JP6517545B2 - 袋供給装置及び袋供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、食品や部品等の袋詰めを行う袋詰装置へ袋を供給する袋供給装置と、袋を収容する容器カセット、それらを用いた袋供給システム及び容器カセットの供給方法に関する。
袋供給装置として特許文献1には、給袋ステーション本体の一部を構成する給袋手段に一つのサイズの多数枚の包装袋を積層した状態で準備し、積層された最上部の袋を一枚ずつ取り出して垂直姿勢で保持し、保持した袋へ製品を落下させて袋詰めを行い、袋を封止する袋詰装置が記載されている。
また特許文献2には、マガジンを構成する側板同士の間隔を可変可能に調整させる側板間隔調整手段と電動機により側板間隔調整手段を駆動させる駆動手段とを備え、供給する袋のサイズに合わせて調整し供給する袋をマガジンに積層させた状態で収容し、マガジンを給袋工程で使用する技術が記載されている。特許文献3には、種類ごとに袋を係合させて収容した複数の袋カセットを袋カセット保持部と給袋部との間で搬送させ、種類の異なる袋を選択的に自動供給可能とし、袋の補充と種類の変更とを迅速に行う技術が記載されている。
特許第3605559号公報 実願平4−48250号(実開平6−1208号)のCD−ROM 特開2000−296814号公報
特許文献1に記載された技術では、供給手段の包装袋が無くなると、作業者によって包装袋の補充がなされ、その間袋詰め作業は停止することとなる。また、異なるサイズの袋を使用する場合は、供給手段のサイズ変更を行うため、その間袋詰め作業は停止することになる。このような準備作業をその都度装置全体を停止させて行うため、作業全体の効率が低下する。特許文献2に記載された技術では、異なる袋のサイズに対応するためにマガジンの側板を電動機で駆動させ調整するようにしているが、サイズの変更が完了するまでは、装置全体を停止させて行うか、調整が完了するまで袋の入れ替えを行うことができず、上記特許文献1と同様に交換時袋詰め作業は停止することとなり、作業全体の効率が低下する。
ここで、積層された袋は、袋同士が滑ると積層状態が崩れてしまう場合がある。特許文献3に記載された技術では、袋カセットの搬送時に積層された袋同士がお互いの面に沿って滑って移動しないように、袋に設けられたピン孔を袋カセットに設けられたピンに通して(係合させて)、袋のずれを防止している。しかし、積層する袋の数が多くなるとピンから離れた部分で袋同士がずれやすくなる。また、ピンにそれぞれの袋のピン孔を合わせて通す作業が必要になり、袋を準備させる準備作業に多大な作業時間が必要になる。
従って、本発明の目的は、積層された袋をずらすことなく、袋詰装置に効率よく、種類の異なる複数の袋の供給を行う技術を提供することにある。
本発明は、複数の袋を積み重ねて収容した容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置であって、水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、前記保持部に設けられ、該保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、を備え、前記第一移送機構は、前記容器カセットと係合する第一係合部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の袋を積み重ねて収容した容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置であって、水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、前記保持部に設けられ、該保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、を備え、前記保持部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第三傾斜軌道を備え、前記保持部と前記袋詰装置との間で、前記容器カセットを前記第二傾斜軌道上及び前記第三傾斜軌道上を滑動させて移送する第二移送機構を更に備え、前記第二移送機構は、前記保持部と前記袋詰装置との間を往復移動可能で、前記容器カセットと係合する第二係合部と、該第二係合部を前記容器カセットとの係合位置または非係合位置に移動させる第二係合移動機構と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、傾斜した状態で供給部に移送される容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置を備えた袋供給システムであって、前記容器カセットは、積層された複数の袋を収容する収容容器と、該収容容器を支持するベースプレートと、を備え、前記収容容器は、前記容器カセットの傾斜方向と平行に配置され、前記ベースプレートに立設された一対の側部と、水平に対する前記傾斜方向の下側における前記一対の側部の端部に接続され、前記一対の側部間の内方へ延びる一対の規定部と、を備え、前記袋供給装置は、水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、前記保持部に設けられ、前記保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、を備え、前記第一移送機構は、前記保持部の下方に設けられ、前記容器カセットと係合する第一係合部を備え、前記容器カセットは、その下面から下方へ突出する第一被係合部を備え、前記第一被係合部に前記第一係合部を係合させ、第一係合部を前記第二傾斜軌道に沿って前記載置部と前記保持部との間を往復移動させることを特徴とする。
本発明によれば、積層された袋をずらすことなく、袋詰装置に効率よく、種類の異なる複数の袋の供給を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る作業システムの説明図。 袋供給装置を含む作業システムの一部斜視図。 袋供給装置の分解斜視図。 斜め上方から見た容器ユニットの分解斜視図。 斜め下方から見た容器ユニットの分解斜視図。 ストッパ部の斜視図。 保持部及び移動機構の斜視図。 保持部の分解斜視図。 移動機構の一部分解斜視図。 袋供給装置の動作説明図。 袋供給装置の動作説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同じ参照符号は、同様の要素を示し、紙面に対する上下左右方向を本実施形態における装置の上下左右方向として、本文中の説明の際に用いることとする。
<作業システムS>
図1は、本発明の一実施形態に係るワークWを袋詰めする作業システムSの作業の流れを説明する説明図である。図2は、図1中矢印V1で示す方向から見た、袋供給装置1を含む作業システムSの一部斜視図である。図1を参照して、作業システムSは、未包装のワークWが搬送される搬入路ENと、搬送されてきたワークWを袋詰めする袋詰装置BGと、袋詰めされたワークWを搬出する搬出路EXと、袋供給装置1とを備える。搬入路EN、搬出路EXには、図示しないベルトコンベア等の搬送装置が設けられ、ワークWを所定の方向へ搬送する。また搬入路ENは、ワークWを袋詰装置BGへ搬入する際に、ワークWが袋詰装置BGの上方を乗り越えるように配置される。
袋詰装置BGは、基台10と、回転ユニット20と、後述する複数の袋を積み重ねて収容した容器カセット100を受け取る搬入部30と、回転ユニット20に保持されたそれぞれの袋に対して所定の作業を行う作業部24とを備える。回転ユニット20は、図1中、時計回りの方向である矢印R1方向へ回転する。回転ユニット20は、インデックスユニットであり、基台10から上方へ延びる支柱21と、支柱21の上端部に設けられた円板部22と、円板部22の周方向に等間隔で六か所に設けられた袋保持部23(23a〜23f)を備える(図2参照)。
円板部22が間欠的に所定角度で回転することで各袋保持部23が移動し、移動した作業部24(24a〜24f)で各袋保持部23a〜23fに対してそれぞれ作業が行われる。例えば、図1に示す位置で円板部22が停止していた場合、各作業部24a〜24fに位置する各袋保持部23a〜23fに対して、それぞれの作業が行われる。搬入部30に対向する位置に、袋保持部23aへ袋Pを装着させる作業部(袋装着部)24aが配置され、そこから時計回り方向に順次、ワークWを袋Pに投入する作業部(袋詰め部)24b、ワークWが袋詰めされた袋Pの開放部分を封止する作業部(袋封止部)24c、封止された袋Pに所定の情報を印字する作業部(袋印字部)24d、印字後の袋Pを検査する作業部(検品部)24e、検査後の袋Pの保持を解除し払い出す作業部(払い出し部)24fが配置される。
各袋保持部23が上記の位置に停止した際に行われる作業としては、袋装着部24aでは、搬入部30に搬入された容器カセット100から積層された袋Pのうちの最上部の一枚を図示しない袋取出装置で一枚ずつ取り出して、上側を開口した状態で垂直姿勢で保持部23aへ装着させる。袋詰め部24bでは、円板部22の上方の搬入路ENからワークWを落下させて袋P内にワークWが投入される(図2参照)。袋封止部24cでは、袋Pの開口端部を図示しない封止装置が封止する。袋印字部24dでは、ワークWの製品情報や袋詰めした日付等を図示しない印字装置が袋Pの表面に印字する。検品部24eでは、袋Pの中にワークW以外の異物が混入しているか否いかを図示しない検知装置が検知する。払い出し部24fでは、ワークWが入った袋Pが袋保持部23から取り外され、搬出路EXへと払い出される。なお、ワークWが入った袋Pを搬出路EXへ払い出した後の袋保持部23には、再び袋装着部24aで新たな袋Pが装着される。袋詰装置BGは、六か所の袋保持部23のそれぞれが、袋装着、袋詰め、袋封止、袋印字、検品、払い出しの工程を繰り返すことで、ワークWの袋詰めを行う。
<袋供給装置1>
次に、容器カセット100を袋詰装置BGに供給する袋供給装置1について説明する。袋供給装置1は、複数の載置部200、保持部300、移動機構400を備える。また、袋供給装置1から袋詰装置BGとの間で容器カセット100を移送する第二移送機構500を備えてもよい(図2参照)。
載置部200は、容器カセット100を載置して、袋詰装置BGへ供給するまで待機させるため保持する。複数の載置部200(本実施形態では六ヶ所)には、それぞれ異なる種類の袋を収容した容器カセット100を保持させることで、複数種類の袋に袋詰めされるワークWの種類に応じて適宜選択して袋詰装置BGへ供給することが可能である。例えば、図1中右端から順に配置された容器カセット100にはそれぞれA、B、C、Dで示す四つの異なるタイプの袋Pが収容された容器カセット100が順に配置される。本実施形態では、タイプDで示す袋Pが収容された容器カセット100が二つ続けて配置される。タイプDで示す袋Pは、例えば使用頻度の高い袋である。保持部300は、移動機構400によって移動される。保持部300を任意の載置部200に位置合わせすることで載置部200から容器カセット100が保持部300に移送される。また、保持部300を搬入部30に位置合わせすることで保持部300から容器カセット100が袋詰装置BGの搬入部30に移送される。
本実施形態では、図1に示すように、袋詰装置BGの搬入部30に対向して袋供給装置1が配置される。複数の載置部200は、搬入部30に対向して並列に一直線上に配置される。移動機構400は、複数の載置部200の並ぶ方向に沿って延びるように配置される。そして、移動機構400に沿って移動する保持部300の移動方向(図1中矢印M1方向)に対して、載置部200及び保持部300との間で搬送され、保持部300及び搬入部30との間で搬送される容器カセット100の搬送方向(図1中矢印M2方向)は直交する。なお、袋供給装置1の複数の載置部200、移動機構400の配置は、上記の形態に限定されるものではなく、例えば、複数の載置部200を円弧状に互いに隣接して配置し、その円弧の内側に、同じく円弧状の湾曲する軌道を有する移動機構400を配置するようにしてもよい。
<容器カセット100>
容器カセット100は、載置部200に載置され、保持部300に保持された際や、袋供給装置1内での搬送の際には、容器カセット100の一方側と他方側との高さが異なる所定の角度に傾斜した状態で載置、保持、搬送される(図2及び図3参照)。図2を参照して、容器カセット100は、積層された複数の袋Pを収容する収容容器110と、収容容器110を支持するベースプレート120とを備える。本実施形態において、袋Pは矩形状のものを例示するが、この形状に限定されるものではない。
図4及び図5の分解斜視図を参照して、容器カセット100の詳細について説明する。図4及び図5では、袋供給装置1内における、水平に対して容器カセット100全体が所定の角度に傾斜した状態を示し、図中左側を水平に対する傾斜方向の下側(低い位置)とし、図中右側を水平に対する傾斜方向の上側(高い位置)とする。
収容容器110は、袋供給装置1における容器カセット100の傾斜方向と平行に(同じ傾斜角度に)配置され、ベースプレート120に立設された一対の側部111、111を備える。また収容容器10は、水平に対する傾斜方向の下側(図中左側)における一対の側部111、111の端部(一方端部)111aに接続され、一対の側部111、111間の内方(それぞれ他方の側部111)へ延びる一対の規定部112、112を備える。側部111上部の溝111bには、一つの支持部材113が取り付けられ、一対の側部111、111の上端が互いに接近・離間することが防止され、一対の側部111、111の間隔を規定する。
容器カセット100内の積層された複数の袋Pは、容器カセット100が所定の角度に傾斜した状態にあるとき、傾斜方向の下側が自重によって一対の規定部112、112の内側面と当接する。こうすることで、傾斜した容器カセットから袋Pの脱落が防止されると共に、袋Pの傾斜方向の下側端面を整列させることができる。さらに、一対の側部111、111が袋Pの側部と当接することで、矩形状の袋Pの幅方向の移動が規制され、積層された複数の袋Pが互いにずれて崩れることが防止される。
なお、一対の側部111、111は、収容する袋の大きさに応じて互いの離間距離を変更可能としてもよい。このとき側部111とベースプレート120との接続位置を適宜変更し、離間距離に応じた所定の長さの支持部材113を配置することで変更可能である。
ベースプレート120は、ベース部材121と、積層された複数の袋Pが載置される載置部材122とを備える。ベース部材121は、その下面に、下方へ突出する第一被係合部123と、被係止部125と、四隅のローラ126と、滑動板127とを備える。第一被係合部123は、ベース部材121の下面における傾斜方向の下側寄りの位置に設けられる。また、ベース部材121は、その上面における傾斜方向の上側寄りの位置に、上方へ突出する第二被係合部124を備える。ベース部材121は、矩形状の板状部材で、その中央部分に矩形状の開口121aが形成される。載置部材122は、ベース部材121の上面に着脱可能に載置され、開口121aを覆うべく開口121aから落下しない幅に形成され、かつ、収容容器110の一対の側部111、111間に挿通可能な幅に形成される。
上記の袋詰装置BGにおいて袋Pを取り出す際に、最上部の袋の位置を所定の高さに維持するため、ベース部材121の下方から載置部材122を押し上げる図示しない昇降機構の昇降体が、開口121a内を挿通される。第一被係合部123は、後述する保持部300が備える第一係合部321と係合する下方へ突出する突起部である。第二被係合部124は、後述する第二移送機構500の第二係合部510と係合する上方へ突出する突起部である。被係止部125は、後述する載置部200のストッパ部220と協働して、容器カセット100を載置部200上で傾斜方向下側への移動を不能にする下方へ突出する突起部である。
ローラ126は、ベース部材121の板面に対して直交する軸と平行な回転軸を備える。ローラ126は、後述するガイド部材と協働して、容器カセット100が後述する傾斜軌道上を滑動する際に、容器カセット100の直進移動を案内する。滑動板127は、開口121aを挟むように一対配置され、後述する遊転部材のフリーローラに当接することで、円滑に容器カセット100を滑動させる。
<載置部200>
図2、図3及び図4を参照して、載置部200の詳細について説明する。載置部200は、載置部200を保持部300より高い位置に配置する載置フレームSFと、載置フレームSFに水平面に対して所定の角度で傾斜して配置される第一傾斜軌道と、容器カセット100を載置部200上に係止するストッパ部220とを備える。一つの載置部200は、第一傾斜軌道を形成する一対の第一傾斜機構210、210を備える。一対の第一傾斜機構210、210は、互いに離間して配置され、その間に形成された空間200bにストッパ部220が配置される。ストッパ部220は、載置部200の傾斜方向の上側(高い位置)に配置される。第一傾斜機構210は、後述する第二傾斜機構310と同様に、載置フレームSFに取り付ける載置取付部材210aと、載置取付部材210aに設けられ、容器カセット100を遊転支持するフリーローラを移送方向に沿って複数備えた遊転部材と、容器カセット100が滑動する際にガイドするガイド部材とを備える(詳細は、第二傾斜機構310の説明に記載)。
ストッパ部220は、載置された容器カセット100の被係止部125に対して係止可能で、係止位置と非係止位置との間で移動する。ストッパ部220が被係止部125に係止することで、容器カセット100は載置部200に固定される。図6にストッパ部220の詳細を示す。ストッパ部220は、ベース部材121の下面に形成された被係止部125と係止する係止部221と、係止部221に接続された軸部222と、係止部221及び軸部222を上下方向(図6中矢印M3方向)に駆動させる駆動部223とを備える。係止部221を、被係止部125と円滑かつ確実に係止させるために、被係止部125と当接する面の一部は傾斜面としてもよい。ストッパ部220は、載置部200の傾斜方向の上側に設けられたフレームの一部201にブラケット224を介して取り付けられる。
なお、一対の第一傾斜機構210、210の間の隙間200bは、後述する保持部300の第一係合部321が挿通する空間を形成する。つまり、この隙間200bは、第一係合部321が第一被係合部123と係合して往復移動する際に、少なくとも第一被係合部123と第一係合部321とのいずれか一方を移動可能とする移動空間となる。
また、容器カセット100が載置部200に載置された際に、容器カセット100の滑動板126と載置部200の遊転部材とが接触した面を、容器カセット100が搬送される搬送面(傾斜面)とした場合、本実施形態においては、第一被係合部123及び被係止部125はこの搬送面と交差する高さに配置される。しかしながら、このような形態に限定されず、第一被係合部123及び被係止部125が、搬送面の上方に配置され、第一係合部321及びストッパ部220が搬送面と交差する高さに配置されるように配置してもよい。
<保持部300>
図2、図3、図7、図8、図9を参照して、保持部300及び移動機構400の詳細について説明する。図3に示すように、保持部300は、載置部200より下方(低い位置)に、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道部を備える。第二傾斜軌道部は、一対の第二傾斜機構310、310を有し、第二傾斜機構310、310上に容器カセット100が保持され、その傾斜に沿って移動される。保持部300はさらに、保持部300と載置部200との間で、容器カセット100を第一傾斜機構210上及び第二傾斜機構310上を滑動させて移送する第一移送機構320を備える。保持部300は、載置部200との間で容器カセット100を受け渡しする際には、載置部200を後述する移動機構400により移動させ、移載対象である所定の載置部200と対向する位置に保持部300が位置合わせされる。このとき、第二傾斜機構310と第一傾斜機構210とは同一平面(搬送面)を構成するように同じ傾斜角度で連続して配置される。
図7及び図8を参照して、保持部300は、水平面と平行で、後述する移動機構400に接続された平板状の底部301と、底部301に立設された一対の壁部302、302と、両壁部302、302間に、底部301に対して所定の傾斜角度傾けて設けられた傾斜板303とを備える。一対の第二傾斜機構310、310は、一対の側壁302、302の内側面に互いに対向するように設けられる。第二傾斜機構310は、水平面に対して所定の傾斜角度を形成するように壁部302に取り付けられることで、水平面に対して傾斜して配置される。
第二傾斜機構310は、側壁302に取り付ける保持取付部材310aと、保持取付部材310aに設けられ、容器カセット100を遊転支持する遊転部材311と、容器カセット100が滑動する際にガイドするガイド面を備えたガイド部材312とを備える。一対の第二傾斜機構310、310は、両側壁302、302間の中心を通る平面に対して、面対称に配置される。遊転部材311には、複数のフリーローラ311aが収容される。フリーローラ311aは、遊転部材311の長手方向に沿って複数並べて配置され容器カセット100を搬送する。また、遊転部材311、311の外側に平行に配置されるガイド部材312、312は、対向する側面(ガイド面)に、容器カセット100のローラ126が当接される。なお、上記構成は、第一傾斜機構210についても同様である。
傾斜板303は第二傾斜機構310と同じ所定の傾斜角度を形成するように配置される。第一移送機構320は、傾斜板303上に配置され、第二傾斜機構310と平行に配置される。第一移送機構320は、容器カセット100の第一被係合部123と係合する窪みを有する第一係合部321と、第一係合部321を容器カセット100との係合位置または非係合位置に移動させる第一係合移動機構322と、第一係合部321を容器カセット100の搬送方向に沿って移動させるスライダ323とを備える。また、第一移送機構320は、傾斜板303の傾斜方向の上側端部が、載置部200の下方へ入り込むように保持部300から載置部200側へ延出させて配置される。スライダ323は、駆動機構324により、一対の平行なスライドガイド325、325に沿って移動される。
第一係合移動機構322は、図7及び図8中矢印M4で示すように容器カセット100に対して第一係合部321を保持部300の下方から進退可能に駆動させる。スライダ323は、図7及び図8中矢印M5で示すように、第二傾斜軌道310の長手方向に沿って移動する。したがって、第一係合部321は、スライダ323によって、第二傾斜機構310の下方全体と載置部200の第一傾斜軌道210の一部の下方に入り込むように移動される。詳細には、第一係合部321は、容器カセット100の第一被係合部123に係合した状態で、保持部300の載置保持位置に容器カセット100が位置する第二傾斜機構310の下方の傾斜方向の下側の端部の位置と載置部200の容器載置位置との間で移動する。なお、スライダ323の駆動機構324は、例えば、ボールネジ機構を採用したリニアガイド駆動装置によって移動可能な形態を例示できるが、これに限定されるものではない。
スライダ323がスライドガイド325、325に沿って往復移動することによって、ベース部材121の第一被係合部123と係合した第一係合部321は、容器カセット100を第一傾斜機構210及び第二傾斜機構310に沿って載置部200と保持部300との間を往復移動させる。
一対の第二傾斜機構310、310も第一傾斜機構210と同様に、互いに離間して配置され、その間に隙間300aを有する。一対の第二傾斜機構310、310の間の隙間300aは、保持部300の第一移送機構320が挿通する空間を形成する。つまり、この隙間300aは、第一係合部321が第一被係合部123と係合して往復移動する際に、少なくとも第一被係合部123と第一係合部321とのいずれか一方を移動可能とする移動空間となる。
図7及び図9を参照して移動機構400について説明する。移動機構400は、保持部300を支持し、例えば、ボールネジ機構を採用したリニアガイド駆動装置によって複数の載置部200の並ぶ方向(図中M1方向)に保持部300を移動させる。移動機構400は、リニア駆動部410と、リニア駆動部410により駆動されるスライダ411と、リニア駆動部410の両側に隣接して延びる一対のガイド部420、420と、ガイド部420に沿って摺動自在な被ガイド部421とを備える。リニア駆動部410及び各ガイド部420は、複数の載置部200の並ぶ方向に沿って延設される。スライダ411の上面には、スライダ411の移動方向に直交する方向に延びるように凹部412が形成される。
図9に示すように、被ガイド部421は、各ガイド部420に2つずつ、かつ、保持部300の底部301の下面の四隅に対応する位置に設けられる。各被ガイド部421の上部は、保持部300の底部301の下面の四隅に固定され、底部301を水平方向に安定して支持する。また、底部301の下面中央には、前述した凹部412と摺動自在に嵌合する凸部413が設けられる。凸部413に対して凹部412を嵌め合わせることで、スライダ411の動きに底部301(保持部300)が追従されると共に、底部301がリニア駆動部410によって移動した際の移動方向に直交する方向のブレが吸収される。これにより、リニア駆動部410(に内蔵される移動体)の移動軌道とガイド部420のガイド軌道との平行ズレを吸収でき、底部301をスムースに、精度よく移動させることができる。
<第二移送機構500>
図2及び図3を参照して、第二移送機構500について詳細に説明する。第二移送機構500は、保持部300に保持された容器カセット100に係合して、容器カセット100を袋詰装置BGへと保持部300との間で搬送する。本実施形態において、第二移送機構500は、保持部300及び載置部200よりも上方に位置するようにフレームFに固定される。袋詰装置BGには、保持部300より下方(低い位置)に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第三傾斜機構31を備える搬入部30が設けられている。第三傾斜機構31は、上記第一傾斜機構210及び第二傾斜機構310と同様に、容器カセット100を遊転支持する遊転部材32と、容器カセット100が滑動する際にガイドするガイド部材33とを備える。保持部300が搬入部30に対向する位置に移動され、位置付けられた際には、第三傾斜機構31と第二傾斜機構310とにより連続した同一の平面(傾斜角度を備えた傾斜面)が形成される。
第二移送機構500は、容器カセット100の第二被係合部124と係合する窪みを有する第二係合部510と、第二係合部510を第二被係合部124と係合する係合位置と係合位置よりも上方に位置する非係合位置との間で移動させる第二係合移動機構520と、第二係合部510及び第二係合移動機構520を支持する支持部材530と、図示しないリニア駆動装置とを備える。支持部材530は、図示しないリニア駆動装置の移動部材に接続され、保持部300と袋詰装置BGとの間を、図3中矢印M6で示す方向に往復移動される。
支持部材530によって、第二係合部510は、保持部300より上方に配置された状態で、第二傾斜機構310の移送軌道と平行に移動可能である。第二係合移動機構520は、図3中矢印M7で示すように容器カセット100に対して第二係合部510を保持部300の上方から進退可能に駆動させる。第二移送機構500は、保持部300と袋詰装置BGの搬入部30との間で、容器カセット100を第二傾斜機構310上及び第三傾斜機構31上で所定の角度に傾斜させた状態で滑動させて移送する。搬入部30は、移送された容器カセット100を停止する停止部材や、容器カセットを固定する固定部材を備えていてもよい。
<容器カセット100の供給方法>
図10及び図11を参照して、容器カセット100を載置部200から袋詰装置BGへ供給する工程を説明する。各図において、図中左側は袋供給装置1を上方から見た説明のための模式図、図中右側は側面から見た容器カセット100と、ストッパ部220、保持部300、第二移送機構500との係合の様子を模式的に示す。以下例えば、図10の状態ST1に示す複数の容器カセット100の内、右から四番目のDの種類の袋を収容する容器カセット100(以下、容器カセット100Dという)を袋詰装置BGへ搬送する工程を説明する。
図10のST1で示す状態で、保持部300は、袋詰装置BGの搬入部30と対向する位置で待機している。この状態から所定の容器カセット100(右から四番目の容器カセット100D)を搬送する動作を開始する。このとき、容器カセット100は、ストッパ部220と被係止部125とが係合することで、載置部200の第一傾斜軌道210上で固定される(図10状態ST2参照)。移動機構400が、容器カセット100が載置された複数の載置部200のうち容器カセット100Dが載置される載置部200に保持部300が対向するように、保持部300を図10状態ST1中の矢印X1の方向へ移動させる(第一移動工程)。
ここで、移動機構400による保持部300の第一移動工程の前に、複数の載置部200のうち容器カセット100Dが載置される載置部200を選択する選択工程を行ってもよい。
図10状態ST3は、容器カセット100Dと対向する位置に保持部300が到着した状態である。この状態において、第一移送機構320により、載置部200から保持部300に対して、容器カセット100Dを所定の角度に傾斜させた状態で滑動させて移送する(第一移送工程)。以下に詳細な工程を説明する。
まず図10状態ST3に示すように、第一移送機構320の第一係合部321を、載置部200に載置された容器カセット100Dに向かって、図中矢印Y1の方向へ伸長させる(伸長工程)。このとき、図10状態ST4に示すように、載置部200及び容器カセット100Dには変化はない。
図10状態ST5及び図10状態ST6は、第一係合部321が容器カセット100Dまで到達した状態を示す。このとき、図10状態ST6に示すように、第一係合部321を図中の矢印Z1の方向へ上昇させ、容器カセット100Dの第一被係合部123と係合させる(係合工程)。この後、ストッパ部220を図中の矢印Z2の方向へ下降させ、載置部200による容器カセット100Dの固定を解除する(解除工程)。そして、図10状態ST5に示すように、第一係合部321を、図中の矢印Y2の方向へ保持部300に向かって退縮させる(退縮工程)。このとき、第一係合部321を再び保持部300へと移動させることで、容器カセット100Dが水平面に対して所定の角度で傾斜した状態で保持部300へ移送される。
図11状態ST7および図11状態ST8は、容器カセット100Dが保持部300に保持された状態を示す。この状態において、移動機構400が、容器カセット100Dを保持した保持部300を袋詰装置BGに対向する位置まで、図中の矢印X2の方向へ移動させる(第二移動工程)。
図11の状態ST9は、容器カセット100Dを保持した保持部300が、搬入部30と対向する位置まで移動した状態を示す。次いで、図11状態ST10に示すように、第二係合部510を図中の矢印Z3の方向へ下降させ、容器カセット100Dの第二被係合部124に第二係合部510を係合させる(第二係合工程)。
この後、第一係合部321を図中の矢印Z4の方向へ下降させ、保持部300による容器カセット100Dの固定が解除される(第二解除工程)。そして、第二搬送機構500により第二係合部510を袋詰装置BGへと移動させることで、保持部300に保持された容器カセット100Dが水平面に対して所定の角度に傾斜した状態で袋詰装置BGの搬入部30へ、図中の矢印Y3の方向へ移送される(第二移送工程)。
図11に示す状態ST11は、容器カセット100Dが搬入部30に載置された状態を示す。この状態において、図11状態ST12に示すように、第二係合部510を図中の矢印Z4の方向へ上昇させ、第二係合部510と容器カセット100Dとの係合が解除される。以上の工程を経て、載置部200に載置された容器カセット100Dは、袋詰装置BGの搬入部30まで搬入される。
また、容器カセット100D内の袋が無くなり袋の補充を行う場合、又は別の種類の袋を用いて袋詰めを行う場合には、上記工程の逆をたどり、搬入部30上の容器カセット100Dが元の載置部200に戻されると共に、他の載置部200に載置された他の容器カセット100が再び搬入部30に搬送される。
以上のように、本実施形態では、容器カセット100を所定の角度に傾斜した状態で搬送しているため、容器カセット100内で積層された複数の袋Pが、互いにピン等によって固定されることなく、積層された袋Pがずれることがない。また、複数の載置部200に載置されたた複数の容器カセット100の中から任意の容器カセット100を選択して、袋詰装置BGに自動で容器カセット100を供給し、袋Pの供給を行うことができるので、袋詰め作業の効率をより一層高めることができる。さらに、袋詰め作業の途中で、異なる種類の袋Pに変更する必要が生じても、袋供給装置1により載置部200に載置された容器カセット100の中から、要求された袋Pが積層された容器カセット100が適宜選択され、袋詰装置BGへ搬送される。
なお、本実施形態において、第一、第二、第三傾斜軌道を形成する第一、第二、第三傾斜機構として、遊転部材とガイド部材とを備える形態を例示したが、これに限定されず、例えば駆動コンベアを内蔵した傾斜機構を採用することができる。このとき、第一移送機構320、第二移送機構500を省略してもよい。また、容器カセット100は、上記した袋詰装置BGに供給する形態に適用されることに限定されず、袋Pの供給を受ける供給部に傾斜した状態で移送される移送システムや袋供給システムに適用されてもよい。
1 袋供給装置、100 容器カセット、200 載置部、210 第一傾斜機構、300 保持部、310 第二傾斜機構、320 第一移送機構、400 移動機構、P 袋、BG 袋詰装置、W ワーク

Claims (11)

  1. 複数の袋を積み重ねて収容した容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置であって、
    水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、
    該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、
    該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、
    前記保持部に設けられ、該保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、を備え
    前記第一移送機構は、前記容器カセットと係合する第一係合部を備えることを特徴とする袋供給装置。
  2. 前記保持部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第三傾斜軌道を備え、
    前記保持部と前記袋詰装置との間で、前記容器カセットを前記第二傾斜軌道上及び前記第三傾斜軌道上を滑動させて移送する第二移送機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の袋供給装置。
  3. 前記載置部は、載置された前記容器カセットに対して係止可能で、係止位置と非係止位置との間で移動するストッパ部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の袋供給装置。
  4. 前記保持部は、前記載置部との間で前記容器カセットを受け渡しするべく、前記載置部に対向して配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の袋供給装置。
  5. 前記第一移送機構は、
    前記第一係合部を前記容器カセットとの係合位置または非係合位置に移動させる第一係合移動機構と、
    前記第一係合部を前記容器カセットの移送方向に沿って移動させるスライダと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の袋供給装置。
  6. 前記第一係合部は、前記保持部の下方に配置され、前記第二傾斜軌道に沿って前記保持部と前記載置部との間を往復移動可能に設けられ、
    前記第一移送機構は、前記第一係合部を前記容器カセットとの係合位置または非係合位置に移動させる第一係合移動機構を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の袋供給装置。
  7. 複数の袋を積み重ねて収容した容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置であって、
    水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、
    該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、
    該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、
    前記保持部に設けられ、該保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、を備え、
    前記保持部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第三傾斜軌道を備え、
    前記保持部と前記袋詰装置との間で、前記容器カセットを前記第二傾斜軌道上及び前記第三傾斜軌道上を滑動させて移送する第二移送機構を更に備え、
    前記第二移送機構は、
    前記保持部と前記袋詰装置との間を往復移動可能で、前記容器カセットと係合する第二係合部と、
    該第二係合部を前記容器カセットとの係合位置または非係合位置に移動させる第二係合移動機構と、
    を備えることを特徴とする袋供給装置。
  8. 前記第二係合部は、前記保持部より上方に配置され、前記第二傾斜軌道と平行に移動可能に設けられることを特徴とする請求項7に記載の袋供給装置。
  9. 少なくとも前記第一傾斜軌道と前記第二傾斜軌道とのいずれか一方は、
    前記容器カセットを遊転支持する遊転部材と、
    前記容器カセットが滑動する際にガイドするガイド部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は7のいずれか一項に記載の袋供給装置。
  10. 傾斜した状態で供給部に移送される容器カセットを袋詰装置に供給する袋供給装置を備えた袋供給システムであって、
    前記容器カセットは、
    積層された複数の袋を収容する収容容器と、
    該収容容器を支持するベースプレートと、を備え、
    前記収容容器は、前記容器カセットの傾斜方向と平行に配置され、前記ベースプレートに立設された一対の側部と、水平に対する前記傾斜方向の下側における前記一対の側部の端部に接続され、前記一対の側部間の内方へ延びる一対の規定部と、を備え、
    前記袋供給装置は、
    水平面に対して傾斜して配置される第一傾斜軌道を有し、該第一傾斜軌道上に前記容器カセットを載置可能で、並列に配置された複数の載置部と、
    該載置部より下方に配置され、水平面に対して傾斜して配置される第二傾斜軌道を有し、該第二傾斜軌道上に前記容器カセットを保持可能な保持部と、
    該保持部を支持し、前記複数の載置部の並ぶ方向に前記保持部を移動させる移動機構と、
    前記保持部に設けられ、前記保持部と前記載置部との間で、前記容器カセットを前記第一傾斜軌道上及び前記第二傾斜軌道上を滑動させて移送する第一移送機構と、
    を備え、
    前記第一移送機構は、前記保持部の下方に設けられ、前記容器カセットと係合する第一係合部を備え、
    前記容器カセットは、その下面から下方へ突出する第一被係合部を備え、
    前記第一被係合部に前記第一係合部を係合させ、第一係合部を前記第二傾斜軌道に沿って前記載置部と前記保持部との間を往復移動させることを特徴とする袋供給システム。
  11. 前記載置部および前記保持部には、前記第一係合部が前記第一被係合部と係合して往復移動する際に、少なくとも前記第一被係合部と前記第一係合部とのいずれか一方を移動可能とする移動空間が形成されることを特徴とする請求項10に記載の袋供給システム。
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