JP5822798B2 - 断熱箱体及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫 - Google Patents

断熱箱体及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫 Download PDF

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Description

本発明は、発泡断熱材と真空断熱材とを備えた断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、地球環境保護、原子力発電所の安全性の観点から、省資源、省エネルギー、特に省電力化に対して様々な取り組みがなされている。
特に省エネルギー、省電力化の観点では、真空断熱材を断熱箱体に配設する技術が進歩しており、一枚の真空断熱材を折り曲げて使用する技術が特許第4778996号公報に記載されている。
図5は、一般的な真空断熱材の構造を示す断面図である。
真空断熱材1は、2枚の外装材4を重ねて一部の外周部が開口した袋状に形成し、当該袋体の内部に芯材2と乾燥剤3を入れ、袋体の内部を真空引きした後に開口部を溶着させることにより真空を保つ構造となっている。これにより、真空断熱材1の熱伝導率は0.0020W/mK程度となり、従来より断熱材として用いてきたウレタンフォーム材等の発泡断熱材と比べ、約10倍の断熱性能を実現している。
ここで、外装材4は、例えば、溶着させるためのシール層5、水蒸気等が真空断熱材1内へ侵入することを防ぐガスバリア層6、及び、外装材4が傷つくことを防ぐ保護層7から構成されている。この内、前記ガスバリア層6にはアルミニウムが使用されている。このため、真空断熱材1には、真空断熱材1の一方の面に熱が伝わった際、当該面を構成する外装材4のガスバリア層6のアルミニウムから他方の面を構成する外装材4のガスバリア層6のアルミニウムに熱が伝わり、真空断熱材1の他方の面に熱が回り込むヒートブリッジ現象が発生することが確認されている。したがって、ヒートブリッジ現象が発生すると、真空断熱材1の実効面積は見た目よりも小さくなってしまう。外装材4の種類により程度の違いはあるが、ウレタンフォーム内に真空断熱材1を配置した場合、幅200mm以下の真空断熱材1を使用してしまうと、真空断熱材1による熱侵入量低減よりヒートブリッジ現象による熱侵入の方が勝り、逆効果となる。
ヒートブリッジ現象を抑制する手段として、真空断熱材1枚の面積を大きくすることでヒートブリッジ現象を抑制することができる。このため、段差部分に真空断熱材を搭載する際は、真空断熱材1を複数に分割するよりも、1枚の真空断熱材1を折り曲げて搭載したほうが効率の良い真空断熱材1の使用方法となる。
特許第4778996号公報
しかしながら、真空断熱材1が断熱箱体を構成する内箱や外箱等の壁面に直接貼られていて真空断熱材1の縁が当該壁面に接触している場合、外装材4のガスバリア層6のアルミニウムが真空断熱材1の縁から当該壁面の温度を吸収しやすくなるため、ヒートブリッジ現象が発生しやすくなり、断熱箱体の断熱性能が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、真空断熱材にヒートブリッジ現象が発生することを従来よりも抑制でき、従来よりも省エネルギーな断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る断熱箱体は、内箱と、外箱と、内箱と外箱との間の空間に充填された真空断熱材及び発泡断熱材と、を備え、下部の一部が内側に凹んで、圧縮機が配置される機械室が形成された断熱箱体であって、当該断熱箱体の底部、及び、該底部から立設された前記機械室の立壁の内部には、前記底部から前記立壁にかけて、屈曲した1枚の真空断熱材が配置され、前記外箱は、少なくとも前記立壁を構成する範囲に、前記内箱側へ突出する少なくとも1つの第1の凸部が形成され、前記底部から前記立壁にかけて設けられた前記真空断熱材は、前記第1の凸部に接触させて前記内箱と前記外箱との間に設けられ、前記立壁内において、前記第1の凸部を除く前記外箱部分と所定の距離離れて配置されており、前記底部に配置される部分の先端部近傍にテープ状の断熱材が巻き付けられ、あるいは前記底部に配置される部分の先端部近傍であって前記外箱と対向する範囲にテープ状の断熱材が貼り付けられているものである。
また、本発明に係る冷蔵庫は、本発明に係る断熱箱体と、圧縮機を有し、前記断熱箱体に形成された貯蔵室に供給する空気を冷却する冷却装置と、を備え、前記冷却装置の圧縮機を前記機械室に配置したものである。
本発明は、外箱に内箱側へ突出する第1の凸部を形成している。そして、本発明は、第1の凸部が形成された範囲においては、真空断熱材を、第1の凸部に接触させて内箱と外箱の間に設けている。このため、本発明においては、当該範囲に配置されている真空断熱材は、その縁が外箱や内箱の壁面に接触しないので、従来よりもヒートブリッジ現象を抑制することができる。このため、本発明は、従来よりも省エネルギーな断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫を得ることができる。
特に、本発明は、機械室の立壁を構成する外箱部分に第1の凸部を形成し、立壁内において、真空断熱材を第1の凸部に接触させて内箱と外箱との間に設けている。ここで、機械室の立壁は、圧縮機によって温度が上がりやすく、断熱箱体内部(内箱の内周側の空間であり、例えば冷蔵庫の場合は貯蔵室)との温度差が大きくなりやすい部分である。本発明は、このような機械室の立壁の部分からの熱の侵入量を削減できるため、より省エネルギーな断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫を得ることができる。
また、本発明は、新たな部品を追加することなく、真空断熱材の縁が外箱や内箱の壁面に接触することを防止している。このため、本発明は、従来よりも安価に省エネルギーな断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態1に係る断熱箱体の製造工程を説明するための説明図(斜視図)である。 本実施の形態1に係る冷蔵庫の下部近傍を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本実施の形態2に係る冷蔵庫の下部近傍を示す要部拡大図(側面断面図)である。 一般的な真空断熱材の構造を示す断面図である。
以下、本発明による断熱箱体及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫の実施の形態について図を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を示す側面断面図である。なお、図1の左側が冷蔵庫100の前面側となる。
本実施の形態1に係る冷蔵庫100の断熱箱体8は、主に断熱箱体8の外周面を形成する外箱9と、外箱9の内周側と内箱10の外周側との間の空間に充填された真空断熱材1及び発泡断熱材11と、を備えている。真空断熱材1は、例えば、断熱箱体8の天井部、左右側壁、背面部及び底部等に設けられている。なお、真空断熱材1は、図5で示した真空断熱材である。また、発泡断熱材11は、例えば硬質ウレタンフォームである。
このように構成された断熱箱体8は、その内部(つまり内箱10の内周側)が複数の仕切り板21で区画され、冷蔵室22、冷凍室23及び野菜室24など使用者の利用形態にあわせて温度帯の異なるいくつかの貯蔵室20が形成されている。これら各貯蔵室20は前方が開口しており、各貯蔵室20の前方の開口部は、扉25で開閉自在に閉塞されている。
また、断熱箱体8には、背面側の下部に、下部の一部が前面側(つまり、断熱箱体8の内側)に凹んだ機械室13が形成されている。この機械室13には、後述する冷却装置30の圧縮機31が配置されている。
冷却装置30は、圧縮機31、図示しない凝縮配管、図示しない減圧装置(膨張弁やキャピラリーチューブ等)、及び、冷却器32等で構成されている。これら冷却装置30の構成要素のうち、圧縮機31及び減圧装置は、断熱箱体8の背面側下部に形成された機械室13に設けられている。凝縮配管は、断熱箱体8の例えば側面部に設けられている。冷却器32は、内箱10とファングリル36に囲われて形成された冷却室35に設けられている。また、この冷却室35には、冷却器32で冷却された空気を各貯蔵室20に送るための冷却器ファン38も設けられている。
このような構成の断熱箱体8は、例えば次のように製造される。まず、真空断熱材1をあらかじめ外箱9に接着固定する。そして、外箱9と内箱10とを例えば接着固定する。その後、図3に示すように、断熱箱体8の背面側を上にした状態で、背面側に形成された注入口18より液体状の発泡断熱材11の原料を注入して一体発泡を行うことにより、外箱9と内箱10との間の空間内を発泡断熱材11で充填する。
上述のように、機械室13には、冷却装置30の圧縮機31が配置されている。このため、圧縮機31が運転されることにより、機械室13内の温度が上昇する。したがって、機械室13の前側の壁となる立壁14(断熱箱体8の底部から立設された壁)を介して、機械室13から貯蔵室20へ多量の熱が流れ込むことが懸念される。
そこで、本実施の形態1に係る冷蔵庫100の断熱箱体8には、以下に示すように、真空断熱材1が設けられている。
図3は、本実施の形態1に係る冷蔵庫の下部近傍を示す要部拡大図(側面断面図)である。なお、図3の左側が冷蔵庫100の前面側となる。
図3に示すように、本実施の形態1に係る断熱箱体8は、機械室13の前側の壁となる立壁14の断熱性能を向上させるため、立壁14に真空断熱材1が設けられている。ここで、真空断熱材1を小さく形成すると、ヒートブリッジ現象が発生しやすくなってしまう。このため、本実施の形態1では、断熱箱体8の底部15に設けられる真空断熱材1と立壁14に設けられる真空断熱材1とを1つの部品として形成している。つまり、真空断熱材1を略L字型に屈曲させ、当該真空断熱材を底部15から立壁14にかけて配置している。これにより、立壁14に設けられる真空断熱材1全体の大きさを大きくでき、真空断熱材1の縁のうち立壁14に配置される部分が少なくなるので、当該真空断熱材1でのヒートブリッジ現象を抑制できる。
また、外箱9の立壁14を構成する範囲は、機械室13と面しているため、その温度が高くなる。このため、外箱9の立壁14を構成する範囲に真空断熱材1を貼り付けた場合、外箱9の立壁14を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触し、当該縁から外箱9の立壁14を構成する範囲の温度を吸収して、真空断熱材1でヒートブリッジ現象が発生してしまうことも懸念される。このため、本実施の形態1では、外箱9の立壁14を構成する範囲に、内箱10側に突出する少なくとも1つの凸部16aを形成している。また、凸部16aは、その先端部が円弧状や平面形状等に形成され、真空断熱材1と接触しても当該真空断熱材1を破損させづらい形状となっている。そして、真空断熱材1のうち、立壁14に配置される部分は、凸部16aに貼り付けられている(接触している)。このような構成にすることで、立壁14内では、凸部16aを除く外箱9部分と真空断熱材1とが所定の距離離れて配置されることとなる。このため、外箱9の立壁14を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止でき、真空断熱材1でのヒートブリッジ現象をより抑制することができる。
ここで、凸部16aが、本発明における第1の凸部に相当する。
さらに、本実施の形態1では、外箱9の底部15を構成する範囲にも、内箱10側に突出する少なくとも1つの凸部16bを形成している(図3では、4つの凸部16bを記載している)。また、凸部16bは、その先端部が円弧状や平面形状等に形成され、真空断熱材1と接触しても当該真空断熱材1を破損させづらい形状となっている。そして、真空断熱材1のうち、底部15に配置される部分は、凸部16bに貼り付けられている(接触している)。このような構成にすることで、底部15内では、凸部16bを除く外箱9部分と真空断熱材1とが所定の距離離れて配置されることとなる。このため、外箱9の底部15を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することも防止でき、真空断熱材1でのヒートブリッジ現象をさらに抑制することができる。
ここで、凸部16bが、本発明における第2の凸部に相当する。
以上、本実施の形態1においては、立壁14内では、凸部16aを除く外箱9部分と真空断熱材1とが所定の距離離れて配置され、外箱9の立壁14を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止している。このため、本実施の形態1に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100は、立壁14を介して機械室13から貯蔵室20内に熱が侵入することを従来よりも抑制でき、従来よりも省エネルギーなものとすることができる。
また、本実施の形態1では、底部15内においても、凸部16bを除く外箱9部分と真空断熱材1とが所定の距離離れて配置され、外箱9の底部15を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止している。このため、本実施の形態1に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100は、底部15を介して外部から貯蔵室20内に熱が侵入することを従来よりも抑制でき、従来よりもさらに省エネルギーなものとすることができる。
また、本実施の形態1では、立壁14及び底部15を構成する外箱9と真空断熱材とを離して配置する際、外箱9に形成された凸部16a及び凸部16bを用いている。このため、立壁14及び底部15を構成する外箱9と真空断熱材とを離して配置する際、新たな部品を追加する必要がないため、本実施の形態1に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100を安価に省エネルギーなものとすることができる。
なお、本実施の形態1で示した凸部16a及び凸部16bの形成数は任意である。立壁14及び底部15を構成する外箱9と真空断熱材とを離して配置することができれば、それぞれ1つずつであってもよい。この際、真空断熱材1の先端部近傍と対向した位置に、凸部16a及び凸部16bを設けることが好ましい。真空断熱材1の縁と外箱9との接触をより防止しやすくなる。
実施の形態2.
断熱箱体8の立壁14及び底部15へ真空断熱材1を配置する構成は、実施の形態1で示した構成に限らず、例えば次のような構成にしてもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない構成については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図4は、本実施の形態2に係る冷蔵庫の下部近傍を示す要部拡大図(側面断面図)である。なお、図4の左側が冷蔵庫100の前面側となる。
本実施の形態2に係る断熱箱体8は、外箱9の底部15を構成する範囲に凸部16bが形成されていない構成となっている。また、底部15から立壁14にかけて配置している真空断熱材1は、底部15に配置される部分の先端部近傍に、テープ状に形成された例えば軟質ウレタンフォーム等の断熱材19が巻き付けられている。このため、底部15から立壁14にかけて配置している真空断熱材1は、その底部15に配置される部分が外箱9の底部15を構成する範囲に接着されて(接触して)設けられることとなる。この際、真空断熱材1は、底部15に配置される部分の先端部近傍に断熱材19が巻き付けられているので、外箱9の底部15を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止でき、ヒートブリッジ現象を抑制することができる。
発泡断熱材11を外箱9と内箱10との間に充填する際、発泡断熱材11を充填する空間が狭いと、発泡断熱材11の未充填発生率が急激に上昇する。このため、発泡断熱材11を充填する空間は、最低限の幅を確保する必要がある(例えば5mm)。ここで、実施の形態1のように断熱箱体8の底部に真空断熱材1を設ける場合、真空断熱材1と外箱9との間、及び真空断熱材1と内箱10との間の双方の空間に発泡断熱材11を充填する必要がある。このため、実施の形態1のように断熱箱体8の底部に真空断熱材1を設ける場合、底部15における外箱9と内箱10との間の空間には、底部15の厚み方向(上下方向)に、最低でも例えば幅10mmの空間を確保する必要がある。一方、本実施の形態2のように断熱箱体8の底部に真空断熱材1を設ける場合、真空断熱材1と内箱10との間の空間にのみ発泡断熱材11を充填すればよい。このため、本実施の形態2のように断熱箱体8の底部に真空断熱材1を設ける場合、底部15における外箱9と内箱10との間の空間には、底部15の厚み方向(上下方向)に、例えば幅5mmの空間を確保するだけでよい。したがって、本実施の形態2のように断熱箱体8を形成することにより、実施の形態1と比べ、底部15の厚みを低減することができる。
以上、本実施の形態2のように構成された断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100は、立壁14内では、凸部16aを除く外箱9部分と真空断熱材1とが所定の距離離れて配置され、外箱9の立壁14を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止している。このため、本実施の形態2に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100も、実施の形態1と同様、立壁14を介して機械室13から貯蔵室20内に熱が侵入することを従来よりも抑制でき、従来よりも省エネルギーなものとすることができる。
また、本実施の形態2では、真空断熱材1の底部15に配置される部分の先端部近傍に断熱材19が巻き付け、外箱9の底部15を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止している。このため、本実施の形態2に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100も、底部15を介して外部から貯蔵室20内に熱が侵入することを従来よりも抑制でき、従来よりもさらに省エネルギーなものとすることができる。
また、本実施の形態2に係る断熱箱体8及びこの断熱箱体8を備えた冷蔵庫100は、実施の形態1と比べ、断熱箱体8の底部15の厚みを低減することができるので、外観寸法を変更せずに貯蔵室20の内容積を増加でき、食品等の収納性を向上させることができる。
なお、本実施の形態2では、真空断熱材1の底部15に配置される部分の先端部近傍に、テープ状の断熱材19を巻き付けた。これに限らず、真空断熱材1の底部15に配置される部分の先端部近傍において、外箱9と対向する範囲にテープ状の断熱材19を貼り付けてもよい。このように構成しても、外箱9の底部15を構成する範囲に真空断熱材1の縁が接触することを防止できる。
1 真空断熱材、2 芯材、3 乾燥剤、4 外装材、5 シール層、6 ガスバリア層、7 保護層、8 断熱箱体、9 外箱、10 内箱、11 発泡断熱材、13 機械室、14 立壁、15 底部、16a 凸部(第1の凸部)、16b 凸部(第2の凸部)、18 注入口、19 断熱材、20 貯蔵室、21 仕切り板、22 冷蔵室、23 冷凍室、24 野菜室、25 扉、30 冷却装置、31 圧縮機、32 冷却器、35 冷却室、36 ファングリル、38 冷却器ファン、100 冷蔵庫。

Claims (4)

  1. 内箱と、外箱と、内箱と外箱との間の空間に充填された真空断熱材及び発泡断熱材と、
    を備え、
    下部の一部が内側に凹んで、圧縮機が配置される機械室が形成された断熱箱体であって、
    当該断熱箱体の底部、及び、該底部から立設された前記機械室の立壁の内部には、前記底部から前記立壁にかけて、屈曲した1枚の真空断熱材が配置され、
    前記外箱は、
    少なくとも前記立壁を構成する範囲に、前記内箱側へ突出する少なくとも1つの第1の凸部が形成され、
    前記底部から前記立壁にかけて設けられた前記真空断熱材は、
    前記第1の凸部に接触させて前記内箱と前記外箱との間に設けられ、前記立壁内において、前記第1の凸部を除く前記外箱部分と所定の距離離れて配置されており、
    前記底部に配置される部分の先端部近傍にテープ状の断熱材が巻き付けられ、あるいは前記底部に配置される部分の先端部近傍であって前記外箱と対向する範囲にテープ状の断熱材が貼り付けられていることを特徴とする断熱箱体。
  2. 前記外箱は、前記底部を構成する範囲であって、前記底部から前記立壁にかけて設けられた前記真空断熱材が設けられる範囲に、前記内箱側へ突出する凸部が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の断熱箱体。
  3. 前記第1の凸部は、
    前記立壁に配置されている前記真空断熱材部分の先端部近傍と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱箱体。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の断熱箱体と、
    圧縮機を有し、前記断熱箱体に形成された貯蔵室に供給する空気を冷却する冷却装置と、
    を備え、
    前記冷却装置の圧縮機を前記機械室に配置したことを特徴とする冷蔵庫。
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