JP2013158355A - 昇降棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 利便性を損なうことなく収納棚等の外観上の統一感を維持することができる昇降棚を提供する。
【解決手段】 本発明の昇降棚10は、棚箱11と、棚箱11が下側空間内に収容される収容位置と、収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を昇降自在に、棚箱11を支持する支持リンク12とを備えている。支持リンク12は、棚箱が下方向に移動するときにその上端縁が第1の点Oから第2の点Pへ向けて移動する際の当該上端縁の軌跡を示す式y=f(x)が、次の条件1及び2を満たすように棚箱11を支持している。条件1:f´´(x) > 0、条件2:f(a) < b (但し、前記第3の点のx−y座標が、(a,b)である)
【選択図】 図4

Description

本発明は、キッチンの吊戸棚といった収納棚に設けられる昇降棚に関する。
キッチンや洗面化粧台等において、空間を有効活用するために吊戸棚等といった収納棚の下面に昇降棚が設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。
上記昇降棚は、上面が開放された棚箱と、この棚箱と吊戸棚の下面とを連結し、当該棚箱を昇降自在に支持する支持手段とを備えている。昇降棚の棚箱は、その上面が前記下面によって閉塞された状態で収納棚の下側に配置される上昇位置と、箱内部に収納物の出し入れを行うための位置である下降位置とを昇降するように構成されている。
特開2005−237643号公報
上記従来の昇降棚は、棚箱が上昇位置にあるときであっても、正面視したときに当該棚箱が収納棚の下面から露出するように配置されていた。このため、前記収納棚に上記昇降棚を設けると、露出した昇降棚によって、収納棚における外観上の統一感、あるいは当該収納棚を含むシステムキッチンとしての全体的な統一感を損なわせることがあった。
このため、例えば、収納棚の下方に、収容された棚箱が正面から見えないように前面が前壁部で画定された空間を設け、棚箱を、前記空間と下降位置との間で昇降するように構成することが考えられる。このようにすれば、前記空間に収容された棚箱を正面から見えないように隠すことができ、収納棚における外観上の統一感、あるいはシステムキッチン全体としての外観上の統一感を持たせることについては問題がなくなる。
しかしこの場合、使用者の利便性を考慮して棚箱を下方向に移動するのに応じて前方向(使用者側)にも移動するように構成しようとすると、前記空間から下方位置へ棚箱を移動させる際に前記前壁部によって棚箱の前方向への移動の軌跡が制限されてしまい、棚箱をほとんど前方に移動させることができなくなる場合がある。これにより、使用者の利便性を損なうおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、利便性を損なうことなく収納棚等の外観上の統一感を維持することができる昇降棚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、収納棚の下面と、前記収納棚の下面の前端部から下方に延びる前面壁とで画定される下側空間に収容される昇降棚であって、上面が開放された棚箱と、前記棚箱が前記下側空間内に収容される収容位置と、前記収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を昇降自在に、前記棚箱を支持する支持手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成の昇降棚によれば、棚箱が下方向に移動するのに応じて使用者側である前方向にも移動するので、使用者の利便性を高めることができる。
なお、上記収納棚とは、下面が露出した状態で設置される棚を指し、キッチンや洗面所に用いられる吊戸棚や、電子レンジ等の家電を収納するための収納空間を有する食器棚においてその収納空間の上方に設けられる戸棚部等を含む。
上記昇降棚において、棚箱を下方向に移動するのに応じて前方向にも移動させると、収容位置から下方位置へ棚箱を移動させる際に前壁部によって棚箱の前方向への移動の軌跡が制限されるおそれがある。
そこで、前記棚箱を側面視したときにおける、前記棚箱が前記収容位置に位置するときの当該棚箱の前面側の上端縁の位置を第1の点、下降位置に位置するときの前記上端縁の位置を第2の点、前記前面壁の下端縁の位置を第3の点とし、前方向をy軸、下方向をx軸としたときに、前記支持手段は、前記棚箱が前記収容位置と前記下降位置との間を移動するときに、前記上端縁が前記第1の点と前記第2の点との間を移動する際の当該上端縁の軌跡を示す式y=f(x)が、下記条件1及び2を満たすように前記棚箱を支持するものであることが好ましい。
条件1:f´´(x) > 0
条件2:f(a) < b
(但し、前記第3の点のx−y座標が、(a,b)である)
上記の場合、上端縁の軌跡は、条件1に示すように、前方向への移動量に対する下方向への移動量の2階微分値が正なので、後方向に凸な形状となる。さらに、条件2を満たせば、上端縁の下方向における位置が第3の点と同じ位置となったときに、上端縁の前方向における位置が第3の点よりも第1の点側に位置するようにすることができる。
このため、棚箱を前面壁で画定された下側空間に収容としたとしても、当該棚箱を、前面壁を交わしながら、収容位置と、当該収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を移動させることができる。この結果、下降位置では棚箱を前面側に移動させることで使用者の利便性を損なうことがなく、これと同時に、前面壁で画定された下側空間に棚箱を収容することができ、収納棚等の外観上の統一感を維持することができる。
上記昇降棚において、前記前面壁は、前記収納棚の前面に開閉自在に設けられている開閉扉の下端部により構成されていることが好ましく、この場合、開閉扉によって棚箱等を隠すことができ、収納棚等の外観上の統一感をより確保し易くすることができる。
前記支持手段は、一端が前記下面における前記下側空間内の前方側に回動可能に接続され、他端が前記棚箱の後方側に回動可能に接続された第1リンクと、一端が前記下面における前記下側空間内の後方側に回動可能に接続され、他端が前記棚箱の前方側に回動可能に接続された第2リンクと、を備え、前記第2リンクは、一端側の回動軸が、前記第1リンクの一端側の回動軸に対して前後方向に移動可能とされるとともに、他端側の回動軸が、前記第1リンクの他端側の回動軸に対して前後方向に移動可能とされていることで、前記棚箱を、前記収容位置から下方に移動するのに応じて前方に移動させるように構成されている。この場合、簡易な構成で、上記条件を満たすように棚箱を支持することができる。
以上のように、本発明の昇降棚によれば、利便性を損なうことなく収納棚等の外観上の統一感を維持することができる。
本発明の一実施形態による昇降棚を適用したシステムキッチンの正面図である。 図1中の昇降棚の要部拡大図である。 棚箱が収容位置にあるときの支持リンクを棚箱の内側から側面視したときの図である。 棚箱が下降位置にあるときの支持リンクを棚箱の内側から側面視したときの図である。 変形例に係る昇降棚を側面視したときの図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態による昇降棚を適用したシステムキッチンの正面図である。このシステムキッチン1は、上面にシンクが設けられたキャビネット2と、キャビネット2の上方に3台並べて配置され背面が壁面Hに固定されている収納棚としての吊戸棚3とを備えている。
また、吊戸棚3の下面には、昇降棚10が固定されている。
図2は、図1中の昇降棚10の要部拡大図である。なお、図2では、吊戸棚3の開閉扉3aの一部を切り欠くことで、吊戸棚3の内部を示している。
図1及び図2を参照して、昇降棚10は、吊戸棚3の底板3bの下面3b1に固定されている。昇降棚10は、上面が開放された棚箱11と、下面3b1に固定され棚箱11を支持している一対の支持リンク12とを備えている。
棚箱11は、その内部に収納物が収納される箱状の部材であり、金属あるいは樹脂等で形成されている。棚箱11の左右両側板の内側面には、それぞれ支持リンク12が取り付けられており、棚箱11は、この一対の支持リンク12を介して下面3b1に昇降可能に連結されている。
棚箱11は、支持リンク12によって、吊戸棚3の下面3b1側に形成された下側空間内に収容された収容位置と、収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を昇降自在とされている。
吊戸棚3の下面3b1側に形成された下側空間は、吊戸棚3の下面3b1と、壁面Hに沿って固定された背板Sと、当該下面3b1の前端部のさらに前方側に位置するとともに前端部よりもさらに下方に延びている吊戸棚3の開閉扉3aとで画定されることで構成された空間であり、下方に開口している。この下側空間は、収容位置に位置する棚箱11が正面から見えないように当該棚箱11を収容することが可能な寸法に設定されている。
支持リンク12は、一端側が吊戸棚3の下面3b1に設けられたブラケット4に接続され、他端側が棚箱11の側板に接続されており、収容位置と下降位置との間を昇降自在に棚箱11を支持している。
図3は、棚箱11が収容位置にあるときの支持リンク12を棚箱11の内側から側面視したときの図であり、図4は、棚箱11が下降位置にあるときの支持リンク12を棚箱11の内側から側面視したときの図である。
図3及び図4に示すように、支持リンク12は、一端側に棚箱11の昇降動作を緩衝するためのダンパ13が接続された第1リンク14と、長手方向ほぼ中央が第1リンク14の中央にピン16によって接続された第2リンク15とを備えている。
第1リンク14は、樹脂や金属等によって形成された棒状の部材であり、一端部が吊戸棚3の下面3b1に突設されたブラケット4に回動可能に接続されており、他端部が棚箱11の後方側に回動可能に接続されている。
第1リンク14の一端部は、ピン4aによってブラケット4に接続されている。ピン4aは、第1リンク14を当該ピン4aの軸回りに回動可能に接続している。
ピン4aは、第1リンク14の一端部をブラケット4の前方側で接続している。これによって、第1リンク14の一端部は、下側空間内の前方側に接続されている。
第1リンク14の一端部には、当該第1リンク14の長手方向に対して直交する方向に突出した突出部14aが形成されている。突出部14aの先端には、一端部がブラケット4に接続されたダンパ13の他端部が接続されている。第1リンク14は、突出部14aがダンパ13に接続されることで、回動動作が制限される。これによって、棚箱11の昇降動作が緩衝される。
第1リンク14の他端部は、ピン11aによって棚箱11の後方側に接続されている。ピン11aは、第1リンク14を当該ピン11aの軸回りに回動可能に接続している。
第2リンク15は、樹脂や金属等によって形成された棒状の部材であり、第1リンク14と交差するように設けられている。上述のように、第2リンク15と、第1リンク14とは、ピン16によって、長手方向ほぼ中央で互いに接続されており、交差しつつ相対回動可能とされている。
第2リンク15は、一端部がブラケット4に回動可能に接続されており、他端部が棚箱11の前方側に回動可能に接続されている。
第2リンク15の一端部は、ピン4bによってブラケット4に接続されている。ピン4bは、第2リンク15を当該ピン4bの軸回りに回動可能に接続している。
また、ピン4bは、ブラケット4に設けられた前後方向に延びるレール4cに沿って、前後方向に移動可能とされている。レール4cは、ブラケット4の後方側に前後方向に延びるように形成されており、ピン4bを前後方向に平行移動可能に保持している。
これにより、第2リンク15の一端部は、その回動軸であるピン4bが、第1リンク14の一端部の回動軸であるピン4aに対して、前後方向に移動可能とされている。
第2リンク15の他端部は、ピン11bによって棚箱11に接続されている。ピン11bは、第2リンク15を当該ピン11bの軸回りに回動可能に接続している。
また、ピン11bは、棚箱11に設けられた前後方向に延びるガイド溝11cに沿って、前後方向に移動可能とされている。ガイド溝11cは、棚箱11の前方側に前後方向に延びるように形成されており、ピン11bを前後方向に平行移動可能に保持している。
これにより、第2リンク15の他端部は、その回動軸であるピン11bが、第1リンク14の他端部の回動軸であるピン11aに対して、前後方向に移動可能とされている。
図3に示すように、棚箱11が収容位置にあるとき、第1リンク14は、前後方向にほぼ水平となるように回動している。これに応じて、第2リンク15も前後方向にほぼ水平となるように回動している。このとき、ピン4bは、レール4cの最後方の位置に移動している。また、ピン11bは、ガイド溝11cの最前方の位置に移動している。
これによって、支持リンク12は、上下方向に折り畳まれる。第1リンク14は、ダンパ13によって下方向への回動が制限されており、使用者等が、棚箱11を下げる方向へ力を加えない限り、回動しないように構成されている。これにより、支持リンク12は、棚箱11を収容位置で支持する。
一方、使用者等が、棚箱11を押し下げることで、当該棚箱11が収容位置から下降位置まで移動するとき、第1リンク14は、ピン4aの軸回りに回動し、前後方向にほぼ水平な状態から起立する。これにより、ピン11aは、ピン4aを中心に回転し下方向に移動する。また、ピン11aは、ピン4aを中心に回転移動するので、下方向に移動するのに応じて前方にも移動する。よって、棚箱11も、下方向に移動するのに応じて前方にも移動する。
第2リンク15は、第1リンク14の回動に応じて回動し、第1リンク14に交差するように起立する。このとき、ピン4bは、レール4cの最後方の位置から、第2リンク15の回動動作に応じて序々に前方に移動し、棚箱11が下降位置に達するときにはレール4cの最前方の位置に移動する。また、ピン11bもガイド溝11cの最前方の位置から、第2リンク15の回動動作に応じて序々に後方に移動し、棚箱11が下降位置に達するときにはガイド溝11cの最後方の位置に移動する。つまり、第2リンク15は、回動に応じて、その両端がそれぞれ第1リンク14の両端に近づくように移動する。
支持リンク12は、上記のような両リンク14,15の動作によって、全体が上下方向に伸長し、棚箱11を、収容位置から下降位置まで移動させる。このとき支持リンク12は、棚箱11を、ピン4aを中心とした円弧を描くように、ほぼ平行な状態を維持しながら下降位置まで移動させる。
支持リンク12は、棚箱11を円弧を描くように移動させることで、収容位置から下方向に移動するのに応じて使用者の手前側である前方にも移動させ、収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を昇降自在に支持している。
ここで、本実施形態の支持リンク12は、棚箱11が収容位置と下降位置との間を移動するときの当該棚箱11の前面側上端縁の軌跡が、図4中、一点鎖線Iとなるように、棚箱11を支持している。
すなわち、図4に示すように、棚箱11を側面視したときにおける、棚箱11が収容位置に位置するときの棚箱11の前面側の上端縁の位置を第1の点O、下降位置に位置するときの前記上端縁の位置を第2の点P、開閉扉3aの下端縁の位置を第3の点Qとし、前方向をy軸、下方向をx軸としたときに、前記上端縁の軌跡を示す一点鎖線Iを下記式(1)で表すとする。
y = f(x) ・・・(1)
支持リンク12は、棚箱11が収容位置と下降位置との間を移動する際の前記上端縁の軌跡を示す上記式(1)が、下記条件1及び2を満たすように棚箱11を支持している。
条件1:f´´(x) > 0
条件2:f(a) < b
(但し、第3の点Qのx−y座標が、(a,b)である)
第1リンク14、及び第2リンク15や、これらを各部に接続するピン4a、11a、4b、11b、レール4c、ガイド溝11c等は、前記上端縁の軌跡を示す式(1)が上記条件1,2を満たしつつ棚箱11を昇降できるように、その寸法等が設定されている。
この場合、支持リンク12は、上記両リンク14,15等といった簡易な構成で、上記条件を満たすように棚箱11を昇降支持することができる。
上記のように構成された昇降棚10によれば、前記上端縁の軌跡は、条件1に示すように、前方向への移動量に対する下方向への移動量の2階微分値が正なので、後方向に凸な形状となる。さらに、条件2を満たせば、上端縁の下方向における位置が第3の点Qと同じ位置となったときに、上端縁の前方向における位置が第3の点Qよりも第1の点O側に位置するようにすることができる。
このため、棚箱11を前面壁である開閉扉3aで画定された下側空間に収容可能としたとしても、当該棚箱11を、開閉扉3aを交わしながら、収容位置と、当該収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を移動させることができる。この結果、下降位置では棚箱11を前面側(使用者側)に移動させることで使用者の利便性を損なうことがなく、これと同時に、開閉扉3aで画定された下側空間に棚箱11を収容することができ、システムキッチン1の外観上の統一感を維持することができる。
また、本実施形態では、開閉扉3aの下端部によって下側空間の前面側を画定する前面壁を構成したので、開閉扉3aによって棚箱11等を隠すことができ、システムキッチン1の外観上の統一感をより確保し易くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、第1リンク14及び第2リンク15を備えた支持リンク12によって、棚箱11の上端縁の軌跡が上記条件を満たすように、棚箱11を支持する場合を示したが、上記条件を満たすように棚箱11を昇降可能な他の形式のリンク機構等によって支持リンク12を構成してもよい。
また、上記実施形態では、下側空間の前面側を画定する前面壁を、開閉扉3aの下端部によって構成した場合を例示したが、例えば、図5に示すように、底板3bの前端部から下方向に延びる幕板5によって構成することもできる。この場合、開閉扉3aを開けている状態であっても、棚箱11等を隠すことができる。なお、図5では、背板Sの底板3bよりも下側部分を省略した場合を示している。
また、例えば、吊戸棚等の収納棚の下面に、本発明の昇降棚を設置する場合において、昇降棚が側面側から露出してしまう場合には、下側空間を、吊戸棚の下面と、吊戸棚の下面の前端部から下方に延びる前面壁と、昇降棚の側面を隠すための側面壁とで構成してもよい。このように、側面壁を設けることで、昇降棚が側面側から露出してしまう場合にも、システムキッチン等の外観上の統一感を維持することができる。
上記実施形態では、本発明に係る昇降棚を、システムキッチン1の吊戸棚3に適用した場合、すなわち、収納棚としての吊戸棚3の下面3b1によって、昇降棚10が収容される下側空間を構成した場合を例示したが、これに限定されるものではなく、下面を露出した状態で設けられる戸棚であれば、本発明を適用することができる。
例えば、システムキッチンやシステム洗面化粧台としてでなく、キッチンや洗面台において一般的に用いられる吊戸棚等の収納棚についても、本発明を適用することができる。
この場合、本発明を適用することにより、当該収納棚としての外観上の統一感を維持することができる。
また、電子レンジ等の家電を収納するための収納空間を有する食器棚において、その収納空間の上方に設けられる戸棚部に対しても、本発明に係る昇降棚を適用することもできる。つまり、このような収納空間の上方に設けられる戸棚部は、下面が露出した状態で設けられている。よって、この下面によって下側空間を構成することができる。
この場合、本発明を適用することにより、食器棚としての外観上の統一感を維持することができる。
以上のように、本発明は、キッチンや洗面で用いられる収納棚の他、食器棚等の家具において下面を露出した状態で設置される戸棚部に対しても適用することができる。
1 システムキッチン
3 吊戸棚(収納棚)
3a 開閉扉
3b1 下面
4a ピン
4b ピン
10 昇降棚
11 棚箱
11a ピン
11b ピン
12 支持リンク
14 第1リンク
15 第2リンク

Claims (4)

  1. 収納棚の下面と、前記収納棚の下面の前端部から下方に延びる前面壁とで画定される下側空間に収容される昇降棚であって、
    上面が開放された棚箱と、
    前記棚箱が前記下側空間内に収容される収容位置と、前記収容位置よりも下方でかつ前方に位置する下降位置との間を昇降自在に、前記棚箱を支持する支持手段と、を備えていることを特徴とする昇降棚。
  2. 前記棚箱を側面視したときにおける、前記棚箱が前記収容位置に位置するときの当該棚箱の前面側の上端縁の位置を第1の点、下降位置に位置するときの前記上端縁の位置を第2の点、前記前面壁の下端縁の位置を第3の点とし、前方向をy軸、下方向をx軸としたときに、
    前記支持手段は、前記棚箱が前記収容位置と前記下降位置との間を移動するときに、前記上端縁が前記第1の点と前記第2の点との間を移動する際の当該上端縁の軌跡を示す式y=f(x)が、下記条件1及び2を満たすように前記棚箱を支持する請求項1に記載の昇降棚。
    条件1:f´´(x) > 0
    条件2:f(a) < b
    (但し、前記第3の点のx−y座標が、(a,b)である)
  3. 前記前面壁は、前記収納棚の前面に開閉自在に設けられている開閉扉の下端部により構成されている請求項1又は2に記載の昇降棚。
  4. 前記支持手段は、一端が前記下面における前記下側空間内の前方側に回動可能に接続され、他端が前記棚箱の後方側に回動可能に接続された第1リンクと、
    一端が前記下面における前記下側空間内の後方側に回動可能に接続され、他端が前記棚箱の前方側に回動可能に接続された第2リンクと、を備え、
    前記第2リンクは、一端側の回動軸が、前記第1リンクの一端側の回動軸に対して前後方向に移動可能とされるとともに、他端側の回動軸が、前記第1リンクの他端側の回動軸に対して前後方向に移動可能とされていることで、前記棚箱を、前記収容位置から下方に移動するのに応じて前方に移動させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇降棚。
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