JP4964199B2 - 個別包装薬剤自動供給装置 - Google Patents
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ここで、丸もの薬剤は、円筒状容器に薬剤を収容したものである。個別包装薬剤は、丸もの薬剤を一袋に一つずつ詰めて密封したものであって、硬質の内容器と軟質の外袋とによる二重封入形態になっている。
しかしながら、丸もの薬剤の掬い上げ方式には、収納量が多いのに整列条件が緩くて済むという利点がある一方、掬い上げられなかったときには再試行することが想定されている方式なので、払出に費やす時間が一定でなく上限が確定しないという特質もある。
そこで、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて姿勢良く逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置をコンパクトに実現することが第1技術課題となる。
そこで、丸ものの個別包装薬剤を姿勢良く逐次供給するに際して先頭薬剤等の破損防止が確実になされるよう、改良を重ねることが第3技術課題となる。
しかしながら、薬剤が一列に繋がって並ぶ完全整列収納を前提として、ところてん式に押し出す方式(特許文献1,2参照)と異なり、単列コンベア改造方式では、個別包装薬剤を別個の区画室に収容することを前提としており、区画室を形成する個別収容部材の移動と傾動に伴って個別包装薬剤が姿勢良く供給されるものなので、戻りの薬剤を整列収納薬剤の列の先頭に押し込むことで優先排出させる手法は採用できない。
そこで、丸ものの個別包装薬剤を姿勢良く逐次供給するに際して優先的な排出も行えるよう、改良を重ねることが第4技術課題となる。
丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納して逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置において、
鉛直面で循環移動しうる無端条帯の外周に多数の個別収容部材が列設されており前記無端条帯の上側部分が水平に張られており前記個別収容部材が前記丸もの薬剤より高さの低い上面解放の箱体からなり前記個別包装薬剤を一つ立てて収容しうるようになっている整列収納順次排出機構部と、
その整列収納薬剤のうち先頭薬剤が前記無端条帯の循環移動に伴って前に倒れてほぼ水平になるところに受けローラが軸方向を水平にして且つ前記無端条帯の上側部分の進行方向と直交させて設けられており前記受けローラを軸回転させて前記先頭薬剤を前記個別収容部材から抜き取る取出機構部と
を備えたことを特徴とする。
このような整列収納順次排出機構部は、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて姿勢良く逐次排出するものとなっており、第1技術課題の解決に寄与する。
このような取出機構部を上述の整列収納順次排出機構部の薬剤排出先に設けたことにより、丸ものの個別包装薬剤を良い姿勢のまま確実に排出することができることとなる。
したがって、この発明によれば、第1技術課題に加えて第2技術課題も解決される。
したがって、この発明によれば、第1技術課題が解決されるのに加えて、第2技術課題が高度に解決されることとなる。
したがって、この発明によれば、第1技術課題と第2技術課題に加えて第3技術課題も解決される。
したがって、この発明によれば、第1技術課題と第2技術課題に加えて第4技術課題も解決される。
さらには、個別包装薬剤が最も膨らんでいる丸もの薬剤の収容箇所の前後で、個別収容部材の側壁が無くなっていることから、前後の個別包装薬剤の間を短く詰めることができるので、薬剤整列方向である前後の長さについても、コンパクト実装が達成される。
したがって、この発明によれば、丸ものの個別包装薬剤を多数収納しておいて一層姿勢良く逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置を一層コンパクトに実現することができる。
図1〜10に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)や,実施形態1〜2を総て具現化したものである。
なお、その図示に際しては、簡明化等のため、フレームや,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
筐体は、上面解放の箱体からなり、底板61と前板62と左側板63と背板64には欠けが無いが、右側板65は、前側部分が欠かれて、払出口66が形成されている。なお、払出口66は、取出機構部50の払出方向に適合していれば、右側板65でなく左側板63側に形成しても良く、両側板63,65に形成しても良い。
取出機構部50は、整列収納順次排出機構部40と同じく四個並設しても良く、整列収納順次排出機構部40四個分をカバーする幅広のもの一個だけでも良いが、この実施例では、単一の整列収納順次排出機構部40をカバーする幅狭で小形のものが採用されている。取出機構部50は、筐体内に装備されて、整列収納順次排出機構部40の前端と前板62の内面との間に位置し、図示しない直線往復移動機構の駆動により前板62に沿って左右方向Gに移動しうるようになっている。
取出機構部50の図示に際しては、上述したように、可動基部51を左右方向Gに移動させる直線往復移動機構の図示を割愛した。また、その機構の駆動源としての電動モータに加え、後述する押えローラ55や,受けローラ54,払出部材53を作動させる電動モータ及び伝動部材についても、図示を割愛して、作動部材を中心に図示した。
また、受けローラ54は、軸方向を左右方向Gに一致させた状態で支持されており、これによって軸方向が水平であって而も整列収納順次排出機構部40の無端条帯41の上側部分の進行方向と直交するものとなっている。
そして、整列収納順次排出機構部40の先頭の個別収容部材20の前倒に伴って先頭の個別包装薬剤10も前倒し、その先頭薬剤が受けローラ54の上に倒れ込んで横倒しになると(図5(a),(b)参照)、押えローラ55が下降してそれと受けローラ54とが先頭薬剤を上下から挟み付ける(図5(c),(d)参照)。
こうして、個別包装薬剤10が高い確度で円滑かつ安全に抜き取られ送り出される。
また、薬剤排出有無の迅速確定のため、荷重検出部材56にて適度な範囲内の荷重が検出されたら、整列収納順次排出機構部40から取出機構部50へ個別包装薬剤10が倒れ込んで来たと判定するように、拡張されている。
そして、再び次の即時供給の態勢を整えるべく、整列収納順次排出機構部40から取出機構部50への薬剤排出が試行されるが、その際、特定の整列収納順次排出機構部48からの薬剤排出が優先試行され(図8(a)参照)、この場合は薬剤排出が無いので、通常の整列収納順次排出機構部49に試行対象が移る。
この状態で供給指示が出されると、自動動作が再開され、払出部材53が移動して、取出機構部50に一時留置されていた個別包装薬剤10が直ちに払出口66から送り出され(図9(b)参照)。
こうして、戻りの個別包装薬剤10の優先供給を伴った即時供給が遂行される。
上記実施例では、整列収納順次排出機構部40について無端条帯41を循環移動させて先頭薬剤を前倒させ先頭薬剤がほぼ水平になって受けローラ54に乗ったときに無端条帯41の循環移動を止める制御がオープン制御か荷重検出部材56の検出に基づくフィードバック制御になっていたが、前倒してほぼ水平になった先頭薬剤を検出するセンサを別に追加し、その検出に基づいて無端条帯41の循環移動を止めるフィードバック制御を行うようにしても良い。そのような先頭薬剤前倒検出用センサは、光学センサでも磁気センサでも音波センサでも良く、複数個を設けて一つずつ整列収納順次排出機構部40それぞれの前端部に臨ませても良く、検出ラインが複数の整列収納順次排出機構部40の前方を横断するものを一組だけ設けるのでも良い。
11…丸もの薬剤(内容器)、12…外袋、
20…個別収容部材、
21…箱体、22…収納室、23…前壁(側壁)、
24…欠け、25…後壁(側壁)、26…欠け、
27…係止部、28…貫通穴、30…座部、31…ネジ穴、
40…整列収納順次排出機構部、
41…無端条帯、42…従動軸、
43…駆動軸、44…駆動部、45…側板、
48…整列収納順次排出機構部(特定、優先)、
49…整列収納順次排出機構部(他、通常)、
50…取出機構部、
51…可動基部、52…留置座部、53…払出部材、
54…受けローラ、55…押えローラ、56…荷重検出部材、
60…個別包装薬剤自動供給装置、
61…底板、62…前板、63…左側板、
64…背板、65…右側板、66…払出口
Claims (4)
- 丸もの薬剤を一つずつ袋に入れて密封した個別包装薬剤を多数収納して逐次供給する個別包装薬剤自動供給装置において、鉛直面で循環移動しうる無端条帯の外周に多数の個別収容部材が列設されており前記無端条帯の上側部分が水平に張られており前記個別収容部材が前記丸もの薬剤より高さの低い上面解放の箱体からなり前記個別包装薬剤を一つ立てて収容しうるようになっている整列収納順次排出機構部と、その整列収納薬剤のうち先頭薬剤が前記無端条帯の循環移動に伴って前に倒れてほぼ水平になるところに受けローラが軸方向を水平にして且つ前記無端条帯の上側部分の進行方向と直交させて設けられており前記受けローラを軸回転させて前記先頭薬剤を前記個別収容部材から抜き取る取出機構部とを備えたことを特徴とする個別包装薬剤自動供給装置。
- 前記受けローラの上方で昇降する押えローラが前記取出機構部に設けられ、前記先頭薬剤の抜き取り時に前記押えローラと前記受けローラとが前記先頭薬剤を上下から挟むようになっていることを特徴とする請求項1記載の個別包装薬剤自動供給装置。
- 前記取出機構部に対する前記先頭薬剤の押下力を検出する荷重検出部材が前記取出機構部に付設されており、その検出に基づいて過重状態か否かを判別し過重検知時には前記無端条帯の循環移動を停止するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された個別包装薬剤自動供給装置。
- 前記整列収納順次排出機構部が複数並設されており、前記取出機構部が前記整列収納順次排出機構部のうち特定の整列収納順次排出機構部からの薬剤受取を先に試行して受け取れないときに他の整列収納順次排出機構部からの薬剤受取を行うようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載された個別包装薬剤自動供給装置。
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