JP6490295B2 - エレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法 - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、災害発生時に管制運転を行った後に休止するエレベーターを、遠隔監視・制御に基づいて避難手段として活用するエレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法に関する。
火災や地震などの災害が発生すると、エレベーターは、直ちに管制運転となり、最寄階で停止後、避難階へ走行し、以後、運転が停止される。従って、運転停止後は、エレベーターを避難誘導手段として用いることができなかった。
このような点に着目し、避難誘導の際にエレベーターを活用する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1は、火災時に避難運転の可否判断を行い、避難運転を実施する避難運転モードの開始判断を行なっている。
より具体的には、特許文献1は、避難運転を実施してよいかの判断を、火災発生箇所の情報、およびビル設備の状況(スプリンクラー稼働情報)を元に実施している。さらに、特許文献1は、避難運転を実施するとなった際には、あらかじめ許可された人物をエレベーターで避難させている。この結果、火災や避難状況に応じてエレベーターの運行を行なうとともに、各階においてエレベーターでの避難要求を行なうことを可能としている。
特許4391226号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のような従来技術は、火災発生箇所の情報、およびビル設備の状況を、別のシステムから入手する必要があった。また、このような従来技術は、火災が発生した状況において、エレベーターが実際に走行可能か否かの確認を取っていない。従って、避難誘導にエレベーターを活用しようとしても、エレベーターが実際には動作できないおそれがある。
さらに、このような従来技術は、あらかじめ許可された人物しか火災発生時の避難手段としてエレベーターを活用することができない点で、運行効率が上がるとは言い難い。また、避難誘導に活用しているエレベーターの動作中に、万一閉じ込めが発生した場合には、通報する手段がないといった問題もある。
特に、マンションやオフィスビルなど、多くの人が在館している状況が考えられる場合には、エレベーターを避難誘導に活用できない、あるいは閉じ込めが発生するなどの問題により、在館者全員の避難完了までに長時間を要してしまうという問題が考えられる。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、災害発生時の避難誘導にエレベーターを活用し、より迅速に避難を完了させることを可能とするエレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベーター制御装置は、災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能を実現するために、エレベーターの運行制御を行う制御装置に接続された情報収集装置を備えるエレベーター制御装置であって、情報収集装置は、ネットワークに接続される第1送受信部と、第1送受信部にエレベーター状態情報を送信させるとともに、第1送受信部が受信した指令を制御装置に転送することで、自己診断機能を実施させる第1避難誘導制御部とを備え、第1避難誘導制御部は、第1送受信部が指令として自己診断機能を実施するための診断走行指令を受信した場合には、診断走行指令を制御装置に転送することで自己診断機能を実施させ、制御装置から受信した自己診断機能の実施結果をエレベーター状態情報として第1送受信部に送信させ、第1避難誘導制御部は、第1送受信部が災害発生後に管制運転が完了した情報をエレベーター状態情報として送信した後に、診断走行指令を受信した場合には、診断走行指令を制御装置に転送し、情報収集装置は、自己診断機能に加えて、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能を実現するために制御装置に接続されており、第1避難誘導制御部は、第1送受信部が指令として避難走行機能を実施するための避難走行指令を受信した場合には、避難走行指令を制御装置に転送することで避難走行機能を実施させるものである。
また、本発明に係るエレベーター遠隔監視サーバは、エレベーター制御装置とネットワークを介して接続されており、災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能と、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能とを実現するために、エレベーター制御装置を遠隔制御するエレベーター遠隔監視サーバであって、エレベーター遠隔監視サーバは、エレベーター制御装置とネットワークを介して接続され、相互通信を行う第2送受信部と、第2送受信部を介して、エレベーター制御装置からエレベーター状態情報を受信するとともに、受信結果に応じて自己診断機能および避難走行機能を実施させる指令を生成し、エレベーター制御装置に対して指令を送信する第2避難誘導制御部とを備えるものである。
また、本発明に係る避難支援システムは、災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能を実現するために、ネットワークを介して接続されたエレベーター制御装置とエレベーター遠隔監視サーバとを備えて構成される避難支援システムであって、エレベーター遠隔監視サーバは、災害発生後に、自己診断機能を実施するための診断走行指令をエレベーター制御装置に送信し、エレベーター制御装置は、診断走行指令を受信した場合には、自己診断機能を実施し、自己診断機能の実施結果をエレベーター状態情報としてエレベーター遠隔監視サーバに返信し、エレベーター遠隔監視サーバは、管制運転が完了した情報を受信した後に、診断走行指令を生成し、エレベーター制御装置から受信した自己診断機能の実施結果に基づいて、救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能を実現するために、救出階と避難階の情報を含む避難走行指令をエレベーター制御装置に送信するものである。
また、本発明に係るエレベーターを活用した避難支援方法は、災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能と、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能とを実現するために、ネットワークを介して接続されたエレベーター制御装置とエレベーター遠隔監視サーバとで実行される、エレベーターを活用した避難支援方法であって、エレベーター制御装置において、災害発生後に管制運転が完了した情報をエレベーター状態情報としてエレベーター遠隔監視サーバに送信する第1ステップと、エレベーター遠隔監視サーバにおいて、第1ステップによるエレベーター状態情報をエレベーター制御装置から受信した場合には、入力操作に基づいて生成される、自己診断機能を実施するための診断走行指令をエレベーター制御装置に対して返信する第2ステップと、エレベーター制御装置において、第2ステップによる診断走行指令をエレベーター遠隔監視サーバから受信した場合には、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断するための自己診断走行を実施し、自己診断結果をエレベーター遠隔監視サーバに返送する第3ステップと、エレベーター遠隔監視サーバにおいて、第3ステップによる自己診断結果を受信した場合には、避難走行機能を実施するために入力操作に基づいて生成される避難走行指令をエレベーター制御装置に対して返信する第4ステップと、エレベーター制御装置において、第4ステップによる避難走行指令をエレベーター遠隔監視サーバから受信した場合には、救出階と避難階との間でエレベーターかごを走行させて避難誘導を行うことで、避難走行機能を実施する第5ステップとを有するものである。
本発明によれば、災害発生時において、エレベーターが走行可能であることを確認した上で、遠隔監視に基づく制御により、エレベーターを避難誘導に活用できる構成を備えている。この結果、災害発生時の避難誘導にエレベーターを活用し、より迅速に避難を完了させることを可能とするエレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置およびエレベーター遠隔監視サーバを含むエレベーター遠隔監視システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視システムにおいて実行される一連の避難支援処理に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置で実行される一連の自己診断処理に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態1における情報収集装置におけるハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視サーバにおけるハードウェア構成を示す図である。
以下、本発明のエレベーター制御装置、エレベーター遠隔監視サーバ、避難支援システム、およびエレベーターを活用した避難支援方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置およびエレベーター遠隔監視サーバを含むエレベーター遠隔監視システムの全体構成図である。災害発生時の避難対象となる建物内には、エレベーターが設けられている。制御装置10は、かご20の運行制御を行うコントローラであり、ある乗場30で乗車した利用者を、別の乗場30へと搬送する。なお、実際には、複数の階床のそれぞれに対応して複数の乗場があるが、図1においては、説明を簡略化するために、1つの乗場だけを詳細に示している。
本実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視システムは、制御装置10および情報収集装置40を含むエレベーター制御装置と、ネットワーク200を介して情報収集装置40と相互通信可能なエレベーター遠隔監視サーバ100と、を主要な構成要素として備えている。
また、本実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視システムは、情報収集装置40に接続された防災センター60、制御装置10に接続された走行診断装置50、およびネットワーク200に接続された消防情報送信装置110を、オプションの構成要素として備えている。なお、これらのオプション構成は、エレベーターが設置された環境における災害発生状況に関する情報を提供する情報提供装置に相当する。
具体的には、防災センター60は、建物内に設置された設備であり、建物内の火災発生状況に関する情報を提供できる。また、走行診断装置50は、昇降路内の走行診断に関する情報を提供できる。さらに、消防情報送信装置110は、建物外に設置された設備であり、対象となる建物内の火災発生状況に関する情報を外部からネットワーク200経由で提供できる。
また、図1においては、通常の建物において、各階床に設置されている煙感知器70を図示している。
エレベーター遠隔監視サーバ100は、建物から離れた遠隔地に設置された情報センター内に設けられている。また、情報センター内には、災害発生時の避難誘導にエレベーターを活用するための運用トレーニングを受けたオペレータが常駐している。
ここで、エレベーター遠隔監視サーバ100は、第2送受信部101、および第2避難誘導制御部102を含んで構成されている。詳細は後述するが、第2送受信部101は、情報収集装置40とネットワーク200を介して相互通信を行う機能を有し、第2避難誘導制御部102は、第2送受信部101を介して、情報収集装置40からエレベーター状態情報を受信するとともに、受信結果に応じたオペレータの操作入力により、自己診断機能および避難走行機能を実施させる指令を生成し、情報収集装置40に対してそれらの指令を送信する機能を有する。なお、以下の説明では、第2送受信部101および第2避難誘導制御部102のそれぞれの機能を区別せず、両機能をエレベーター遠隔監視サーバ100が実行する形で説明する。
そして、オペレータは、エレベーター遠隔監視サーバ100を介して建物内の情報収集装置40から収集した情報に基づいて、エレベーター遠隔監視サーバ100を操作することで、情報収集装置40に対して、災害発生時の避難誘導にエレベーターを活用するための指令を送信することができる。
具体的な指令としては、無人の状態で実際にかご20を走行させて、走行可否を判断するための診断走行指令と、救助階から避難階に向けて避難者を乗車させて避難誘導を行う避難走行指令とがある。
そして、診断走行指令には、往復走行による診断走行を行うための階床に関する情報を含めることができる。また、避難走行指令には、避難誘導を行う際に、避難者を乗車させるための救出階と、建物ごとにあらかじめ定められている避難階に関する情報が含まれている。
一方、エレベーター遠隔監視サーバ100から受信した診断走行指令および避難走行指令に基づいて、情報収集装置40および制御装置10は、以下のような制御処理機能を実行できる。
(機能1)自己診断機能
情報収集装置40は、第1送受信部41、および第1避難誘導制御部42を含んで構成されている。詳細は後述するが、第1送受信部は、エレベーター遠隔監視サーバ100とネットワーク200を介して相互通信を行う機能を有し、第1避難誘導制御部42は、第1送受信部41を介して、エレベーター遠隔監視サーバ100に対してエレベーター状態情報を送信するとともに、エレベーター遠隔監視サーバ100から受信した指令を制御装置10に転送することで、自己診断機能および避難走行機能を実施させる機能を有する。なお、以下の説明では、第1送受信部41および第1避難誘導制御部42のそれぞれの機能を区別せず、両機能を情報収集装置40が実行する形で説明する。
災害発生時において、情報収集装置40は、制御装置10によりエレベーターの管制運転が行われた後に、エレベーター遠隔監視サーバ100から診断走行指令を受信した場合には、かご20を実際に昇降路内で走行させることで、走行可能か否かを診断するために、診断走行指令を制御装置10に対して転送する。
診断走行指令の転送を受けた制御装置10は、戸閉状態のかご20を、例えば、建物の最下階から最上階の間で実際に往復走行させることで、自己診断走行を実施する。なお、制御装置10は、エレベーター遠隔監視サーバ100から送信される診断走行指令に含まれている階床間を往復走行させるなど、その他の経路で、自己診断走行を実施することもできる。
そして、自己診断走行を実施した制御装置10は、自己診断走行が正常に完了した場合には、正常完了信号を情報収集装置40に対して返信する。一方、自己診断走行を実施した制御装置10は、例えば、火災による熱の影響で走行路が損傷しているなどの理由で、自己診断走行が正常に完了しない場合には、異常完了信号を情報収集装置40に対して返信する。さらに、この診断結果は、情報収集装置40からエレベーター遠隔監視サーバ100に転送される。
(機能2)避難誘導時の走行制御機能
オペレータは、エレベーター遠隔監視サーバ100上に表示された自己診断結果から、自己診断走行が正常に完了したと判断した場合には、救出階と避難階の情報を含む避難走行指令を入力する。オペレータによる入力操作をされたエレベーター遠隔監視サーバ100は、当該避難走行指令を情報収集装置40に対して出力する。情報収集装置40は、受信した避難走行指令を制御装置10に転送する。
避難走行指令の転送を受けた制御装置10は、かご20を救出階に向けて直通運転し、戸開することで、避難者をかご20内に誘導する。さらに、制御装置10は、戸閉後のかご20を避難階に向けて直通運転し、戸開することで避難者を避難階まで搬送する。
一方、オペレータは、エレベーター遠隔監視サーバ100上に表示された自己診断結果から、自己診断走行が正常に完了しなかったと判断した場合には、救出階と避難階との間の避難走行を実施することができないと判断し、避難走行指令を入力しないこととなる。
なお、自己診断結果として、一部の範囲での走行が不可能であっても、部分的に走行可能な階床範囲に関する情報が含まれている場合には、オペレータは、走行可能な階床範囲の中から救出階と避難階を設定して、避難走行指令を生成することもできる。
なお、制御装置10は、機能2による避難走行を実施中においても、機能1による自己診断を実施することができる。そして、この自己診断結果は、情報収集装置40を介してエレベーター遠隔監視サーバ100に転送される。従って、オペレータは、エレベーター遠隔監視サーバ100が受信した最新の走行時における自己診断結果に基づいて、その後の避難走行の可否を判断することができる。
また、制御装置10は、自己診断走行を定期的に行うこともできる。例えば、制御装置10は、稼働率が低い夜間等において定期的に自己診断走行を行っておくことで、正常時の走行データを蓄積できる。そして、災害発生時における自己診断結果を正常時の走行データと比較することで、診断精度を向上させることができる。
(機能3)利用者への情報伝達機能
先の図1に示したように、かご20は、表示装置21と報知装置22を備えて構成することができる。同様に、乗場30も、表示装置31と報知装置32を備えて構成することができる。このような構成を備える場合には、制御装置10は、エレベーターを避難誘導に活用している際のエレベーターの使用状況を、利用者に対して、適宜、伝えることができる。
具体的には、制御装置10は、利用者に対して、自己診断結果、救助階、避難階などの情報を、使用状況として知らせることができる。
(機能4)避難走行範囲の限定機能
オプション構成として、防災センター60が建物内に設けられている場合には、情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、防災センター60から、建物内の火災発生状況に関する情報を収集することができる。
また、オプション構成として、防災情報送信装置110がネットワーク200に接続されている場合には、情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、防災情報送信装置110から、建物内の火災発生状況に関する情報を収集することができる。
このような火災発生状況に関する情報としては、例えば、建物が10階建として、8階で火災が発生し、すでに、8階から10階に設置された煙感知器70が動作しているといった情報が挙げられる。
なお、ここでの煙感知器70は、走行診断装置50に含まれる煙感知器ではなく、通常の建物に設置されているものを意味している。また、このような煙感知器70による火災発生状況に関する情報は、図1に示したルートとは異なる別経路で遠隔監視サーバ100に送信され、遠隔監視サーバ100から情報収集装置40に転送される形態とすることができる。また、煙感知器70による火災発生状況に関する情報を、情報収集装置40が直接取り込む形態を採用することも可能である。
なお、上述した「別経路」としては、別のシステムからの信号受信の経路、あるいは電話などによる情報提供の経路が挙げられる。
このような情報を取得した情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、救出階として8〜10階が設定されると、かご内あるいは昇降路内に煙が侵入してくるおそれが高いと判断し、避難走行範囲を1〜7階の範囲に限定することができる。
さらに、オプション構成として、走行診断装置50が昇降路内に設けられている場合には、情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、走行診断装置50から、昇降路内の走行診断に関する情報を収集することができる。例えば、走行診断装置50として、昇降路内の各階に煙感知器が設けられている場合には、情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、制御装置10を介して煙感知器による感知結果を取得することができる。
また、例えば、走行診断装置50として、かご20の外側に煙感知器が設けられている場合には、制御装置10がかご4を走行させることにより、情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、制御装置10を介して煙感知器による感知結果を取得することができる。
このような感知情報としては、例えば、建物が10階建として、8〜10階で煙感知器が動作しているといった情報が挙げられる。このような情報を取得した情報収集装置40およびエレベーター遠隔監視サーバ100は、救出階として8〜10階が設定されると、かご内に煙が侵入してくるおそれが高いと判断し、避難走行範囲を1〜7階の範囲に限定することができる。
なお、走行診断装置50の設置場所は、昇降路内に限定されず、例えば、各階床の乗場30に、走行診断装置50としての煙感知器を設置することなども考えられる。
建物内の火災発生状況に関する情報を防災センター60あるいは消防情報送信装置110から取得する場合、あるいは、走行診断結果を走行診断装置50から取得する場合、オペレータは、取得した情報に応じて、避難走行範囲を限定することができる。
オペレータは、エレベーター遠隔監視サーバ100が情報収集装置40を介して防災センター60から取得した情報に応じて、避難走行範囲を限定する判断を行う。あるいは、エレベーター遠隔監視サーバ100が消防情報送信装置110から取得した情報に応じて、避難走行範囲を限定する判断を行う。これにより、情報センター内のオペレータは、ネットワーク200経由で取得した走行範囲選定情報に基づいて、救助階や避難階の適切な設定を行うことができる。
次に、エレベーターを活用した避難支援方法の一連処理について説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視システムにおいて実行される一連の避難支援処理に関するフローチャートである。
まず始めに、ステップS201において、制御装置10は、災害が発生しているか否かを判断する。そして、災害が発生していると判断した場合には、ステップS202に進み、制御装置10は、管制運転を実行する。なお、これらステップS201、S202の動作は、従来技術における管制運転と同じである。
次に、ステップS203において、エレベーター遠隔監視サーバ100は、自己診断実施指令を出力する。ここで、遠隔地にいるオペレータは、情報収集装置40から出力され、エレベーター遠隔監視サーバ100で受信した情報、および、煙感知器70等の、通常、建物に設置されているセンサーから情報収集装置40を介さない、別経路から受信した情報をエレベーター遠隔監視サーバ100上で確認する。
そして、オペレータは、収集した情報から、エレベーターを活用した避難誘導が必要と判断した場合には、無人の状態で実際にかご20を走行させるために、自己診断実施指令をエレベーター遠隔監視サーバ100に入力する。この結果、エレベーター遠隔監視サーバ100から情報収集装置40に対して、自己診断実施指令が送信されることとなる。
次に、自己診断実施指令を受信したエレベーター制御装置は、自己診断運転を実行する。ここで、図3に基づいて、自己診断運転について説明する。図3は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置で実行される一連の自己診断処理に関するフローチャートである。
ステップS301において、エレベーター遠隔監視サーバ100から自己診断実施指令を受信した情報収集装置40は、制御装置10に対して、診断走行指令を出力する。次に、ステップS302において、制御装置10は、診断走行指令に基づいて自己診断走行を実施し、診断結果を情報収集装置40に返信する。さらに、ステップS303において、情報収集装置40は、診断結果をエレベーター遠隔監視サーバ100に送信する。
図2の説明に戻る。
次に、ステップS204において、情報収集装置40は、制御装置10から正常完了信号を受信したか否かを判断する。そして、情報収集装置40は、正常完了信号を受信せず異常完了信号を受信した場合には、エレベーター遠隔監視サーバ100に対して異常完了信号および診断結果を送信し、一連処理は、終了する。
一方、情報収集装置40が正常完了信号を受信した場合には、ステップS205に進む。そして、ステップS205において、情報収集装置40は、エレベーター遠隔監視サーバ100に対して、正常完了信号および診断結果を送信し、その返答として、エレベーター遠隔監視サーバ100から避難走行指令を受信したか否かを判断する。
ここで、エレベーター遠隔監視サーバ100が、情報収集装置40から正常完了信号および診断結果を受信した場合には、オペレータは、その診断結果に基づき、エレベーターを活用した避難誘導を行うべきであるか否かを判断する。オペレータがエレベーターを活用した避難誘導を行うべきであると判断した場合には、救出階と避難階を特定した避難走行指令を作成し、エレベーター遠隔監視サーバ100に入力する。この結果、オペレータの判断に基づいて作成された、救出階と避難階が特定された避難走行指令が、エレベーター遠隔監視サーバ100から情報収集装置40に対して返信されることとなる。
なお、オペレータは、避難走行指令を作成する際に、救出階と避難階により特定される避難ルートを、優先順位とともに複数設定することも可能である。例えば、建物が10階建として、8階で火災が発生し、避難階が1階であり、自己診断結果から9階、10階にもエレベーターが走行可能であると判断できる場合には、オペレータは、優先順位1として救出階を9階、避難階を1階と設定し、優先順位2として救出階を10階、避難階を1階と設定し、複数の避難ルートを含む形で、避難走行指令を作成することができる。
次に、ステップS206において、情報収集装置40は、エレベーター遠隔監視サーバ100から受信した避難走行指令を制御装置10に転送する。そして、ステップS207において、制御装置10は、受信した避難走行指令に基づいて、避難走行を実行する。
上述したように、避難走行指令に優先順位1と優先順位2の2つの避難ルートが含まれている場合には、制御装置は、まず始めに優先順位1で設定された避難ルートによる避難走行を実施することとなる。
次に、ステップS208において、制御装置10は、避難走行を実施中においても、自己診断を実施することができる。そして、制御装置10は、ステップS209において、現在行っている避難走行が完了したか否かを判定する。
ステップS208、S209により、避難走行実行中の自己診断が正常に完了しなかった場合には、ステップS210に進み、制御装置10は、戸閉停止または最寄階停止を実行後、一連処理を終了する。
なお、ステップS210における戸閉停止、または最寄階停止の判断基準を補足説明すると、以下のようになる。制御装置10は、最寄階が戸開可能であれば、戸開し、別のエレベーターで再度避難運転を実施することとなる。なお、戸開可能か否かの判断は、物理的に戸開動作ができるかできないかだけではなく、最寄階に煙が充満しているなどといった情報に基づいて行うこともできる。
ステップS209で、避難走行が完了したと判断した場合には、ステップS211に進み、制御装置10は、避難走行中に行った自己診断結果が正常であったか否かを判定する。そして、自己診断が正常に完了しなかったと判定した場合には、制御装置10は、異常完了信号および診断結果を情報収集装置40に送信し、一連処理を終了する。なお、情報収集装置40は、制御装置10から受信した異常完了信号および自己診断結果を、エレベーター遠隔監視サーバ100に転送することができる。
一方、ステップS211において、自己診断が正常に完了した場合には、ステップS212に進み、制御装置10は、全ての避難走行が完了したか否かを判定する。そして、避難走行指令に含まれている全ての避難ルートの避難走行が完了するまで、ステップS206〜ステップS212の処理を繰り返すこととなる。
従って、避難走行指令に優先順位1と優先順位2の2つの避難ルートが含まれている場合には、優先順位1の後に優先順位2の避難走行を実施し、全ての処理を完了することとなる。
なお、図2のフローチャートでは、上述した機能3、機能4の処理は、省略している。また、図2のフローチャートでは、詳述していないが、管制運転中、自己診断走行中、避難走行中のエレベーターの状況は、制御装置10→情報収集装置40→エレベーター遠隔監視サーバ100のルートで転送することにより、オペレータが遠隔監視することができる。
従って、例えば、かご20内に乗客が閉じ込められた状態などが発生した場合にも、オペレータから保守員、消防士、あるいは建物の管理者などに情報連絡することができ、迅速な救助作業を実現できる。
また、本システムで避難走行機能を実行中に情報収集装置40と遠隔監視サーバ100との通信が途絶えてしまった場合、あるいはかご20が走行不能などに陥った場合には、直ちに避難走行機能の実行を一時停止状態とし、オペレータは、通信断の直前の状態を消防に通知する。なお、情報収集装置40と遠隔監視サーバ100との通信が復帰した場合には、一時停止状態となっていた避難走行機能の実行を再開する。
なお、図1に示した情報収集装置40、およびエレベーター遠隔監視サーバ100のハードウェア構成について、図4、図5を用いて補足説明する。図4は、本発明の実施の形態1における情報収集装置40におけるハードウェア構成を示す図である。情報収集装置40は、インタフェース40a、プロセッサ40b、およびメモリ40cで構成されている。
図1に示したように、情報収集装置40は、ネットワーク200を介した相互通信を行う第1送受信部41と、エレベーター遠隔監視サーバ100に対してエレベーター状態情報を送信するとともに、エレベーター遠隔監視サーバ100から受信した指令を制御装置10に転送することで、自己診断機能および避難走行機能を実施させる第1避難誘導制御部42を有している。
そして、情報収集装置40は、通信機能を実行するに当たっては、図4におけるインタフェース40aを介して、プロセッサ40bにより実行する。また、情報収集装置40は、自己診断機能および避難走行機能に関する演算・制御処理を実行するに当たっては、図4におけるメモリ40cに記憶されたデータやプログラムに基づいて、プロセッサ40bにより実行する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター遠隔監視サーバ100におけるハードウェア構成を示す図である。エレベーター遠隔監視サーバ100は、インタフェース100a、プロセッサ100b、およびメモリ100cで構成されている。
図1に示したように、エレベーター遠隔監視サーバ100は、ネットワーク200を介した相互通信を行う第2送受信部と、第2送受信部101を介して、情報収集装置40からエレベーター状態情報を受信するとともに、受信結果に応じたオペレータの操作入力により、自己診断機能および避難走行機能を実施させる指令を生成し、情報収集装置40に対してそれらの指令を送信する第2避難誘導制御部102を有している。
そして、エレベーター遠隔監視サーバ100は、通信機能、およびオペレータからの操作入力処理を実行するに当たっては、図5におけるインタフェース100aを介して、プロセッサ100bを用いて実行する。また、エレベーター遠隔監視サーバ100は、自己診断機能および避難走行機能を実行する指令を生成するに当たっては、図5におけるメモリ100cに記憶されたデータやプログラムに基づいて、プロセッサ100bを用いて実行する。
以上のように、実施の形態1によれば、災害発生時の管制運転を実施した後に、エレベーターを休止させた状態を継続させることなく、遠隔地にいるオペレータの判断に基づいて、エレベーターを活用した避難誘導を行うことができる。この結果、より迅速に建物からの避難を完了させることが可能となる。
さらに、遠隔から制御・誘導を行う構成であるため、災害が発生した建物内に誘導員がいない状況においても、エレベーターを利用した適切な避難誘導を行うことができる。
また、遠隔地にいるオペレータは、情報収集装置が収集した情報をモニタリングすることで、災害発生時のエレベーターの使用状況をオンラインで確認することができる。従って、万一、避難中に閉じ込めなどの状況が起きてしまった場合にも、保守員や消防士に情報を展開することが可能である。

Claims (13)

  1. 災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能を実現するために、エレベーターの運行制御を行う制御装置に接続された情報収集装置を備えるエレベーター制御装置であって、
    前記情報収集装置は、
    ネットワークに接続される第1送受信部と、
    前記第1送受信部にエレベーター状態情報を送信させるとともに、前記第1送受信部が受信した指令を前記制御装置に転送することで、前記自己診断機能を実施させる第1避難誘導制御部と
    を備え、
    前記第1避難誘導制御部は、
    前記第1送受信部が前記指令として前記自己診断機能を実施するための診断走行指令を受信した場合には、前記診断走行指令を前記制御装置に転送することで前記自己診断機能を実施させ、
    前記制御装置から受信した前記自己診断機能の実施結果を前記エレベーター状態情報として前記第1送受信部に送信させ
    前記第1避難誘導制御部は、前記第1送受信部が災害発生後に管制運転が完了した情報を前記エレベーター状態情報として送信した後に、前記診断走行指令を受信した場合には、前記診断走行指令を前記制御装置に転送し、
    前記情報収集装置は、前記自己診断機能に加えて、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能を実現するために前記制御装置に接続されており、
    前記第1避難誘導制御部は、前記第1送受信部が前記指令として前記避難走行機能を実施するための避難走行指令を受信した場合には、前記避難走行指令を前記制御装置に転送することで前記避難走行機能を実施させる
    エレベーター制御装置。
  2. 前記第1避難誘導制御部は、前記避難走行指令を前記制御装置に転送することで前記避難走行機能を実施させるとともに、避難走行中に自己診断機能を実施させ、
    前記制御装置から受信した前記自己診断機能の実施結果を前記エレベーター状態情報として前記第1送受信部に送信させる
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記避難走行指令は、前記救出階と前記避難階の情報を含む請求項またはに記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記エレベーター制御装置は、前記エレベーターが設置された環境における災害発生状況に関する情報を提供する情報提供装置をさらに備え、
    第1避難誘導制御部は、前記情報提供装置から提供された情報を、前記エレベーター状態情報として前記第1送受信部に送信させる
    請求項からのいずれか1項に記載のエレベーター制御装置。
  5. エレベーター制御装置とネットワークを介して接続されており、災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能と、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能とを実現するために、前記エレベーター制御装置を遠隔制御するエレベーター遠隔監視サーバであって、
    前記エレベーター遠隔監視サーバは、
    前記エレベーター制御装置とネットワークを介して接続され、相互通信を行う第2送受信部と、
    前記第2送受信部を介して、前記エレベーター制御装置からエレベーター状態情報を受信するとともに、受信結果に応じて前記自己診断機能および前記避難走行機能を実施させる指令を生成し、前記エレベーター制御装置に対して前記指令を送信する第2避難誘導制御部と
    を備えるエレベーター遠隔監視サーバ。
  6. 前記避難走行機能を実施させる指令は、前記第2避難誘導制御部への入力操作により生成される
    請求項に記載のエレベーター遠隔監視サーバ。
  7. 前記第2避難誘導制御部は、前記第2送受信部が災害発生後に管制運転が完了した情報を前記エレベーター状態情報として前記エレベーター制御装置から受信した後に、前記第2送受信部に前記自己診断機能を実施させる指令を送信させる
    請求項またはに記載のエレベーター遠隔監視サーバ。
  8. 災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能を実現するために、ネットワークを介して接続されたエレベーター制御装置とエレベーター遠隔監視サーバとを備えて構成される避難支援システムであって、
    前記エレベーター遠隔監視サーバは、災害発生後に、前記自己診断機能を実施するための診断走行指令を前記エレベーター制御装置に送信し、
    前記エレベーター制御装置は、前記診断走行指令を受信した場合には、前記自己診断機能を実施し、前記自己診断機能の実施結果をエレベーター状態情報として前記エレベーター遠隔監視サーバに返信し、
    前記エレベーター遠隔監視サーバは、
    管制運転が完了した情報を受信した後に、前記診断走行指令を生成し、
    前記エレベーター制御装置から受信した前記自己診断機能の実施結果に基づいて、救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能を実現するために、前記救出階と前記避難階の情報を含む避難走行指令を前記エレベーター制御装置に送信する
    避難支援システム。
  9. 前記避難走行機能を実施させる指令は、前記エレベーター遠隔監視サーバへの入力操作により生成される
    請求項に記載の避難支援システム。
  10. 前記エレベーター制御装置は、前記避難走行指令を受信した場合には、前記避難走行機能を実行する
    請求項またはに記載の避難支援システム。
  11. 前記エレベーター制御装置は、前記避難走行指令に基づいて前記避難走行機能を実行中に、前記エレベーター遠隔監視サーバと前記エレベーター制御装置との通信が途絶えてしまった場合には、前記避難走行機能の実行を一時停止状態とする
    請求項から10のいずれか1項に記載の避難支援システム。
  12. 前記エレベーター制御装置は、前記一時停止状態の後に、前記エレベーター遠隔監視サーバと前記エレベーター制御装置との通信が復帰した場合には、前記避難走行機能の実行を再開する
    請求項11に記載の避難支援システム。
  13. 災害発生時において、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断する自己診断機能と、自己診断結果に基づいて救出階にいる避難者を避難階まで搬送することでエレベーターを利用した避難誘導を行う避難走行機能とを実現するために、ネットワークを介して接続されたエレベーター制御装置とエレベーター遠隔監視サーバとで実行される、エレベーターを活用した避難支援方法であって、
    前記エレベーター制御装置において、災害発生後に管制運転が完了した情報をエレベーター状態情報として前記エレベーター遠隔監視サーバに送信する第1ステップと、
    前記エレベーター遠隔監視サーバにおいて、前記第1ステップによる前記エレベーター状態情報を前記エレベーター制御装置から受信した場合には、入力操作に基づいて生成される、前記自己診断機能を実施するための診断走行指令を前記エレベーター制御装置に対して返信する第2ステップと、
    前記エレベーター制御装置において、前記第2ステップによる前記診断走行指令を前記エレベーター遠隔監視サーバから受信した場合には、エレベーターかごを実際に走行させることで走行可能か否かを判断するための自己診断走行を実施し、自己診断結果を前記エレベーター遠隔監視サーバに返送する第3ステップと、
    前記エレベーター遠隔監視サーバにおいて、前記第3ステップによる前記自己診断結果を受信した場合には、前記避難走行機能を実施するために入力操作に基づいて生成される避難走行指令を前記エレベーター制御装置に対して返信する第4ステップと、
    前記エレベーター制御装置において、前記第4ステップによる避難走行指令を前記エレベーター遠隔監視サーバから受信した場合には、前記救出階と前記避難階との間でエレベーターかごを走行させて避難誘導を行うことで、前記避難走行機能を実施する第5ステップと
    を有するエレベーターを活用した避難支援方法。
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