JP2017155486A - 筐体 - Google Patents

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Takashi Shimojo
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Abstract

【課題】蓋体の取り付け作業および取り外し作業を容易にできる筐体を提供する。【解決手段】箱状の本体と本体に取り付ける板状の蓋体とを備え、蓋体は、基端側に設定する基準軸周りに回転して開閉し、本体は、基準軸に対応する内側面の一部が内側方向に突出する凸部と、基準軸に沿って凸部の先端面から突出する一対の突状軸とを有し、蓋体は、基準軸に対応する外側面の一部が内側に凹み凸部を収容する凹部と、基準軸に沿って移動可能であり凹部から外側方向に突出可能な摺動部材と、摺動部材を基準軸に沿って外側に付勢する付勢手段とを有し、摺動部材には、突状軸を収容する軸孔を形成し、摺動部材は、突状軸と当接することで、付勢手段を圧縮して基準軸に沿って内側に移動し、当接解除によって基準軸に沿って外側方向に移動して凸部の先端面に接触する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓋体の取り扱いが容易な筐体に関する。
従来の筐体としては、例えば、下記の特許文献1に地下構造物用筐枠体の記載がある。特許文献1の筐体は、上面開口部を有し、地下構造物を内部に収容する箱本体と、この箱本体に脱着可能に取り付けて、基端側を中心とする回動により上面開口部を開閉する蓋体とを備えている。また、箱本体は、横向き円柱状をなす一対の蝶着ピンを有する。蓋体は、僅かに横長な円形状の第1窪部と、僅かに横長な円形状であって連通部を形成する第2窪部とを有する。
そして、蓋体を箱本体に取り付ける場合には、蓋体の第1窪部内に一方の蝶着ピンを挿入した後、蓋体の第2窪部を他方の蝶着ピンに臨ませ、次いで、その他方の蝶着ピンを連通部から第2窪部内に挿入する。なお、蓋体を箱本体から取り外す際には、上記の取り付け作業とは逆の取り外し作業を行う。
ところで、筐体は、屋外に設置してあることが多い。筐体の蓋体は、人の通行や自動車のタイヤの乗り上げによって垂直方向の負荷が掛かる。特に、蓋体が閉じた状態で蝶着ピンと縁部とが接触している場合には、垂直方向の力が蝶着ピンに大きな負荷を掛ける。また、屋外に設置してある筐体は、日光による紫外線による劣化によって漸次その機械的強度が低下する。紫外線による劣化は、外部に露出状態の筐体の蓋体で特に起こる。そして、紫外線で劣化した状態の蓋体に、例えば重量が重い車両などが乗り上げると、蓋体が割れることがある。蓋体が割れた場合は、筐体の蓋体を交換する必要がある。
蓋体の交換には、蓋体の凹状の窪部と本体の蝶着ピンとを係合する必要がある。特許文献2は、蓋体を一定の角度を保持する状態で本体に取り付けるボックスを開示する。また、特許文献3は、軸に対応する一部が凹形状となっており、本体への取り付けを容易とした蓋体を開示する。しかし、特許文献2および特許文献3において、蓋体は、一定の角度を保持する状態でなければ、本体に取り付けできない。さらに、特許文献3では、軸に対応する蓋体の一部が凹形状となっているので、軸の支持長さが短くなり、蓋体を開閉するときに蓋体がグラついてしまい開閉が不安定である問題があった。蓋体が金属製の場合や、大型の量水器や複数の量水器を収容する大型の筐体用に大型化する場合の蓋体は、蓋体の重量が大きくなる。このため、位置合わせや角度保持が困難となり、蓋体の取り付け作業性が悪くなる問題があった。
また、従来の筐体は、蓋体の周縁と、本体開口の内側面との間に隙間(間隙・遊び)があるため、筐体に対して蓋体を開閉するときに蓋体がグラついてしまい開閉が不安定である問題があった。
また、筐体は、長年の使用や紫外線による影響によって、本体の蝶着ピンの機械的強度が低下することがある。機械的強度に低下がある本体の蝶着ピンは、蝶着ピンに過度の負荷が掛かると破損する虞がある。蝶着ピンが破損すると蓋体を開閉可能に取り付けできないので本体を交換する必要がある。筐体の本体は、地中に埋まっており、また、本体内部には量水器等を収容しているため、筐体の本体の交換は手間が掛かる。
実願平02−103630号(実開平04−061156号)のマイクロフィルム 特許第4260664号公報 特開2013−130052号公報
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、蓋体の取り扱いが容易な筐体の提供を目的とする。
本発明の筐体は、上側に開口を有する箱状の本体と、前記本体に取り付ける板状の蓋体とを備え、前記本体に対して前記蓋体は、前記蓋体の基端側に設定する基準軸周りに回転して開閉し、前記本体は、内側面からせり出して閉状態の前記蓋体を下側から支持する棚部と、前記基準軸に対応する内側面の一部が内側方向に突出する凸部と、前記基準軸に沿って前記凸部の先端面から突出する一対の突状軸とを有し、前記蓋体は、前記基準軸に対応する外側面の一部が内側に凹み前記凸部を収容する凹部と、前記基準軸に沿って移動可能であり前記凹部から外側方向に突出可能な摺動部材と、該摺動部材を前記基準軸に沿って外側に付勢する付勢手段とを有し、前記摺動部材には、前記突状軸を収容する軸孔を形成し、前記摺動部材は、前記突状軸と当接することで、前記付勢手段を圧縮して前記基準軸に沿って内側に移動し、当接解除によって前記基準軸に沿って外側方向に移動して前記凸部の前記先端面に接触する。
本発明によれば、蓋体の取り扱いを容易にできる。
本発明の一実施の形態に係る筐体の全体分解斜視図である。 同上筐体の一部切欠き平面図である。 同上筐体の一部切欠き側面図である。 同上筐体の蓋体の斜視図である。 同上筐体の蓋体の凹状部の一部拡大斜視図である。 同上筐体の蓋閉状態時の要部断面図である。 同上筐体の蓋開状態時の要部断面図である。 (a)は蓋体が閉状態の筐体を示し、(b)は蓋体が開状態の筐体を示す要部断面図である。 (a)〜(c)は蓋体を筐体に取り付けるときの要部断面図である。 (a)〜(c)は蓋体を筐体から取り外すときの要部断面図である。 蓋体が浮上する場合の外れ防止機能の要部断面図である。 (a)〜(c)は第2実施形態の蓋体を示す図である。
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態の筐体1について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の筐体1の分解斜視図である。
本実施形態の筐体1は、蓋体3を上部に備える平面視矩形の箱型である。以下の説明において、筐体1の平面視において長辺が延びる方向を左右方向、短辺が延びる方向を前後方向として各部の説明を行う説明する。また、特に説明がない場合、蓋体3は本体2に取り付け閉状態とした姿勢で各方向(前後、左右、上下)を規定する。
筐体1は地下に埋設して使用する。本実施形態の筐体1は、量水器ボックスであり、内部に水道メータ(以下、量水器)を収容する。筐体1は、量水器ボックスとしての利用に限らず、ガスメータ、電気メータ等の地下構造物を収容し、地下構造物を保護する用途に使用できる。また、筐体1に収容する地下構造物は、上記メータ類に限らず、例えば、電気ケーブルや配管などでも良い。更に筐体1は、マンホールであっても良い。筐体1がマンホールの場合の地下構造物は、マンホールから地下に降りるための梯子などを意味する。
筐体1は、箱状の本体2と板状の蓋体3とを備える。筐体1は、上側に開口する開口部7を有する。筐体1は、内部に地下構造物を収容する。筐体1には、蓋体の基端側に位置する蓋体3の仮想的な回転中心である基準軸Jを設定する。本体2に対して蓋体3は、基準軸J周りに回転して開閉する。
蓋体3は、本体2に脱着可能に取り付ける。蓋体3は矩形状であり、互いに対向する長辺である前端3aと基端3bとを有している。蓋体3の基端3b側には、本体2の基準軸Jが位置し、基準軸Jは、基端3bと平行に延びている。蓋体3は基準軸Jを仮想中心にして、前端3a側(前端側)が昇降するように回転する。これにより、蓋体3は、本体2の開口部7を開閉する。なお、蓋体3の回転中心は、回転角度によって変わる場合があり、蓋体3の回転中心と基準軸Jとは必ずしも一致しない。
本体2は、蝶着ピン(突状軸)26を有する。具体的に蝶着ピン26は、上枠5の内側面5aの一部が内側方向に突出する凸部9から突出して形成する。一方で、蓋体3は、凹状部(軸孔)32を有する。蝶着ピン26は凹状部32の内部に遊嵌して、本体2からの蓋体3の抜け出し防止機能を発揮する。ここで、遊嵌とは、蝶着ピン26と凹状部32との間に間隔(遊び)がある状態で嵌めることである。なお、遊嵌は、蝶着ピン26が凹状部32に緩く係合するような緩合を含む。
以下、各部について詳細に説明する。
本体2は、底板6と枠体4と上枠5とを有し、これらを下側から順に組み立てて構成する有底筒状の箱である。本体2を構成する底板6、枠体4および上枠5は、例えば合成樹脂で形成するが、本体2は、一部またはすべてを金属で形成しても良い。
底板6は、矩形板状の底面6aと、底面6aの周縁から上方に突出する4つの周縁突出部6bとを有する。底板6は枠体4を支持する。
底面6aには、複数の貫通孔11を形成する。貫通孔11は、筐体1に侵入する水などの液体を筐体1外に逃がす水抜き孔である。また、貫通孔11は、筐体1に設置する量水器などの地下構造物の設置に用いる台座の位置決めに使用できる。
周縁突出部6bの上面には、凸部6cを形成する。凸部6cは、枠体4の下面に形成する凹部(図示略)と嵌合する。これにより、底板6上に枠体4が組み付く。4つの周縁突出部6bのうち、左右に位置する2つの周縁突出部6bの略中央の上部には、半円状の管挿通用凹部12を形成する。
枠体4は、上枠5を支持する。枠体4は、上下面を開口する四角筒形状を有する。枠体4の左右に位置する壁面の略中央の下部には、半円状の管挿通用凹部13を形成する。枠体4の管挿通用凹部13は、底板6の管挿通用凹部12と組み合わさって円形状の孔を形成する。筐体1の内部の量水器から延びる給水管は、この孔を挿通する。
枠体4の上面には、凸部4cを形成する。凸部4cは、上枠5の下面に形成する凹部(図示略)と嵌合する。これにより、枠体4上に上枠5が組み付く。
上枠5は、左右方向に長手方向を有する矩形環形状を有する。また、上枠5は、開口部7を有する。蓋体3は開口部7を開閉する。なお、上枠5は、筐体1を設置する場所に応じて異なる厚みの上枠5と交換可能である。
上枠5の上端に位置する上面30は、閉状態時の蓋体3の上面3cと略同一の高さに形成する(図8(a)参照)。また、後段において説明するように、上面30の内方縁のうち、後方に位置する後方内方縁角部30aは、完全開状態にある蓋体3を支持する(図8(b)参照)。
上枠5は、基準軸Jに対応する短辺側の内側面5aの一部が突出する一対の凸部9を有する。凸部9は、上枠5の内側面5aから左右方向内側に突出する。また、凸部9は、上枠5の後部の長辺側の内側面と一体的に形成する。一対の凸部9は、互いに向き合っている。一対の凸部9は、基準軸Jに対して略直交する先端面9aを有する。一対の凸部9の先端面9aからは、それぞれ蝶着ピン(突状軸)26が突出する。凸部9は、後述の蓋体3の凹部10に対応して蓋体3の凹部10を案内する。
図2は、筐体1の平面図である。図2において、蓋体3を一部省略して図示する。また、図3は、筐体1の側面図であり、部分的に切欠いて断面を描画した図である。
図2、図3に示すように、上枠5は、内側面にからせり出す4つの棚部21、22、23、23と、左右の対向する内側面5aに形成する凸部9と、凸部9の先端面9aから突出する一対の蝶着ピン(突状軸)26と、を有する。
棚部は、上枠5の前方側の内側面5aからせり出す前棚部21と、上枠5の左右両側の内側面5aからせり出す一対の側棚部23、23と、上枠5の後方側の内側面5aからせり出す後棚部22とを含む。棚部21、22、23、23は、閉状態の蓋体3の4辺をそれぞれ下側から支持する。
棚部21、22、23、23の上面には、砂落し用の複数の傾斜面25を形成する。
側棚部23は、前棚部21から連設して形成する。一方で、側棚部23は、後棚部22と連設しない。側棚部23と後棚部22との間には、前後方向の一定の間隔である間隙27を設ける。
後棚部22は、間隙27を挟んで側棚部22と向かい合う部分に、案内部28を形成する。図1に示すように、案内部28は、開口部7側から下側へ湾曲して傾斜する。案内部28は、後段で説明するように、蓋体3の摺動面47が摺動して蓋体3の回転を案内する。
後棚部22は、案内部28に対して左右方向内側に位置する係合受け部29を有する。係合受け部29は、後方外側に向かって後棚部22が窪む形状である。係合受け部29は、蓋体3を開状態とした場合に、後段において説明する蓋体3の係合突起38を収容する。
一対の蝶着ピン26は、本体2からの蓋体3の抜け出し防止機能を発揮する。蝶着ピン26は、上枠5の左右の内側面5aから突出する凸部9の先端面9aから、それぞれ基準軸Jに沿って突出して形成する。蝶着ピン26は、上枠5の側棚部23と後棚部22との間の間隙27に位置して、本体2の開口部7に臨んで形成する。一対の蝶着ピン26は、互いに向かい合っている。蝶着ピン26は、例えば、それぞれの側棚部23を正面に見るときに左右対称の形状で形成する。
蝶着ピン26と案内部28とは、図2に示すように平面視で、案内部28が後棚部22を有する内周から突設し、蝶着ピン26が側棚部23を有する内周から突設して、互いに前後に近接対向している。
図6、図7は、基準軸Jに沿って断面を取った筐体1の断面図である。図6、図7は、それぞれ蝶着ピン26を中心として拡大した図である。図6は、蓋体3の閉状態を示し、図7は、蓋体3の開状態を示す。
図6、図7に示すように、蝶着ピン26は、先端面26cと先端面26cに上側斜面26aと下側斜面26bとを有する。上側斜面26aは、蝶着ピン26の先端上部に位置する面であって、蝶着ピン26の根元側から先端側に向かって、斜め下方に傾斜する。下側斜面26bは、蝶着ピン26の先端下部に位置する面であって、蝶着ピン26の根元側から先端側に向かって、斜め上方に傾斜する。上側斜面26aおよび下側斜面26bは、ともに、蝶着ピン26を先端側に向かって細める傾斜面である。上側斜面26aは、下側斜面26bと比較して傾斜角度が大きい。
上側斜面26aは、蓋体3を本体2に取り付ける際に、後段において説明する摺動部材51と当接する面である。一方で、下側斜面26bは、蓋体3を本体2に取り外す際に、摺動部材51と当接する面である。
次に、蓋体3について具体的に説明する。図4は、蓋体3を斜め下方から見た斜視図である。図5は、蓋体の凹状部32近傍の拡大図である。蓋体3は、板部材45と、一対の摺動部材51と、一対の弾性部材(付勢手段)52と、一対のカバー部材58とを有する。
板部材45は、例えば左右方向に長手方向を有する矩形板状に形成する。板部材45は、例えば、合成樹脂で形成するが、強度が必要な場合は金属で形成する。板部材45の前端3a側には、左右方向中央部に蓋体3を上方回動する際に工具等を引っ掛けるための切欠凹部31を形成する。また、蓋体3は、板部材45の左右方向両側の外側面3dに凹部10を有する。凹部10は、蓋体3の外側面3dにおいて、基端3b側の基準軸Jに対応する部分が左右方向内側に凹むように構成する。凹部10は、左右方向外側を向く外側面10aを有する。
板部材45は、基端3bの左右両側に、それぞれ摺動部材保持部46を有する。板部材45は、摺動部材保持部46において、摺動部材51、弾性部材52およびカバー部材58を保持する。摺動部材保持部46は、弾性部材52と当接する突出壁57を有する。突出壁57は、板部材45の下面から下方に延びている。
図6に示すように、板部材45は、摺動部材保持部46にスライドリブ56を有する。スライドリブ56は、板部材45の下面に向かって突出し、基準軸Jに沿って延びる。摺動部材51は、スライドリブ56が嵌る摺動溝54を形成する。これにより、摺動部材51は、基準軸J方向にのみ、摺動して移動できる。
また、板部材45は、摺動部材保持部46に摺動部材係止片55を有する。摺動部材係止片55は、摺動部材保持部46の左右方向外側の端部に位置する。摺動部材係止片55は、摺動部材51の左右方向外側への移動範囲を制限する。
図4に示すように、板部材45は、摺動部材保持部46の後方に摺動面47を有する。摺動面47は、板部材45の基端3b側の蓋体3を本体2に取り付けた状態で基準軸Jの周りに形成する。摺動面47は、基準軸Jを略中心とした略円弧状の湾曲面である。摺動面47の下端には、係合段部39を設ける。係合段部39は、左右方向長手状である。摺動面47は、蓋体3が基準軸Jを中心に回動するときに本体2の案内部28を摺動して蓋体3の回動を案内する。また、係合段部39は、側棚部23の後方端部に位置する後端面23aに当接して蓋体3の開状態を保持する。
図6、図7に示すように、摺動部材51、弾性部材52およびカバー部材58は、板部材45の摺動部材保持部46に取り付ける。摺動部材51は、基準軸Jに沿って設け、基準軸J方向に沿って移動できる。弾性部材52は、摺動部材51を基準軸Jに沿って外側に付勢する。カバー部材58は、基準軸Jの周りに位置し、摺動部材51と弾性部材52とを下側から囲む。
図4および図5に示すように、摺動部材51は、蓋体3を本体2に取り付けていない状態で、蓋体3の凹部10の外側面10aから左右方向外側に突出する。すなわち、摺動部材51は、凹部10から突出可能である。ここで、摺動部材51の、外側面10aから突出する箇所を突出部8と呼ぶ。すなわち、摺動部材51は、基準軸Jに沿って外側に突出する突出部8を構成する。突出部8の突出量は、摺動部材51の位置によって変わり、減少したり消失したりする。突出部8が消失するか否かは蓋体3と本体2の公差関係によって決まる。突出部8は、突出方向の先端に位置する端面8aを有する。本体2に蓋体3を取り付けた状態で、端面8aは、本体2の凸部9の先端面9aと対向し接触する。
一対の摺動部材51は、蓋体3の基端3b側の左右方向両端部の同軸上に位置する。摺動部材51は下方膨出形状を有する。摺動部材51には、蓋体3の左右方向の外側に向かって開口する凹状部(軸孔)32を設ける。摺動部材51は、摺動部材51の凹状部32を正面に見るとき、略左右対称の形状で、下面が前後方向に所定幅を有して下方へ凸の湾曲面状の湾曲面33に形成する。
一対の摺動部材51の下側に位置する湾曲面33には、図4に示すように、基準軸Jと直交する方向に延びる係合突起38を設ける。係合突起38は、側面視略三角形状をなす。
係合突起38は、蓋体3が閉状態において後方に向かって延び、上枠5の係合受け部29が係合突起38を収容する。閉状態の蓋体3は、係合受け部29が係合突起38を収容するため、自動車等の通過などによる衝撃が加わる場合でも、基端3b側の跳ね上がりを防止できる。
また、係合突起38は、蓋体3が開状態において下方に向かって延びる。したがって、蓋体を開状態とした際には、係合受け部29は、係合突起38を収容しない。このため、筐体1は、本体2から蓋体3を開状態で取り付けや取り外しができる。
図5に示すように、摺動部材51の端面8aには、凹状部32を設ける。すなわち、摺動部材51は、側面視で上側に水平な直径線を有する半円状をなす凹状部32有している。凹状部32は、蓋体3の左右側面の後端部の外側方向のみに開口する。
弾性部材52は、摺動部材51を基準軸Jに沿って幅方向外側に付勢する。これにより、摺動部材51は、端面8aにおいて、本体2の凸部9の先端面9aに接触する。したがって、端面8aは、蓋体3が本体2の基準軸Jを仮想中心として回動するときに、凸部9の先端面9aを摺動する。これにより、端面8aが蓋体3の回動をガイドして蓋体3の基端3b側に発生するブレを抑制し、開閉動作を安定化する。このような蓋体3の開閉動作の安定化という効果は、蓋体3が金属製の場合、又は蓋体3が大型化する場合に、より顕著に奏することができる。
摺動部材51は、凹状部32の外側から凹状部32の縁部32aに向かって傾斜する取付抵抗低減面(第1の傾斜面)36を有する。取付抵抗低減面36は、閉状態の蓋体3の下側に位置している。本実施形態において、取付抵抗低減面36は、所定の曲率で湾曲した傾斜面であるが、直線的に面取りした傾斜面でもよい。
また、摺動部材51は、凹状部32の内周面に、取外抵抗低減面(第2の傾斜面)37と、抜け防止面40とを有する。取外抵抗低減面37と抜け防止面40とは、凹状部の内周面において基準軸Jの周方向に互いに隣り合っている。取外抵抗低減面37は、基準軸Jに対して、十分な角度で傾斜している。一方で、抜け防止面40は、基準軸Jに対して、傾斜しないか、傾斜してもその傾斜角が僅かである。即ち、抜け防止面40は、基準軸Jに略平行する面である。
本実施形態において、取外抵抗低減面37は、所定の曲率で湾曲した傾斜面であるが、直線的に面取りした傾斜面であってもよい。
図6に示すように、閉状態の蓋体3において、凹状部32は、抜け防止面40が上側を向く姿勢となる。また、図7に示すように、開状態の蓋体3において、凹状部32は、取外抵抗低減面37が上側を向く姿勢となる。
図6、図7に示すように、本体2に蓋体3を取り付けた状態において、凹状部32は、蝶着ピン26を収容する。凹状部32は、例えば蝶着ピン26の直径よりも十分に大きい直径を有している。また、蓋体3は、本体2の棚部21、22、23、23が支持する。したがって、蝶着ピン26は、蓋体3が閉状態のときも開状態のときも、凹状部32の内周面に当接しない。すなわち、蝶着ピン26は、凹状部32内を遊嵌する。このため、蓋体3を取り付けた状態において蝶着ピン26には、負担が加わらない。
図6に示すように、本実施形態において、弾性部材52は、コイルばねである。筐体1は、主に屋外に設置するので、弾性部材52は、例えばステンレス製のコイルばねにすれば、錆による弾性力の低下を防止できる。弾性部材52は、弾性部材52は、基準軸Jに沿う伸縮方向を有する。弾性部材52は、摺動部材51と板部材45の突出壁57との間で適度に圧縮した状態で介在する。摺動部材51には、凹状部32と反対側の面に、弾性部材保持穴59Aを形成する。同様に、突出壁57は、摺動部材51と対向する面に弾性部材保持穴59Bを有する。弾性部材保持穴59A、59Bは、基準軸Jに沿う方向に窪んで形成する。弾性部材保持穴59A、59Bは、弾性部材52が滑落しないように保持する。なお、弾性部材52は、付勢手段として使用できればその構成は限定されない。付勢手段は、摺動部材51の一部を弾性変形可能な形状に形成しても良い。
カバー部材58は、摺動部材51と弾性部材52とを下方から覆う。カバー部材58は、図示しない係止片などによる係合やビスによって板部材45に固定する。カバー部材58は、摺動部材51を摺動可能に下方から保持する。
図4に示すように、カバー部材58には、基準軸Jに沿って、左右方向外側から内側に向かって延びる切欠部60を形成する。切欠部60の幅は、摺動部材51の係合突起38の摺動範囲よりも若干大きく形成する。切欠部60によって、摺動部材51は、基準軸Jに沿って移動するときに、摺動部材51の係合突起38とカバー部材58とが干渉しない。また、切欠部60は、係合突起38を幅方向に挟むことで摺動部材51の移動をガイドする。さらに、切欠部60は、カバー部材58の内側に侵入する水分を排出すると共に、カバー部材58の内部の弾性部材52の状態を目視確認できる点検窓の機能を有する。
次に、筐体1の作用等を説明する。まず、蓋体3を本体2に対して回動する場合について、図8を参照して説明する。図8(a)、(b)は、基準軸Jと直交し、摺動部材51を横切る面で断面を取った断面図である。図8(a)、(b)は、それぞれ蝶着ピン26を中心として拡大した図である。図8(a)は、蓋体3の閉状態を示し、図8(b)は、蓋体3の開状態を示す。
図8(a)に示す蓋体3が閉状態の筐体1は、本体2の前後左右4つの棚部21、22、23、23によって蓋体3を水平姿勢に支持する。またこのとき、蓋体3の凹状部32の内部には、本体2の蝶着ピン26を収容している。凹状部32は、蝶着ピン26を遊嵌可能な寸法で形成し、凹状部32の内面は、蝶着ピン26と接触しない。つまり、蓋体3が閉状態のときの蝶着ピン26には、凹状部32の内周面との当接による負荷が掛からない。
閉状態(図8(a))から蓋体3を開方向に回動すると、蓋体3の摺動面47が、本体2の案内部28上を摺動して、開状態(図8(b))となる。開状態の蓋体3は、摺動面47の下端に位置する係合段部39が、側棚部23の後方端部に位置する後端面23aに当接する。即ち、閉状態から開状態に移行する際に、案内部28は、蓋体3の係合段部39を側棚部23の後端面23aまで案内する。
閉状態から開状態の移行において、凹状部32の寸法は蝶着ピン26が遊嵌可能であるため、蝶着ピン26は凹状部32と当接することがなく、蝶着ピン26に負荷が掛からない。
また、蝶着ピン26の突出量によっては、蝶着ピン26の先端面26cが凹状部32の奥行面に当接する場合がある。この場合には、摺動部材51が基準軸Jに沿って左右方向に移動するため、蝶着ピン26への負荷が軽減する。このように、蓋体3は、閉状態から開状態への移行においても、蝶着ピン26に掛かる負荷を低減できる。
図8(b)に示す開状態の蓋体3の係合段部39は、側棚部23の後端面23aと当接し係合する。係合段部39と後端面23aとの係合は、蓋体3の開方向への回動角度を規制する。また、本体2の上面30の後方内方縁角部30aは、蓋体3の上面3cと当接して、蓋体3の開方向への回動角度を規制する。その結果、図8(b)に示すように、本体2は、蓋体3を、後端面23aと後方内方縁角部30aとの2カ所で支持して、蓋体3の起立姿勢を維持する。
なお、この起立姿勢となった蓋体3の摺動面47は、側棚部23と案内部28との間の間隙27に入り込む。これにより、蓋体3は、安定して開状態を保持できる。
また、開状態の蓋体3において、凹状部32の内部には、本体2の蝶着ピン26を収容している。凹状部32は、蓋体3が開状態においても蝶着ピン26を遊嵌可能な寸法で形成し、凹状部32の内面は蝶着ピン26と接触しない。つまり、蓋体3が閉状態のときの蝶着ピン26には、凹状部32の内周面との当接による負荷が掛からない。
このように、蓋体3の開状態時および閉状態時のいずれにおいても、凹状部32の収容する蝶着ピン26は遊嵌状態である。これにより、蝶着ピン26には負荷が掛かり難く、蝶着ピン26のクリープ(歪み)の発生を抑制できる。また、凹状部32と蝶着ピン26とは、蓋体3の回動時においてもほとんど非接触であり回動時の蝶着ピン26の損傷を抑制できる。
また、本体2の使用による経年変形があって蝶着ピン26が凹状部32に接触する場合でも、摺動部材51には摺動ガタがあるため、蝶着ピン26に掛かる負荷を軽減できる。なお、蓋体3を図8(a)の閉状態から図8(b)の開状態まで回動する際或いはその開状態からその閉状態まで回動する際の回動角度θは、例えば110度(略110度を含む)である。
次いで、蓋体3を本体2に対して取り付ける場合について、図9を参照して説明する。
図9(a)〜(c)は、蓋体3を本体2に取り付ける手順を示す図である。
まず、図9(a)に示すように、作業者は、本体2に向けて蓋体3の前端側を手で持ちながら、例えば蓋体3を開方向に約10度から約90度傾ける状態として、さらに蓋体3をゆっくりと降下する。蓋体3は、初期状態において、摺動部材51の一部が凹部10の外側面10aから突出する状態(すなわち、突出部8を形成する状態)となっている。突出部8の突出量は、凹部10の外側面10aと本体2の凸部9の先端面9aとの隙間より大きい。このため、突出部8の端面8aと凸部9の先端面9aとが当接した状態で蓋体3が降下する。これにより、作業者が蓋体3を降下する際の、蓋体3の姿勢が安定し取り付け作業が容易となる。加えて、本体2の凸部9は、蓋体3の凹部10を案内して、蓋体3を本体2に取り付ける動作を補助する。
図9(b)に示すように、蓋体3の降下途中で、蓋体3の摺動部材51と本体2の蝶着ピン26とが当接する。より具体的には、蓋体3の降下途中で、摺動部材51の下側に位置する取付抵抗低減面36と蝶着ピン26の上側斜面26aとが当接する。取付抵抗低減面36と上側斜面26aとは、互いに同方向に傾いている。取付抵抗低減面36と上側斜面26aとが当接した状態で、蓋体3がさらに降下すると、取付抵抗低減面36と蝶着ピン26とは、円滑に滑り合って摺動部材51が内側に移動する力を与える。言い換えると、蓋体3の凹部10からわずかに突出している摺動部材51は、取付抵抗低減面36によって、円滑に蝶着ピン26と当接して蓋体3の左右方向内側に移動できる。これにより、摺動部材51は、弾性部材52の弾性力に抗して蓋体3の左右方向の内側へ移動して蝶着ピン26を凹状部32に案内する。
取付抵抗低減面36と上側斜面26aとは、摺動部材51を円滑に移動して、蝶着ピン26に加わる負荷を低減する機能を果たす。なお、取付抵抗低減面36と上側斜面26aとを、ともに設けることが好ましいが、少なくとも取付抵抗低減面36を設ければ、この機能を発揮できる。
図9(c)に示すように、さらに蓋体3を降下すると、摺動部材51は、蝶着ピン26との当接を解除(取付抵抗低減面36による押圧の解除)する。摺動部材51は、弾性部材52の弾性復元力により蓋体3の凹部10に摺動部材51の一部である突出部8が凹部10の外側面10aから突出する初期位置に復帰する。これにより、本体2の凸部9が蓋体3の凹部10に嵌るとともに、凹部10内から摺動部材51が突出して凸部9の先端面9aに当接する。
以上の手順を経て、作業者は、蓋体3の凹状部32に本体2の蝶着ピン26を挿入して蓋体3を本体2に取り付けできる。なお、作業者が蓋体3を開方向に傾けているため、蓋体3の係合突起38は、本体2の係合受け部29に干渉しない。このように、作業者は、蓋体3を略垂直方向に降下するだけで、蓋体3を本体2に対して容易に取り付けできる。
なお、蓋体3に係合突起38を設けず、本体2に係合受け部29を設けない場合は、取り付けに際して、蓋体3を開方向に傾ける必要がない。したがって、この場合には、作業者は、蓋体3の姿勢を気にすることなく、蓋体3を本体2の開口部7に押し下げるのみで、蓋体3の凹状部32に本体2の蝶着ピン26を挿入できる。
次いで、蓋体3を本体2から取り外す場合について、図10を参照して説明する。
図10(a)〜(c)は、蓋体3を本体2に取り外す手順を示す図である。
まず、図10(a)に示すように、作業者は、蓋体3を開方向へ回動(例えば90度〜110度)して起立姿勢の開状態にする。さらに、作業者は、蓋体3を起立姿勢のまま上方に持ち上げる。この蓋体3の起立姿勢は、蓋体3の取外抵抗低減面37と蝶着ピン26との位置合わせを意味する。
図10(b)に示すように、蓋体3を上方に持ち上げる途中で、蓋体3の摺動部材51と本体2の蝶着ピン26とが当接する。より具体的には、蓋体3の上方移動に伴って、摺動部材51の凹状部32の内周面に設ける取外抵抗低減面37と蝶着ピン26の下側斜面26bとが当接して、摺動部材51の端面8aと凸部9の先端面9aとが離間する。取外抵抗低減面37と下側斜面26bとは、互いに同方向に傾いている。取外抵抗低減面37と下側斜面26bとが当接する状態で蓋体3をさらに持ち上げることにより、取外抵抗低減面37と蝶着ピン26とは、円滑に滑り合って摺動部材51に対して内側に移動する力を与える。これにより、摺動部材51は、弾性部材52の弾性力に抗して蓋体3の左右方向の内側へ移動して蝶着ピン26を凹状部32の外側に案内する。
取外抵抗低減面37と下側斜面26bとは、摺動部材51を円滑に移動して蝶着ピン26に加わる負荷を低減する機能を果たす。なお、取外抵抗低減面37と下側斜面26bとを、ともに設けることが好ましいが、少なくとも取外抵抗低減面37を設ければ、この機能を発揮できる。
ところで、図6に示すように、取外抵抗低減面37は、凹状部32の内周面の周方向において、蓋体3の基端3b側にのみ形成する。即ち、取外抵抗低減面37は、蓋体3を開方向へ回動(例えば90度〜110度)して起立姿勢の開状態で、上側を向く部分にのみ形成する。また、凹状部32の内周面の周方向において、取外抵抗低減面37以外の領域には、基準軸Jに対して、殆ど傾斜しない抜け防止面40を形成する。抜け防止面40は、基準軸Jに対して傾斜しないために、蝶着ピン26による当接で摺動部材51が左右方向に移動できない。したがって、抜け防止面40が下側に位置する状態で蓋体3が上方に移動しようとしても、蝶着ピン26が抜け防止面40に係止して蓋体3が不用意に外れない。
このように、取外抵抗低減面37と抜け防止面40とは、蓋体3が、本体2に対して一定の角度で開状態にする場合にのみ、蓋体3の取り外しを許容する。
図10(c)に示すように、さらに蓋体3を上昇すると、摺動部材51は、取外抵抗低減面37と蝶着ピン26との当接を解除(取外抵抗低減面37の押圧の解除)する。摺動部材51は、弾性部材52の弾性復元力により蓋体3の凹部10からわずかに突出している(突出部8を形成する)初期位置に復帰する。
以上の手順を経て、作業者は、本体2の蝶着ピン26を蓋体3の凹状部32内から挿出し、蓋体3を本体2から取り外しできる。このように、作業者は、蓋体3を起立姿勢にして略垂直方向である上方に持ち上げるだけで蓋体3を本体2から容易に取り外しできる。
なお、この蓋体3の取り外し時には、蓋体3を図8(b)に示す開状態(回動角度θ=110度)まで回動する必要はない。例えば90度〜110度の範囲内の回動角度で、蓋体3を開方向へ回動すればよい。換言すると、蓋体3の摺動部材51の取外抵抗低減面37は、蓋体3を水平姿勢の閉状態から所定範囲内の回動角度で開方向に回動して持ち上げた場合にのみ、本体2の蝶着ピン26に当接する。
次いで、大雨時の洪水等により、冠水が発生した場合の筐体1の状態について、図11を参照して説明する。冠水が発生し筐体1が水没すると蓋体3に浮力が生じる場合がある。ここでは、蓋体3に浮力が生じた場合の蓋体3の外れ防止機能について説明する。
図11は、蓋体3に浮力が生じた場合の蓋体の外れ防止機能を説明する図である。
筐体1が水没すると、蓋体3が開方向に回動(例えば90度未満)して蓋体3の係合突起38が本体2の係合受け部29から離れて、蓋体3には浮上しようとする浮力が掛かる。この場合には、本体2の蝶着ピン26と蓋体3の抜け防止面40とが互いに当接する。凹状部32の内周面の抜け防止面40は、取外抵抗低減面37に比べて曲率半径がかなり小さい。このため、筐体1は、本体2の蝶着ピン26と蓋体3の凹状部32の抜け防止面40との当接によって、本体2から蓋体3の抜け出しを防止できる。
このように、本実施形態の筐体1によれば、本体2に対する蓋体3の取り付け作業および取り外し作業が容易であるとともに、本体2から蓋体3の不用意な外れを効果的に防止できる。
また、蓋体3は、摺動部材51が凹部10の外側面10aからわずかに突出して突出部8を形成する状態を初期位置とする。突出部8の端面8aは、本体2の凸部9の先端面9aと接触し蓋体3を本体2に取り付けるときに蓋体3を案内する。また、蓋体3の凹部10は、本体2の凸部9を収容するため、凹部10が凸部9の挿入経路を案内する。このため、蓋体3を本体2に取り付ける作業が容易となる。
また、蓋体3の取付時には、取付抵抗低減面36と蝶着ピン26とが当接し、蓋体3の取外時には、取外抵抗低減面37と蝶着ピン26とが当接する。このため、蓋体3の取り付け作業および取り外し作業が容易である。
また、蓋体3は、摺動部材51の一部である突出部8が凹部10の外側面10aから突出して凸部9の先端面9aに当接している。蓋体3が本体2の基準軸Jを仮想中心として回動するときに、突出部8の端面8aは、凸部9の先端面9aを摺動するので、蓋体3の基端3b側に発生するブレを防止できる。これにより、蓋体3が金属製である場合および大型である場合など大重量であっても、蓋体の開閉動作を安定化できる。
さらに、蓋体3の取外抵抗低減面37は、蓋体3を水平姿勢の閉状態から所定範囲内の回動角度で回動して持ち上げた場合にのみ、蝶着ピン26と当接する。このため、蓋体3の不用意な抜け出しを防止できる。
また、蓋体3の閉状態時および開状態時に摺動部材51と蝶着ピン26とが接触しても、摺動部材51が、左右方向に基準軸Jに沿って摺動するので互いに強く接触しない。このため、蓋体3の閉状態時および開状態時における本体2の蝶着ピン26の損傷を防止できる。
また、第1実施形態の筐体1は、摺動部材51を押圧する弾性部材52を有する。つまり、筐体1は、弾性部材52を筐体1の材質や設置場所に応じる押圧力を発揮する弾性部材52に変更できる。このため、筐体1は、蓋体3の不用意な抜け出しを防止できる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態として、図12(a)〜(c)を基に説明する。
上述の第1実施形態では、蓋体3の板部材45が、摺動部材保持部46を有している。また、板部材45は、摺動部材保持部46において、下面側に突出壁57を形成し、摺動部材51のスライドリブ56がスライドする摺動溝54を形成している。これに対して、第2実施形態は、摺動部材151を保持する他の構成を有する。
なお、上述の第1実施形態と同一態様の機能を有する構成要素については、同一名称を付し詳細な説明を省略する。
図12(a)〜(c)は、第2実施形態の蓋体103を説明する図であり、図12(a)、(b)は、蓋体103の分解斜視図であり、図12(c)は、蓋体103の斜視図である。図12(b)、(c)に示すように、蓋体103は、板部材145と摺動部材保持構造体146とを有している。
蓋体103は、板部材145の左右方向両側の外側面103dに凹部110を有する。板部材145は、取付部148を有する。取付部148には、摺動部材保持構造体146を取り付けるために、例えば、ねじ穴183を4カ所形成する。
図12(a)に示すように、摺動部材保持構造体146は、カバー部材158と摺動部材151と弾性部材152と固定板149とを有する。
カバー部材158と固定板149とは、摺動部材151および弾性部材152を囲み、これらを保持する。摺動部材151は、カバー部材158および固定板149の内側において、左右方向に移動可能である。弾性部材152は、摺動部材151を左右方向外側に付勢する。
カバー部材158は、板状の一対の基板158aと、基板158a同士を繋ぐ断面円弧状の壁部158bとを有する。
一対の基板158aには、板部材145のねじ穴183に取り付けるネジ192が挿通する合計2つの孔184を形成する。また、一対の基板158aには、それぞれカバー部材158を固定板149に取り付けるネジ191が挿通する孔185を形成する。
壁部158bの外周面には、本体2側の係合受け部29(図1参照)と係合する係合突起138を形成する。また、壁部158bの内周面には、摺動溝154を形成する。壁部158bは、左右方向外側から内側に向かって延びる切欠部160を形成する。
摺動部材151は、有底筒形状であり、左右方向外側に向かって開口する凹状部132を有する。摺動部材151の外周面には、一対のスライドリブ156を形成する。スライドリブ156は、カバー部材158の摺動溝154に嵌り、摺動部材151の移動方向を、左右方向のみに制限する。
摺動部材151は、第1実施形態の摺動部材51と同様に、取付抵抗低減面36、取外抵抗低減面37および抜け防止面40を形成する(図5参照)。
固定板149は突出壁157を有する。板部材145の取付部148に固定するためのネジ192が挿通する孔186を4つ形成する。また、固定板149には、カバー部材158を固定するネジ191をネジ止めするためのネジ孔187を2つ形成する。
弾性部材152は、摺動部材151と突出壁157との間に、適度に圧縮した状態で、介在する。弾性部材152は、摺動部材151を左右方向外側に付勢する。
図12(b)に示すように、カバー部材158は、ネジ191によって固定板149に固定する。また、図12(C)に示すように、摺動部材保持構造体146は、ネジ192によって、板部材145に固定する。この状態で、摺動部材151は、一部が蓋体103の凹部110から外側に突出する突出部108を形成する。
第2実施形態の蓋体103によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。第2実施形態の蓋体103は、蓋体の大きさや材質や設置環境に応じて、弾性部材152を交換でき、本体2から蓋体3の抜け出しを防止できる。さらに、第2実施形態の蓋体103によれば、摺動部材151、弾性部材152およびカバー部材158のうち何れかが損傷した場合において、部品交換することで、損傷のない部品を再利用できる。このため、長期使用において、コスト削減を図ることができる。また、第2実施形態の蓋体103は、係合突起138をカバー部材158に形成する。このため、係合突起138が本体2の係合受け部29と強固に係合でき、自動車等の通過などによる衝撃が加わる場合でも、基端3b側の跳ね上がりを防止できる。
以下に本実施形態が含む発明について述べる。本実施形態の筐体は、上側に開口を有する箱状の本体と、本体に取り付ける板状の蓋体とを備え、本体に対して蓋体は、蓋体の基端側に設定する基準軸周りに回転して開閉し、本体は、内側面からせり出して閉状態の蓋体を下側から支持する棚部と、基準軸に対応する内側面の一部が内側方向に突出する凸部と、基準軸に沿って凸部の先端面から突出する一対の突状軸とを有し、蓋体は、基準軸に対応する外側面の一部が内側に凹み凸部を収容する凹部と、基準軸に沿って移動可能であり凹部から外側方向に突出可能な摺動部材と、摺動部材を基準軸に沿って外側に付勢する付勢手段とを有し、摺動部材には、突状軸を収容する軸孔を形成し、摺動部材は、突状軸と当接することで、付勢手段を圧縮して基準軸に沿って内側に移動し、当接解除によって基準軸に沿って外側方向に移動して凸部の先端面に接触する。
本実施形態の筐体によれば、本体2の凸部9が蓋体3の凹部10を案内するため、凹状部32内に蝶着ピン26を円滑に収容できる。したがって、作業者は、位置合わせが容易になり蓋体の取り付け作業および取り外し作業が容易である。
また、本実施形態の筐体によれば、付勢手段(弾性部材)が摺動部材を外側に付勢して、摺動部材が本体の凸部の先端面に接触する。蓋体の取り付け時に凸部の先端面が摺動部材を案内するため、位置合わせが容易となる。すなわち、蓋体は垂直方向に移動するのみで本体への取り付けおよび取外しが完了する。さらに、蓋体3が本体2の基準軸Jを仮想中心として回動するときに、摺動部材の端面(すなわち、突出部の端面)は、本体2の凸部9の先端面に接触する。このため、蓋体の基端側に発生するブレを防止でき蓋体の回転が安定する。
本実施形態の筐体は、蓋体が金属製の場合や、大型の量水器や複数の量水器を収容する大型の筐体用に大型化する場合であっても、蓋体の開閉を安定できる。
また、上述の筐体において、蓋体は、基端側に形成する摺動面を有し、棚部は、摺動面が摺動することで蓋体の回転を案内する案内部を有していてもよい。
この構成によれば、開閉時においても、本体の突状軸には負担が掛かり難い。
また、上述の筐体において、摺動部材は、軸孔の外側から軸孔の縁部に向かって傾斜する第1の傾斜面を有していてもよい。
この構成によれば、突状軸を軸孔へ円滑に案内できして、本体への蓋体の取り付けを容易に行うことができる。加えて、取付に際して突状軸に負荷が掛かり難い。
また、上述の筐体において、突状軸の上部には、根元側から先端側に向かって斜め下方に傾斜する上側斜面を有していてもよい。
この構成によれば、本体への蓋体の取り付けがより一層、容易となる。
また、上述の筐体において、摺動部材は、軸孔の内周面に、軸孔の縁部に向かって傾斜する第2の傾斜面と基準軸と略平行に延びる抜け防止面とを有し、第2の傾斜面と抜け防止面とは、基準軸の周方向に互いに隣り合い、第2の傾斜面は、蓋体が開状態にあるときに上側を向き、抜け防止面は、蓋体が閉状態にあるときに上側を向くものであってもよい。
この構成によれば、蓋体を開状態として持ち上げることで、本体から容易に取り外しできる。また、閉状態においては、蓋体が不要に外れることがない。
また、上述の筐体において、突状軸の下部には、根元側から先端側に向かって斜め上方に傾斜する下側斜面を有していてもよい。
この構成によれば、蓋体を開状態として持ち上げた際の取り外しが、より一層、容易となる。
また、上述の筐体において、蓋体が開状態および閉状態にあるとき、軸孔は、突状軸を遊嵌状態で収容するものであってもよい。
この構成によれば、本体の突状軸には負荷が掛かり難い。
また、上述の筐体において、蓋体は、基端側に基準軸と直交する方向に延びる係合突起を有し、本体の棚部は、外側に向かって窪む係合受け部を有し、閉状態で係合受け部が、係合突起を収容するものであってもよい。
この構成によれば、蓋体が本体から不要に跳ね上がることを防止できると共に、保守作業等で必要なときは蓋体を本体から取り外しできる。
以上に、本発明の様々な実施形態を説明したが、各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。
例えば、第1実施形態の筐体1において、本体2は、3つの別体の部材である枠体4と上枠5と底板6とで構成した。しかし、本体2の構成はこれに限定しない。例えば、本体2は、枠体4と上枠5や枠体4と底板6を一体成形で構成することも可能であり、また、底板6を有しない構成でも良い。
また、第1実施形態の筐体1において、蓋体3は、本体2の係合受け部29と係合する係合突起38を有しない構成等でも良い。
また、第1実施形態の筐体1において、弾性部材52は、摺動部材51の一部を弾性変形可能な形状に形成して、摺動部材51を蓋体3の左右方向に付勢するように構成しても良い。
また、第1実施形態の筐体1において、摺動部材51は、蓋体3の端部の同軸上に2つ設けたが他でも良い。例えば、蓋体3の浮き上がりに対しての本体2との蓋体3の保持力を高めるために、蓋体3の一方のみに可動式の摺動部材51を設けて、他方の摺動部材51は固定としても良い。この構成では、まず蓋体3に固定した他方の摺動部材51と蝶着ピン26との位置合わせが必要であるが、可動式の摺動部材51の突出部8が本体2の凸部9の先端面9aに接触するため、位置合わせが容易となる。
また、第1実施形態の筐体1において、蝶着ピン26は、上側斜面26aおよび下側斜面26bを有していなくても良い。
本発明は、筐体内に量水器などの地下構造物を収容する筐体に利用できる。
1…筐体、2…本体、3、103…蓋体、3d,103d…外側面、4…枠体、5…上枠、5a…内側面、6…底板、7…開口、8…突出部、8a…端面、9…凸部、9a…先端面、10、110…凹部、21、22、23…棚部、26…蝶着ピン(突状軸)、26a…上側斜面、26b…下側斜面、27…間隙、28…案内部、29…係合受け部、32、132…凹状部(軸孔)、32a…縁部、36…取付抵抗低減面(第1の傾斜面)、37…取外抵抗低減面(第2の傾斜面)、38、138…係合突起、39…係合段部、40…抜け防止面、47…摺動面、51、151…摺動部材、52、152…弾性部材(付勢手段)、146…摺動部材保持構造体、J…基準軸

Claims (8)

  1. 上側に開口を有する箱状の本体と、前記本体に取り付ける板状の蓋体とを備え、
    前記本体に対して前記蓋体は、前記蓋体の基端側に設定する基準軸周りに回転して開閉し、
    前記本体は、
    内側面からせり出して閉状態の前記蓋体を下側から支持する棚部と、
    前記基準軸に対応する内側面の一部が内側方向に突出する凸部と、
    前記基準軸に沿って前記凸部の先端面から突出する一対の突状軸とを有し、
    前記蓋体は、
    前記基準軸に対応する外側面の一部が内側に凹み前記凸部を収容する凹部と、
    前記基準軸に沿って移動可能であり前記凹部から外側方向に突出可能な摺動部材と、
    該摺動部材を前記基準軸に沿って外側に付勢する付勢手段とを有し、
    前記摺動部材には、前記突状軸を収容する軸孔を形成し、
    前記摺動部材は、前記突状軸と当接することで、前記付勢手段を圧縮して前記基準軸に沿って内側に移動し、当接解除によって前記基準軸に沿って外側方向に移動して前記凸部の前記先端面に接触する筐体。
  2. 前記蓋体は、前記基端側に形成する摺動面を有し、
    前記棚部は、前記摺動面が摺動することで前記蓋体の回転を案内する案内部を有する請求項1に記載の筐体。
  3. 前記摺動部材は、前記軸孔の外側から前記軸孔の縁部に向かって傾斜する第1の傾斜面を有する請求項1又は2に記載の筐体。
  4. 前記突状軸の上部には、根元側から先端側に向かって斜め下方に傾斜する上側斜面を有する請求項3に記載の筐体。
  5. 前記摺動部材は、前記軸孔の内周面に、前記軸孔の縁部に向かって傾斜する第2の傾斜面と前記基準軸と略平行に延びる抜け防止面とを有し、
    前記第2の傾斜面と前記抜け防止面とは、前記基準軸の周方向に互いに隣り合い、
    前記第2の傾斜面は、前記蓋体が開状態にあるときに上側を向き、前記抜け防止面は、前記蓋体が閉状態にあるときに上側を向く請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体。
  6. 前記突状軸の下部には、根元側から先端側に向かって斜め上方に傾斜する下側斜面を有する請求項5に記載の筐体。
  7. 前記蓋体が開状態および閉状態にあるとき、前記軸孔は、前記突状軸を遊嵌状態で収容する請求項1〜6の何れか一項に記載の筐体。
  8. 前記蓋体は、前記基端側に前記基準軸と直交する方向に延びる係合突起を有し、
    前記本体の前記棚部は、外側に向かって窪む係合受け部を有し、
    閉状態で前記係合受け部が、前記係合突起を収容する請求項1〜7の何れか一項に記載の筐体。
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