JP2016015231A - 電気部品用の保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー開閉部の繰り返し開閉作業による係止保持力の低下を低減する。
【解決手段】ヒンジ部20の軸線方向両端部近傍に、カバー開閉部30を開位置に保持する係合部50A、50Bと被係合部40A、40Bとを設ける。各係合部は、先端部外側面に係止突起53を持つ一対のリブ状のロック片51で構成し、各被係合部は、係止縁部43を内向きに対向させた一対のロック枠41で構成する。各係合部および被係合部が2つのロック片と2つのロック枠よりなるダブルロック構造になることで、係止突起53の突出高さを低下させても、トータルで十分な係止保持力を発揮できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載バッテリのバッテリポストに接続されるバッテリ端子やヒューズユニットの保護に適用され、外部との接触による短絡や水滴等の浸入による腐食を防止するための電気部品用の保護カバーに関する。
車載バッテリのプラス側のバッテリポストには、補機等に給電するためのバッテリ端子やヒューズユニット等が接続されている。このようなバッテリ端子やヒューズユニットは、外部との接触による短絡や水滴等の浸入による腐食を防止するために、通常は樹脂製の保護カバーで保護されている。
この種の電気部品用の保護カバーの従来例として、特許文献1に記載のものが知られている。図19〜図22は、特許文献1に記載された従来のバッテリ接続部用の保護カバーを示している。
図19に示すように、この保護カバー201は、全体が樹脂の一体成形品として構成されたもので、バッテリポストに直付けされるバッテリ端子やヒューズユニットを覆うためにバッテリ側に装着固定されるカバー本体部210と、カバー本体部210にヒンジ部220を介して連結され、該ヒンジ部220の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部230と、を有している。
カバー開閉部230の上壁には、ヒンジ部220に近接して、先端側に係止突起253を有する差込片251が設けられ、カバー本体部210の上壁には、図20および図21に示すように、カバー開閉部230の開操作時に、差込片251が嵌挿される挿孔部240が設けられている。差込片251は、ヒンジ部220の軸線方向の両端に寄せて一対設けられ、挿孔部240は、差込片251の位置に対応して一対設けられている。
各差込片251は、カバー開閉部230の回動面に沿ったリブ状の突出壁として構成され、一対の差込片251の各係止突起253は、各差込片251の外側面または内側面に相互に外向きまたは内向きに突出形成されている。図示例では、係止突起253は、各差込片251の内側面に相互に内向きに突出形成されている。
挿孔部240は貫通孔として形成されており、その入口部には、図21および図22(a)、(b)に示すように、係止突起253の挿入をスムーズに案内する傾斜面243が形成されている。また、係止突起253の突出代(突出高さ)は、挿孔部240に対する係止突起253の係止代に相当するように設定されている。また、係止突起253は半球状に形成されている。
次に作用を述べる。
カバー開閉部230を開ける場合には、図20に示すように、ヒンジ部220を回動中心として、カバー開閉部230を上方に90°程度持ち上げる。このようにカバー開閉部230を開位置に操作すると、カバー開閉部230の差込片251が、カバー本体部210の挿孔部240に徐々に挿入されて行く。
差込片251が挿孔部240に挿入されて行くと、始めに、図22(a)に示すように、係止突起253が挿孔部240の内周縁部に摺動して、差込片251が外向きに撓みながら挿孔部240の奥へ進入する。奥への進入に伴い係止突起253が挿孔部240の内周縁部を通過すると、図22(b)に示すように、その位置で差込片251が内向きに弾性復帰して、係止突起253が挿孔部240の内周縁部に係止され、カバー開閉部230が開放状態に保持される。
また、このようにカバー開閉部230が開放状態で係止される際、差込片251や挿孔部240が一対設けられているので、カバー開閉部230が二点支持で保持されることになる。
また、一対の差込片251の各係止突起253が外向きまたは内向きに突出形成されているので、係止突起253を挿孔部240の内周縁部に接触させつつ挿孔部240に挿入した際に、各挿孔部240の内周縁部が受ける横方向の力の向きが相反する方向を向くことになる。
特開2002−329492号公報
ところで、上述した従来例では、差込片251と挿孔部240が、ヒンジ部220の両端側に寄せた2箇所に一対設けられているだけであり、カバー開閉部230の開位置での係止強度を高めるためには、係止突起253の突出高さを大きめに設定する必要がある。しかし、係止突起253の突出高さを大きめに設定すると、係止時のラップ量(係止代)が大きくなるため、カバー開閉部230の開閉時の荷重が係止突起253の先端に集中しやすくなり、その結果、繰り返しの開閉作業で係止突起253が削れて保持力が低下し、十分な係止機能を発揮できなくなる可能性がある。
そこで、差込片の数を増やしつつ各係止突起の突出高さを小さめに設定することにより、保持力を維持しつつ、開閉作業による係止突起の削れを最低限に抑えることが考えられる。しかし、ロック片を互いに離れた距離にしてしまうと、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片自体及びロック片間の成形誤差が大きくなり、差込片の数を増やせば増やすほど係止性能に悪影響が出やすくなる。このため、単純に差込片の数を増やしただけでは、保持力の低下を低減することが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバー開閉部の繰り返し開閉作業による係止保持力の低下を低減することのできる電気部品用の保護カバーを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気部品用の保護カバーは、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 電気部品に装着固定されるカバー本体部と、該カバー本体部にヒンジ部を介して連結され、該ヒンジ部の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部と、を備えた電気部品用の保護カバーであって、
前記カバー本体部及び前記カバー開閉部それぞれには、前記カバー開閉部が開位置に操作されたときに互いに係合して前記カバー開閉部を開位置に保持する係合部及び被係合部が前記ヒンジ部の軸線方向に沿ってそれぞれ2箇所に形成され、
前記係合部それぞれは、
前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、係合途中において前記ヒンジ部の軸線方向に撓む一対のリブ状のロック片からなり、前記ロック片それぞれの外側面または内側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きまたは内向きに係止突起が突設され、
前記被係合部それぞれは、
前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、前記一対のロック片の係止突起が前記ロック片の撓みを利用してそれぞれ係合する一対のロック枠からなり、前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部が内向きまたは外向きに形成され、
前記一対のロック片間の距離は、一方の前記係合部を構成する、他方の前記係合部側に位置する前記ロック片と、他方の前記係合部を構成する、一方の前記係合部側に位置する前記ロック片との距離よりも小さい、
ことを特徴とする電気部品用の保護カバー。
(2) 前記ロック片それぞれの外側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きに係止突起が突設され、
撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも大きい、
ことを特徴とする上記(1)に記載の電気部品用の保護カバー。
(3) 撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも僅かに大きい、
ことを特徴とする上記(2)に記載の電気部品用の保護カバー。
(4) 前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部が内向きに形成され、
前記ロック枠それぞれは、前記ヒンジ部の軸線方向に互いに凹部を対向させて配置された有底筒型をなしており、前記係止縁部が、前記凹部の周囲壁の端縁として形成されている、
ことを特徴とする上記(2)または(3)に記載の電気部品用の保護カバー。
(5) 前記ロック枠それぞれは、一対の係合孔または一対の係合孔が合体した1個の係合孔よりなり、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に設けられた孔縁部が、前記係止縁部とされている、
ことを特徴とする上記(2)または(3)に記載の電気部品用の保護カバー。
(6) 前記係合部及び前記被係合部が、前記ヒンジ部における軸線方向両端の外側に配置されている、
ことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の電気部品用の保護カバー。
上記(1)の構成の電気部品用の保護カバーによれば、対をなすロック片については互いに近い距離にあることから、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片間の成形誤差が小さくなり、係止性能に悪影響が出にくくなる。
また、上記(1)の構成の電気部品用の保護カバーによれば、カバー開閉部が開位置に操作された際に係合部と被係合部とが合計4箇所で係合するので、係止突起の突出高さを大きくしないでも、トータルの係止保持力を高めることができる。従って、係止突起の突出高さを大きくした場合に比べて、係止突起の削れを低減することができ、繰り返しの開閉作業でも十分な係止機能を発揮することができる。特に、各係合部を構成する一対のロック片には、両ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きまたは内向きに係止突起が突設されているので、係合部と被係合部の各組において、係合の進行に伴ってロック片が撓む際の横方向の力が相殺されることになる。従って、ヒンジ部に作用する剪断力を低減することができ、ヒンジ部の耐久性を高めることができる。
上記(2)及び(3)のいずれか一方の構成の電気部品用の保護カバーによれば、撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも大きい。このため、最も撓んだときであっても一対のロック片が接触することがないため、ロック片が適正に撓むことができる。特に、上記2点における、一対のロック片が撓んでいないときの距離が、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも僅かに大きいことによって、一対のロック片間の距離を最小にすることができる。このように位置にある一対のロック片であれば、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片間の成形誤差が極めて小さくなり、係止性能への悪影響を最小限に抑えることができる。
上記(4)の構成の電気部品用の保護カバーによれば、一対のロック片の外側面に外向きに係止突起が突設され、一対の各ロック枠の係止縁部が内向きに形成されているので、一対のロック片間の距離を最小に設定することができ、小さな距離の範囲内で、前記のヒンジ部に作用する剪断力を相殺することができる。また、一対の各ロック枠が、ヒンジ部の軸線方向に互いに凹部を対向させて配置された有底筒型をなしているので、ロック枠の強度向上が図れ、係合部と被係合部の係合強度の向上に貢献することができる。
上記(5)の構成の電気部品用の保護カバーによれば、一対のロック片の外側面に外向きに係止突起が突設されているので、一対のロック片間の距離を最小に設定することができ、小さな距離の範囲内で、前記のヒンジ部に作用する剪断力を相殺することができる。また、一対の各ロック枠が、一対の係合孔または一対の係合孔が合体した1個の係合孔よりなるので、出っ張りの少ない単純な構成にすることができる。
上記(6)の構成の電気部品用の保護カバーによれば、各係合部および各被係合部が、ヒンジ部の軸線方向両端の外側に配置されている、言い換えれば、ヒンジ部に設けられていないので、係合部や被係合部を配置することによるヒンジ部の強度上の影響を低減することができる。
本発明によれば、カバー開閉部の繰り返し開閉作業による係止保持力の低下を低減することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態である保護カバーのカバー開閉部を閉じた状態の該保護カバーの斜視図である。 図2は、同第1実施形態のカバー開閉部を開いた状態のときの斜視図である。 図3は、同第1実施形態のカバー開閉部を閉じた状態のときの平面図である。 図4は、図3の要部拡大図である。 図5は、図4のX−X矢視断面図である。 図6は、同第1実施形態の性能を説明するための特性図である。 図7は、同第1実施形態の別の性能を説明するための特性図である。 図8は、本発明の第2実施形態である保護カバーのカバー開閉部を閉じた状態の該保護カバーの斜視図である。 図9は、同第2実施形態のカバー開閉部を閉じた状態のときの平面図である。 図10は、図9のA円部の拡大図である。 図11は、図9のB−B矢視断面図である。 図12は、図9のC−C矢視断面図である。 図13は、本発明の第2実施形態のカバー開閉部を開いた状態のときの斜視図である。 図14は、同第2実施形態のカバー開閉部を開いた状態のときの側面図である。 図15は、同第2実施形態のカバー開閉部を開いた状態のときの平面図である。 図16は、図15のD−D矢視断面図である。 図17は、図15のE−E矢視断面図である。 図18は、図15のF−F矢視断面図である。 図19(a)及び図19(b)は、従来例の構成図で、図19(a)は平面図、図19(b)は側面図である。 図20は、同従来例におけるカバー開閉部の開閉時の様子を示す側面図である。 図21は、図19の要部の拡大図である。 図22(a)及び図22(b)は、同従来例において、差込片と挿孔部の係合の説明図で、図22(a)は係合途中の状態を示す図、図22(b)は係合状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を図1〜図7を用いて説明する。
図1は第1実施形態の保護カバーのカバー開閉部を閉じた状態のときの斜視図、図2はカバー開閉部を開いた状態のときの斜視図、図3はカバー開閉部を閉じた状態のときの平面図、図4は図3の要部拡大図、図5は図4のX−X矢視断面図である。
図1〜図3に示すように、この保護カバー1は、全体が樹脂の一体成形品として構成されたバッテリ接続部600用の保護カバーであって、バッテリポストに直付けされるバッテリ端子601やヒューズユニット602を覆うためにバッテリ側に装着固定されるカバー本体部10と、該カバー本体部10にヒンジ部20を介して連結され、該ヒンジ部20の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部30と、を有している。本実施形態では、電気部品の一例としてバッテリを挙げるが、本発明はこれに限定されない。本発明は、電気接続箱、コネクタ等の電気部品用の保護カバーにも適用できる。
カバー本体部10は、電線610、620の電線引出部11と、上面視矩形の切欠部12と、切欠部12に嵌まるカバー開閉部30をヒンジ部20を介して支持する開閉支持部13と、を有している。切欠部12には、バッテリ端子601やヒューズユニット602等のバッテリ接続部600が配置されており、カバー開閉部30を開くことで、バッテリ接続部600に対する必要な作業が行えるようになっている。
カバー本体部10の電線引出部11および開閉支持部13は、保護すべき部分を覆えるように、それぞれ上壁11a、13aと側壁11b、13bとを有し、電線引出部11の上壁11aは、開閉支持部13の上壁13aよりも一段高くなっている。また、カバー開閉部30は、閉じた状態にしたときに、同じく保護すべき部分を覆えるように、上壁30aと側壁30bとを有しており、カバー開閉部30の上壁30aは、閉じた状態にしたときに、電線引出部11の上壁11aと面一になる高さに設定されている。また側壁30bの必要箇所には、カバー開閉部30を閉じた状態にしたときに、バッテリ接続部600などとの干渉を避ける切欠30d(図2参照)が設けられている。
ヒンジ部20は、カバー本体部10の開閉支持部13の上壁13aと、カバー開閉部30の上壁30aとの境界部に直線状に形成されている。この場合、カバー本体部10の開閉支持部13の上壁13aの高さにヒンジ部20が設けられている関係で、開閉支持部13の上壁13aの高さよりも一段高い位置にあるカバー開閉部30の上壁30aの開閉支持部13側の側縁部には、ヒンジ部20に向かって下り傾斜した傾斜面31が設けられている。ヒンジ部20は、カバー開閉部30の上壁30aやカバー本体部10の開閉支持部13の上壁13aよりも薄肉に形成されることで屈曲性を付与されている。
ヒンジ部20の軸線方向両端部近傍における開閉支持部13の上壁13aとカバー開閉部30の上壁30aとには、カバー開閉部30が図2に示すように開位置に操作されたときに、互いに係合してカバー開閉部30を開位置に保持する係合部50A、50Bと被係合部40A、40Bとがヒンジ部20の軸線方向に沿ってそれぞれ設けられている。
各係合部50A、50Bは、それぞれ一対の側面視三角形のリブ状のロック片51により構成されている。一対のロック片51は、それぞれカバー開閉部30の回動面(ヒンジ部20の軸線に垂直な面)に沿った突出壁として形成され、前記回動面に垂直な方向(ヒンジ部20の軸線方向)に離間して互いに平行に配されている。そして、係合途中において先端側が前記回動面に垂直な方向に撓むことができるようになっている。なお、側面視三角形の一対のロック片51は、カバー開閉部30の傾斜面31に配置されており、ロック片51の上端縁が、カバー開閉部30の上面の高さに一致するように突出寸法が設定されている。
一対のロック片51の前記回動面に垂直な方向に撓み可能な先端部の外側面には、それぞれ、図4に示すように、両ロック片51間の中間線L1(以下、係合部50A、50Bおよび被係合部40A、40Bの「センターラインL1」という)に対して左右対称に外向きに係止突起53が突設されている。一対のロック片51の内側面間には、両ロック片51の必要量の撓みを許容する撓み空間(隙間)54が確保されている。このとき、一対のロック片51の内側面には、先端に向かって先細るようにテーパが形成されているため、両ロック片51の可動域が広げられている。
一方、各係合部50A、50Bに対応してそれぞれ配置された各被係合部40A、40Bは、前記回動面に垂直な方向(ヒンジ部20の軸線方向)に離間して配置された一対のロック枠41により構成されている。一対のロック枠41は、一対のロック片51の係止突起53がロック片51の撓みを利用してそれぞれ係合する係止縁部43を有しており、これら係止縁部43は、係止突起53が設けられた側に対応して内向きに対向している。
この場合、一対の各ロック枠41は、回動面に垂直な方向に互いに凹部42を対向させて配置された有底筒型をなしており、係止縁部43が、凹部42の周囲壁の端縁として形成されている。また、図4に示すように、センターラインL1から内向きに対向する一対の係止縁部43までの距離をH1、センターラインL1からロック片51の外側面までの距離をH2、係止突起53の突出高さをH3、係止縁部43に対する係止突起53の係止代(ラップ量)をH4とすると、H1=H2、H3=H4とされている。
また、各係止突起53の突出高さH3の和(H3+H3)は、撓んだときの一対のロック片51において最も接近する2点P1における、該一対のロック片51が撓んでいないときの距離(S)よりも大きくされている。これにより、撓んだときに一対のロック片51が接触することがないため、ロック片51が適正に撓むことができる。
特に、2点P1における、一対のロック片51が撓んでいないときの距離Sが、ロック片51それぞれの係止突起53の突出高さH3の和(H3+H3)よりも僅かに大きいことによって、一対のロック片51間の距離を最小にすることができる。このように位置にある一対のロック片51であれば、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片51間の成形誤差が極めて小さくなり、係止性能への悪影響を最小限に抑えることができる。
また、図1〜図3から分かるように、各係合部50A、50Bおよび各被係合部40A、40Bは、ヒンジ部20の軸線方向両端の外側に配置されている。そして、図3に示すように、各係合部50A、50Bを構成する外側と内側の一対のロック片51のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片51間の距離Fbに比べて、各一対の外側と内側のロック片51間の距離Fa、Fcがかなり小さく設定されている。
この点を具体的に述べる。いま、図3に示すように、ヒンジ部20に軸線方向の一方から他方に向けて並んだ4つのロック片51の実質的な係合点の位置をE1、E2、E3、E4とすると、各対をなす2つの外側と内側のロック片51間の距離は、E1とE2の間隔Faと、E1とE2の間隔Fcである。また、一対のロック片51のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片51間の距離は、E2とE3の間隔Fbである。ヒンジ部20の軸線方向の長さD1は、屈曲安定性を実現するために可能な限り長めに設定されているので、その外側にあるE2とE3の位置のロック片51間の距離Fbは、かなり長めに設定されていることになる。一方で、各対のロック片51間の間隔Fa、Fcは、ロック片51の厚みとロック片51の必要撓み量に応じて最小に設定されていることが望ましく、従って、Fbに比べてできるだけ小さく設定されている。
また、ロック片51の外側面に形成された係止突起53は、詳しくは次のように構成されている。
図4および図5を参照して述べると、カバー開閉部30を開位置に操作したときに始めに係止縁部43に摺接してロック片51を徐々に撓ませる前側(図中左側)の側面は、緩い上り傾斜面53aとして形成されている。また、ロック片51の撓みによりその緩い上り傾斜面53aを越えた後に係止縁部43と摺接して徐々にロック片51を撓みから復帰させて係止縁部43との間に係止力を発生する後側の側面は、傾斜面53aの傾斜角度より急な下り傾斜面53bとして形成されている。そして、緩い上り傾斜面53aから急な下り傾斜面53bに移行する中間部が、ヒンジ部20の回動面に平行な平坦なカット面53cとして形成されている。このため、中間部は、緩い上り傾斜面53aを含む平面よりも頂点がロック片51側に位置したカット面として形成されている。
このとき、緩い上り傾斜面53aから急な下り傾斜面53bに移行するカット面53cは、半球状に形成された場合の係止突起の外周面(図4では点線にてその外周面を記載)よりも内側に位置している。特に、カット面53cは、図4に示すように、緩い上り傾斜面53aの下端及び急な下り傾斜面53bの下端を直径とする半球状に形成された場合の係止突起の外周面よりも内側に位置する。このとき、半球状に形成されることが想定される係止突起の形状は、緩い上り傾斜面53aの下端及び急な下り傾斜面53bの下端を直径とする半球状に限られない。緩い上り傾斜面53aの下端及び急な下り傾斜面53bの下端を直径とした場合よりも小さい直径の半球状に形成されたものを係止突起の形状として想定してもよい。また、中間部の表面形状を平坦なカット面53cとして述べたが、中間部の形状は、平坦な平面形状に限られるものではなく、曲面形状であればよい、言い換えれば一点に向かって隆起する錘状、または線分を頂点とするように2平面が交差するエッジ以外の形状であればよい。
次に作用を述べる。
カバー開閉部30を開ける場合は、図2に示すように、ヒンジ部20を回動中心として、カバー開閉部30を上方に90°程度持ち上げる。このようにカバー開閉部30を開位置に操作すると、カバー開閉部30の対をなす2組のロック片51が、カバー本体部10の対をなす2組のロック枠41の内側に徐々に挿入されて行く。
ロック片51がロック枠41の内側に挿入されて行くと、各ロック片51の係止突起53がロック枠41の係止縁部43に弾性的に接しながら摺動して、ロック片51が内向きに撓みながらロック枠41の内側に更に進入して行く。そして、進入に伴って係止突起53がロック枠41の係止縁部43を通過すると、ロック片51が外向きに弾性復帰し、係止突起53がロック枠41の係止縁部43に係止され、それによりカバー開閉部30が開放状態に保持される。従って、カバー開閉部30の開放状態を保持しながら、バッテリ端子や各種接続端子等の取付け/取外し、あるいは、ヒューズ交換等の作業を容易に行うことができる。
上記のようにカバー開閉部30が開位置に操作されると、係合部50A、50Bと被係合部40A、40Bとが合計4箇所(4つのロック片51と4つのロック枠41)で係止することになるので、一つ一つの係止突起53の突出高さを大きくして、係止突起53と係止縁部43のラップ量(係止代)を大きくしないでも、トータルの係止保持力を高めることができる。従って、係止突起53の突出高さを大きくした場合に比べて、係止突起53の中間部の削れを低減することができ、繰り返しの開閉作業でも、十分な係止機能を発揮することができる。
特に、各係合部50A、50Bを構成する一対のロック片51には、両ロック片51間のセンターラインL1に対して左右対称に外向きに係止突起53が突設されているので、係合部50A、50Bと被係合部40A、40Bの各組において、係合の進行に伴ってロック片51が撓む際の横方向の力が相殺されることになる。従って、ヒンジ部20に作用する剪断力を低減することができ、繰り返しの開閉に対するヒンジ部20の耐久性を高めることができる。
また、この保護カバー1では、一対のロック片51の先端部外側面に外向きに係止突起53が突設され、一対の各ロック枠41の係止縁部43が内向きに形成されているので、一対のロック片51間の距離Fa、Fcを最小に設定することができ、小さな距離の範囲内で、ヒンジ部20に作用する剪断力を相殺することができる。また、一対の各ロック枠41が、カバー開閉部30の回動面に垂直な方向に互いに凹部42を対向させて配置された有底筒型をなしているので、ロック枠41の強度向上が図れ、係合部50A、50Bと被係合部40A、40Bの係合強度の向上に貢献することができる。
また、この保護カバー1では、各係合部50A、50Bおよび各被係合部40A、40Bが、ヒンジ部20の軸線方向両端の外側に配置されているので、係合部50A、50Bや被係合部40A、40Bを配置することによるヒンジ部20の強度上の影響を低減することができる。また、各係合部50A、50Bを構成する外側と内側の一対のロック片51のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片51間の距離Fbに比べて、各一対の外側と内側のロック片51間の距離Fa、Fcが小さく設定されているので、対をなすロック片51については互いに近い距離にあることから、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片51間の成形誤差が小さくなり、係止性能に悪影響が出にくくなる。
また、この保護カバー1では、ロック片51がロック枠41に係合するときの係止突起53の前側の側面が緩い上り傾斜面53aとして形成されると共に、後側の側面が急な傾斜面53bとして形成され、且つ半球状に形成された場合の係止突起の外周面(図4では点線にてその外周面を記載)よりも内側に位置しているので、係止時(挿入時)の摺動抵抗(挿入力ともいう)を小さくし、係止力を大きくすることができる。また、緩い上り傾斜面53aから急な下り傾斜面53bに移行する中間部が、ヒンジ部20の回動面に平行な平坦なカット面53cとして形成されているので、カバー開閉部30を繰り返し開閉操作した際の係止突起53の削れを少なくすることができる。従って、使用当初から係止突起の削れが進行するまでの区間に、開閉回数が増えるごとに挿入力が変化するということがなくなり、使用当初から変わらぬ挿入力(開閉時の摺動抵抗)で開閉を繰り返すことができる。
図6は、カバー開閉部30の開閉回数による、従来例と本発明の実施形態との被係合部40A、40Bに対する係合部50A、50Bの挿入力の変化を示す特性図である。
この図6から明らかなように、従来例では、使用当初の開閉回数の少ない区間で、係止突起の突出高さが大きいことにより、係合のための挿入力が大きくなり、係止突起の削れの進行に従い、徐々に挿入力が小さくなる傾向を示す。しかし、本発明の実施形態では、係止突起53の削れが少なくなるので、使用当初から開閉回数が増えても、挿入力の変化が小さくなる。従って、開閉回数に拘わらず一定の挿入力での開閉が可能となる。
図7は、カバー開閉部30の開閉回数による、従来例と本発明の実施形態との被係合部40A、40Bと係合部50A、50Bの係止保持力の変化を示す特性図である。
この図7から明らかなように、従来例では、開閉回数が増えるのに従って係止突起の削れの影響で保持力が急低下する傾向を示すが、本発明の実施形態では、使用当初から開閉回数が増えても、変わらない保持力を発揮することができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態を図8〜図18を用いて説明する。
図8は第2実施形態のカバー開閉部を閉じた状態のときの斜視図、図9は同平面図、図10は図9のA円部の拡大図、図11は図9のB−B矢視断面図、図12は図9のC−C矢視断面図である。また、図13は第2実施形態のカバー開閉部を開いた状態のときの斜視図、図14は同側面図、図15は同平面図、図16は図15のD−D矢視断面図、図17は図15のE−E矢視断面図、図18は図15のF−F矢視断面図である。
上述した第1実施形態では、図1に示すように、カバー開閉部30に係合部50A、50Bとしてのロック片51が設けられ、カバー本体部10に被係合部40A、40Bとしてのロック枠41が設けられ、しかも、ロック枠41が有底筒型に形成されている場合を示したが、本第2実施形態では、図8に示すように、カバー本体部110に係合部150A、150Bとしてのロック片151が設けられ、カバー開閉部130に被係合部140A、140Bとしてのロック枠141が設けられ、しかも、ロック枠141が係合孔142で構成されている点に特徴を有している。また、ヒンジ部120の軸線方向両端よりも内側の位置に係合部150A、150Bや被係合部140A、140Bが配置されている点も、第1実施形態と異なる点である。
図8〜図18に示すように、この保護カバー101は、全体が樹脂の一体成形品として構成されたバッテリ接続部用の保護カバーであって、バッテリポストに直付けされるバッテリ端子やヒューズユニットを覆うためにバッテリ側に装着固定されるカバー本体部110と、該カバー本体部110にヒンジ部120を介して連結され、該ヒンジ部120の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部130と、を有している。本実施形態では、電気部品の一例としてバッテリを挙げるが、本発明はこれに限定されない。本発明は、電気接続箱、コネクタ等の電気部品用の保護カバーにも適用できる。
カバー本体部110は、全体として平面視L字形に形成された主体部111と、上面視矩形の切欠部112と、切欠部112に嵌まるカバー開閉部130をヒンジ部120を介して支持する開閉支持部113と、を有している。切欠部112には、バッテリ端子やヒューズユニット等のバッテリ接続部が配置され、カバー開閉部130を開くことで、バッテリ接続部に対する必要な作業が行えるようになっている。
カバー本体部110の主体部111は、保護すべき部分を覆えるように、上壁111aとそれに連なる傾斜壁111bとそれに連なる側壁111cとを有している。開閉支持部113は、主体部111の上壁111aよりも一段高く盛り上がっており、開閉支持部113の周縁部には、主体部111の上面にかけて下り傾斜した傾斜面114が設けられている。また、カバー開閉部130は、閉じた状態にしたときに、同じく保護すべき部分を覆えるように、主体部111の上壁111aと傾斜壁111bと側壁111cに対応した、上壁130aと傾斜壁130bと側壁130cとを有している。そして、カバー開閉部130の上壁130aは、閉じた状態にしたときに、主体部111の上壁111aと傾斜壁111bと側壁111cとそれぞれ面一となるように設定されている。
ヒンジ部120は、矩形状の切欠部112の開閉支持部113側の側縁に位置しており、主体部111の上壁111aとカバー開閉部130の上壁130aとの境界部に直線状に形成されている。ヒンジ部120は、カバー開閉部130の上壁130aやカバー本体部110の開閉支持部113の上壁113aよりも薄肉に形成されることで屈曲性を付与されている。また、図12に示すように、ヒンジ部120の近傍の主体部111の上壁111aの下面には、補強リブ115が突設されている。
また、ヒンジ部120の軸線方向両端部近傍におけるカバー本体部110の傾斜面114とカバー開閉部130の上壁130aとには、カバー開閉部130が図13及び図14に示すように開位置に操作されたときに、互いに係合してカバー開閉部130を開位置に保持する係合部150A、150Bと被係合部140A、140Bとがヒンジ部120の軸線方向に沿ってそれぞれ設けられている。
各係合部150A、150Bは、それぞれ一対の側面視三角形のリブ状のロック片151により構成されている。一対のロック片151は、それぞれカバー開閉部130の回動面(ヒンジ部120の軸線に垂直な面)に沿った突出壁として形成され、前記回動面に垂直な方向(ヒンジ部120の軸線方向)に離間して互いに平行に配されている。そして、係合途中において先端側が前記回動面に垂直な方向に撓むことができるようになっている。なお、側面視三角形の一対のロック片151は、カバー本体部110の傾斜面114から主体部111の上壁111aにかけての部分に配置されており、ロック片151の上端縁が、主体部111の上壁111aから盛り上がった開閉支持部113の上面の高さに一致するように突出寸法が設定されている。
一対のロック片151の前記回動面に垂直な方向に撓み可能な先端部の外側面には、それぞれ、図10に示すように、両ロック片151間の中間線L1(以下、係合部150A、150Bおよび被係合部140A、140Bの「センターラインL1」という)に対して左右対称に外向きに係止突起153が突設されている。一対のロック片151の内側面間には、両ロック片151の必要量の撓みを許容する撓み空間(隙間)154が確保されている。このとき、一対のロック片151の内側面には、先端に向かって先細るようにテーパが形成されているため、両ロック片151の可動域が広げられている。
一方、図8に示すように、各係合部150A、150Bに対応してそれぞれ配置された各被係合部140A、140Bは、前記回動面に垂直な方向(ヒンジ部120の軸線方向)に離間して配置された一対のロック枠141により構成されている。一対のロック枠141は、一対のロック片151の係止突起153がロック片151の撓みを利用してそれぞれ係合する係止縁部143を有しており、これら係止縁部143は、係止突起153が設けられた側に対応して内向きに対向している。
この場合の一対の各ロック枠141は、一対の係合孔としてそれぞれに構成されていてもよいが、本実施形態では、一対の係合孔が合体した1個の係合孔142として形成されている。そして、図11に示すように、係合孔142の各係止突起153が設けられた側に対応した孔縁部が、係止突起153と係合する係止縁部143とされている。また、センターラインL1から内向きに対向する一対の係止縁部143までの距離をH1、センターラインL1からロック片151の外側面までの距離をH2、係止突起153の突出高さをH3、係止縁部143に対する係止突起153の係止代(ラップ量)をH4とすると、H1=H2、H3=H4とされている。
また、各係止突起153の突出高さH3の和(H3+H3)は、撓んだときの一対のロック片151において最も接近する2点P1における、該一対のロック片151が撓んでいないときの距離よりも大きくされている。これにより、撓んだときに一対のロック片151が接触することがないため、ロック片151が適正に撓むことができる。
特に、2点P1における、一対のロック片151が撓んでいないときの距離が、ロック片151それぞれの係止突起153の突出高さH3の和(H3+H3)よりも僅かに大きいことによって、一対のロック片151間の距離を最小にすることができる。このように位置にある一対のロック片151であれば、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片151間の成形誤差が極めて小さくなり、係止性能への悪影響を最小限に抑えることができる。
なお、係合孔142は、カバー開閉部130の肉厚方向に貫通していてもよいが、貫通していると、保護カバー101内に係合孔142から異物が入り込むおそれがあるので、保護壁144、145で係合孔142の底が覆われている。この保護壁144、145は、係合孔142の周囲の補強の役目も果たす。
また、図8及び図9から分かるように、各係合部150A、150Bおよび各被係合部140A、140Bは、ヒンジ部120の軸線方向両端の内側に配置されている。そして、図9に示すように、各係合部150A、150Bを構成する外側と内側の一対のロック片151のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片151間の距離Fbに比べて、各一対の外側と内側のロック片151間の距離Fa、Fcがかなり小さく設定されている。
この点を具体的に述べる。いま、図9に示すように、ヒンジ部120に軸線方向の一方から他方に並んだ4つのロック片151の実質的な係合点の位置をE1、E2、E3、E4とすると、各対をなす2つの外側と内側のロック片151間の距離は、E1とE2の間隔Faと、E1とE2の間隔Fcである。また、一対のロック片151のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片151間の距離は、E2とE3の間隔Fbである。そして、Fa、Fcは、Fbに比べて小さく設定されている。
また、ロック片51の外側面に形成された係止突起53は、詳しくは次のように構成されている。
図10〜図12を参照して述べると、カバー開閉部130を開位置に操作したときに始めに係止縁部143に摺接してロック片151を徐々に撓ませる前側(図10中右側)の側面は、緩い上り傾斜面153aとして形成されている。また、ロック片151の撓みによりその緩い上り傾斜面153aを越えた後に係止縁部143と摺接して徐々にロック片151を撓みから復帰させて係止縁部143との間に係止力を発生する後側の側面(図10中左側)は、傾斜面153aの傾斜角度より急な下り傾斜面153bとして形成されている。そして、緩い上り傾斜面153aから急な下り傾斜面153bに移行する中間部が、ヒンジ部120の回動面に平行な平坦なカット面153cとして形成されている。このため、中間部は、緩い上り傾斜面153aを含む平面よりも頂点がロック片151側に位置したカット面として形成されている。
このとき、緩い上り傾斜面153aから急な下り傾斜面153bに移行するカット面153cは、半球状に形成された場合の係止突起の外周面(図10では点線にてその外周面を記載)よりも内側に位置している。特に、カット面153cは、図10に示すように、緩い上り傾斜面153aの下端及び急な下り傾斜面153bの下端を直径とする半球状に形成された場合の係止突起の外周面よりも内側に位置する。このとき、急な下り傾斜面153bは、係止突起が半球状に形成された場合の係止突起の外周面の一部に一致する。尚、半球状に形成されることが想定される係止突起の形状は、緩い上り傾斜面153aの下端及び急な下り傾斜面153bの下端を直径とする半球状に限られない。緩い上り傾斜面153aの下端及び急な下り傾斜面153bの下端を直径とした場合よりも小さい直径の半球状に形成されたものを係止突起の形状として想定してもよい。また、中間部の表面形状を平坦なカット面153cとして述べたが、中間部の形状は、平坦な平面形状に限られるものではなく、曲面形状であればよい、言い換えれば一点に向かって隆起する錘状、または線分を頂点とするように2平面が交差するエッジ以外の形状であればよい。
次に作用を述べる。
カバー開閉部130を開ける場合は、図13及び図14に示すように、ヒンジ部120を回動中心として、カバー開閉部130を上方に90°を超える大きな角度まで持ち上げる。このようにカバー開閉部130を開位置に操作すると、カバー本体部110の対をなす2組のロック片151が、カバー開閉部130の対をなす2つの係合孔142に徐々に挿入されて行く。
ロック片151が係合孔142の内側に挿入されて行くと、図16〜図18に示すように、各ロック片151の係止突起153が係合孔142の両側の係止縁部143に弾性的に接しながら摺動して、ロック片151が内向きに撓みながら係合孔142の内部に更に進入して行く。そして、進入に伴って係止突起153が係合孔142の係止縁部143を通過すると、ロック片151が外向きに弾性復帰し、係止突起153が係止縁部143に係止され、カバー開閉部130が開放状態に保持される。従って、カバー開閉部130の開放状態を保持しながら、バッテリ端子や各種接続端子等の取付け/取外し、あるいは、ヒューズ交換等の作業を容易に行うことができる。
上記のようにカバー開閉部130が開位置に操作されると、係合部150A、150Bと被係合部140A、140Bとが合計4箇所(4つの係止突起153と4つの係止縁部143)で係止することになるので、一つ一つの係止突起153の突出高さを大きくして、係止突起153と係止縁部143のラップ量(係止代)を大きくしないでも、トータルの係止保持力を高めることができる。従って、係止突起153の突出高さを大きくした場合に比べて、係止突起153の中間部の削れを低減することができ、繰り返しの開閉作業でも、十分な係止機能を発揮することができる。
特に、各係合部150A、150Bを構成する一対のロック片151には、両ロック片151間のセンターラインL1に対して左右対称に外向きに係止突起153が突設されているので、係合部150A、150Bと被係合部140A、140Bの各組において、係合の進行に伴ってロック片151が撓む際の横方向の力が相殺されることになる。従って、ヒンジ部120に作用する剪断力を低減することができ、繰り返しの開閉に対するヒンジ部120の耐久性を高めることができる。
また、この保護カバー101では、一対のロック片151の先端部外側面に外向きに係止突起153が突設され、係合孔142の係止縁部143が内向きに形成されているので、一対のロック片151間の距離Fa、Fcを最小に設定することができ、小さな距離の範囲内で、ヒンジ部120に作用する剪断力を相殺することができる。また、一対の各ロック枠141に相当する一対の係合孔が合体して1個の係合孔142として構成されているので、出っ張りの少ない単純な構成にすることができる。
また、この保護カバー101では、各係合部150A、150Bを構成する外側と内側の一対のロック片151のうち、それぞれ内側に位置する2つのロック片151間の距離Fbに比べて、各一対の外側と内側のロック片151間の距離Fa、Fcが小さく設定されているので、対をなすロック片151については互いに近い距離にあることから、樹脂成形時の樹脂流れの影響によるロック片151間の成形誤差が小さくなり、係止性能に悪影響が出にくくなる。
また、この保護カバー101では、ロック片151が係合孔142に係合するときの係止突起153の前側の側面が緩い上り傾斜面153aとして形成されると共に、後側の側面が急な傾斜面153bとして形成されているので、係止時(挿入時)の摺動抵抗(挿入力ともいう)を小さくし、係止力を大きくすることができる。また、緩い上り傾斜面153aから急な下り傾斜面153bに移行する中間部が、ヒンジ部120の回動面に平行な平坦なカット面153cとして形成され、且つ半球状に形成された場合の係止突起の外周面(図10では点線にてその外周面を記載)よりも内側に位置しているので、カバー開閉部130を繰り返し開閉操作した際の係止突起153の削れを少なくすることができる。従って、使用当初から係止突起の削れが進行するまでの区間に、開閉回数が増えるごとに挿入力が変化するということがなくなり、使用当初から変わらぬ挿入力(開閉時の摺動抵抗)で開閉を繰り返すことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記第1実施形態では、係止突起53がロック片51の外側面に外向きに形成されている場合を示したが、ロック片51の内側面に、両ロック片51間のセンターラインL1に対して左右対称に内向きに形成されていてもよい。その場合、一対の各ロック枠41は、係止突起53が設けられた側に対応して、係止突起53と係合する係止縁部43を外向きに有するように形成してあればよい。従って、一対のロック枠41を一体型に形成することも可能である。
同様に、上記第2実施形態では、係止突起153がロック片151の外側面に外向きに形成されている場合を示したが、ロック片151の内側面に、両ロック片151間のセンターラインL1に対して左右対称に内向きに形成されていてもよい。その場合、一対の各ロック枠141に相当する係合孔は、第2実施形態のように1個に合体したものではなく、別々に設け、それぞれの係合孔に、係止突起153が設けられた側に対応して、係止突起153と係合する係止縁部143を外向きに形成してあればよい。
また、上記第1実施形態では、カバー開閉部30側に一対のロック片51よりなる係合部50A、50Bを設け、カバー本体部10側に一対のロック枠41よりなる被係合部40A、40Bを設けた場合を示したが、その逆に、カバー開閉部30側に一対のロック枠41よりなる被係合部40A、40Bを設け、カバー本体部10側に一対のロック片51よりなる係合部50A、50Bを設けてもよい。
同様に、上記第2実施形態では、カバー本体部110側に一対のロック片151よりなる係合部150A、150Bを設け、カバー開閉部130側に一対のロック枠141(係合孔142が相当)よりなる被係合部140A、140Bを設けた場合を示したが、その逆に、カバー開閉部130側に一対のロック枠141(係合孔142が相当)よりなる被係合部140A、140Bを設け、カバー本体部110側に一対のロック片151よりなる係合部150A、150Bを設けてもよい。
ここで、上述した本発明に係る電気部品用の保護カバーの実施形態の特徴をそれぞれ以下(i)〜(vi)に簡潔に纏めて列記する。
(i) 電気部品に装着固定されるカバー本体部(10)と、該カバー本体部にヒンジ部(20)を介して連結され、該ヒンジ部の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部(30)と、を備えた電気部品用の保護カバー(1)であって、
前記カバー本体部及び前記カバー開閉部それぞれには、前記カバー開閉部が開位置に操作されたときに互いに係合して前記カバー開閉部を開位置に保持する係合部(50A,50B)及び被係合部(40A,40B)が前記ヒンジ部の軸線方向に沿ってそれぞれ2箇所に形成され、
前記係合部それぞれは、
前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、係合途中において前記ヒンジ部の軸線方向に撓む一対のリブ状のロック片(51)からなり、前記ロック片それぞれの外側面または内側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きまたは内向きに係止突起(53)が突設され、
前記被係合部それぞれは、
前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、前記一対のロック片の係止突起が前記ロック片の撓みを利用してそれぞれ係合する一対のロック枠(41)からなり、前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部(43)が内向きまたは外向きに形成され、
前記一対のロック片間の距離は、一方の前記係合部を構成する、他方の前記係合部側に位置する前記ロック片と、他方の前記係合部を構成する、一方の前記係合部側に位置する前記ロック片との距離よりも小さい、
ことを特徴とする電気部品用の保護カバー。
(ii) 前記ロック片それぞれの外側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きに係止突起が突設され、
撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点(P1)における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離(S)は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和(H3+H3)よりも大きい、
ことを特徴とする上記(i)に記載の電気部品用の保護カバー。
(iii) 撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも僅かに大きい、
ことを特徴とする上記(ii)に記載の電気部品用の保護カバー。
(iv) 前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部が内向きに形成され、
前記ロック枠それぞれは、前記ヒンジ部の軸線方向に互いに凹部(42)を対向させて配置された有底筒型をなしており、前記係止縁部が、前記凹部の周囲壁の端縁として形成されている、
ことを特徴とする上記(ii)または(iii)に記載の電気部品用の保護カバー。
(v) 前記ロック枠それぞれは、一対の係合孔(142)または一対の係合孔が合体した1個の係合孔(142)よりなり、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に設けられた孔縁部が、前記係止縁部(143)とされている、
ことを特徴とする上記(ii)または(iii)に記載の電気部品用の保護カバー。
(vi) 前記係合部及び前記被係合部が、前記ヒンジ部における軸線方向両端の外側に配置されている、
ことを特徴とする上記(i)〜(v)のいずれか1項に記載の電気部品用の保護カバー。
1 保護カバー
10 カバー本体部
20 ヒンジ部
30 カバー開閉部
40A,40B 被係合部
41 ロック枠
42 凹部
43 係止縁部
50A,50B 係合部
51 ロック片
53 係止突起
53a 緩い上り傾斜面
53b 急な下り傾斜面
53c 平坦なカット面
101 保護カバー
110 カバー本体部
120 ヒンジ部
130 カバー開閉部
140A,140B 被係合部
141 ロック枠
142 係合孔
143 係止縁部
150A,150B 係合部
151 ロック片
153 係止突起
153a 緩い上り傾斜面
153b 急な下り傾斜面
153c 平坦なカット面
L1 ロック片間の中間線
Fb 内側に位置する2つのロック片間の距離
Fa,Fc 外側と内側のロック片間の距離

Claims (6)

  1. 電気部品に装着固定されるカバー本体部と、該カバー本体部にヒンジ部を介して連結され、該ヒンジ部の軸線を回動中心として開閉可能とされたカバー開閉部と、を備えた電気部品用の保護カバーであって、
    前記カバー本体部及び前記カバー開閉部それぞれには、前記カバー開閉部が開位置に操作されたときに互いに係合して前記カバー開閉部を開位置に保持する係合部及び被係合部が前記ヒンジ部の軸線方向に沿ってそれぞれ2箇所に形成され、
    前記係合部それぞれは、
    前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、係合途中において前記ヒンジ部の軸線方向に撓む一対のリブ状のロック片からなり、前記ロック片それぞれの外側面または内側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きまたは内向きに係止突起が突設され、
    前記被係合部それぞれは、
    前記ヒンジ部の軸線方向に離間して互いに平行に配され、且つ、前記一対のロック片の係止突起が前記ロック片の撓みを利用してそれぞれ係合する一対のロック枠からなり、前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部が内向きまたは外向きに形成され、
    前記一対のロック片間の距離は、一方の前記係合部を構成する、他方の前記係合部側に位置する前記ロック片と、他方の前記係合部を構成する、一方の前記係合部側に位置する前記ロック片との距離よりも小さい、
    ことを特徴とする電気部品用の保護カバー。
  2. 前記ロック片それぞれの外側面に、該ロック片間の中間線に対して左右対称に外向きに係止突起が突設され、
    撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気部品用の保護カバー。
  3. 撓んだときの前記一対のロック片において最も接近する2点における、該一対のロック片が撓んでいないときの距離は、前記ロック片それぞれの前記係止突起の突出高さの和よりも僅かに大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気部品用の保護カバー。
  4. 前記ロック枠それぞれは、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に、前記係止突起と係合する係止縁部が内向きに形成され、
    前記ロック枠それぞれは、前記ヒンジ部の軸線方向に互いに凹部を対向させて配置された有底筒型をなしており、前記係止縁部が、前記凹部の周囲壁の端縁として形成されている、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電気部品用の保護カバー。
  5. 前記ロック枠それぞれは、一対の係合孔または一対の係合孔が合体した1個の係合孔よりなり、対応する前記ロック片の前記係止突起が設けられた側に設けられた孔縁部が、前記係止縁部とされている、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電気部品用の保護カバー。
  6. 前記係合部及び前記被係合部が、前記ヒンジ部における軸線方向両端の外側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気部品用の保護カバー。
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