度用紙レベルに在りとなったタイミングでテーブル2
2を停止し、レディ状態とする。
【0044】このように、ホッパ装置2では、用紙レベ
ル調整信号の種類に応じて、制御内容が異なっている。
用紙レベル調整信号が、カバー12を閉じたことにより
発生したものである場合には(#2でイエスの場合)、
カバー12が一旦開けられたのであるから用紙Pの追加
などが行われた可能性があり、したがってテーブル22
の下降を含む用紙レベル調整制御B(#9)を行う必要
があるのである。
ル調整信号の種類に応じて、制御内容が異なっている。
用紙レベル調整信号が、カバー12を閉じたことにより
発生したものである場合には(#2でイエスの場合)、
カバー12が一旦開けられたのであるから用紙Pの追加
などが行われた可能性があり、したがってテーブル22
の下降を含む用紙レベル調整制御B(#9)を行う必要
があるのである。
【0045】そして、ブリッジ状態が発生していた場合
には(#10でノーの場合)、SVCアラームとするこ
となく、使用者に対してブリッジ状態を解消させるため
のメッセージを表示することとし、これによってホッパ
装置2を容易に正常な状態に戻すことが可能となる。
には(#10でノーの場合)、SVCアラームとするこ
となく、使用者に対してブリッジ状態を解消させるため
のメッセージを表示することとし、これによってホッパ
装置2を容易に正常な状態に戻すことが可能となる。
【0046】これに対して、用紙レベル調整信号がカバ
ー12を閉じたことにより発生したものでない場合に
は、用紙Pの状態はそれまでに給送していた状態のまま
であるはずであるから、ステップ#4でイエスとなって
それが例えブリッジ状態となっていることに起因してい
たとしても、その状態をそのまま維持してレディ状態と
しても以降の給送動作には何ら差し支えがないので、テ
ーブル22の駆動を行うことなくレディ状態とするため
の用紙レベル調整制御A(#6)を行うことで充分であ
る。つまり、この場合には、ブリッジ状態であるか否か
に係わらず、正常として処理を進めるのである。これに
よって、不要なSVCアラームを発生させることなく、
給送を継続することができ、ホッパ装置2の信頼性及び
稼働率が向上する。また、用紙レベル調整制御Aに要す
る時間が短いので、用紙レベル調整信号が入力されてか
らレディ状態となるまでの時間が短縮され、ホッパ装置
2の稼働率が向上する。
ー12を閉じたことにより発生したものでない場合に
は、用紙Pの状態はそれまでに給送していた状態のまま
であるはずであるから、ステップ#4でイエスとなって
それが例えブリッジ状態となっていることに起因してい
たとしても、その状態をそのまま維持してレディ状態と
しても以降の給送動作には何ら差し支えがないので、テ
ーブル22の駆動を行うことなくレディ状態とするため
の用紙レベル調整制御A(#6)を行うことで充分であ
る。つまり、この場合には、ブリッジ状態であるか否か
に係わらず、正常として処理を進めるのである。これに
よって、不要なSVCアラームを発生させることなく、
給送を継続することができ、ホッパ装置2の信頼性及び
稼働率が向上する。また、用紙レベル調整制御Aに要す
る時間が短いので、用紙レベル調整信号が入力されてか
らレディ状態となるまでの時間が短縮され、ホッパ装置
2の稼働率が向上する。
【0047】上述の実施例において、用紙搬送部13の
各部の構造は上述した以外に種々変更することができ
る。その他、ホッパ装置2の全体又は各部の構造、形
状、フローチャート又はタイミングチャートの内容又は
順序、時間の長さ、時間の異同、表示内容、用紙レベル
調整信号の内容又は発生条件などは、本発明の主旨に沿
って種々変更することができる。
各部の構造は上述した以外に種々変更することができ
る。その他、ホッパ装置2の全体又は各部の構造、形
状、フローチャート又はタイミングチャートの内容又は
順序、時間の長さ、時間の異同、表示内容、用紙レベル
調整信号の内容又は発生条件などは、本発明の主旨に沿
って種々変更することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、ブリッジ状態に起因し
てSVCアラームを発生させないようにし、ホッパ装置
の信頼性及び稼働率を向上させることができる。
てSVCアラームを発生させないようにし、ホッパ装置
の信頼性及び稼働率を向上させることができる。
【図1】本発明に係るホッパ装置の要部である用紙搬送
部の構造を示す正面図である。
部の構造を示す正面図である。
【図2】本発明に係るホッパ装置の要部である用紙搬送
部の構造を示す正面図である。
部の構造を示す正面図である。
【図3】本発明に係るホッパ装置の側面図である。
【図4】ホッパ装置の制御方法の概略の流れを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】ホッパ装置の用紙レベル調整制御Aに対応する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図6】ホッパ装置の用紙レベル調整制御Bに対応する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図7】ホッパ装置の用紙レベル調整制御Bに対応する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図8】ホッパ装置2の用紙レベル調整制御Bに対応す
るタイミングチャートである。
るタイミングチャートである。
【図9】従来における用紙レベル調整制御を示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
2 ホッパ装置 11 ケーシング 12 カバー 14 制御部 22 テーブル 25 搬送ベルト(搬送手段) 26 ピックローラ 33 リバースローラ SE2 レベル検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 勝 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 杉浦 隆之 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】用紙を載置して昇降移動可能なテーブル
(22)と、上下方向に移動可能に設けられ回転によっ
て用紙の上面を駆動して用紙を送り出すピックローラ
(26)と、前記ピックローラ(26)の下流側に設け
られ用紙の上面を駆動して用紙を送り出す搬送手段(2
5)と、前記搬送手段(25)の下方に設けられ用紙の
下面を戻り方向に駆動するリバースローラ(33)と、
前記ピックローラ(26)の高さ位置に応じて用紙のレ
ベルを検出するためのレベル検出センサ(SE2)と
が、開閉可能なカバー(12)を有するケーシング(1
1)内に設けられ、制御部(14)によって制御が行わ
れるホッパ装置(2)において、 前記制御部(14)に用紙レベル調整信号が入力された
ときに、前記ピックローラ(26)を下降させて前記レ
ベル検出センサ(SE2)により用紙のレベルを検出す
るとともに、 前記レベル検出センサ(SE2)が用紙有りを検出した
ときに、前記用紙レベル調整信号が前記カバーが閉じら
れたことを示す信号であった場合と、それ以外の信号で
あった場合とで、当該ホッパ装置(2)をレディ状態と
するための制御内容を異ならせることを特徴とするホッ
パ装置の制御方法。 - 【請求項2】用紙を載置して昇降移動可能なテーブル
(22)と、上下方向に移動可能に設けられ回転によっ
て用紙の上面を駆動して用紙を送り出すピックローラ
(26)と、前記ピックローラ(26)の下流側に設け
られ用紙の上面を駆動して用紙を送り出す搬送手段(2
5)と、前記搬送手段(25)の下方に設けられ用紙の
下面を戻り方向に駆動するリバースローラ(33)と、
前記ピックローラ(26)の高さ位置に応じて用紙のレ
ベルを検出するためのレベル検出センサ(SE2)と
が、開閉可能なカバー(12)を有するケーシング(1
1)内に設けられ、制御部(14)によって制御が行わ
れるホッパ装置(2)において、 前記制御部(14)に前記カバーが閉じられたことを示
す信号が入力されたときに、前記ピックローラ(26)
を下降させ、前記レベル検出センサ(SE2)が用紙有
りを検出したときに前記テーブル(22)を下降させ、
一定時間が経過してもなお用紙有りを検出したときに、
用紙の状態に関連する表示を行うことを特徴とするホッ
パ装置の制御方法。 - 【請求項3】用紙を載置して昇降移動可能なテーブル
(22)と、上下方向に移動可能に設けられ回転によっ
て用紙の上面を駆動して用紙を送り出すピックローラ
(26)と、前記ピックローラ(26)の下流側に設け
られ用紙の上面を駆動して用紙を送り出す搬送手段(2
5)と、前記搬送手段(25)の下方に設けられ用紙の
下面を戻り方向に駆動するリバースローラ(33)と、
前記ピックローラ(26)の高さ位置に応じて用紙のレ
ベルを検出するためのレベル検出センサ(SE2)と
が、開閉可能なカバー(12)を有するケーシング(1
1)内に設けられ、制御部(14)によって制御が行わ
れるホッパ装置(2)において、 前記制御部(14)に前記カバーが閉じられたことを示
す信号が入力され、前記レベル検出センサ(SE2)
が、搬送途中の用紙がブリッジ状態となっていることを
検出したときは、用紙の状態に関連する表示を行うこと
を特徴とするホッパ装置の制御方法。 - 【請求項4】用紙を載置して昇降移動可能なテーブル
(22)と、上下方向に移動可能に設けられ回転によっ
て用紙の上面を駆動して用紙を送り出すピックローラ
(26)と、前記ピックローラ(26)の下流側に設け
られ用紙の上面を駆動して用紙を送り出す搬送手段(2
5)と、前記搬送手段(25)の下方に設けられ用紙の
下面を戻り方向に駆動するリバースローラ(33)と、
前記ピックローラ(26)の高さ位置に応じて用紙のレ
ベルを検出するためのレベル検出センサ(SE2)と
が、開閉可能なカバー(12)を有するケーシング(1
1)内に設けられ、制御部(14)によって制御が行わ
れるホッパ装置(2)において、 前記制御部(14)に、前記カバーが閉じられたことを
示す信号以外の用紙レベル調整信号が入力されたとき
に、前記ピックローラ(26)を下降させるとともに、 前記レベル検出センサ(SE2)が用紙有りを検出した
ときには、前記ピックローラ(26)を上昇させて当該
ホッパ装置(2)をレディ状態とすることを特徴とする
ホッパ装置の制御方法。 - 【請求項5】請求項4記載のホッパ装置(2)の制御方
法において、 前記レベル検出センサ(SE2)が用紙無しを検出した
ときには、前記テーブル(22)を上昇させ、用紙有り
を検出したときに前記テーブル(22)を一旦下降させ
て用紙無しを検出した後に再度上昇させ、用紙有りを検
出したときに前記テーブル(22)を停止させて当該ホ
ッパ装置(2)をレディ状態とすることを特徴とするホ
ッパ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18375493A JP2594745B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ホッパ装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18375493A JP2594745B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ホッパ装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733284A JPH0733284A (ja) | 1995-02-03 |
JP2594745B2 true JP2594745B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=16141396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18375493A Expired - Lifetime JP2594745B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ホッパ装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594745B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016124653A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | ニスカ株式会社 | シート給紙装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5272745B2 (ja) * | 2009-01-13 | 2013-08-28 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP18375493A patent/JP2594745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016124653A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | ニスカ株式会社 | シート給紙装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0733284A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961112 |