JP5985242B2 - シート状物品の自動装填装置並びにシート状物品の供給装置 - Google Patents

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本発明は、シート状物品の自動装填装置並びにシート状物品の供給装置に関するものである。
例えばPTP(Press Through Package)シートを一定間隔で搬送する搬送装置の上方に、多数のPTPシートを積層した状態で収納するホッパーを配置し、搬送装置で搬送されるPTPシートに欠け(抜け)が発生した場合、ホッパーの下方より一枚のPTPシートを取り出して搬送装置に対して補充供給する装置がある。この種の装置としては、従来特許文献1に開示されたPTPシートの自動補充装置がある。
そして、例えばこのホッパーを複数用意し、一つのホッパーからの搬送装置への充填供給が完了すると、他のホッパーを搬送装置の上方の充填供給位置にセットし、以降の補充供給を行う。そして、待機中のホッパー内へのPTPシートの補充は、人手により行っている。
特公平3−13138号公報
特許文献1の自動包装装置のように搬送装置上で搬送するPTPシートに欠けが生じた場合にPTPシートを補充するような場合、ホッパー内に充填された多数のPTPシートが全て搬送装置上に供給されるのにはある程度時間がかかる。つまり、例えば搬送装置においてPTPシートが欠けること無く一定間隔ごとに搬送されていると、ホッパーからの充填供給が行われず、ホッパー内に収納されているPTPシートは減らない。その場合、ホッパーに対する人手によるPTPシートの補充間隔は比較的長くなり、人手によっても十対応可能となる。
しかし、例えば搬送装置におけるPTPシートの欠けが比較的多く発生すると補充間隔が短くなってしまう。すると、人手による補充作業に繁雑さが生じる。そして、搬送装置におけるPTPシートの欠けの発生率は一定では無く、比較的頻繁に欠けが発生することを想定してホッパーに対するPTPシートの補充に備える必要がある。
さらに、例えば特許文献1のような搬送装置に対する補充装置ではなく、ホッパーの下方から一枚ずつ搬送装置に対して連続して供給する供給装置に適用する場合、ホッパー内に収納されたPTPシートが短期間で排出されるため、待機中のホッパーに対する人手による充填作業では間に合わないか、間に合ったとしても装置前に作業員が常駐するなど現実的でない。
上述した課題を解決するために、本発明は、シート状物品の装填位置と、搬送ラインへの供給位置の間を移動する移動ホッパーに対して、その前面側から段積みされたシート状物品を装填するシート状物品の自動装填装置であって、前記供給位置から離れた箇所に、複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器を一時貯留する貯留エリアを設け、その貯留エリア内の収納容器に収納された複数のシート状物品を抜き取って前記移動ホッパーへセットするセット手段を備える構成を前提とする。貯留エリアは、実施形態では収納容器ストッカー13に対応する。
移動ホッパーは、装填位置と供給位置の間を移動するが、ユーザは、移動ホッパーの動作に関係なく収納容器に駒立て状にシート状物品を収納し、貯留エリアに置くことができる。貯留エリアは、移動ホッパーの供給位置からも離れており、セット手段による移動ホッパーへの装填動作中や、移動ホッパーの移動中であっても安全に収納容器を貯留エリアに配置できる。収納容器内へのシート状物品の収納作業や、収納容器の貯留エリアへの配置が任意のタイミングでき、例えば、事前に多数の収納容器(シート状物品の収納済み)を貯留エリアへ置くことで、装置から比較的長い時間離れることも可能となる。
(1)上述した前提において、前記セット手段は、複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器を受け取ると共に起立させ、その収納容器の開放面を前記装填位置にある移動ホッパーに対向させる起立手段と、前記収納容器内の複数のシート状物品を保持すると共に水平移動して前記開放面から前記複数のシート状物品を取り出して前記移動ホッパー内に移送する移し替え手段と、を備え、前記起立手段は、収納容器の開放面の少なくとも一部を覆い前記シート状物品の離脱を抑止する位置と、開放面から外れて前記シート状物品の前記取り出しを可能とする位置を遷移する係止部を備えるようにした。起立手段は、実施形態では、移動カセット25並びにそれを正逆回転させる駆動機構に対応する。移し替え手段は、実施形態では移し替えユニット39に対応する。係止部は実施形態では、上方係止部33aに対応する。
本発明によれば、収納容器に駒立て状態で収納された複数のシート状物品を起立手段により起立させ、移し替え手段よって収納容器内の複数のシート状物品を一括して移動ホッパー内に移送し装填する。よって高速に装填処理が行える。また、収納容器を起立手段に着脱自在にセットするようにし、複数の収納容器を用意することで、収納容器に対する駒立て状にシート状物品を収納する処理を人手で行ったとしても、より高速な装填が可能となる。起立手段へのシート状物品が収納された収納容器のセットや、空の収納容器の排出は、実施形態のように装置により行うと良い。
(2)前記係止部は、前記起立手段に設けたアクチュエータにより移動して前記二つの位置を遷移し、前記アクチュエータの駆動を前記移動ホッパーの前面側を開閉するストッパー部材に伝え、前記係止部と前記ストッパー部材の開閉を同時に行うようにするとよい。アクチュエータは、実施形態ではシリンダ35に対応する。ストッパー部材は、実施形態ではストッパー板53に対応する。
このようにするとストッパー部材を開閉するための駆動源(アクチュエータ)を移動ホッパーに設ける必要が無く、移動ホッパーを移動するための装置が軽量化・小型化が図れる。また、同一のアクチュエータにより移動ホッパーの前面側の開閉と、収納容器の開放面側の開閉のタイミングを合わせるのが簡単に行える。
(3)前記移し替え手段は、開口部が上部にある二股状の挟持板と、その挟持板を水平方向と上下方向に移動する駆動手段を備えるとよい。二股状の挟持板により複数の積み重ねられたシート状物品を一括して挟み込みことができ、安定した状態でスムーズかつ確実に移送することができる。
(4)前記収納容器は、シート状物品を収納する空間を確保する側壁を有し、その側壁で囲まれる空間のシート状物品の側縁が接触可能な底部に、長手方向に延びる溝部を設け、 前記収納容器の長手方向両側に位置する側壁には、前記溝部から開放面側端部に至る切欠部を設けるようにするとよい。
(5)本発明のシート状物品の供給装置は、(1)から(4)のいずれかに記載のシート状物品の自動装填装置と、前記移動ホッパーを前記装填位置と前記供給位置の間を移動させる移動手段と、前記供給位置に至る移動ホッパーの下端から、前記シート状物品を前記搬送ラインに供給する供給手段とを備えて構成した。移動手段は、実施形態では旋回装置41に対応する。収納容器の起立手段へのセット位置と、移し替え手段、および移動手段を離間配置することができるので、収納容器のセットを安全に行える。
(6)前記供給手段は、前記搬送ラインの上方に配置した固定ホッパーと、その固定ホッパー内のシート状物品を前記搬送ラインに供給する手段を有し、前記移動ホッパーの下端開口領域内に位置し、その移動ホッパー内のシート状物品を受けた状態で前記固定ホッパー内を下降移動するとともに、その固定ホッパーの外側に離脱する受け部材を有する下降移動補助手段を備え、その受け部材が前記固定ホッパーの外側に離脱する位置の制御は、前記固定ホッパー内のシート状物品の上端位置に基づいて行うようにするとよい。
(7)前記移動手段は、前記移動ホッパーを公転移動させる旋回装置とするよい。特に、(2)のシート状物品の自動装填装置のように、移動ホッパーのストッパー部材を開閉するアクチュエータを起立手段側に設けると、旋回装置側にはアクチュエータを駆動するための配管等を引き回す必要が無く、より構成が簡易化できて好ましい。
(8)また本発明のシート状物品の供給装置は、シート状物品の装填位置と、搬送ラインへの供給位置の間を移動する移動ホッパーに対して、その前面側から段積みされたシート状物品を装填するシート状物品の自動装填装置と、前記移動ホッパーを前記装填位置と前記供給位置の間を移動させる移動手段と、前記供給位置に至る移動ホッパーの下端から、前記シート状物品を前記搬送ラインに供給する供給手段とを備えたシート状物品の供給装置であって、前記シート状物品の自動装填装置は、前記供給位置から離れた箇所に、複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器を一時貯留する貯留エリアを設け、その貯留エリア内の収納容器に収納された複数のシート状物品を抜き取って前記移動ホッパーへセットするセット手段を備え、前記供給手段は、前記搬送ラインの上方に配置した固定ホッパーと、その固定ホッパー内のシート状物品を前記搬送ラインに供給する手段を有し、前記移動ホッパーの下端開口領域内に位置し、その移動ホッパー内のシート状物品を受けた状態で前記固定ホッパー内を下降移動するとともに、その固定ホッパーの外側に離脱する受け部材を有する下降移動補助手段を備え、その受け部材が前記固定ホッパーの外側に離脱する位置の制御は、前記固定ホッパー内のシート状物品の上端位置に基づいて行うようにしてもよい。
本発明は、収納容器内の複数のシート状物品を一括して移動ホッパー内に移送することができ、自動的に高速に装填処理が行える。
本発明の好適な一実施形態の全体構成を示す平面図である。 その側面図(図1のB矢視図)である。 その側面図(図1のA矢視図)である。 主に旋回装置を示す側面図である。 主に旋回装置を示す平面図である。 主に自動装填装置を示す側面図である。 主に自動装填装置を示す平面図である。 主に自動装填装置(移動カセットが起立した第二位置にある)を示す側面図である。 (a)は図7のa−a線矢視断面図であり、(b)は図7のb−b線矢視断面図である。 その作用を説明する図である。 旋回装置並びに固定ホッパー・供給装置を示す平面図である。 固定ホッパー側の側面図である。 その正面図である。 その拡大側面図である。 その拡大正面図である。 その拡大平面図である。 その拡大側面図である。 PTPシートの集合体と、それを収納する収納容器を示す斜視図である。
図1〜図17は、本発明に係るシート状物品の供給装置の好適な一実施形態を示す全体図並びに部分拡大図を示している。図18は、そのシート状物品の供給装置に用いられる収納容器1と、その収納容器1に装着する駒立て状態のシート状物品(PTPシート2)の集合体を示している。
本実施形態における処理対象のシート状物品は、PTPシート2としている。このPTPシート2は、全体として矩形状のシート片をベースとし、薬剤・タブレット・カプセル等の被包装物を収納する所定数のポット部2aを備えている。PTPシート2は、ポケット部2a側から中身を押し出して上蓋を破壊し、中身を取り出すようにした包装形態であり、薬品包装における錠剤やカプセルの包装に良く使われる。
収納容器1は、多数枚のPTPシート2を駒立て状態で収納するもので、上部開放した矩形状の容器を基本とする。具体的には、この収納容器1は、細長な帯板状のべース1aの上面に矩形状の周壁部1bを起立形成している。この周壁部1bの両長辺は、ベース1aの長辺の側縁に沿ってほぼ全長に渡って配置され、長手方向両端には共に達しないようにしている。また周壁部1bの両短辺はその中央に上下方向に延びる切欠部1eが形成され、周壁部1bの内外の空間が繋がる。さらに周壁部1bで囲まれた領域の底部1cは、ベース1aの上面よりも一段高くなっている。上記の両短辺に設けた切欠部1eに繋がる底部1cには、長手方向に延びる凹溝1dが形成される。凹溝1dの底面位置はベース1aの上面と同じとしている。これにより、周壁部1bの両短辺の外側にはそれぞれベース1aが突出する。また、突出したベース1aの部分には、一方には貫通孔1fが形成され、その貫通孔1fの外側に梁部1gが形成される。
周壁部1bで囲まれた空間の上方は開放されており、その空間内に多数のPTPシート2を駒立て状態で収納する。このPTPシート2の収納は、本実施形態では人手により行う。そして、係るPTPシート2を収納した収納容器1を複数用意し、シート状物品の供給装置10にセットする。
本実施形態のシート状物品の供給装置10は、PTPシートを包装する包装システムの搬送装置5に対してPTPシート2を一枚ずつ供給するものである。すなわち、搬送装置5は、フィンガーコンベアであり、所定ピッチで配置されるフィンガー5aによってPTPシート2を一定間隔で搬送する。そして、シート状物品の供給装置10は、搬送装置5の前後のフィンガー5a間にPTPシート2を一枚ずつ落下供給する。
シート状物品の供給装置10は、供給装置本体11と、供給装置本体11に対して多数のPTPシート2を積み重ねた状態で装填する自動装填装置12と、その自動装填装置12に対して複数のPTPシート2を駒立て状態で収納された収納容器1を供給する収納容器ストッカー13と、空の収納容器ストッカー13を搬出する搬出装置14とを備えている。
収納容器ストッカー13は、平行に配置された回転駆動する二本の搬送ベルト17を備え、その搬送ベルト17の間並びに外側には底板19を配置する。搬送ベルト17は、底板19の上面より上方に突出しており、搬送ベルト17上に置かれた収納容器1に対して搬送力を与える。底板19の上方の左右両側には、それぞれ側壁ガイド15,16を配置している。両側壁ガイド15,16の対向面間の距離は、収納容器1の長手方向の長さとほぼ等しくしている。これにより、図1等に示すように、各収納容器1は横長の状態で搬送され、横方向の移動は両側壁ガイド15,16により規制されるため、各収納容器1は一列縦隊で整列して搬送される。
側壁ガイド15,16の所定位置にはストッパー18を配置する。ストッパー18はシリンダを駆動源として搬送ベルト17に向けて前後進移動する。つまり、左右に設けたストッパー18同士が前進移動(互いに接近する方向の移動)すると、収納容器1の両端面にそれぞれ接触して保持する。このとき収納容器1は、搬送ベルト17から受ける搬送力に抗して、両ストッパー18にて保持される。また、このストッパー18で保持された収納容器1の後方からさらに収納容器ストッカー13上にセットされた収納容器1は、搬送ベルト17からの搬送力を受けて前進移動し、ストッパー18で保持されて一時停止している収納容器1に接触するとそれ以上の前進移動が抑止される。よって、図1に示すように、収納容器ストッカー13上のストッパー18で保持されていない最後尾に位置する収納容器1も合わせて前後に接触した状態で待機する。
そして、係る収納容器1を保持する状態からストッパー18が後退移動(互いに離反する方向の移動)すると、当該ストッパー18で保持されていた収納容器1は、搬送ベルト17からの搬送力を受けて前進移動する。
収納容器ストッカー13の搬送方向前方側には、横方向に横切るストッパー部材21が昇降移動可能に配置される。このストッパー部材21は、その上端が底板19の上面とほぼ同じ(搬送ベルト17よりも低位)待機位置と、搬送ベルト17よりも大きく上方に突出する動作位置の2つの状態を遷移する。この2つの状態の遷移は例えばシリンダ駆動により行われる。ストッパー部材21が待機位置にあるときは、搬送ベルト17により搬送される収納容器1は、そのまま前進移動し、次段の搬出装置14に移送される。一方、ストッパー部材21が動作位置にあるときは、収納容器1の進行方向の前面がストッパー部材21に接触しそれ以上の前進が抑止される。
ストッパー部材21に接触した収納容器1が一時停止する領域の下方には、昇降移動する移動台が配置される。この移動台は、その上端が底板19の上面とほぼ同じ(搬送ベルト17よりも低位)待機位置と、搬送ベルト17よりも上方(ストッパー18よりは低位)に突出する動作位置の2つの状態を遷移する。この2つの状態の遷移は例えばシリンダにより駆動する。移動台が待機位置にあるときは、搬送ベルト17により搬送される収納容器1は、そのまま移動台の上を通過する。一方、移動台が動作位置にあるときは、その移動台の上に位置する収納容器1も上昇し、搬送ベルト17からの搬送力を受けなくなる。よって、ストッパー部材21に接触して一時停止した収納容器1は、その後、移動台によって持ち上げられ、搬送ベルト17からの搬送力を受けないフリー状態で当該移動台の上で待機する。また、ストッパー部材21と移動台がともに上昇位置にあるとき、ストッパー部材21の方が移動台よりも上方に位置する。よって、移動台の上に置かれた収納容器1は、進行方向の前面はストッパー部材21に接触し、位置決めされる。
収納容器1の進行方向右側に位置する側壁ガイド16の前端位置は、進行方向左側に位置する側壁ガイド15の前端位置よりも進行方向後方側に位置している。つまり、上記の移動台に対向する領域には、側壁ガイド16が存在しない。よって、移動台の上におかれた収納容器1は、進行方向右側の側壁ガイド16が存在しない開放部位より隣接する自動装填装置12側に対して前後進移動可能となる。
この収納容器1の自動装填装置12に対する前後進移動は、搬送ロボット20により行う。この搬送ロボット20は、収納容器ストッカー13の搬送方向前方側の上方に、横方向に横切るように本体が設置され、その本体内の駆動装置により当該本体に沿って前後進移動可能にスライダ20aが取り付けられ、そのスライダ20aにアーム20bが連結される。このアーム20bが、ストッパー部材21に接触し、移動台の上で一時停止している収納容器1の進行方向の左側端部に連結し、その状態でスライダ20aが自動装填装置12に向けて前進移動すると、アーム20bが収納容器1を押し出して自動装填装置12の移動カセット25にセットする。また、上記とは逆に、自動装填装置12に近接する前進位置にあるスライダ20aが、自動装填装置12の移動カセット25にセットされた収納容器1に連携した状態で自動装填装置12から離反する方向に後退移動すると、収納容器1はアーム20bに引き出されて移動台上に戻る。つまり、後述するように、自動装填装置12の移動カセット25にセットされた収納容器1内のPTPシート2は、供給装置本体11のホッパーに装填されるため、PTPシート2が取り出されて空となった収納容器1を再び移動台上に戻す。
アーム20bと収納容器1との連結は、図1ではアーム20bが収納容器1の貫通孔1f内に挿入することで行う。これにより、例えば前進移動する場合にはアーム20bがベース1aの所定部位に接触して前方に付勢し、後退移動する場合にはアーム20bが梁部1gに引っかかって引き出すように動作する。なお、前進移動する際には、梁部1gの外周面に接触して前方に付勢するようにしても良い。
アーム20bの後退移動に伴い自動装填装置12の移動カセット25から引き出された空の収納容器1は、移動台の上に戻る。そして、所定のタイミングで移動台並びにストッパー部材21が下降して待機位置に至ると、収納容器1は搬送ベルト17の搬送力を受けて搬出装置14に渡される。
搬出装置14は、多数のフリーローラ(コロ)14aからなる搬送路を全体的に下方傾斜状に配置している。これにより、搬送装置14の上に移動した収納容器1は、自重により下り坂に沿って移動して搬出される。
図2さらには拡大図である図6等に示すように、自動装填装置12の移動カセット25は、長手方向の一端(収納容器ストッカー13と反対側)側を回転中心として90度の角度範囲内で正逆回転し、実線で示す水平姿勢の第一位置と、二点鎖線で示す起立姿勢の第二位置をとる。すなわち、移動カセット25は、底部を構成する細長なベース部材26を有し、そのベース部材26の一端が連結部材27を介して回転軸28に連結して一体化する。この回転軸28は、軸受け部29にて正逆回転自在に軸受け支持されると共に、その一端が駆動モータ30に連携される。駆動モータ30の回転出力を受けて、回転軸28ひいてはベース部材26が正逆回転し、移動カセット25が第一位置と第二位置の間を遷移する。
移動カセット25の底部を構成するベース部材26は、その横幅(短手方向の幅)を、収納容器1の横幅よりも十分長く設定している。ベース部材26の上面所定位置には、一対の固定側壁31が長手方向に延びるように平行に配置される。この一対の固定側壁31の対向面間の距離は、収納容器1の横幅と一致させている。また、固定側壁31の先端側、すなわち、水平姿勢の第一位置において収納容器ストッカー13に近接する側の端部は、その内側面がテーパ面31aとなり、先端に行くに従って一対の固定側壁31の対向面間の距離が長くなる。よって、テーパ面31aがガイド面となり、収納容器ストッカー13から搬送ロボット20により搬出されてきた収納容器1がそのガイド面に案内されて両固定側壁31間に挿入配置される。挿入された収納容器1は、その固定側壁31により幅方向の移動が抑止される。
一対の固定側壁31の上方には、それぞれ移動側壁32が配置される。この一対の移動側壁32は、互いに接近離反移動する。つまり移動側壁32は、その外面の長手方向の前後二箇所で、ベース部材26の上面の側縁に設置されたシリンダ35に連係されて支持される。シリンダ35が往復移動することで、移動側壁32が固定側壁31の真上に位置する閉塞位置と、その閉塞位置から外側に離反移動した開放位置を遷移する。さらに移動側壁32の上方部位には、L字プレート33が取り付けられる。つまりL字プレート33は、移動側壁32の外側面上方部位に連結されると共に、折り曲げられた先端部位が移動側壁32の上端面から内側に向けて突出して上方係止部33aとなる。
移動側壁32が閉止位置にあるとき、上方係止部33aは収納容器1の上方に位置し、その収納容器1内に収納されたPTPシート2の上辺の一部を覆うようになる(図9,図10(a)等参照)。これにより、PTPシート2が収納容器1の上方開放部位から離脱するのが、上方係止部33aにより阻止される。よって、その状態で移動カセット25が90度回転して起立姿勢の第二位置に至っても、収納容器1はもちろん、収納容器1内のPTPシート2も移動カセット25から離脱・落下しない。
一方、移動側壁32が開放位置にあるとき、上方係止部33aは収納容器1の上方開口部の外に位置する(図10(b)等参照)。この状態では、収納容器1の上方開口部からPTPシート2を取り出すことが可能となる。
さらに移動側壁32には、上方に突出する係止突片34が取り付けられる(図9等参照)。この係止突片34は、移動側壁32と一体化しており、シリンダ35の往復移動に伴い、係止突片34は移動側壁32と共に移動する。
供給装置本体11は、180度間隔で配置される2個の移動ホッパー40を公転移動させる旋回装置41と、移動ホッパー40内のPTPシートを受け取る固定ホッパー42を有し、その固定ホッパー42内のPTPシート2を下方の搬送装置5に充填供給する充填装置44とを備える。
旋回装置41は、回転する支柱45の上下二箇所に径方向反対側に突出する連結棒46を取り付け、その連結棒46の先端に移動ホッパー40を連結する。支柱45は、その下端において駆動モータ47に連携され、180度毎に回転し、一時停止する。この一時停止した際に、一方の移動ホッパー40は、起立姿勢の第二位置にある移動カセット25に対向し、他方の移動ホッパー40は固定ホッパー42の上方に位置する。
図10に拡大して示すように、移動ホッパー40は、連結棒46の先端に取り付けられたL字連結プレート50に固定される後壁51と、その後壁51の両サイドに連結される側壁52とを備え、平断面が略コ字状となっている。後壁51は、前後方向に延びる凹溝51aが形成される。凹溝51aは、後壁51の全長にわたって形成され、凹溝51aの両端は後壁51の上端及び下端に開口される。
また、移動ホッパー40の上端は開口され、下端は開閉底板56が配置される(図12等参照)。さらに移動ホッパー40は、側壁52の先端に開閉自在に装着されたストッパー板53を備え、そのストッパー板53により移動ホッパー40の前方開放部の両サイド近傍を閉塞可能としている。すなわちストッパー板53は、側壁52の外面の先端に外側に向けて直交するように突出配置されたガイドロッド54に連携され、ガイドロット54に沿って往復直線移動可能となる。そして、ガイドロッド54に装着されたコイルスプリング55の弾性復元力により、ストッパー板53は側壁52の内側に向けて付勢され、定常状態ではストッパー板53の先端(ガイドロッド54と非連携側)が移動ホッパー40の前方開放部の一部を覆う(図10(a)等参照)。これにより、例えば図11等に示すように、移動ホッパー40内に段積み状態で充填されたPTPシート2は、前方からの離脱がストッパー板53により阻止される。
一方、スプリング55の弾性力に抗してストッパー板53が外側(互いに離反する方向)に移動すると、例えば図10(b)等に示すようにストッパー板53の先端が側壁52上まで位置し、両側壁52間の前方開放部が開放され、当該前方開放部側からPTPシート2の挿入が可能となる。
さらにストッパー板53の基端側の所定位置には、スリット状の貫通孔53aが形成され、その貫通孔53aの外側に前方に突出する係止受け板56が配置される。貫通孔53aは、移動カセット25が起立姿勢の第二位置にあり、一方の移動ホッパー40がかかる移動カセット25に対向した状態で、移動カセット25の閉塞位置にある移動側壁32に取り付けた係止突片34に対向する領域に形成される。これにより、移動カセット25の移動側壁32と、移動ホッパー40の側壁52の先端同士が近接すると、係止突片34は貫通孔53a内に挿入され、移動カセット25と移動ホッパー40とが連結される。さらにこの状態では、係止突片34の外面と、係止受け板56の内面が面接触する。そして、シリンダ35が動作して移動側壁32が閉塞位置から外側に離反移動して開放位置に至ると、係止突片34も外側に移動し、それに追従して係止突片34が連結されたストッパー板53も外側に移動する。これにより、図10(b)に示すように、ストッパー板53の先端が側壁52上まで位置し、両側壁52間の前方開放部が開放される状態となる。この状態では、移動カセット25と移動ホッパー40の対向面が互いに開放されて連続した空間となると共に、移動カセット25の移動側壁32と移動ホッパー40の側壁52の先端同士が近接するため上記の連続した空間は水平面内において簡易的な閉じられた空間となる。よって、移動カセット25内の収納容器1に収納されたPTPシート2は、その収納容器1から移動ホッパー40内へ移し替えが可能となる。そして、上記のように簡易的に閉じられた空間となっているため、その移し替え時に外部に離脱することはない。また係る移し替えは、自動装填装置12の移し替えユニット39が行う。
移し替えユニット39は、第二位置にある移動カセット25内の段積み状態で積層されたPTPシート2を、移動ホッパー40内へ移動して装填するものである。図2等に示すように、この移し替えユニット39は、正逆回転する移動カセット25の回転軸28近傍で、第二位置に来た移動カセット25の下方に配置される。二股上の挟持板36を上向きにセットし、その挟持板36を水平方向に移動する第一駆動装置37と、挟持板37を上下方向に移動する第二駆動装置38を備える。挟持板36の間隔は、PTPシート2の短手方向の幅とほぼ等しくし、挟持板36の長さは収納容器1の長手方向の長さとほぼ等しくしている。
挟持板36は、第一駆動装置37により、図2に示すように移動ホッパー40と上下方向に重なる位置と、第二位置にある移動カセット25、より具体的には当該移動カセット25内の収納容器1と上下方向に重なる位置の間を遷移する。また、挟持板36は、第二駆動装置38により、図2に示すようにその上端が移動ホッパー40の下方に位置する状態と、上昇移動して移動ホッパー40内に位置する状態を遷移する。移動ホッパー40内に位置する状態の場合、二股状の挟持板36の一方は、後壁51の凹溝51a内に挿入されるとともに、その上端は移動ホッパー40の上方部位に至る。
また、挟持板36が移動カセット25に上下に重なる位置において下方位置に至る場合、挟持板36の上端は移動カセット25の下端よりも下側に位置する。よって、第二駆動装置38により挟持板36が下方位置に位置する場合、挟持板36は、移動カセット25並びに移動ホッパー40の状態・位置に関係無く第一駆動装置37の往復移動に従って移動可能となる。
また、挟持板36が移動カセット25に上下に重なる位置において上方位置に至る場合、挟持板36は移動カセット25ひいては収納容器1内に位置し、二股状の挟持板36の他方は、収納容器1内の凹溝1d内に挿入されるとともに、その上端は収納容器1の上方部位に至る。そして、その状態では、挟持板36は、収納容器1内で段積みされた多数のPTPシート2を挟み込んで保持する。
さらに第一駆動装置37と第二駆動装置38の動作により、挟持板36は、「第二位置にいる移動カセット25の下方→上昇して移動カセット25(収納容器1)内に進入→上昇位置を保ちながら水平移動して移動ホッパー40内に進入→下降移動して移動ホッパー40の下方→移動カセット25の下方……」と、ボックスモーションのように移動する。換言すると、挟持板36が係る軌跡で移動するように両駆動装置37,38の往復動作を制御する。係る制御により、収納容器1内の多数のPTPシート2を挟み込んで保持した挟持板36は、水平移動して移動ホッパー40内に進入する。すると、挟持板36に保持されているPTPシート2も一緒に移動し移動ホッパー40内に位置する。このとき、挟持板36の一方は後壁51の凹溝51a内に位置する。
次いで、シリンダ35の動作により移動側壁32が元の互いに接近する固定側壁31の上方に至ると、一体となったストッパー板53も定常状態に戻りストッパー板53の先端が移動ホッパー40の前方開放部位の一部を閉塞する。これにより、移動ホッパー40の前方開放部位が閉じられ、移動ホッパー40内のPTPシート2が前方開放部位から外部に離脱するのが抑止される。
その後、挟持板36が下降移動すると、移動ホッパー40の下端は開閉底板56で閉塞しているためPTPシート2は下降移動することなく挟持板36のみ下降する。これにより、移動カセット25(収納容器1)から移動ホッパー40へのPTPシート2の自動装填作業が完了する(図10(b)等参照)。
その後は、次の装填作業に備えて移動カセット25は水平姿勢の第一位置に戻り、空の収納容器1は搬送ロボット20により移動カセット25から取り出され、搬出装置14に移される。
また、旋回装置41が180度回転することで、PTPシート2が装填された移動ホッパー40は180度公転移動し、固定ホッパー42の上方に位置する。なお移動ホッパー40は、その前面並びに底部もしっかりと抑えられているため、公転移動中に移動ホッパー40からPTPシート2が離脱することが抑制される。
本実施形態では、移動カセット25の移動側壁32(係止突片34)と連結して一体化することで移動カセット25に設けたシリンダ35を、ストッパー板53を開閉するための駆動源として利用し、旋回装置41(移動ホッパー40)側にはストッパー板53を開閉する駆動源を設けないため、旋回部分を軽量化・簡略化することができ、駆動モータ47も小型のものを用いることが可能となる。
図4さらには図12,図14等に拡大して示すように、PTPシート2が装填された移動ホッパー40が固定ホッパー42の上方に至ると、所定のタイミングで開閉底板56が開き、移動ホッパー40と固定ホッパー42の内部空間を連続させ、移動ホッパー40に装填されたPTPシート2を固定ホッパー42内に落下供給する。すなわち、開閉底板56は、クランク状に折れ曲がった板部材からなり、上下に延びる中間板部56aの下方を内側に折り曲げて底部56bとし、中間板部56aの上方を外側に折り曲げて作動部56cとする。定常状態では、中間板部56aが移動ホッパー40の側壁52の外面に沿うとともに、底部56bが移動ホッパー40の下方開口部位内に位置し、下端を閉塞する。またこの定常状態では、作動部56cは水平方向に延びる姿勢となる。開閉底板56は、図示省略するコイルスプリング等の弾性手段により、作動部56cが下方へ付勢されており、定常状態の姿勢を保持するようにしている。また、開閉底板56は、中間板部56aの上端、すなわち、中間板部56aと作動部56cの連結部位を回転中心として正逆回転可能に側壁52に取り付けられる。この正逆回転により底部45bが側壁52の外側に位置し、移動ホッパー40の下方開口部位から外れて下端が開放する状態をとる。
作動部56cの下方には、上下に往復動作するシリンダ57のシリンダロッドに連結された付勢板58を配置する。付勢位置58は、シリンダ57の往復動作に追従して昇降し、上昇時に作動部56cを上方に付勢する。ずると、図12中二点鎖線で示すように、作動部56cの先端が上昇し、それにともない開閉底板56は所定方向に回転して底部45bは移動ホッパー40の下方開口部位から外れて開く。これにより、底部45bにより閉じられて移動ホッパー40内に保持されていたPTPシート2は落下移動し、下方の固定ホッパー内に移動する。
さらに、開閉底板56を開くためのシリンダ57は、固定系である装置の機枠に設置されており、固定ホッパー42の上方に移動してきた移動ホッパー42の開閉底板56に対して作用する。よって移動ホッパー40には、ストッパー板53の開閉の駆動源と同様に開閉底板56の開閉の駆動源となるシリンダ57が付帯しないので、旋回装置41が小型・軽量化する。
ところで、この落下時に固定ホッパー42内に貯留されているPTPシート2の残り枚数が少ないと、落下移動距離が長くなりPTPシート2が正しい姿勢で固定ホッパー42内に落下移動できなかったり、PTPシート2に損傷・ダメージを与えたりするおそれがある。そこで本実施形態では、下降移動補助装置60を設けた。
下降移動補助装置60は、アーム61aが昇降移動する直動ロボット61を備え、そのアーム61aの上面に設置したシリンダ62により水平方向に往復移動する受け板63を備える。直動ロボット61により受け板63は昇降移動し、上昇位置では移動ホッパー40の下端近傍に位置する。さらにシリンダ62の往復動作にともない、受け板63の先端は、図11,図13,図16等において実線で示すように移動ホッパー40の外側に待機した位置と、各図等において二点鎖線で示すように移動ホッパー40の下端開口領域内に入り込んだ位置をとる。よって、受け板63が移動ホッパー40の下端開口領域内に入り込んだ状態で、開閉底板56が開くと、移動ホッパー40内に装填された多数のPTPシート2の最下端のものを受ける。その状態で、直動ロボット61により受け板63が下降移動すると、受け板63の上に載っている多数のPTPシート2も下降移動する。このとき、移動ホッパー40と固定ホッパー42の内部空間が繋がっており、PTPシート2は横方向には移動すること無く段積みされた綺麗な状態を維持しつつ下降する。そして、適宜位置でシリンダ62が複動作して受け板63が待機位置に至ると、受け板63の先端は移動ホッパー40の外に移動し、PTPシート2の保持が解除される。これにより、PTPシート2は支えを失い、落下する。よって、移動ホッパー40の下端からではなく、固定ホッパー42内の所定位置まで安定して下降移動した位置から落下するため、安定状態でスムーズに固定ホッパー42内への供給が完了する。
受け板63の待機位置への移動タイミングは、固定ホッパー42の周囲に配置した複数のセンサ66により固定ホッパー42内に貯留されているPTPシート2の上端位置を検知し、落下距離が短くなる適宜の位置で行う。
固定ホッパー42の底部には、充填装置44が設置され、下方の搬送装置5の前後のフィンガー5a間に対し、固定ホッパー42内に貯留されているPTPシート2の下端から一枚ずつ落下供給する。この充填装置44は、固定ホッパー42の下端に、一対の第一シャッター71と、一対の第二シャッター72をそれぞれ当該固定ホッパー42の長手方向両側に対向して位置する。つまり、固定ホッパー42の同一の側壁の外側には、第一シャッター71と第二シャッター72が配置される。一対の第一シャッター71は、それぞれ第一シリンダ74に連携され同期して互いに接近移動する。接近時は第一シャッター71の先端が固定ホッパー42内に進入し、その固定ホッパー42のPTPシート2を支持可能となる。離反時は第一シャッター71の先端が固定ホッパー42外に位置し、その固定ホッパー42のPTPシート2を支持を解除し、落下可能となる。同様に一対の第二シャッター72は、それぞれ第二シリンダ75に連携され同期して互いに接近移動する。接近時は第二シャッター72の先端が固定ホッパー42内に進入し、その固定ホッパー42のPTPシート2を支持可能となる。離反時は第二シャッター72の先端が固定ホッパー42外に位置し、その固定ホッパー42のPTPシート2の支持を解除し、落下可能となる。第一シャッター71と第二シャッター72の配置位置は、その高さをPTPシート2の1枚分ずらしている。例えば第一シャッター71を低い位置に設定し、両シャッター71,72を適宜のタイミングで移動することで、固定ホッパー42内に段積みされたPTPシート2の最下端のものから固定ホッパー42が落下する。
すなわち、例えば第一シャッター71と第二シャッター72が共に接近移動すると、一対の第一シャッター71が最下端のPTPシート2を支持し、一対の第二シャッターが下から2枚目のPTPシート2を支持する。その状態で一対の第一シャッター71が離反移動すると、最下端のPTPシート2が落下し、搬送装置5のフィンガー5a間に落下供給される。固定ホッパー42内のPTPシート2は第二シャッター72により支持され落下しない。
次いで、第一シャッター71が接近移動して固定ホッパー42の底部を閉じ、第二シャッター72が離反移動して固定ホッパー42の外に位置すると、第二シャッター72により保持されていた固定ホッパー42内のPTPシート2は、ダイにシャッター72からの保持が無くなり下降移動するが、その直下に位置する第一シャッター71で支持され、固定ホッパー42内に留まる。
その後、第二シャッター72が再び接近移動して固定ホッパー42内に入ると第二シャッターが下から2枚目のPTPシート2を支持する。以後上記の処理を繰り返すことで固定ホッパー42内のPTPシート2が一枚ずつ供給される。
上述した実施形態では、充填装置44は、第一シャッター71と第二シャッター72を適宜のタイミングで開閉し、固定ホッパー42内の最下端のPTPシートから搬送装置5条へ落下供給するものをもちいたが本発明はこれに限ることはなく、例えば特許文献1に開示された吸着方式やその他各種のものを用いることができる。
上述した実施形態では、シート状物品は、PTPシートに適用した例を説明したが、本発明はこれに限ることは無く、例えば台紙、カード、板状乾燥剤、能書等の平坦なシート状のものでも良く、またのその厚みも各種のものに適用することができる。
1 収納容器
2 PTPシート
25 移動カセット
40 移動ホッパー
41 旋回装置(移動手段)
42 固定ホッパー
60 下降移動補助装置
63 受け板

Claims (8)

  1. シート状物品の装填位置と、搬送ラインへの供給位置の間を移動する移動ホッパーに対して、その前面側から段積みされたシート状物品を装填するシート状物品の自動装填装置であって、
    前記供給位置から離れた箇所に、複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器を一時貯留する貯留エリアを設け、
    その貯留エリア内の収納容器に収納された複数のシート状物品を抜き取って前記移動ホッパーへセットするセット手段を備え、
    前記セット手段は、
    複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器内の受け取ると共に起立させ、その収納容器の開放面を前記装填位置にある移動ホッパーに対向させる起立手段と、
    前記収納容器内の複数のシート状物品を保持すると共に水平移動して前記開放面から前記複数のシート状物品を取り出して前記移動ホッパー内に移送する移し替え手段と、を備え、
    前記起立手段は、収納容器の開放面の少なくとも一部を覆い前記シート状物品の離脱を抑止する位置と、開放面から外れて前記シート状物品の前記取り出しを可能とする位置を遷移する係止部を備えることを特徴とするシート状物品の自動装填装置。
  2. 前記係止部は、前記起立手段に設けたアクチュエータにより移動して前記二つの位置を遷移し、
    前記アクチュエータの駆動を前記移動ホッパーの前面側を開閉するストッパー部材に伝え、前記係止部と前記ストッパー部材の開閉を同時に行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシート状物品の自動装填装置。
  3. 前記移し替え手段は、開口部が上部にある二股状の挟持板と、その挟持板を水平方向と上下方向に移動する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のシート状物品の自動装填装置。
  4. 前記収納容器は、シート状物品を収納する空間を確保する側壁を有し、
    その側壁で囲まれる空間のシート状物品の側縁が接触可能な底部に、長手方向に延びる溝部を設け、
    前記収納容器の長手方向両側に位置する側壁には、前記溝部から開放面側端部に至る切欠部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシート状物品の自動装填装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のシート状物品の自動装填装置と、
    前記移動ホッパーを前記装填位置と前記供給位置の間を移動させる移動手段と、
    前記供給位置に至る移動ホッパーの下端から、前記シート状物品を前記搬送ラインに供給する供給手段とを備えたシート状物品の供給装置。
  6. 前記供給手段は、前記搬送ラインの上方に配置した固定ホッパーと、その固定ホッパー内のシート状物品を前記搬送ラインに供給する手段を有し、
    前記移動ホッパーの下端開口領域内に位置し、その移動ホッパー内のシート状物品を受けた状態で前記固定ホッパー内を下降移動するとともに、その固定ホッパーの外側に離脱する受け部材を有する下降移動補助手段を備え、
    その受け部材が前記固定ホッパーの外側に離脱する位置の制御は、前記固定ホッパー内のシート状物品の上端位置に基づいて行うことを特徴とする請求項5に記載のシート状物品の供給装置。
  7. 前記移動手段は、前記移動ホッパーを公転移動させる旋回装置であることを特徴とする請求項5または6に記載のシート状物品の供給装置。
  8. シート状物品の装填位置と、搬送ラインへの供給位置の間を移動する移動ホッパーに対して、その前面側から段積みされたシート状物品を装填するシート状物品の自動装填装置と、
    前記移動ホッパーを前記装填位置と前記供給位置の間を移動させる移動手段と、
    前記供給位置に至る移動ホッパーの下端から、前記シート状物品を前記搬送ラインに供給する供給手段とを備えたシート状物品の供給装置であって、
    前記シート状物品の自動装填装置は、前記供給位置から離れた箇所に、複数のシート状物品が駒立て状態で収容される収納容器を一時貯留する貯留エリアを設け、
    その貯留エリア内の収納容器に収納された複数のシート状物品を抜き取って前記移動ホッパーへセットするセット手段を備え、
    前記供給手段は、前記搬送ラインの上方に配置した固定ホッパーと、その固定ホッパー内のシート状物品を前記搬送ラインに供給する手段を有し、
    前記移動ホッパーの下端開口領域内に位置し、その移動ホッパー内のシート状物品を受けた状態で前記固定ホッパー内を下降移動するとともに、その固定ホッパーの外側に離脱する受け部材を有する下降移動補助手段を備え、
    その受け部材が前記固定ホッパーの外側に離脱する位置の制御は、前記固定ホッパー内のシート状物品の上端位置に基づいて行うことを特徴とするシート状物品の供給装置。
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