JP7408852B1 - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかごの床面と乗場の床面との間に生じた段差により、サービスロボットが転倒してしまうことを防ぐこと。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、エレベータが設置された建物内を移動する移動体と、エレベータが各階床に着床した際の着床状態を遠隔から監視する遠隔監視システムと、エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置と、を含む。エレベータシステムは、エレベータの各階床における着床状態を示す診断結果情報を記憶する記憶手段と、移動体から送信される建物の第1の階床から第2の階床に移動したい旨の移動要求を受信する受信手段と、記憶された診断結果情報を参照し、受信された移動要求にエレベータを応答させるか否かを判断する管理手段と、管理手段による判断結果を示す応答可否通知を移動体に送信する送信手段と、を備える【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムに関する。
近年、建物内を自律走行型ロボットのような移動体(以下、サービスロボットと表記)が移動(走行)することによって、当該建物内において荷物を搬送(運搬)するサービスや当該建物内を警備するサービスのような各種サービスを提供することが考えられている。
サービスロボットが移動する建物が例えば複数階建てのビルである場合、当該サービスロボットは、当該ビルに設けられているエレベータを利用することによって、当該ビル内の複数の階床(フロア)を移動することができる。
ところで、エレベータにおいては、乗りかごが目的階に着床した際に、当該乗りかごの床面と当該目的階の乗場の床面との間に段差が生じることがある。このような段差は、利用者の転倒を招く恐れがあるため、通常、エレベータには、当該段差を、利用者が乗降可能な高さに補正する「床合わせ機能」が設けられる。しかしながら、利用者が乗降可能な段差と、サービスロボットが乗降可能な段差とは異なるため、乗りかごの床面と乗場の床面との間に生じた段差が、上記した床合わせ機能により、利用者が乗降可能な高さに補正されたとしても、サービスロボットは乗降できず、当該段差につまずき転倒してしまう可能性がある。
特開2012-18645号公報 特開2019-99356号公報
本発明が解決しようとする課題は、乗りかごの床面と乗場の床面との間に生じた段差により、サービスロボットが転倒してしまうことを防ぐことが可能なエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、エレベータが設置された建物内を移動する移動体と、前記エレベータが各階床に着床した際の着床状態を遠隔から監視する遠隔監視システムと、前記エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置と、を含む。前記エレベータシステムは、前記エレベータの各階床における着床状態を示す診断結果情報を記憶する記憶手段と、前記移動体から送信される前記建物の第1の階床から第2の階床に移動したい旨の移動要求を受信する受信手段と、前記記憶された診断結果情報を参照し、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させるか否かを判断する管理手段と、前記管理手段による判断結果を示す応答可否通知を前記移動体に送信する送信手段と、を備える。前記管理手段は、前記記憶された診断結果情報により、前記第1の階床に着床した際の着床状態と前記第2の階床に着床した際の着床状態とが共に良好であることが示される場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させると判断し、前記記憶された診断結果情報により、前記第1の階床に着床した際の着床状態と前記第2の階床に着床した際の着床状態とのうちの少なくとも一方が良好でないことが示される場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させないと判断する。
図1は、第1実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 図3は、同実施形態に係る診断結果情報を説明するための図である。 図4は、同実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 図5は、同実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例を説明するための図である。 図6は、同実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例を説明するための図である。 図7は、第2実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。 図8は、同実施形態に係るサービスロボットの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
実施形態においては、各種サービスを提供するために、建物内を移動体が移動する場合を想定する。この移動体は、例えば建物内において荷物を搬送(運搬)するサービスや当該建物内を警備するサービス等を提供する自律走行型ロボット(以下、サービスロボットと表記)を含む。
ここで、サービスロボットが移動する建物が複数の階床(フロア)を有するビル等である場合、当該サービスロボットは、例えば当該ビルに設置されているエレベータを利用することによって複数の階床を移動することができる。
実施形態に係るエレベータシステムは、ある階床における乗りかごの着床状態が、当該乗りかごの床面と当該階床の乗場の床面との間に、サービスロボットが乗降できない高さの段差を生じさせる状態であることが確認されてから、当該階床における乗りかごの着床状態が、保守員による保守作業により、サービスロボットが乗降できる状態に調整されるまでの間に有用に機能するシステムである。
(第1実施形態)
以下、図1を参照して、第1実施形態に係るエレベータシステムの概要について説明する。図1に示すように、エレベータシステムは、遠隔監視システム10と、乗りかご20と、エレベータ制御装置30と、サービスロボット40とにより構成される。
遠隔監視システム10は、エレベータの状態を遠隔から監視するシステムであり、図1に示すように、遠隔着床診断指令部11と、遠隔着床診断結果受信部12と、応答可否通知受信部13と、を備えている。
遠隔着床診断指令部11は、エレベータが各階床に着床した際の着床状態を遠隔から監視する、遠隔着床診断の実施を指示する旨の遠隔着床診断指令をエレベータ制御装置30に送信する。
遠隔着床診断結果受信部12は、エレベータ制御装置30により実施された遠隔着床診断の結果を示す診断結果情報を受信する。遠隔監視システム10の監視員は、受信された診断結果情報を参照して、エレベータの着床状態を遠隔から監視することができる。例えば、遠隔監視システム10の監視員は、診断結果情報に基づきエレベータの着床状態が良好でないことを確認した場合、当該エレベータが設置されている建物に保守員を派遣することができる。より詳しくは、遠隔監視システム10の監視員は、診断結果情報に基づき、ある階床における乗りかご20の着床状態が、当該乗りかご20の床面と当該階床の乗場の床面との間に、サービスロボット40が乗降できない高さの段差を生じさせる状態であることを確認した場合、当該乗りかご20が設置されている建物に保守員を派遣することができる。
応答可否通知受信部13は、後述するエレベータ制御装置30による判断結果に関する通知であって、サービスロボット40からの後述する移動要求に乗りかご20を応答させるか否かを示す応答可否通知を受信する。遠隔監視システム10の監視員は、受信された応答可否通知を参照して、エレベータとサービスロボット40とが連携して動作することができているかどうかを遠隔から監視することができる。例えば、遠隔監視システム10の監視員は、応答可否通知に基づきエレベータとサービスロボット40とが連携して動作することができていないことを確認した場合、当該エレベータが設置されている建物に保守員を派遣することができる。
エレベータ制御装置30は、例えばインターネットのようなネットワーク(公衆回線網)を介して、遠隔監視システム10およびサービスロボット40と通信可能に接続される。エレベータ制御装置30は、乗りかご20を昇降動作させるための図示せぬ巻上機の制御や、ドアの戸開閉制御、乗りかご20内の各種機器類(例えば、照明等)の制御、サービスロボット40と連携した動作の制御等を行う。
図1に示すように、エレベータ制御装置30は、制御部31と、遠隔着床診断指令受信部32と、遠隔着床診断結果管理部33(管理手段)と、診断結果情報記憶部34(記憶手段)と、移動要求受信部35(受信手段)と、応答可否通知送信部36(送信手段)と、を備えている。
制御部31は、各部32,33,35,36の動作を制御すると共に、各部32,33,35,36からの各種要求に基づき乗りかご20の動作を制御する。
遠隔着床診断指令受信部32は、遠隔監視システム10から送信された遠隔着床診断指令を受信し、当該遠隔着床診断指令を制御部31に転送する。制御部31は、遠隔着床診断指令受信部32から転送された遠隔着床診断指令を受けると、当該遠隔着床診断指令に従って、遠隔着床診断を実施する。より詳しくは、制御部31は、乗りかご20を各階床に移動させ、当該乗りかご20が各階床に着床した際に、当該乗りかご20の床面と各階床の乗場の床面との間に生じる段差の高さを計測する。なお、遠隔着床診断においては、制御部31は、乗りかご20の床面と乗場の床面との間に生じた段差を、利用者(人間)が乗降できる高さに補正する「床合わせ」を行った後の段差の高さ(つまり、床合わせを行ったにも関わらず、乗りかご20の床面と乗場の床面との間に生じている段差の高さ)を計測する。
遠隔着床診断結果管理部33は、制御部31により実施された遠隔着床診断の結果を示す診断結果情報を診断結果情報記憶部34に記憶する(書き込む)と共に、当該診断結果情報を、応答可否通知送信部36を介して、遠隔監視システム10に送信する。この際に、遠隔監視システム10の監視員に対して、保守員の派遣を促すことができる。
移動要求受信部35は、サービスロボット40から送信された移動要求を受信し、当該移動要求を遠隔着床診断結果管理部33に転送する。移動要求は、サービスロボット40が出発階に相当する階床(第1の階床)から行先階に相当する階床(第2の階床)に移動したい旨の要求であり、出発階と行先階を示す情報を含む。なお、遠隔着床診断結果管理部33は、移動要求受信部35から転送された移動要求を受けると、当該移動要求に乗りかご20を応答させるか否かを判断する。つまり、遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40を、移動要求により示される出発階から行先階までエレベータを利用して移動させることが可能か否かを判断する。
応答可否通知送信部36は、遠隔着床診断結果管理部33による判断結果に関する通知であって、サービスロボット40からの移動要求に乗りかご20を応答させるか否かを示す応答可否通知(換言すると、サービスロボット40を、移動要求により示される出発階から行先階までエレベータを利用して移動させることが可能か否かを示す通知)を、当該サービスロボット40に送信する。なお、上記したように、応答可否通知は、遠隔監視システム10にも送信される。
図1に示すように、サービスロボット40は、移動要求送信部41と、応答可否通知受信部42と、移動制御部43と、を備えている。
移動要求送信部41は、上記した移動要求をエレベータ制御装置30に送信する。なお、移動要求は、例えば、サービスロボット40が各種サービスを提供する際にエレベータを利用する必要がある場合に、当該サービスロボット40に搭載されているCPU等により生成される。
応答可否通知受信部42は、エレベータ制御装置30から送信された応答可否通知を受信し、当該応答可否通知を移動制御部43に転送する。
移動制御部43は、応答可否通知受信部42から転送された応答可否通知に基づいて、サービスロボット40の移動を制御する。より詳しくは、移動制御部43は、乗りかご20が移動要求送信部41から送信された移動要求に応答可能な旨の応答可否通知(換言すると、エレベータを利用してサービスロボット40を移動させることが可能な旨の通知)を受けると、現在位置から当該移動要求により示される出発階の乗場までサービスロボット40を移動させる。また、移動制御部43は、乗りかご20が移動要求送信部41から送信された移動要求に応答できない旨の応答可否通知(換言すると、エレベータを利用してサービスロボット40を移動させることができない旨の通知)を受けると、現在位置に待機するようにサービスロボット40を制御すると共に、上記した移動要求の送信を停止させる旨の指示を移動要求送信部41に出力する。これによれば、移動要求送信部41による移動要求の送信を停止させ、サービスロボット40を待機状態にする(待機状態に戻す)ことができる。
次に、図2のシーケンスチャートを参照して、本実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例について説明する。図2では、エレベータ制御装置30により行われる遠隔着床診断について説明する。
まず、遠隔監視システム10に含まれる遠隔着床診断指令部11は、エレベータ制御装置30に遠隔着床診断指令を送信する(ステップS1)。
ステップS1において遠隔監視システム10から送信された遠隔着床診断指令は、エレベータ制御装置30に含まれる遠隔着床診断指令受信部32により受信され、当該遠隔着床診断指令受信部32により制御部31に転送される。
制御部31は、遠隔監視システム10から送信された遠隔着床診断指令を受けると、当該遠隔着床診断指令に従って遠隔着床診断を実施し、当該遠隔着床診断の結果を示す診断結果情報を遠隔着床診断結果管理部33に出力する(ステップS2)。
しかる後、遠隔着床診断結果管理部33は、制御部31からの診断結果情報を診断結果情報記憶部34に記憶し(ステップS3)、当該診断結果情報を遠隔監視システム10に送信して(ステップS4)、ここでの動作を終了させる。
次に、図3を参照して、診断結果情報について説明する。図3は、診断結果情報記憶部34に記憶される診断結果情報のデータ構造の一例を説明するための図である。なお、ここでは、本実施形態に係るエレベータシステムが、3階建ての建物に設置された1台のエレベータを含む場合を想定する。
診断結果情報は、遠隔着床診断の結果を示す情報であり、図3に示すように、診断項目と、診断結果とを対応づけて含む情報である。診断項目は、遠隔着床診断における診断項目を示し、例えば、階床名を示す。診断結果は、対応づけられた診断項目に対して実施された遠隔着床診断の結果として、当該診断項目により示される階床名の階床に乗りかご20を着床させた際に、当該乗りかご20の床面と当該階床の乗場の床面との間に生じた段差の高さを示す。なお、上記したように、遠隔着床診断において計測される段差の高さは、上記した「床合わせ」を行った後の段差の高さである。
図3に示す例では、診断結果情報記憶部34には、診断結果情報34a~34cが記憶されている。
診断結果情報34aは、診断項目「1階」と、診断結果「X1[mm]」とを対応づけて含む。このような診断結果情報34aによれば、乗りかご20を1階に着床させて実施された遠隔着床診断の結果、乗りかご20の床面と1階の乗場の床面との間に生じた段差の高さが「X1[mm]」であったことが示されている。
診断結果情報34bは、診断項目「2階」と、診断結果「X2[mm]」とを対応づけて含む。このような診断結果情報34bによれば、乗りかご20を2階に着床させて実施された遠隔着床診断の結果、乗りかご20の床面と2階の乗場の床面との間に生じた段差の高さが「X2[mm]」であったことが示されている。
診断結果情報34cは、診断項目「3階」と、診断結果「X3[mm]」とを対応づけて含む。このような診断結果情報34cによれば、乗りかご20を3階に着床させて実施された遠隔着床診断の結果、乗りかご20の床面と3階の乗場の床面との間に生じた段差の高さが「X3[mm]」であったことが示されている。
続いて、図4のシーケンスチャートを参照して、本実施形態に係るエレベータシステムの動作の一例について説明する。図4では、サービスロボット40から移動要求が送信された場合の動作について説明する。なお、ここでは、遠隔監視システム10からの遠隔着床診断指令に応じて、エレベータ制御装置30による遠隔着床診断が既に実施され、当該遠隔着床診断の結果を示す診断結果情報が、診断結果情報記憶部34に既に記憶されている場合を想定する。
ここで、サービスロボット40は、各種サービスを提供するために建物内を移動する必要があるが、当該サービスロボット40の内部には、当該サービスロボット40が移動する建物(各階床)の地図を示す地図情報が予め保持されているものとする。また、サービスロボット40は、当該サービスロボット40の現在位置を検知する機能(以下、位置検知機能と表記)を有しているものとする。なお、位置検知機能は、例えばビーコンやGPS(Global Positioning System)等を利用することによって実現され得るが、他の技術を適用することによって実現されてもよい。
この場合、サービスロボット40は、当該サービスロボット40の内部に保持されている地図情報、位置検知機能によって検知されたサービスロボット40の現在位置および上記したサービスを提供するために設定された目的地等に基づいて、サービスロボット40が現在位置から目的地に移動するためにエレベータを利用する際の出発階および行先階を特定する(ステップS11)。例えば、現在位置が第1の階床上の所定の位置であり、目的地が第2の階床上の所定の位置である場合には、出発階として第1の階床、行先階として第2の階床が特定される。なお、ステップS11の処理等は、サービスロボット40に搭載されているCPU等により実行される。
ステップS11の処理が実行されると、サービスロボット40は、当該ステップS11の処理において特定された出発階および行先階を示す移動要求(つまり、サービスロボット40が出発階から行先階に移動したい旨の移動要求)を生成し、当該移動要求をエレベータ制御装置30に送信する(ステップS12)。
ステップS12においてサービスロボット40から送信された移動要求は、エレベータ制御装置30に含まれる移動要求受信部35により受信され、当該移動要求受信部35により遠隔着床診断結果管理部33に転送される。
遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40から送信された移動要求を受けると、当該移動要求により示される出発階に対応した診断結果情報(より詳しくは、乗りかご20が出発階に着床した際の着床状態として、当該乗りかご20の床面と当該出発階の乗場の床面との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報)と、当該移動要求により示される行先階に対応した診断結果情報(より詳しくは、乗りかご20が行先階に着床した際の着床状態として、当該乗りかご20の床面と当該行先階の乗場の床面との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報)とを、診断結果情報記憶部34から取得する(ステップS13)。
その後、遠隔着床診断結果管理部33は、出発階に対応する診断結果情報により示される段差の高さが予め決められた値(第1閾値)以上であるか否かを確認し、かつ、行先階に対応する診断結果情報により示される段差の高さが第1閾値以上であるか否かを確認する(ステップS14)。第1閾値は、例えば、サービスロボット40が乗降できない高さ(換言すると、サービスロボット40が転倒する可能性がある高さ)に設定される。
ステップS14の処理による確認の結果、出発階における段差の高さと、行先階における段差の高さとが共に第1閾値未満である、つまり、出発階に着床した際の着床状態と、行先階に着床した際の着床状態とが共に良好であることが確認された場合(図4の[両者共に良好]の場合)、遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40を、受信された移動要求により示される出発階から行先階までエレベータを利用して移動させることができると判断し、当該移動要求に応答可能な旨の応答可否通知を、応答可否通知送信部36を介して、サービスロボット40に送信する(ステップS15)。
サービスロボット40は、エレベータ制御装置30から送信された応答可否通知であって、ステップS12の処理において送信した移動要求に応答可能な旨の応答可否通知を受信すると、エレベータが到着する乗場への移動を開始する(ステップS16)。この場合、サービスロボット40は、当該サービスロボット40の内部に保持されている地図情報および当該サービスロボット40の現在位置に基づいて、当該現在位置からエレベータの乗場までの経路を決定(計算)し、当該決定された経路に沿って移動する。これによれば、サービスロボット40は、エレベータの乗場に到着した後に、当該エレベータを利用して行先階に移動することができる。また、サービスロボット40は、エレベータを利用して行先階に移動すると、当該行先階における現在位置(つまり、降車位置)から目的地までの経路を決定し、当該決定された経路に沿って移動することにより、当該目的地まで移動することができる。
一方、上記したステップS14の処理による確認の結果、出発階における段差の高さと、行先階における段差の高さとのうちの少なくとも一方が第1閾値以上である、つまり、出発階に着床した際の着床状態と、行先階に着床した際の着床状態とのうちの少なくとも一方が良好でないことが確認された場合(図4の[少なくとも一方が良好でない]の場合)、遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40を、受信された移動要求により示される出発階から行先階までエレベータを利用して移動させることができないと判断し、当該移動要求に応答できない旨の応答可否通知を、応答可否通知送信部36を介して、サービスロボット40に送信する(ステップS17)。
サービスロボット40は、エレベータ制御装置30から送信された応答可否通知であって、ステップS12の処理において送信した移動要求に応答できない旨の応答可否通知を受信すると、当該移動要求に伴うサービスを提供することができないと判断し、現在位置に待機させ、待機状態に戻る(ステップS18)。
ここで、具体的な状況を想定して、本実施形態に係るエレベータシステムの動作について説明する。
以下では、まず、図5に示すように、3階建ての建物に設置された1台のエレベータを含むエレベータシステムにおいて、1階から3階に移動したい旨の移動要求が、サービスロボット40からエレベータ制御装置30に送信された場合を想定する。なお、ここでは、診断結果情報記憶部34には、図3に示した診断結果情報34a~34cが記憶されているものとする。また、ここでは、診断結果情報34aにより示される段差の高さ「X1[mm]」と、診断結果情報34bにより示される段差の高さ「X2[mm]」とが第1閾値未満の値であり、診断結果情報34cにより示される段差の高さ「X3[mm]」が第1閾値以上の値である場合を想定する。
この場合、まず、エレベータ制御装置30に含まれる遠隔着床診断結果管理部33は、出発階に相当する1階の乗場との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報34aと、行先階に相当する3階の乗場との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報34cとを、診断結果情報記憶部34から取得する。
その後、遠隔着床診断結果管理部33は、診断結果情報34aにより示される段差の高さが第1閾値以上であるか否かを確認し、かつ、診断結果情報34cにより示される段差の高さが第1閾値以上であるか否かを確認する。この場合、診断結果情報34cにより示される段差の高さ「X3[mm]」が第1閾値以上のため、遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40を、1階から3階までエレベータを利用して移動させることはできないと判断し、移動要求に応答できない旨の応答可否通知を、応答可否通知送信部36を介して、サービスロボット40に送信する。
これによれば、例えば、サービスロボット40が、3階に着床した乗りかご20の床面と、当該3階の乗場の床面との間に生じた段差につまずき、転倒してしまうことを防ぐことが可能である。
次に、図6に示すように、3階建ての建物に設置された1台のエレベータを含むエレベータシステムにおいて、1階から2階に移動したい旨の移動要求が、サービスロボット40からエレベータ制御装置30に送信された場合を想定する。なお、ここでも、図5に示した場合と同様に、診断結果情報記憶部34には、図3に示した診断結果情報34a~34cが記憶されているものとする。また、ここでも、診断結果情報34aにより示される段差の高さ「X1[mm]」と、診断結果情報34bにより示される段差の高さ「X2[mm]」とが第1閾値未満の値であり、診断結果情報34cにより示される段差の高さ「X3[mm]」が第1閾値以上の値である場合を想定する。つまり、上記したように、3階に着床した乗りかご20の床面と、当該3階の乗場の床面との間には、サービスロボット40が乗降できない高さの段差が生じてしまう(換言すると、3階に着床した際の乗りかご20の着床状態は良好でない)ものとする。
この場合、まず、エレベータ制御装置30に含まれる遠隔着床診断結果管理部33は、出発階に相当する1階の乗場との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報34aと、行先階に相当する2階の乗場との間に生じる段差の高さを示す診断結果情報34bとを、診断結果情報記憶部34から取得する。
その後、遠隔着床診断結果管理部33は、診断結果情報34aにより示される段差の高さ「X1[mm]」が第1閾値以上であるか否かを確認し、かつ、診断結果情報34bにより示される段差の高さ「X2[mm]」が第1閾値以上であるか否かを確認する。この場合、診断結果情報34a,34bにより示される段差の高さは共に第1閾値未満のため、遠隔着床診断結果管理部33は、サービスロボット40を、1階から2階までエレベータを利用して移動させることができると判断し、移動要求に応答可能な旨の応答可否通知を、応答可否通知送信部36を介して、サービスロボット40に送信する。
このように、3階の乗場との間にサービスロボット40が乗降できない高さの段差が確認されている場合であっても、移動要求により示される出発階と行先階における着床状態が良好であれば、サービスロボット40が段差につまずき、転倒することがないため、平常通り、サービスロボット40を出発階から行先階までエレベータを利用して移動させることが可能である。つまり、着床状態が良好な階床における、サービスロボット40による各種サービスの提供を継続することが可能である。
以上説明した第1実施形態に係るエレベータシステムは、遠隔着床診断の結果として、乗りかご20の各階床における着床状態を示す診断結果情報を記憶する診断結果情報記憶部34と、サービスロボット40から送信された移動要求であって、出発階から行先階に移動したい旨の移動要求を受信する移動要求受信部35と、診断結果情報記憶部34に記憶された診断結果情報を参照し、受信された移動要求に乗りかご20を応答させるか否かを判断し、当該判断の結果を示す応答可否通知を、応答可否通知送信部36を介して、サービスロボット40に送信する遠隔着床診断結果管理部33と、を備える。これによれば、遠隔着床診断の結果を利用して、乗りかご20をサービスロボット40からの移動要求に応答させるか否かを判断することが可能である。
また、本実施形態に係るエレベータシステムは、出発階における段差の高さと行先階における段差の高さとのうちの少なくとも一方が、サービスロボット40が乗降できない高さである場合、乗りかご20を当該サービスロボット40からの移動要求に応答させないため、当該サービスロボット40が出発階における段差または行先階における段差でつまずき転倒してしまうことを防ぐことが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るエレベータシステムは、図7に示すように、サービスロボット40が段差判断部44をさらに備えている点で、第1実施形態に係るエレベータシステムと相違している。また、第2実施形態に係るエレベータシステムにおいては、サービスロボット40が、乗りかご20の床面と乗場の床面との間に生じた段差を検知し、検知した段差の高さを推定する段差検知機能をさらに有している点で、第1実施形態に係るエレベータシステムと相違している。以下では、第1実施形態に係るエレベータシステムと同様な構成についての説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる構成について説明する。
また、以下では、上記した段差検知機能が、サービスロボット40に搭載されたカメラを用いて実現される場合について説明するが、当該段差検知機能は、任意の別の方法(例えば、センサを用いた方法等)により実現されてもよい。
サービスロボット40には、自身の周囲を撮影可能なカメラが搭載されている。サービスロボット40は、移動要求送信部41から送信された移動要求に応答した乗りかご20が、当該移動要求により示される出発階に着床して戸開すると、上記したカメラを用いて、当該乗りかご20の床面と当該出発階の乗場の床面との間の段差を検知し、当該段差を含む画像を撮影する。
また、サービスロボット40は、移動要求送信部41から送信された移動要求に応答した乗りかご20が、当該移動要求により示される行先階に着床して戸開すると、上記したカメラを用いて、当該乗りかご20の床面と当該行先階の乗場の床面との間の段差を検知し、当該段差を含む画像を撮影する。
サービスロボット40は、カメラにより撮影された画像に基づき、乗りかご20の床面と乗場の床面との間の段差を検知し、検知した段差の高さを推定する処理を実行する。この処理は、例えば、サービスロボット40に搭載されているCPU等により実行される。あるいは、この処理は、段差判断部44により実行されてもよい。
段差判断部44は、段差検知機能により推定された段差の高さが予め決められた値(第2閾値)以上であるか否かを判断する。第2閾値は、例えば、サービスロボット40自身が乗降できないと判断する高さ(換言すると、サービスロボット40自身が転倒する可能性があると判断する高さ)に設定され、上記した第1閾値よりも小さい値に設定されることが望ましい。これによれば、サービスロボット40は、乗りかご20の床面と乗場の床面との間の段差で転倒する可能性があるか否かを、自身でも判断することができ、例えば、エレベータ制御装置30(遠隔着床診断結果管理部33)により乗降できると判断されたにも関わらず、実際には乗降できない高さの段差が生じてしまうようなケースにも対応することが可能である。また、第2閾値が第1閾値よりも小さい値に設定されることにより、サービスロボット40は、エレベータ制御装置30(遠隔着床診断結果管理部33)よりも厳しい基準で、乗りかご20の床面と乗場の床面との間の段差で転倒する可能性があるか否かを判断することができる。
ここで、図8のフローチャートを参照して、本実施形態に係るサービスロボット40の動作の一例について説明する。図8では、上記した図4に示すステップS11~S16の処理が実行された後に、サービスロボット40により実行される処理について説明する。
上記したステップS11~S16の処理が順に実行され、サービスロボット40は出発階の乗場に到着する。その後、乗りかご20が出発階に着床して戸開すると、サービスロボット40は、当該乗りかご20の床面と当該出発階の乗場の床面との間に生じた段差を含む画像を撮影し、当該画像に基づき当該段差の高さを推定する(ステップS21)。
続いて、サービスロボット40(段差判断部44)は、ステップS21の処理において推定された段差の高さが予め決められた第2閾値以上であるか否かを判断する(ステップS22)。なお、ステップS22の処理の結果、推定された段差の高さが第2閾値以上であると判断された場合(ステップS22のYes)、サービスロボット40(段差判断部44)は、乗りかご20の床面と出発階の乗場の床面との間に乗降できない高さの段差がある、つまり、転倒する可能性があると判断する。この場合、サービスロボット40は、乗りかご20に乗車せずに待機状態に戻る処理を実行し(ステップS23)、ここでの動作を終了させる。
一方、ステップS22の処理の結果、推定された段差の高さが第2閾値未満であると判断された場合(ステップS22のNo)、サービスロボット40(段差判断部44)は、乗りかご20の床面と出発階の乗場の床面との間に乗降できない高さの段差がない、つまり、転倒する可能性がないと判断する。この場合、サービスロボット40は、乗りかご20に乗車し行先階まで移動する(ステップS24)。
乗りかご20が行先階に着床して戸開すると、サービスロボット40は、当該乗りかご20の床面と当該行先階の乗場の床面との間に生じた段差を含む画像を撮影し、当該画像に基づき当該段差の高さを推定する(ステップS25)。
次に、サービスロボット40(段差判断部44)は、ステップS25の処理において推定された段差の高さが予め決められた第2閾値以上であるか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26の処理の結果、推定された段差の高さが第2閾値以上であると判断された場合(ステップS26のYes)、サービスロボット40(段差判断部44)は、乗りかご20の床面と行先階の乗場の床面との間に乗降できない高さの段差がある、つまり、転倒する可能性があると判断する。この場合、サービスロボット40は、乗りかご20から降車せずに、出発階に戻るための移動要求をエレベータ制御装置30に送信する(ステップS27)。その後、サービスロボット40は、乗車中の乗りかご20により出発階に戻り、当該乗りかご20から降車して待機状態に戻る処理を実行し(ステップS28)、ここでの動作を終了させる。
一方、ステップS26の処理の結果、推定された段差の高さが第2閾値未満であると判断された場合(ステップS26のNo)、サービスロボット40(段差判断部44)は、乗りかご20の床面と行先階の乗場の床面との間に乗降できない高さの段差がない、つまり、転倒する可能性がないと判断する。この場合、サービスロボット40は、乗りかご20から降車し目的地へ移動して(ステップS29)、ここでの動作を終了させる。
以上説明した第2実施形態に係るエレベータシステムは、エレベータ制御装置30だけでなく、サービスロボット40でも、出発階における段差の高さと行先階における段差の高さとが、当該サービスロボット40が乗降できる高さであるか否かを判断するため、エレベータ制御装置30により乗降できると判断されたにも関わらず、実際には乗降できない高さの段差が生じてしまうようなケースに対応することが可能である。つまり、サービスロボット40が出発階における段差または行先階における段差でつまずき転倒してしまうことを防ぐことが可能である。
なお、上記した各実施形態においては、エレベータシステムが1台のエレベータを含む場合について説明したが、例えば、エレベータシステムが複数台のエレベータを含む場合、サービスロボット40は、ある1台のエレベータに対応するエレベータ制御装置30から移動要求に応答できない旨の応答可否通知を受信したとしても、別のエレベータに対応するエレベータ制御装置30に当該移動要求を再度送信することが可能である。これによれば、サービスロボット40がエレベータを利用して移動できる機会を増やすことが可能である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、乗りかご20の床面と乗場の床面との間に生じた段差により、サービスロボット40が転倒してしまうことを防ぐことが可能なエレベータシステムを提供することが可能である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…遠隔監視システム、11…遠隔着床診断指令部、12…遠隔着床診断結果受信部、13…応答可否通知受信部、20…乗りかご、30…エレベータ制御装置、31…制御部、32…遠隔着床診断指令受信部、33…遠隔着床診断結果管理部、34…診断結果情報記憶部、35…移動要求受信部、36…応答可否通知送信部、40…サービスロボット、41…移動要求送信部、42…応答可否通知受信部、43…移動制御部、44…段差判断部。

Claims (8)

  1. エレベータが設置された建物内を移動する移動体と、前記エレベータが各階床に着床した際の着床状態を遠隔から監視する遠隔監視システムと、前記エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置と、を含むエレベータシステムであって、
    前記エレベータの各階床における着床状態を示す診断結果情報を記憶する記憶手段と、
    前記移動体から送信される前記建物の第1の階床から第2の階床に移動したい旨の移動要求を受信する受信手段と、
    前記記憶された診断結果情報を参照し、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させるか否かを判断する管理手段と、
    前記管理手段による判断結果を示す応答可否通知を前記移動体に送信する送信手段と、
    を備え
    前記管理手段は、
    前記記憶された診断結果情報により、前記第1の階床に着床した際の着床状態と前記第2の階床に着床した際の着床状態とが共に良好であることが示される場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させると判断し、
    前記記憶された診断結果情報により、前記第1の階床に着床した際の着床状態と前記第2の階床に着床した際の着床状態とのうちの少なくとも一方が良好でないことが示される場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させないと判断することを特徴とする、エレベータシステム。
  2. 前記診断結果情報は、前記エレベータが各階床に着床した際の着床状態として、前記エレベータの床面と各階床の乗場の床面との間の段差の高さを示し、
    前記管理手段は、
    前記第1の階床に対応する診断結果情報に基づいて、前記エレベータが前記第1の階床に着床した際の前記エレベータの床面と、前記第1の階床の乗場の床面との間の第1の段差の高さが予め決められた第1閾値以上であるか否かを確認し、
    前記第2の階床に対応する診断結果情報に基づいて、前記エレベータが前記第2の階床に着床した際の前記エレベータの床面と、前記第2の階床の乗場の床面との間の第2の段差の高さが前記第1閾値以上であるか否かを確認し、
    前記第1の段差の高さと前記第2の段差の高さとが共に前記第1閾値未満であることが確認された場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させると判断し、
    前記第1の段差の高さと前記第2の段差の高さとのうちの少なくとも一方が前記第1閾値以上であることが確認された場合、前記受信された移動要求に前記エレベータを応答させないと判断することを特徴とする、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  3. 前記第1閾値は、前記移動体が乗降できない段差の高さに設定されることを特徴とする、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  4. 前記移動体は、
    受信した応答可否通知の内容が前記移動要求に応答可能な旨を示す場合、現在位置から前記エレベータが到着する前記第1の階床の乗場まで移動し、
    受信した応答可否通知の内容が前記移動要求に応答できない旨を示す場合、前記現在位置に待機することを特徴とする、
    請求項または請求項に記載のエレベータシステム。
  5. 前記移動体は、
    前記第1の段差と前記第2の段差とが乗降可能な高さの段差であるか否かを判断し、
    前記第1の段差を、乗降できない高さの段差であると判断した場合、前記移動要求に応答して前記第1の階床に到着したエレベータに乗車せず、
    前記第2の段差を、乗降できない高さの段差であると判断した場合、前記移動要求に応答して前記第1の階床に到着したエレベータであって、前記第1の階床から前記第2の階床まで乗車して移動したエレベータから降車しないことを特徴とする、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記移動体は、
    前記第1の段差の高さと前記第2の段差の高さとが予め決められた第2閾値以上であるか否かを判断し、
    前記第1の段差の高さが前記第2閾値以上である場合、前記第1の段差を、乗降できない高さの段差であると判断し、
    前記第2の段差の高さが前記第2閾値以上である場合、前記第2の段差を、乗降できない高さの段差であると判断することを特徴とする、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  7. 前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さい値に設定されることを特徴とする、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  8. 前記送信手段は、
    前記応答可否通知の内容が前記移動要求に応答できない旨を示す場合、当該応答可否通知を前記遠隔監視システムにも送信し、前記遠隔監視システムの監視員に対して、前記建物への保守員の派遣を促すことを特徴とする、
    請求項または請求項に記載のエレベータシステム。
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