JP6683341B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納位置と使用位置とに昇降可能な収納体を備えた昇降式収納装置に関する。
昇降式収納装置として、建物の内壁上部に設けた吊戸棚などの収納棚と、前記収納棚に収納可能な収納体と、前記収納棚と収納体の左右両側部間に設けた1対の昇降案内手段を備え、1対の昇降案内手段により、前記収納体を、前記収納棚内の収納位置と、前記収納位置から前方斜め下方の使用位置とにわたって昇降可能となしたものが広く実用化されている。
通常、昇降案内手段としては、前部リンク部材及び後部リンク部材を備え、両リンク部材の基端部を収納棚に回動自在に連結するとともに、先端部を収納体に回動自在に連結し、両リンク部材と収納棚と収納体とで平行リンク機構を構成して、収納位置と使用位置とにわたって、傾かないように略水平に収納体を昇降できるように構成している。
ところで、収納体は、収納した物品をできるだけ取り出し易くするため、昇降高さを大きくして、極力低い位置まで下降できるように構成することが好ましい。しかし、収納棚として、キッチン等で用いられる吊戸棚に収納体を配置させる場合には、吊戸棚の下壁部が邪魔になって、前部リンク部材を下壁部に当接する手前までしか回動できないことから、使用位置における収納体の高さを低くするには自ずから限界があった。
そこで、前部リンク部材を直線状に構成するのではなく、使用位置において吊戸棚の下壁部を回避するように、クランク状に構成したもの(例えば特許文献1参照。)や、前後のリンク部材の基端部を収納棚に対して前後方向に移動可能なスライド部材に連結し、使用時にはスライド部材を前側へ移動させて、前部リンク部材の下側への回動範囲を広く設定できるように構成したもの(例えば、特許文献2参照。)なども提案されている。
特開2005−296365号公報 特開2005−73725号公報
しかし、特許文献1、2記載の発明においても、平行リンク機構で収納体を直接的に昇降させていることから、使用時における収納体の高さを低くするには自ずか限界があった。
しかも、特許文献1記載の発明では、リンク部材としてクランク状に形成したものを採用する必要があり、既存のリンク部材を用いることができず、大幅な設計変更を余儀なくされ、昇降案内手段の製作コストが高くなるという問題もある。
また、特許文献2記載の発明では、収納体を前後方向へスライド操作する必要があり、しかも、前後方向へのスライド操作は、高い位置での操作となるので、力が入り難くいことから、回動のみにより昇降させる場合と比較して、昇降操作性が大幅に低下するという問題がある。
本発明の目的は、操作性や安定性を低下させることなく、使用位置と収納位置における上下方向への移動距離を大きくし得る昇降式収納装置を提供するものである。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1)上部に設けた収納棚と、前記収納棚に収納可能な収納体と、前記収納棚と収納体の左右両側部間に設けた1対の昇降案内手段とを備え、前記収納棚内の収納位置と、前記収納棚の前方斜め下方の使用位置とにわたって、前記1対の昇降案内手段により収納体を昇降可能となした昇降式収納装置であって、前記1対の昇降案内手段は、前部リンク部材及び後部リンク部材と、支持手段と、スライド部材とをそれぞれ備え、前記スライド部材を収納体の側部に上下方向に移動自在に設け、前記前部リンク部材を、リンク本体と、前記リンク部材の先端側部分に、前記収納位置においてリンク部材からその前側へ突出するように設けた延長部とで構成し、前記リンク本体の基端側部分を収納棚の下部に回動自在に連結し、前記リンク本体の先端側部分をスライド部材の上部に回動自在に連結し、前記後部リンク部材を前部リンク部材の後方に設け、前記後部リンク部材の基端側部分を収納棚の下部に回動自在に連結し、前記後部リンク部材の先端側部分をスライド部材の上部に回動自在に連結し、前記支持手段を延長部と収納体間に設け、前記支持手段により、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容しながら、前記収納体の荷重を支持することを特徴とする昇降式収納装置。
この昇降式収納装置では、リンク本体から前側へ突出する延長部に、支持手段を介して収納体が支持されており、収納体を昇降させると、前後のリンク部材を介してスライド部材が昇降するとともに、支持手段により収納体が支持されながら、延長部と収納体との相対移動が支持手段により許容され、収納位置と使用位置間において収納体を昇降できることになる。このとき、収納体は、リンク本体から前側へ突出する延長部を設けた分だけ上下方向への移動距離が大きくなり、収納体の使用位置における高さを低くすることが可能となる。また、リンク本体と後部リンク部材とで平行リンク機構を構成できるので、前後のリンク部材を安定性良く回動させることができ、収納体の昇降安定性及び昇降操作性を十分に確保できる。
(2)前記リンク本体と後部リンク部材により平行リンク機構を構成した(1)記載の昇降式収納装置。より具体的には、リンク本体の両端の枢支部を結ぶ線分と、後部リンク部材の両端の枢支部を結ぶ線分とが、平行で且つ同じ長さになるように構成して、平行リンク機構を構成することになる。そして、このような構成の平行リンク機構を用いることで、前部リンク部材と後部リンク部材とを安定性良く回動させて、収納体を安定性良く収納位置と使用位置とにわたって操作することができる。
(3)前記収納位置において、前記延長部を前方上がりの傾斜状に設けた(1)又は(2)記載の昇降式収納装置。この発明では、収納位置から使用位置への前部リンク部材の回動時に、延長部の姿勢は、前方上がりの傾斜状から、略水平、前方下がりの傾斜状、略下向きへと連続的に順次、角度が変化することになる。このため、延長部の長さを利用して、収納体の昇降高さをできるだけ大きく設定することができる。
(4)前記支持手段として、前記収納体の側壁部に前後方向に延びる案内レールを設け、前記前部リンク部材の延長部に、前記案内レールに対して案内支持される案内輪を設けた(1)〜(3)のいずれか記載の昇降式収納装置。この発明では、案内レールに沿って前後方向に案内輪が移動することで、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容し、案内レールが案内輪で支持されることで、収納体の荷重が支持されることになる。
(5)前記支持手段として、前記延長部に長さ方向に延びる案内スリットを設け、前記収納体の側壁上部に案内スリットに沿って移動自在に案内ピンを設けた(1)〜(3)のいずれか記載の昇降式収納装置。この発明では、案内スリットに沿って案内ピンが移動することで、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容し、案内ピンが案内スリットに支持されることで、収納体の荷重が前部リンク部材及び後部リンク部材に支持されることになる。
(6)前記支持手段として、前記延長部を扇形歯車で構成し、前記収納体の側壁上部に扇形歯車に噛み合う上下方向に延びるラックを設けた(1)〜(3)のいずれか記載の昇降式収納装置。この発明では、ラックに沿って扇形歯車がかみ合いながら上下方向に移動することで、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容しながら、扇形歯車によりラックが支持されて、収納体の荷重が支持されることになる。
(7)前記支持手段として、前記延長部を扇形部材で構成し、前記収納位置において、一端部が扇形部材の後部に固定され、他端部が扇形部材の前側における収納体の側壁部に固定され、途中部が扇形部材の円弧に沿って配置される昇降用紐体を設けた(1)〜(3)のいずれか記載の昇降式収納装置。この発明では、扇形部材に昇降用紐体が巻き取られたり、扇形部材から昇降用紐体が繰出されたりすることで、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容しながら、扇形部材により昇降用紐体が支持されて、収納体の荷重が支持されることになる。
本発明に係る昇降式収納装置によれば、収納位置においてリンク本体から前側へ突出する延長部を設けた分だけ収納体の上下方向への移動距離を大きくして、収納体の使用位置における高さを低くすることができる。また、リンク本体と後部リンク部材とで平行リンク機構を構成できるので、前後のリンク部材を安定性良く回動させることができ、収納体の昇降安定性及び昇降操作性を十分に確保できる。
設置状態での昇降式収納装置及びその周辺の縦断面図 収納棚を省略した昇降式収納装置の斜視図 収納棚を省略した昇降式収納装置の正面図 昇降式収納装置の縦断面図 図4のV-V線断面図 図4のVI-VI線断面図 昇降式収納装置の作動説明図 他の構成の昇降式収納装置の縦断面図 他の構成の昇降式収納装置の縦断面図 他の構成の昇降式収納装置の縦断面図 従来の昇降式収納装置の図1相当図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、昇降式収納装置を使用する利用者を基準に前後左右上下を定義して説明する。
図1に示すように、昇降式収納装置1は、壁面Wの上部に設けた収納棚2と、収納棚2に収納可能な収納体3と、収納棚2と収納体3の左右両側部間に設けた1対の昇降案内手段10を備え、収納体3のハンドル5を手で持って上下に操作することで、収納棚2内に収納した図1に実線で図示の収納位置と、収納棚2の前方斜め下方へ下降させた仮想線で図示の使用位置とにわたって、収納体3を昇降可能となしたものである。
収納棚2は、図1、図4に示すように、前面を開放した箱状に構成され、建物の内壁などの壁面Wの上部に固定されている。ただし、収納棚2としては、収納した各種物品を手で直接的に出し入れ困難な室内上部のデッドスペースを活用して、収納体3を収納可能なものであれば、任意の構成のものを採用することができる。例えば、建物の内壁などの壁面Wに代えて天井に収納棚を固定したり、家具等のラックの上部で収納棚を構成したりすることができる。また、収納棚2の前面を開閉する扉を設けたり、枠状の収納棚を採用したりすることもできる。
収納体3としては、図1〜図3に示すように、物品を収納するための収納部4と、収納体3を昇降操作するための下方へ延びるハンドル5とを有する、周知の構成のものを採用できる。
次に、収納体3を収納位置と使用位置とに昇降可能に案内する左右1対の昇降案内手段10について、図1〜図7を参照しながら説明する。ただし、左右の昇降案内手段10は左右対称の構成のものなので、右側の昇降案内手段10についてのみ説明し、左側の昇降案内手段10に関しては、右側の昇降案内手段10の部材と対応する部材に同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
昇降案内手段10は、前部リンク部材16及び後部リンク部材17を有する平行リンク機構11と、前部リンク部材16と収納体3間に設けた支持手段12とを備えている。
平行リンク機構11について説明すると、図1〜図4に示すように、収納棚2の底板2aには収納体3と収納棚2の右側の側板2b間において支持板13が立設固定され、支持板13の前部の下部には前部支軸14が回転自在に設けられ、支持板13の後部の上部には後部支軸15が回転自在に設けられている。支持板13の左側には前部リンク部材16と後部リンク部材17とが前後に間隔をあけて配置され、前部リンク部材16の下端部は前部支軸14を介して支持板13に回動自在に支持され、後部リンク部材17の下端部は後部支軸15を介して支持板13に回動自在に支持されている。
支持板13の右側の前部の下部には付勢手段18が固定され、前部リンク部材16は、前部支軸14を介して付勢手段18により、収納位置側へ常時付勢されている。付勢手段18としては、渦巻きバネを用いた周知の構成のものを採用することができるが、それ以外の構成のものを採用することも可能であるし、省略することも可能である。
前部リンク部材16の下端部は収納位置において後方へ突出するブラケット部材19が固定され、左右の昇降案内手段10のブラケット部材19間には左右方向に延びる第1ロッド部材20が架設状に設けられている。左右の支持板13の後端部の下端部には左右方向に延びる第2ロッド部材21が架設状に設けられ、第1ロッド部材20と第2ロッド部材21間には引っ張りコイルバネからなる1乃至複数のバネ部材22が設けられている。前部リンク部材16は、バネ部材22により、収納位置側へ常時付勢されて、バネ部材22により収納体3及びそれに収納する物品の重量を受け止めることで、人手による昇降操作時の操作力が少なくできるように構成されている。ただし、バネ部材22の本数は、収納体3に収納する物品の重量に応じて適宜に設定することが可能である。
支持板13の右側の後部の上部には調速手段23が固定され、後部リンク部材17は、後部支軸15を介して調速手段23により、収納位置と使用位置間における回動が適正な速度となるように調速されている。調速手段23としては、オイルダンパからなる周知の構成のものを採用することができるが、オイルダンパ以外の構成のものを採用することもできるし、省略することも可能である。
後部リンク部材17には収納位置において下方へ延びる規制部17aが形成され、支持板13には収納位置において規制部17aに当接して、後部リンク部材17の後方への移動を規制する下部ストッパー部材24と、使用位置において規制部17aに当接して、後部リンク部材17の下方への移動を規制する上部ストッパー部材25とが固定されている。
収納体3の側板3aには、スライド部材31を上下方向にのみ移動自在に案内する上下案内手段30が設けられている。上下案内手段30について説明すると、図4、図5に示すように、上下方向に延びる前後1対のガイド溝32aを対面状に形成したガイド部材32が収納体3の側板3aに固定され、ガイド部材32の右側にはガイド部材32と略同じ前後幅及び高さを有する板状のスライド部材31が設けられている。スライド部材31の下半部には前後のガイド溝32aに沿って移動可能な前後1対のガイド輪33が左右方向の支軸33aを中心に回転自在に上下に間隔をあけて1組設けられ、スライド部材31は4つのガイド輪33及び2本のガイド溝32aによりガイド部材32に沿って上下方向にのみ移動自在に案内されている。ただし、上下案内手段30としては、スライド部材31を収納体3に対して上下方向にのみ移動自在に案内し得る構成であれば、ガイド部材32及びガイド輪33を用いた上下案内手段30以外の構成のものを採用することもできる。
前部リンク部材16は、リンク本体16aと、リンク本体16aの先端側部分に、収納位置においてリンク本体16aからその前側へ突出するように取付けた延長部材16b(これが延長部に相当する。)とを備えている。なお、本実施の形態では、既存のリンク部材を活用して前部リンク部材16を構成するため、前部リンク部材16を、既存のリンク部材からなるリンク本体16aと、リンク本体16aに固定した延長部材16bとで構成したが、リンク本体16aと延長部材16bとは連続的に連なった一体加工品で構成することも可能である。
リンク本体16aの先端近傍部はスライド部材31の前部側の上部に左右方向の前部連結ピン34で回動自在に連結され、後部リンク部材17の先端部はスライド部材31の後部側の上端部に後部連結ピン35で回動自在に連結されている。図4に示すように、前部支軸14と前部連結ピン34の中心間を結ぶ中心線分CL1と、後部支軸15と後部連結ピン35の中心間を結ぶ中心線分CL2とは、略長さと同じで且つ略平行に構成され、前部リンク部材16のリンク本体16a及び後部リンク部材17と、支持板13及びスライド部材31とで平行リンクが構成され、収納体3を収納位置と使用位置とに操作することで、スライド部材31が、図1、図7に実線で図示の収納位置と仮想線で図示の使用位置とにわたって平行に回動するように構成されている。
支持手段12について説明すると、リンク本体16aの先端部には延長部材16bが設けられ、延長部材16bの先端近傍部には収納体3側へ突出する左右方向の軸部材36が設けられ、軸部材36には案内輪37が回転自在に設けられている。収納体3の側板3aの上部には前後方向に延びる断面C字状の案内レール38が設けられ、案内輪37は案内レール38に前後方向にのみ移動自在に嵌合されている。延長部材16bは、使用位置においてリンク本体16aから略鉛直方向に下側へ向けて突出するように、収納位置において前方上がりの傾斜状に設けられている。
この昇降式収納装置1において収納体3を昇降させるには、ハンドル5を手で握って、図7に仮想線で示すように、収納体3を前方斜め下側へ引き下ろすことで、前後のリンク部材16、17を介してスライド部材31が収納位置から使用位置に平行に回動する。また、このとき収納体3は、スライド部材31とともに前方へ平行移動するが、上下案内手段30によりスライド部材31に対して上下方向に相対移動可能なので、上下方向の位置は支持手段12により規定されることになり、案内輪37に支持されながらスライド部材31に対して相対的に下方へ移動しながら、使用位置に移動することになる。なお、収納体3を使用位置から収納位置へ移動させる場合には、ハンドル5を手で握って、前記とは逆に収納体3を後方斜め上側へ引き上げて、収納体3を収納位置へ回動させることになる。
この昇降式収納装置1では、平行リンク機構11のみで収納体3を昇降する場合と比較して、延長部を設けた分だけ上下方向への移動距離が大きくなり、収納体3の使用位置における高さを低くすることが可能となる。また、リンク本体16aと後部リンク部材17とで平行リンク機構11を構成できるので、前後のリンク部材16、17を安定性良く回動させることができ、収納体3の昇降安定性及び昇降操作性を十分に確保できる。
ここで、収納体3の昇降時における上下方向への最大移動距離について、本発明に係る昇降式収納装置1と、従来の昇降式収納装置100とを比較した結果について説明する。
従来の昇降式収納装置100として、図11に示すように、前部リンク部材16に代えて、後部リンク部材17と同じ長さの前部リンク部材101を用い、支持手段12及び上下案内手段30を省略して、前部リンク部材101と後部リンク部材17の上端部を前部連結ピン34と後部連結ピン35で収納体3の側板3aに回動自在にそれぞれ固定した以外は、前記昇降式収納装置1と同様の構成のものを用いた。
昇降式収納装置1、100における、前部リンク部材と後部リンク部材の上下の枢支点の中心線分CL1,CL2の長さを390mmに設定した場合について、使用位置と収納位置間の上下方向の移動距離を測定した。
その結果、本発明の昇降式収納装置1の収納体3の昇降時における上下方向の移動距離H1は662mmとなり、従来の昇降式収納装置100の収納体3の昇降時における上下方向の移動距離H2は390mmとなり、本発明の昇降式収納装置1の上下方向への移動距離が従来の昇降式収納装置100よりも272mmだけ大きくなって、その分高い位置に収納体3を配置させたり、その分低い位置に収納体3を下降させたりすることができた。
次に、昇降式収納装置1の構成を部分的に変更した他の実施の形態について説明する。なお、前記実施の形態と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1)図8に示す昇降式収納装置1Aの昇降案内手段10Aの支持手段12Aのように、前部リンク部材16に代えて、リンク本体16aの先端部に収納位置において前方上がりの傾斜状に延びる延長部16Abを形成するとともに、該延長部16Abに長さ方向に細長い案内スリット50を形成した前部リンク部材16Aを設け、案内レール38に代えて、収納体3の側板3aに案内スリット50に沿って移動可能な案内ピン51を設けることもできる。
(2)図9に示す昇降式収納装置1Bの昇降案内手段10Bの支持手段12Bのように、前部リンク部材16に代えて、リンク本体16aの先端部に延長部としての扇形歯車16Bbを形成した前部リンク部材16Bを設け、案内レール38に代えて、収納体3の側板3aに扇形歯車16Bbに噛合する上下方向に延びるラック52を設けることもできる。
(3)図10に示す昇降式収納装置1Cの昇降案内手段10Cの支持手段12Cのように、前部リンク部材16に代えて、リンク本体16aの先端部に延長部としての扇形部材16Cbを形成した前部リンク部材16Cを設け、案内レール38を省略して、収納位置において、一端部が扇形部材16Cbの後部に固定部材53で固定され、他端部が扇形部材16Cbの前側における収納体3の側板3aに固定ピン54で固定され、途中部が扇形部材16Cbの外周に形成した円弧溝55に沿って配置される昇降用紐体56を設けることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 昇降式収納装置
2 収納棚
2a 底板
2b 側板
3 収納体
3a 側板
4 収納部
5 ハンドル
10 昇降案内手段
11 平行リンク機構
12 支持手段
13 支持板
14 前部支軸
15 後部支軸
16 前部リンク部材
16a リンク本体
16b 延長部材
17 後部リンク部材
17a 規制部
18 付勢手段
19 ブラケット部材
20 第1ロッド部材
21 第2ロッド部材
22 バネ部材
23 調速手段
24 下部ストッパー部材
25 上部ストッパー部材
30 上下案内手段
31 スライド部材
32 ガイド部材
32a ガイド溝
33 ガイド輪
33a 支軸
34 前部連結ピン
35 後部連結ピン
36 軸部材
37 案内輪
38 案内レール
1A 昇降式収納装置
10A 昇降案内手段
12A 支持手段
16A 前部リンク部材
16Ab 延長部
50 案内スリット
51 案内ピン
1B 昇降式収納装置
10B 昇降案内手段
12B 支持手段
16B 前部リンク部材
16Bb 扇形歯車
52 ラック
1C 昇降式収納装置
10C 昇降案内手段
16C 前部リンク部材
16Cb 扇形部材
12C 支持手段
53 固定部材
54 固定ピン
55 円弧溝
56 昇降用紐体
100 昇降式収納装置
101 前部リンク部材
CL1 中心線分
CL2 中心線分
H1 移動距離
H2 移動距離
W 壁面

Claims (7)

  1. 上部に設けた収納棚と、前記収納棚に収納可能な収納体と、前記収納棚と収納体の左右両側部間に設けた1対の昇降案内手段とを備え、前記収納棚内の収納位置と、前記収納棚の前方斜め下方の使用位置とにわたって、前記1対の昇降案内手段により収納体を昇降可能となした昇降式収納装置であって、
    前記1対の昇降案内手段は、前部リンク部材及び後部リンク部材と、支持手段と、スライド部材とをそれぞれ備え、
    前記スライド部材を収納体の側部に上下方向に移動自在に設け、
    前記前部リンク部材を、リンク本体と、前記リンク本体の先端側部分に、前記収納位置において前記リンク本体からその前側へ突出するように設けた延長部とで構成し、前記リンク本体の基端側部分を収納棚の下部に回動自在に連結し、前記リンク本体の先端側部分をスライド部材の上部に回動自在に連結し、
    前記後部リンク部材を前部リンク部材の後方に設け、前記後部リンク部材の基端側部分を収納棚の下部に回動自在に連結し、前記後部リンク部材の先端側部分をスライド部材の上部に回動自在に連結し、
    前記支持手段を延長部と収納体間に設け、前記支持手段により、昇降時における延長部と収納体との相対移動を許容しながら、前記収納体の荷重を支持する、
    ことを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記リンク本体と後部リンク部材により平行リンク機構を構成した請求項1記載の昇降式収納装置。
  3. 前記収納位置において、前記延長部を前方上がりの傾斜状に設けた請求項1又は2記載の昇降式収納装置。
  4. 前記支持手段として、前記収納体の側壁部に前後方向に延びる案内レールを設け、前記前部リンク部材の延長部に、前記案内レールに対して案内支持される案内輪を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の昇降式収納装置。
  5. 前記支持手段として、前記延長部に長さ方向に延びる案内スリットを設け、前記収納体の側壁上部に案内スリットに沿って移動自在に案内ピンを設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の昇降式収納装置。
  6. 前記支持手段として、前記延長部を扇形歯車で構成し、前記収納体の側壁上部に扇形歯車に噛み合う上下方向に延びるラックを設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の昇降式収納装置。
  7. 前記支持手段として、前記延長部を扇形部材で構成し、前記収納位置において、一端部が扇形部材の後部に固定され、他端部が扇形部材の前側における収納体の側壁部に固定され、途中部が扇形部材の円弧に沿って配置される昇降用紐体を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の昇降式収納装置。
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