JP2006090654A - 保冷庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型で冷却速度が速く、低温まで冷却可能な保冷庫を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の保冷庫1は、内容器2及び該内容器2を包囲する外容器3を備えた開口部4を有する箱状の収容室5と、前記収容室5の前記開口部4を開閉するための蓋体8と、スターリング冷凍機9を設置するための機構室10とを備えた、前記スターリング冷凍機9を用いて前記内容器2を冷却する前記保冷庫1において、前記内容器2の断熱に真空断熱材15を使用したことを特徴とする。これによると、前記真空断熱材15の断熱効果が発泡ウレタン等と比較して高いため、前記真空断熱材15を薄くしても所望の断熱効果を得ることができ、また断熱効果が高いため、前記保冷庫1を従来と比べて急速に冷却することができ、かつ、低温まで冷却することが可能になる。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明の保冷庫1は、内容器2及び該内容器2を包囲する外容器3を備えた開口部4を有する箱状の収容室5と、前記収容室5の前記開口部4を開閉するための蓋体8と、スターリング冷凍機9を設置するための機構室10とを備えた、前記スターリング冷凍機9を用いて前記内容器2を冷却する前記保冷庫1において、前記内容器2の断熱に真空断熱材15を使用したことを特徴とする。これによると、前記真空断熱材15の断熱効果が発泡ウレタン等と比較して高いため、前記真空断熱材15を薄くしても所望の断熱効果を得ることができ、また断熱効果が高いため、前記保冷庫1を従来と比べて急速に冷却することができ、かつ、低温まで冷却することが可能になる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スターリング冷凍機を搭載した保冷庫に関するものである。
従来、これらのスターリング冷凍機を搭載した保冷庫は、スターリング冷凍機が設置された機構室と、被収容物を保冷するための内容器及び当該内容器を覆う外容器を有する収容室とを備え、スターリング冷凍機の冷却部が前記内容器に対して熱的に接続され前記内容器の冷却が行われている。また、前記内容器と前記外容器との間には、断熱材として発泡ウレタンや発泡ポリスチレンが充填され、前記内容器とその外部とを断熱して、前記内容器内の冷温を維持するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−139285号公報
しかしながら、このような従来のスターリング冷凍機を搭載した保冷庫では、上述したように、断熱材として発泡ウレタン等を使用しており、所望の断熱効果を確保するめには、ある程度の断熱材の厚さが必要である。故に、外容器の寸法に比べて内容器の容積をあまり大きくすることができないという問題がある。また、発泡ウレタン等の断熱材を使用した場合、前記内容器の外部から内部に熱が流入するため、前記内容器内部の温度を−30℃以下にすることは困難である。更に、前記内容器の外部から内部に熱が流入するため、冷却速度が遅く、車内用の保冷庫などでは、保冷庫を使用する時間のかなり前より保冷庫の電源を入れておく必要がある。
本発明は以上の問題点を解決し、小型で冷却速度が速く、低温まで冷却可能であると共に、エネルギーロスの少ない保冷庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の保冷庫は、内容器、該内容器を包囲する外容器及び開口部を有する箱状の収容室と、該収容室の前記開口部を開閉する蓋体と、スターリング冷凍機が設置された機構室とを備えた、前記スターリング冷凍機を用いて前記内容器を冷却する保冷庫において、前記内容器を断熱するために、真空断熱材を使用したことを特徴とする。
これによると、前記真空断熱材の断熱効果が発泡断熱材と比較して高いため、断熱部を薄くしても所望の断熱効果を得ることができる。
請求項2に記載の保冷庫は、前記内容器の断熱において、前記真空断熱材と発泡断熱材とを併用したことを特徴とする。
これによると、前記真空断熱材と前記内容器と前記外容器との隙間を、また複数の真空断熱材を使用した場合は、該真空断熱材同士の隙間に発泡断熱材を使用することが可能になる。
請求項3に記載の保冷庫は、請求項2に記載の前記内容器の断熱において、前記真空断熱材を前記外容器の内面に設置し、前記真空断熱材と前記内容器の間に発泡断熱材を設置したことを特徴とする。
これによると、前記内容器が前記真空断熱材の最低使用温度以下となった場合でも、前記真空断熱材と前記発泡断熱材との二重の断熱構造により断熱しているので、保冷庫の冷却性能を維持することが可能になる。
請求項4に記載の保冷庫は、請求項1〜3の何れか1項に記載の保冷庫において、前記真空断熱材が、該真空断熱材のシール部を覆うための発泡断熱材で被覆されていることを特徴とする。
これによれば、前記真空断熱材のシール部も発泡断熱材によって被覆されているため断熱効果を得ることができる。また、該発泡断熱材の被覆形状を適切な形に成形することにより、真空断熱材同士、前記真空断熱材と前記内容器又は前記外容器との間を他の発泡断熱材などの充填剤を用いずにぴったりとつなぎ合わせることができる。
請求項5に記載の保冷庫は、請求項1〜3の何れか1項に記載の保冷庫において、前記真空断熱材を折り曲げて、前記内容器と前記外容器との間に設置したことを特徴とする。
これによると、前記内容器と前記外容器との間には、複数の真空断熱材ではなく1の真空断熱材を折り曲げて配置するので、真空断熱材同士に隙間が形成されず、保冷庫の冷却性能を更に向上させることが可能になる。
本発明の請求項1に記載の保冷庫によれば、前記保冷庫の断熱材を薄くすることができるため、前記保冷庫を従来よりも小型にすることが可能である。また、逆に前記外容器の大きさをそのままに、前記内容器の容積を大きくすることができる。また断熱効果が高いため、前記保冷庫を従来と比べて少ないエネルギーロスで急速に冷却することができるばかりでなく、低温まで冷却することが可能になる。
請求項2によれば、前記真空断熱材と前記内容器と前記外容器との間の隙間を発泡断熱材で塞ぐことが可能になり、断熱効果を更に向上することができ、更なる薄型化、冷却速度の高速化、及び低温化が可能になる。
請求項3によれば、前記内容器が前記真空断熱材の最低使用温度以下となった場合でも前記真空断熱材と前記発泡断熱材とで二重に断熱されているため、前記発泡断熱材によって保護されることで前記真空断熱材の真空が破れることを防止して、前記保冷庫の冷却性能を低下させることがない。
請求項4によれば、前記真空断熱材のシール部により形成される鍔部が前記発泡断熱材で被覆されているので、前記保冷庫の断熱性能を低下させることがない。また、前記前記真空断熱材に吹き付けられた前記発泡断熱材の形状を変化させることになり、従来、凹凸があり真空断熱材が設置できない場所でも、前記真空断熱材を設置することができる。その結果、前記保冷庫の冷却性能を更に向上することが可能になる。
請求項5によれば、前記真空断熱材の継ぎ目箇所を少なくすることで、前記保冷庫の断熱性能を向上することができる。
以下、本発明の実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。ここで、図1は本発明の保冷庫の概略斜視図であり、夫々の実施形態に共通するものである。
図2は、本発明の第1実施形態の保冷庫1の断面図であり、当該保冷庫1は、内容器2及び当該内容器2を包囲する外容器3を備えると共に上部に開口部4を有する箱状の収容室5と、外蓋6及び内蓋7を有すると共にヒンジ(図示せず)により前記収容室5に対して回動自在に連結され、回動することによって前記開口部4を開閉する蓋体8と、内部にスターリング冷凍機9が設置された機構室10とを備える。
前記機構室10に配置された前記スターリング冷凍機9の頂部に形成された冷却部には、冷媒(図示せず)を凝縮させる凝縮器12が熱的に接続されており、この凝縮器12には、前記冷媒を循環させるための配管13が接続されている。なお、前記配管13は銅等の熱伝導率が高い材料で形成され、前記内容器2の外側面を取り巻くように配置されている。
そして前記収容室5の、前記外容器3と前記内容器2との隙間14Aにおける前記外容器3の内面には、板状の真空断熱材15Aが、その一面と前記外容器3の内面とを密着させて複数枚貼着されている。また、前記蓋体8の前記外蓋6と前記内蓋7との隙間14Bにも、真空断熱材15Bが、その一面と前記外蓋6の内面とを密着させて真空断熱材15Bが複数枚貼着されている。なお、当該真空断熱材15A,15Bは、断熱性のコア材16を外装体17内に封入し、内部を真空排気して形成されたものである。前記コア材16としては、内部に多くの空間を有することができるシリカ粉末等の粉末材料や繊維材料が用いられ、一方、前記外装体17としては、プラスチックや金属箔ラミネートフィルム等が用いられている。そして、上記のように製造されるため、前記真空断熱材15A,15Bの周囲には、前記外装体17を密閉するためのシール部18が鍔状に突設されている。そして、前記隙間14A,14Bの前記真空断熱材15A,15B以外の部分には、前記鍔状のシール部18の周囲も含めて発泡断熱材たる発泡ウレタン19A,19Bが注入されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、図示しない電源スイッチを入れると、前記スターリング冷凍機9が駆動して前記凝縮器12が冷却され、この凝縮器12内で前記冷媒が凝縮すると共に、前記凝縮器12に接続された前記配管13内を凝縮した前記冷媒が流れる。そして、前記凝縮した冷媒は、前記内容器2の外周に沿って設けられた前記配管13内を流れる。このとき、前記内容器2及び前記配管13は、共に熱伝導率の高い材質で形成されているため、前記内容器2の熱が前記配管13を経て前記冷媒に移動する。そして、熱を奪われた前記内容器2が冷却源となることで、前記内容器2の内部が冷却される。一方、前記冷媒は、前記内容器2内部からの熱を吸収すると、この熱を気化熱として前記配管13内で蒸発し、前記配管13を通って前記凝縮器12に戻る。
ここで、前記内容器2と前記外容器3の間に前記真空断熱材15Aが配置されると共に、前記蓋体8の前記内蓋7と前記外蓋6との間に前記真空断熱材15Bが配置されることで、前記内容器2はこれらの真空断熱材15A,15Bで覆われて断熱されている。そして、真空断熱材の断熱効果は発泡ウレタン等の発泡断熱材のみの場合と比較するとかなり高いため、前記内容器2と前記外容器3との間の前記隙間14A、及び前記内蓋7と前記外蓋6との間の前記隙間14Bの断熱材を比較的薄くしても高い断熱効果を得ることができる。故に、前記保冷庫1を小型化することが可能であり、逆に、前記外容器の大きさをそのままに、前記内容器2の容積を大きくすることができる。また断熱効果が高いため、保冷庫1を従来と比べて急速に冷却することができ、かつ、低温まで冷却することが可能になり、例えば医療用血液の搬送などにも好ましい。
また、本実施形態の前記保冷庫1は、前記内容器2の断熱において、前記真空断熱材15A,15Bと発泡ウレタン19A,19Bとが併用されている。故に、例えば、壁面に突出部がある部分等、板状の前記真空断熱材15A,15Bが配置しにくい場所には、発泡ウレタン19A,19Bを配することができる。また、本実施形態では、発泡断熱材として、特に発泡ウレタン19を用いているため、隙間14A,14Bの僅かな空間も前記発泡ウレタン19を注入して塞ぐことが可能になる。故に、断熱効果を更に向上することができ、前記収容室5の壁の更なる薄型化、冷却速度の高速化、及び低温化が可能になる。また、前記保冷庫1のエネルギーロスも少なく、電力消費量も少なくてすむ。更に、前記内容器2及び配管13が前記真空断熱材15A,15Bの最低使用温度以下となった場合でも、前記真空断熱材15A,15Bは前記発泡ウレタン材19A,19Bによって保護されているので、前記真空断熱材15A,15Bの前記外装体17が破損して真空が破れることを防止して、前記保冷庫1の冷却性能を維持することが可能になる。
図3は本発明の第2実施形態の保冷庫1を示す断面図である。ここで、断熱材が設けられている隙間14A,14Bの内部以外は第1の実施形態と同様であるため、同様な部分の説明は省略する。この第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、収容室5の外容器3と内容器2との間の隙間14Aにおける前記外容器3内面には、板状の真空断熱材15Aが、その一面と前記外容器3の内面とを密着させて複数枚貼着されている。また、前記蓋体8の前記外蓋6と前記内蓋7との間の隙間14Bにも、前記真空断熱材15Bがその一面と前記外蓋6の内面とを密着させて複数枚貼着されている。そして、前記第1実施形態と異なる点は、前記真空断熱材15Aと前記内容器2との間に発泡断熱材たる板状の発泡ウレタン材20A、及び、前記真空断熱材15Bと前記内蓋7との間に発泡断熱材たる板状の発泡ウレタン材20Bが配置され、前記隙間14A,14B内の前記真空断熱材15A,15Bと前記板状ウレタン材20(20A,20B)とによって塞ぐことができない部分にのみ発泡断熱材たる発泡ウレタン19(19A,19B)が注入されていることである。
本実施形態によると、前記内容器2が前記真空断熱材15A,15Bの最低使用温度以下となった場合でも、前記内容器2は前記真空断熱材15A,15Bと前記発泡ウレタン材20A,20Bとの二重の断熱構造により断熱されているので、前記発泡ウレタン材20A,20Bによって保護されることで前記真空断熱材15A,15Bの前記外装体17が破損して真空が破れることを防止して、前記保冷庫1の冷却性能を維持することが可能になる。また、前記外容器3と前記内容器2との隙間14A、及び、前記外蓋6と前記内蓋7との隙間14Bの、前記真空断熱材15A,15B以外の部分の広い平らな部分には板状のウレタン材20A,20Bが配置されている。故に、前記発泡ウレタン19のみで前記真空断熱材15A,15B以外の隙間14A,14Bを全て充填する場合に比べて、充填の手間が少なくてすむ。また、間隔が狭く、かつ面積の広い隙間14A,14Bを前記発泡ウレタン19で充填する場合、均一に充填することは困難であり、充填できずに残ってしまう場合もあるが、本実施形態によると、間隔が狭く且つ面積が広い部分には、前記板状ウレタン材20A,20Bが配置されているため、この部分に充填ムラが生じることがない。また、前記内容器2の外面の凹凸、例えば前記配管13など、に合わせて前記板状ウレタン材20A,20Bを加工することにより、前記発泡ウレタン19を注入する箇所を更に低減することができ、充填の手間を更に省くことができる。
図4は本発明の第3の実施形態の保冷庫1を示す断面図である。当該実施形態も、断熱材が設けられている隙間14A,14Bの内部以外は、第1の実施形態と同様であるため、同様な部分の説明は省略する。この第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、前記真空断熱材15A,15Bの周囲に設けられた鍔状のシール部18が、発泡ウレタン30(30A,30B)で被覆されている点である。そして、その被覆は、前記真空断熱材15A,15Bを前記外容器3の内面又は前記外蓋6の内面に貼着する前に、予め前記真空断熱材15A,15Bの周囲に発泡ウレタン30A,30Bを吹き付けたり、また、前記発泡ウレタン30A,30Bを周囲に配して前記真空断熱材15ごと型抜きしたりして成型する方法により行われ、前記発泡ウレタン30A,30Bで被覆された真空断熱材15A,15Bは、前記外容器3と前記内容器2との間の隙間14A及び前記外蓋6と前記内蓋7との間の隙間14Bの形状に合わせて成形されている。そして、前記保冷庫1を組み立てる際には、前記外容器3を所定箇所に配した後、その内面に前記発泡ウレタン30Aで被覆された前記真空断熱材15Aを隙間なく組み合わせて貼着し、その上から前記内容器2を配置することによって、この内容器2と前記外容器3との間は前記発泡ウレタン30Aを注入せずに隙間なく充填される。なお、前記外蓋6と前記内蓋7との間も、同様の手法により、前記発泡ウレタン30Bを注入せずに隙間なく充填される。
本実施形態によると、予め前記隙間14A,14Bの形状に合わせて前記真空断熱材15A,15Bが前記発泡ウレタン30A,30Bで被覆されているので、前記真空断熱材15A,15Bを、前記外容器3と前記内容器2又は前記外蓋6と前記内蓋7との間に配するだけで両者の間が隙間なく充填されるので、前記発泡ウレタン30A,30Bを注入する必要がなく、組み立ての手間を簡略化することができ、製造時間の短縮及び製造コストを下げることも可能になる。更に、前記内容器2及び配管13が前記真空断熱材15A,15Bの最低使用温度以下となった場合でも、前記真空断熱材15A,15Bは前記発泡ウレタン材30A,30Bによって保護されているので、前記真空断熱材15A,15Bの前記外装体17が破損して真空が破れることを防止して、前記保冷庫1の冷却性能を維持することが可能になる。
図5は本発明の第4の実施形態の保冷庫1を示す断面図である。当該実施形態も、断熱材が設けられている隙間14A,14Bの内部以外は、第1の実施形態と同様であるため、同様な部分の説明は省略する。この第4の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、前記外容器3と前記内容器2との間に配置される真空断熱材15が、1枚の矩形の底部真空断熱材15Cと、その矩形の4辺のシール部18から連続する4枚の側部真空断熱部材15Dとからなる一体の真空断熱材である点である。当該側部真空断熱部材材15Cと前記底部真空断熱部材15Dは、一枚の外装体17により形成されており、前記内容器2と前記外容器3と隙間14Aにおいて、前記真空断熱材15は、前記底部真空断熱材15Cを下にし、前記シール部18において前記側部真空断熱材15Dを前記底部真空断熱材15Cに対して垂直になるように折り曲げた状態で設置されている。
以上、本実施形態によると、前記外容器3と前記内容器2との間に配置された真空断熱材15は、前記底部真空断熱材15Cと前記側部真空断熱材15Dとが連続して形成された一体の真空断熱材15を折り曲げて配置されたものであるため、底部と側部の真空断熱材15の間に隙間がなくなり、前記保冷庫1の冷却性能を更に向上させることが可能になる。なお、本実施形態では、内部のコア材16は複数の部材であるが、外装体17としては一枚の連続したものを使用することによって折り曲げ可能な真空断熱材15を製造した。しかし、予め前記内容器2と外容器3との間の隙間14Aの形状に合わせて形成された一体のコア材16による真空断熱材15を製造することによって、真空断熱材15間の隙間をなくすようにすることもできる。
以上、本発明の保冷庫の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記スターリング冷凍機は収容室の側部に設けられる必要はなく、下部に設けられていてもよく、また、蓋体も収容室の側部に設けられているものであっても良い。また真空断熱材の枚数等も上記の実施形態に限定されるものではない。
1 保冷庫
2 内容器
3 外容器
4 開口部
5 収容室
6 外蓋
7 内蓋
8 蓋体
9 スターリング冷凍機
10 機構室
11 冷却部
15,15A,15B,15C,15D 真空断熱材
18 シール部
19,19A,19B,30,30A,30B 発泡ウレタン(発泡断熱材)
20,20A,20B 発泡ウレタン材(発泡断熱材)
2 内容器
3 外容器
4 開口部
5 収容室
6 外蓋
7 内蓋
8 蓋体
9 スターリング冷凍機
10 機構室
11 冷却部
15,15A,15B,15C,15D 真空断熱材
18 シール部
19,19A,19B,30,30A,30B 発泡ウレタン(発泡断熱材)
20,20A,20B 発泡ウレタン材(発泡断熱材)
Claims (5)
- 内容器、該内容器を包囲する外容器及び開口部を有する箱状の収容室と、該収容室の前記開口部を開閉する蓋体と、スターリング冷凍機が設置された機構室とを備えた、前記スターリング冷凍機を用いて前記内容器を冷却する保冷庫において、前記内容器を断熱するために、真空断熱材を使用したことを特徴とする保冷庫。
- 前記内容器の断熱において、前記真空断熱材と発泡断熱材とを併用したことを特徴とする請求項1に記載の保冷庫。
- 前記内容器の断熱において、前記真空断熱材を前記外容器の内面に設置し、前記真空断熱材と前記内容器との間に発泡断熱材を設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保冷庫。
- 前記真空断熱材が、該真空断熱材のシール部を覆うために発泡断熱材で被覆されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の保冷庫。
- 前記真空断熱材を折り曲げて、前記内容器と前記外容器との間に設置したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の保冷庫。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016158936A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | ワコン株式会社 | 断熱容器 |
JP2019148391A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | ツインバード工業株式会社 | 冷却容器 |
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2004
- 2004-09-24 JP JP2004277643A patent/JP2006090654A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016158936A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | ワコン株式会社 | 断熱容器 |
JP2019148391A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | ツインバード工業株式会社 | 冷却容器 |
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