JP5362074B2 - 建設機械の掘削バケット - Google Patents

建設機械の掘削バケット Download PDF

Info

Publication number
JP5362074B2
JP5362074B2 JP2012121989A JP2012121989A JP5362074B2 JP 5362074 B2 JP5362074 B2 JP 5362074B2 JP 2012121989 A JP2012121989 A JP 2012121989A JP 2012121989 A JP2012121989 A JP 2012121989A JP 5362074 B2 JP5362074 B2 JP 5362074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavation
cutting edge
adapters
corner
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012121989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013245529A (ja
Inventor
大次郎 田中
大二郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2012121989A priority Critical patent/JP5362074B2/ja
Priority to PCT/JP2012/083362 priority patent/WO2013179521A1/ja
Priority to KR1020147013658A priority patent/KR101556633B1/ko
Priority to US14/004,510 priority patent/US8875422B2/en
Priority to DE112012001005.1T priority patent/DE112012001005B4/de
Priority to CN201280018755.3A priority patent/CN103562466B/zh
Publication of JP2013245529A publication Critical patent/JP2013245529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5362074B2 publication Critical patent/JP5362074B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/28Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/28Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
    • E02F9/2808Teeth
    • E02F9/2816Mountings therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/40Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/28Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
    • E02F9/2808Teeth
    • E02F9/2816Mountings therefor
    • E02F9/2825Mountings therefor using adapters
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/28Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
    • E02F9/2883Wear elements for buckets or implements in general

Description

本発明は、建設機械の掘削バケットに関する。
油圧ショベル等の建設機械には、作業内容に応じて、様々な作業機が取り付けられる。
例えば、油圧ショベルでは、作業機として、アームの先端に掘削バケットが装着される。掘削バケットの掘削側の先端部分に、先端部分から突出するように設けられた複数のアダプタが設けられている。そのアダプタの先端に交換可能な複数のツース(掘削具)がそれぞれ取り付けられる。そして、油圧ショベルを用いて掘削する際には、このバケットの掘削側の先端に設けられたツースが切刃として機能することで、掘削対象へ貫入されて掘削力を高めることができる。
ここで、バケットの左右端に設けられたアダプタ(コーナーアダプタ)は、小型・中型の油圧ショベルに装着されるバケットの場合には、バケット側板の内側に装着される。一方、大型の油圧ショベルに装着されるバケットの場合には、バケット壁面の掘削作業が左右両端に装着されるツースを用いて行われるため、側板より外側に張出して取り付けられている。
例えば、特許文献1には、バケット側板・底板の端面に溶接によって取り付けられており側板の拡開角と同じ角度で拡開したコーナーアダプタ(左右端のアダプタ)を有する掘削バケットについて開示されている。この掘削バケットは、コーナーアダプタの先端が他のアダプタの先端と同一ライン上に配置されるように構成されている。
また、特許文献2には、バケットを構成する底板の延長線上に取り付けられたカッティングエッジを挟み込むように、2つのストラップによってバケット側板の端面とカッティングエッジとに溶接して取り付けられるコーナーアダプタを有する削バケットについて開示されている。この掘削バケットは、カッティングエッジの先端の左右部分が中間部分から後方に傾斜しており、コーナーアダプタの拡開角は側板の拡開角と同じであって、左右のアダプタ先端は他のアダプタ先端より引っ込むように構成されている。
特開2001−342649号公報(平成13年12月14日公開) 特開2011−58278号公報(平成23年3月24日公開)
しかしながら、上記従来の建設機械の掘削バケットでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記特許文献1に開示された建設機械の掘削バケットでは、バケットを構成する底板と左右の側板とが互い交錯する三辺に対してアダプタを溶接しているため、バケット構造としては強固になるものの、摩耗したアダプタを交換する作業が困難となる。
また、上記特許文献2に開示された建設機械の掘削バケットでは、コーナーアダプタの先端位置が他のアダプタより引っ込んでいるので、左右端のツースの刃先位置が他のツースの刃先位置より引っ込んでしまって、一様な切羽(掘削面)を作りにくいという問題がある。
本発明の課題は、左右のコーナーアダプタの先端位置を他のアダプタの先端位置と同じライン上に揃えつつ、摩耗したアダプタの交換作業を容易に実施することが可能な建設機械の掘削バケットを提供することにある。
第1の発明に係る建設機械の掘削バケットは、底板と、左右一対の側板と、カッティングエッジと、複数のアダプタと、左右一対のコーナーアダプタと、接合部と、を備えている。底板は、C字状に湾曲する。左右一対の側板は、底板とともに開口部と底部を有するボックス構造を形成し、底板の幅方向の中心線に対して第1角度で開口部に向かって拡開するように取り付けられている。カッティングエッジは、底板の掘削側先端部分に取り付けられており、左右両端に第1角度で底部に向かって傾斜した傾斜部を有する。複数のアダプタは、カッティングエッジの先端側に固定され、先端に掘削用のツース部材が取り付けられる。左右一対のコーナーアダプタは、カッティングエッジの先端側における左右両端に設けられた傾斜部に対して固定され、先端に掘削用のツース部材が取り付けられるとともに、複数のアダプタの先端位置と同一ライン上に先端位置が配置されており、側板が間に挿入される凹部を有する。接合部は、コーナーアダプタをカッティングエッジに対してのみ連続溶接によって接合する。
ここでは、例えば、油圧ショベル等の建設機械の作業機として用いられる掘削バケットにおいて、バケットのボックス形状を構成する底板の掘削側における先端側に設けられたカッティングエッジに対して取り付けられており先端にツース部材が装着される複数のアダプタのうち、カッティングエッジの左右両端に形成された傾斜部に取り付けられるコーナーアダプタを、以下のように、固定している。
すなわち、本掘削バケットでは、コーナーアダプタは、2股に分かれた部分の凹部内に側板が挿入された状態で、カッティングエッジに対してのみ溶接によって固定されている。また、コーナーアダプタは、両端のツース部材が第1角度の分だけ拡開するようにカッティングエッジの傾斜部に取り付けられているものの、他のアダプタの先端位置と同じライン上に先端位置が配置されるように、他のアダプタよりも先端部分が若干長く形成されている。
これにより、複数のアダプタおよびコーナーアダプタの先端の位置を同じライン上に揃えることで、各アダプタに対して共通のツース部材を装着した場合でも、一様な掘削面を形成することができるため掘削作業をし易くすることができる。また、コーナーアダプタは、掘削バケットのボックス構造を形成する側板に対しては溶接されておらず、カッティングエッジに対してのみ溶接されているため、摩耗等によってコーナーアダプタを交換する際の作業を従来よりも容易に実施することができる。
第2の発明に係る建設機械の掘削バケットは、第1の発明に係る建設機械の掘削バケットであって、接合部は、カッティングエッジの上面とコーナーアダプタとを連続溶接接合する第1接合部と、カッティングエッジの下面とコーナーアダプタとを連続溶接接合する第2接合部と、によって構成されている。
ここでは、上述した左右一対のコーナーアダプタとカッティングエッジとを溶接によって接合する接合部として、上面、下面それぞれに設けられた2箇所の溶接部分(第1・第2接合部)を用いている。
これにより、コーナーアダプタの溶接箇所の数が少ないため、アダプタが摩耗した際の交換作業をより容易に実施することができる。
本発明に係る建設機械の掘削バケットによれば、左右のコーナーアダプタの先端位置を他のアダプタの先端位置と同じライン上に揃えつつ、摩耗したアダプタの交換作業を容易に実施することができる。
本発明の一実施形態に係る建設機械の掘削バケットの構成を示す全体斜視図。 図1の掘削バケットを装着部側(略上方)からみた背面図。 図2の掘削バケットの背面図から装着部周辺を除いてアダプタ周辺部を示す図。 (a),(b)は、図1の掘削バケットに含まれるカッティングエッジの側面図と平面拡大図。 図1の掘削バケットに含まれるセンターアダプタの取付部分の構成を示す断面図。 図1の掘削バケットに含まれるコーナーアダプタの取付部分の構成を示す断面図。 図1の掘削バケットに含まれる右側のコーナーアダプタ周辺の構成を示す斜視図。 図1の掘削バケットに含まれる左側のコーナーアダプタ周辺の構成を示す斜視図。
本発明の一実施形態に係る建設機械の掘削バケット10について、図1〜図8を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明で登場する「左右方向」とは、掘削バケット10の底板11の湾曲していない辺の方向、すなわちアダプタが装着される辺の方向を指す。左右方向は、掘削バケット10および底板11の幅方向である。
[掘削バケット10の構造]
本実施形態の掘削バケット10は、油圧ショベル等の建設機械のアーム先端に装着され油圧シリンダによって駆動される掘削用の作業機であって、図1に示すように、底板11、左右一対の側板12a,12b、装着部13、カッティングエッジ14、センターアダプタ15、コーナーアダプタ16,17、およびシュラウド18を備えている。
底板11は、左右の側板12a,12bとともに形成される掘削バケット10のボックス構造の底面を形成する板状部材であって、ボックス構造の奥側にC字状に湾曲した形状を有している。底板11は、湾曲形状の一端が掘削側、他端がアームへの装着側となる。底板11の一端および他端は直線の形状を持っている。一端および他端の長さは、湾曲する部位の長さより短い。また、底板11は、掘削側の端部に、後述する複数のセンターアダプタ15やコーナーアダプタ16,17が設けられている。底板11の装着側の端部では、ボックス構造の外側にアームへの装着部13が設けられている。底板11は、左右方向(短手方向)の中心として定められる中心線19を有している。
側板12a,12bは、湾曲した底板11に対して左右両側から側方を塞ぐように設けられた平面状の板状部材であって、底板11とともにボックス構造を形成する。また、側板12a,12bは、図2に示すように、奥側から掘削側に向かってボックス構造の開口が大きくなるように、互いに平行な方向に対して所定の角度(第1の角度)X°で拡開している。上述したボックス構造の開口部を形成する側板12aと側板12bの端部12c,12dは、互いに略平行に配置されている。換言すると、掘削バケット10は、開口部は長方形で、図2に示すように、底板11の見える背面視においてバケット開口部10aのある上辺がバケットの底部10bの下辺より長い台形の形状を有している。
ここで、掘削バケット10の拡開形状は、特に、大型の油圧ショベル等に装着される掘削バケットにおいて、バケット内の土砂の土離れをよくするために採用されている。
なお、本実施形態では、所定の角度X°=3.5°に設定されているが、これに限定されるものではない。
装着部13は、底板11における掘削側とは反対側の部分に設けられており、掘削バケット10が油圧ショベル等のアーム先端に装着される際に、アーム先端に対して軸支される。これにより、掘削バケット10は、アーム先端に軸支された部分を中心に、油圧シリンダの駆動力によって回動する。
カッティングエッジ14は、図3に示すように、底板11の掘削側の先端に設けられた1枚の板状の部材であって、図4(a)に示すように、掘削側の先端に向かって薄くなる楔形の断面形状を有している。また、カッティングエッジ14は、図4(b)に示すように、楔形状となっている掘削側の先端部分に、先端部14aと、先端部14aの左右の傾斜部14bとを有している。先端部材14は、板材から切り出して製造され、底板11に溶接により取り付けられる。また、先端部材14は、いくつかの部材(例えば、先端部14aを含む部材と傾斜部14bを含む部材)を溶接して製造してもよい。
先端部14aは、図3に示すように、掘削側におけるほぼ中央部分に形成された左右方向に直線状の先端を備える先端部であって、後述する複数のセンターアダプタ15が取り付けられる。
傾斜部14bは、図4(b)に示すように、先端部14aに隣接するように、カッティングエッジ14の左右両端に向かって下方傾斜するように形成された先端部分であって、後述する左右のコーナーアダプタ16,17が取り付けられる。また、この傾斜部14bの先端の傾斜角度は、先端部14aの先端の直線の延長線に対する角度であって、上述した所定の角度X°とほぼ一致するように形成されている。これにより、カッティングエッジ14の傾斜部14bに対してコーナーアダプタ16,17を取り付けるだけで、コーナーアダプタ16,17を、左右の側板12a,12bの拡開した所定の角度X°に合わせて拡開させることができる。先端部14aに隣接していない側の傾斜部14bの左右端部は、図3に示される背面視において、側板12b,12aに対して略平行とされている。
センターアダプタ15およびコーナーアダプタ16,17の先端部には、掘削用のツース部材(図示せず)が取り付けられる。ツース部材は、掘削作業等において摩耗する消耗品であるため、センターアダプタ15、コーナーアダプタ16,17に対して、ピン等を介して交換可能な状態で取り付けられる。
センターアダプタ15は、カッティングエッジ14の掘削側の先端に取り付けられた複数のアダプタ部材のうち、後述する左右両端に取り付けられたコーナーアダプタ16,17を除く、複数のアダプタ部材である。センターアダプタ15は、図5に示すように、カッティングエッジ14の掘削側の先端部分を挟み込むように、カッティングエッジ14の上面側の接合部21a、下面側の接合部21bの部分において、カッティングエッジ14に対して連続溶接接合されている。
コーナーアダプタ16,17は、図3等に示すように、カッティングエッジ14の掘削側の先端に取り付けられた複数のアダプタ部材のうち、左右両端にそれぞれ装着されている。つまり、コーナーアダプタ16,17は、カッティングエッジ14における左右両端に設けられた傾斜部14bに対して取り付けられている。このため、コーナーアダプタ16,17は、先端部14aの延長線に対して傾斜部14bが傾斜した角度の分だけ拡開した状態で取り付けられる。
また、コーナーアダプタ16,17は、例えば、大型の油圧ショベル等に装着される掘削バケットにおいて壁面等の掘削作業を左右両端のツース部材を用いて行うために、図2等に示すように、左右の側板12a,12bよりも外側に張り出すように配置されている。換言すれば、コーナーアダプタ16,17は、側板12a,12bとカッティングエッジ14(底板11)とが互いに交差する部分に取り付けられる。このため、コーナーアダプタ16,17は、図3に示すように、取付状態において側板12a,12bが挿入される凹部16a,17aをそれぞれ有している。
つまり、コーナーアダプタ16,17は、2股に分かれた部分の中央に形成される凹部16a,17a内に、左右の側板12a,12bがそれぞれ挿入された状態で、図6に示すように、カッティングエッジ14の上面側、下面側に対して、それぞれ接合部22a,22bを介して溶接接合される。
より具体的には、掘削バケット10の右端に配置されたコーナーアダプタ16は、図7に示すように、右側の側板12aとカッティングエッジ14とが交差する部分に設けられており、2股に分かれた中央に形成される凹部16a内に側板12aが挿入され、かつカッティングエッジ14を挟み込むようにして取り付けられる。このとき、コーナーアダプタ16は、図6に示すように、側板12aに対して溶接接合されておらず、カッティングエッジ14の上面、下面に対してのみ溶接されている。
一方、掘削バケット10の右端に配置されたコーナーアダプタ16は、図8に示すように、右側の側板12bとカッティングエッジ14とが交差する部分に設けられており、2股に分かれた中央に形成される凹部17a内に側板12bが挿入され、かつカッティングエッジ14を挟み込むようにして取り付けられる。このとき、コーナーアダプタ17は、図6に示すように、側板12bに対して溶接接合されておらず、カッティングエッジ14の上面、下面に対してのみ溶接されている。
さらに、本実施形態の掘削バケット10では、左右の側板12a,12bとカッティングエッジ14とが交差する部分において、側板12a,12bはカッティングエッジ14に対して直接的に溶接接合されているため、コーナーアダプタ16,17は掘削バケット10の剛性を確保するための強度メンバーとしては機能していない。よって、コーナーアダプタと側板とが溶接接合された従来の構成のようにコーナーアダプタを掘削バケットの強度メンバーの一部として活用する必要がない。この結果、本実施形態の構成では、コーナーアダプタ16,17を側板12a,12bに対して溶接接合せずに、カッティングエッジ14に対してのみ溶接接合するだけで、充分に掘削バケット10の剛性を確保することができる。
シュラウド18は、図3等に示すように、センターアダプタ15同士の間、センターアダプタ15と左右のコーナーアダプタ16,17との間、にそれぞれ設けられており、各アダプタ15,16,17と同様に、カッティングエッジ14の掘削側の先端部分に溶接接合されている。
ここで、コーナーアダプタ16,17は、上述したように、カッティングエッジ14の左右両端に設けられた傾斜部14bに対して取り付けられている。このため、仮に、コーナーアダプタとして複数のセンターアダプタ15と同じ長さのアダプタを使用した場合には、傾斜部14bが掘削側先端から後退している分だけ、コーナーアダプタ先端の位置が掘削側の線よりも後退した位置になってしまう。
本実施形態の掘削バケット10では、図3に示すように、コーナーアダプタ16,17の先端が、他の複数のセンターアダプタ15の先端と同じラインL1上に配置されるように、コーナーアダプタ16,17の先端部分を他の複数のセンターアダプタ15よりも長く成形している。
これにより、左右の側板12a,12bおよび左右両端のコーナーアダプタ16,17を拡開させるためにカッティングエッジ14の左右両端に傾斜部14bを設けた場合でも、センターアダプタ15およびコーナーアダプタ16,17に対して共通のツース部材を装着した状態で、掘削作業時において一様な掘削面を形成することができる。
<特徴>
(1)
本実施形態の掘削バケット10は、図3に示すように、長手方向においてC字状に湾曲する底板11と、底板11とともに開口部10aと底部10bとを有するボックス構造を形成し底板11の短手方向の中心線19に対して所定の角度X°で開口部10aに向かって拡開するように取り付けられた左右一対の側板12a,12bと、底板11の掘削側先端部分に取り付けられており左右両端に所定の角度X°で底部10bに向かって傾斜した傾斜部14bを有するカッティングエッジ14と、カッティングエッジ14の先端部14aに固定され先端に掘削用のツース部材が取り付けられる複数のセンターアダプタ15と、を備えている。また、掘削バケット10は、図7および図8に示すように、カッティングエッジ14の先端側における左右両端に設けられた傾斜部14bに対して固定され先端に掘削用のツース部材が取り付けられるとともに複数のセンターアダプタ15の先端位置と同一ライン上に先端位置が配置されており側板12a,12bが間に挿入される凹部16a,17aを有する左右一対のコーナーアダプタ16,17を備えている。さらに、掘削バケット10は、図6に示すように、コーナーアダプタ16,17をカッティングエッジ14に対してのみ溶接によって接合する接合部22a,22bを備えている。
これにより、本実施形態の掘削バケット10によれば、左右両端に配置されたコーナーアダプタ16,17の先端位置を他のセンターアダプタ15の先端位置と同じラインL1上に揃えて配置することができるため、各アダプタ15,16,17に対して共通のツース部材を装着した状態で、一様な掘削面を形成することができる。
さらに、本実施形態の掘削バケット10によれば、コーナーアダプタ16,17が、側板12a,12bに溶接接合されることなく、カッティングエッジ14の上面、下面に対してのみ溶接接合されているため、側板に対して溶接接合されていた従来のコーナーアダプタと比較して、コーナーアダプタ16,17の交換作業を容易に実施することができる。
(2)
本実施形態の掘削バケット10では、図6に示すように、コーナーアダプタ16,17がカッティングエッジ14の上面、下面に対して溶接接合される際に、それぞれ接合部22a,22bを介して溶接接合される。
これにより、掘削作業等においてコーナーアダプタ16,17にかかる負荷を考慮して最小限の溶接箇所の数でコーナーアダプタ16,17をカッティングエッジ14に対して溶接接合することで、コーナーアダプタ16,17が摩耗した際の交換作業をより容易に実施することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、コーナーアダプタ16,17が、それぞれカッティングエッジ14の上面側(接合部22a)と下面側(接合部22b)の2箇所において溶接接合されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、カッティングエッジに対するコーナーアダプタの接合部分としては、上面側、下面側に限らず、側面等の他の部分において接合されていてもよい。
(B)
上記実施形態では、センターアダプタ15を3つ有する掘削バケット10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、センターアダプタ15を2つ、あるいは4つ以上有する掘削バケットに対して、本発明を適用することも当然に可能である。
(C)
上記実施形態では、油圧ショベルのアーム先端に装着される掘削バケットを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、他の建設機械に装着される掘削バケットに対しても、本発明の適用は可能である。
本発明の建設機械の掘削バケットは、左右のコーナーアダプタの先端位置を他のアダプタの先端位置と同じライン上に揃えつつ、摩耗したアダプタの交換作業を容易に実施することができるという効果を奏することから、各種建設機械に装着される掘削バケットに対して広く適用可能である。
10 掘削バケット
10a 開口部
10b 底部
11 底板
12a,12b 側板
12c,12d 端部
13 装着部
14 カッティングエッジ
14a 先端部
14b 傾斜部
15 センターアダプタ
16 コーナーアダプタ
16a 凹部
17 コーナーアダプタ
17a 凹部
18 シュラウド
19 中心線
21a 接合部
21b 接合部
22a 接合部(第1接合部)
22b 接合部(第2接合部)
L1 ライン
X 角度

Claims (2)

  1. C字状に湾曲する底板と、
    前記底板とともに開口部と底部を有するボックス構造を形成し、前記底板の幅方向の中心線に対して第1角度で前記開口部に向かって拡開するように取り付けられた左右一対の側板と、
    前記底板の掘削側先端部分に取り付けられており、左右両端に前記第1角度で前記底部に向かって傾斜した傾斜部を有するカッティングエッジと、
    前記カッティングエッジの先端側に固定され、先端に掘削用のツース部材が取り付けられる複数のアダプタと、
    前記カッティングエッジの先端側における左右両端に設けられた前記傾斜部に対して固定され、先端に掘削用のツース部材が取り付けられるとともに、前記複数のアダプタの先端位置と同一ライン上に先端位置が配置されており、前記側板が間に挿入される凹部を有する左右一対のコーナーアダプタと、
    前記コーナーアダプタを前記カッティングエッジに対してのみ連続溶接によって接合する接合部と、
    を備えている建設機械の掘削バケット。
  2. 前記接合部は、前記カッティングエッジの上面と前記コーナーアダプタとを連続溶接接合する第1接合部と、前記カッティングエッジの下面と前記コーナーアダプタとを連続溶接接合する第2接合部と、によって構成されている、
    請求項1に記載の建設機械の掘削バケット。
JP2012121989A 2012-05-29 2012-05-29 建設機械の掘削バケット Expired - Fee Related JP5362074B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012121989A JP5362074B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 建設機械の掘削バケット
PCT/JP2012/083362 WO2013179521A1 (ja) 2012-05-29 2012-12-21 建設機械の掘削バケット
KR1020147013658A KR101556633B1 (ko) 2012-05-29 2012-12-21 건설 기계의 굴삭 버킷
US14/004,510 US8875422B2 (en) 2012-05-29 2012-12-21 Excavating bucket for construction machine
DE112012001005.1T DE112012001005B4 (de) 2012-05-29 2012-12-21 Aushublöffel für eine Baumaschine
CN201280018755.3A CN103562466B (zh) 2012-05-29 2012-12-21 建筑机械的挖掘铲斗

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012121989A JP5362074B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 建設機械の掘削バケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013245529A JP2013245529A (ja) 2013-12-09
JP5362074B2 true JP5362074B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=49672758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012121989A Expired - Fee Related JP5362074B2 (ja) 2012-05-29 2012-05-29 建設機械の掘削バケット

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8875422B2 (ja)
JP (1) JP5362074B2 (ja)
KR (1) KR101556633B1 (ja)
CN (1) CN103562466B (ja)
DE (1) DE112012001005B4 (ja)
WO (1) WO2013179521A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2770114B1 (en) * 2013-02-25 2023-08-16 Liebherr-Mining Equipment Colmar SAS Excavator bucket and earth moving machine
JP6166121B2 (ja) * 2013-08-01 2017-07-19 越後商事株式会社 バケット先端の隠蔽用アダプタ及び掘削等を行う作業機械に取り付けられるバケット
CA2895872A1 (en) 2015-06-30 2016-12-30 Cws Industries (Mfg) Corp. Stackable bucket
CN106836358B (zh) * 2016-12-20 2019-02-15 山东鲁宇重工机械有限公司 一种防止粘土的挖掘机铲斗
JP6486537B1 (ja) * 2018-07-28 2019-03-20 生企工営株式会社 バケット先端カバー
RU191827U1 (ru) * 2019-05-21 2019-08-23 Елена Викторовна Рудакова Кассета для установки зубьев и накладок ковша карьерного экскаватора
AU2021264935A1 (en) * 2020-04-27 2022-12-01 Caterpillar Inc. Corner segment and corner shroud for a work implement
AU2022247331A1 (en) * 2021-04-01 2023-11-02 Austin Engineering Limited A bucket for an underground mining vehicle
CN115506445B (zh) * 2022-09-06 2023-10-31 江苏徐工国重实验室科技有限公司 一种刃板保护组件及其制备方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1057824B (it) * 1976-03-31 1982-03-30 Simit Spa Attrezzatura per lo scavo laterale mediante escavatori idraulici
DE3444563A1 (de) * 1984-12-06 1986-06-19 Lehnhoff Hartstahl GmbH & Co, 7570 Baden-Baden Baggerzahn-anordnung
US5040900A (en) * 1989-06-16 1991-08-20 United States Pollution Control Company, Inc. Sludge stabilizing method and apparatus
DE4104950A1 (de) * 1991-02-18 1992-08-20 Helmut Wack Schaufel fuer erdbewegungsgeraete
US5680717A (en) * 1995-11-14 1997-10-28 Bierwith; Robert S. Excavation bucket
US6108951A (en) * 1998-07-16 2000-08-29 Caterpillar Inc. Work machine having improved implement coupling arrangement
JP4491111B2 (ja) 2000-06-01 2010-06-30 株式会社小松製作所 建設機械の掘削バケット
US6581308B1 (en) * 2000-07-25 2003-06-24 Caterpillar Inc. High capacity bucket arrangement
CN100400925C (zh) 2002-09-02 2008-07-09 株式会社小松制作所 减振装置
JP2007024315A (ja) * 2002-09-02 2007-02-01 Komatsu Ltd 制振装置及び建設機械のバケット
JP5242569B2 (ja) * 2007-08-07 2013-07-24 株式会社小松製作所 バケットのツース取付構造および取付ピン組立体
CN201095774Y (zh) * 2007-08-22 2008-08-06 四川成都成工工程机械股份有限公司 装载机铲斗
JP2011058278A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業バケット
US8015734B1 (en) * 2010-05-19 2011-09-13 Caterpillar Inc. Machine bucket assembly

Also Published As

Publication number Publication date
DE112012001005T5 (de) 2014-03-06
CN103562466B (zh) 2014-08-13
KR20140093686A (ko) 2014-07-28
JP2013245529A (ja) 2013-12-09
KR101556633B1 (ko) 2015-10-01
CN103562466A (zh) 2014-02-05
US8875422B2 (en) 2014-11-04
DE112012001005B4 (de) 2014-08-14
WO2013179521A1 (ja) 2013-12-05
US20140059900A1 (en) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5362074B2 (ja) 建設機械の掘削バケット
JP5318993B1 (ja) 建設機械の掘削バケット
US8069593B2 (en) Excavator bucket top assembly
US9187875B2 (en) Arm for construction machine
JP5701455B2 (ja) 掘削ツース取付け体及び掘削ツース
JP6316617B2 (ja) 掘削バケット及び土木機械
JP2004068593A (ja) 掘削器具用コーナツースアダプタ構造
CN108625427B (zh) 用于具有对称斗齿安装构件的机具系统的铲斗
US20160273185A1 (en) Bucket with multi-component wrapper
JP5885648B2 (ja) 掘削ツース及び掘削具
US20170284073A1 (en) Fabricated wear member assembly attached to a work implement using a retaining mechanism
JP2011058278A (ja) 作業バケット
JP2007224549A (ja) ビット
JP4491111B2 (ja) 建設機械の掘削バケット
JP2012021336A (ja) 建設機械のアーム及びその製作方法
EP3192928B1 (en) Arm for construction machine
CN211285776U (zh) 齿座结构、铲斗和挖掘机
JP4620402B2 (ja) 掘削バケット
JP2007107281A (ja) バケットおよび作業機械
JPH09144071A (ja) 掘削用ツース及び該掘削用ツースを装着したバケット
JP2017205799A (ja) 隅肉溶接方法および隅肉溶接構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5362074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees