JP7365616B2 - 部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法 - Google Patents

部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法 Download PDF

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本発明は、部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法に関する。
従来、ラジアル部品やアキシャル部品等の部品は、2本のリードを有しており、これら2本のリードが基板に設けられた挿入孔に挿入されることにより、部品が基板に装着・実装される。このようなリード付き部品を基板に実装する部品実装装置は、アンビルユニットを備えている。アンビルユニットは、基板の下面側に突出して延びたリードをクリンチし、クリンチしたリードを切断刃により切断する。(例えば特許文献1参照)。
特開平8-51300号公報
しかしながら、部品実装装置を継続して運転すると、アンビルユニットの切断刃の先端が摩耗していく。摩耗が進行すると、リードの切断状態が悪化(バリの発生、切断不良等)していくため、摩耗の進行状態に応じて切断刃を交換する必要がある。切断刃の摩耗状態を確認するためには、従来、部品実装装置の運転を停止した状態で作業者が部品実装装置の中に入り、直接目視する必要があった。このように切断刃の摩耗状態を確認する作業の効率が悪くなっており、部品実装装置をメンテナンスする際の作業性に関して未だ改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、メンテナンスする際の作業性を向上させることができる部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の部品実装装置は、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設けられ、下方を撮像するように構成された撮像部と、前記基板位置決め部の下方に設けられ、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有するアンビルユニットと、制御部と、を有し、前記制御部は、前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域を前記撮像部により撮像する。
また、本発明の部品実装基板の製造方法は、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決めステップと、リード加工部を有するアンビルユニットを用いて、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを前記リード加工部で加工するリード加工ステップと、撮像部を用いて、前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域を撮像する撮像ステップと、を含み、前記アンビルユニットを、前記基板位置決め部の下方に設け、前記撮像部を、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設け、下方を撮像するように構成した。
本発明によれば、部品実装装置をメンテナンスする際の作業性を向上させることができる。
実施の形態の部品実装装置の概略斜視図 アンビルユニットの概略斜視図 アンビル本体部の概略斜視図 アンビルユニットによるリードを切断・クリンチする方法を説明するための概略斜視図(待機位置、非切断位置) アンビルユニットによるリードを切断・クリンチする方法を説明するための概略斜視図(操作位置、切断位置) アンビルユニットによるリードを切断・クリンチする方法を説明するための概略斜視図(待機位置、非切断位置) アンビルユニットによるリードを切断・クリンチする方法を説明するための概略斜視図(操作位置、切断位置) 実施の形態の部品実装装置を用いて部品実装基板を製造する方法の一例を示すフローチャート 実施の形態の部品実装装置を用いて切断刃の端部を含む領域を撮像する方法の一例を示すフローチャート 切断刃の端部を含む領域の画像の一例を示す模式図
本発明の第1態様によれば、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設けられ、下方を撮像するように構成された撮像部と、前記基板位置決め部の下方に設けられ、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有するアンビルユニットと、制御部と、を有し、前記制御部は、前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域を前記撮像部により撮像する、部品実装装置を提供する。
このような構成によれば、アンビルユニットのリード加工部の状態、特に摩耗を確認することができる。これにより、作業者がリード加工部を直接目視する必要がなくなり、部品実装装置をメンテナンスする際の作業性を向上させることができる。
本発明の第2態様によれば、前記制御部は、前記撮像部により前記撮像を行う前に、前記実装位置に位置している前記基板を前記実装位置から退避させる、第1態様に記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、撮像前に基板を退避させることで、アンビルユニットを移動させることなくリード加工部を撮像することができる。
本発明の第3態様によれば、前記制御部は、前記撮像部により前記撮像を行う前に、前記実装位置の下方に位置している前記アンビルユニットを上昇させるアンビルユニット上昇ステップを実行する、第2態様に記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、リード加工部を撮像部の焦点に近付けることができ、より正確な画像を取得することができる。
本発明の第4態様によれば、前記制御部は、前記アンビルユニットを上昇させる際に、前記アンビルユニットの前記リード加工部を、前記実装位置に位置決めされていた前記基板の上面の高さ位置まで上昇させる、第3態様に記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、リード加工部を撮像部の焦点により近付けることができ、より正確な画像を取得することができる。
本発明の第5態様によれば、前記制御部は、前記撮像部により前記撮像を行う前に、前記撮像部を前記実装位置の上方に位置するように移動させる、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、撮像部を実装位置の上方に移動させることで、実装位置の下方に位置しているアンビルユニットを移動させることなく、撮像部によりリード加工部を撮像することができる。
本発明の第6態様によれば、前記制御部は、前記撮像部により前記撮像を行う前に、前記撮像部と前記アンビルユニットを、前記実装位置に位置している前記基板の上方又は下方から離れた位置に移動させてから、前記撮像部による前記撮像を行う、第1態様に記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、基板を実装位置に配置したまま、撮像部による撮像を行うことができる。
本発明の第7態様によれば、前記部品をピックアップし、ピックアップした前記部品の前記リードを前記実装位置に位置決めされている前記基板の挿入孔に挿入するように構成され、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設けられた挿入ヘッドをさらに備え、前記撮像部は前記挿入ヘッドに取り付けられ、前記挿入ヘッドと一体的に移動可能である、第1態様から第6態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、挿入ヘッドに取り付けられた撮像部を用いて撮像を行うことができる。
本発明の第8態様によれば、前記アンビルユニットの前記リード加工部は、前記部品の前記リードを切断してクリンチする切断刃である、第1態様から第7態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。このような構成によれば、部品のリードを切断する切断刃によってリードを加工することができ、また、このような切断刃の摩耗を確認することができる。
本発明の第9態様によれば、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決めステップと、リード加工部を有するアンビルユニットを用いて、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを前記リード加工部で加工するリード加工ステップと、撮像部を用いて、前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域を撮像する撮像ステップと、を含み、前記アンビルユニットを、前記基板位置決め部の下方に設け、前記撮像部を、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設け、下方を撮像するように構成した、部品実装基板の製造方法を提供する。
このような方法によれば、第1態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第10態様によれば、前記撮像ステップの前に、前記実装位置に位置している前記基板を前記実装位置から退避させる基板待避ステップをさらに含む、第9態様に記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第2態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第11態様によれば、前記撮像ステップの前に、前記実装位置の下方に位置している前記アンビルユニットを上昇させるアンビルユニット上昇ステップをさらに含む、第10態様に記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第3態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第12態様によれば、前記アンビルユニット上昇ステップにおいて、前記アンビルユニットの前記リード加工部を、前記実装位置に位置決めされていた前記基板の上面の高さ位置まで上昇させる、第11態様に記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第4態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第13態様によれば、前記撮像ステップの前に、前記撮像部を前記実装位置の直上に位置するように移動させる撮像部移動ステップをさらに含む、第9態様から第12態様のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第5態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第14態様によれば、前記撮像ステップの前に、前記撮像部と前記アンビルユニットを、前記実装位置に位置している前記基板の上方又は下方から離れた位置に移動させてから、前記撮像ステップを行う、第9態様に記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第6態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第15態様によれば、挿入ヘッドを用いて、前記部品をピックアップし、前記実装位置に位置決めされている前記基板の挿入孔に前記部品の前記リードを挿入する挿入ステップをさらに含み、前記撮像部を前記挿入ヘッドに取り付けて、前記挿入ヘッドと一体的に移動可能に構成した、第9態様から第14態様のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第7態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第16態様によれば、前記アンビルユニットの前記リード加工部は、前記部品の前記リードを切断する切断刃であり、前記リード加工ステップは、前記切断刃で前記リードを切断してクリンチすることにより前記リードを加工する、第9態様から第15態様のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法を提供する。このような方法によれば、第8態様の部品実装装置と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明に係る部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法の例示的な実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。本発明は、以下の実施の形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が本発明に含まれる。
(実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る部品実装装置について説明する。
図1に示す部品実装装置1は、下方に延びた2本のリード2Lを備えたリード付きの部品2を基板3に装着・実装する装置である。部品2が実装された基板3は、「部品実装基板」となる。以下、基板3の搬送方向である水平方向をX方向、水平面内においてX方向と直交する方向をY方向、XY平面に対して垂直な方向、すなわち鉛直方向をZ方向と定義する。X方向とY方向は直交する場合に限らず、互いに交差する方向であればよい。
部品実装装置1は、基板位置決め部11と、第1移動機構12と、挿入ヘッド13と、第2移動機構14と、アンビルユニット15と、表示部16と、トップカメラ20(撮像部)と、制御部21とを備える。
基板位置決め部11は、基板3を所定の実装位置に位置決めする部材である。基板3の実装位置は予め、制御部21にプログラムされている。実施の形態の基板位置決め部11は一対のコンベア機構から成り、基板3の両端を下方から支持してX方向に搬送し、実装位置に位置決めする。基板3には、部品2のリード2Lを挿通するための挿入孔3aが設けられている。
第1移動機構12は、挿入ヘッド13とトップカメラ20を一体的に移動させる機構である。実施の形態の第1移動機構12は矢印X1、Y1で示すように、挿入ヘッド13とトップカメラ20をX方向とY方向に一体的に移動させる。
挿入ヘッド13は、部品2をピックアップし、基板位置決め部11によって位置決めされている基板3の挿入孔3aに部品2のリード2Lを上方から挿入する部材である。挿入ヘッド13は基板位置決め部11よりも上方に位置する。
挿入ヘッド13は、部品2をピックアップする一対のピックアップ爪13aを備える。ピックアップ爪13aは、部品2を把持してピックアップする機能を有する。挿入ヘッド13は矢印Z1で示すように、ピックアップ爪13aをZ方向に移動させる駆動機構(図示せず)を内蔵する。ピックアップ爪13aに代えて、部品2を吸着する吸着ノズルを用いてもよい。
トップカメラ20は、下方を撮像するように構成された撮像部である。本実施の形態のトップカメラ20は、挿入ヘッド13に取り付けられたヘッドカメラである。トップカメラ20はレンズ(図示せず)を有し、下方を撮像するようにレンズが下方に向けられている。トップカメラ20は矢印X1、Y1で示すように、挿入ヘッド13と一体的にX方向とY方向に移動する。トップカメラ20は挿入ヘッド13と一体的である形態に限定されず、挿入ヘッド13と別体であり挿入ヘッド13と独立して移動する場合でもよい。
第2移動機構14は、アンビルユニット15を移動させる機構である。実施の形態の第2移動機構14は直交座標テーブルから成り、アンビルユニット15を取り付けるためのアタッチメント部材14Tを水平方向および上下方向に移動させる。第2移動機構14およびアタッチメント部材14Tの構成は、大きく簡略化して図示している。
アンビルユニット15は、基板3の挿入孔3aから基板3の下面側に突出したリード2Lを切断してクリンチする機構である。アンビルユニット15は基板位置決め部11よりも下方に位置する。アンビルユニット15は矢印X2、Y2、Z2で示すように、第2移動機構14によってX方向、Y方向、Z方向に移動される。
図1に示すように、アンビルユニット15は、アンビル本体部23と、リード屑回収容器24とを備える。アンビルユニット15の拡大斜視図を図2に示す。
図2に示すアンビル本体部23は、基板3の下面側に突出したリード2Lの下端部を切断して、残ったリードをクリンチするユニットである。アンビル本体部23には、後述する切断刃80(図示せず)が設けられている。切断刃80は、基板3の下面側に突出したリード2Lを加工するリード加工部の一例である。アンビル本体部23は、前述したアタッチメント部材14Tに取り付けられている(図示省略)。リード屑回収容器24は、アンビル本体部23が切断したリード2Lの下端部であるリード屑を回収するための容器である。リード屑回収容器24は、図示しないネジなどの固定手段によりアンビル本体部23に固定されている。
アンビル本体部23にはリード屑誘導パイプ73が設けられている。リード屑誘導パイプ73は、アンビル本体部23で生じたリード屑をリード屑回収容器24に誘導するパイプである。リード屑誘導パイプ73の上流側開口(図示せず)はアンビル本体部23の内部に配置され、リード屑誘導パイプ73の下流側開口74はリード屑回収容器24の上方に配置される。リード屑誘導パイプ73はリード屑回収容器24と同様に、アンビル本体部23に固定されている。
図1に戻ると、表示部16は、部品実装装置1に関連する画像を表示する部材である。表示部16は例えば、液晶ディスプレイなどの画面である。本実施の形態の表示部16は、アンビルユニット15の切断刃80の端部の画像を表示するように構成されている。これにより、切断刃80の端部の摩耗状態を作業者が確認することができる。
制御部21は、部品実装装置1の各構成要素の動作を制御する部材である。制御部21は、配線等を介して部品実装装置1の各構成要素に電気的に接続されている。制御部21は例えばマイクロコンピュータで構成される。
次に、図1、図2に示したアンビルユニット15においてリード2Lの切断・クリンチを行う構成を図3に示す。
図3は、アンビル本体部23の概略斜視図である。図3に示すように、実施の形態のアンビル本体部23は、一対のアンビル部52によって構成されている。それぞれのアンビル部52は、アンビルベース51と、マウント部51aと、固定刃保持部54と、可動刃保持部55と、揺動軸55Jと、アンビル操作ロッド56と、下端側ローラ57と、上端側ローラ58とを備える。マウント部51aには貫通孔75が形成されており、貫通孔75は前述したリード屑誘導パイプ73(図示省略)を挿通して保持するための孔である。
このような構成を用いてリード2Lを切断・クリンチする方法について、図4A、図4B、図5A、図5Bを用いて説明する。図4A、図4B、図5A、図5Bはそれぞれ、アンビル本体部23によるリード2Lを切断・クリンチする方法を説明するための概略斜視図である。
図4A、図5Aは、後述する「待機位置」、「非切断位置」に対応し、図4B、図5Bは、後述する「操作位置」、「切断位置」に対応する。図4A、図4B、図5A、図5Bでは、リード屑誘導パイプ73を保持するための貫通孔75の図示を省略する等、構成を簡略化している。
図4A、図4B、図5A、図5Bにおいて、アンビルベース51は、図示しない支柱によって水平姿勢に支持されており、操作板43の上方に位置している。操作板43は、下端側ローラ57を支持する板状の部材であり、図示しない駆動源によって上下方向に移動可能である。操作板43は、前述したアタッチメント部材14Tに取り付けられている(図示省略)。アンビルベース51は固定側ベース51Aと可動側ベース51Bとを備える。固定側ベース51Aは水平方向に移動せずに固定された構成であるのに対して、可動側ベース51Bは移動ガイド53に沿って水平方向に移動自在である。移動ガイド53も操作板43と同様に、アタッチメント部材14Tに取り付けられている(図示省略)。可動側ベース51Bが移動ガイド53に沿って移動すると、可動側ベース51Bと固定側ベース51Aとの間隔が変化する。
図4A、図4B、図5A、図5Bにおいて、固定側ベース51Aと可動側ベース51Bはそれぞれ上方に突出したマウント部51aを有している。各マウント部51aにはアンビル部52が設けられている。図5A、図5Bにおいて、各アンビル部52は固定刃保持部54と可動刃保持部55を備えている。固定刃保持部54はマウント部51aに固定して設けられている。可動刃保持部55はマウント部51aに対して揺動軸55Jの回りに揺動自在に設けられている。固定刃保持部54には固定刃54aが保持されており、可動刃保持部55には可動刃55aが保持されている。固定刃54aと可動刃55aを総称して、「切断刃80」と称する。
図4A、図4Bにおいて、アンビルベース51の固定側ベース51Aと可動側ベース51Bのそれぞれにはアンビル操作ロッド56が設けられている(可動側ベース51B側のアンビル操作ロッド56は図示せず)。固定側ベース51Aに設けられたアンビル操作ロッド56は、固定側ベース51Aを上下方向に貫通して上下方向に移動自在となっている。可動側ベース51Bに設けられたアンビル操作ロッド56は、可動側ベース51Bを上下方向に貫通して上下方向に移動自在となっている。各アンビル操作ロッド56は下端側に下端側ローラ57を有しており、上端側に上端側ローラ58を有している。各アンビル操作ロッド56の下端側ローラ57は操作板43の上方に位置している。
各アンビル操作ロッド56は、操作板43が下方の「非操作位置」に位置しているときには下端側ローラ57が操作板43に当接しておらず、自重によって「下方位置」に位置する(図4A)。一方、操作板43が上方の「操作位置」に位置しているときには、アンビル操作ロッド56は、下端側ローラ57を介して操作板43によって押し上げられ(図4B中に示す矢印F2)、「上方位置」に位置する(図4B)。
図4A、図4Bにおいて、各アンビル部52の可動刃保持部55は、揺動軸55Jとは反対側の端部の下面において、アンビル操作ロッド56の上端側ローラ58と当接している。各可動刃保持部55は、図示しないばね等の付勢部材によって上端側ローラ58に押し付けられており、可動刃保持部55と上端側ローラ58は常に接触した状態を維持する。
可動刃保持部55は、アンビル操作ロッド56が「下方位置」に位置した状態では、アンビル操作ロッド56からの押し上げを受けず、可動刃55aを固定刃54aから離間させた「待機位置」に位置する(図4Aおよび図5Aに示す位置)。一方、可動刃保持部55は、アンビル操作ロッド56が「上方位置」に位置した状態ではアンビル操作ロッド56からの押し上げを受けて(図5Bに示す矢印F3)、可動刃55aを固定刃54aの上方に位置させた「カット位置」(図4Bおよび図5Bに示す位置)に移動(揺動)する(図5Bに示す矢印F4)。
上記動作によって、アンビル本体部23はリード2Lの下端部を切断するとともに、残ったリードをクリンチすることができる。
切断されたリード2Lの下端部であるリード屑は、前述したリード屑誘導パイプ73(図2)に入る。図4A、図4B、図5A、図5Bでは図示を省略しているが、固定刃54aおよび可動刃55aによる切断箇所の真下にリード屑誘導パイプ73の上流側開口が配置されている。リード屑はその後、リード屑誘導パイプ73を介してリード屑回収容器24に誘導される。リード屑回収容器24に回収されたリード屑はその後、アンビルユニット15の移動によって外部に排出される。
上述した構成を有する部品実装装置1を用いて、基板3に部品2を実装した部品実装基板を製造する方法の一例について、図6を用いて説明する。図6は、部品実装基板を製造する方法の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、基板位置決めステップを実行する(ステップS1)。具体的には、図1に示す基板位置決め部11を用いて、基板3を所定の実装位置に位置決めする。図1では、基板3が実装位置に位置決めされた状態が示される。
次に、挿入ステップを実行する(ステップS2)。具体的には、挿入ヘッド13を用いて、基板位置決め部11により位置決めされた基板3の挿入孔3aに上方から部品2のリード2Lを挿入する。挿入ヘッド13は予め、第1移動機構12により基板3の実装位置の上方に移動されている。その挿入ヘッド13のピックアップ爪13aをZ方向に下降させることで、ピックアップ爪13aによって保持されている部品2のリード2Lを基板3の挿入孔3aに上方から挿入することができる。
挿入ヘッド13のピックアップ爪13aがZ方向に下降するとき、ピックアップ爪13aを除く挿入ヘッド13の本体部およびトップカメラ20は移動せず、同じ位置で停止している。トップカメラ20の高さ位置は、基板3の上面を撮像する位置に設定されており、トップカメラ20の焦点は基板3の上面付近に設定されている。基板3に部品2を実装している間に、トップカメラ20は基板3の上面を撮像して画像を取得することができ、当該画像により、基板3の上面における部品2の実装状態を確認することができる。
次に、切断ステップを実行する(ステップS3)。具体的には、アンビルユニット15を用いて、基板3の挿入孔3aから基板3の下面側に突出したリード2Lを切断してクリンチする。より具体的には、アンビル本体部23の切断刃80を用いて、基板3の下面側に突出したリード2Lの下端部を切断するとともに、残ったリード2Lをクリンチする。具体的な方法については、図4A、図4B、図5A、図5Bを用いて説明した通りであるため、説明を省略する。なお、切断ステップは、基板3の下面側に突出したリード2Lを加工するリード加工ステップの一例である。
アンビルユニット15は予め、第2移動機構14により基板3の実装位置の下方に移動されている。実装位置の下方に位置しているアンビルユニット15をZ方向に上昇させることで、基板3の下面側に突出したリード2Lに切断刃80を接触させることができる。
このように基板3に部品2を装着することで、部品実装基板が製造される。部品実装基板にはその後、リフローステップ(ステップS4)が実施されることにより、部品2が基板3に半田付けされる。
上述したステップS1~S4を実行することにより、部品2を基板3に実装した部品実装基板を製造することができる。複数の基板3のそれぞれにステップS1~S4を順次実行することにより、部品実装基板の量産を行うことができる。
部品実装基板の量産において、切断刃80がリード2Lを繰り返し切断することにより、切断刃80の端部が摩耗していく。実施の形態の部品実装装置1では、トップカメラ20を用いて切断刃80の端部を含む領域を撮像することにより、切断刃80の端部の摩耗状態を確認できるようにしている。その方法の一例について、図7を用いて説明する。
図7は、切断刃80の端部を含む領域を撮像する方法の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、基板待避ステップを実行する(ステップS5)。具体的には、図1に示した実装位置に位置決めされている基板3をX方向に搬送することで、実装位置から退避させる。
図1に示す例では、実装位置の上方には挿入ヘッド13とトップカメラ20が配置されており、実装位置の下方にはアンビルユニット15が配置されている。トップカメラ20の焦点は、実装位置に位置決めされていた基板3の上面に設定されている。
次に、アンビルユニット上昇ステップを実行する(ステップS6)。具体的には、実装位置の下方に配置されているアンビルユニット15を上昇させる。これにより、アンビルユニット15の切断刃80の高さ位置をトップカメラ20の焦点に近付けることができる。
本実施の形態におけるアンビルユニット上昇ステップでは、切断刃80を上昇させる高さ位置を、トップカメラ20の焦点位置、すなわち実装位置に位置されていた基板3の上面の高さ位置に設定している。これにより、切断刃80をトップカメラ20の焦点位置に配置することができる。
次に、撮像ステップを実行する(ステップS7)。具体的には、トップカメラ20を用いて、切断刃80を含む領域を上方から撮像する。トップカメラ20は実装位置の上方にあるため、X方向、Y方向、Z方向のいずれの方向にも移動させる必要がなく、そのままの位置で切断刃80を含む領域を撮像し、画像を取得することができる。
なお、撮像ステップ(S7)は任意のタイミングで行ってもよい。例えば、予め決められた時間間隔(例えば24時間毎)、あるいはエラー発生時等に撮像ステップ(S7)を実行するようにしてもよい。
次に、表示ステップを実行する(ステップS8)。具体的には、トップカメラ20が撮像した画像を表示部16に表示させる。これにより、作業者が切断刃80の端部の摩耗状況を確認することができる。
表示部16に表示される画像の一例を図8に示す。
図8は、切断刃80である固定刃54aと可動刃55aを上方から見た平面図であり、それぞれを模式化して図示している。
図8の矢印Pで示すように、可動刃55aは、固定刃54aに近付く方向と離れる方向に移動可能である。図8では、固定刃54aと可動刃55aが互いに離れた状態が示されている。図8に示すように、固定刃54aは端部60を有し、可動刃55aは端部62を有する。可動刃55aの端部62が固定刃54aの端部60に近付くことにより、固定刃54aと可動刃55aの間でリード2Lを挟み、切断する。
図8に示す例では、端部60および端部62が摩耗している。端部60および端部62は、点線で示す使用開始前の状態よりも内側に後退している。このような端部60、62の凹形状をもとに、作業者は切断刃80の摩耗状態を確認し、切断刃80の交換の要否を判断することができる。
上述したように、本実施の形態の部品実装装置1およびそれを用いた部品実装基板の製造方法によれば、制御部21が、アンビルユニット15のリード加工部の一例である切断刃80を含む領域を、撮像部の一例であるトップカメラ20により撮像する撮像ステップ(S7)を実行する。
このような構成および方法によれば、撮像ステップ(S7)を実行することで、切断刃80の端部60、62の摩耗状態を画像で確認することができる。これにより、作業者が切断刃80を直接目視する必要がなくなり、部品実装装置1をメンテナンスする際の作業性を向上させることができる。
部品実装装置1の運転を開始する際には、部品実装装置1の各構成要素の位置を確認・補正するためにキャリブレーションが行われる。例えば、アンビルユニット15をキャリブレーションする際には、アンビルユニット15に設けられた所定のアライメントマーク(例えば穴)をトップカメラ20により撮像することで、アンビルユニット15の初期位置を確認し、確認された初期位置に応じてアンビルユニット15のキャリブレーションが行われる。これに対して、上述した撮像ステップ(S7)は、キャリブレーションとは異なるタイミングで、かつ、キャリブレーション時に撮像する領域とは異なる領域である切断刃80の端部60、62を含む領域を撮像する。なお、キャリブレーション時に撮像する領域と同じ領域を撮像する場合であってもよい。
また、本実施の形態の部品実装装置1およびそれを用いた部品実装基板の製造方法によれば、制御部21は、撮像ステップ(S7)の前に、実装位置に位置している基板3を実装位置から退避させるようにX方向に搬送する基板待避ステップ(S5)を実行する。
このような構成および方法によれば、撮像ステップ(S7)の前に基板3を退避させることで、アンビルユニット15をXY方向に移動させることなく切断刃80を上方から撮像することができる。
また、本実施の形態の部品実装装置1およびそれを用いた部品実装基板の製造方法によれば、制御部21は、撮像ステップ(S7)の前に、実装位置の下方に位置しているアンビルユニット15をZ方向に上昇させるアンビルユニット上昇ステップ(S6)を実行する。
このような構成および方法によれば、切断刃80をトップカメラ20の焦点に近付けることができ、より正確な画像を取得することができる。
また、本実施の形態の部品実装装置1およびそれを用いた部品実装基板の製造方法によれば、アンビルユニット上昇ステップ(S6)において、アンビルユニット15の切断刃80の端部60、62を、実装位置に位置決めされていた基板3の上面の高さ位置まで上昇させる。
このような構成および方法によれば、切断刃80をトップカメラ20の焦点により近付けることができ、より正確な画像を取得することができる。
また、本実施の形態の部品実装装置1およびそれを用いた部品実装基板の製造方法によれば、トップカメラ20は挿入ヘッド13に取り付けられており、挿入ヘッド13と一体的に移動可能に構成されている。また、挿入ヘッド13を用いて、部品2をピックアップし、実装位置に位置決めされている基板3の挿入孔3aに部品2のリード2Lを挿入する挿入ステップ(S2)を実行する。
このような構成および方法によれば、挿入ヘッド13に取り付けられたトップカメラ20を用いて撮像を行うことができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、実施の形態では、図7に示すフローにおいて、図1に示すトップカメラ20が実装位置の上方にあり、XY方向に移動させずに撮像を行う場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、トップカメラ20が実装位置の上方になくXY方向に離れた位置にある場合であっても、切断刃80の端部60、62を含む領域をトップカメラ20により撮像することができる。具体的には、撮像ステップを実行する前に、実装位置の上方に位置するようにトップカメラ20をXY方向に移動させるステップ(トップカメラ移動ステップ)を実行すればよい。これにより、トップカメラ20が実装位置の上方にない場合であっても、実装位置の下方に位置しているアンビルユニット15をXY方向に移動させることなく、トップカメラ20を実装位置の上方に移動させて切断刃80の端部60、62を含む領域を撮像することができる。
また実施の形態では、トップカメラ20が撮像した画像を表示部16に表示させる場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、トップカメラ20が撮像した画像を制御部21が所定のプログラムを用いて解析し、切断刃80の端部60、62の摩耗状態を自動で判定した上で、その結果を作業者に報知するようにしてもよい。
また実施の形態では、基板退避ステップS5を実行する場合について説明したが、このような場合に限らない。基板退避ステップS5を実行せずに、基板3を実装位置に配置した状態のままトップカメラ20による撮像を行ってもよい。この場合、トップカメラ20を、実装位置の上方から離れた位置に移動させて、アンビルユニット15を、実装位置の下方から離れた位置に移動させてから、トップカメラ20による撮像を行えばよい。このような制御によれば、基板3を実装位置に配置した状態のまま、基板3をトップカメラ20の撮像領域から外すことができ、実装位置から離れた位置でトップカメラ20による撮像が可能となる。
また、実施の形態では、アンビルユニット15の切断刃80がリード2Lの下端部を切断して、残ったリード2Lを折り曲げてクリンチする場合について説明したが、このような場合に限らない。リード2Lの下端部を切断せずに、リード2Lを折り曲げてクリンチする等、リード2Lを単に保持するだけでもよい。リード2Lを単に保持するだけの構成は、切断刃80の先端の形状を鋭利な形状(刃状)から丸まった形状に変更する構成や、その他にもリード2Lを単に折り曲げてクリンチする構成等により実現してもよい。
切断刃80はリード加工部の一例であって、部品2のリード2Lを加工するものであれば、任意の構成を用いてもよい。リード加工部はリード2Lを加工する領域を含み、当該領域を指すものとして「リード加工部」の用語を用いてもよい。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
なお、前記様々な実施の形態および変形例のうちの任意の実施の形態あるいは変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、部品実装装置およびそれを用いた部品実装基板の製造方法であれば適用可能である。
1 部品実装装置
2 部品
2L リード
3 基板
3a 挿入孔
11 基板位置決め部
12 第1移動機構
13 挿入ヘッド
13a ピックアップ爪
14 第2移動機構
15 アンビルユニット
16 表示部
20 トップカメラ(撮像部)
21 制御部
23 アンビル本体部
24 リード屑回収容器
51 アンビルベース
51a マウント部
51A 固定側ベース
51B 可動側ベース
52 アンビル部
54 固定刃保持部
54a 固定刃
55 可動刃保持部
55a 可動刃
55J 揺動軸
56 アンビル操作ロッド
57 下端側ローラ
58 上端側ローラ
60、62 端部
73 リード屑誘導パイプ
74 下流側開口
75 貫通孔
80 切断刃(リード加工部)

Claims (18)

  1. 基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、
    前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設けられ、下方を撮像するように構成された撮像部と、
    前記基板位置決め部の下方に設けられ、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有するアンビルユニットと、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記実装位置に位置決めされた前記基板の上面を含む領域、および前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域をそれぞれ、焦点位置が共通となるように配置した前記撮像部により撮像し、
    表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記リード加工部を含む前記領域の撮像画像を前記表示部に表示させる、あるいは、前記撮像画像に基づいて前記リード加工部の摩耗状態を自動で判定させる、部品実装装置。
  2. 前記制御部は、前記実装位置の上方に位置する前記撮像部により、前記基板の上面を含む前記領域、および前記リード加工部を含む前記領域をそれぞれ撮像する、請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記制御部は、前記撮像部により前記リード加工部を含む前記領域の撮像を行う前に、前記実装位置に位置している前記基板を前記実装位置から退避させる、請求項に記載の部品実装装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像部により前記リード加工部を含む前記領域の撮像を行う前に、前記実装位置の下方に位置している前記アンビルユニットを上昇させる、請求項又はに記載の部品実装装置。
  5. 前記制御部は、前記アンビルユニットを上昇させる際に、前記アンビルユニットの前記リード加工部を、前記実装位置に位置決めされていた前記基板の上面の高さ位置まで上昇させる、請求項に記載の部品実装装置。
  6. 前記制御部は、前記撮像部により前記リード加工部を含む前記領域の撮像を行う前に、前記撮像部を前記実装位置の上方に位置するように移動させる、請求項からのいずれか1つに記載の部品実装装置。
  7. 前記制御部は、前記撮像部により前記リード加工部を含む前記領域の撮像を行う前に、前記撮像部と前記アンビルユニットを、前記実装位置に位置している前記基板の上方又は下方から離れた位置に移動させてから、前記撮像部による前記撮像を行う、請求項1に記載の部品実装装置。
  8. 前記部品をピックアップし、ピックアップした前記部品の前記リードを前記実装位置に位置決めされている前記基板の挿入孔に挿入するように構成され、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設けられた挿入ヘッドをさらに備え、
    前記撮像部は前記挿入ヘッドに取り付けられ、前記挿入ヘッドと一体的に移動可能である、請求項1からのいずれか1つに記載の部品実装装置。
  9. 前記アンビルユニットの前記リード加工部は、前記部品の前記リードを切断してクリンチする切断刃である、請求項1からのいずれか1つに記載の部品実装装置。
  10. 基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決めステップと、
    リード加工部を有するアンビルユニットを用いて、前記基板の挿入孔に挿入された部品のリードを前記リード加工部で加工するリード加工ステップと、
    撮像部を用いて、前記実装位置に位置決めされた前記基板の上面を含む領域を撮像する第1撮像ステップと、
    前記第1撮像ステップと焦点位置が共通となるように配置した前記撮像部を用いて、前記アンビルユニットの前記リード加工部を含む領域を撮像する第2撮像ステップと、を含み、
    前記アンビルユニットを、前記基板位置決め部の下方に設け、
    前記撮像部を、前記基板の搬送方向と前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って移動可能に設け、下方を撮像するように構成し
    表示部を用いて、前記リード加工部を含む前記領域の撮像画像を前記表示部に表示させる、あるいは、前記撮像画像に基づいて前記リード加工部の摩耗状態を自動で判定させるステップをさらに含む、部品実装基板の製造方法。
  11. 前記第1撮像ステップと前記第2撮像ステップのそれぞれにおいて、前記実装位置の上方に位置する前記撮像部により、前記基板の上面を含む前記領域、および前記リード加工部を含む前記領域をそれぞれ撮像する、請求項10に記載の部品実装基板の製造方法。
  12. 前記第2撮像ステップの前に、前記実装位置に位置している前記基板を前記実装位置から退避させる基板待避ステップをさらに含む、請求項11に記載の部品実装基板の製造方法。
  13. 前記第2撮像ステップの前に、前記実装位置の下方に位置している前記アンビルユニットを上昇させるアンビルユニット上昇ステップをさらに含む、請求項11又は12に記載の部品実装基板の製造方法。
  14. 前記アンビルユニット上昇ステップにおいて、前記アンビルユニットの前記リード加工部を、前記実装位置に位置決めされていた前記基板の上面の高さ位置まで上昇させる、請求項13に記載の部品実装基板の製造方法。
  15. 前記第2撮像ステップの前に、前記撮像部を前記実装位置の上方に位置するように移動させる撮像部移動ステップをさらに含む、請求項11から14のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法。
  16. 前記第2撮像ステップの前に、前記撮像部と前記アンビルユニットを、前記実装位置に位置している前記基板の上方又は下方から離れた位置に移動させてから、前記第2撮像ステップを行う、請求項10に記載の部品実装基板の製造方法。
  17. 挿入ヘッドを用いて、前記部品をピックアップし、前記実装位置に位置決めされている前記基板の挿入孔に前記部品の前記リードを挿入する挿入ステップをさらに含み、
    前記撮像部を前記挿入ヘッドに取り付けて、前記挿入ヘッドと一体的に移動可能に構成した、請求項10から16のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法。
  18. 前記アンビルユニットの前記リード加工部は、前記部品の前記リードを切断する切断刃であり、
    前記リード加工ステップは、前記切断刃で前記リードを切断してクリンチすることにより前記リードを加工する、請求項10から17のいずれか1つに記載の部品実装基板の製造方法。
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