JP6515334B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫本体の断熱構成に関するものである。
一般に冷蔵庫の冷蔵庫本体は、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して構成し、さらに最近では前記内箱と外箱との間に真空断熱材を配置して、その断熱性を高めている。そして、前記冷蔵庫本体の適所、例えば上部後方に機械室を設け、この機械室に冷蔵庫本体内の冷蔵室等を冷却する冷凍サイクル構成部品の圧縮機や凝縮器等を組み込んで構成してある(例えば、特許文献1参照)。
図16は特許文献1に記載されている冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵庫本体100内に冷蔵室101、冷凍室102、野菜室103等を有するとともに、冷蔵庫本体100の上部後方に機械室104を設け、この機械室104に前記冷蔵室101、冷凍室102、野菜室103等を冷却する冷凍サイクル構成部品の圧縮機105や凝縮器(図示せず)等が配置してある。
そして上記冷蔵庫本体100は、内箱106と外箱107との間に真空断熱材108を配置するとともに発泡ウレタン等からなる発泡断熱材109を充填して構成してあり、高い断熱性を発揮するようになっている。
特開2013−50267号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫は、圧縮機や凝縮器を設置する機械室の壁面がこれらの部品を取り付けるため凹凸形状となっていて、この凹凸形状が存在するため当該部分に真空断熱材を設置し難い、ということがあった。
すなわち、真空断熱材を配置する部分に凹凸部が存在していると、この凹凸部が真空断熱材に接して真空断熱材の外被袋を破袋してしまう恐れがあり、設置しても真空断熱材本来の断熱性が得られず信頼性に欠けるということになって、設置困難なのであった。
そのため、このように凹凸部のある部分は発泡断熱材のみの断熱構成となっていて、外部からの熱が侵入しやすく、熱侵入を効率よく抑制して省エネ性を向上させる際の障害の一つとなっていた。
また、上記凹凸部が存在する機械室からの熱侵入を少なくすべくこのような凹凸部分は当該部分の内箱と外箱との間に充填した発泡断熱材の厚み、すなわち壁厚を、他の部分の壁厚よりも厚くするなどしていたため、その分冷蔵庫本体内の庫内容積を減じる等の結果を招いていた。
そして、上記したようなことは機械室に限らず例えば制御ユニット設置部等の各種部品の設置部であっても凹凸形状が存在する部分であれば生じる可能性があるが、特に前記凹凸部を必要とする部品が、圧縮機や凝縮器のように熱を発生するものであって、しかもその発生熱量が比較的大きなものとなる機械室の場合、その影響は大きく、省エネ性向上と
庫内容積確保に対して大きな障害となっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、凹凸部が存在している部分であっても信頼性を低下させることなく真空断熱材の配置を可能として断熱性を高め、省エネ性が高く庫内容積も確保可能な冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、内箱と外箱との間に真空断熱材を配置し発泡断熱材を充填して構成した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の上部後方に設けられた機械室と、前記機械室の壁面に形成された凹凸形状部と、前記凹凸形状部側に配置されたスペーサ部材と、前記スペーサ部材の前記凹凸形状に沿う面とは反対側の面を略平面状として当該面に設置した真空断熱材と、前記凹凸形状部に発熱部品を取り付けれるように設けた部品取付部と、を備え、前記機械室の凹凸形状部面とスペーサ部材との間に前記部品取付部へつながる発泡断熱材通路を設け、当該発泡断熱材通路を介して前記部品取付部に発泡断熱材を充填した構成としてある。
これにより、冷蔵庫本体を構成する内箱或いは外箱の壁面に存在する凹凸形状によって真空断熱材の外被袋を破袋するようなことを防止でき、当該凹凸形状が存する部分にも真空断熱材を設置することができて信頼性を低下させることなく断熱性を向上させることができ、しかもこれと同時に壁厚も従来に比べ薄くすることができる。
また、凹凸形状部に発熱部品を取り付けていても、信頼性を低下させることなく当該部分に設置した真空断熱材によって断熱性を向上させ、壁厚を薄型化することができ、冷蔵庫の省エネ性と庫内容積拡充効果を向上させることができる。
また、凹凸形状部と発泡断熱材との間にスペーサ部材を介在させていても、前記凹凸形状部に設けた部品取付部は発泡断熱材によってその強度を強化することができる。したがって、部品取付部に取付ける部品が圧縮機や凝縮器等のように重量があって振動するものであっても、確実かつ強固に取付け固定することができるとともに、冷蔵庫本体に振動が伝番して騒音を発生するようなことも抑制でき、スペーサ部材を設置したことにより懸念される強度低下課題を解消し、断熱性を高めつつ部品取付強度を確保して信頼性を向上させることができる。
本発明は、上記構成により、凹凸形状が存在している部分の断熱性を、信頼性を低下させることなく、しかも壁厚を厚くすることなく、向上させることができ、省エネ性が高く庫内容積も拡充した冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1に置ける冷蔵庫の斜視図 同冷蔵庫の断面図 同冷蔵庫の背面斜視図 同冷蔵庫の機械室部分を示す分解斜視図 同冷蔵庫の内箱と機械室ケースを示す背面斜視図 同冷蔵庫の機械室部分を背面から見た正面図 同冷蔵庫の機械室部分を示す拡大斜視図 同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のA−A線決裁斜視図 同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のB−B線決裁斜視図 同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のA−A線断面図 同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のB−B線断面図 同冷蔵庫の機械室ケースユニットを示す斜視図 同冷蔵庫の機械室ケースユニットを示す分解斜視図 (a)同冷蔵庫の機械室ケースユニットの分解斜視図、(b)同機械室ケースユニットの(a)とは反対側面の分解斜視図、 同冷蔵庫のスペーサ部材と真空断熱材との断面図 (a)従来の冷蔵庫の横断面図、(b)同冷蔵庫の正面断面図
第1の発明は、内箱と外箱との間に真空断熱材を配置し発泡断熱材を充填して構成した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の上部後方に設けられた機械室と、前記機械室の壁面に形成された凹凸形状部と、前記凹凸形状部側に配置されたスペーサ部材と、前記スペーサ部材の前記凹凸形状に沿う面とは反対側の面を略平面状として当該面に設置した真空断熱材と、前記凹凸形状部に発熱部品を取り付けれるように設けた部品取付部と、を備え、前記機械室の凹凸形状部面とスペーサ部材との間に前記部品取付部へつながる発泡断熱材通路を設け、当該発泡断熱材通路を介して前記部品取付部に発泡断熱材を充填した構成としてある。
これにより、冷蔵庫本体を構成する内箱或いは外箱の壁面に存在する凹凸形状によって真空断熱材の外被袋を破袋するようなことを防止でき、当該凹凸形状が存する部分にも真空断熱材を設置することができて信頼性を低下させることなく断熱性を向上させることができ、しかもこれと同時に壁厚も従来に比べ薄くすることができる。
また、凹凸形状部に発熱部品を取り付けていても、信頼性を低下させることなく当該部分に設置した真空断熱材によって断熱性を向上させ、壁厚を薄型化することができ、冷蔵庫の省エネ性と庫内容積拡充効果を向上させることができる。
また、凹凸形状部と発泡断熱材との間にスペーサ部材を介在させていても、前記凹凸形状部に設けた部品取付部は発泡断熱材によってその強度を強化することができる。したがって、部品取付部に取付ける部品が圧縮機や凝縮器等のように重量があって振動するものであっても、確実かつ強固に取付け固定することができるとともに、冷蔵庫本体に振動が伝番して騒音を発生するようなことも抑制でき、スペーサ部材を設置したことにより懸念される強度低下課題を解消し、断熱性を高めつつ部品取付強度を確保して信頼性を向上させることができる。
の発明は、第の発明において、機械室に冷凍サイクル部品となる圧縮機或いは凝縮器等の発熱部品を設置した構成としてある。
これにより、機械室内に比較的温度が高くなる圧縮機或いは凝縮器等を設置していても、この機械室部分からの熱を効率よく断熱することができ、省エネ性と庫内容積拡充効果の高い冷蔵庫とすることができる。
の発明は、第の発明において、前記機械室は外箱の上部に設けた切欠き部に機械室ケースを装着して構成し、前記機械室ケースの凹凸形状部にスペーサ部材及び真空断熱材を装着してこれらを機械室ケースと一体化しユニットとした構成としてある。
これにより、外箱に機械室ケースを取り付けるだけでスペーサ部材と真空断熱材を設置することができる。すなわち、機械室ケースを単独で外箱に取付けたのち当該機械室ケースにスペーサ部材と真空断熱材を装着するような場合に比べ迅速かつ容易に外箱に設置でき、生産性が向上し安価に提供することができる。
の発明は、第1〜第の発明において、前記スペーサ部材は発泡スチロールで形成した構成としてある。
これにより、スペーサ部材は冷蔵庫本体側の凹凸形状が複雑なものであっても成型によって前記凹凸形状に沿う形に容易に製造できると同時に、スペーサ部材自体も断熱性を持っているので真空断熱材及び発泡断熱材の断熱効果と合わさってより高い断熱性を発揮させることができ、コストダウンを図りつつ省エネ性と庫内容積拡充効果を更に高いレベルで実現することができる。
の発明は、第1〜第の発明において、前記スペーサ部材は真空断熱材を設置する面の外周部に凸部を設け、この凸部によって真空断熱材を位置規制した構成としてある。
これにより、スペーサ部材に設置した真空断熱材が外箱と内箱との間に充填する発泡断熱材の流動と発泡によって位置ずれし損傷するようなことを防止でき、確実に真空断熱材の損傷破袋を防止して高い断熱性を発揮させ更に信頼性を向上させることができる。
の発明は、第の発明において、前記凸部は環状に形成し、当該環状凸部の背丈は真空断熱材の平面部と略同等高さとした構成としてある。
これにより、真空断熱材の平面部を流動する発泡断熱材はスムーズに流れ、真空断熱材の平面部と環状凸部との間に段差等がある場合に生じやすい材料流動性の低下によるボイド発生等を防止でき、設計通りの高い断熱性を確保して断熱品質を安定化させることができる。
の発明は第1〜第6の発明において、前記部品収納室あるいは機械室は冷蔵庫本体内の貯蔵室と縦横少なくとも二面で対向するように形成し、真空断熱材はこの部品収納室あるいは機械室の二面に沿う如く略L字状に折り曲げ形成した構成としてある。
これにより、部品収納室あるいは機械室の二面それぞれに別々の真空断熱材を設置する場合に比べ生産性が向上し、生産コストを抑制して更に安価に提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では部品収納部としてとして冷蔵庫本体の上部後方に設けた機械室を例にして説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に置ける冷蔵庫の斜視図、図2は同冷蔵庫の断面図、図3は同冷蔵庫の背面斜視図、図4は同冷蔵庫の機械室部分を示す分解斜視図、図5は同冷蔵庫の内箱と機械室ケースを示す背面斜視図、図6は同冷蔵庫の機械室部分を背面から見た正面図、図7は同冷蔵庫の機械室部分を示す拡大斜視図、図8は同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のA−A線決裁斜視図、図9は同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のB−B線決裁斜視図、図10は同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のA−A線断面図、図11は同冷蔵庫の機械室部分を示す図7のB−B線断面図、図12は同冷蔵庫の機械室ケースユニットを示す斜視図、図13は同冷蔵庫の機械室ケースユニットを示す分解斜視図、図14(a)は同冷蔵庫の機械室ケースユニットの分解斜視図、(b)は同機械室ケースユニットの(a)とは反対側面の分解斜視図、図15は同冷蔵庫のスペーサ部材と真空断熱材との断面図である。
図1〜図5において、1は冷蔵庫本体で、図2に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に充填された硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。そして、前記冷蔵庫本体1はその外箱2と内箱3との間の側面、背面、天面には真空断熱材5が配置してある。
上記冷蔵庫本体1の内部には冷蔵室6、冷凍室7、野菜室8等の複数の貯蔵室が設けてあり、扉9で開閉自在となっている。また、前記冷蔵庫本体1内には冷蔵室6、冷凍室7、野菜室8等に冷気を供給するダクトが設けてあり、冷蔵室6に冷気を供給するダクト部材6aは内箱3の背部内面に沿わせて設け、その上部は止めビス6b(図5参照)によって固定してあり、その止めビス6bが後述する機械室の縦壁面と対向する部分に突出して内箱側の凹凸形状をなしている。
また、上記冷蔵庫本体1を構成する外箱2の上部後方には図4に示す様に切欠き部2aを設けて外箱2の一部ともなる略L字状の機械室ケース10を嵌め込み装着し、機械室11が凹状に形成してある。そして、上記機械室11の上部及び背部は機械室カバー11aによって覆ってあり、機械室カバー11aには吸気孔12、排気孔13が設けてある。
上記機械室11には、冷凍サイクル部品となる凝縮器15、冷却ファン16、圧縮機17が風上側から順に設置してあり、冷却ファン16を駆動することにより凝縮器15と圧縮機17を空冷している。
また、前記機械室11を形成する機械室ケース10はその縦横それぞれの面に多数の凹凸が形成してあり、この凹凸形状部18を利用して前記凝縮器15、冷却ファン16、圧縮機17等が取り付け固定してある。例えば、図7に示す様に圧縮機17は底面に存在する凹凸形状の一部を部品取付部19とし、この部品取付部19にゴムブッシュ20を介してネジ止め固定してある。
そして、上記機械室11の外箱2の一部ともなる機械室ケース10の縦横壁とこれに対向する内箱3の縦横壁との間は、図10、図11に示すように、スペーサ部材21を介して真空断熱材55を設置し、発泡断熱材44を充填した断熱構成としてある。
上記スペーサ部材21は発泡スチロールを成型して構成してあり、図14に示す様に前記機械室ケース10の凹凸形状と接する側の面22aは当該凹凸形状に沿う形状として当該凹凸形状部18裏面に嵌合装着してある。
また上記スペーサ部材21は前記機械室ケース10の凹凸形状と接する側の面22aと反対側の面22bを略平面状とし、その面22bの外周部に凸部23を環状に形成してこの凸部23で囲んだ面22bに真空断熱材55を設置してある。この時、上記凸部23は図15に示すように前記真空断熱材55の表面と略同等高さとなるようにその背丈寸法を設定してある。
そして前記スペーサ部材21の面22bに設置した真空断熱材55は、図12、図13に示すように、一枚の真空断熱材を略L字状に折り曲げ形成し、スペーサ部材21を機械室ケース10との間に挟み込むような形で機械室ケース10にテープ24で貼付けて一つのユニット部品となるようにしてある。
また、上記スペーサ部材21は、図7、図14に示すように、機械室ケース10の凹凸形状部18裏面との間に前記した圧縮機17の部品取付部19につながる発泡断熱材通路25が形成してあり、この例では図8及び図13の矢印Xで示すように機械室ケース10の前端片とスペーサ部材21の前端面との間から発泡断熱材通路25に発泡断熱材44が流れ込むようになっている。そして、この発泡断熱材44は発泡断熱材通路25を介して部品取付部19まで流れ込み、図10に示す様に部品取付部19の裏面とスペーサ部材21の凹凸形状側の面22aとの間で発泡固化している。
以上のように構成した本発明の実施の形態1における冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
本実施の形態1で示す冷蔵庫は、冷蔵庫本体1の上部後方の機械室11に圧縮機17や凝縮器15が設けてあり、これらが熱を発してその熱が機械室11の縦横壁を介して冷蔵庫本体1内の冷蔵室6に侵入しようとする。
しかしながら、この冷蔵庫は、上記機械室11と冷蔵室6との間の縦横の壁に真空断熱
材55が設けてあるから、発泡断熱材44による断熱に加え真空断熱材55による断熱作用が働いて前記圧縮機17や凝縮器15からの熱を強力に断熱することができる。
これにより、機械室11からの熱侵入による冷蔵室6内の温度上昇を従来の発泡断熱材のみによる断熱に比べ大幅に低減することができ、その分圧縮機17の運転、すなわち冷却頻度を抑えて省エネ性を向上させることができる。
また、真空断熱材55を設けて機械室11の断熱性を飛躍的に向上させることができるので、機械室11の縦横壁と内箱3の縦横壁との間の壁厚を薄くできる。したがって、壁厚を薄くした分、冷蔵庫本体1の外形を大きくすることなく冷蔵室6の庫内容積を向上させることができる。
また、前記真空断熱材55は機械室11の壁面に形成されている凹凸形状部18にスペーサ部材21を配置し、このスペーサ部材21の前記凹凸形状に沿う面22aとは反対側の面22bを略平面状として当該面22bに設置してあるから、前記機械室11の壁面に存在する凹凸形状によって真空断熱材55の外被袋が破袋するようなことをなくすることができる。
したがって、当該凹凸形状が存する部分であっても真空断熱材55本来の高い断熱性を発揮させ続けることができ、断熱に対する信頼性を確保することができる。
また、前記機械室11は外箱2の上部後方に設けた切欠き部2aに機械室ケース10を装着して構成し、その機械室ケース10にスペーサ部材21及び真空断熱材55を装着してこれらをユニット化してあるから、生産性を高め安価に提供することが可能となる。
すなわち、この実施の形態では上記機械室ケース10、スペーサ部材21、真空断熱材55をユニット化しているので、機械室ケース10を外箱2の切欠き部2aに取り付けるだけでスペーサ部材21と真空断熱材55を設置することができ、しかも外箱2に取付けたのちの機械室ケース10にスペーサ部材21と真空断熱材55を装着するようにする場合に比べ容易かつ短時間に外箱2に設置できる。したがって、生産性が向上し安価に提供することができるのである。
また、この実施の形態では、前記スペーサ部材21は発泡スチロールで形成してあるから、機械室11側の凹凸形状が複雑なものであっても、成型によって前記凹凸形状に沿う形に容易に製造でき、コストダウンが可能となる。
しかもこれと同時に、スペーサ部材21自体も断熱性を持つことになるので、真空断熱材55及び発泡断熱材44の断熱効果と合わさってより高い断熱性を発揮させることができる。
したがって、コストダウンを図りつつ省エネ性と庫内容積拡充を実現することができる。
また、前記スペーサ部材21は真空断熱材55を設置する面22bの外周部に凸部23を設け、この凸部23によって囲んだ面22bに真空断熱材55を設置してあるので、スペーサ部材21に設置した真空断熱材55が外箱2と内箱3との間に充填する発泡断熱材44の流動と発泡によって位置ずれし損傷するようなことを防止できる。したがって、確実に真空断熱材55の損傷破袋を防止して高い断熱性を発揮させその信頼性を向上させることができる。
また、前記凸部23は環状に形成してその背丈は真空断熱材55の平面部と略同等高さとしてあるから、内箱3と真空断熱材55との間を発泡断熱材44がスムーズに流れることができる。したがって、真空断熱材55の平面と環状の凸部23との間に段差等がある場合や凸部23が外周に沿って複数に分かれて設けられているような場合に生じやすい流動性の悪化によるボイド発生等を防止でき、設計通りの高い断熱性を確保して断熱品質を安定化させることができる。
また、前記真空断熱材55は機械室11の縦横二面に沿う如く略L字状に折り曲げ形成してスペーサ部材21に装着してあるから、機械室11の縦横二面それぞれに別々の真空断熱材を設置する場合に比べ生産性が向上し、生産コストを抑制して安価に提供することができる。
一方、前記機械室11に設置した圧縮機17は熱を発すると同時に振動も発するが、この圧縮機17を取り付け固定する部品取付部19の裏面には発泡断熱材44を充填固化させているので、当該発泡断熱材44によって強度の高いものとすることができ、圧縮機17をぐらつかせることなく確実かつ強固に取り付け固定することができる。
すなわち、部品取付部19が形成されている凹凸形状部18にスペーサ部材21を介して真空断熱材55を配置しそのまま発泡断熱材44を充填固化させた場合、前記部品取付部19はスペーサ部材21で支えるような形となってその強度に不安が生じるが、この実施の形態の構成によれば、上記部品取付部19とスペーサ部材21との間に発泡断熱材44を流し込んでこれを発泡固化させ当該発泡断熱材44で支持するようにしているので十分な強度を確保することができる。
したがって、重量があって振動する圧縮機17であっても、確実かつ強固に取付け固定することができる。しかもこれと同時に冷蔵庫本体1に振動が伝番して騒音を発生するようなことも抑制できる。つまり、スペーサ部材21を設置したことにより懸念される強度低下課題を解消し、断熱性を高めつつ部品取付強度を確保して信頼性を向上させることができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では凹凸形状の存在する部分として冷蔵庫本体1の上部に設けた機械室11を例にして説明したが、これは冷蔵庫本体1の背面や天面に設ける制御ユニット等の収納室(図2のYで示す部分)であってもよく、圧縮機17や凝縮器15そして制御ユニット等の部品の収納室であって部品取付用の凹凸形状を有している部分であればどのようなところであっても適用できるものである。
また、上記実施の形態で説明した部品取付部19の強度対策構成は圧縮機17を取り付ける部品取付部で説明したが、凝縮器15或いは冷却ファン16等いずれの部品であってもよいものであり、重量があって振動するものであれば特に効果的である。
さらに、スペーサ部材21は冷蔵庫本体1の外箱2側、すなわち外箱2の一部となる機械室ケース10側に設けたものを例示して説明したが、これはダクト部材固定用の止めビス6bが突出して凹凸形状となっている内箱3側に設けてもよいものである。
このように、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、冷蔵庫本体の凹凸部が存在している部分の断熱性を、信頼性を落とすことなく、しかも壁厚を厚くすることなく、向上させることができ、省エネ性が高く庫内容積も拡充した冷蔵庫を提供することができる。よって、家庭用冷蔵庫をはじめとして業務用冷蔵庫、自動販売機など他の冷凍冷蔵応用商品にも広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
2a 切欠き部
3 内箱
4、44 発泡断熱材
5、55 真空断熱材
6 冷蔵室
6a ダクト部材
6b 止めビス
7 冷凍室
8 野菜室
9 扉
10 機械室ケース
11 機械室
12 吸気孔
13 排気孔
15 凝縮器
16 冷却ファン
17 圧縮機
18 凹凸形状部
19 部品取付部
20 ゴムブッシュ
21 スペーサ部材
22a、22b 面
23 凸部
24 テープ
25 発泡断熱材通路

Claims (7)

  1. 内箱と外箱との間に真空断熱材を配置し発泡断熱材を充填して構成した冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵庫本体の上部後方に設けられた機械室と、
    前記機械室の壁面に形成された凹凸形状部と、
    前記凹凸形状部側に配置されたスペーサ部材と、
    前記スペーサ部材の前記凹凸形状に沿う面とは反対側の面を略平面状として当該面に設置した真空断熱材と、
    前記凹凸形状部に発熱部品を取り付けれるように設けた部品取付部と、を備え、
    前記機械室の凹凸形状部面とスペーサ部材との間に前記部品取付部へつながる発泡断熱材通路を設け、当該発泡断熱材通路を介して前記部品取付部に発泡断熱材を充填した冷蔵庫。
  2. 機械室に冷凍サイクル部品となる圧縮機或いは凝縮器等の発熱部品を設置した請求項記載の冷蔵庫。
  3. 機械室は外箱の上部に設けた切欠き部に機械室ケースを装着して構成し、前記機械室ケースの凹凸形状部にスペーサ部材及び真空断熱材を装着してこれらを機械室ケースと一体化しユニットとした請求項記載の冷蔵庫。
  4. スペーサ部材は発泡スチロールで形成した請求項1〜のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. スペーサ部材は真空断熱材を設置する面の外周部に凸部を設け、この凸部によって真空断熱材を位置規制した請求項1〜のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 凸部は環状に形成し、当該環状凸部の背丈は真空断熱材の平面部と略同等高さとした請求項記載の冷蔵庫。
  7. 部品収納室あるいは機械室は冷蔵庫本体内の貯蔵室と縦横少なくとも二面で対向するように形成し、真空断熱材はこの部品収納室あるいは機械室の二面に沿う如く略L字状に折り曲げ形成した請求項1〜6のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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