JP6498928B2 - 昇降棚 - Google Patents
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Description
上記昇降棚は、収納箱と、前記収納箱と吊戸棚の下面とを連結し当該収納箱を昇降させる昇降リンクとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上記昇降棚が設けられている吊戸棚の場合、同様の照明具を設けようとすると、昇降棚の収納箱の下面に設けることが考えられる。
しかし、電源ケーブルを垂下させたとすると外観上の収まりが悪く、見栄えが悪化するばかりか、電源ケーブルが揺動することで収納箱の動作に影響を与える可能性もある。
この場合、電源ケーブルを第1リンクアームの回動に従って当該第1リンクアームの上端及び下端で屈曲可能に配線できるので、電源ケーブルは伸縮せずとも収納箱の昇降動作に追従することができる。
この場合、電源ケーブルが回動軸を径方向に迂回するようにガイドされるので(図4及び図8参照)、電源ケーブルが回動軸の軸方向に膨れて昇降棚の収容空間が侵食されるのを抑制することができる。
〔昇降棚の全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態による昇降棚が設けられたシステムキッチンの正面図である。このシステムキッチン1は、上面にシンクが設けられたキャビネット2と、キャビネット2の上方に3台並べて配置され壁面に固定されている吊戸棚3とを備えている。
吊戸棚3の下面3aには、昇降棚10が設けられている。
昇降リンク13は、上端が上側ブラケット11に接続され、下端が収納箱12に接続されている。昇降リンク13は、当該昇降リンク13が有するリンク機構によって収納箱12を、吊戸棚3の下面3a直下の上昇位置と、上昇位置よりも下方の下降位置との間で昇降させる機能を有している。
図1中、3つの昇降棚10の内、紙面左側の昇降棚10の収納箱12は、下降位置にあり、紙面右側及び中央の昇降棚10の収納箱12は、上昇位置にある。
上昇位置にある収納箱12は、両ブラケット11を内部に収納しつつ、上面が吊戸棚3の下面3aに当接した状態で維持され吊戸棚3の下面3a直下に収まる。つまり、収納箱12が上昇位置にあるとき、昇降棚10は収納箱12の開口が塞がれた閉状態である。
図2に示すように、収納箱12は、システムキッチン1において当該システムキッチン1の使用者が立つ側である前方向寄りに斜め下方に降下する。
収納箱12の下面12a最前部には、当該収納箱12を昇降させるための取手16が設けられている。さらに取手16の直後には、吊戸棚3の下側部分を照らすための照明具15が設けられている。
この照明具15は、例えば、薄型のLEDライトが用いられており、収納箱12に収納可能な収納量を減らすことなく設けられている。
第1リンクアーム20及び第2リンクアーム21は、樹脂や金属によって形成された板状の棒材である。両リンクアーム20、21は、上端が上側ブラケット11の支持部11a(図3)に接続され、下端が収納箱12の側板12bの内側に設けられた下側ブラケット14に接続されている。
ダンパ25は、突出部20aに接続されることで、第1リンクアーム20の回動動作を緩衝し、収納箱12の昇降動作を緩衝する。
第2リンクアーム21の上端が接続されている回動軸26は、当該支持部11aに設けられたスリット28に沿って前後方向に移動可能とされている。これにより、第2リンクアーム21の上端は、第1リンクアーム20の上端に対して前後方向に相対移動可能とされている。
また、第2リンクアーム21の下端が接続されている回動軸27は、下側ブラケット14に設けられたスリット29に沿って前後方向に移動可能とされている。これにより、第2リンクアーム21の下端は、第1リンクアーム20の下端に対して前後方向に相対移動可能とされている。
一方、第2リンクアーム21は、第1リンクアーム20の回動に応じて回動するとともに、上端が接続されている回動軸26をスリット28における前部から後部の位置に移動させ、下端が接続されている回動軸27をスリット29における後部から前部の位置に移動させる。
これによって、第1リンクアーム20及び第2リンクアーム21は、回動軸21aを中心として相対回動しつつ、互いに交差した状態で上方向に折り畳まれるように回動する。
以上のようにして、昇降リンク13は、収納箱12をほぼ水平状態に維持しつつ、収納箱12を上昇位置と、下降位置との間で昇降させることができる。
図3及び図4に示すように、照明具15に電力を供給するための電源ケーブル40は、昇降リンク13に沿って配線されている。
電源ケーブル40は、図示しない電源端子から延ばされ、吊戸棚3の下面3aから昇降棚10に引き込まれている。
電源ケーブル40は、上側ブラケット11の内部を通過し、第1リンクアーム20に沿って収納箱12の内部に導かれ、収納箱12の下面12aに設けられた照明具15に接続されている。
第1ガイド壁32は、ガイド突起31近傍からガイド部35近傍にまで亘って設けられている壁状の突起であり、外板11bに一体に形成されている。
第1ガイド壁32は、その上面側に電源ケーブル40を沿わせて保持している。第1ガイド壁32は、ガイド突起31との間、及びガイド部35との間に電源ケーブル40を通過させつつ挟んで保持することができる程度のすき間を形成している。
電源ケーブル40は、ガイド突起31と第1ガイド壁32との間、及びガイド部35と第1ガイド壁32との間で保持されて上端保持部33側に導かれている。
第2ガイド壁34は、その下面側に電源ケーブル40を沿わせて保持している。第2ガイド壁34は、上端保持部33との間に電源ケーブル40を通過させつつ挟んで保持することができる程度のすき間を形成している。また、第2ガイド壁34は、上端保持部33を中心に下方向に曲げられており、電源ケーブル40を下方向に案内している。
上端保持部33は、第2ガイド壁34との間で電源ケーブル40を保持しつつ、ほぼ水平に延びる電源ケーブル40を緩やかに曲げて第1リンクアーム20に沿うように下方向に案内している。
よって、電源ケーブル40が屈曲し、上端保持部33に密接した状態で巻き掛けられたとしても、上端保持部33は、電源ケーブル40の屈曲半径が当該電源ケーブル40の許容屈曲半径よりも小さくならないように保持することができる。
図5(a)は、図4中、A−A線断面を矢印の方向から見たときの断面図、図5(b)は、図4中、B−B線断面を矢印の方向から見たときの断面図である。
ケーブル固定具41は、樹脂等を用いて形成された部材であり、図5(b)に示すように、断面凹側に形成され、第1リンクアーム20の外側面20bを覆っている。また、ケーブル固定具41は、図4に示すように、第1リンクアーム20の長手方向の一部であって回動軸21aを含む部分に設けられている。
なお、第2リンクアーム21に形成された回動軸21aの部分については、図5(a)に示すように、第1リンクアーム20を回動軸21aに接続しているネジ21bや、ワッシャ21cを避けるために、空間Sは、回動軸21aの側方に設けられている。
これによって、電源ケーブル40は、第1リンクアーム20に沿って固定されている。
図4、図6、及び図7を参照して、下端保持部45は、第1リンクアーム20の下端近傍に設けられている。下端保持部45は、下側ブラケット14における収納箱12の内側に向く内側面14a側に突出して一体に設けられており、上述のように電源ケーブル40が巻き掛けられる。
下端保持部45は、第1リンクアーム20に沿って収納箱12の内部に導かれた電源ケーブル40を緩やかに曲げて底板12cに沿って延びているガイド部47に案内している。
ケーブル固定具41から延びる電源ケーブル40は、内側面14a側において上側保持面45aに巻き掛けられる。さらに、電源ケーブル40は、内側面14a側から下側ブラケット14を貫通する開口部49を通過して外側面14b側に導かれ、上側保持面45aから滑らかに繋がっている下側保持面45bに巻き掛けられる。下端保持部45は、上側保持面45a及び下側保持面45bによって電源ケーブル40を緩やかに曲げて案内している。
電源ケーブル40は、上述のように第1リンクアーム20に固定されている。よって、第1リンクアーム20が回動軸22回りで上方向に回動すると、第1リンクアーム20と収納箱12とが相対回動し、電源ケーブル40は、第1リンクアーム20と収納箱12との相対回動に従って下端保持部45の上側保持面45a及び下側保持面45bに巻き付くように屈曲する。なお、電源ケーブル40の屈曲する部分及びその前後には、当該電源ケーブル40が屈曲することができるように適度な遊びが設けられている。
よって、電源ケーブル40が屈曲し、下端保持部45に密接した状態で巻き掛けられたとしても、下端保持部45は、電源ケーブル40の屈曲半径が当該電源ケーブル40の許容屈曲半径よりも小さくならないように保持することができる。
図8に示すように、第1リンクアーム20が回動軸22回りに上方向に回動した状態で、電源ケーブル40は、第1リンクアーム20の上端近傍の部分が上端保持部33の外周面33aに巻き付いて屈曲している。
また、電源ケーブル40は、第1リンクアーム20の下端近傍の部分が下端保持部45の上側保持面45a及び下側保持面45bに巻き付いて屈曲している。
また、上記実施形態では、照明具15として薄型のLEDライトを収納箱12の下面12a前部側に設けた場合を例示したが、照明具15としては、LEDライトに限らず、白熱電球等、他の照明具でもよい。
また、照明具15は、収納箱12の下面12a前部側に限らず、後部側に設けてもよいし、収納箱12の前面板に設けてもよい。
2 キャビネット
3 吊戸棚
3a 下面
10 昇降棚
11 上側ブラケット
11a 支持部
11b 外板
11b1 内側面
12 収納箱
12a 下面
12b 側板
12c 底板
13 昇降リンク
14 下側ブラケット
14a 内側面
14b 外側面
15 照明具
16 取手
20 第1リンクアーム
20a 突出部
20b 外側面
21 第2リンクアーム
21a 回動軸
21b ネジ
21c ワッシャ
22 回動軸
23 回動軸
24 固定軸
25 ダンパ
26 回動軸
27 回動軸
28 スリット
29 スリット
31 ガイド突起
32 第1ガイド壁
33 上端保持部
33a 外周面
34 第2ガイド壁
35 ガイド部
40 電源ケーブル
41 ケーブル固定具
41a 内側面
45 下端保持部
45a 上側保持面
45b 下側保持面
47 ガイド部
47a 引出口
48 壁部
49 開口部
Claims (3)
- 吊戸棚の下面に設けられる昇降棚であって、
上面に開口を有する収納箱と、
前記収納箱を、前記吊戸棚の下面直下の上昇位置と、前記上昇位置よりも下方の下降位置との間で昇降させる昇降リンクと、
前記収納箱に設けられた照明具と、
前記照明具に電力を供給する電源ケーブルと、を備え、
前記昇降リンクは、
上下端が前記吊戸棚及び前記収納箱に回動可能に接続された第1リンクアームと、
上下端が前記吊戸棚及び前記収納箱に回動可能でかつスライド可能に接続され、長手方向中途部が前記第1リンクアームに回動可能に接続された第2リンクアームと、を有し、
前記第1及び第2リンクアームのうち前記第1リンクアームのみの長手方向に沿って前記電源ケーブルを配線するための配線部材が設けられている昇降棚。 - 前記配線部材は、
前記第1リンクアームの上端近傍において前記電源ケーブルを巻き掛け状態に保持する上端保持部と、
前記第1リンクアームの下端近傍において前記電源ケーブルを巻き掛け状態に保持する下端保持部と、
前記第1リンクアームの長手方向の一部を被覆するように当該第1リンクアームに取り付けられたケーブル固定具と、を有する請求項1に記載の昇降棚。 - 前記ケーブル固定具は、
前記第1リンクアームと前記第2リンクアームを互いに回動自在に接続する回動軸を径方向に迂回するように、前記電源ケーブルをガイドする空間を有する請求項2に記載の昇降棚。
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