JP6497516B2 - 筐体 - Google Patents

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Description

本発明は、地下構造物を収容して保護する筐体に関する。
従来の地下構造物保護箱(以下、筐体)として、例えば、下記の特許文献1には地下構造物用筐枠体の記載がある。
従来の筐体は、開口を有し、地下構造物を内部に収納する本体と、この本体に着脱可能に取り付けて、基端側を中心とする回動により開口を開閉する蓋体とを備える。また、本体は、横向き円柱状をなす一対の蝶着ピンを有している。蓋体は、僅かに横長な円形状の第1窪部と、僅かに横長な円形状であって連通部を形成する第2窪部とを有している。
そして、蓋体を本体に取り付ける場合には、蓋体の第1窪部内に一方の蝶着ピンを挿入した後、蓋体の第2窪部を他方の蝶着ピンに臨ませ、次いで、その他方の蝶着ピンを連通部から第2窪部内に挿入する。なお、蓋体を本体から取り外す際には、上記の取り付け作業とは逆の取外作業を行う。
実願平02−103630号(実開平04−061156号)のマイクロフィルム
従来の筐体は、開口と蓋体との周辺に隙間があった。このため、蓋体は、基端側を中心に蓋体を回動するとき、蓋体の基端側にぐらつきが生じる。蓋体の基端側がぐらつくと、蓋体の回動が不安定になることがあった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、蓋体の取付作業および取外作業が容易で蓋体の回動が安定する筐体の提供を目的とする。
本発明の筐体は、上側に開口部を有し前記開口部に第1の基準軸を設定した箱状の本体と、前記第1の基準軸の周りを回転し前記開口部を開閉する板状の蓋体とを備え、前記本体は、内側面からせり出して閉状態の前記蓋体を下側から支持する棚部と、前記第1の基準軸に沿って内側面から突出し互いに対向する一対の第1の突状軸とを有し、前記蓋体は、基端側に位置し前記蓋体の外周の互いに逆側に開口する一対の基端側軸孔を形成する一対の基端側係合部を有し、前記基端側軸孔は、前記第1の突状軸を収容して前記蓋体の開閉を案内し、前記基端側係合部には、前記基端側軸孔の周囲から前記第1の基準軸に沿って前記本体の内側面側に突出して前記本体の内側面と前記基端側係合部と間の隙間を狭くする芯出しガイドを設け、前記蓋体を前記本体に取り付けるとき、前記芯出しガイドが前記本体の内側面に接触して前記蓋体と前記本体との接触を維持する状態で、前記基端側係合部が前記第1の突状軸と接触する。
本発明によれば、蓋体の回動が安定する筐体を提供できる。
第1実施形態の筐体を示し、図1(a)は全体分解斜視図であり、図1(b)は蝶着ピンの一部拡大図であり、図1(c)は蝶着ピンの拡大断面図である。 第1実施形態の筐体の一部切欠き平面図である。 第1実施形態の筐体の一部切欠き側面図である。 第1実施形態の蓋体を斜め下方から見た斜視図である。 第1実施形態の蓋体を示し、図5(a)は蓋体を斜め上方から見た斜視図であり、図5(b)は先端側係合部の部分拡大図であり、図5(c)は基端側係合部の部分拡大図である。 第1実施形態の基端側係合部および第1の蝶着ピンの要部断面図であり、図6(a)は、蓋体の閉状態を示し、図6(b)は、蓋体の開状態を示す。 第1実施形態の基端側係合部および第1の蝶着ピンの要部断面図であり、図7(a)は、蓋体の閉状態を示し、図7(b)は、蓋体の開状態を示す。 第1実施形態の先端側係合部および第2の蝶着ピンの要部断面図であり、図8(a)〜(c)は蓋体が開状態から閉状態に移行する際の状態をそれぞれ示す。 第1実施形態の先端側係合部および第2の蝶着ピンの要部断面図であり、図9(a)〜(c)は蓋体が閉状態から開状態に移行する際の状態をそれぞれ示す。 第1実施形態の基端側係合部および第1の蝶着ピンの要部断面図であり、図10(a)〜(c)は蓋体を筐体に取り付ける際の状態をそれぞれ示す。 水平方向に対する傾きを0°とした蓋体を本体に取り付ける様子を示す説明図であり、図11(a)は、蓋体および本体の断面図であり、図11(b)は、側面図である。 水平方向に対する傾きを30°とした蓋体を本体に取り付ける様子を示す説明図であり、図12(a)は、蓋体および本体の断面図であり、図12(b)は、側面図である。 水平方向に対する傾きを60°とした蓋体を本体に取り付ける様子を示す説明図であり、図13(a)は、蓋体および本体の断面図であり、図13(b)は、側面図である。 水平方向に対する傾きを90°とした蓋体を本体に取り付ける様子を示す説明図であり、図14(a)は、蓋体および本体の断面図であり、図14(b)は、側面図である。 第1実施形態の基端側係合部および第1の蝶着ピンの要部断面図であり、図15(a)〜(c)は蓋体を筐体に取り外す際の状態をそれぞれ示す。 第1実施形態の蓋体に浮力が生じた際の要部断面図であり、図16(a)は、基端側係合部の外れ防止機能を示し、図16(b)は先端側係合部の簡易ロック機能を示す。 第2実施形態の筐体を説明する図であり、図17(a)は蓋体の分解斜視図であり、図17(b)は蓋体の斜視図であり、図17(c)は本体の蝶着ピンの拡大図である。
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態の筐体1について図面を参照して説明する。
図1(a)は、第1実施形態の筐体1の分解斜視図である。本実施形態の筐体1は、蓋体3を上部に備える平面視矩形の箱型である。以下の説明において、筐体1の平面視において長辺が延びる方向を左右方向、短辺が延びる方向を前後方向として各部の説明を行う説明する。また、特に説明がない場合、蓋体3は本体2に取り付け閉状態とした姿勢で各方向(前後、左右、上下)を規定する。
筐体1は、地下に埋設して使用する。本実施形態において、筐体1は、量水器ボックスであり、内部に水道メータ(以下、量水器)を収容する。筐体1は、量水器ボックスとしての利用に限らず、ガスメータ、電気メータ等の地下構造物を収容し、地下構造物を保護する用途に用いることができる。また、筐体1に収容する地下構造物は、上記メータ類に限らず、例えば、電気ケーブルや配管などでもよい。さらに筐体1は、マンホールであってもよい。筐体1がマンホールの場合の地下構造物は、マンホールから地下に降りるための梯子などである。
筐体1は、箱状の本体2と板状の蓋体3とを備える。筐体1は、上側に開口する開口部7を有する。筐体1は、内部に地下構造物を収容する。筐体1の開口部7には、仮想的な2つの基準軸である第1の基準軸J1と第2の基準軸J2とを設定する。第1の基準軸J1と第2の基準軸J2とは、互いに平行である。第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2は、蓋体3の仮想的な回転中心となる。本体2に対して蓋体3は、第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方の基準軸周りに回転して開閉する。蓋体3は本体2に対して回転する基準軸を選択できる。
蓋体3は、本体2に脱着可能に取り付ける。蓋体3は矩形状であり、互いに対向する長辺である先端3aと基端3bとを有している。蓋体3は、本体2に対し基端3b側を中心に回転して本体2の開口部7を開閉する。蓋体3の基端3b側には、本体2の第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方が位置する。蓋体3の基端3bは、第1の基準軸J1および第2の基準軸J2と平行に延びている。蓋体3は第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方を仮想中心にして、先端3a側が昇降するように回転する。これにより、蓋体3は、本体2の開口部7を開閉する。なお、蓋体3の回転中心は、回転角度によって変わる場合があり、蓋体3の回転中心と第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方の基準軸とは必ずしも一致しない。
本体2は、図1(a)に示すように、一対の第1の蝶着ピン(第1の突状軸)26Aと一対の第2の蝶着ピン(第2の突状軸)26Bとを有する。また、蓋体3は、一対の基端側凹状部(基端側軸孔)32と一対の先端側凹状部(先端側軸孔)34とを有する。第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bは、基端側凹状部32および先端側凹状部34の内部に遊嵌して、本体2からの蓋体3の抜け出し防止機能を発揮する。また、基端側凹状部32は、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bのうち何れか一方を選択的に収容して蓋体3の開閉を案内する。
なお本明細書における遊嵌とは、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bと基端側凹状部32および先端側凹状部34との間に間隔(遊び)がある状態で嵌めることである。また、遊嵌は、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bが、基端側凹状部32および先端側凹状部34に緩く係合するような緩合を含む。
以下、各部について詳細に説明する。
<本体>
本体2は、底板6と枠体4と上枠5とを有し、これらを下側から順に組み立てて構成する有底筒状の箱である。本体2を構成する底板6、枠体4および上枠5は、例えば合成樹脂で形成するが、一部又はすべてを金属で形成してもよい。
底板6は枠体4を支持する。底板6は、矩形板状の底面6aと、底面6aの4つの周縁からそれぞれ上方に突出する周縁突出部6bとを有する。
底面6aには、複数の貫通孔11を形成する。貫通孔11は、筐体1に侵入する水などの液体を筐体1外に逃がす水抜き孔である。また、貫通孔11は、筐体1に設置する量水器などの地下構造物の設置に用いる台座の位置決めに使用できる。
周縁突出部6bの上面には、底板6上に枠体4が組み付く。周縁突出部6bの上面には、凸部6cを形成する。凸部6cは、枠体4の下面に形成する凹部(図示略)と嵌合する。これにより、底板6上に枠体4が組み付く。4つの周縁突出部6bのうち、左右に位置する2つの周縁突出部6bの略中央の上部には、半円状の管挿通用凹部12を形成する。
枠体4は、上枠5を支持する。枠体4は、上下面を開口する四角筒形状を有する。枠体4の左右に位置する壁面の略中央の下部には、半円状の管挿通用凹部13を形成する。枠体4の管挿通用凹部13は、底板6の管挿通用凹部12と組み合わさって円形状の孔を形成する。筐体1の内部の量水器から延びる給水管は、この孔を挿通する。
枠体4の上面には、凸部4cを形成する。凸部4cは、上枠5の下面に形成する凹部(図示略)と嵌合する。これにより、上枠5が組み付く。
上枠5は、左右方向に長手方向を有する矩形環形状を有する。また、上枠5は、開口部7を有する。上枠5の開口部7は、本体2の開口部を構成し、蓋体3が開口部7を開閉する。なお、上枠5は、筐体1を設置する場所に応じて異なる厚みの上枠5と交換可能である。
上枠5の上端に位置する上面30は、閉状態時の蓋体3の上面3cと略同一の高さに形成する(図7(a)参照)。また、後段において説明するように、上面30の内方縁のうち、後方に位置する内方縁角部30aは、完全開状態にある蓋体3を支持する(図7(b)参照)。
図2は、筐体1の平面図である。図2において、蓋体3を一部省略して図示する。また、図3は、筐体1の側面図であり、部分的に切欠いて断面を描画した図である。
上枠5は、内側面にからせり出す4つの棚部21、22、23、23と、左右の対向する内側面から突出する一対の第1の蝶着ピン(第1の突状軸)26Aおよび一対の第2の蝶着ピン(第2の突状軸)26Bとを有する。第1の蝶着ピン26Aは、第1の基準軸J1に沿って突出し、第2の蝶着ピン26Bは、第2の基準軸J2に沿って突出する。
棚部は、上枠5の前方側の内側面5aからせり出す前棚部21と、上枠5の左右両側の内側面5aからせり出す一対の側棚部23、23と、上枠5の後方側の内側面5aからせり出す後棚部22と、を含む。棚部21、22、23、23は、閉状態の蓋体3の4辺をそれぞれ下側から支持する。前棚部21と後棚部22とは、前後方向に鏡対象の形状を有している。棚部21、22、23、23の上面には、砂落し用の複数の傾斜面25を形成する。
側棚部23の前後には、案内部28を形成する。図1(a)に示すように案内部28は側棚部23と連続する。案内部28は、第1の基準軸J1および第2の基準軸J2の周りを囲む凹形状を有する。案内部28は、後段において説明するように、蓋体3の摺動面47が摺動することで蓋体3の回転を案内する。
前棚部21の左右両側には、内側面5aより前側に窪んだ形状の係合受け部29を形成する。同様に、後棚部22の左右両側には、係合受け部29を形成する。係合受け部29は、蓋体3を開状態とした場合に、後段において説明する蓋体3の係合突起38を収容する。
第1の蝶着ピン26Aは、上枠5の左右の内側面5aから、それぞれ第1の基準軸J1に沿って突出する。一対の第1の蝶着ピン26Aは、互いに対向する。第1の蝶着ピン26Aは、例えば、それぞれの側棚部23を正面に見るときに左右対称の形状で形成する。同様に、第2の蝶着ピン26Bは、上枠5の左右の内側面5aから、それぞれ第2の基準軸J2に沿って突出して互いに対向する。第2の蝶着ピン26Bは、例えば、それぞれの側棚部23を正面に見るときに左右対称の形状で形成する。第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bは、それぞれ本体2の前方および後方に位置する案内部28の内側に位置している。また、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bは、本体2の開口部7に臨んで形成する。
図1(b)は、図1(a)の領域B1の拡大図である。
図1(b)に示すように、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bは、基準軸J1、J2方向から見て、円形状(又は略円形状)を有する。第1の蝶着ピン26Aは、先端面26cと上側斜面26aと下側斜面26bとを有する。上側斜面26aは、第1の蝶着ピン26Aの先端上部に位置する面であって、第1の蝶着ピン26Aの根元側から先端側に向かって、斜め下方に傾斜する。下側斜面26bは、第1の蝶着ピン26Aの先端下部に位置する面であって、第1の蝶着ピン26Aの根元側から先端側に向かって、斜め上方に傾斜する。上側斜面26aおよび下側斜面26bは、ともに、第1の蝶着ピン26Aを先端側に向かって細める傾斜面である。なお、上側斜面26aは、下側斜面26bと比較して傾斜角度が大きい。言い換えると、図1(c)に示すように、上側斜面26aの水平方向に対する傾斜角度αは、下側斜面26bの基準軸J1、J2(本実施形態において水平方向)に対する傾斜角度βよりも大きい。
上側斜面26aは、蓋体3を本体2に取り付ける際に、後段において説明する基端側係合部51又は先端側係合部52と当接する面である。上側斜面26aの傾斜角度αによって、第1の蝶着ピン26Aは蓋体3の基端側凹状部32(又は先端側凹状部34)に円滑に挿入できる。また、上側斜面26aは、蓋体3を本体2に取り付ける際に、第1の蝶着ピン26Aと基端側凹状部32との間に、クリアランスを形成する。これにより、後述の芯出しガイド9と本体2の内側面5aとの接触が、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとの接触より先に生じる。
一方で、下側斜面26bは、蓋体3を本体2に取り外す際に、基端側係合部51又は先端側係合部52と当接する面である。
図1(b)に示すように、第1の蝶着ピン26Aは、本体2の内側面から一体的に延びる支持部8の先端に位置する。支持部8は、上枠5の内側面5aに設ける孔部5bの内部に上側から下側に向かって延びている。
図1(c)は、第1の蝶着ピン26Aおよび支持部8を含む本体2の断面図である。図1(c)に示すように、支持部8は、根元側に位置する基端側部分8aと基端側部分8aより先端側に位置する弾性変形可能な中間部分8bとを有する。中間部分8bは、曲板状であり、基端側部分8aに比べて薄板状に形成する。中間部分8bは、付勢手段として機能する。中間部分8bは、第1の蝶着ピン26Aが第1の基準軸J1に沿って移動した場合、自身の弾性力により第1の蝶着ピン26Aを初期位置に復帰する力を生じる。
中間部分8bの内側面には、第1の蝶着ピン26Aの上側斜面26aに連続する断面略く字状に屈曲した屈曲面8cを形成する。屈曲面8cにより、中間部分8bは、蓋体3の基端側係合部51又は先端側係合部52との接触によって容易に変形する。また、中間部分8bの外側面には、応力分散のために複数(例えば2つ)の凸形状を有する波状面8dを形成する。中間部分8bの変形時には、波状面8dが応力を分散して、支持部8の破損を抑制できる。
なお、ここでは、第1の蝶着ピン26Aについて説明したが、第2の蝶着ピン26Bも同様の構成を有する。すなわち、第2の蝶着ピン26Bは、孔部5bの内部に位置する支持部8の下側の先端に設ける。第2の蝶着ピン26Bは、支持部8の中間部分8bが弾性変形することで第2の基準軸J2に沿って移動可能である。中間部分8bは、第2の蝶着ピン26Bを付勢するまた、第2の蝶着ピン26Bは、先端面26cと上側斜面26aと下側斜面26bとを有する。
<蓋体>
次に、蓋体3について具体的に説明する。図4は、蓋体3を斜め下方から見た斜視図である。図5(a)は、蓋体3を斜め上方から見た斜視図であり、図5(b)、(c)は、それぞれ蓋体3の先端側凹状部(先端側軸孔)34および基端側凹状部(基端側軸孔)32の拡大図である。蓋体3は、板部材45と一対の基端側係合部51と一対の先端側係合部52とを有する。
板部材45は、例えば左右方向に長手方向を有する矩形板状に形成する。板部材45は、例えば、合成樹脂で形成するが、強度が必要な場合は金属で形成する。板部材45は、基端3bの左右両側にそれぞれ基端側係合部51を一体的に形成し、先端3aの左右両側にそれぞれ先端側係合部52を一体的に形成する。基端側係合部51には、蓋体3の左右方向の外側に向かって開口する基端側凹状部(軸孔)32を設ける。同様に、先端側係合部52には、蓋体3の左右方向の外側に向かって開口する先端側凹状部(軸孔)34を設ける。
図4に示すように、板部材45は、基端3b側に摺動面47を有する。摺動面47は、板部材45の基端3b側の蓋体3を本体2に取り付ける状態の第1の基準軸J1の周りに形成する。摺動面47は、第1の基準軸J1を略中心とした略円弧状の湾曲面である。摺動面47の下端には、係合段部39を設ける。係合段部39は左右方向長手状である。係合段部39は、蓋体3が第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2を中心に回動するときに本体2の案内部28を摺動して蓋体3の回動を案内する。また、係合段部39は、側棚部23の前方と後方とのそれぞれ端部に位置する側棚端部23aに当接して蓋体3の開状態を保持する。
図5(a)に示すように、一対の基端側係合部51は、蓋体3の基端3b側の左右方向両端部の同軸上に位置する。一対の基端側係合部51は、板部材45の左右両側において、下側に向かって膨らむ下方膨出形状を有する。基端側係合部51は、基端側係合部51を正面に見るとき、略左右対称の形状で、下面が前後方向に所定幅を有して下方へ凸の湾曲面状の湾曲面33を形成する。一対の基端側係合部51は、それぞれ本体2の案内部28に収まる。
一対の基端側係合部51の下側に位置する湾曲面33には、図4に示すように、基端3b側後方に延びる係合突起38を設ける。係合突起38は、蓋体3を本体2に取り付ける状態で、第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2と直交する方向に延びる。係合突起38は、側面視略三角形状をなす。
係合突起38は、蓋体3が閉状態において後方に向かって延び、上枠5の係合受け部29が係合突起38を収容する。閉状態の蓋体3は、係合受け部29が係合突起38を収容するため、自動車等の通過などによる衝撃が加わる場合でも、基端3b側の跳ね上がりを防止できる。
また、係合突起38は、蓋体3が開状態において下方に向かって延びる。したがって、蓋体3を開状態とする際には、係合受け部29が係合突起38を収容しない。このため、筐体1は、本体2から蓋体3を開状態で取り外しできる。
図5(c)に示すように、一対の基端側係合部51は、それぞれ基端側凹状部32を形成する。一対の基端側凹状部32は、蓋体3の外周の互いに逆側に開口する。基端側凹状部32は、側面視で上側に水平な直径線を有する半円状をなす。また、基端側係合部51には、基端側凹状部32の周囲から第1の基準軸J1に沿って外側に突出する芯出しガイド9を設ける。
図6(a)、(b)は、基端側凹状部32に第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを収容した状態の断面図であり、図6(a)は、蓋体3の閉状態を示し、図6(b)は、蓋体3の開状態を示す。
蓋体3は、一対の基端側凹状部32が一対の第1の蝶着ピン26A又は一対の第2の蝶着ピン26Bのうち何れか一方を収容して、本体2に取り付く。蓋体3を本体2に取り付けた状態で、一対の基端側凹状部32は、第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2に沿って形成する。
図6(a)、(b)に示すように、本体2に蓋体3を取り付けた状態において、基端側凹状部32は、第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを収容する。基端側凹状部32は、例えば第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bの直径よりも十分に大きい直径を有している。また、蓋体3は、本体2の棚部21、22、23、23が支持する。したがって、基端側凹状部32に収容した第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bは、蓋体3が閉状態のときも開状態のときも、基端側凹状部32の内周面に当接しない。すなわち、基端側凹状部32に収容する第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bは、基端側凹状部32内を遊嵌する。このため、本体2に蓋体3を取り付ける状態において第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bには、負担が加わらない。
図5(c)に示すように、基端側係合部51は、基端側凹状部32の外側から縁部32aに向かって傾斜する取付抵抗低減面(第1の傾斜面)36を有する。取付抵抗低減面36は、閉状態の蓋体3の下側に位置している。本実施形態において、取付抵抗低減面36は、所定の曲率で湾曲した傾斜面であるが、直線的に面取りした傾斜面でもよい。
基端側係合部51は、基端側凹状部32の内周面に、取外抵抗低減面(第2の傾斜面)37と、抜け防止面40とを有する。取外抵抗低減面37と抜け防止面40とは、基端側凹状部32の内周面において基端側凹状部32の周方向に互いに隣り合っている。取外抵抗低減面37は、基端側凹状部32の深さ方向に対して十分な角度で傾斜している。一方で、抜け防止面40は、基端側凹状部32の深さ方向に対して、傾斜しないか、傾斜してもその傾斜角が僅かである。即ち、抜け防止面40は、基端側凹状部32の深さ方向と略平行の面である。なお、基端側凹状部32の深さ方向とは、蓋体3を本体2に取り付けた状態で、第1の基準軸J1および第2の基準軸J2が延びる方向と一致する。
図6(a)に示すように、閉状態の蓋体3において、基端側凹状部32は、抜け防止面40が上側を向く姿勢となる。また、図6(b)に示すように、開状態の蓋体3において、基端側凹状部32は、取外抵抗低減面37が上側を向く姿勢となる。
なお、本実施形態において、取外抵抗低減面37は、所定の曲率で湾曲した傾斜面であるが、直線的に面取りした傾斜面であってもよい。
図5(a)に示すように、一対の先端側係合部52は、蓋体3の先端3a側の左右方向両端部の同軸上に位置する。基端側係合部51と同様に、一対の先端側係合部52は、板部材45の左右両側において、下側に向かって膨らむ下方膨出形状を有する。先端側係合部52は、先端側係合部52を正面に見るとき、略左右対称の形状で、下面が前後方向に所定幅を有して下方へ凸の湾曲面状の湾曲面33を形成する。一対の先端側係合部52は、それぞれ本体2の案内部28に収まる。
図5(c)に示すように、芯出しガイド9は、基準軸方向から見て筋状に延びており、直線部9aと連続部9bとを有する。直線部9aは、基端側凹状部32の上側に位置し、蓋体3の上面3cと略平行に延びる。連続部9bは、直線部9aの一端から下側に連続して延びる。連続部9bは、基端側凹状部32に対して蓋体3の先端側に位置する。
図6(a)、(b)に示すように、芯出しガイド9は、本体2の内側面5aと基端側係合部51と間の隙間を減少する高さに突出形成する。
芯出しガイド9は、蓋体3を本体2に取り付けるとき、本体2に対して蓋体3がいかなる角度で進行しても、第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)が基端側凹状部32に係合する前に本体2の内側面5aに接する。言い換えると、蓋体3の取り付け工程において、芯出しガイド9は、基端側凹状部32と第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)とが当接する前に、本体2の開口部7の内側面5aに当接して蓋体3を本体2の開口部7に案内する。
また、芯出しガイド9は、本体2に対して蓋体3が開閉するときに、本体2の内側面5aに当接して摺動する。つまり、芯出しガイド9は、蓋体3と本体2との隙間を少なくし、ガタツキを少なくして、回転する蓋体3の回転を安定する役割を果たす。
図5(b)に示すように、一対の先端側係合部52は、それぞれ先端側凹状部34を形成する。一対の先端側凹状部34は、蓋体3の外周の互いに逆側に開口する。先端側凹状部34は、側面視で上側に水平な直径線を有する半円状をなす。
上述したように蓋体3は、一対の基端側凹状部32が一対の第1の蝶着ピン26A又は一対の第2の蝶着ピン26Bのうち何れか一方の蝶着ピンを収容して、本体2に取り付く。また、蓋体3は、基端3b側を中心に回転し開閉する。これに対して、一対の先端側凹状部34は、蓋体3の閉状態で、一対の第1の蝶着ピン26A又は一対の第2の蝶着ピン26Bのうち他方の蝶着ピンを収容する。また、一対の先端側凹状部34は、蓋体3の開状態では、他方の蝶着ピンを収容しない。すなわち、一対の先端側凹状部34は、開閉に伴って蝶着ピンが出入りする(図8(a)〜(c)、図9(a)〜(c))。
先端側凹状部34は、例えば第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bの直径よりも十分に大きい直径を有している。また、閉状態の蓋体3は、本体2の棚部21、22、23、23が支持する。したがって、先端側凹状部34に収容した第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bは、閉状態の蓋体3の先端側凹状部34の内周面に当接しない。すなわち、閉状態において、先端側凹状部34に収容した第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bは、先端側凹状部34内を遊嵌する。このため、蓋体3を取り付けた状態において第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bには、負担が加わらない。
図5(b)に示すように、先端側係合部52は、先端側凹状部34の外側から縁部34aに向かって傾斜する閉抵抗低減面(第3の傾斜面)42を有する。閉抵抗低減面42は、閉状態の蓋体3の下側に位置している。また、先端側係合部52は、先端側凹状部34内側から縁部34aに向かって傾斜する開抵抗低減面(第4の傾斜面)41を有する。開抵抗低減面41は、閉状態の蓋体3において上側を向く面である。本実施形態において、閉抵抗低減面42および開抵抗低減面41は、所定の曲率で湾曲した傾斜面であるが、直線的に面取りした傾斜面でもよい。
<開閉時の蓋体基端側の作用>
次に、筐体1の作用等を説明する。以下の説明において、第1の蝶着ピン26Aを基端側凹状部32に収容したものとして説明する。なお、第2の蝶着ピン26Bを基端側凹状部32に収容した場合であっても、同様の作用を奏する。
まず、蓋体3を本体2に対して回動する場合について、図7を参照して説明する。図7(a)、(b)は、第1の基準軸J1と直交し、基端側係合部51を横切る面で断面を取った断面図である。図7(a)、(b)は、それぞれ第1の蝶着ピン26Aを中心として拡大した図である。図7(a)は、蓋体3の閉状態を示し、図7(b)は、蓋体3の開状態を示す。
図7(a)に示す蓋体3が閉状態の筐体1は、本体2の前後左右4つの棚部21、22、23、23によって蓋体3を水平姿勢に支持する。またこのとき、蓋体3の基端側凹状部32は、内部に第1の蝶着ピン26Aを収容する。基端側凹状部32は、第1の蝶着ピン26Aを遊嵌可能な寸法で形成し、基端側凹状部32の内面は、第1の蝶着ピン26Aと接触しない。つまり、蓋体3が閉状態のときの第1の蝶着ピン26Aには、基端側凹状部32の内周面との当接による負荷が掛からない。
閉状態(図7(a))から蓋体3を開方向に回動すると、蓋体3の摺動面47が、本体2の案内部28上を摺動して、開状態(図7(b))となる。開状態の蓋体3は、摺動面47の下端に位置する係合段部39が、側棚部23の後方端部に位置する側棚端部23aに当接する。即ち、閉状態から開状態に移行する際に、案内部28は、蓋体3の係合段部39を側棚部23の側棚端部23aまで案内する。
閉状態から開状態の移行において、基端側凹状部32の寸法は、第1の蝶着ピン26Aが遊嵌可能であるため、第1の蝶着ピン26Aは基端側凹状部32と当接することがなく、第1の蝶着ピン26Aに負荷が掛からない。
また、第1の蝶着ピン26Aの突出高さによっては、第1の蝶着ピン26Aの先端面26cが基端側凹状部32の奥行面に当接する場合がある。この場合には、支持部8の中間部分8bが撓んで第1の蝶着ピン26Aが第1の基準軸J1に沿って左右方向に移動するため、第1の蝶着ピン26Aへの負荷は軽減する。このように、蓋体3は、閉状態から開状態への移行においても、第1の蝶着ピン26Aに掛かる負荷を低減できる。
また、図6(a)、(b)に示すように、閉状態から開状態の移行(又は閉状態から開状態の移行)において、芯出しガイド9は、本体2の内側面5aと摺動する。これにより、開閉時の本体2に対する蓋体3のガタツキを少なくして安定した開閉を実現でき、不用意な蓋体3の外れを防止できる。
図7(b)に示す開状態の蓋体3の係合段部39は、側棚部23の側棚端部23aと当接し係合する。係合段部39と側棚端部23aとの係合は、蓋体3の開方向への回動角度を規制する。また、本体2の上面30の内方縁角部30aは、蓋体3の上面3cと当接して、蓋体3の開方向への回動角度を規制する。その結果、図7(b)に示すように、本体2は、蓋体3を、側棚端部23aと内方縁角部30aとの2カ所で支持して、蓋体3の起立姿勢を維持する。なお、案内部28と側棚端部23aとの間には間隙27を設ける。起立姿勢となった蓋体3の摺動面47は間隙27に入り込む。これにより、蓋体3は、安定して開状態を保持できる。
なお、蓋体3を図7(a)の閉状態から図7(b)の開状態まで回動する際或いはその開状態からその閉状態まで回動する際の回動角度θは、例えば110度(略110度を含む)である。
開状態の蓋体3において、基端側凹状部32は、内部に第1の蝶着ピン26Aを収容している。基端側凹状部32は、蓋体3が開状態においても第1の蝶着ピン26Aを遊嵌可能な寸法で形成し、基端側凹状部32の内面は第1の蝶着ピン26Aと接触しない。つまり、蓋体3が閉状態のときの第1の蝶着ピン26Aには、基端側凹状部32の内周面との当接による負荷が掛からない。
このように、蓋体3の開状態時および閉状態時の何れにおいても、基端側凹状部32の収容する第1の蝶着ピン26Aは遊嵌状態である。これにより、第1の蝶着ピン26Aには負荷が掛かり難く、第1の蝶着ピン26Aのクリープの発生を抑制できる。また、基端側凹状部32と第1の蝶着ピン26Aとは、蓋体3の回動時においてもほとんど非接触であり回動時の第1の蝶着ピン26Aの損傷も抑制できる。
<開閉時の蓋体先端側の作用>
次いで、蓋体3の開閉に伴う、先端側凹状部34の作用について図8および図9を参照して説明する。なお、ここでは第1の蝶着ピン26Aを基端側凹状部32に収容し、第1の蝶着ピン26Aを中心として蓋体3が回転し開閉する場合について説明する。したがって、蓋体3が閉状態において、先端側凹状部34は、第2の蝶着ピン26Bを収容する。なお、蓋体3が第2の蝶着ピン26Bを中心として回転して開閉する場合も同様の作用を奏する。
図8(a)〜(c)および図9(a)〜(c)は、先端側凹状部34に第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを収容した状態の断面図である。
図8(a)〜(c)は、先端側凹状部34に第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを収容する状態の断面図であり、蓋体3の開状態から閉状態に移行する際の状態を示す。
作業者は、蓋体3の先端3a側を下側に押し込むことで蓋体3を閉じることができる。
図8(a)、(b)に示すように、蓋体3が開状態から閉状態に移行する際に、先端側係合部52は、下降して第2の蝶着ピン26Bに近づく。作業者は、蓋体3の先端3a側を下側に向けて押し込む。
図8(b)に示すように、蓋体3の先端3aの降下途中で、蓋体3の先端側係合部52と第2の蝶着ピン26Bとが当接する。具体的には、蓋体3の先端3aの降下途中で、先端側係合部52の下側に位置する閉抵抗低減面(第3の傾斜面)42と第2の蝶着ピン26Bの上側斜面26aとが当接する。閉抵抗低減面42と上側斜面26aとは、互いに同方向に傾いている。閉抵抗低減面42と上側斜面26aとが当接した状態で、蓋体3がさらに降下すると、閉抵抗低減面42と上側斜面26aとは、円滑に滑り合って第2の蝶着ピン26Bが外側に向かって移動する力を与える。これにより、第2の蝶着ピン26Bは、支持部8の中間部分8bを撓ませて外側に移動する。すなわち、第2の蝶着ピン26Bは、中間部分8bの弾性力に抗して本体2の左右方向外側へ移動する。このように、閉抵抗低減面42は、第2の蝶着ピン26Bを先端側凹状部34の内部に案内する。
図8(c)に示すように、さらに蓋体3を降下すると、先端側係合部52と第2の蝶着ピン26Bとの当接は、解除(閉抵抗低減面42による押圧の解除)する。このとき、蓋体3を閉じている作業者には、当接の解除に伴うクリック感が伝わる。したがって、作業者は、暗所においても蓋体3が確実に閉じたことを容易に判別できる。
図9(a)〜(c)は、先端側凹状部34に第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを収容した状態の断面図であり、蓋体3の閉状態から開状態に移行する際の状態を示す。
作業者は、蓋体3の先端3a側を持ち上げることで蓋体3を開くことができる。
図9(a)、(b)に示すように、閉状態から開状態に移行する際に、先端側係合部52が上方に移動する。
図9(b)に示すように、蓋体3の先端3aを上方に持ち上げる途中で、蓋体3の先端側係合部52と本体2の第2の蝶着ピン26Bとが当接する。より具体的には、先端側係合部52の先端側凹状部34の内周面に設ける開抵抗低減面(第4の傾斜面)41と第2の蝶着ピン26Bの下側斜面26bとが当接する。開抵抗低減面41と下側斜面26bとは、互いに同方向に傾いている。開抵抗低減面41と下側斜面26bとが当接する状態で蓋体3がさらに持ち上がることにより、開抵抗低減面41と第2の蝶着ピン26Bとは、円滑に滑り合って第2の蝶着ピン26Bが外側に向かって移動する力を与える。これにより、第2の蝶着ピン26Bは、支持部8の中間部分8bを撓ませて外側に移動する。すなわち、第2の蝶着ピン26Bは、中間部分8bの弾性力に抗して本体2の左右方向外側へ移動する。このように、開抵抗低減面41は、第2の蝶着ピン26Bを先端側凹状部34の外側に案内する。
開抵抗低減面41と下側斜面26bとは、第2の蝶着ピン26Bを円滑に移動して第2の蝶着ピン26Bに加わる負荷を低減する機能を果たす。なお、開抵抗低減面41と下側斜面26bとをともに設けることが好ましいが、少なくとも開抵抗低減面41を設ければ、この機能を発揮できる。
図9(c)に示すように、さらに蓋体3の先端3aを上昇すると、先端側係合部52と第2の蝶着ピン26Bとの当接は、解除(開抵抗低減面41による押圧の解除)する。先端側係合部52は、支持部8の中間部分8bの弾性復元力により初期位置に復帰する。
作業者は、以上の手順を経て蓋体3を開くことができる。上述したように、作業者が蓋体3を開く際には、中間部分8bが弾性変形する。したがって、蓋体3を開く作業には、中間部分8bの弾性力に抗して蓋体3の先端3aを持ち上げ力を加える必要がある。このため、蓋体3は、簡易なロックをなした状態で閉じていることになる。すなわち、自動車等の通過などによる衝撃が加わった場合であっても、先端3a側の跳ね上がりを防止できる。
<蓋体を取り付ける際の作用>
次いで、蓋体3を本体2に対して取り付ける場合について、図10を参照して説明する。
図10(a)〜(c)は、蓋体3を本体2に取り付ける手順を示す図である。
まず、作業者は、蓋体3の開閉方向を選択する。すなわち、第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れを中心として蓋体3が回転するかを選択する。ここでは、第1の基準軸J1を選択する場合について説明するが第2の基準軸J2を選択する場合も、同様の作用を奏する。
次に、作業者は、本体2に向けて蓋体3の先端3a側を手で持ちながら、例えば蓋体3を開方向に約10度から約90度傾ける状態として、さらに蓋体3をゆっくりと降下する。作業者は、図10(a)に示すように、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとを重ね合わせるように蓋体3を降下する。
図10(b)に示すように、蓋体3の降下途中で、蓋体3の基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとが当接する。より具体的には、蓋体3の降下途中で、基端側係合部51の下側に位置する取付抵抗低減面36と第1の蝶着ピン26Aの上側斜面26aとが当接する。取付抵抗低減面36と上側斜面26aとは、互いに同方向に傾いている。取付抵抗低減面36と上側斜面26aとが当接した状態で、蓋体3がさらに降下すると、取付抵抗低減面36と上側斜面26aとは、円滑に滑り合って第1の蝶着ピン26Aが外側に向かって移動する力を与える。これにより、第1の蝶着ピン26Aは、中間部分8bを撓ませて外側に移動する。すなわち、第1の蝶着ピン26Aは、中間部分8bの弾性力に抗して本体2の左右方向外側へ移動する。このように、取付抵抗低減面36は、第1の蝶着ピン26Aを基端側凹状部32の内部に案内する。
取付抵抗低減面36と上側斜面26aとは、第1の蝶着ピン26Aを円滑に移動して、第1の蝶着ピン26Aに加わる負荷を低減する機能を果たす。なお、取付抵抗低減面36と上側斜面26aとをともに設けることが好ましいが、少なくとも取付抵抗低減面36を設ければ、この機能を発揮できる。
図10(c)に示すように、さらに蓋体3を降下すると、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとの当接が解除(取付抵抗低減面36による押圧の解除)する。基端側係合部51は、中間部分8bの弾性復元力により初期位置に復帰して、蓋体3を本体2に取り付けできる。
以上の手順を経て、作業者は、蓋体3の基端側凹状部32に本体2の第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)を挿入して蓋体3を本体2に取り付けできる。なお、作業者が蓋体3を開方向に傾けているため、蓋体3の係合突起38は本体2の係合受け部29に干渉しない。このように、作業者は、蓋体3を降下するだけで、蓋体3を本体2に容易に取り付けできる。
なお、蓋体3に係合突起38を設けず、本体2に係合受け部29を設けない場合は、取り付けに際して、蓋体3を開方向に傾ける必要がない。したがって、この場合には、作業者は、蓋体3の姿勢を気にすることなく、蓋体3を本体2の開口部7に押し下げるのみで、蓋体3の基端側凹状部32に本体2の第1の蝶着ピン26A又は第2の蝶着ピン26Bを挿入できる。
<蓋体を取り付ける際の芯出しガイドの作用>
次に、上述した蓋体3の取り付け時の芯出しガイド9の作用について、図11〜図14を基に説明する。図11〜図14は、水平方向に対する蓋体3の角度を0°〜90°の間で様々に変えた場合の本体2に取り付ける様子を示す説明図である。また、図11〜図14の(a)は、蓋体3および本体2の断面図であり、(b)は、側面図である。
(蓋体3の傾き0°又は30°の場合)
図11は、蓋体3を本体2に対して傾けずに(水平方向に対して0°として)取り付ける場合を示す。また、図12は、蓋体3を水平方向に対して30°傾けて取り付ける場合を示す。これらの場合、蓋体3を本体2に向かって降下させると、基端側係合部51が第1の蝶着ピン26Aと接触する前に、本体2の上面30より下方に芯出しガイド9の連続部9bが侵入する。図11(a)、図12(a)に示すように、第1の蝶着ピン26Aの上側斜面26aは、基端側係合部51との間にクリアランスを形成する。これにより、芯出しガイド9の開口部7への侵入が、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとの接触より先に生じる。蓋体3の姿勢が、本体2の開口部7の形状に対して傾いたり、一方の内側面5aに偏った状態で蓋体3が本体2に向かって降下した場合に、芯出しガイド9の連続部9bが、本体2の内側面5aに接触して、蓋体3の姿勢を開口部7に沿った方向に修正する。
(蓋体3の傾き60°又は90°の場合)
図13は、蓋体3を水平方向に対して60°傾けて取り付ける場合を示す。また、図14は、蓋体3を水平方向に対して90°傾けて取り付ける場合を示す。これらの場合、蓋体3を本体2に向かって降下させると、基端側係合部51が第1の蝶着ピン26Aと接触する前に、本体2の上面30より下方に芯出しガイド9の直線部9aが侵入する。図13(a)、図14(a)に示すように、第1の蝶着ピン26Aの上側斜面26aは、基端側係合部51との間にクリアランスを形成する。したがって、水平方向に対して0°又は30°傾ける場合と同様に、芯出しガイド9の直線部9aが、本体2の内側面5aに接触して、本体2の開口部7に蓋体3を円滑に案内する。
図11〜図14を基に説明したように、蓋体3を本体2に取り付けるとき、蓋体3を水平面に対していかなる角度で傾けて取り付ける場合であっても、芯出しガイド9が蓋体3の内側面5aに接触し第1の基準軸J1に対する蓋体3の姿勢を維持して、基端側係合部51が第1の蝶着ピン26Aと接触する。これにより、芯出しガイド9は、本体2の開口部7に蓋体3を円滑に案内する。基端側凹状部32と第1の蝶着ピン26Aとを、望ましい姿勢で係合させることができ、第1の蝶着ピン26Aに無理な力が掛からずに破損を防止できる。
<蓋体を取り外す際の作用>
次いで、蓋体3を本体2から取り外す場合について、図15を参照して説明する。なお、ここでは、基端側凹状部32が第1の蝶着ピン26Aを収容した状態からの取り外しについて説明するが、基端側凹状部32が第2の蝶着ピン26Bを収容した状態からの取り外しについても同様の作用を奏する。図15(a)〜(c)は、蓋体3を本体2から取り外す手順を示す図である。
まず、図15(a)に示すように、蓋体3を開方向へ回動(例えば90度〜110度)して起立姿勢の開状態にする。さらに、この蓋体3を起立姿勢のまま上方に持ち上げる。この蓋体3の起立姿勢は、蓋体3の取外抵抗低減面37と第1の蝶着ピン26Aとの位置合わせを意味する。
図15(b)に示すように、蓋体3を上方に持ち上げる途中で、蓋体3の基端側係合部51と本体2の第1の蝶着ピン26Aとが当接する。より具体的には、基端側係合部51の基端側凹状部32の内周面に設ける取外抵抗低減面37と第1の蝶着ピン26Aの下側斜面26bとが当接する。取外抵抗低減面37と下側斜面26bとは、互いに同方向に傾いている。取外抵抗低減面37と下側斜面26bとが当接する状態で蓋体3がさらに持ち上がることにより、取外抵抗低減面37と第1の蝶着ピン26Aとは、円滑に滑り合って第1の蝶着ピン26Aが外側に向かって移動する力を与える。これにより、第1の蝶着ピン26Aは、中間部分8bを撓ませて外側に移動する。すなわち、第1の蝶着ピン26Aは、中間部分8bの弾性力に抗して本体2の左右方向外側へ移動する。このように、取外抵抗低減面37は、第1の蝶着ピン26Aを基端側凹状部32の外側に案内する。
取外抵抗低減面37と下側斜面26bとは、第1の蝶着ピン26Aを円滑に移動して第1の蝶着ピン26Aに加わる負荷を低減する機能を果たす。なお、取外抵抗低減面37と下側斜面26bとをともに設けることが好ましいが、少なくとも取外抵抗低減面37を設ければ、この機能を発揮できる。
ところで、図5(c)に示すように、取外抵抗低減面37は、基端側凹状部32の内周面の周方向において、蓋体3の基端3b側にのみ形成する。即ち、取外抵抗低減面37は、蓋体3を開方向へ回動(例えば90度〜110度)して起立姿勢の開状態で、上側を向く部分にのみ形成する。また、基端側凹状部32の内周面の周方向において、取外抵抗低減面37以外の領域には、第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2に対して、殆ど傾斜しない抜け防止面40を形成する。図6(a)に示すように抜け防止面40は、第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2に対して傾斜しないために、第1の蝶着ピン26Aが左右方向に移動できない。したがって、抜け防止面40が下側に位置する状態で蓋体3が上方に移動しようとしても、第1の蝶着ピン26Aが抜け防止面40に係止して蓋体3が不用意に外れることがない。
このように、取外抵抗低減面37と抜け防止面40とは、蓋体3が、本体2に対して一定の角度で開状態にする場合にのみ、蓋体3の取り外しを許容する。
図15(c)に示すように、さらに蓋体3を上昇すると、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとの当接は、解除(取外抵抗低減面37による押圧の解除)する。基端側係合部51は、中間部分8bの弾性復元力により初期位置に復帰する。
以上の手順を経て、作業者は、本体2の第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)を蓋体3の基端側凹状部32内から挿出し、蓋体3を本体2から取り外しできる。このように、作業者は、蓋体3を起立姿勢にして上方に持ち上げるだけで蓋体3を本体2から容易に取り外しできる。
また、蓋体3の取り外しにおいても、取り付け時と同様に、芯出しガイド9が、蓋体3の内側面5aに接触し第1の基準軸J1に対する蓋体3の姿勢を維持する。これにより、蓋体3が不用意な姿勢とならず、第1の蝶着ピン26Aに無理な力が掛かることを抑制できる。
なお、この蓋体3の取り外し時には、蓋体3を図7(b)に示す開状態(回動角度θ=110度)まで回動する必要はない。例えば90度〜110度の範囲内の回動角度で、蓋体3を開方向へ回動すればよい。換言すると、蓋体3の基端側係合部51の取外抵抗低減面37は、蓋体3を水平姿勢の閉状態から所定範囲内の回動角度で開方向に回動して持ち上げた場合にのみ、第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)に当接する。
<外れ防止機能および簡易ロック機能>
次いで、大雨時の洪水等により、冠水が発生した場合の筐体1の状態について、図16(a)、(b)を参照して説明する。冠水が発生し筐体1が水没すると蓋体3に浮力が生じる場合がある。ここでは、蓋体3に浮力が生じた場合の蓋体3の基端側係合部51における外れ防止機能および先端側係合部52における簡易ロック機能について説明する。なお、以下の説明において、第1の蝶着ピン26Aを基端側凹状部32に収容するものとして説明するが、第2の蝶着ピン26Bを基端側凹状部32に収容した場合であっても、同様の作用効果を奏する。
図16(a)は、基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aの断面図であり、蓋体3に浮力が生じた場合の外れ防止機能を説明する図である。
筐体1が水没すると、蓋体3には浮上しようとする浮力が掛かる。この場合には、本体2の第1の蝶着ピン26Aと蓋体3の抜け防止面40とが互いに当接する。基端側凹状部32の内周面の抜け防止面40は、取外抵抗低減面37に比べて曲率半径がかなり小さい。このため、筐体1は、第1の蝶着ピン26Aと基端側凹状部32の抜け防止面40との当接によって、本体2から蓋体3の抜け出しを防止できる。また、蓋体3は、蓋体3の係合突起38が本体2の係合受け部29に係合しているので、閉状態の蓋体3の離脱をさらに確実に防止できる。
図16(b)は、先端側係合部52と第2の蝶着ピン26Bの断面図であり、蓋体3に浮力が生じた場合の簡易ロック機能を説明する図である。
蓋体3に浮力が掛かると、上述したように基端側係合部51が蓋体3の基端3b側を係止しているために、蓋体3が開方向に回動しようとする力が生じる。この場合には、本体2の第2の蝶着ピン26Bと蓋体3の開抵抗低減面41が互いに当接する。先端側係合部52の開抵抗低減面41は傾斜しているために、上述の抜け防止面40と比較して、第2の蝶着ピン26Bが抜け出しやすい。そのため、開抵抗低減面41の傾斜角度は、蓋体3の浮力に対し、中間部分8bが撓んで第2の蝶着ピン26Bが左右方向外側に移動するための応力が大きくなるように設定することが好ましい。これにより、浮力により蓋体3が開くことを抑制できる。また、蓋体3が開かないことで、蓋体3の係合突起38が本体2の係合受け部29から離れることがなく、蓋体3の離脱をさらに確実に防止できる。
<効果>
以上に説明したように、本実施形態の筐体1によれば、蓋体3を本体2に取り付けるとき、蓋体3を水平面に対していかなる角度で傾けて取り付ける場合でも、芯出しガイド9が蓋体3の内側面5aに接触し第1の基準軸J1に対する蓋体3の姿勢を維持して、基端側係合部51が第1の蝶着ピン26Aと接触する。これにより、芯出しガイド9は、本体2の開口部7に蓋体3を円滑に案内する。基端側凹状部32と第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)とを、望ましい姿勢で係合できて、第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)に無理な力が掛からずに破損を防止できる。加えて、芯出しガイド9は、開閉時に本体2の内側面5aと摺動するため、本体2に対する蓋体3のガタツキを少なくして安定した開閉を実現でき、不用意な蓋体3の外れを防止できる。
また、本実施形態の筐体1によれば、筐体1の設置場所の状況に応じて、蓋体3の開閉方向を第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方を選択することができる。したがって、本体2を地下に埋設した後に、本体2の周囲に新たな構造物を設置して蓋体3の開閉が困難となる場合にも、容易に蓋体3の開閉方向を変更できる。
また、本実施形態の筐体1によれば、本体2に対する蓋体3の取り付け作業および取り外し作業が容易であるとともに、本体2から蓋体3の不用意な外れを防止できる。
また、蓋体3の取付時には、取付抵抗低減面36と第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)とが当接し、蓋体3の取外時には、取外抵抗低減面37と第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)とが当接する。このため、蓋体3の取り付け作業および取り外し作業が容易である。
さらに、蓋体3の取外抵抗低減面37は、蓋体3を水平姿勢の閉状態から所定範囲内の回動角度で回動して持ち上げた場合にのみ、第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)と当接する。このため、蓋体3の不用意な抜け出しを防止できる。
また、蓋体3の閉状態時および開状態時に基端側係合部51と第1の蝶着ピン26Aとが接触しても、左右方向に第1の基準軸J1に沿って第1の蝶着ピン26Aが移動するので互いに強く接触しない。このため、蓋体3の閉状態時および開状態時における第1の蝶着ピン26Aの損傷を防止できる。
また、本実施形態の筐体1によれば、本体2の第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bを本体から延びる支持部8の先端に設ける。支持部8は、本体2から一体的に延びている。これにより、支持部8は弾性変形可能な中間部分8bを有し中間部分8bの撓みにより、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bを第1の基準軸J1又は第2の基準軸J2に沿って移動できる。したがって、単純かつ安価な構造で第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bを付勢できる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態として、図17(a)〜(c)を基に説明する。上述の第1実施形態では、本体2の蝶着ピン26A、26Bが基準軸J1、J2に沿って移動可能な構成であった。これに対して第2実施形態では、本体102の蝶着ピン126に対して、基端側係合部171Aおよび先端側係合部171Bが左右方向内側に移動する構成を有する。第1実施形態の芯出しガイド9に相当する芯出しガイド109は、基端側係合部171Aに形成する。なお、上述の第1実施形態と同一態様の機能を有する構成要素については、同一名称を付し詳細な説明を省略する。
図17(a)、(b)は、第2実施形態の蓋体104を説明する図であり、図17(a)は、蓋体104の分解斜視図であり、図17(b)は、蓋体104の斜視図である。また、図17(c)は、第2実施形態の本体102を説明する図であり、蝶着ピン126の拡大図である。
図17(c)に示すように、本体102の蝶着ピン126は、開口部の内側面105aに直接的に形成し、第1実施形態と比較して支持部を有していない。したがって、本実施形態の蝶着ピン126は、左右方向に移動しない。
図17(a)、(b)に示すように、蓋体104は、板部材165と基端側係合部構造体166Aと先端側係合部構造体166Bとを有する。基端側係合部構造体166Aは、基端側係合部171Aを有する。一方で先端側係合部構造体166Bは、先端側係合部171Bを有する。基端側係合部171Aと先端側係合部171Bとは、主に芯出しガイド109の有無が異なる。
図17(a)に示すように、板部材165は、取付部168を有する。取付部168には、基端側係合部構造体166Aおよび先端側係合部構造体166Bを取り付けるために、例えば、ねじ穴183を4カ所形成する。
基端側係合部構造体166Aは、カバー部材173と基端側係合部171Aと弾性部材(付勢手段)172と固定板169とを有する。カバー部材173および固定板169は、基端側係合部171Aおよび弾性部材172を囲み、これらを保持する。基端側係合部171Aは、カバー部材173および固定板169の内側において、左右方向に移動可能である。弾性部材172は、基端側係合部171Aを左右方向外側に付勢する。
カバー部材173は、板状の一対の基板173aと、基板173a同士を繋ぐ断面円弧状の壁部173bと、を有する。
一対の基板173aには、板部材165のねじ穴183に取り付けるねじ191を挿通する合計2つの孔174を形成する。また、一対の基板173aには、カバー部材173を固定板169に取り付けるねじ192が挿通する合計2つの孔175を形成する。
壁部173bの外周面には、本体102側の係合受け部29(図1(a)参照)と係合する係合突起106を形成する。また、壁部173bの内周面には、摺動溝176を形成する。壁部173bは、左右方向外側から内側に向かって延びる切欠部177を形成する。
基端側係合部171Aは、有底筒形状であり、左右方向外側に向かって開口する凹状部(基端側軸孔)171aを有する。また、基端側係合部171Aには、凹状部171aの周囲から外側に突出する芯出しガイド109を設ける。加えて、基端側係合部171Aは、第1実施形態と同様に、取付抵抗低減面36、取外抵抗低減面37および抜け防止面40を形成する(図5(c)参照)。基端側係合部171Aの外周面には、一対のスライドリブ171bを形成する。スライドリブ171bは、カバー部材173の摺動溝176に嵌り、基端側係合部171Aの移動方向を、左右方向のみに制限する。
固定板169は突出壁169aを有する。板部材165の取付部168に固定するためのねじ191が挿通する孔169bを4つ形成する。また、固定板169には、カバー部材173を固定するねじ192をねじ止めするためのねじ孔169cを2つ形成する。
弾性部材172は、基端側係合部171Aと突出壁169aとの間に、適度に圧縮した状態で、介在する。弾性部材172は、基端側係合部171Aを左右方向外側に付勢する。
カバー部材173は、ねじ192によって固定板169に固定する。また、基端側係合部構造体166Aおよび先端側係合部構造体166Bは、ねじ191によって、板部材165に固定する。
第2実施形態の蓋体104は上述のように構成するので、第1実施形態と同様の効果を発揮する。基準軸J1、J2を摺動可能な基端側係合部171Aは、芯出しガイド109を有するので、本体102の内側面105aと効果的に接して、蓋体104の回動を案内できる。また、基準軸J1、J2を摺動可能な基端側係合部171Aは、芯出しガイド109を有するので、本体102の内側面105aに寸法誤差があっても効果的に蓋体104の回動を案内できる。
また、第2実施形態の蓋体104は、係合突起106をカバー部材173に設けるので、係合突起106と本体102の係合受け部29(図1(a)参照)との係合が安定して蓋体104の跳ね上がりを防止できる。
<まとめ>
以下に第1実施形態および第2実施形態が含む発明について述べる。
第1実施形態および第2実施形態の筐体は、上側に開口部を有し開口部に第1の基準軸を設定した箱状の本体と、第1の基準軸の周りを回転し開口部を開閉する板状の蓋体とを備え、本体は、内側面からせり出して閉状態の蓋体を下側から支持する棚部と、第1の基準軸に沿って内側面から突出し互いに対向する一対の第1の突状軸とを有し、蓋体は、基端側に位置し蓋体の外周の互いに逆側に開口する一対の基端側軸孔を形成する一対の基端側係合部を有し、基端側軸孔は、第1の突状軸を収容して蓋体の開閉を案内し、基端側係合部には、基端側軸孔の周囲から第1の基準軸に沿って本体の内側面側に突出して本体の内側面と基端側係合部と間の隙間を狭くする芯出しガイドを設け、蓋体を本体に取り付けるとき、芯出しガイドが本体の内側面に接触して蓋体と本体との接触を維持する状態で、基端側係合部が第1の突状軸と接触する。この構成によれば、芯出しガイドは、本体の開口部に蓋体を円滑に案内できる。また、基端側軸孔に対し第1の突状軸を基準軸に沿った姿勢とした後に係合させることができるため、第1の突状軸に無理な力が加わることを抑制して破損を防止できる。加えて、芯出しガイドは、本体の開口の内周面側に突出して内周面と摺動するため、開閉時の蓋体のガタつきを少なくして安定した開閉を実現できる。これにより、蓋体の不用意な外れを防止できる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、基端側軸孔は、蓋体の上面と平行な直径線を有する半円状に形成する。この構成によれば、基端側軸孔に第1の突状軸を円滑に誘導できる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、基準軸方向から見て、芯出しガイドは、基端側軸孔の上側に位置し蓋体の上面と平行に延びる直線部と、直線部の一端から下側に延び基端側軸孔に対して蓋体の先端側に位置する連続部と、を有する。この構成によれば、蓋体を水平面に対していかなる角度に傾斜した状態で、本体に取り付けた場合であっても、第1の突状軸が基端側軸孔に係合する前に、芯出しガイドが本体の内側面に接する。これにより、第1の突状軸に無理な力が加わることを抑制して破損を防止できる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、蓋体は、基端側に形成する摺動面を有し、棚部は、摺動面が摺動することで蓋体の回転を案内する案内部を有する。この構成によれば、開閉時においても、本体の突状軸には負担が掛かり難い。
また、第1実施形態の筐体において、第1の突状軸は、本体の内側面から一体的に延びる支持部の先端に位置し、支持部は、根元側に位置する基端側部分と基端側部分より先端側に位置する弾性変形可能な中間部分とを有し、第1の突状軸は、中間部分が弾性変形することで第1の基準軸に沿って移動可能であり、かつ中間部分が第1の突状軸を基端側係合部に向かって付勢する。この構成によれば、単純かつ安価な構造によって、蓋体の取り付け作業および取り外し作業を容易にできる。
また、第2実施形態の筐体において、基端側係合部は、第1の基準軸に沿って蓋体の外周と略同一の面まで移動可能であり、かつ付勢手段を設けて第1の突状軸に向かって付勢する。この構成によれば、基端側係合部を移動可能に構成して、蓋体の取り付け作業及び取り外し作業を容易にできる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、基端側係合部は、基端側軸孔の外側から縁部に向かって傾斜する第1の傾斜面を有する。この構成によれば、この構成によれば、第1の突状軸を軸孔へ円滑に案内できして、本体への蓋体の取り付けを容易にできる。加えて、取り付けに際して第1の突状軸に負荷が掛かり難い。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、基端側係合部は、基端側軸孔の内周面に、基端側軸孔の縁部に向かって傾斜する第2の傾斜面と第1の基準軸と略平行に延びる抜け防止面とを有し、第2の傾斜面と抜け防止面とは、基端側軸孔の周方向に互いに隣り合い、第2の傾斜面は、蓋体が開状態にあるときに上側を向き、抜け防止面は、蓋体が閉状態にあるときに上側を向く。この構成によれば、蓋体を開状態として持ち上げることで、本体から容易に取り外しできる。また、閉状態においては、蓋体が不要に外れることがない。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、第1の突状軸の上部には、根元側から先端側に向かって斜め下方に傾斜する上側斜面を有する。この構成によれば、本体への蓋体の取り付けがより一層、容易となる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、第1の突状軸の下部には、根元側から先端側に向かって斜め上方に傾斜する下側斜面を有する。この構成によれば、蓋体を開状態として持ち上げた際の取り外しが、より一層、容易となる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、蓋体が開状態および閉状態にあるとき、基端側軸孔は、第1の突状軸を遊嵌状態で収容する。この構成によれば、本体の突状軸には負荷が掛かり難い。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、蓋体は、本体に取り付けた状態で、基端側に第1の基準軸と直交する方向に延びる係合突起を有し、本体の棚部は、外側に向かって窪む係合受け部を有し、閉状態で係合受け部が、係合突起を収容する。この構成によれば、蓋体が本体から不要に跳ね上がることを防止できる。
また、第1実施形態および第2実施形態の筐体において、本体の開口部に第2の基準軸を設定し、本体は、第2の基準軸に沿って内側面から突出し互いに対向する第2の突状軸を有し、基端側軸孔は、第1の突状軸および第2の突状軸のうち何れか一方を選択的に収容する。この構成によれば、筐体の設置場所の状況に応じて、蓋体の開閉方向を第1の基準軸および第2の基準軸のうち何れか一方を選択できる。
以上に、本発明の様々な実施形態を説明したが、各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。
例えば、第1実施形態の筐体1において、蓋体3は、本体2の第1の基準軸J1および第2の基準軸J2のうち何れか一方を中心に回転するが、本体2が、さらに第3の基準軸を有していてもよい。すなわち、筐体1は、蓋体3が本体2の3つ以上の基準軸のうち何れか1つを中心に回転し開閉するものでもよい。
また、第1実施形態の筐体1において、本体2は、3つの別体の部材である枠体4と上枠5と底板6とで構成した。しかし、本体2の構成はこれに限定しない。例えば、本体2は、枠体4と上枠5や枠体4と底板6を一体成形での構成することも可能であり、また、底板6を有しない構成でもよい。
また、第1実施形態の筐体1において、蓋体3は、本体2の係合受け部29と係合する係合突起38を有しない構成等でもよい。
また、第1実施形態の筐体1において、一対の第1の蝶着ピン26Aを支持部8の先端に設けている。しかしながら、一対の第1の蝶着ピン26Aのうち、一方の第1の蝶着ピン26Aのみを支持部8の先端に設けてもよい。第2の蝶着ピン26Bについても同様である。この場合には、第1の蝶着ピン26A(又は第2の蝶着ピン26B)と基端側係合部51の位置合わせの必要が生じて作業性が少し低下する。一方で、蓋体3の浮き上がりに対しての本体2との蓋体3の保持力を高めることができる。
また、第1実施形態の筐体1において、第1の蝶着ピン26Aおよび第2の蝶着ピン26Bは、上側斜面26aおよび下側斜面26bを有していなくてもよい。
本発明は、筐体内に量水器などの地下構造物を収容する筐体に利用できる。
1…筐体、2、102…本体、3、104…蓋体、3a…先端、3b…基端、3c…上面、4…枠体、5…上枠、5a、105a…内側面、6…底板、7…開口部、8…支持部、8a…基端側部分、8b…中間部分、8c…屈曲面、8d…波状面、9、109…芯出しガイド、9a…直線部、9b…連続部、21、22、23…棚部、26A…第1の蝶着ピン(第1の突状軸)、26B…第2の蝶着ピン(第2の突状軸)、26a…上側斜面、26b…下側斜面、26c…先端面、28…案内部、29…係合受け部、32…基端側凹状部(基端側軸孔)、32a、34a…縁部、33…湾曲面、34…先端側凹状部(先端側軸孔)、36…取付抵抗低減面(第1の傾斜面)、37…取外抵抗低減面(第2の傾斜面)、38、106…係合突起、40…抜け防止面、41…開抵抗低減面(第4の傾斜面)、42…閉抵抗低減面(第3の傾斜面)、45、165…板部材、47…摺動面、51、171A…基端側係合部、52、171B…先端側係合部、126…蝶着ピン(第1の突状軸、第2の突状軸)、166A…基端側係合部構造体、166B…先端側係合部構造体、171a…凹状部(基端側係合、先端側係合部)、172…弾性部材(付勢手段)、J1…第1の基準軸、J2…第2の基準軸

Claims (13)

  1. 上側に開口部を有し前記開口部に第1の基準軸を設定した箱状の本体と、
    前記第1の基準軸の周りを回転し前記開口部を開閉する板状の蓋体とを備え、
    前記本体は、内側面からせり出して閉状態の前記蓋体を下側から支持する棚部と、前記第1の基準軸に沿って内側面から突出し互いに対向する一対の第1の突状軸とを有し、
    前記蓋体は、基端側に位置し前記蓋体の外周の互いに逆側に開口する一対の基端側軸孔を形成する一対の基端側係合部を有し、
    前記基端側軸孔は、前記第1の突状軸を収容して前記蓋体の開閉を案内し、
    前記基端側係合部には、前記基端側軸孔の周囲から前記第1の基準軸に沿って前記本体の内側面側に突出して前記本体の内側面と前記基端側係合部と間の隙間を狭くする芯出しガイドを設け、
    前記蓋体を前記本体に取り付けるとき、前記芯出しガイドが前記本体の内側面に接触して前記蓋体と前記本体との接触を維持する状態で、前記基端側係合部が前記第1の突状軸と接触する、筐体。
  2. 前記基端側軸孔は、前記蓋体の上面と平行な直径線を有する半円状に形成する、請求項1に記載の筐体。
  3. 基準軸方向から見て、前記芯出しガイドは、前記基端側軸孔の上側に位置し前記蓋体の上面と平行に延びる直線部と、前記直線部の一端から下側に延び前記基端側軸孔に対して前記蓋体の先端側に位置する連続部と、を有する、請求項1又は2に記載の筐体。
  4. 前記蓋体は、前記基端側に形成する摺動面を有し、
    前記棚部は、前記摺動面が摺動することで前記蓋体の回転を案内する案内部を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の筐体。
  5. 前記第1の突状軸は、前記本体の内側面から一体的に延びる支持部の先端に位置し、
    前記支持部は、根元側に位置する基端側部分と前記基端側部分より先端側に位置する弾性変形可能な中間部分とを有し、
    前記第1の突状軸は、前記中間部分が弾性変形することで前記第1の基準軸に沿って移動可能であり、かつ前記中間部分が前記第1の突状軸を前記基端側係合部に向かって付勢する、請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体。
  6. 前記基端側係合部は、前記第1の基準軸に沿って前記蓋体の外周と略同一の面まで移動可能であり、かつ付勢手段を設けて前記第1の突状軸に向かって付勢する、請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体。
  7. 前記基端側係合部は、前記基端側軸孔の外側から縁部に向かって傾斜する第1の傾斜面を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の筐体。
  8. 前記基端側係合部は、前記基端側軸孔の内周面に、前記基端側軸孔の縁部に向かって傾斜する第2の傾斜面と前記第1の基準軸と略平行に延びる抜け防止面とを有し、
    前記第2の傾斜面と前記抜け防止面とは、前記基端側軸孔の周方向に互いに隣り合い、
    前記第2の傾斜面は、前記蓋体が開状態にあるときに上側を向き、前記抜け防止面は、前記蓋体が閉状態にあるときに上側を向く、請求項1〜7の何れか一項に記載の筐体。
  9. 前記第1の突状軸の上部には、根元側から先端側に向かって斜め下方に傾斜する上側斜面を有する、請求項1〜8の何れか一項に記載の筐体。
  10. 前記第1の突状軸の下部には、根元側から先端側に向かって斜め上方に傾斜する下側斜面を有する、請求項1〜9の何れか一項に記載の筐体。
  11. 前記蓋体が開状態および閉状態にあるとき、前記基端側軸孔は、前記第1の突状軸を遊嵌状態で収容する、請求項1〜10の何れか一項に記載の筐体。
  12. 前記蓋体は、前記本体に取り付けた状態で、前記基端側に前記第1の基準軸と直交する方向に延びる係合突起を有し、
    前記本体の前記棚部は、外側に向かって窪む係合受け部を有し、
    閉状態で前記係合受け部が、前記係合突起を収容する、請求項1〜11の何れか一項に記載の筐体。
  13. 前記本体の前記開口部に第2の基準軸を設定し、
    前記本体は、前記第2の基準軸に沿って内側面から突出し互いに対向する第2の突状軸を有し、
    前記基端側軸孔は、前記第1の突状軸および前記第2の突状軸のうち何れか一方を選択的に収容する、請求項1〜12の何れか一項に記載の筐体。
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