JP5035012B2 - エレベータの制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置を示す全体構成図である。このエレベータには、図示しない地震感知器が備えられており、この地震感知器によって所定規模の地震が感知されると、エレベータのかご内の乗客をかご外に脱出させる地震時管制運転を行う機能を有している。また、このエレベータには、地震発生後にエレベータを通常運転に自動復帰させるための診断運転を行う機能も有している。上記診断運転は、地震時管制運転によってエレベータが休止した後、所定(例えば、感知された地震の規模、かご内の乗客の有無等)の条件が成立することによって開始され、かごを走行させながら、各種機器類の異常検出を行う。
記憶部7には、診断運転時のかご1の走行速度(以下、「診断速度」ともいう)と、診断運転時に異常の有無を判定するための閾値とが記憶されている。具体的に、記憶部7には、診断速度として、通常運転時の走行速度(定格速度)と同等或いは定格速度よりも僅かに遅い第1の診断速度(例えば、30〜60m/min)と、この第1の診断速度よりも遅い第2の診断速度(例えば、4m/min)との2種類の速度が記憶されている。また、記憶部7には、閾値として、所定の第1の閾値と、この第1の閾値よりも異常検出レベルの高い第2の閾値との2種類の値(範囲)が記憶されている。
異常検出部9は、診断運転時に、閾値判定部8によって選択された閾値に基づいて、エレベータの異常を検出する機能を有する。具体的に、異常検出部9は、閾値判定部8によって選択された閾値と、各種機器類やセンサ類12からの測定値(例えば、巻上モータ5のトルク値、秤装置の測定値等)とを比較することによって、エレベータの異常を検出する。なお、異常の有無を判定するための上記閾値は、範囲を規定するものであっても良いし、上限値や下限値といった一方の値を規定するものであっても良い。閾値が範囲を規定するものである場合、例えば、機器類やセンサ類12からの測定値が、基準値(基準パターン)の上下に張られた一定の範囲から外れた場合に、異常検出部9によってエレベータの異常が検出される。
診断運転制御部11は、所定の動作プログラムや異常検出部9の検出結果、診断速度判定部10によって選択された診断速度等に基づいて、診断運転全体を制御する機能を有する。
また、高速診断では、異常検出レベルが低く設定されているため、地震の揺れによってエレベータに異常が発生している場合でも、エレベータが損傷を受ける前にかご1を停止させることができる。このため、診断運転を実施することによってエレベータが損傷を受けることはなく、仮に受けたとしても、その損傷を大幅に軽減させることが可能となる。
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御装置の動作を示すフローチャートである。図3において、S201乃至S204の動作は図1に示すS101乃至S104の動作と同様であるため、その説明は省略する。
S207以降の動作は、図1に示すS106以降の動作と同様である。
その他は、実施の形態1と同様の効果を奏する。
図4はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの制御装置の動作を示すフローチャートである。図4において、S301乃至S303の動作は図1に示すS101乃至S103の動作と同様であるため、その説明は省略する。
S305以降の動作は、図1に示すS106以降の動作と同様である。
その他は、実施の形態1と同様の効果を奏する。
2 釣合い重り
3 主ロープ
4 駆動綱車
5 巻上モータ
6 制御装置
7 記憶部
8 閾値判定部
9 異常検出部
10 診断速度判定部
11 診断運転制御部
12 機器類センサ類
Claims (9)
- 地震時管制運転後、エレベータの運転を再開させるために診断運転を実施するエレベータの制御装置であって、
診断運転時のかごの走行速度を、第1の診断速度及び前記第1の診断速度よりも遅い第2の診断速度から選択する診断速度判定部と、
診断運転時に異常の有無を判定するための閾値を、第1の閾値及び前記第1の閾値よりも異常検出レベルが高い第2の閾値から選択する閾値判定部と、
診断運転時、前記閾値判定部によって選択された閾値に基づいて、エレベータの異常を検出する異常検出部と、
前記診断速度判定部によって選択された診断速度に基づいて、診断運転を制御する診断運転制御部と、
を備え、
前記診断速度判定部及び前記閾値判定部は、前記異常検出部によって異常が検出されない間は、前記第1の診断速度及び前記第1の閾値を選択し、前記異常検出部によって異常が検出されると、前記第2の診断速度及び前記第2の閾値を選択することを特徴とするエレベータの制御装置。 - 診断速度判定部及び閾値判定部は、第2の診断速度及び第2の閾値を選択した後、かごが所定時間或いは所定距離走行する間に異常検出部によって異常が検出されない場合に、第1の診断速度及び第1の閾値を選択することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
- 運転制御部は、異常検出部が第2の閾値に基づいて異常を検出した場合に、診断運転を中止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御装置。
- 地震時管制運転後、エレベータの運転を再開させるために診断運転を実施するエレベータの制御方法であって、
地震時管制運転後、かごの走行速度を第1の診断速度に設定し、異常の有無を判定するための閾値を第1の閾値に設定して、診断運転を開始するステップと、
診断運転の開始後、前記第1の閾値に基づいて異常が検出された場合に、前記かごの走行速度を前記第1の診断速度よりも遅い第2の診断速度に設定し、閾値を前記第1の閾値よりも異常検出レベルが高い第2の閾値に設定して、診断運転を継続するステップと、
を備えたことを特徴とするエレベータの制御方法。 - 診断運転の開始後、第1の閾値に基づいて異常が検出された場合に、かごを停止させるステップと、
前記かごの停止後、前記かごの走行速度を第2の診断速度に設定し、閾値を第2の閾値に設定するステップと、
前記第2の診断速度及び前記第2の閾値への設定が完了した後、前記かごを走行させ、診断運転を再開するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの制御方法。 - 診断運転の開始後、第1の閾値に基づいて異常が検出された場合に、かごを停止させるステップと、
前記かごの停止後、前記かごの走行速度を第2の診断速度に設定し、閾値を第2の閾値に設定するステップと、
前記かごの停止後、走行方向を反転させて前記かごを所定距離走行させ、前記かごを再度停止させるステップと、
前記かごの再度の停止が行われ、且つ前記第2の診断速度及び前記第2の閾値への設定が完了した後、走行方向を再度反転させて前記かごを走行させ、診断運転を再開するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの制御方法。 - 診断運転の開始後、第1の閾値に基づいて異常が検出された場合に、かごの走行速度を、第1の診断速度から第2の診断速度に徐々に変更するステップと、
診断運転の開始後、前記第1の閾値に基づいて異常が検出された場合に、閾値を、前記第1の閾値から第2の閾値に徐々に変更するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの制御方法。 - 第2の診断速度及び第2の閾値への設定が完了した後、かごが所定時間或いは所定距離走行する間に異常が検出されない場合に、前記かごの走行速度を第1の診断速度に設定し、閾値を第1の閾値に設定するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4から請求項7の何れかに記載のエレベータの制御方法。 - 第2の診断速度及び第2の閾値への設定が完了した後、前記第2の閾値に基づいて異常が検出された場合に、診断運転を中止するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4から請求項8の何れかに記載のエレベータの制御方法。
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