JP6507990B2 - 建設機械のアーム及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はショベル等の建設機械の作業アタッチメントを構成するアームであって、先端側部材であるアームトップを有し、当該アームトップが鋳型成形されたもの及びその製造方法に関する。
従来、建設機械のアームとして、特許文献1,2に示されるように、鋳物からなるアームトップを有するものが知られている。このアームトップは、応力集中が著しい溶接部分を含まないので、高い強度を有することが可能である。
特開2005−163375号公報 特開2008−240343号公報
前記特許文献1,2に記載される技術では、アームトップ全体が一体に鋳型成形されるので、その成形のための鋳型が大型かつ複雑で製作が難しく、また高い製品の精度が得られにくい。
本発明は、建設機械のアームであって、鋳物からなり、かつ、製作が容易でかつ高い精度を有することが可能なもの、及びその製造方法を、提供することを目的とする。
提供されるのは、建設機械の作業アタッチメントを構成するアームであって、前記作業アタッチメントを構成するブームの先端に取付けられるアーム本体と、このアーム本体の先端部に取付けられるアームトップと、を備える。
前記アームトップは、左右一対の側壁と、前記アームトップの先端部に作業具を連結するためのピンが挿入可能な第1のピン穴を形成するように、当該アームトップの先端部において前記一対の側壁に跨るように設けられる第1連結部と、前記アームトップのうち前記第1連結部よりも基端側の部位に前記作業具を作動させるためのリンクを連結するためのピンが挿入可能な第2のピン穴を形成するように、前記部位において前記一対の側壁に跨るように設けられる第2連結部と、前記一対の側壁の内面上にそれぞれ形成され、当該一対の側壁同士をつなぐとともに前記第1及び第2連結部同士をつなぐ形状をもつ連結壁と、を有する。
前記アームトップは、互いに個別に鋳型で成形された左アームトップピース及び右アームトップピースを有し、前記左アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1左ボスと、前記第2連結部を構成する第2左ボスと、前記連結壁を構成する左凸壁部と、を有し、前記右アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1右ボスと、前記第2連結部を構成する第2右ボスと、前記連結壁を構成する右凸壁部と、を有する。前記第1左ボス及び前記第1右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記第2左ボス及び前記第2右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記左凸壁部及び前記右凸壁部は、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有する。
前記左右アームトップピースは、前記第1左ボス及び前記第1右ボスが相対向する面、前記第2左ボス及び前記第2右ボスが相対向する面、及び前記左凸壁部及び前記右凸壁部が相対向する面、のそれぞれにおいて溶接されることにより互いに接合され、これにより一体化されて前記アームトップを形成する。
このアームでは、前記アームトップが互いに個別に鋳造される左右アームトップピースに分割され、当該左右アームトップピースが互いに接合されて一体化されることにより前記アームトップを構成するため、いいかえれば当該アームトップを構成する鋳造品が左右アームトップピースに分けられるため、当該鋳造のための鋳型及び製品である鋳物が小型でかつシンプルな形状を有することを可能にする。このことは、全体が単一の鋳物で構成されるアームトップと比較して、前記アームトップの製作を容易にし、かつ、寸法精度を高めることを可能にする。
また、前記左右アームトップピースは、応力集中が生じ易い第1、第2連結部と左右一対の側壁とのつなぎ目ではなく、応力の低いアームトップの幅方向の中間部で溶接されて一体化されるので、高い強度を有することが可能である。
もし、左右のアームトップピースが、第1左ボスと第1右ボスとが互いに対向する面での溶接及び第2左ボスと第2右ボスとが互いに対向する面での溶接のみで一体化されるとすると、溶接トーチ等の溶接具が届かない部分が多くなって溶接の信頼性及び作業性を低下させるおそれがあるが、前記左右アームトップピースがそれぞれ左右凸壁部を有して当該左右凸壁部が左右側壁同士及び前記第1及び第2連結部同士をつなぐ形状を有し、第1左右ボス同士及び第2左右ボス同士の溶接のみでなく左右凸壁部同士の溶接によって左右アームトップピースが一体化されることは、前記溶接の信頼性及び作業性を高めることを可能にする。
前記左右アームトップピースにおいては、前記左凸壁部と前記第1左ボス及び前記第2左ボスとをそれぞれつなぐ部分、前記左凸壁部と前記左側壁とをつなぐ部分、前記第1及び第2左ボスと前記左側壁とをつなぐ部分、前記右凸壁部と前記第1右ボス及び前記第2右ボスとをそれぞれつなぐ部分、前記右凸壁部と前記右側壁とをつなぐ部分、前記第1及び第2右ボスと前記右側壁とをつなぐ部分、の表面がそれぞれ曲面で構成されるのが望ましい。このことは、各つなぎ部分に鋭角のコーナーが生じる場合と異なり、当該つなぎ部分での荷重の伝達を滑らかにして応力集中を抑え、これによりアームトップの強度を一層向上させることを可能にする。また、各つなぎ部分に曲面が与えられることは溶接を容易にし、これにより溶接の信頼性と作業容易性を高めることができる。
前記左右アームトップピースの少なくとも一方には、前記第1連結部が形成する前記第1ピン穴から前記連結壁を経由して前記第2連結部が形成する前記第2ピン穴に至る給脂路が設けられるのが望ましい。当該給脂路は、第1及び第2連結部に共用されることが可能であり、当該共用は、給脂のための構造の簡素化、当該構造の部品点数の節減、及び給脂作業の能率アップを可能にする。
この場合、前記左右アームトップピースの少なくとも一方に当該アームトップピースの外部から前記給脂路内に潤滑油を供給するための給脂穴が設けられ、当該給脂穴は、前記左右凸壁部の少なくとも一方を貫通するとともに、前記外部に開口する外側端と前記給脂路に通じる内側端とを有するのが、望ましい。当該給脂穴は、前記潤滑油を第1及び第2連結部にほぼ同時にかつ均等に供給することを可能にする。
前記第1連結部を構成する前記左右第1ボスは、互いに溶接によって接合される接合部を有し、当該接合部のうち少なくともアームトップピースの先端の側の半周部分が前記第1連結部の先端側外周面の最大径部分よりも径方向の内側に位置することが望ましい。このように、左右アームトップピースの先端に位置する第1左右ボスの接合部の先端側半周部分、つまり掘削等の作業時に地面や岩と最も接触し易い部分、が最大径部分よりも径方向の内側に位置することは、当該接合部の先端側半周部分の前記接触に起因する摩耗を有効に抑える。
具体的には、前記第1左右ボスの前記接合部のうち、少なくとも前記アームトップピース先端側の半周部分が他の部分よりも小さい直径を有するように径方向の内側に凹んだものでもよいし、前記第1左右ボスのうち少なくとも前記アームトップピース先端側の半周部分に当該半周部分の直径が前記アームトップの幅方向に沿って前記接合部に向かうに従って小さくなる向きのテーパが与えられてもよい。
前記アーム本体は、例えば、ボックス構造を構成する左右の側板、上板及び下板を有するものが、好適である。この場合、前記連結壁は、前記アーム本体の下板の下面とほぼ同一平面上に位置するフラットな下面を有するのが、好ましい。当該下面は、アームの先端部において掘削等の作業時に地面等と最も接触し易い最下端部であるにもかかわらず、当該下面の部分の摩耗、損傷を抑えることができる。
また本発明は、建設機械の作業アタッチメントを構成するアームであって、前記作業アタッチメントを構成するブームの先端に取付けられるアーム本体と、このアーム本体の先端部に取付けられるアーム先端側部材であるアームトップと、を備え、前記アームトップは、左右一対の側壁と、前記アームトップの先端部に作業具を連結するためのピンが挿入可能な第1のピン穴を形成するように、当該アームトップの先端部において前記一対の側壁に跨るように設けられる第1連結部と、前記アームトップのうち前記第1連結部よりも基端側の部位に前記作業具を作動させるためのリンクを連結するためのピンが挿入可能な第2のピン穴を形成するように、前記部位において前記一対の側壁に跨るように設けられる第2連結部と、前記一対の側壁の内面上にそれぞれ形成され、当該一対の側壁同士をつなぐとともに前記第1及び第2連結部同士をつなぐ形状をもつ連結壁と、を有するアームを製造するための方法を提供する。この方法は、左アームトップピース及び右アームトップピースを個別に鋳造によって成形する工程であって、前記左アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1左ボスと、前記第2連結部を構成する第2左ボスと、前記連結壁を構成する左凸壁部と、を有し、前記右アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1右ボスと、前記第2連結部を構成する第2右ボスと、前記連結壁を構成する右凸壁部と、を有し、前記第1左ボス及び前記第1右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記第2左ボス及び前記第2右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記左凸壁部及び前記右凸壁部は、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有するものを成形する工程と、前記第1左ボス及び前記第1右ボスが相対向する面、前記第2左ボス及び前記第2右ボスが相対向する面、及び前記左凸壁部及び前記右凸壁部が相対向する面、のそれぞれにおいて溶接することにより前記左アームトップピースと前記右アームトップピースとを接合し、これにより当該左アームトップピースと当該右アームトップピースとを一体化して前記アームトップを形成する工程と、当該アームトップを前記アーム本体の先端部に取付ける工程と、を含む。
本発明の第1実施形態に係るアームトップを構成する一対のアームトップピースであって組立前のアームピースを示す斜視図である。 前記一対のアームトップピース同士の接合により形成されたアームトップを上から見た斜視図である。 前記アームトップを下方から見た斜視図である。 前記アームトップの平面図である。 図4のV−V線に沿った断面を拡大して示した図である。 図4において円VIで囲まれた部分を拡大して示した図である。 図4のVII−VII線に沿った断面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るアームトップを示す断面図であって図7の断面に相当する断面を示す図である。 図8のIX−IX線に沿った断面を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るアームトップを図1と同じ角度で示した斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るアームトップを示す断面図であって図7の断面に相当する断面を示す図である。 参考例に係るアームを備えたショベルの概略側面図である。 前記参考例に係るアームの斜視図である。 前記参考例に係るアームの側面図である。 前記参考例に係るアームの斜視図である。 前記参考例に係るアームの分解斜視図である。
本発明の実施の形態を説明する前に、当該実施の形態に係るアームの特徴を説明するために用意された参考例を、図12〜図16を参照しながら説明する。
図12は、前記参考例に係るアーム5を備えたショベルを示す。このショベルは、クローラ式の下部走行体1と、当該下部走行体1の上に地面に対して鉛直となる軸のまわりに旋回自在に搭載された上部旋回体2であって、キャビン2aを含むものと、前記上部旋回体2に取付けられる作業アタッチメント3と、を備える。
前記作業アタッチメント3は、ブーム4と、アーム5と、作業具と、複数の油圧シリンダと、メインリンク10と、アイドラリンク11と、を含む。前記ブーム4は、前記上部旋回体2に起伏自在に取付けられ、前記アーム5は前記ブーム4の先端に取付けられる。前記作業具は、この参考例ではバケット6であり、前記アーム5の先端に取付けられる。前記複数の油圧シリンダは、前記ブーム4、前記アーム5及び前記バケット6をそれぞれ動かすように伸縮するブームシリンダ7、アームシリンダ8及びバケットシリンダ9を含む。
前記メインリンク10及び前記アイドラリンク11は、前記バケットシリンダ9の伸縮力を前記バケット6に伝達して当該バケット6を回動させるように配置される。具体的に、前記メインリンク10はバケットシリンダ9の先端部にピンを介して連結される第1端部と、前記バケット6にピンを介して連結される第2端部と、を有する。同様に、アイドラリンク11は、前記バケットシリンダ9の先端部にピンを介して連結される第1端部と、前記アーム5にピンを介して連結される第2端部と、を有する。
前記アーム5は、第1連結部12と第2連結部13とを有する。前記第1連結部12は、前記アーム5の先端部に設けられ、当該第1連結部12に前記バケット6がピンを介して連結される。前記第2連結部13は、前記第1連結部12よりもアーム5の基端(ブーム4に連結される側の端)寄りの位置に設けられ、当該第2連結部13に前記アイドラリンク11がピンを介して連結される。
次に、前記第1、第2両連結部12,13を含む前記アーム5の構造を、図13〜図16を参照しながら説明する。なお、以下の説明における「右」及び「左」は前記キャビン2a内のオペレータから見た方向であって、「左右方向」はアーム5の幅方向に相当する。
前記アーム5は、アーム本体14とアームトップ15とを有する。前記アーム本体14は、アーム基端側部材であって、ボックス構造を構成する複数の板、すなわち左右両側板14a、上板14b及び下板14c、を有する。前記アームトップ15は、前記アーム本体14の先端に取付けられる先端側部材である。
前記アーム本体14の上板14b及び下板14cは、アーム5の全長に亘る長さを有する。前記左右両側板14aは前記上板14b及び前記下板14cより短い。前記アームトップ15は、前記上板14b及び前記下板14cと前記左右両側板14aとの寸法の差を補うように、前記アーム本体14の先端に溶接によって接合され、これにより当該アーム本体14と当該アームトップ15とが一体化される。
前記アームトップ15は、図15,16に拡大して示すように、左右の側壁16,17を備える。前記のようにバケット6及びアイドラリンク11がそれぞれ連結される前記第1連結部12及び前記第2連結部13は、それぞれ、前記アームトップ15の先端部及び当該先端部よりもアームトップ15の基端側の位置において、前記一対の側壁16,17に跨がるように設けられる。
前記第1及び第2連結部12,13は、図16に示すような複数の部品を組立てることにより構成される。当該複数の部品は、前記一対の側壁16,17にそれぞれ溶接される一対のリング部材18,18及び一対のリング部材19,19と、前記一対のリング部材18,18に跨るように設けられるチューブ部材20と、前記一対のリング部材19,19に跨るように設けられるチューブ部材21と、を含む。当該複数の部品が組立てられることにより、ピン穴を囲むボスとして前記第1及び第2連結部12,13が構成される。
また、前記アームトップ15は、図16に示される給脂口22及び給脂パイプ23をさらに含む。給脂口22は、前記一対の側壁16,17のうちの一方、例えば左側壁16、に取付けられ、前記給脂パイプ23は、前記給脂口22と前記第1連結部12のチューブ部材19が囲むピン穴とを連通するように配置される。
この参考例に係るアームトップ15では、前記一対の側壁16,17と前記第1及び第2連結部12,13のリング部材18,19との溶接部分に応力集中が生じ易い。この応力集中は、前記アームトップ15が高い強度を有することを妨げる。
本発明の実施の形態に係るアームは、このような参考例に係るアーム5のもつ課題を解決するものである。以下、当該実施の形態に係るアームを図1〜図11を参照しながら説明する。
以下に示す第1〜第3実施形態に係るアームは、いずれも、次の点において前記参考例に係るアームと共通する。すなわち、前記第1〜第3実施形態に係るアームは、いずれも、アーム本体14と、アームトップ25と、を備える。前記アーム本体14は、図12に示される前記作業アタッチメント3のブーム4と同様のブームの先端に取付けられることが可能なボックス構造を有する。前記アームトップ25は、前記アーム本体14の先端部に取付けられる先端側部材である。
次に、前記第1〜第3実施形態に係るアームの特徴、すなわち、当該第1〜第3実施形態に係るアームトップ25と前記参考例に係るアームトップ15との相違点、について説明する。
図1〜図7は、第1実施形態に係るアームトップ25を示す。当該アームトップ25は、左右一対の側壁26,27と、第1連結部28と、第2連結部29と、連結壁30と、を有する。前記一対の側壁26,27は、図2及び図3に示すように前記アーム本体14の左右一対の側板14aのそれぞれの先端部に接合される。前記第1連結部28は、前記アームトップ25の先端部に前記バケット6等の作業具をピンを介して連結するために、前記左右一対の側壁26,27に跨るように設けられる。前記第2連結部29は、前記作業具を作動させるためのアイドラリンクを前記アームトップ25において前記第1連結部28よりも基端側の部位にピンを貸して連結するために、前記左右一対の側壁26,27に跨るように設けられる。前記連結壁30は、前記左右一対の側壁26,27の内面同士をつなぐとともに、第1及び第2連結部28,29同士をつなぐように、設けられる。前記第1及び第2連結部28,29は、それぞれ、第1ピン穴31及び第2ピン穴32を囲む形状を有する。前記第1ピン穴31には、前記アームトップ25の先端部に前記バケット6等の作業具を連結するためのピンが挿入可能であり、前記第2ピン穴32には、前記アームトップ25の先端部よりも基端側の部位に前記アイドラリンク11を連結するためのピンが挿入可能である。
前記アームトップ25は、左アームトップピースP1及び右アームトップピースP2により構成される。各アームトップピースP1,P2は互いに個別に鋳型によって成形された成形品である。具体的には、前記第1連結部28が第1左ボス28a及び第1右ボス28bに分割され、前記第2連結部29が第2左ボス29a及び第2右ボス29bに分割され、前記連結壁30が左凸壁部30a及び右凸壁部30bに分割されており、前記左アームトップピースP1は前記第1左ボス28a,前記第2左ボス29a及び前記左凸壁部30aを含み、前記右アームトップピースP2は、前記第1右ボス28b、前記第2右ボス29b及び前記右凸壁部30bを含む。
前記左右アームトップピースP1,P2は、相対向する対向面を有する。具体的に、前記第1左ボス28a及び前記第1右ボス28bは、前記アームトップ25の左右方向に相対向する第1対向面を有し、前記第2左ボス29a及び前記第2右ボス29bは、前記アームトップ25の左右方向に相対向する第2対向面を有し、前記左凸壁部30a及び前記右凸壁部30bは、前記アームトップ25の左右方向に相対向する第3対向面を有する。当該第1対向面同士、当該第2対向面同士及び当該第3対向面同士がそれぞれ全周にわたる溶接ラインLwに沿って溶接されることにより互いに接合され、これにより左右アームトップピースP1,P2が一体化されてアームトップ25を形成する。前記各接合は、前記第1左ボス28a及び前記第1右ボス28bが互いにつながることによる前記第1連結部28の形成と、前記第2左ボス29a及び前記第2右ボス29bが互いにつながることによる前記第2連結部29の形成と、前記左凸壁部30a及び前記右凸壁部30bが互いにつながることによる前記連結壁30の形成と、をそれぞれ伴う。前記溶接ラインLwは、図4では互いに異なる方向の斜線が付された部分に相当する。
前記左右アームトップピースP1,P2において、左右凸壁部30a,30bと第1左右ボス28a,28b及び第2左右ボス29a,29bとは、それぞれ図7に示すような緩やかな曲面CS1,CS2からなる表面をもつつなぎ部分を介してつながれる。同様に、左右凸壁部30a,30bと左右側壁26,27とは図5に示すような緩やかな曲面CS3からなる表面をもつつなぎ部分を介してつながれ、第1左右ボス28a,28b及び第2左右ボス29a,29bと左右側壁26,27とはそれぞれ図5に示すような緩やかな曲面CS4からなる表面をもつつなぎ部分を介してつながれる。
図4,6に示すように、前記第1左右ボス28a,28bには凹部28cが形成されている。当該凹部28cは、前記第1左右ボス28a,28bのうち互いに溶接により接合される部分のうちのアームトップピースP1,P2の先端寄りの半周部分に形成され、当該半周部分が他の部分であって最大径をもつ部分(凹部28cの左右両外側の部分)よりも小さい直径を有するように径方向内側に凹んでいる。左右アームトップピースP1,P2は前記凹部28cにおいて溶接されている。
つまり、このアームは、前記左右アームトップピースP1,P2をそれぞれ個別に鋳造によって成形する工程と、当該左右アームトップピースP1,P2における前記第1左ボス28a及び前記第1右ボス28bが相対向する第1対向面、前記第2左ボス29a及び前記第2右ボス29bが相対向する第2対向面、及び前記左凸壁部30a及び前記右凸壁部30bが相対向する第3対向面、のそれぞれにおいて溶接することにより前記左アームトップピースP1と前記右アームトップピースP2とを接合し、これにより当該左アームトップピースP1と当該右アームトップピースP2とを一体化して前記アームトップ25を形成する工程と、当該アームトップ25を前記アーム本体14の先端部に取付ける工程と、を含む方法によって、製造されることが可能である。
以上示したアームでは、アームトップ25が互いに個別に鋳造された鋳造品である左右アームトップピースP1,P2に分割されて当該左右アームトップピースP1,P2が互いに接合されることにより一体化されるため、すなわち、鋳造品として左右アームトップピースP1,P2が個別に成形されるため、当該鋳造品を得るための鋳型及びその製品である鋳物がともに小型でシンプルな形状を有することができる。このことは、アームトップ全体が単一の鋳物により構成されるものに比べ、前記アームトップ25を容易に製作すること、及び、当該アームトップ25の寸法精度を高めること、を可能にする。
また、前記左右アームトップピースP1,P2は、応力集中が生じ易い部位である第1、第2連結部28,29と側壁26,27とのつなぎ目ではなく、応力の低いアームトップ25の幅方向の中間部で、全周溶接されて一体化されるので、高い強度を有することができる。
さらに、前記左右アームトップピースP1,P2は、左右側壁26,27の内面において左右側壁26,27同士、及び第1及び第2両連結部28,29同士をつなぐ左右凸壁部30a,30bを含み、第1連結部28を構成する第1左右ボス28a,28b同士及び第2連結部29を構成する第2左右ボス29a,29b同士のみでなく連結壁30を構成する左右凸壁部30a,30b同士も溶接されるため、溶接トーチが入らない死角を無くして溶接の信頼性及び作業性を高めることができる。
さらに、左右アームトップピースP1,P2では、左右凸壁部30a,30bと第1左右ボス28a,28bとをつなぐ部分、左右凸壁部30a,30bと第2左右ボス29a,29bとをつなぐ部分、左右凸壁部30a,30bと左右側壁26,27とをつなぐ部分、第1左右ボス28a,28b及び第2左右ボス29a,29bと左右側壁26,27とをつなぐ部分にそれぞれ緩やかな曲面CS1,CS2,CS3,CS4からなる表面が与えられ、当該つなぎ部分に鋭角のコーナーが生じることが防がれているので、当該つなぎ部分での荷重の伝達を滑らかにして応力集中を避け、これによりアームトップ25の強度を一層向上させることができる。また、各つなぎ目の表面を緩やかな曲面にすることは溶接を容易にし、当該溶接の信頼性と作業容易性を高めることができる。
加えて、左右アームトップピースP1,P2の先端にその半周にわたる凹部28cがそれぞれ形成され、当該凹部28cで左右アームトップピースP1,P2同士の溶接が行われることにより、掘削等の作業時に地面や岩と最も接触し易いアームトップピースP1,P2の先端側半周部分の接合部(溶接ラインLw)が他の部分よりも径方向の内側に位置していて外部に露呈することが防がれる。このことは、当該接合部分の前記地面等との接触に起因する摩耗を抑制するのにきわめて有効である。
図8及び図9は、本発明の第2実施形態に係るアームのアームトップ35を示す。このアームトップ35は、前記第1実施形態に係るアームトップ25と次の点においてのみ相違する。
前記第2実施形態に係るアームトップ35では、右アームトップピースP2の内側面に給脂路33が設けられている。当該給脂路33は、右ボス28bが囲む第1ピン穴31から右凸壁部30bを経由して右ボス29bが囲む第2ピン穴32に至る凹溝により構成され、左右アームトップピースP1,P2が互いに接合されてアームトップ35が一体化された状態で前記凹溝とこれを塞ぐ前記左アームトップピースP1とがトンネル状の前記給脂路33を形成する。
このようにして形成される給脂路33は、第1及び第2連結部28,29に共用されることが可能である。この共用は、給脂構造の簡素化及び当該給脂構造の部品点数の節減を可能にし、また給脂作業の能率を上げる。
また、第2実施形態に係るアームトップ35は、給脂穴34を有し、この給脂穴34を通じて外部から前記給脂路33内に潤滑油が供給される。当該給脂穴34は、右アームトップピースP2の右凸壁部30bを左右方向に貫通するとともに、外部に開口する外側端と前記給脂路33に通じる内側端とを有する。当該給脂穴34及び当該給脂路33の組み合わせは、潤滑油を第1及び第2連結部28,29にほぼ同時にかつ均等に供給することを可能にする。
前記給脂路33は、左アームトップピースP1に設けられてもよい。あるいは、左右アームトップピースP1,P2にそれぞれ形成された溝が互いに合わされて円形の断面をもつ給脂路を構成してもよい。
さらに、第2実施形態に係る左右アームトップピースP1,P2は、それぞれ、前記凹部28cに代えてテーパ状部分28tを有する。当該テーパ状部分28tは、左右アームトップピースP1,P2が互いに接合される部分である接合部のうちの先端側半周部分を他の部分であって最大径を有する部分(当該接合部の左右両外側に位置する部分)よりも径方向の内側に位置させるための手段であって、図9に示すように第1連結部28を構成する第1左右ボス28a,28bのうち左右アームトップピースP1,P2の先端外周面の先端側半周部分に形成され、中央(左右アームトップピースP1,P2の境界)の接合部に向かって次第に直径が小さくなる向きのテーパを含む。当該テーパ状部分28tは、前記凹部28cと同様の効果、すなわち、溶接部分が地面等との接触により摩耗することを抑制する効果、を得ることを可能にする。
図10及び図11は、本発明の第3実施形態に係るアームのアームトップ45を示す。このアームトップ45は、アームの先端部の下面の摩耗損傷を抑制するという機能をさらに有する。
例えば前記参考例に係るアームでは、図13,14に示すようにアーム本体14を構成する上板14b及び下板14cがアームの全長に亘って延び、当該上板14b及び下板14cの先端部がアームトップ15の上面及び下面にそれぞれ被さる状態で溶接が行われるため、当該下板14cの先端部がアームの先端の最下端部、つまり、掘削等の作業時に地面等と最も接触し易い部分、を構成する。従って、当該下板14cの先端部の摩耗及び損傷が著しい。
第3実施形態に係るアームトップ45においては、連結壁30を構成する左右凸壁部30a,30bが、前記のような課題を解決することが可能な下面30sをそれぞれ有する。各下面30sは、アーム本体14の下板14cの下面とほぼ同一平面上に位置するフラット面である。これらの下面30sは、アームトップ45の下面、つまり、アームの先端部の最下端となる下面であり、当該下面30sがアーム本体14の下板14cの下面とほぼ同一平面上に位置するフラット面であることは、当該下面30sの摩耗、損傷の抑制に有効である。を抑えることができる。
この場合、前記アーム本体14の下板14cの先端部は、図11に示すように、大荷重が作用する第2連結部29を構成する第2左右ボス29a,29bを避けて当該第2連結部29よりも後側の部位、例えば第1左右ボス28a,28bと第2左右ボス29a,29bとの間の部位、で前記左右凸壁部30a,30bの前記下面30sに溶接されるのが、望ましい。
本発明は、前記のようなショベルの作業アタッチメントを構成するアームに限定されない。本発明は、ショベル以外の建設機械、例えば解体機や破砕機、に設けられるアームであって当該アームの先端にバケット以外の作業具、例えばブレーカや圧砕機、が取付けられるものにも前記と同様に適用されることができる。

Claims (9)

  1. 建設機械の作業アタッチメントを構成するアームであって、
    前記作業アタッチメントを構成するブームの先端に取付けられるアーム本体と、
    このアーム本体の先端部に取付けられるアームトップと、を備え、
    前記アームトップは、左右一対の側壁と、前記アームトップの先端部に作業具を連結するためのピンが挿入可能な第1のピン穴を形成するように、当該アームトップの先端部において前記一対の側壁に跨るように設けられる第1連結部と、前記アームトップのうち前記第1連結部よりも基端側の部位に前記作業具を作動させるためのリンクを連結するためのピンが挿入可能な第2のピン穴を形成するように、前記部位において前記一対の側壁に跨るように設けられる第2連結部と、前記一対の側壁の内面上にそれぞれ形成され、当該一対の側壁同士をつなぐとともに前記第1及び第2連結部同士をつなぐ形状をもつ連結壁と、を有し、
    前記アームトップは、互いに個別に鋳型で成形された左アームトップピース及び右アームトップピースを有し、前記左アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1左ボスと、前記第2連結部を構成する第2左ボスと、前記連結壁を構成する左凸壁部と、を含み、前記右アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1右ボスと、前記第2連結部を構成する第2右ボスと、前記連結壁を構成する右凸壁部と、を含み、前記第1左ボス及び前記第1右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記第2左ボス及び前記第2右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記左凸壁部及び前記右凸壁部は、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、
    前記左右アームトップピースは、前記第1左ボス及び前記第1右ボスが相対向する面、前記第2左ボス及び前記第2右ボスが相対向する面、及び前記左凸壁部及び前記右凸壁部が相対向する面、のそれぞれにおいて溶接されることにより互いに接合され、これにより一体化されて前記アームトップを形成する、建設機械のアーム。
  2. 請求項1記載の建設機械のアームであって、前記左右アームトップピースにおける前記左凸壁部と前記第1左ボス及び前記第2左ボスとをそれぞれつなぐ部分、前記左凸壁部と前記左側壁とをつなぐ部分、前記第1及び第2左ボスと前記左側壁とをつなぐ部分、前記右凸壁部と前記第1右ボス及び前記第2右ボスとをそれぞれつなぐ部分、前記右凸壁部と前記右側壁とをつなぐ部分、前記第1及び第2右ボスと前記右側壁とをつなぐ部分、の表面がそれぞれ曲面で構成される、建設機械のアーム。
  3. 請求項1または2記載の建設機械のアームであって、前記左右アームトップピースの少なくとも一方には、前記第1連結部が形成する前記第1ピン穴から前記連結壁を経由して前記第2連結部が形成する前記第2ピン穴に至る給脂路が設けられる、建設機械のアーム。
  4. 請求項3記載の建設機械のアームであって、前記左右アームトップピースの少なくとも一方に当該アームトップピースの外部から前記給脂路内に潤滑油を供給するための給脂穴が設けられ、当該給脂穴は、前記左右凸壁部の少なくとも一方を貫通するとともに、前記外部に開口する外側端と前記給脂路に通じる内側端とを有する、建設機械のアーム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械のアームであって、前記第1連結部を構成する前記左右第1ボスは、互いに溶接によって接合される接合部を有し、当該接合部のうち少なくともアームトップピースの先端の側の半周部分が前記第1連結部の先端側外周面の最大径部分よりも径方向の内側に位置する、建設機械のアーム。
  6. 請求項5記載の建設機械のアームであって、前記第1左右ボスの前記接合部のうち、少なくとも前記アームトップピース先端側の半周部分が他の部分よりも小さい直径を有するように径方向の内側に凹んでいる、建設機械のアーム。
  7. 請求項5記載の建設機械のアームであって、前記第1左右ボスのうち少なくとも前記アームトップピース先端側の半周部分に当該半周部分の直径が前記アームトップの幅方向に沿って前記接合部に向かうに従って小さくなる向きのテーパが与えられている、建設機械のアーム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の建設機械のアームであって、前記アーム本体は、ボックス構造を構成する左右の側板、上板及び下板を有し、前記連結壁は、前記アーム本体の下板の下面とほぼ同一平面上に位置するフラットな下面を有する、建設機械のアーム。
  9. 建設機械の作業アタッチメントを構成するアームであって、前記作業アタッチメントを構成するブームの先端に取付けられるアーム本体と、このアーム本体の先端部に取付けられるアーム先端側部材であるアームトップと、を備え、前記アームトップは、左右一対の側壁と、前記アームトップの先端部に作業具を連結するためのピンが挿入可能な第1のピン穴を形成するように、当該アームトップの先端部において前記一対の側壁に跨るように設けられる第1連結部と、前記アームトップのうち前記第1連結部よりも基端側の部位に前記作業具を作動させるためのリンクを連結するためのピンが挿入可能な第2のピン穴を形成するように、前記部位において前記一対の側壁に跨るように設けられる第2連結部と、前記一対の側壁の内面上にそれぞれ形成され、当該一対の側壁同士をつなぐとともに前記第1及び第2連結部同士をつなぐ形状をもつ連結壁と、を有するアームを製造するための方法であって、
    左アームトップピース及び右アームトップピースを個別に鋳造によって成形する工程であって、前記左アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1左ボスと、前記第2連結部を構成する第2左ボスと、前記連結壁を構成する左凸壁部と、を有し、前記右アームトップピースは、前記第1連結部を構成する第1右ボスと、前記第2連結部を構成する第2右ボスと、前記連結壁を構成する右凸壁部と、を有し、前記第1左ボス及び前記第1右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記第2左ボス及び前記第2右ボスは、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有し、前記左凸壁部及び前記右凸壁部は、前記アームトップの左右方向に相対向する面を有するものを成形する工程と、
    前記第1左ボス及び前記第1右ボスが相対向する面、前記第2左ボス及び前記第2右ボスが相対向する面、及び前記左凸壁部及び前記右凸壁部が相対向する面、のそれぞれにおいて溶接することにより前記左アームトップピースと前記右アームトップピースとを接合し、これにより当該左アームトップピースと当該右アームトップピースとを一体化して前記アームトップを形成する工程と、
    前記アームトップを前記アーム本体の先端部に取付ける工程と、を含む、建設機械のアームの製造方法。
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