JP2009203047A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リトライ動作を行う際、確実にシートを給送することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】第2検知センサ33が、シートSが給送位置にあることを検知している状態でシート給送部21bによるシート給送動作が開始された後、所定時間以内に搬送センサ34がシートSを検知しない場合には、駆動部の駆動を制御し、シートの高さが給送位置よりも高い位置となるまでシート積載部を上昇させる。そして、シートの高さが給送位置よりも高い位置となった後、シート給送部21bを制御し、シート給送動作を再度行うようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートが給送されない場合にはシート給送動作を再度行うようにしたものに関する。
従来の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、シート積載部に積載されたシートをシート給送ローラにより1枚ずつ分離して画像形成部に給送するシート給送装置を備えたものがある。
ところで、従来のシート給送装置において、例えばシートの搬送抵抗が著しく大きく、シートがシート給送ローラとの間で大きくスリップするような状況の場合、シート給送動作が開始されてもシートを給送することができない。あるいは、所望する速度でシートを給送することができない。
そして、このようにシートが給送されない場合、あるいは所望する速度でシートを給送することができない場合、シート給送ローラのシート給送方向下流に配置されたシート検知部は、所定時間が経過してもシートを検知することができない。
ここで、従来のシート給送装置においては、このように所定時間が経過してもシート検知部がシートを検知しない場合は、直ちにジャム表示を行なうのではなく、再度、シート給送動作を行なうようにしたものがある。
例えば、シート給送ローラの下流側にリトライセンサを設け、シートが給送されてから所定の時間を経てもリトライセンサがシートを検知しないときには、再度シート給送ローラを回転させてシートの送り出し動作を行うようにしている。さらに、このような2回目以降のシートの再給送動作であるリトライ動作の際、より確実にシートを給送することができるように、例えばシート給送ローラに対するシートの圧接時間を長くするようにしたシート給送装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−67027号公報
しかし、このような従来のシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置において、シートがシート給送ローラとの間で大きくスリップするような状況下では、シートとシート給送ローラとの圧接時間を長くしても、リトライの際、給送不良が発生する場合がある。そして、このように給送不良が発生した場合には、適切な画像形成を行うことができない。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、リトライ動作を行う際、確実にシートを給送することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを積載する昇降可能なシート積載部と、前記シート積載部の上昇によりシートを給送するための給送位置まで上昇したシートを給送するシート給送部と、を備えたシート給送装置において、前記シート積載部に積載されているシートの上面が前記給送位置にあることを検知するシート位置検知部と、前記シート位置検知部の検知に基づいて、前記シート積載部を昇降可能な駆動部と、前記シート給送部により給送されたシートを検知するシート検知部と、を備え、前記シート積載部に積載されたシートの上面が前記給送位置にある状態で前記シート給送部によるシート給送動作が開始された後、所定時間以内に前記シート検知部がシートを検知しない場合には、積載されているシートの上面の高さが前記給送位置よりも高い位置となるまで前記シート積載部を上昇させ、かつシートの上面の高さが前記給送位置よりも高い位置となった後、シート給送動作を行うことを特徴とする。
本発明のように、シート給送動作が開始された後、所定時間以内にシート検知しない場合には、シートの高さを給送位置よりも高い位置とした後、シート給送動作を再度行うことにより、リトライ動作の際、確実にシートを給送することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置の一例であるデッキタイプのシート給送装置を備えた画像形成装置の一例としてのレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はレーザビームプリンタ、1Aはレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)、21はプリンタ本体1Aの下に取り付けられたデッキタイプのシート給送装置(以下、給紙デッキという)である。
また、1Bはプリンタ本体1Aに設けられ、電子写真方式により画像形成を行う画像形成部である。この画像形成部1Bは、トナー像を形成する感光体ドラム11、感光体ドラム11に画像信号に応じたレーザ光を照射するレーザ露光光学系であるレーザスキャナ13、感光体ドラム11に形成されたトナー像をシートSに転写する転写ローラ12等を備えている。なお、感光体ドラム11は、プリンタ本体1Aに対して着脱可能なプロセスカートリッジ10に内蔵されている。
プリンタ本体1Aの下部にはシートSを載置して収容するカセット2がプリンタ本体1Aに着脱可能に装備されており、カセット2に収納されたシートSは、本体側ピックアップローラ3により、適宜に最上位側から送り出される。
なお、図1において、4は本体側フィードローラ、5は本体側リタードローラであり、本体側ピックアップローラ3により送り出されたシートSを1枚ずつに分離、給送するものである。6、7は本体側搬送ローラ対であり、本体側フィードローラ4により給送されたシートSを順次受け取りレジストローラ対8に向けて搬送するである。
14は定着装置であり、トナー画像が転写されたシートSは、定着装置14を通過する際に加熱、加圧処理されることにより、トナー画像が定着される。20は、レーザビームプリンタ1の画像形成動作及び給紙デッキ21のシート給送動作等を制御する制御部である。
このような構成のレーザビームプリンタ1において、画像形成動作が開始されると、まずレーザスキャナ13により画像信号に応じた光が感光体ドラム11に照射され、このように画信号に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム上に潜像が形成される。次に、この潜像をプロセスカートリッジ10に収納されたトナーで現像することにより、感光体ドラム上にトナー画像(可視像)が形成される。
このようなトナー画像形成動作に並行して、例えば本体側ピックアップローラ3の回転により、カセット2に載置されたシートSが最上位側から順に送り出される。この後、シートSは、本体側フィードローラ4及び本体側リタードローラ5により構成される分離部により、1枚ずつ分離搬送される。
この後、本体側フィードローラ4により給送されたシートSは、本体側搬送ローラ対6,7により、停止した状態のレジストローラ対8に向けて搬送され、先端をレジストローラ対8のニップ部に当接させてループを形成する事により斜行が補正される。この後、レジストローラ対8が、感光体ドラム11に形成された画像と同期をとって回転を開始し、シートSを感光体ドラム11と、これに対向する転写ローラ12とのニップ部に搬送する。
また、後述するような構成の給紙デッキ21からシートSが給送されると、このシートSも、レジストローラ8によって感光体ドラム11に形成された画像と同期をとって感光体ドラム11と転写ローラ12とにより構成される転写部に搬送される。そして、この転写部において、転写ローラ12へバイアスを印加することにより、カセット2からのシートS又は給紙デッキ21からのシートSにトナー画像が転写される。
このようにしてトナー画像が転写されたシートSは、この後、定着装置14へ搬送され、定着装置14において加圧加熱されることによりトナー画像が定着され、さらにこの後、排出ローラ15によってプリンタ本体上部の排出トレイ16へ排出される。
ところで、給紙デッキ21は、図1に示すようにシートSを収納するシート収納部であるシート収納庫21a内に昇降可能に設けられ、シートSの束を積載するシート積載部を構成するシート積載台27を備えている。なお、このシート積載台27は、後述する図4に示す駆動部である昇降モータM1により水平に昇降可能な構成となっている。
また、給紙デッキ21は、シート積載台27に積載されたシート束のシート給送方向上流側端の位置を規制する後端規制板28と、シート積載台27に積載されたシートSの最上位シートS1を送り出すシート給送部21bを備えている。また、給紙デッキ21は、シート積載台27に積載されたシートSのシート給送方向と直交する幅方向の移動を規制するシート幅寄せ機構21cを備えている。
シート給送部21bは、シート積載台27に載置されたシートSの上面に当接して適宜最上位側から送り出すシート給送ローラであるピックアップローラ23を備えている。また、ピックアップローラ23により送り出されたシートを1枚ずつに分離、給送する分離部を構成するフィードローラ24とリタードローラ25と、分離部によって1枚ずつに分離給送されたシートSをプリンタ本体1Aに搬送する搬送ローラ26とを備えている。
そして、このような構成の給紙デッキ21においては、シートSを給送する場合は、まずシート積載台27に載置されたシートSをピックアップローラ23により送り出した後、分離部により1枚ずつに分離給送する。この後、シートSを搬送ローラ26によりプリンタ本体1に搬送する。
ところで、ピックアップローラ23は、図2及び図3に示すように、フィード軸45に回動可能に軸支されているピックアーム37の回動端に回転可能に軸支されている。ここで、ピックアーム37はピックバネ38により下方に付勢されると共に、ピックアーム37の回動端には遮光部37aが設けられている。
なお、シート収納庫21a内にはピックアップローラ23の位置を検知するためのフォトセンサから構成される第1検知センサ36が設けられており、この第1検知センサ36は、図4に示すように制御部20に接続されている。そして、ピックアーム37が下方回動した際、遮光部37aによる第1検知センサ36の遮光が解除されると、第1検知センサ36から検知信号が制御部20に入力される。これにより、制御部20はピックアップローラ23が下降してシートを給送する位置に達したことを検知することができる。
また、ピックアーム37の下方にはピックカム39が設けられると共に、ピックアーム37の回動端側の底面にはピックカム39のカム面に当接する当接部37bが設けられている。これにより、ピックカム39が回転すると、ピックアーム37はフィード軸45を支点として上下方向に回動する。
フィード軸45の一端にはフィードローラ24が固定されており、フィード軸45の他端にはギア42が固定されている。さらに、フィード軸45にはシート積載台27に積載されたシートの上面と当接して回転する紙面レバー32が回転可能に設けられている。なお、シート収納庫内には、シート積載台27に積載されたシートの上面がシート給送位置にあることを検知するために用いられる検知信号を出力するための第2検知センサ33が設けられている。
ここで、この給送位置とは、積載されているシートをピックアップローラ23で送り出すときのシートの上面の理想的な高さ方向の位置(範囲)のことである。なお、この範囲から多少上下にずれた位置にシートの上面が位置していてもシートを送り出すことは可能である。
この第2検知センサ33はフォトセンサから構成され、図4に示すように制御部20に接続されている。そして、本実施の形態において、この第2検知センサ33と制御部20とにより、シート積載台27に積載されているシートの上面が給送位置にあることを検知するためのシート位置検知部を構成する。なお、シート位置検知部に用いられる、シートの最上位の位置を検知するための信号を出力するためのセンサとしては、フォトセンサ以外に直接シートの上面の位置を検知するための測距センサを用いてもよい。
そして、シート積載台27が上昇した際、図5に示すようにシート積載台27に積載されたシートSに当接して紙面レバー32が回転すると、紙面レバー32に設けられた遮光部32aにより第2検知センサ33が遮光される。これにより、第2検知センサ33から検知信号が制御部20に入力され、制御部20は、シート積載台27に積載されたシートSがシート給送位置に達したことを検知することができる。
なお、図5において、31は搬送ローラ26の近傍に設けられ、ピックアップローラ23により送り出されたシートにより押圧されて回動する搬送センサレバーであり、34はこの搬送センサレバー31の回動によりシートの到着を検知する搬送センサである。なお、この搬送センサ34もフォトセンサで構成されている。
そして、このシート給送部21bにより給送されたシートSを検知するシート検知部を構成する搬送センサ34からの検知信号は、制御部20に入力され、制御部20は、この搬送センサからの検知信号により、シートの到着を確認する。なお、この搬送センサ34は、ピックアップローラ23との距離がシートSのシート給送方向の長さより短い距離となる位置に配置されている。そして、搬送センサ34を、このような位置に配置することにより、後述するピックアップローラ23の給送不良の検知が可能となる。
また、図2及び図3において、41は図4に示す給送モータM2により回転する欠け歯ギアであり、ピックカム39は欠け歯ギア41に固定されている。また、44はソレノイドであり、このソレノイド44は通常、欠け歯ギア41に係止しており、これにより欠け歯ギア41はホームポジションで停止している。
ここで、このホームポジションは、図3に示すように欠け歯ギア41の欠歯部41aがギア42に臨む位置であり、後述するように、このホームポジションから欠け歯ギア41が回転すると、ギア42と欠け歯ギア41とが噛合してギア42が回転する。そして、このようにフィード軸45に設けられたギア42が回転すると、フィード軸45の一端に設けられたフィードローラ24が回転する。
さらに、このフィードローラ24の回転は、中間ギア35を介してピックアップローラ23に伝えられ、これによりピックアップローラ23も回転する。なお、この後、さらに欠け歯ギア41が回転し、欠歯部41aがギア42に臨む位置になると、ギア42と欠け歯ギア41との噛合が解除され、ギア42が停止する。これにより、ピックアップローラ23も停止し、シートの給送が停止する。
また、欠け歯ギア41がホームポジションで停止しているとき、ピックアーム37は、当接部37bがピックカム39により上方に押し上げられて上方回動し、これに伴いピックアップローラ23はシートSの上方の待避位置に位置する。
この状態で、制御部20が給紙信号をソレノイド44に出力すると、ソレノイド44は欠け歯ギア41の係止を解除し、これにより欠け歯ギア41は回転を開始する。そして、欠け歯ギア41が回転を開始すると、ピックカム39も回転してピックアーム37が下方回動し、これに伴いピックアップローラ23が下降し、既にシート給送位置に達しているシート積載台27に積載されたシートSに当接する。
そして、この状態でピックアップローラ23が回転することにより、シート積載台27に載置されたシートSが適宜選択的に最上位側から送り出される。なお、この後、欠け歯ギア41が更に回転すると、ピックカム39によりピックアーム37が上方回動し、これによりピックアップローラ23はシートから離間する。
次に、このように構成されたシート給送部21bによるシート給送動作を説明する。
制御部20から給紙信号を受けるまでは、ソレノイド44の作用により、給送モータM2(図4参照)の回転により回転可能な欠け歯ギア41は、ホームポジションで停止しており、このときピックアップローラ23は待避位置にある。
次に、シート積載台27にシートが積載され、シート積載台27がプリンタ本体1Aに挿入されると、制御部20は昇降モータM1を駆動し、シート積載台27を上昇させる。やがて、図5に示すようにシート積載台27に積載されたシートSの上面が紙面レバー32に当接し、この後、紙面レバー32が回転すると、紙面レバー32に設けられた遮光部32a(図2参照)が第2検知センサ33を遮光する。
そして、このように第2検知センサ33が遮光されると、制御部20は、昇降モータM1を停止させ、シート積載台27は停止する。これにより、シート積載台27は、シート積載台27に積載されたシートSの給送が可能な位置に停止する。
この後、制御部20から給紙信号を受けると、ソレノイド44が駆動されると共に、給送モータM2の回転により欠け歯ギア41が回転する。これにより、ピックアーム37がピックカム39のカム面に当接しながら下降し、これに伴いピックアップローラ23も下降してシート積載台27に積載された最上位のシートの上面に当接する。
この後、欠け歯ギア41が更に回転すると、やがてギア42と噛合し、これによりギア42と共にフィードローラ24が回転し、中間ギア35を介してピックアップローラ23も回転を開始する。この結果、ピックアップローラ23によりシートSが送り出されてフィードローラ24及びリタードローラ25のニップまで搬送される。なお、この後、欠け歯ギア41が更に回転すると、ピックアップローラ23はピックカム39により上昇を始め、シートSより離間する。
次に、フィードローラ24及びリタードローラ25に達したシートは、1枚ずつに分離された後、下流に搬送され、搬送センサレバー31及び搬送センサ34により到着が確認される。また、欠け歯ギア41はソレノイド44により再びホームポジションで停止し、シート給送動作を終了する。
ここで、このようなシート給送動作を連続して行うと、すなわち通紙枚数が増加すると、シート積載台27に積載されたシートSの枚数が減少し、シート積載台27に積載されたシートSの上面の高さ(以下、紙面高さという)が低くなる。そして、この紙面高さが、図6の(a)に示すように所定の紙面高さよりも低くなり、これを第2検知センサ33からの信号により検知すると、制御部20は、昇降モータM1を駆動し、シート積載台27をΔHだけ上昇させる。
なお、このようにシート積載台27をΔH上昇させることにより、第2検知センサ33から検知信号が入力されると、制御部20は、シート積載台上のシートがシート給送位置に達したと判断し、ピックアップローラ23を回転させる。
また、この後、シート給送動作を連続して行うと、シート高さは徐々に低くなり、紙面高さが所定の紙面高さよりも低くなり、これを再び第2検知センサ33が検知すると、再度、シート積載台27をΔHだけ上昇させる。そして、これを繰り返すことで紙面高さを略一定に保ちながらシートを給送することができる。
ところで、このようなシート給送動作において、第2検知センサ33がシートSを検知している状態で、例えばシートSがピックアップローラ23との間で大きくスリップする場合がある。この場合、シート給送動作が開始されてもシートSはシート積載台27から送り出されることはなく、このため所定時間が経過しても搬送センサ34から検知信号が出力されない。
この場合、すなわち第2検知センサ33がシートSを検知している状態で、所定時間が経過しても搬送センサ34から検知信号が出力されない場合、本実施の形態においては、シートSの高さを通常のシート給送位置よりも高い位置とするようにする。このため、図6の(b)に示すようにシート積載台27を一定量、例えばΔH×3だけ上昇させ、この後、シート給送動作を再度行う。すなわち、シート給送動作のリトライを行う。
ここで、このようにシートSの高さを通常のシート給送位置より高くした場合、ピックアップローラ23及びピックアーム37の下降量が少なくなる。そして、このようにピックアーム37の下降量が少ない場合、ピックバネ38の作用長も短くなるため、ピックアップローラ23とシートSとの接触圧は高くなり、リトライの際の、ピックアップローラ23の搬送力は増加する。
また、このようにリトライの際のシートの高さを高くすることにより、ピックアーム37の位置が高くなることにより、図7に示すように、ピックアップローラ23とシートとの接地時間が最大でピックカム39がΔθ回転する分だけ長くなる。そして、このように接地時間が長くなればシートを搬送する距離も増加し、1度目は給送不良であったシートSの確実な給送が可能になる。
なお、本実施の形態においては、既述した図1に示すシート幅寄せ機構21cにより、シート積載台27に積載されたシートのシート給送方向と直交する幅方向の移動を規制するようにしている。ここで、このシート幅寄せ機構21cは、図8に示すようにシートの幅方向の移動を規制する対向して設けられたサイド規制部材である一対のサイドガイド50a,50bが設けられている。
なお、この一対のサイドガイド50a,50bの幅方向の間隔は、シートSの幅方向の長さよりも広くなっている。これにより、シート積載台27が上昇する際、シート積載台上のシートSの幅方向の移動を規制すると共に、シートSがサイドガイド50a,50bとの摩擦により、整合が乱れるのを防ぐことができる。
また、一対のサイドガイド50a,50bの一方のサイドガイド50bの上端部には、バネ52によりシートSを他方のサイドガイド50aに弾性的に押し付ける押付部材51が設けられている。そして、この押付部材51により、シート積載台27に積載された少なくとも最上位のシートを他方のサイドガイド50aに押し付けることにより、最上位のシートSの幅方向の位置を規制することができる。この結果、最上位のシートを幅方向にずれることなく、送り出すことができる。
なお、既述したようにシートSがピックアップローラ23との間で大きくスリップした場合、シート積載台27をΔH×3だけ上昇させるが、シート積載台27をΔH×3だけ上昇させた場合、押付部材51により押し付けられるシートの枚数(厚み)が増える。この結果、相対的に最上位のシートに掛かる負荷、即ちシート搬送抵抗が減少するようになるので、1度目は給送不良であったシートSの給送が、より確実に行われるようになる。
以上説明したように、本実施の形態においては、シート給送動作が開始された後、所定時間以内にシート検知しない場合には、シートの高さが給送位置よりも高い位置となるまでシート積載台27を上昇させた後、シート給送動作を再度行うようにしている。これにより、給送不良が発生するような状況下においても、シート搬送力及びシート搬送距離をアップさせることができ、且つシート搬送抵抗の低減を図ることができる。この結果、1度目は給送不良であったシートの確実な給送を行なう事ができる。
このように、シート給送動作が開始された後、所定時間以内にシートを検知しない場合には、シートの高さを給送位置よりも高い位置とした後、シート給送動作を再度行うことにより、リトライ動作の際、確実にシートを給送することができる。
本発明の実施の形態に係るデッキタイプのシート給送装置を備えた画像形成装置の一例としてのレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置のシート給送部の構成を示す斜視図。 上記シート給送部の構成を示す他の斜視図。 上記レーザビームプリンタの制御ブロック図。 上記シート給送部のシート給送時の状態を示す図。 上記シート給送装置に設けられたシート積載台に積載されたシートの紙面高さの推移を示す模式図 上記シート給送部に設けられたピックアップローラ高さとカム回転角度との関係を示す図。 上記シート給送装置に設けられたシート幅寄せ機構の構成を説明する図。
符号の説明
1 レーザビームプリンタ
1B 画像形成部
20 制御部
21 デッキタイプのシート給送装置
21b シート給送部
21c シート幅寄せ機構
23 ピックアップローラ
27 シート積載台
33 第2検知センサ
34 搬送センサ
36 第1検知センサ
50a サイドガイド
50b サイドガイド
51 押付部材
52 バネ
M1 昇降モータ
M2 給送モータ
S シート

Claims (3)

  1. シートを積載する昇降可能なシート積載部と、前記シート積載部の上昇によりシートを給送するための給送位置まで上昇したシートを給送するシート給送部と、を備えたシート給送装置において、
    前記シート積載部に積載されているシートの上面が前記給送位置にあることを検知するシート位置検知部と、
    前記シート位置検知部の検知に基づいて、前記シート積載部を昇降可能な駆動部と、
    前記シート給送部により給送されたシートを検知するシート検知部と、を備え、
    前記シート積載部に積載されたシートの上面が前記給送位置にある状態で前記シート給送部によるシート給送動作が開始された後、所定時間以内に前記シート検知部がシートを検知しない場合には、積載されているシートの上面の高さが前記給送位置よりも高い位置となるまで前記シート積載部を上昇させ、かつシートの上面の高さが前記給送位置よりも高い位置となった後、シート給送動作を行うことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート積載部に積載されたシートのシート給送方向と直交する幅方向の移動を規制するために対向して設けられた一対のサイド規制部材と、
    前記サイド規制部材の一方のサイド規制部材の上部に設けられ、前記シート積載部に載置された最上位のシートを他方のサイド規制部材に弾性的に押し付ける押付部材と、を備え、
    シートの上面の高さが前記給送位置よりも高い位置に移動した際に、前記押付部材により前記シート積載部に載置された上部のシートを前記他方のサイド規制部材に弾性的に押し付けることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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