JP6517048B2 - 部品実装機 - Google Patents

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本明細書に開示する技術は、部品を基板に実装する部品実装機に関する。
特許文献1に、電子部品を吸着し移載する部品移載装置が開示されている。部品移載装置は、電子部品を吸着する吸着ノズルと、側面画像撮像用カメラと、画像メモリと、演算手段を備えている。側面画像撮像用カメラは、吸着ノズル及び吸着ノズルに吸着された電子部品を側方から撮像する。メモリは、電子部品を側方から撮像した電子部品単体の画像データを記憶する。演算手段は、部品吸着状態の吸着ノズルの画像データと吸着ノズル単体の画像データとの差から差分画像データを生成する。演算手段は、差分画像データと、電子部品単体の画像データを比較することで、吸着ノズルの吸着面の良否判定を実施している。
特開2007−123807号公報
特許文献1の部品移載装置では、部品吸着状態の吸着ノズルの画像データと、吸着ノズル単体の画像データと、電子部品単体の画像データを用いて、吸着ノズルの吸着面の良否を判定している。このため、部品吸着状態の吸着ノズルの画像データと、吸着ノズル単体の画像データを画像メモリに予め記憶しなければならない。この結果、部品移載装置に予め記憶される画像データの容量が大きくなるという問題がある。
本明細書に開示する部品実装機は、部品を基板に実装する。この部品実装機は、部品を吸着する吸着面を有する吸着ノズルと、吸着ノズルの側方に配置され、吸着ノズルの先端のノズル撮像データを取得するカメラと、吸着ノズルの吸着面の良否を判定する制御装置と、を備えている。ノズル撮像データは、吸着ノズルの先端が撮影されるノズル領域と、吸着ノズルの先端より下方の背景が撮影される背景領域が含まれている。制御装置は、ノズル撮像データの吸着面に対して垂直となる方向に予め設定された複数のノズル検査線のうち、ノズル領域において吸着ノズルを検知したノズル検査線の本数に基づいて、吸着面の良否を判定するように構成されている。
上記の部品実装機では、吸着ノズルの先端を撮像したノズル撮像データのうちノズル領域に設定されたノズル検査線を走査し、吸着ノズルを検知したノズル検査線の本数に基づいて、吸着面の良否を判定している。即ち、ノズル撮像データのみから、吸着ノズルのノズル吸着面の良否を判定している。このため、部品実装機は、ノズル撮像データと比較する画像データを記憶する必要がない。この結果、部品実装機に予め記憶される画像データの容量を小さくすることができる。
部品実装機の構成を模式的に表す側面図である。 部品実装機の制御系の構成を表すブロック図である。 判定処理の手順を示すフローチャートである。 吸着ノズル正常時のノズル検査データ周辺の拡大図の一例である。 吸着ノズル異常時のノズル検査データ周辺の拡大図の一例である。 吸着ノズル異常時のノズル検査データ周辺の拡大図の一例である。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)部品実装機は、吸着ノズルを支持し、吸着ノズルを移動させる移載ヘッドをさらに備えていてよい。カメラは、移載ヘッドと一体となって移動してもよい。部品実装機は、部品を基板に実装するために、移載ヘッドを移動させる場合がある。カメラが、移載ヘッドと一体となっている場合、移載ヘッドを移動させている間に、吸着面の良否を判定することができる。
(特徴2)制御装置は、吸着面を正常と判定した場合は、さらに、ノズル撮像データから吸着面の平坦度を算出し、平坦度に基づいて吸着面の良否を判定するように構成されている。このような構成によると、吸着面の良否判定の精度を向上することができる。
(特徴3)制御装置は、ノズル撮像データを記憶する記憶部を備えており、制御装置が吸着面を異常と判定したときに、記憶部は、その異常と判定されたときのノズル撮像データを記憶してもよい。部品実装機が、吸着面の異常を判定した場合、作業者は、画像で、吸着面の異常状態を確認したい場合がある。このような構成によると、異常と判定されたノズル撮像データが記憶部に記憶される。これにより、例えば、部品実装機の作業者が、異常を判定したノズル撮像データを確認することができる。
(実施例) 以下、図1および図2を用いて、本実施例に係る部品実装機10について説明する。部品実装機10は、回路基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機10は、表面実装機やチップマウンタとも称される。通常、部品実装機10は、はんだ印刷機、他の部品実装機及び基板検査機とともに併設され、一連の実装ラインを構成する。
図1に示すように、部品実装機10は、複数の部品フィーダ12と、フィーダ保持部14と、実装ヘッド16と、撮像ユニット20と、実装ヘッド16および撮像ユニット20を移動させる移動装置18と、基板コンベア26と、操作パネル28と、制御装置30を備える。
各々の部品フィーダ12は、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、実装ヘッド16へ電子部品4を供給する。部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されない。各々の部品フィーダ12は、例えば、巻テープ上に複数の電子部品4を収容するテープ式フィーダ、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、又は、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。
移動装置18は、部品フィーダ12と回路基板2との間で実装ヘッド16および撮像ユニット20を移動させる移動装置の一例である。本実施例の移動装置18は、移動ベース18aをX方向及びY方向に移動させるXYロボットである。移動装置18は、移動ベース18aを案内するガードレールや、移動ベース18aをガイドレールに沿って移動させる移動機構や、その移動機構を駆動するモータ等によって構成されている。移動装置18は、部品フィーダ12および回路基板2の上方に配置されている。移動ベース18aに対して実装ヘッド16および撮像ユニット20が取付けられている。実装ヘッド16および撮像ユニット20は、移動装置18によって部品フィーダ12の上方及び回路基板2の上方を移動する。
実装ヘッド16は、電子部品4を吸着する吸着ノズル6を備えている。吸着ノズル6は、実装ヘッド16に対して着脱可能とされている。吸着ノズル6は、Z方向(図面上下方向)に移動可能に実装ヘッド16に取り付けられている。吸着ノズル6は、実装ヘッド16に収容されたアクチュエータ(図示省略)によって上下方向に昇降すると共に、また、電子部品4を吸着可能に構成されている。実装ヘッド16により電子部品4を回路基板2に実装するには、まず、部品フィーダ12に収容された電子部品4に吸着ノズル6の下面(吸着面)が当接するまで、吸着ノズル6を下方に移動させる。次いで、吸着ノズル6に電子部品4を吸着し、吸着ノズル6を上方に移動させる。次いで、移動装置18により実装ヘッド16を回路基板2に対して位置決めする。次いで、吸着ノズル6を回路基板2に向かって下降させることで、回路基板2に電子部品4を実装する。実装ヘッド16による上記の動作を実装処理とする。
撮像ユニット20は、移動ベース18aに取り付けられている。このため、実装ヘッド16が移動すると、撮像ユニット20も一体となって移動する。撮像ユニット20は、カメラ支持部22とカメラ24を備えている。カメラ支持部22は、移動ベース18aに取り付けられている。カメラ支持部22には、カメラ24が取付けられている。カメラ24は、吸着ノズル6の側方(図面Y方向)に配置されている。なお、実装ヘッド16により、吸着ノズル6を上下方向に昇降することで、カメラ24の撮像領域に含まれる吸着ノズル6の領域を調整することができる。
基板コンベア26は、回路基板2の部品実装機10への搬入、部品実装機10への位置決め、及び部品実装機10からの搬出を行う装置である。本実施例の基板コンベア26は、例えば、一対のベルトコンベアと、ベルトコンベアに取り付けられると共に回路基板2を下方から支持する支持装置(図示省略)と、ベルトコンベアを駆動する駆動装置により構成することができる。操作パネル28は、作業者の指示を受け付ける入力装置であるとともに、作業者に対して各種の情報を表示する表示装置でもある。
制御装置30は、CPU,ROM,RAMを備えたコンピュータを用いて構成されている。図2に示すように、制御装置30には、部品フィーダ12と、実装ヘッド16と、移動装置18と、カメラ24、操作パネル28が通信可能に接続されている。制御装置30は、これら各部(12,16,18,24、28等)を制御することで、電子部品4の回路基板2への実装を行う。
制御装置30は、記憶装置40と通信可能に接続されている。記憶装置40は、部品実装機10の動作を制御するための演算プログラムが記憶されている。制御装置30は、演算プログラムを実行することで、判定部32と、動作制御部34として機能する。判定部32は、カメラ24が撮像した撮像データに基づいて、吸着ノズル6の吸着面の良否を判定する。動作制御部34は、記憶装置40に記憶されている演算プログラムに基づいて、部品フィーダ12、実装ヘッド16、移動装置18、カメラ24、操作パネル28の動作を制御し、回路基板2に電子部品4を実装する。動作制御部34による各部12,16,18,24、28の制御は、公知の方法で行われる。以下では、判定部32が実行する判定処理について説明する。
判定部32が実行する判定処理について、図3〜図5を用いて説明する。判定処理は、実装ヘッド16による実装処理が完了した後に開始される処理である。即ち、判定処理は、実装ヘッド16が、回路基板2の上方から、部品フィーダ12の上方に移動している間に実行される。まず、ステップS12において、制御装置30は、カメラ24の撮像領域Rを調整する。即ち、制御装置30は、吸着ノズル6を上下方向に昇降することで、カメラ24の撮像領域Rを調整する。具体的には、カメラ24の撮像領域Rに、吸着ノズル6の先端と、吸着ノズル6の先端より下方の背景が撮影される背景領域が含まれるように、吸着ノズル6のZ方向の位置を調整する。
次いで、ステップS14において、制御装置30は、カメラ24により吸着ノズル6を側方(図面Y方向)から撮像し、ノズル撮像データを取得する。ステップS14で取得されたノズル撮像データは、ステップS12の処理によって、吸着ノズル6の先端と、吸着ノズル6の先端より下方の背景が含まれている。次いで、ステップS16において、制御装置30は、S4で取得したノズル撮像データに対して、画像処理を実行して、ノズル検査データ100を取得する。具体的には、制御装置30は、ノズル撮像データに対して2値化処理を実行する。ノズル撮像データに対する2値化処理は、公知の方法で実行される。なお、二値化処理の輝度値の閾値は、吸着ノズル6と背景領域を区別することができる値を設定する。これにより、制御装置30は、ノズル検査データ100内の吸着ノズル6と背景領域とを明確に区別することができるようになる。
次いで、ステップS18において、制御装置30は、ステップS16で取得したノズル検査データ100に対して第1検査処理を実行する。第1検査処理について、図4を用いて説明する。図4は、吸着ノズル6が正常な場合のノズル検査データ100の一例である。なお、図4は、見やすくするために、ノズル検査データ100の領域外の吸着ノズル6の一部も図示している。また、第1検査処理(以下に説明する第2検査処理についても同様)を説明しやすくするために、複数のノズル検査線を図示している。制御装置30は、ノズル検査データ100に対して、複数のノズル検査線L1〜L15を設定し、設定したノズル検査線L1〜L15を走査する。具体的には、制御装置30は、各ノズル検査線L1〜L15を、図面の下方から上方に向かって走査する。即ち、各ノズル検査線L1〜L15は、ノズル吸着面6aに垂直となる方向(図面Z方向)に走査される。また、制御装置30は、各ノズル検査線L1〜L15が図面X方向に等間隔となるように、各ノズル検査線L1〜L15を走査する。次いで、制御装置30は、複数のノズル検査線L1〜L15のうち、ノズル吸着面6aを検知したノズル検査線の本数(以下、ノズル検知数とする)を算出する。例えば、図4の場合、L4〜L12がノズル吸着面6aを検知するため、ノズル検知数は、9本となる。
次いで、ステップS20において、制御装置30は、ノズル検知数が所定の本数以上か否かを判定する。所定の本数は、ノズル吸着面を正常と判定することができる本数を設定する。図4から明らかなように、ノズル検査データ100には、吸着ノズル6の先端と、吸着ノズル6の先端より下方の背景が含まれている。このため、吸着ノズル6の先端(吸着面6a)が破損等している場合には、ノズル検査データ100に吸着ノズル6の先端の一部が含まれず、その分だけノズル検知数が減少する。したがって、ステップS20では、ノズル検知数の本数で、ノズル吸着面が正常か否かを判定する。ノズル検知数が所定の本数以上(S12でYES)の場合、制御装置30は、S22に進む。ノズル検知数が所定の本数未満(S12でNO)の場合、制御装置30は、S32に進む。ノズル検知数が所定の本数未満の場合とは、例えば、図5に示すように、吸着ノズル6の先端の一部が欠けている場合などである。この場合に、吸着ノズル6により電子部品4を吸着すると、電子部品4が吸着面に対して傾いた状態になる場合がある。この結果、回路基板2に電子部品4を正常に実装できない可能性がある。
次いで、ステップS22において、制御装置30は、ノズル検査データ100に対して第2検査処理を実行する。具体的には、制御装置30は、ノズル吸着面6aの平坦度を算出する。ノズル吸着面6aの平坦度の算出方法の一例を、図4を用いて説明する。制御装置30は、複数のノズル検査線L1〜L15のうち、ノズル吸着面6aを検知したノズル検知線を用いて平坦度を算出する。図4の場合は、ノズル検査線L4〜L12を用いて平坦度を算出する。平坦度を算出するために、制御装置30は、ノズル検査線L4〜L12のそれぞれがノズル吸着面6aを検知したZ方向の位置z4〜z12を検出する。次いで、制御装置30は、ノズル検査線L4〜L12のそれぞれに対して、隣接するノズル検査線同士のZ方向の位置との差分d4〜d11を算出する。例えば、差分d4は、ノズル検査線L4のZ方向の位置z4とノズル検査線L5のZ方向の位置z5から算出される。次いで、制御装置30は、差分d4〜d11ノ絶対値を合計して、dsumを算出する。次いで、制御装置30は、差分d4〜d11の合計を平均する。制御装置30は、差分d4〜d11の合計を平均した値を、ノズル吸着面6aの平坦度daveとする。このような算出方法によると、ノズル吸着面6aが正常な場合、ノズル吸着面6aの平坦度daveは略0となる。
次いで、ステップS24において、制御装置30は、ノズル吸着面の平坦度daveが所定値以下か否かを判断する。ノズル吸着面6aの平坦度daveが所定値以下の場合(S24でYES)、制御装置30は、判定処理を終了する。制御装置30は、判定処理を終了すると、実装ヘッド16による、新たな実装処理を開始する。ノズル吸着面6aの平坦度が所定値以下の場合(S24でNO)、ステップS20に進む。なお、ノズル検知数がノズル吸着面が正常と判定される本数以上の場合で、かつ、ノズル吸着面6aの平坦度が所定値以下の場合とは、ノズル吸着面6aに、微小な欠けが複数発生している場合などである(例えば図6)。この場合に、吸着ノズル6により電子部品4を吸着すると、電子部品4が吸着面に対して傾いた状態となる場合がある。この結果、回路基板2に電子部品4を正常に実装できない可能性がある。
ステップS20又はステップS24でノズル吸着面6aを異常と判定した場合、ステップS32において、制御装置30は、異常と判定したノズル撮像データを、記憶装置40に記憶する。即ち、制御装置30は、ノズル吸着面6aを正常と判定した場合のノズル撮像データは、記憶装置40に記憶しない。このような構成によると、記憶装置40に記憶されるノズル撮像データの容量を小さくすることができる。
次いで、ステップS34において、制御装置30は、ノズル吸着面6aの異常を判定したことを報知する。報知の方法としては、例えば、操作パネル28にノズル吸着面異常判定を表示させるなどである。これにより、作業者は、判定処理によりノズル吸着面6aが異常と判定されたことを知ることができる。記憶装置40には、異常を判定したノズル撮像データが記憶されている。このため、作業者は、異常を判定したノズル撮像データを確認することで、ノズル吸着面6aの異常判定の原因を特定しやすくなる。
なお、複数のノズル検査線Lの本数が多いほど、ノズル吸着面6aの異常検出の精度を向上させることができる。しかしながら、ノズル検査線Lの本数が多いほど、判定処理に要する時間は長くなる。上述のように、判定処理は、実装ヘッド16が、回路基板2の上方から、部品フィーダ12の上方に移動している間に実行される場合が多い。複数のノズル検査線Lの本数が多いと、実装ヘッド16の部品フィーダ12の上方への移動が完了した時に、判定処理が終わっていない場合がある。この場合、制御装置30は、実装処理の開始を待機する必要がある。この結果、部品実装機8の稼働率が低下する可能性がある。このため、ノズル検査線Lの本数は、実装ヘッド16が、回路基板2の上方から、部品フィーダ12の上方に移動している間に、制御装置30による判定処理が完了する本数に設定されることが好ましい。
上述の説明から明らかなように、本実施例の部品実装機8では、ノズル撮像データのみで、吸着ノズル6の吸着面の良否を判定することができる。このため、記憶装置40に、予めノズル撮像データ等を記憶しておく必要がない。この結果、記憶装置40に予め記憶される各種データの容量を小さくすることができる。
(ケースA)
本実施例の構成によって、異常を判定することができる具体的なケースAを説明する。図5は、吸着ノズル6の先端部の一部が欠けている場合である。
図5の場合、S18の第1検査処理により算出されるノズル検知数は、ノズル検査線L7〜L12の6本となる。この場合、S20において、制御装置30は、ノズル検知数が所定本数(例えば、8本)未満であると判定する。ノズル吸着面6aの異常を判定した場合、制御装置30は、ノズル撮像データを記憶装置40に記憶する(S32)。次いで、制御装置30は、操作パネル28を用いて、ノズル吸着面6aを異常と判定したことを報知する(S34)。このような構成によると、吸着ノズル6の先端部の欠けがある程度大きい場合において、吸着ノズル6のノズル吸着面6aの異常を判定することができる。
(ケースB)
本実施例の構成によって、異常を判定することができる具体的なケースBを説明する。図6は、吸着ノズル6の先端部に微小な欠けが複数発生している場合である。
図6の場合、ステップS18の第1検査処理により算出されるノズル検知数は、ノズル検査線L4〜L12の9本となる。この結果、制御装置30は、ノズル検知数が所定の本数以上(S20でYES)と判定し、ステップS22に進む。
ステップS22において、制御装置30は、ノズル吸着面6aの平坦度を算出する。ノズル吸着面6aの平坦度の算出には、ノズル検査線L4〜L12のそれぞれのZ方向の位置z4〜z12が用いられる。制御装置30は、隣接するノズル検査線同士のZ方向の位置の差分d4〜d11を算出する。ノズル検査線L4のz方向の位置z4とノズル検査線L5のz方向の位置z5は、ほぼ同一であるため、差分d4は略0となる。一方、差分d5〜d11は、隣接するノズル検査線同士のZ方向の位置が異なるため(例えば、ノズル検査線L5のz方向の位置z5とノズル検査線L6のz方向の位置z6)、それぞれの位置の差分d5〜d11が算出される。制御装置30は、差分d4〜d11を合計した後に、合計値dsumと平均して平坦度daveを算出する。この場合、ステップS24において、制御装置30は、ノズル吸着面6aの平坦度daveが所定値以上であると判定する。ノズル吸着面6aの異常を判定した場合、制御装置30は、ノズル撮像データを記憶装置40に記憶する(S32)。次いで、制御装置30は、操作パネル28を用いて、ノズル吸着面6aを異常と判定したことを報知する(S34)。このような構成によると、吸着ノズル6の先端部の欠けが微小な場合でも、吸着ノズル6のノズル吸着面6aの異常を判定することができる。
以上、本明細書に開示の技術に係る実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
上記の実施例では、撮像ユニット20は、移動ベース18aに固定されている。しかしながら、撮像ユニット20は、実装ヘッド16に対して相対移動することが可能なように移動ベース18aに取り付けられてもよい。このような構成によると、吸着ノズル6を複数の角度から撮像することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:回路基板
4:電子部品
6:吸着ノズル
6a:ノズル吸着面
8:部品実装機
10:部品実装機
12:部品フィーダ
14:フィーダ保持部
16:実装ヘッド
18:移動装置
18a:移動ベース
20:撮像ユニット
22:カメラ支持部
24:カメラ
26:基板コンベア
28:操作パネル
30:制御装置
32:判定部
34:動作制御部
40:記憶装置
100:ノズル検査データ
1〜L15:ノズル検査線

Claims (4)

  1. 部品を基板に実装する部品実装機であって、
    前記部品を吸着する吸着面を有する吸着ノズルと、
    前記吸着ノズルの側方に配置され、前記吸着ノズルの先端、及び、前記吸着ノズルの先端より下方の背景を撮像し、ノズル撮像データを取得するカメラと、
    前記吸着ノズルの吸着面の良否を判定する制御装置と、を備えており、
    記制御装置は、前記ノズル撮像データの前記吸着面に対して垂直となる方向に予め設定された複数のノズル検査線のうち、前記吸着ノズルを検知したノズル検査線の本数に基づいて、前記吸着面の良否を判定するように構成されている、部品実装機。
  2. 前記吸着ノズルを支持し、前記吸着ノズルを移動させる移載ヘッドをさらに備えており、
    前記カメラは、前記移載ヘッドと一体となって移動する、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記制御装置は、前記吸着ノズルを検知した前記ノズル検査線の本数に基づいて、前記吸着面を正常と判定した場合は、さらに、
    前記ノズル撮像データから前記吸着面の平坦度を算出し、前記平坦度に基づいて前記吸着面の良否を判定するように構成されている、請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記制御装置は、前記ノズル撮像データを記憶する記憶部を備えており、
    前記制御装置が前記吸着面を異常と判定したときに、前記記憶部は、その異常と判定されたときの前記ノズル撮像データを記憶する、請求項1から3のいずれか一項に記載の部品実装機。
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